晴耕雨マンガ

9月は、映像研には手を出すな!、 ジョジョリオン。

ハルタ vol.9の感想


ハルタ 2013-NOVEMBER volume 9 (ビームコミックス)ハルタ 2013-NOVEMBER volume 9 (ビームコミックス)
(2013/11/15)
森薫、入江亜季 他

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ハルタ第9号の感想です。


・表紙
今回は、白浜鴎さんが担当。赤い服を着た少女を取り囲む世代の違う4人の男性。目次ページを見ると男たちは悪魔っぽいので、少女はデヴィなのかもしれない。

・坂本関係
とじ込み小冊子として『坂本へ捧ぐ21の旋律』が封入。森薫、入江亜紀、宮田紘次、大武政夫など、ハルタ主力作家21名が坂本君のトリビュートイラストを描きおろしています。でも、学ラン+七三の髪形+メガネという分かりやすい記号があるためか、逆にそれぞれの作家の個性を生かしにくかったという印象。その中では、久保田君にフィーチャーした緒方波子と、本編でも明らかにされていない鉛筆削りのスキルを描いた嵐田佐和子あたりが印象に残りました。あと、初版分には分度器型のしおりが付録にあり、今号+単行本2巻でクリアファイルのプレゼントキャンペーンも行われています(『紅い実はじけた』と『カプチーノ』も同様のキャンペーンあり)。

・ルドルフ・ターキー/長蔵ヒロコ
第11話。ラパン姉さんの何気ない一言から、日本に来たルドルフ一行。モモコの故郷は大阪であり、やけにガラの悪い男たちに『お嬢』と呼ばれていることが明らかになる。ヤ○ザ?と思わせておいての、カタギの仕事なんだろうけど。文化の違いに戸惑うルドルフも面白かったが、やはり揉め事には巻き込まれるんだろうな。あと時代設定が、戦後ということも分かった。

・白銀妃/睦月のぞみ
第2話。リリーニャが国王と謁見するものの、目の前で嘔吐してしまう(そのときの『ケパケパ ケパー』という擬音が新しい)。でも国王は、逆に気に入ってハーレム入りを決める。ただ『猫』っていうのが、やっぱりキーワードになっていきそう。

・ハクメイとミコチ/樫木祐人
第10話。2本立て。森のなかで、ダチョウの卵の殻を使った美容室を営むジャダと出会ったハクメイがカットを頼む。でもショートカットになったら、ますます男と勘違いされそう。2本目は噂を聞きつけたコンジュが髪を切りに来るものの、なぜかジャダが失敗した果実酒をミコチたちと造ることに。これは、いい新キャラが登場したな。

・ヒナまつり/大武政夫
第31話。頼まれたら断ることができない瞳は、バーの帰りに交通整理のバイトをしたことをキッカケに、親に現状を告白するものの、当然信じてもらえない。そこから、一人暮らしをはじめ様々な仕事を経験し、凄まじい勢いで自立していく。ブレーキをかけるべき大人3人が全く機能していないうえ、ヒナが1コマのみの登場(寝てるだけ)というのが、何とも言えない。

・三田村桜子(仮)の一生/大武政夫
読み切り。交通事故に遭い異世界に飛ばされ、そこで死んだあと女性に転生。そこから人間世界に戻ってきた三田村桜子さん(ニセの戸籍)の数奇な一生。全体的にギャグなのに、タイムパラドックス的な構成になっているというのが、面白い。

・ふしぎの国のバード 【日光編】/佐々大河
読み切り。2号に掲載されたものの続編。今回、イギリス人女性冒険家のイザベラ・バードさんは、日光で陽明門に興奮したりします。そこで知り合ったイギリス人の価値観と自分の感じ方との違い、通訳の伊藤との関係性などが良かった。不定期でもいいので、アイヌと会うところまでシリーズ化してほしい。

・伊賀の迅雷/百名哲
読み切り。120Pの超ボリューム。徳川の支配が続いている現代が舞台。大学に通う姫君の千冬の護衛の任を受けた、忍びの藤村佐内。姫と侍女の関係とか佐内の心の変化とか、ベーシックな展開ながらも長いページを飽きさせずに読ませる構成力があった。佐内の仲間たちが戦うシーンも短いながら、それぞれの個性が感じられて良かった。

・乱と灰色の世界/入江亜季
第35話。蟲に内臓をほとんど喰われてしまった凰太郎は、乱の魔力によってかろうじて生きている状態。執事の五郷をはじめ、これまで世話になった人たちに別れを告げていく。マトリックス的には、これからも続くようだけど、終わりは近いと思う。

・でこぼこガーリッシュ/原鮎美
第9回(通算30回目)。今回は、古書店でバイトしたり和雑貨の店に寄ったり、2人でデート感覚で街を歩きます。しかし『山車からくり』は、いちど見てみたいな。

・カプチーノ/菊池まりこ
第9話。エレベーターに閉じ込められた克美と彩佳。そこで、萩原さんと別れた経緯や彩佳の今の気持ちが明らかになる。でも、それを克美の天然力というか、一途な思いが上回ったという感じ。彩佳さん、そこまでヒドイ人じゃなかったんだな。

・事件記者トトコ/丸山薫
第12話。予告状を出した富豪が仕掛けた『一度閉じると、朝まで絶対に開かない』時限金庫に閉じ込められてしまった、大暗黒仮面。当然、そこにはトトコも一緒なわけで…。次回は、どうやって2人で脱出するかが見どころか。あと、メイドに変装しているアレニェがカワイイ。

・乙嫁語り/森薫
第7話(通算33話目)。ハルガルは、バダンの手勢に撃たれる。そこからアゼルは、アミルらを逃がそうと奮闘。ジョルクらの助けを受けて敵を退けるが、今度はカルルクの村の人たちに襲われてしまう。時代的に必要なエピソードなのかもしれないけど、もっと明るい話も読みたい。

・かささぎ卿と骨/大窪晶与
読み切り。3号に続くシリーズ第2弾。珍品ばかりを集める蒐集家のオーウェン卿が、今回狙うのは『座ると死ぬ呪いの椅子』。そこに助手のヒューゴ君(今回は女性のボディ)が、偶然座ってしまい…。という話。酔っ払いに種明かしをさせなかった方が、サスペンス度が上がって良かったと思う。

・不死の猟犬/八十八良
第4話。剣崎と因縁のあるらしい、国連防疫事務所(UNDO)の金井課長が登場。剣崎らが逮捕したベクターを強引に回収していく。そこを狙うリン。ただ、いま連行しているのは身代わりの重さんのはずだから、それがバレてからは三つ巴の争いになるのか。

・コルト/加藤清志
デビュー読み切り。敵に攻め入られた城から、王の命に背き王女を救い出そうとする最強の剣士コルト。迫りくる敵をなぎ倒していく。特に一度ヒザをついてからのラストスパートは見事。でも、この路線だと比較対象が『狼の口』なだけに、物足りなさも残る。あと、敵の将軍のセリフで花火はともかく桜を例えに使ったのには違和感が。

・男と女とアンパイア/西公平
読み切り。孤独な女の背後に謎のアンパイアが見える男が主人公。こちらのアプローチのアリナシを判定し、3アウト(=9ストライク)でオトすことができる。2アウト目の『○○に似ている』系の話が勉強になりました。次号から『小さくてマッチョな者たち』が短期連載だそうです。

・ふうらい姉妹
第43回目。前回、レトロなアパートに決めたかに思えた山本姉妹の新居が、鳳こだまさんの雑貨店の上の階に急転直下で決定する。これは、新居にこだまさんがお邪魔回もあるな。

・補助隊モズクス/高田築
第17話。倫虫が兵器を奪い大量に集めているという情報をつかんだ遊佐は、東海林を式神使いの『選手村』に連れて行く。舞が戦線離脱したので、新キャラの大量投入か。ただ東海林は、前回の活躍でまた調子に乗っているのが気に入らない。

・blue blueの喜劇/渡邉紗代
読み切り。フェローズ26号に載った読み切りの続編。垂氷が、女の子の友だちの紅緒ちゃんを連れてきたことに不安を隠せない千雪。常識はずれな行動をくり返す兄弟にも動じない、紅緒ちゃんのメンタルの強さが良かった。

・魔街の坂/中村哲也
第8話。怪物の同士討ちを誘うような形で、戦っていくイェーガー。そして、最後の1匹となった怪物の姿が変化する。次回で謎が明らかになるそうだが、どこまで判明するのか?

・槐樹楓幽戯講/長谷川舞里絵
読み切り。タイトルは『えんじゅかえでゆうぎこう』と読みます。死んでから約1ヶ月の幽霊・槐樹楓さん。彼女がこれまでに学んだ幽霊のルールや、過ごしかたなんかの話。8ページと短いので、あまりストーリーに広がりがない。

・ソイ・プードル/大道礼子
読み切り。ティーカップ・プードルよりも小さい、大豆サイズの小さな犬のソイ・プードルを飼いたいとねだる娘。父親も犬を飼うことを了承するが…。こっちも8ページだが、しっかりとオチがつけられていて好印象。

・青とグランドワーカー/犬童千絵
読み切り。解体業者[オアシス]シリーズ4話目。元プロレスラーのタレント・轟健志の依頼によって、リゾートホテルの解体をすることになった大地たち。今回は、いろいろな建機が出てきて面白かった。単行本が2月に発売ということだが、今回の話までが収録なのか、ラストで大地が行っている海外の仕事までが収録なのか? あと解体好きの轟の娘の芽衣ちゃんは、作者の投影かな?



・予告
次号は合併号。連載作全部に加えて、進美知子、山田果苗、薮内貴弘、染谷みのる、徳永智子の読み切りが載ります。






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テーマ:漫画の感想 - ジャンル:アニメ・コミック

  1. 2013/11/18(月) 15:19:33|
  2. ハルタ 1~30号
  3. | コメント:0

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