晴耕雨マンガ

11月は、少年ラケット、ヴィンランドサガ、はじめアルゴリズム。

とっかぶ 特別課外活動部 第1~2巻の感想


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(2013/09/06)
桑原 太矩

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とっかぶ(2) (アフタヌーンKC)とっかぶ(2) (アフタヌーンKC)
(2014/03/07)
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放課後ディテクティブ・ストーリー『とっかぶ 特別課外活動部』の感想です。
good!アフタヌーンにて連載中で、1巻が昨年の9月に、2巻は今月発売されています。
作者は四季賞出身で、これが初連載です。


・#01 地蔵の首とおさげのヒーロー
この話は、講談社の『モアイ』でまるまる試し読みできます。職員室のパソコンに細工をしてテストの問題を盗み出していた、自称『アマチュアのスパイ』の倉下清大(クラゲ)は、問題児にペナルティを課すための『特別課外活動部』、通称・特課部に参加させられることに。部室(本当は倉庫)で待っていたヒーローに憧れる部長の丹ノ宮沢(サワ)と、夜な夜な位置が変わっている『撫で地蔵』の謎を解くことに。初回ということもあって、絵柄や全体の構成は「もうひとつかな」と思う部分はあるんですけど、このときから、サワが熱血正義感で突っ走り事件に首を突っ込む → クラゲがスパイアイテムで解決みたいな話の方程式は完成しているし、単行本カバーのライダーポーズとかトビラで戦隊コスを着ているサワには、何とも言えない惹きつける力があると思う。

・#02 空き地の犬とロリポップ
3人目の主人公である、千歳悠緑(ユーリ)が登場。彼女が親しくしている小学生のメロちゃんが空き地で飼っていた、犬のサカヤキ(模様がチョンマゲに似ているので)が姿を消した真相をめぐって、リーゼント頭の3人組と対峙します。ユーリの特課部入部が正式に決まったことで、それぞれの名前に色が入っていることにサワが気づく。まあ、赤青緑で光の三原色なので4人目の加入はないかなという気がしますが、ライバル的なポジションで『黒』が登場するのではと、予想してみます。

・#03~04 ラビットパニック 前後編
単行本1冊につき1本ある前後編。1巻では、伝説の食い逃げ犯『兎足のヤス』と特課部の対決が描かれます。サワが追跡 → ユーリが攪乱 → クラゲが確保という、3人の連係プレーが良かった。それからヤスが語る「意味なんてないのさ“豊かさ”は意味の向こう側に在るのさ」という言葉は、クラゲのスパイ活動にも通じるところがあり、この事件に燃えていた理由でもあるんだろうな。あとツッコみどころとしては、いちおうカーブで減速していたとはいえ、走行中のトラックの側面にぶつかったのにタンコブ程度で済むサワの頑丈さ。

・#05 スパイ・フィクション
クラゲの回想編。小学2年生のときにキンザンと名乗る男と出会ったことから、スパイを目指すキッカケが語られる。サワの回想はチョコチョコ描かれ昔から変わっていないということが分かるので、このエピソードはもうちょっと後回しでもよかたんじゃないかな?というのが、個人的な感想。あと、クラゲは盗撮の趣味があったとしても『サワとユーリは対象外』ということらしいけど、ではどんな娘がタイプなのかというのも気になるところ。

・#06 特課部の長い一日
ここから、2巻収録分になります。サカヤキを校内で飼っていることがバレたので、部室を使用禁止になってしまった特課部。そこで他の文化系弱小部と手を組んで、生徒会を相手にストを決行することに。やっぱり、こういうタイプの作品だと生徒会の存在は必須だと感じさせられた。あと、副会長の丘町珠緒さんは、なかなかの良キャラ。この人の登場で、作品の世界がグッと(学園コメディ方面に)広がったと思う。あと『料理が下手』というのは、やっぱりヒロインの必要条件なんだな。別に三角じゃなくてもおにぎりくらいできるだろうに。

・#07 カクレンボ
クラゲの担任である、篠田先生のストーカー?被害の相談を受ける特課部。真相は48~49Pで想像がつくものの、ソッチにひねってくるかという感じだった。でも、このエピソードのポイントは、ユーリが退学寸前になった遠因の幼なじみのバレー部主将への恋心。篠田先生宅でテレる様子などは、これまでのヤンキー然とした態度とは違う乙女っぽさを見せてくれました。恋愛ごとに疎そうなサワが、しっかりとフォローできているのが意外だった。あとタイトルは、やっぱり『恋慕』とかかっているのかな。

・#08~09 番茶は番狂わせの味 前後編
2巻の前後編は、野球。生徒会からの依頼で、教育委員会への“接待試合”に駆り出されることになった特課部。未経験者ばかりでやる気がなかったものの、ユーリの隠された才能、クラゲのスパイ道具、サワのガッツ(バトル物でもないのに口から血を流すヒロイン)で、徐々に巻き返していく。個人的には、サワの左利き設定(1話では左手でラーメンを食べているし、兎足には左手でカラーボールを投げている)が、やっと生かされたかという感じ。あと73Pの『生徒会に呼び出された心当たり』を見てると、3人はずいぶん仲良くなったんだなと思う。

・#10 雨の日
雨の特課部部室に、アサリちゃんが来る。彼女の口から語られる、小学生時代のサワの数々の『武勇伝』。小さい頃からサワはサワで“おサワがせ”だったということか。そして『です・ます口調』で話す理由も明らかになる。それから、ユーリの外見の変化は、やっぱり#07を受けてのモノなのかな? あと、オマケマンガのサワのプニプニ具合には、作者のフェチ心と夢が詰まっていると思う。

・#11 タンスディスタンス
部室のガラクタを処分しに行ったリサイクルショップで、思い出のタンスを探している女性と知り合った特課部は、その手伝いをすることに。「うどん」というヒントから真相にたどり着く流れは良かったが、クラゲがうどん屋をリストアップ → リサイクル店からの距離から範囲を絞り込んで…みたいな描写がほしかった(ページ数の都合はあるだろうけど)。そして、マヨネーズ?をブッかける通り魔が出現する。これまでのユルイ空気をブチ壊すようなヒキに、ちょっとビビった。


連続通り魔の正体は3巻を待つとして、気になるのは『ヒーローショー』を行ったのか?ということ。第1話の時点で、特課部は「再来週にある商店街主催のイベント」(日時は9月20日)に参加することになっているものの、第2巻が終わってもその様子は描かれず。第10話でアサリちゃんが持っている活動報告書の日付が11月の下旬なので、とっくに時間は過ぎているのに、そのことに触れるような描写はナシ。やったにしろ何らかの理由でキャンセルになったにしろサワが黙っているはずがないので、このエピソードがどういう形で描かれるのかを期待したいと思います。



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テーマ:漫画の感想 - ジャンル:アニメ・コミック

  1. 2014/03/09(日) 19:16:58|
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