放課後女子のアナログゲーム物語『放課後さいころ倶楽部』の第2巻が発売されました。
今回もゲームの勝敗を書いていますので、ネタバレにはご注意を。
・第11話 どっちが面白い!?
・第12話 子供のオモチャ?鴨川沿いで将棋を打つ昔気質の銀さんと、フランス帰りでチェスをたしなみ奥様の人気を集める白浜さんが対立。そのイザコザに巻き込まれる形になったアヤから話を聞いたミドリが、解決のために提案したゲームがドイツ生まれの変則将棋『ガイスター』。シンプルなルールながらも、大人2人が引き込まれていく様子が良かった。このガイスター、第9話でチラリと登場しているのも見逃せない。
▼ガイスター
勝 銀さん
負 白浜さん・第13話 どこぞで会うたか?
・第14話 ひとりとちゃうから高屋敷家でのゲームに、花の友人であるマキさんも参加することに。金髪のポニーテールにグラサン&スカジャン着用という、昭和のヤンキーのような出で立ちに、ミキは過去の嫌な思い出が頭をよぎる。今回遊ぶのは、財宝発掘チキンレースの『インカの黄金』。度胸満点で勝負の引き際もわきまえているマキに、ミドリとアヤはすっかり翻弄されてしまう。そこに、トラウマを打ち払うべくミキが立ち上がる。ミキの成長とともに、3人の心のつながりも描かれていて良かった。マキも見た目とは違っていい人だったし。
▼インカの黄金
勝 ミキ
負 アヤ ミドリ マキ 花
(何度かゲームをやっているっぽいけど、最終結果ということで)・第15話 楽しい記憶近年ボードゲームの最高傑作『カタンの開拓者たち』のルールを、ミドリがアヤたちに教える。その様子を聞いていた店長も、若かりし日のことを思い出す。この回想で店長が日本とアメリカのハーフであり、軍人として沖縄に駐留していたことが判明する。でも、ここから頭に大きな傷が残るケガを負い除隊してゲーム屋を始めることになるわけで、けっこう波乱万丈な人生を送っているんだろうなと思った。あと、名前はタケルか。
▼カタンの開拓者たち(過去)
勝 マイク
負 ジョージ タケル
▼カタンの開拓者たち(現在)
勝 ミドリ
負 アヤ ミキ ・第16話 興味はないから…
・第17話 伝わったやろか?田上の友人でイケメン剣士の吉岡龍二君が登場。数々の告白を断っていて女の子に興味がないと思われたが、アヤたちとゲームをすることでその真意が明らかになる。今回はお絵かき伝言ゲームの『テレストレーション』を行うが、そこでのミキの“画伯”っぷりがスゴイ。特に『ばんざいするうさぎ』をジックリと見ていると、何とも言えない気持ちになってくる。吉岡君と第13~14話に登場していたマキは、第1話のトビラで存在を確認できるので、この話は連載当初から想定していたんだろうか。あと、この話から夏服に。
▼テレストレーション
勝敗なし・第18話 アヤの本当の力…!?アヤの誕生パーティーが行われる(16歳)。ここで、動物クイズゲームの『ファウナ』をやることになる。『オセロット』の生息地域や体長など、全く分からないミキやマキに対して、高屋敷姉妹はズバズバと正解していく。ここでアヤの父親の職業が『動物カメラマン』だと明らかに(現在は南米に行っていて、アヤが生まれたのはアフリカ)。第6~7話と第13~14話でも、チラチラと動物の写真が飾られているという演出がニクイ。そして、ラストで京都に来てミキとミドリに出会えたことに感謝するアヤは、ヒロインの面目躍如のカワイさ。
▼ファウナ
勝 アヤ 花
負 ミキ ミドリ マキこの巻でアヤたちが参加したゲームは4つ。1巻からの通算成績は
アヤ 9戦 1勝6敗2NG 勝率.111
ミキ 9戦 4勝3敗2NG 勝率.444
ミドリ 9戦 3勝4敗2NG 勝率.333
テーマ:漫画の感想 - ジャンル:アニメ・コミック
- 2014/02/14(金) 09:44:33|
- 放課後さいころ倶楽部
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たまには新しいマンガを買ってみようシリーズその①。ということで『放課後さいころ倶楽部』の感想です。
ゲッサンで今年の4月から連載開始、今月に単行本が発売されました。女子高生が、ドイツをはじめとするボードゲームやカードゲームなどのアナログゲームで楽しく遊ぶ漫画です。
コミックナタリーさんでも
特集が組まれています。
いちおう、作品のポイントではないもののゲームの勝敗も書いてありますので、ネタバレにご注意を。
・第1話 キミの知らない世界作品の舞台は、京都。いつもヘッドホンをしていて他人と関わることが苦手な武笠美姫(ミキ)が、明るく行動力満点の高屋敷綾(アヤ)と偶然出会う。そして2人は、アヤの提案であてもなく歩く『迷子ごっこ』をすることに。アナログゲームをテーマにした漫画の第1回ながら一切ゲームは登場しないというのは、かなり冒険した内容だと思う。でも、アヤが言う「知らない道も景色も、音も色もにおいも、全部まとめて楽しんじゃえばいいんだよ☆」「世界はまだまだキミの知らない楽しいことで、あふれてるんだよ。」というセリフに、このマンガのテーマというか言いたいことが凝縮されていると思う。つまり、初回にして最終回的な感じ。
・第2話 委員長のヒミツ
・第3話 マラケシュ一のじゅうたん商人ここからは、主に2話でひとつのゲームを取り上げる構成に。でも、初出を見るに雑誌掲載時はひとつの話だったか、一挙2話掲載方式だったのか。固い性格の委員長・大野翠(ミドリ)が繁華街に消えていくのを見たミキとアヤは、後をつけることに。たどり着いたのはアナログゲーム専門店(ミドリは、ここでバイトをしていた)。そして2人は、シティーハンターの海坊主似のマスターと『マラケシュ』というゲームをすることに。ルールの細かい部分で分かりにくいところはあるものの、マス目にじゅうたんを敷いていく(=自分の陣地を増やしていく)というのは、ちょっとやってみたいと思った。
▼マラケシュ
1位 ミキ&ミドリ
2位 店長
3位 アヤ・第4話 これはゴキブリです!
・第5話 私、分かっちゃった…!この回では、作者イチオシの『ごきぶりポーカー』が登場。アヤのことが好きな田上翔太君が登場したり、前回のゲームで打ち解けたミドリとミキの間に百合な空気が漂ったり、序盤だけにゲームのほかに色んなフックを作っておこうとしようとしている様子。そして放課後に4人で『ごきぶりポーカー』をすることに。ここで、ミドリ → 頭脳・理論系。ミキ → 心理的駆け引きに強いということが明らかになる。田上君はともかく、アヤは四葉のクローバーのピアスもつけているし『強運』担当だと思うんだけど、この巻ではそれを発揮する場面はなし。そして、ミドリが持ってきたゲームの中に、この後登場する『ミラーズホロウの人狼』や『ハゲタカのえじき』あるので、他の『お邪魔者』や『ニムト』なんかも今後紹介されるのかも。
▼ごきぶりポーカー
勝 ミキ ミドリ 田上
負 アヤ ・第6話 ふたりと一匹
・第7話 こんなぬくい。アヤの家(高級そうなマンション)で『ねことねずみの大レース』という、変則のすごろくのようなボードゲームをすることに。そこにアヤの姉の高屋敷花と、飼い猫のさくらも“参加”する。でも、今回はゲーム内容よりも、家に行く前に偶然出会ったミキと花の会話がポイントかなという感じ。初期はミキの吹き出しがフニャフニャだったのに、ちゃんとした円形になっているのも見逃せない。
▼ねことねずみの大レース
無効ゲーム・第8話 ワンゲームだけ…!
・第9話 夢ですから!放課後のさいころ倶楽部で『ハゲタカのえじき』というゲームをやることになった3人+店長。ちなみに『さいころ倶楽部』というのは、3人が作るアナログゲーム研究会のような部活のことではなく、ミドリがバイトしているお店の名前です。ミドリは初めてお店に来たときの回想が入ったり『ゲーム作家』になるという夢が設定されたり、主人公のような扱い。しかしゲームではドヤ顔で攻略法を説明しておきながら、アヤと並んで最下位という体たらく。でも、気になるのは過去にアナログゲームに“逃げる”ようになったトラウマ的な事件がありそうなこと。
▼ハゲタカのえじき
1位 ミキ
2位 店長
3位 ミドリ アヤ・第10話 狼は誰…!?この巻の中で扱われているゲームの中では、いちばん有名であろう『ミラーズホロウの人狼』が扱われます。この話のみ1話で完結していて、なおかつゲーム中の世界を中世ヨーロッパ風の衣装を身に着けたプレイヤーが演じているのもイイ演出だった。この回ではアヤたちだけではなく大人の新キャラも多数登場したが、彼らは今後セミレギュラーになっていくんだろうか? おそらく三つ編みをほどいてメガネを外せば美人に変身するであろう、佐藤あずささんには再登場していただきたい。そして、ゲームの進行役の店長の修道僧のようなフード姿が妙にハマッっている。しかし、ゲームが行われたのは大きな洋館風の建物だけど、これってどこなんだろう?
▼ミラーズホロウの人狼
勝 高倉浩史 宮田真紀子
負 秋田繁 宮田猛 古谷太一 佐藤あずさ ミドリ アヤ ミキ 田上この巻で行われたゲームは5つ。3人の勝率は…
アヤ 4敗1無効 勝率 .000
ミキ 3勝1敗1無効 勝率 .600
ミドリ 2勝2敗1無効 勝率 .400
アヤの初勝利はいつになるのか…。
テーマ:漫画の感想 - ジャンル:アニメ・コミック
- 2013/09/25(水) 14:22:18|
- 放課後さいころ倶楽部
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