晴耕雨マンガ

8月は、少年ラケット、ダンジョン飯、ゴールデンカムイ。

三人娘は笑うて暮らす の感想


三人娘は笑うて暮らす (IKKI COMIX)三人娘は笑うて暮らす (IKKI COMIX)
(2014/12/26)
朝陽 昇

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かしまし三姉妹トークコメディ『三人娘は笑うて暮らす』の感想です。
休刊したIKKIのWebサイト・イキパラにて昨年1~9月まで発表されていたものです。

・第一話
都内の裏通りにある小さなカフェバー『KASHIMASHI』が舞台。そこに月イチで集まる花時丸(がじまる)三姉妹の会話のアレコレをマスターが聞いたり、ちょっとアドバイスしたりというのが基本的な内容。初回ということでまずは三姉妹(長女・朝香、次女・真昼、三女・小夜子)のキャラ紹介という感じ。でも『古代メマゲル人のお面』を使ったオチのつけ方は、好印象。

・第二話
真昼が財布を落としてしまったことから、幼少期に父親へのプレゼントを買うために行われた、ある作戦を思い出す。謎の通貨『ギャオン』が登場していたり、このときから全体の構成は考えられていたということか。それから、回想シーンから朝香30歳、真昼27歳、小夜子23歳と三姉妹の年齢が明らかになる。

・第三話
バレンタインの話。真昼&小夜子の回想によって、デキる大人の女性と思われた朝香の壊滅的な料理の腕が明らかに(現在はマトモな腕前に)。『お菓子の作り方』の本にわざわざ日本語のメモが貼ってあったり、最終段階でおまじないの踊りを踊ったり、この段階から、ギャグなんだけど「???」と思う要素が散りばめられている。

・第四話
季節は春ということで、そろってショッピングに行ってきた三姉妹。そこで小夜子の独特なファッションセンスが明らかになるものの、彼女のこれまでの言動を見れば「なるほど、納得」という感じ。ただ、この回の重要な伏線は、カシマシにかかてくる『オーナー直通の黒電話』か。

・第五話
いつものカウンター席ではなくバラバラの席に座り、めずらしくギスギスした空気が漂う。その理由とは……? ケンカ状態のところから、3人を上手くカウンターに導くマスターの手腕が見事だった。

・第六話
ここまでの『カフェを舞台にした三姉妹のトークコメディ』という基本設定を、根底から覆す話。三姉妹は子供のころに両親と死別していて、祖父がいる小さな島国・ガジルバミに移住した経験がある。というところまではともかく、三姉妹はガジルバミ王家の血筋を引いているプリンセスだった! 両親の死因はガボイ(現地の神)に魂を吸われたから! という終盤のたたみ込み方がスゴイ。

・第七話
雑誌の特集記事に取り上げられたことで、カシマシは大盛況。三姉妹が臨時バイトとして店を手伝うことに。そして閉店後ひと息ついたところで、マスターの元カノが現れる。これを返り討ちにしたのが正論をぶつけた真昼ではなく、ガボイから教えられた“技”を使った小夜子というのが良かった。チワワを見つめる小夜子の目のガチっぷりが、なんか怖い。

・第八話
カシマシのカウンターで爆睡してしまった小夜子が見た、ガジルバミ時代の夢。本当は幼い小夜子とガボイの心の交流がメインなのだが、131ページ4コマ目でガボイ森から姿を現すシーンは何度見ても笑えてくる。自分にフィギアやコスプレ衣装の製作技術があれば、即刻取りかかっていることは間違いない。あと、ツイッターやってればアイコンにしているな。

・第九話
大学院に通っていた小夜子の、卒業後の進路が決定。それに伴い、三姉妹の定例会も終わりを告げることに。そして、オーナーからもカシマシ閉店を告げる電話がかかってくる。IKKIの休刊にともないイキパラも休止 → この作品も終了という流れなんだけど、それにしては1冊の構成がまとまっていいるし、もともと全10話の予定だったのかどうかが気になる。

・最終話
カシマシの閉店作業をするマスターが、三姉妹が初めて店に来たときのことを思い出す。オーナーからの直通黒電話の電話線が、実はつながっていなかった場面が印象的で、全体を上手く構成すれば舞台とかにむいているんじゃないかと思った。

・おまけ
第五話でも話題にのぼった『夢の国』に遊びに来たマスターと三姉妹。見どころは三姉妹のコスプレ姿だが、オチをガボイを持っていくというのがさすが。


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ガボイ



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テーマ:漫画の感想 - ジャンル:アニメ・コミック

  1. 2015/01/02(金) 14:51:07|
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