晴耕雨マンガ

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それでも町は廻っている 第12巻の感想


それでも町は廻っている 12 (ヤングキングコミックス)それでも町は廻っている 12 (ヤングキングコミックス)
(2013/12/26)
石黒 正数

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第17回文化庁メディア芸術祭 マンガ部門優秀賞受賞作品『それでも町は廻っている』の最新刊が発売されました。表紙は、ピンク。コンピュータの基盤みたいな模様が歩鳥の頭にも及んでいます。




・カラー
この巻の巻頭カラーは、歩鳥の高校入学の様子が描かれています。七瀬や白崎など、現在と違う外見なのが初々しい。そして、1ページ使って描かれるメイド長のインパクト。

・第90話 消された事件
記念すべき、アワーズ連載100話目。まだ仲が良かった?ころの歩鳥と松田巡査が、謎の落とし物の行方を捜すことに。しかも、第18話の宇宙人ネタを絡めてきて濃厚な内容に。

・第91話 まぬけな大晦日の過ごし方
初詣に行く歩鳥。今回の話は、アワーズ掲載時に作者がHPでいろいろ情報を出していた。『歩鳥の懐かしい癖』っていうのは買い物を忘れること。『時系列のミス』というのは、39Pで歩鳥のセリフが修正されていることか。

・第92話 ナイトストーカー
タッツンにつきまとうストーカー?の正体を、歩鳥が暴く。虎太郎が姿を現してからの二転三転ぶりは見事。でも、虎太郎って嵐山父母みたいに顔を出さないキャラになるのかと思ったけど、あっさりと顔出ししたなという感じ。それにしても浅井の報われなさっぷりも、かなりなモノ。彼女ができるまではいかなくても、どこかであの筋肉が報われる話がほしい。

・第93話 歩鳥はコタツで推理する
この巻のミステリー話。従姉妹の真琴ちゃんが遭遇した『神隠し事件』の真相を、安楽椅子探偵の歩鳥が…じゃなくて静さんがあっさり解明してしまう。静さんのほうの『出版社に出現する首なしサラリーマンの幽霊』っていうのは、ソレミテのほうからの着想なんだろうな。でも、いちばん笑ったのは山くずしをしている真田と浅井。

・第94話 A・KO・GA・RE ロンギング
第82話の『最後の謎』と対をなすエピソード。紺先輩は歩鳥のために俳優のサインを手に入れたが、歩鳥はシーサイドにミュージシャンが来たことを紺先輩に教える。でも、その会話の内容が…。憧れの人との理想の距離感のちがいが面白かった。あと、カラオケのときのメグッピの服がスゴイ。

・第95話 ユキコの剣
ユキコの剣道回。これまで第98話(アワーズでは先に掲載された)で『剣道喫茶』を提案したり、第76話で家の中に竹刀があったり、ユキコが剣道を始めることは想像できていたけど、今回はいきなりの試合。でも、練習では大人用の長い竹刀を使ったり、本番では籠手にドングリを仕込んだり(未遂)、やっぱりのウルトラっぷりを発揮してくれる。針原さんのスポーツマン評も面白かったが、剣道の試合が予想外の迫力だった。

・第96話 幽霊絵画
歩鳥が補習の時に出会った謎の美術部員。彼女が描いたという絵を展覧会で探すが…。真相自体はシンプルな感じだけど、1ページ目の歩鳥&タッツン&紺先輩の絵の感想がバラバラなのが、3人の関係性を現しているみたいでイイ。しかし『恋愛ラボ』9.5巻のエノのカラーイラストとか『パンホラー』の主人公の漫画家とか、室伏涼さん系統の顔が作者の好みの顔らしいんだけど、自分はピンと来ません。

・第97話 二少女漂流記
メイド長の思いつきで、海に来た歩鳥とタッツン(with八百屋&クリーニング屋)。今回は、コブ平がウザいにも程がある事この上ないったらありゃしない。そして、日焼け止めを塗ってもらったり、フランクフルトを食べたりするタッツンはエロいのに、ボートによじ登ろうとする歩鳥は結構エグいアングルのはずなのに、まったくエロさを感じさせないとは。

・第98話 エピローグ
アワーズ掲載時には最終回説が流れ、今回も単行本派をヒヤリとさせた“エピローグモドキ”の話。歩鳥が書いた作文の未来の商店街が、第55話で語った『壮大な悩み』に沿うような形になっていて良かった。あと、大人になった歩鳥&紺の探偵モノもちょっと読んでみたいと思った。



メディア芸術祭で受賞したりモーションコミック化したり、それ町に再ブーストがかかっているような気配があるので、来年はさらなる飛躍に期待したいです。



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テーマ:漫画の感想 - ジャンル:アニメ・コミック

  1. 2013/12/28(土) 15:14:54|
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