晴耕雨マンガ

2月は『トクサツガガガ』と『はじめアルゴリズム』。

ハルタ vol.46の感想




ハルタ第46号の感想です。



・表紙&カバーストーリー
志岐佳衣子先生が担当。小さな男の子と女の子×料理のコラボレーションを、絵日記風に。という内容。やっぱりハクミコと比較してしまう。

・ミギとダリ/佐野菜見
新連載。子供に恵まれなかった老夫婦が、秘鳥という養子をとることに。しかし、秘鳥の正体はミギとダリという双子で、巧みに入れ替わりながら夫婦の相手をする。2人にはどんな考えがあって、こんなことをしているのか? 「そんな…ジャンバラヤ…」「うっかりハチべぇなコウノトリ」など、言葉選びのセンスも相変わらず。毎号連載です。

・不死の猟犬/八十八良
第41話。新章は、若林の弟・雄貴がメイン。イジメなど同世代のやる事に辟易していた彼の唯一の楽しみは、図書館にいる久我カオリさんのことを遠くから見守ることだった。しかし気づかれてしまい、はからずも彼女の本性を知ることになる。言動的にママ側に近い考え方の持ち主なのかな。あと、イジメで腹を避けて顔を狙うという描写が、面白い。

・ヒナまつり/大武政夫
第68話。2本立ての1本目。ついに邪道会の関東進出が本格的に。ここで、王道会代表として芦川組が立ち上がることになる。場所を決めて正々堂々と勝負することになるのだが、実際はヒナとハルに操られたヤクザ達の空中人形バトルといった感じ。数十人ヤクザがいてドスを持っているのが内藤だけというのは……。そしてハルの目的が『ロックージョン』を実現させることだと判明。そんな重要なことだったの!?

・北北西に曇と往け/入江亜季
第15話。今回も、清のアイスランド観光編。今回はシンクヴェトリル国立公園に行き“地球の裂け目”を観る。この場所のことは知っていたが、このプレートがまさか日本にまで届いているとは思わなかった。そろそろ三知嵩の話に戻ってもらいたいところ。

・ヴラド・ドラクラ/大窪晶与
第2話。ある貴族が亡くなる。後任には嫡男のイオンが指名されるが、葬式であったヴラドに無礼な対応をする。一方、出家しているものの次男のコンスタンティンの人柄は優れたものだった。感情を表に出さず淡々としていながらも、着実に計画を進めていくヴラドが、ちょっと怖ろしい。これで、有力な手駒第1号を手に入れたということか。

・乙嫁語り/森薫
第38話(通算64話目)。カルルクが、はじめて鷹狩りで獲物を仕留める。雪原に晴天というのは、マンガに限らず意外と珍しい風景描写だと思う。それから、ジョルクが語る『自分たちが結婚できない理由』が、ちょっと切なかった。あの戦いがなかったら、もっと違う形でカルルクたちとも交流できていたんだろうな。そろそろ、次の乙嫁が登場するかな。

・彼女はお義父さん/川田大智
第2話。スマホで撮った動画で、佐倉さんとお義父さんに2人に起こった現象を説明する。さらに佐倉家に小野君の両親も招き、これからの対策会議が行われる。ひとまず小野君は佐倉家で生活を共にすることになるのだが……。しかし、どこでも肌が触れれば変身してしまうというのは、ハプニングの可能性が常につきまとうな。

・カニメガ大接戦!/なかま亜咲
いくつもの雑誌を渡り歩き、未完になっていた幻の作品が連載スタート。というわけで、第15&16話の2本立て。いきなりクライマックスというか、カニメガ先輩と小五郎がペンコマを倒し、ペンギン番長のところにたどり着く。そして、はやくも次回が最終回です。

・欅姉妹の四季/大槻一翔
第5話。瞳が、ビキニを着て男(手芸部の先輩)と海に行くということを知り、怒り心頭のいずみは瞳の持ち物を隠してしまう。朱美も同調するが、この混乱を長女の睦実がおさめる。なんか、2~3話登場しないうちに少しサイズダウンした感じがするが、肝っ玉の大きさは相変わらずという感じか。

・ニコラのおゆるり魔界紀行/宮永麻也
第3話。金持ち相手の商談に乗り気のサイモン。そのあいだ、ニコラは歳の近いロゼッタと遊ぶことに。最初はいろいろとチグハグさが目立っていたが、魔法の練習を始めてからは意気投合する。ニコラの出生の秘密みたいなものも、そのうち明かされることがあるんだろうか?

・なに降る日/紙島育
読み切り。留守番中、雨が降って憂鬱なお父さん。子供に呼んで聞かせた絵本ではアメ(飴)が降り、友人からの電話では花びらが舞い散る様子が伝えられる。何かが『降る』様子を集めた、とてもレベルの高い内容。

・星明りグラフィクス/山本和音
第7話。吉持のアパートで火事が発生。部屋自体に被害はなかったが、しばらくは立ち入り禁止になってしまった吉持は、明里ちゃんの家に転がり込むことになる。それなりに片付いていても、やっぱり吉持にとっては汚れているのと同じ。明里ちゃんの外出中に勝手に業者を呼び掃除してしまう。明里ちゃんは「一番大切な友人」と言っているけど、実際のところ損得抜きだとどう考えているんだろう?

・丁寧に恋して/サワミソノ
第5話。丁寧の祖母(姥姥)の誕生パーティーが開かれる。話の本筋は、従姉弟にあたる佐久間翔君の丁寧への恋心といったところ。丁寧の母親の妹は、日本人と結婚したわけか。

・今日のちょーか!/戎島実里
第6話。本格的な磯釣りに挑戦。渚ちゃんがイガミという魚を釣る。偏光レンズって、単にまぶしさを抑えるためだけの物じゃなかったんだな。あと、三日月先生は道具を持っていたとはいえ、ちょっと疲れ過ぎじゃないですかね。

・忍ぶな!チヨちゃん/設楽清人
第5話。電話を使って告白することにしたチヨ代。まずは、ワタル殿の電話番号を調べようとする。下僕の雀・チュン吉のキャラも良かったし、チヨ代のメカ音痴っぷりも面白かった。あきらめるまで、何回くらいコールし続けたんだろ?

・ヒナまつり/大武政夫
第69話。2本立ての2本目。未だにヒナとの距離を縮められない仁志。恋愛相談を聞いてもらっている相沢さんに、無駄なイケメン無双乱舞を披露することになる。っていうか、どっちかっていうと瞳に相談した方が、可能性が高くならないだろうか?

・ダンジョン飯/九井諒子
第36話。集まった3パーティー。シュロー側近のマイヅルの仕切りで、料理が作られることに。マルシルら魔術師チームは結界を張り、ライオスはシュローとカブルーに経緯を説明することに。そして、黒魔術を使ったことを知ったシュローが怒りの刃をライオスに向ける。しかし、衝撃的なのはラストのファリンの姿。キメラ化してるじゃないですか……。

・公安部特異人種課56/菊池まりこ
第11話。精神干渉する曲を特定。そのアイドルグループのライブに行き、能力者を捜しだそうとする。要は「見つけたぞ」と言うが、素直に『犯人を』ということなのか、それ以上の意味があるのか気になるところ。

・ルドルフ・ターキー/長蔵ヒロコ
第48話。戦いが終わり、入院中のルドルフ。病室でステーキを食べたりしているが、これでも大人しい方か。エグマも意識を取り戻し、本当の意味で一件落着か。そして、ある女性と会話したラパン姉さんが、ルドルフのお見舞いに訪れる。ここの関係をハッキリさせて終わりという感じかな。

・くらげの星/二宮香乃
読み切り。水中ではなく空を飛ぶクラゲが、生活の様々な部分と結びついている惑星ヨム。地球から学術調査に来た傘原さんの視点を通じて、その様子を紹介していく。これまで作者が発表してきた作品とは違ってギャグの要素が薄く、クラゲの生態描写や現地ガイドのテラとの交流に内容の多くが割かれている。550~551Pの背景が変わる2ページの演出が良い。

・ひつじがいっぴき/高江洲弥
第4話。夢の中の世界に入ってきたアラコータを、なんとか追い出すことに成功した怜夢。しかし、うっかり「塾の前」と口にしてしまったことから、現実世界での居場所を特定されてしまう。怜夢は夢の中にこもろうとするが、そうもいかず……。夢の世界を乗っ取られる感じになるのかな?

・まだ見ぬ春の迎えかた/井上きぬ
第4話。時間が巻き戻り、修ちゃんが留学に行く当日の話。高校受験に失敗したので見送りに行けないという舞ちゃんを、なんとか連れて行こうとするつづみ。ここで抜け駆けしないというのが、ヒロインたる所以か。これで、つづみのまわりの状況が整理されてスッキリした。

・サーカスの娘オルガ/山本ルンルン
第8話。レオから、いっしょに組んで新しい演目をやる事を提案されたオルガ。しかし、三拍子のリズムを体に刻むことばかりを求められ、肝心の内容についてはまったく教えてもらえなかった。オルガ当人はやってられない気持ちだろうが、読者視点からすると邪魔な人を上手く遠ざけるレオ、マジイケメンという感じ。2人の演目も大成功に終わる。ここからスターになり、ユーリィにも注目され…みたいな感じかな。

・ハクメイとミコチ/樫木祐人
第46話。センが道を尋ねようと入ったバーは、コンジュの行きつけの店だった。好対照な2人の酒の飲み方や、バーテンダーを含めた会話のやりとりが良かった。ハクメイとミコチがいない分、大人のムードがあった。

・B/W /渡邉紗代
第6話。稼いだ大金入りのアタッシュケースを、ビルの屋上から落としてしまったバービー。路地裏の高い柵をよじ登って回収に向かおうとするが……。何としてもジョイに「あーん」しようとする貂貂といい、コメディ要素の強い内容。

・都々逸/大江亜久利
読み切り。日本人記者のヤシマは、九龍城の現状を伝えようと取材に訪れる。最初は住民に敵視されていたが、ミス・クーロンと呼ばれる少女と出会ったことで、少しずつ考え方も変わっていく。ミス・クーロンになにかファンタジー設定があるわけでなかったし、タイトルの意味もよく分からなかった。

・真昼の百鬼夜行/比嘉史果
第8話。死にゆく父親を看取る準備をする、2人の姉妹と1匹の猫又。枕元に正座している初登場のインパクトも大きいし、姉妹が普通に兄として接しているのも面白い。それでも『もう一回撫でてほしい』という気持ちからの行動に、いろいろと切ない気持ちにさせられる。

・A子さんの恋人/近藤聡乃
第34話。前回、I子に言われたことが、地味にダメージとなっていたA子さん。1年前、アメリカでA君の誕生日を祝った時のことを思い出す。そして、今年の誕生プレゼントを探しに行く。まだまだA子さんの中の問題は解決しそうにないな。

・ネコと鴎の王冠/中村哲也
第11話。クリスマス市の花形『クリストキント』の役をやることになったアンナ。今回は、商工会から依頼され引き受けるまでが描かれる。次回は祭り本番とのことなので、たくさんビールが振る舞われることになりそう。

・ふしぎの国のバード/佐々大河
第19話。山形編。これまでの村と違って、山形は大都市。住民の衣服も建物も西洋化が進んでいる。しかし、全員がそれを受けて入れているワケでもなく……という内容。いつもと違って、袴姿の伊藤がなんだかカッコ良かった。しかし、バードさんの背中のケガは深刻な物になりそう。

・マシュマロメリケンサック/浜田咲良
第6話。番長になった火野に、思いやりを持った行動を要請する薬島。しかし、やっていることは『ケンカ両成敗』という名目の暴力だった。薬島は止めようとするが、この学校ではそっちの方がうまく回るのも事実だった。っていうか、今後はどうやって話を展開させていくのか? 上級生との抗争か?

・5分間の悪夢/浅井海奈
読み切り。空き巣のオカダが、ある家に侵入。しかし、家主の戸建はわざと空き巣を誘い込み、仕掛けられた様々なトラップで殺すことを趣味にしているサイコ野郎だった。「そんな広大な地下施設」とも思ったが、建築士だからそういうのも可能なのか。

・ゲス、騎乗前/西公平
最終話。レース終了後の、三田らとのやり取り。それから、約束通り実家に顔を出す。ちょっとホロリとさせるのかと思いきや、最後まで牧らしい行動だった。単行本は11月に発売予定。けっこう間があくんだな。

・予告
次号は合併号なので連載陣は全員集合。柴田康平の短期連載、緒方波子の新連載が始まるほか、高橋拡那、得津宏太の読み切りも載ります。











テーマ:漫画の感想 - ジャンル:アニメ・コミック

  1. 2017/07/17(月) 14:26:53|
  2. ハルタ 31号~
  3. | コメント:2

ハルタ vol.45の感想



ハルタ第45号の感想です。冨明仁先生の素描集が付録に。



・表紙
山本和音先生が担当。桶を持つ女性の手が木になっています。いつもとは違う手触りの良い紙が使われています。

・ストラヴァガンツァ~異彩の姫~/冨明仁
最終話。冒頭5ページがカラーという特別構成。前回より数年が経過。ミテラは未だ復興の途中ながらも、アールヴが学校の先生をしていたり、宝石店でポックルが働いていたり、クロードがビビアンの侍女をしていたりと、他種族が協力し合っている様子が描かれる。そして、ルバの結婚式が盛大に行われる。今後は、番外編の連載が始まるようです。

・雨は止んだか/山本和音
表紙との連動ストーリー。大雨の降るなか巨大樹木の上にある家で暮らすウィチタ(表紙の娘)に、何度も『雨は止んだか』と問いかける声が。その主は……。なかなか想像が広がるシチュエーション。

・彼女はお義父さん/川田大智
新連載。つき合いたての小野君と佐倉さんは、縁結びの神社へ。過保護な佐倉さんの父親は、わずかな情報から先回りし娘を連れ帰ろうとする。そのとき佐倉さんが体勢を崩し、3人とも崖下へ落下してしまう。タイトル的に佐倉さんとお父さんの身体が入れ替わるのかと思いきや……。いろいろとややこしいな。毎号連載。

・ダンジョン飯/九井諒子
第35話。チルチャックが、迷宮の変化の法則を発見。無事に上の階につながる階段にたどり着く。そこで力をつけるために、コカトリスの親子丼のような物を食べる。しかし、迷宮の壊れた部分を修復するという『ダンジョン・クリーナー』という生物は、斬新な設定だと思った。他のファンタジー作品にも登場しているのかな? そして、食事中にシュローの和風パーティとカブルーらと顔を合わせる。一触即発かな?

・燕のはさみ/松本水星
第7話。燕と因縁のある子供たちが、大挙して店に乱入。ドッタンバッタン大騒ぎする。でも話の本質は、いつのまにか大きくなっている子供たちの成長。燕のほうも負けていられないな。

・東京城址女子高生/山田果苗
新連載。主人公の広瀬あゆりは、ふとしたことから知り合った持田美音に連れられて、世田谷城址を訪ねることになる。城主の吉良頼康の逸話と、あゆりの現状を重ね合わせる構成が見事だった。これは今後も期待大だけど、東京にそんなに城址があるのか? 隔号連載です。

・北北西に曇と往け/入江亜季
第14話。引き続き、清のアイスランド観光編。今回はレイキャビック近郊のスポットを回り、巨大な滝と間欠泉を見る。普通滝に落ちたら溺れて死ぬと思いそうなところを「質量で潰されそう」と清が感じるのが、らしいと思った。

・不死の猟犬/八十八良
第40話。リンによるこの世界の『システム』についての説明。重さんの時のような直感がなかったと思うし、もしかしたら若林と池上さんもRDS化している懸念があるワケか。そして、UNDOがシステム側。ママたちが反逆側ということも明示される。剣崎たちは、ここからどういう行動を起こすのか?

・∴の窓/佐藤春美
読み切り。元保健所職員の周は、仕事を辞める時に捨て天使の∴(ユエニ)を保護し一緒に暮らすことに。ある日、思い切って外に連れ出してみる。2人の絆の物語としては悪くないと思うが、捨て天使や∴の特徴的な名前などが生かされなかった設定が多かった印象。

・ひつじがいっぴき/高江洲弥
第3話。無事、クモンスターを夢の世界から排除できたお礼を、アラコータに言おうとする怜夢。しかし康汰のほうは、怜夢へのリベンジ?を誓っていた。今回、康汰の兄が初登場したが、ダジャレまみれのセリフのリズムがとても良い。

・星明りグラフィクス/山本和音
第6話。“ライバル”黒沢と出会ったことで火がついた吉持は、勢いで同じクラスの男子3人と組んで学祭に出展することに。最初は(物理的に)距離を取っていた吉持だが、次第に打ち解けていく。これが、明里ちゃんは面白くなかった。そこで打った手は……。こういう美術系のドロドロを、この作品には求めています。

・昴とスーさん/高橋那津子
第6話。身体が小さくなる前のスーさんは、コックとして働いていた。そして、澪とのデート中に濃霧が発生し、子どもになってしまった経緯が描かれる。現在の2人も同じ場所に行き、その時の行動を再現するのだが……。これで手がかりはなくなってしまったわけだし、今後どうしていくのか。

・公安部特異人種課56/菊池まりこ
第10話。仕事帰りに居酒屋に寄った常田&要。しかし、要の年齢が『書類上23歳』ってことは、幼少時にも深い闇がありそう。そして、店内に流されているBGMに異変を感じる。曲に精神干渉の能力を込めたとなると、かなり強力な使い手っぽい。

・欅姉妹の四季/大槻一翔
第4話。雨が降っているので外に出ることができず、ストレスのたまるいずみ。朱美の本を奪って、追いかけっこを始める。性格が正反対でこの2人が描きやすいのは分かるのだが、睦実と瞳にも出番が欲しいところ。

・乙嫁語り/森薫
第37話(通算63話目)。今回は、鷹狩りに注目した特別編。幼鳥のころに捕まえ狩りの仕方を教え込み、そして山へ返すまでが描かれる。個人的には、389Pの虫を目で追っているコマが素晴らしいと思う。

・丁寧に恋して/サワミソノ
第4話。修学旅行まで、あと2週間。台湾に行けることになった丁寧のために、飛行機の席替えが行なわれることに。同じ空間にいようとする永松のいじらしさが何だか良かった。あと、豊田先生は目のクマが深くなって、なんだか怖くなった。

・そろりちゃんには霊感がない/原鮎美
読み切り。幽霊が視えることに悩んでいる山田さん。霊感の全くない そろりちゃんと一緒にお化け屋敷に入ることに。黒髪ショート×黒タイツ×元気娘のそろりちゃんのキャラがいいし、幽霊を含めた3人の身体が入れ替わってしまう中盤のドタバタ具合も面白かった。また何か連載していただきたいところ。

・ハクメイとミコチ/樫木祐人
第45話。カヌレ作りの名人ケイトが、ある日、姉のスズミの店に商品を卸すのをやめてしまう。ハクメイとミコチは、再びカヌレ作りを再開してもらうよう説得することになる。姉弟でありながら商売相手でもあるという、微妙な距離感が良かった。でもケイトは男なのに、なんでこの名前なんだろう?

・青武高校あおぞら弓道部/嵐田佐和子
第5話。先生の策略もあり、弓道の新人戦を観ることになった和馬と日比野さん。最初は「的当てゲーム」と興味のなかった和馬だったが……。正しく弓を引けば矢は自然と的に当たるという考え方が、なかなか衝撃的だった。和馬はスポーツというよりも武道としての弓を極めたいわけか。しかし、試合後に悔しがる選手たちを見て考えが変わった様子。でも、レギュレーション的にあと2人必要なわけか。

・忍ぶな!チヨちゃん/設楽清人
第5話。忍びの掟として、一般男性との恋愛はご法度。ワタル殿のためにミサンガを作るチヨちゃんを、父親の源三が妨害する。親子忍術合戦という趣で面白かったが、チヨちゃんが朝の4時に「もうすぐ学校がはじまってしまう」と言っているのが、何気にクレージーだと思う。

・ヒナまつり/大武政夫
第67話。アンズが趣味として絵を始める。出来は子供レベルなのだが、彼女のまわりには悲しいかなイエスマンしかいないのだった。お通夜ムードの打ち上げ会場も面白かったが、新田が殴られているのにそれを黙って見ているサブも、なかなかクレージーだと思う。

・ふぉーちゅんスタンプ/上瀬達也
読み切り。田舎の貧乏教会の修道女が、ゴミ拾いの途中でビンに入った大量の切手を見つける。それは希少価値のあるモノばかりで、窃盗されたあと行方が分からなくなったものだということが分かる。仲間の修道女とともに、どうするかでドッタンバッタン大騒ぎする。絵柄が80年代っぽいのは個人的には問題なかったが、やや線が荒くなる箇所があるのと、4人目(修道女たちは若草物語と同じ名前)はストーリー的にいなくても大丈夫だったんじゃ?というのが気になった。

・今日のちょーか!/戎島実里
第5話。今回は、釣具屋訪問。渚ちゃんの過去とか夢とかが、ちょっと明かされる。渚ちゃんが和歌山県の場所を示すポーズがカワイイのだが、これ実際の場所そのままだな。釣具屋エビスもそのままあるし。作者の地元かな?

・A子さんの恋人/近藤聡乃
第33話。I子3部作3話目。A子宅に乗り込み、いろいろとブチまける。恋のライバル同士のギスギスした感じも、「ひと言」にまつわるセリフ回しも良かった。それから、今回は山田の株が爆上げだな。今号のMVP。

・ルドルフ・ターキー/長蔵ヒロコ
第47話。ギル・ゴートの本当の目的は、ルドルフが自分を撃つように仕向けること = 殺人を犯させ市長になれなくすることだった。いろいろと歪んだ考え方だな。これで話の大枠は片付いたかな。後はエピローグというところか。

・Sleeping Beauty/福田星良
読み切り。学校の帰り道。バラに囲まれた東屋で眠る美男子を発見したメガネ女子は……。8ページなので、ちょっと物足りない感じ。

・B/W /渡邉紗代
第5話。二日酔いで調子の出ないバービーに変わり、ジョイが闘蟋で結果を出す。これに貂貂とセンセイを加えた4人で、チーム結成となる様子。アオリで先生も悪童扱いされているけど、それでいいのか?

・ゲス、騎乗前/西公平
第23話。GⅠ朝日杯が発走。大逃げの馬にレースが乱されるものの、しっかりと実力の違いを見せつけて、チンコンが勝利する。そしてインタビューで……。次回が最終回とのこと。観戦に来ている?家族にどう出るか。

・ネコと鴎の王冠/中村哲也
第10話。今回は、ドイツのビール造りにおける徒弟制度とマイスターへの道を解説。改めて玖郎が目指す場所が説明される。親方の言葉が、とにかく頼もしかった。

・碧いホルスの瞳 -男装の女王の物語-/犬童千絵
第16話。夜な夜な聞こえてくる美しい歌声に、王宮の男たちはメロメロ。その声の主と目されるタビアに求婚が相次ぐが……。今回はあまりドロドロとしたものがなく、現代にも置き換えやすい話だったので読みやすかった。

・予告
次号は、まだ見ぬ春の、ドラクラ、バードさん、マシュマロ、百鬼夜行、ニコラが掲載。佐野菜美の新連載、なかま亜咲の短期連載が始まるほか、紙島育、浅井海奈、大上明久利、二宮香乃の読み切りも載ります。









テーマ:漫画の感想 - ジャンル:アニメ・コミック

  1. 2017/06/16(金) 14:48:36|
  2. ハルタ 31号~
  3. | コメント:0

ハルタ vol.44の感想



ハルタ第44号の感想です。今号でも森薫先生のラフスケッチ集が付録に。



・表紙&カバー・ストーリー
犬童千絵先生が担当。いまは『アメリカ・インディアン』という呼び方があるのですね。

・ダンジョン飯/九井諒子
第34話。いまだに変化を続ける迷宮のチェックに行ったライオス以外の3人。そこでコカトリスと遭遇してしまう。バジリスクときの教訓を生かして戦うものの、マルシルが噛まれて石化してしまう。爆炎を背負っての名乗りも良かったけど、不自然な姿勢で固まってしまったマルシルを安定させるためとはいえ、漬物石代わりにするとは。…テンションが高くて面白すぎる。

・ヴラド・ドラクラ/大窪晶与
新連載。ドラキュラのモデルになったと言われるワラキア公国公主ヴラドⅢ世を主人公にした歴史もの。ハンガリー王国とオスマン帝国にはさまれた地理的な背景、貴族たちが政治の実権を握っていることなどが語られる。そのなかでヴラドは繊細な立ち回りを演じ、国のために尽くす。理知的で控えめな印象のあるヴラドが、どうして“串刺し公”と呼ばれることになったのか? 隔号連載です。

・丁寧に恋して/サワミソノ
第3話。今回は、台湾にいる丁寧の親友・李麗(リリィ)の話。恋人の志龍(ジーロン)にピアスを開けてもらう様子が描かれる。丁寧・永松・豊田先生の三角関係に加えて、丁寧・李麗・志龍の三角関係もある。みたいなことになりそう。

・乙嫁語り/森薫
第36話(通算62話目)。今回は、カルルクが狩りに使う鷹の調教に挑戦する。どうやら、今はカルルクの『男修行』シリーズとのこと。ということは、ひとりだけで大きな獲物を仕留める。みたいな、イベントをこなさないとならなくなりそう。

・今日のちょーか!/戎島実里
第4話。渚ちゃんを釣り部に引き込むための、接待釣りが行なわれる。『釣り 味の素』で検索したら、本当にそういう方法があるんだな。さすがにしょう油とかはないみたいだけど。

・忍ぶな!チヨちゃん/設楽清人
第4話。秘伝の色香の書を使って外見を劇的に変化させたものの、当のタマミにワタル殿に告白する勇気は……。今回は、ナイスな女同士の友情物語という感じ。しかし、チヨ代はいつからワタル殿のことが好きなんだ?

・星明りグラフィクス/山本和音
第5話。自分の知らないところで出品された、校内コンペで佳作に入った吉持。ふとしたことから、同コンペでグランプリを取った黒沢君の課題を手伝うことになる。吉持がその才能に嫉妬したということは、かなりのレベルの人なんだろうけど、周囲に対するあたりの強さとかが、妙にリアル。

・ニコラのおゆるり魔界紀行/宮永麻也
第2話。バルに入ったものの、魔界では食べられるものが少ないニコラ。さまざまな種類の魔族の特徴を紹介しつつ、童話的というか教訓めいたオチをつけるというレベルの高い構成。

・LITTLE MAFIA/大上明久利
読み切り。ガンマンやカウボーイが必要なくなったアメリカ西部。賞金稼ぎとして育てられたテレサは街に出るものの、盗みにあったり仕事も見つけられず、上手くいかない事ばかり。大事な服を盗んだドロボーと再会したところから、一気に物語が好転していく場面は爽快感が高かった。芸は身を助けるってことか。ぜひとも続編が読んでみたいところ。

・不死の猟犬/八十八良
第39話。まず、日常を取り戻した針魚と魚鷹の会話。2人はコンビを解消することを決める。魚鷹はともかく、針魚のほうは物語的にも退場かな。そして、風鈴からの情報提供。麻理絵さんがRDSで死んだのは“本来結ばれるはずだった”男性がRDSになったために感染したのだという。つまり、この世界では結婚相手やいつ死ぬかといったことが、あらかじめ決められているのだという。解明編のスタートということか。

・公安部特異人種課56/菊池まりこ
第9話。須丸を確保し、あとは脱出というところで、組織犯罪対策課のガサ入れが始まってしまう。要&常田は美月の指示に従い屋上へと逃げる。今回は、影のつけ方や表情など、かなり絵柄を変えてきた印象。

・ひつじがいっぴき/高江洲弥
第2話。想像力の限界もあり、怜夢が生み出したアラコータではクモンスターに勝てず。そこで、本物の荒康汰の夢に行き、助けを求めることに。無事にクモンスターを撃退したが……。これで一件落着というワケではないんだろうし、次に再会したときに問題が起きそう。

・今日の柳子ちゃん/進美知子
第2話。ママにかまってほしくて、大暴れの柳子ちゃん。不定期で8ページは、やっぱり短いな。もっとコンスタントに載ってほしい。

・ヒナまつり/大武政夫
第66話。ヒナのごく普通の一日に密着する。着替えのパートと、上級生ヤンキーにあいさつされるパートが面白かった。

・欅姉妹の四季/大槻一翔
第3話。映画に行く予定の朱美といずみ。しかし、朱美の服はことごとく胸の部分がきつくなっているのだった。今回は、四女・瞳の出番がナシ。次回も朱美&いずみの話ということなので、基本的にこの2人を中心に展開していくことになりそう。

・北北西に曇と往け/入江亜季
第13話。慧が清を案内する形で、レイキャビックの名所案内やアイスランドの気候紹介という内容。清が撮った住人の中に、乱っぽい子がいたのは、ファンサービスか。

・A子さんの恋人/近藤聡乃
第32話。I子3部作2話目。K子宅に討ち入りに来たI子が、A太郎の後を追いフラれた顛末を涙ながらに語る。なにげに、話が終わるまで外で待っていたA太郎のお隣さんが偉いと思う。そして、I子はK子の家に来る前に、A子の家にも言っていたのだという。どんな話をしていたのか?

・真昼の百鬼夜行/比嘉史果
第7話。周囲から変わり者と敬遠されている黒崎実梨さんの唯一の友達は、狸の源太。2人でゴミをあさったり木の実を採ったりする。しかし別れの時が……。これは、大人になってからの続編を読んでみたい。

・ふしぎの国のバード/佐々大河
第18話。越後街道編。新潟を出発したバードさんは、牛に乗って東北を北上する。山中で出会った歩荷(大きな荷物を運ぶ仕事)の おゆう さんとの文字を介したコミュニケーションが良かった。しかし、バードさんは古傷のある背中を痛めつつある様子。旅の障害にならないといいけど。

・ハクメイとミコチ/樫木祐人
第44話。32話に登場した司書さんが再登場。ヒガキやジャダらに翻弄され、仕事がうまくいかない。しかし、閉館間際に現れたのは……。この人、一生ハクメイに負け続けそう。

・まだ見ぬ春の迎えかた/井上きぬ
第3話。掃除中に見つかったカセットテープ。そこに録音されていたのは、幼いころの修ちゃんが引いたバイオリンの演奏だった。どうやら修ちゃんは、音楽留学をしている様子。つづみと舞ちゃんは、修ちゃんの姉が働くカフェでバイトすることになる。

・ゲス、騎乗前/西公平
第22話。GⅢを目指すという方針を覆させるため、2レース目も圧勝した牧&ミタマノチンコン。しかし、三田がレース直後に告白し玉砕してしまう……。玉野ちゃんに対する牧の説教が気持ち良かった。なんか、作者自身いろいろ溜まっているものがあったのかな。次は、GⅠレース。

・蕾と青嵐/黒川裕美
読み切り。街で人気のイケメン郵便配達員の小野瀬さん。そんな彼に、ただひとり無愛想な対応をする剣道少女がいた。小野瀬は、なんとか笑顔を見ようとするが……。全体的な雰囲気はいいものの、終わり方が少し唐突過ぎる気がする。

・ネコと鴎の王冠/中村哲也
第9話。ドイツの民族衣装・ディアンドルをテーマにした、変則4コマ構成。クリスマス市で着る衣装を決めるため、女子会が行われる。作者はバニー好きだけど、新たな萌え属性を発見した様子。

・ルドルフ・ターキー/長蔵ヒロコ
第46話。ギル・ゴートの指示で、ゴンドランドは無法地帯に。しかし、モモコやペイルらの活躍で事態を治めていく。そして、エグマリヌは再びルドルフのもとに戻ろうとするが……。アオリでは『修羅場』と書かれているが、それ以上の激しい展開になりそう。

・サーカスの娘オルガ/山本ルンルン
第7話。サーカスの女の子、ラウラとポリーナからイジメを受けるオルガ。ついにはブチギレてサーカスを抜けることを考える。それを止めたのはレオ。オルガに何をさせようというのか? あとターニャが、いつのまにか貴婦人キャラになっている。

・B/W /渡邉紗代
第4話。高級スーツを仕立てる様子を皮切りに、バービーが関わる女性をオトしていく様子が描かれる。そして、クラブのオーナーであることも明らかになる。ギャンブルものかと思っていたけど、どういう路線に行くのか分からなくなってきた。

・マシュマロメリケンサック/浜田咲良
第5話。いよいよ決勝戦。G組の頭・窪塚は、残虐性を持った暴力の固まりのようなヤツだった。薬島は、いつものようにあきらめないどころか、自らの手で自分の奥歯を抜き、窪塚を降参させる。これで1年トーナメントは終わったわけだけど、ともに非暴力に屈する形になった火野と窪塚は、どういう行動に出るのか?

・ぽんたとそのた/中河星良
読み切り。40、42号に続き3度目の登場。隔号連載なの? 今回は、散歩中に置き去りにされたぽんたが、自力で家に帰る。ジョギングをしている男性が、高橋留美子キャラ過ぎると思う。

・モテ孝/緒方波子
最終回。牛田さんとデートを重ねて、パークハイアットのバーでの変則的な告白から、無事に恋人を作ることに成功する。この連載、まさかハッピーエンドになるとは。おめでとう波ちゃん。事後報告もお願いします。

・予告
次号は、弓道部、ホルスの瞳、スーさん、ストラヴァガンツァ、燕のはさみが掲載。川田大智と山田果苗の新連載が始まるほか、上瀬達也と佐藤春美の読み切りも載ります。









テーマ:漫画の感想 - ジャンル:アニメ・コミック

  1. 2017/05/17(水) 18:21:22|
  2. ハルタ 31号~
  3. | コメント:4

ハルタ vol.43の感想




ハルタ第43号の感想です。森薫先生のラフスケッチ集が付録に。



・表紙&カバー・ストーリー
福島聡先生が担当。若い男女が、突如姿を現したロボットに乗ってみる。「ロボットは悪だ」と言う、2人にアドバイスをする『ワイズマン』という謎生物がいるのだが、こいつのほうがクリーチャー感があって悪っぽい。

・乙嫁語り/森薫
第35話(通算61話目)。連載再開。カルルクはアゼルらのところで、住み込みで弓を習うことに。義理の兄弟2人の微妙な関係性のやり取りが良かった。この物語にはめずらしい男同士の話。

・北北西に曇と往け/入江亜季
第12話。慧の友人、清がアイスランドに。かなりの頭の良さを持っており、慧が日本にいたころは組んで探偵をしていた様子。かつてのパートナーを呼んで、三知嵩の件を調べようというのか。

・丁寧に恋して/サワミソノ
第2話。修学旅行に行けても、現地でのお小遣いがないのでは?と考えた永松は、テスト対策のために生徒のあいだで流通している丁寧のノートに、お金を入れた封筒を忍ばせておくが……。現状、永松の精神年齢だけが低い感じ。

・ソーニャの鞄屋入門/間間戸淳
読み切り。男勝りな鞄職人・マリアのお店で働く、引っ込み思案な女の子・ソーニャの話。とにかくマリアさんのルックスが大変好みなので、ぜひとも再登場していただきたい。ソーニャの成長した姿も見てみたいし。

・ひつじがいっぴき/高江洲弥
新連載。親は仕事で家を空けることが多く、学校でも上手くいかない怜夢は、夢の世界を創造し、そこでの時間を大切にしていた。しかし、ある日そこにクモ型モンスターが現れる。怜夢は街で見かけた最強ヤンキーを創造し、クモンスターに対抗しようとする。先の展開が読みにくい感じ。毎号連載。

・忍ぶな!チヨちゃん/設楽清人
第3話。ワタル殿の情報を収集している“ワタルメイト”のタマミさんが登場。極秘の巻物『ワタルの書』を見てしまったことから、チヨ代のことをストーカーと誤解してしまう。チヨ代って、普段の喋り方は忍び口調なんだな。

・昴とスーさん/高橋那津子
第5話。数日後、となりの市で濃霧が発生するという天気予報を知ったスーさんは、そこに行くことに。どうやら、身体が小さくなった時と同じシチュエーションを再現しようとしている様子。今回は、その前に澪とのデートの様子が描かれる。ここですんなり体が戻るとは思えないので、逆に澪が子供になってしまうパターンとかありそう。

・欅姉妹の四季/大槻一翔
第2話。今回は、運動大好きでズボラな性格の いずみの豪快な暮らしっぷりが描かれる。玄関開けっ放し服脱ぎっぱなしでも、四女・瞳が手を加えた服だけは……というのが良かった。今回、長女の睦実が登場しなかったけど、なんでだろう?

・今日のちょーか!/戎島実里
第3話。連載化してから、渚ちゃんが初登場。潮香に誘われて釣りをしてみるものの、竿がリーコーダーに釣り糸を結んだだけのものでは……。正式入部は、まだまだ先かな。

・燕のはさみ/松本水星
第6話。意を決し、レオナさんのお店で働き始めた燕。髪を切るだけなら負けてはいないものの、それ以外の部分でまざまざと違いを見せつけられてしまう。そういったこともふくめての、トータルプロデュースみたいなことか。

・ハクメイとミコチ/樫木祐人
第43話。ファッションコンテストに出品することになったミコチ。しかし、あこがれのデザイナー『ナインスネイル』も出場することを知り、決意が揺らいでしまう。感情表現が豊富な作品だけど、ここまで強い『悔しさ』が描かれたのは初めてかな。あと、デザイン案が盛り上がってきたときに「長い棒」を組み入れようとするハクメイがカワイイ。

・星明りグラフィクス/山本和音
第4話。休講で時間を持て余した吉持は、キャンパス内でネコと遭遇。その様子を写真に撮られたりスケッチされたりする。その話を聞いた園部も、同じ様なシチュエーションに遭遇する……。吉持は学食などを使う時用の布を常備しているのか。それから、ネコとじゃれる時に「プチョヘンザー」と言っている吉持がカワイイ。あとは、カメラ男がカミロ・ビジェガスが芝目を読むときのポーズをしているのも面白い。

・ヒナまつり/大武政夫
第65話。関東進出を目論むヤクザ・津田のところには、ハルという4人目のサイキッカーがいた。彼の生活面でのサポートもあり、津田はイケイケ状態に。でも、部下たちには少年愛者だと誤解を受けるのだった……。年齢的にはヒナたちより幼いんだろうけど、能力的には上かもしれないな。アンズあたりは、最近超能力を使っているのか?

・青武高校あおぞら弓道部/嵐田佐和子
第4話。いよいよ日比野さんの練習が始まる。が、いきなり弓を持たせてもらえるわけはなく『射法八節』という基本を教えられる。天草にしても、ひとりでやっているときよりも感じるものは多そう。これ、主役は日比野さんのほうなのかも。

・不死の猟犬/八十八良
第38話。風鈴復活。ママから捨てられたという事実や、剣崎の言葉に一時的に心が乱れるものの、すぐに復活する。枳殻&柊木の援護もあり、どうやらUNDOからの脱出は可能な様子。次回は、麻理恵さんの死の謎が明らかになるのか?

・B/W /渡邉紗代
第3話。中華料理屋の出前に来た貂貂と賭け勝負をするバービー。ただ行われたのは、サイコロの『大小』。コオロギが一匹も出てこなかったけど、問題ないのか?

・モテ孝/緒方波子
第11話。友人・岩井さんも通っている文芸サークルに参加することになった波ちゃん。そこで限りなく理想に近い牛田さんと出会う。意を決してデートに誘ってみようとするものの、まさかメールアドレスが障壁になろうとは……。次回は、初のデート編か?

・ダンジョン飯/九井諒子
第33話。引き続きカブルーたちの話。ライオスたちが死体拾いの一件に関わっているのではと推測し、予想を並べる。当たっているところもあるけど、一方的な思い込みが強い感じなのが気になる。そして、シーサーペントに襲われたところを、東方人の一団に救われる。そのリーダー格の男は、ファリンを捜しているのだという。どんな関係があるんだ?

・公安部特異人種課56/菊池まりこ
第8話。複製能力者の須丸をヤクザの事務所から救出するため、常田と要が潜入する。ビルを攻略していく面白さもあったし、要が挑んだ多重憑依のドキドキ感もあった。次回につづく。

・A子さんの恋人/近藤聡乃
第31話。I子3部作がスタート。大学に入ってから絵に対する情熱が持てなくなり、恋愛方面に逃げていたI子。そのモヤモヤは現在でも解消されることはなく、A太郎の影を求めて、街をさまよう。というところで、谷中銀座にA太郎がいることをSNSで知る。なのに、向かったのはK子の家。その理由はなんだ?

・ゲス、騎乗前/西公平
第21話。牧、半年ぶりの復帰戦は、メビウス2014改めミタマノチンコンのデビュー戦。ブランクに苦しむ牧だったが、ミタマノチンコンの素質だけで圧勝をおさめる。でも、イメチェンした三田さんと記憶を失った玉野ちゃんとの関係は、これからも続きそう。

・ストラヴァガンツァ~異彩の姫~/冨明仁
第二章 第17話(通算36話目)。セポイヤの男たちや黒尾人、ポックルなどの援軍が加わり、戦争はビビアンらの勝利に終わる。王たちは逃げたオルグの対策ため、各部族から精鋭を集めた順警隊の編成を決定する。早速リオとエヌエヌが意気投合したり、ひさしぶりのコメディパートが心地よかった。次回、最終回です。

・ネコと鴎の王冠/中村哲也
第8話。アンナが風邪で倒れてしまう。看病する玖郎と、今後のことを話したりする。今回は幕間の話という感じかな。

・くちなし/柴田康平
読み切り。当たり前にロボットがいる世界の話。あるロボットは夜な夜な家を抜け出し、朝には頭だけで帰ってくるということをくり返していた。ご主人の人間は理由を探ろうとするものの、上手くいかない。ロボットの理由も『時計を売ってクシを…』みたいな感じで良かった。タイトルは、ロボットが話せないことにかかっているのか、花の種類のことなのか?

・ルドルフ・ターキー/長蔵ヒロコ
第45話。あくまでも殺そうとするエグマリヌを、ルドルフは買い戻そうとする。そして、男2人が拳で語り合う。さぁ、ここでエグマリヌは、誰を主人に選ぶのか?

・碧いホルスの瞳 -男装の女王の物語-/犬童千絵
第15話。古都アヴァリスの再興を考えるシェプストだが、神官団の賛同が得られず、上手くはいかない。そんなときウセル(センムト)が帰ってくる。でも、2人の関係は以前のようにはいかず。しかも、武術指南役のソベクが求婚してくる。三角関係になるのか? 王都ってナイル川の上流のほうにあったんだな。

・予告
次号は、まだ見ぬ春、バードさん、マシュマロ、百鬼夜行、ニコラ、柳子ちゃんが掲載。大窪晶与の新連載が始まるほか、黒川裕美と大上明久利の読み切りが載ります。








テーマ:漫画の感想 - ジャンル:アニメ・コミック

  1. 2017/04/17(月) 16:17:17|
  2. ハルタ 31号~
  3. | コメント:0

ハルタ vol.42の感想




ハルタ第42号の感想です。



・表紙&カバー・ストーリー
比嘉史果先生が担当。『好きな人のことを思って飛ばすと気持ちを伝えてくれる』という水月草と、少女の話。花(?)の部分がクラゲのようになっていて、とてもファンタジー感がある。

・丁寧に恋して/サワミソノ
新連載。日本の高校に通う台湾人の丁寧(デインニン)。家が貧しいので、修学旅行(行先は台湾)に参加することはあきらめていた。そのことを知ったクラスメイトの永松は、極秘にお金を用意し丁寧も修学旅行に参加できるようにする。ここまでだと、普通に長松と丁寧の甘酸っぱい青春ラブストーリーになりそうなのだが、永松が用意したお金が3万円足りなかったことに気づいた担任の豊田先生が、事情を中途半端に丁寧に明かす。これは、変わった形の三角関係になりそう。毎号連載。

・北北西に曇と往け/入江亜季
第11話。ジャックの判断で、三知嵩と引き離されてしまった慧は不機嫌に。しかし、ジャックの友人・エイナルの家でたくさんの羊料理を堪能し、機嫌を直す。今回は、羊を中心としたアイスランドのウンチク回といったところ。

・ダンジョン飯/九井諒子
第32話。今回は、あの何回も死ぬ新人パーティーメインの話。地下4階で死んだあと、タンスさんに蘇生される。地上に戻ろうとしたところで、謎の霧に包まれ魚人の群れに囲まれる。こうやってみると、少なくとも褐色トールマンのカブルーは、それなりのレベルがあるんだな。オチのつけ方含め、迷宮のもうひとつの側面を見た感じ。

・ニコラのおゆるり魔界紀行/宮永麻也
新連載。33号に掲載された読み切りが、改題して連載スタート。人間(魔女)だけど魔界で生きるニコラと、行商している悪魔のサイモン。クリンブルクという大きな町に来たが、ニコラが人間とバレてしまい警備隊に追われることに。全体的な雰囲気もいいしニコラの能力の秘密もあり、今後面白くなっていきそう。もうちょっと、旅のメンバーが増えてもいいかも。隔号連載。

・巨人住まいのススメ/中西芙海
読み切り。動く巨人(ゴーレム?)を家代わりに使っている祖父から、譲り受けることになった孫のドロシー。1週間こもりっきりで趣味の絵に没頭していると、巨人のウォルターの外見に大きな変化が……。ドロシーの思い切った解決法も面白かったが、作品の世界観がとても良い。続編の登場に期待です。

・星明りグラフィクス/山本和音
第3話。課題のために、高級カメラが必要な吉持。写真科のバイトを手伝うことになるが……。今回は、バイトの概要を聞いた時のリアクションや、オチのつけ方含めコメディテイストが強かった。もうちょっとドロドロしてもいいのに。

・ヒナまつり/大武政夫
第64話。旦那も娘も外で働いて忙しいので、ひとり孤独な三嶋母。瞳は趣味としてネトゲを勧めるが、それにドハマリしてしまい家庭崩壊の危機に。三嶋父が仕組んだ家族再生ストーリー(茶番)も面白かったが、ヒナってギルマスやってオフ会も開いているのか。どこにそんなコミュ力が。

・忍ぶな!チヨちゃん/設楽清人
第2話。ワタル殿が、美人の花咲さんからお弁当を受け取っている現場を目撃してしまったチヨ代。自分も料理で対抗しようとする。典型的な消し炭ハンバーグが出来上がるが、分身してタネから空気を抜いたり火遁の術で焼いたり、料理過程が面白かった。

・まだ見ぬ春の迎えかた/井上きぬ
第2話。修ちゃんは留学中とのこと。そこで近況報告の写真を舞ちゃんに撮ってもらうことになるのだが、なぜか若妻の演技をすることに。トビラに『男子不在のラブウォーズ』とあるので、今後も修ちゃんは登場せず、つづみと舞ちゃんのやり取りのみが描かれていくのか。

・ハクメイとミコチ/樫木祐人
第42話。屋上で焼いている貝を食べるため、積み木市場を上へ上へと進んでいくハクメイとミコチ。民家や店の中を通っていく迷路的な楽しさと、住民たちの気風が知れる面白い話だった。

・図書室の君/黒川裕美
読み切り。見た目も性格も男っぽいが、いつも図書室で小説を読んでいる山野さん。そんな彼女のことが気になる、図書委員の伊豆さん。山野さんはいつも裸足でいて、ラストで伊豆も裸足になるという演出が良い。レベルの高いガール・ミーツ・ガールだと思う。

・欅姉妹の四季/大槻一翔
新連載。趣味も性格もバラバラの四姉妹を中心にしたファミリーコメディ。今回は、読書好きの次女・朱美が本に集中できる環境を求めて、家の中をウロウロする。家族テーマの作品は、ハルタ的に鬼門のイメージがあるので、頑張っていただきたいところ。お隣さんがいい味を出しそう。毎号連載。

・A子さんの恋人/近藤聡乃
第30話。A子の家からの帰り道、U子を誘い食事に行くA太郎。しかし、運悪く帰り道をヒロ君に目撃されてしまい、二股しているのではと疑いをかけられる。その後、誤解が解ける流れから、秋田に転勤するヒロ君にU子もついていくことに。これは結婚ってことでいいのかな。こうなると、K子にもしっかりとした相手が欲しいところ。

・今日のちょーか!/戎島実里
第2話。今回は田んぼで釣ったカエルをエサに、大ナマズを釣り上げる。やっぱり潮香と先生の二人だけでは物足りないので、次回登場するであろう渚ちゃんが釣り部に参加してからが本番かな。

・公安部特異人種課56/菊池まりこ
第7話。『まったく同じDNAを持つ3本の右腕』が不法投棄されているという事件が発生。複製能力者の犯行と考え、現場に落ちていた免許書の持ち主の勤め先に行く。が、怪しいのは、その会社全体の様子。何か裏の仕事をしているのは間違いないか。事件を捜査する刑事ドラマ的な面白さがあった。

・B/W /渡邉紗代
第2話。高級ホテルにある闘蟋ラウンジに来た、バービーとセンセイ。そこで、連勝を重ねているジョイという男と出会う。はじめは傍観者を気取っていたバービーだが、ジョイのコオロギが弱り始めていると見るや、すぐさま勝負を挑みすべてを奪い取る。今回は身を滅ぼすほどの闘蟋の厳しさを描いたが、基本的に虫相撲になじみがないので「なにもそこまで…」という気持ちになる。

・織子とナッツン/原鮎美
エピローグ。大学の学園祭に来た九条君らの行動を観察していたハムハム。徹夜で完成させた漫画につけるタイトルは……。という話。単行本は4月に発売。

・ふしぎの国のバード/佐々大河
第17話。今回は、伊藤の過去編。プラントハンターのマリーズに就いていたときの、苦い経験を思い出す。同じ朝顔の奇品に対するリアクションの違いで、バードさんの良さを引き立たせる上手い構成。あと、バードさんにくっついているルースちゃんのオロオロ具合もカワイイ。

・ネコと鴎の王冠/中村哲也
第7話。麦芽工場での、ランチ。そこで出会った前経営者のマルティナさんから、ビール醸造家としての心構えのような話を聞く。玖郎の夢への第一歩という感じかな。

・ルドルフ・ターキー/長蔵ヒロコ
第43話。エグマリヌ過去編。幼いころギル・ゴートに拾われ、刺客としてルドルフの懐に潜入させられた経緯が明かされる。左目の傷も、この過程の中で負ったものだったのか。次回も過去編のようだけど、流れ的にはルドルフを撃てずに……という感じになるのかな。

・不死の猟犬/八十八良
第37話。『帯』は、不死の血が形を変えた物。なので、6本の帯を斬られ、奥の手を出した椿は瀕死の状態も同じことだった。雁金が勝利するものの、大きなダメージを負ってしまう。そこをUNDO職員に取り囲まれるが、このときの魚鷹の啖呵が最高だった。今号のMVP。

・夜の中へ/浅井海奈
読み切り。壁に囲われたスラムに住むサンカク。夜な夜な検問所を抜けて街に繰り出し、盗みを働いていた。そんななか、買収にも応じないカタブツ警官のメガネのことが気になり始める。正反対の性格と境遇の2人が理解しあう…という構図は分かるのだが、どうも乗りきれなかった。

・真昼の百鬼夜行/比嘉史果
第6話。風邪を引いてダウンする大学生のもとに白狐が現れ、かいがいしくお世話してくれる。いろいろと構ってあげるだけが、その人のためになるのではないという教訓が良かった。あと、キツネ枕とエプロンをつける白狐のコマが、お気に入り。

・落ちたら死亡ゲーム/山田果苗
読み切り。「白い線からはみ出したら死亡な~」的なゲームを、リアルな高さで行う。ビルの屋上や電線などを使ったアクロバットが良かった。欲を言えば、もっと浮遊感というか空を飛んでいるような表現が欲しかった。鉄コン筋クリートみたいなイメージで。

・ゲス、騎乗前/西公平
第20話。玉野ちゃんの彼女面が鬱陶しくなってきた牧は、だんだんと距離を取り別れる方向に持って行く。しかし、玉野ちゃんは予想以上にメンヘラだった。いつかマジで人を殺しそう。あと、牧は入院期間的に頭蓋骨を折ったんだろうけど、それで騎手を続けられるものなのか?

・モテ孝/緒方波子
第10話。お寺の断食体験に参加することにした波ちゃん。空腹のすえに、自分が他人を遠ざけ世間を疎んじてきた『鬼』だということを悟る。それから、断食仲間との別れ際に、自分の描いている漫画タイトルでウソをついてしまうのが流石。しっかりとオチをつけてくる。

・陸軍ナポリタン/百名哲
読み切り。モキュメンタリー第5弾。今回は『海軍カレー』に対抗して開発された『陸軍ナポリタン』誕生秘話。押し付けられた仕事から料理を生み出し、その後も何度も何度も挫折しながらもはい上がってくる芝村錬三郎の生きざまに拍手。本当は、横浜のホテルが起源とか、そんなのはどうでもいい。

・いつものおんなのこ/藤田弘明
読み切り。陸上の大会に出場するため、精一杯頑張っている高島さん。しかし、先輩から出場辞退するように強制される。この一部始終を見ていた存在が……。ハルタには時折、こういうガチホラーを描く新人が登場する。この路線のまま、突き進んでほしい。

・マシュマロメリケンサック/浜田咲良
第4話。2回戦。今度は、本格的なケンカかと思われたが、火野と薬島のどちらが戦うかでひと揉め。今回は、薬島の顔の描き方が変わったこともあり『無抵抗で暴力に対抗する』という、薬島のポリシーがハッキリしたのが印象的。

・ぽんたとそのた/中河星良
読み切り。40号に続き、2度目の登場。今回は、ぽんたを洗ったらめっちゃ小さくなったという、ペットあるある。2ページしかないのがもったいない。

・ふうらい姉妹/長崎ライチ
最終回。1ページに、主な登場キャラの立ち絵+4コマという構成。休載期間ふくめ、約8年の長期連載だったのか。お疲れ様でした。

・予告
次号は、弓道部、ホルスの瞳、スーさん、ストラヴァガンツァ、燕のはさみが掲載。高江洲弥の新連載が始まるほか、柴田康平と間間戸淳の読み切りも掲載。そして『乙嫁語り』がカムバックです。












テーマ:漫画の感想 - ジャンル:アニメ・コミック

  1. 2017/03/16(木) 11:45:28|
  2. ハルタ 31号~
  3. | コメント:0
前のページ 次のページ

FC2Ad