晴耕雨マンガ

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ゴールデンカムイ 第2巻の感想


ゴールデンカムイ 2 (ヤングジャンプコミックス)ゴールデンカムイ 2 (ヤングジャンプコミックス)
(2015/02/19)
野田 サトル

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埋蔵金を巡る北の大地の生存競争『ゴールデンカムイ』第2巻の感想です。第1巻に続き、2か月連続の発売となります。


・第8話 逃走
まず、トビラ絵で一緒に戦ったように描かれているのに、最初のセリフが「ウサギを食べよう」なのと、アイヌに伝わるウサギの伝承を聞いた直後に目玉を食べさせられる杉元という、緩急のつけ方が凄まじい。さらに、チタタとキノコと行者にんにくの鍋に杉元が加えようとした味噌を見て、アシパさんが『オソマ(うんこ)』と勘違いするというダメ押しも。ところが、2人を追って第七師団の兵士4人が姿を現す。『樺太式スキー』を履いているので、機動力ではかなわない。

・第9話 窮鼠
二手に分かれて逃げる杉元達だが、アシリパさんはマタギ出身の兵士・谷垣に見つかってしまう。いっぽう杉元も、あっさりと追いつかれシラを切ろうとしても、見抜かれてしまう。しかも後方には、前話で見つけていたヒグマの巣穴が……。前門の第七師団、後門の熊。絶体絶命の状況。

・第10話 博打
なのに、トビラ絵で『少女はチタタに木屑が入ることを決して許さない…!!』とやってしまう、自由なテンション。しかも、ヤンジャン掲載時には『狩猟系女子のKO・DA・WA・RI』というアオリもあって、余計にシュールさが際立っていた。その分、本編は、かなりシリアス。杉元は第8話でのアシパさんの言葉を思い出し、巣穴に飛び込む。そこに向かって兵士が銃撃したのを受けてヒグマが飛び出し、あっという間に3人を殺してしまう。一撃が顔の皮がめくれたり、木の上に放り投げられたりと、グロさが際立つ。

・第11話 アイヌコタン
アシパさんのピンチを、レタが救う。圧倒的なアゴの力で、谷垣の足を噛み砕いてしまう。アシパさんにはゴロンと腹を見せるのに、杉元の声が聞こえた瞬間にビッシイイッとキメ顔になるレタの豹変ぶりが面白い。そして、前話で飛び込んだ巣穴で拾った小熊を、アシパさんのコタン(村)に届けることに。ただ、谷垣を生かしておいたことが、今後にどういう影響を及ぼすか……。

・第12話 カムイモシリ
アイヌウンチク回。アイヌ民族の風習や、小熊を神の国に返す儀式『イオマンテ』の説明が。なかでも、子供のころにはわざと汚い名前を付けて病魔が近づかないようにするというのが、勉強になった。アシパさんの幼名はエカシオトンプイ(意味:祖父の尻の穴)か。そして、アシパというのが『新年・未来』という意味だということも明かされる。いっぽう土方は、娼館で『不敗の牛山』という男を仲間に引き入れる。コイツももちろん、刺青を彫られている。

・第13話 憑き神
すでに第七師団を手中に収めている鶴見中尉は上官の和田を殺し、本格的に金塊探しに動き出す。砲弾を受け頭蓋骨の一部を吹っ飛ばされた鶴見中尉は、付けているプロテクターもあいまって、ダークヒーローのような雰囲気がある。サブタイトルの『憑き神』は、アイヌで信じられている守護霊のようなもの。フチ(祖母)に味噌を食べさせようとした杉元に、アシパさんはストゥ(制裁用の木の棒)を使おうとするが、乱用は許されていない!

・第14話 遠吠え
トビラ絵では共に死線を潜り抜けたように描かれながら、1ページ目で捌かれてしまうカワウソ。もう、読者的にも、このあたりでパターンはつかめた感じ。脳みそや目玉を生で食べなくて良かったと思っているところに、頭の丸かじりを勧められる杉元の戸惑い顔が良かった。そして、フチや村の子供たちに愛され、レタとの深い絆の話を聞かされた杉元は、これ以上アシパさんを危険な目に遭わさないために、単独で街に下りる。

・第15話 におい
杉元は情報を求めて娼館に立ち寄るが、逆に売られて第七師団に捕まってしまう。先制のドロップキックまでは良かったものの、多勢に無勢。あっというまに捕まってしまう。ハイライトの無い目で「殺そう殺そう」と言うのが、怖すぎる。いっぽう置いてけぼりにされたアシパさんは、ストゥでシメる気満々。しかし、乱用は決して許されていない。

・第16話 死神
鶴見中尉の尋問にしらばっくれようとする杉元だが、失敗。こういう口先のテクニックは苦手なのか、相手の方が一枚上なのか。ただ、団子の串が頬を貫通しても瞬き一つしないというのは、さすが。鶴見中尉率いる第七師団の目的が『北海道の支配』だと明らかになるが「戦場では英雄だったのに故郷へ帰れば放浪生活 何か報われたか? 失ったものの方が多くはないか?」というセリフには、杉元の心も少しは動いたんじゃないだろうか?

・第17話 追跡者
拷問を受ける杉元。団子の串も2本に増えている。双子の兵士・洋平・浩平にイスに縛りつけられながらの頭突きからのローリングアタックという、ジャッキー・チェン顔負けの動きを見せるが……。“最強の追跡者”レタの嗅覚によって、杉元の居場所を突き止めたかに思えたが、そこにいたのは脱獄王の白石だった(第7話で靴下を取り違えたため)。アシパさんの救出は間に合うのか!?


現状判明している刺青人皮は……

○杉元&アシリパ … 2枚(最初のオッサンと3話で捕まえたヤツ)
○第七師団 … 1枚(鶴見中尉の部屋に額装されている)
○土方歳三 … 2枚。自分と、不敗の牛山。
○白石由竹 … 1枚。自分自身。

といったところか。残り18人分。



ゴールデンカムイ 食べられる
このハッとした顔は、なんなんだ



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テーマ:漫画の感想 - ジャンル:アニメ・コミック

  1. 2015/02/21(土) 14:22:43|
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