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ソレミテ それでも霊が見てみたい 第1巻の感想


ソレミテ 1巻―それでも霊が見てみたい (ヤングキングコミックス)ソレミテ 1巻―それでも霊が見てみたい (ヤングキングコミックス)
(2013/06/29)
小野寺 浩二、石黒正数(総合プロデューサー) 他

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心霊スポット探訪ガチレポートマンガ漫画『ソレミテ それでも霊が見てみたい』の第1巻が発売されました。
このマンガは、心霊現象は信じているものの幽霊を見たことのない2人の漫画家、石黒正数(総合プロデューサー 石黒P)と小野寺浩二(作画 デラさん)が実際に心霊スポットに行って怖い体験をしてみよう!という作品です。『実際に霊を観たら連載終了』という条件なのですが、無事(?)単行本が発売されたということは…。

・帯
まず本編の感想の前にツッコまないといけないのは、表紙の3/4を覆う巨大な帯。『それ町』の紺先輩の推薦コメントが描かれているのですが、本来の作品タイトルがかすむほどの存在感。ちょっとした表紙サギですね。

・第1夜 少年画報社ビル
まず企画主旨をざっくりと説明して、最初に探訪する場所は、このコミックの発行元である『少年画報社ビル』。他の話がロケなのに対し、この話だけはビル内を探索するという肝試し的な内容。いきなり『誰もいないのに重たいドアが勝手に開く』という怪現象が起きたのに、肝心の漫画家2人が見逃しているというのが、このマンガの行く先を暗示していたのかもしれません。ちなみに、画報社ビルの様子と編集・星野さん、販売部・安達さんのお姿は、アニメ『それ町』のDVD3巻の特典映像で見ることができます。

・第2夜 千駄ヶ谷トンネル・青山霊園
この話から、本格的に心霊スポット探訪がスタート。用心棒役に行動力の塊の編集・大野さんも参加して万全の態勢で挑んだものの、交通量が多い、明るい、おじさんが住んでいるという、壮絶なコケッぷり。急遽、青山霊園に行ってみるものの、出てきたのはカエルだけ。このときから『霊は出ないが小動物は出る』というソレミテ方程式が完成します。でも、この回はスケジュールが失敗の原因かなという印象。せめて深夜に行かないと。

・第3夜 八王子城跡
アワーズの筆谷編集長が、運転手役として参戦。夜の山道を歩くという、いかにもな心霊スポット探訪をして到着した御主殿の滝で遭遇した、多数のパキパキ音(ラップ音?)。でも、これだけではソレミテ的には有効扱いにはならず。あと、今回からデラさんがインスタントカメラを導入しますが、やっぱりデジカメだと心霊写真は撮りにくいんだなと思った。テレビの心霊特集もほとんど見かけなくなったし。

・第4夜 道了堂跡
第2夜でスケジュール管理を責められた星野さんが本気を出し、一晩で2つ目の心霊スポット『道了堂跡』に行くことに。これは、作中の表現やオマケコーナー『旅の思ひ出』で安達さんが語っているように、この巻の最恐スポットだった様子。そして、こんな場所でも『地元に似ているから』という理由で怖がらなかった石黒Pに『霊的不干渉疑惑』が。ここから、幽霊を見るという目的以外に、石黒Pの『恐怖心』を取り戻すという、新たな目標も加わることに。この場所は、リベンジで再訪問してもいいのかもしれない。

・第5夜 東京タワー・放送博物館・将門の首塚
東京タワー → ビアガーデン開催中。 増上寺 → 盆踊り。 放送博物館 → 東京タワーがまぶしい。と、かなりグダグダな回。オチも『女性陣にドッキリを仕掛けてはしゃぐ石黒Pの顔芸』と、本来のコンセプトとはかけ離れてしまっている。このあたりが、ガチでホラーリポートを期待している人と、ギャグ込みでソレミテメンバーのやり取りを楽しみたいという人との分岐点かもしれない。あと、オーブが写ったんなら、素直に喜べばいいのに。

・第6夜 虹の大橋
神奈川県のダム湖にかけられた虹の大橋に行く。自殺予防の高いフェンスや有刺鉄線があったり出だしは良かったが、ビビりの安達さんが怖がらないほどのガッカリポイントだった。急遽、近くの不動尻キャンプ場に向かうものの、そこで遭遇したのは…鹿。この回も、割と幽霊と関係ない内容。でも、行き帰りの車中はプチカラオケ大会になっているというし、とにかくロケが楽しいというのは伝わってくる。ラストで石黒Pが軍手を拾うが、ここからフルットの軍手の話を考えたのかもしれない。

・第7夜 船橋県民の森・達磨神社
アワーズで『スピリットサークル』を連載中の水上悟志先生と担当の須見さんがゲスト参戦。しかし、石黒Pが風邪で欠席という異常事態なので、いきなりピンチヒッターに格上げ。県民の森は不発だったものの、達磨神社の方は謎の小屋や小さな社殿があったり、諸星大二郎作品だったら別世界への扉が開くこと間違いなしの雰囲気。しかし、この場所で行われたのが『安達さんの誕生日をサプライズでお祝い』というのが…。いちおう霊を挑発するっていう名目はあるものの、今回ばかりはロケの主旨が変わってしまっていると思う。

・第8夜 サンシャイン60地下駐車場・雑司ヶ谷霊園
今度は、デラさんがインフルエンザにかかりロケが延期に。そのおかげで、アワーズで『並木橋通りアオバ自転車店』連載中の宮尾岳先生がゲスト参戦することに。この回では石黒Pが秘密兵器『ドクロ杖』を満を持して投入するものの、それがソレミテ史上最大の悲劇を引き起こすことに…。雑司ヶ谷霊園の中に一ヵ所だけヒンヤリとした場所が(石黒Pが『コールドスポット』と命名) → デラさんのボイスレコーダーが謎の誤作動 → ポラロイド写真に光った顔が写る!? という流れがかなり盛り上がっただけに、その反動が大きかった。あと、オマケで宮尾先生が描いた心霊スポット探訪用自転車『呪われNight号』は、サドルがピラミッドなので座れないと思う。

・第9夜 八坂神社
石黒Pの風邪、デラさんのインフルエンザに続き、安達さんが尾てい骨骨折(折れるの?)、大野さんが唇に帯状疱疹、筆谷編集長が ねんざと、地味に霊的?ダメージを受けているソレミテメンバー。今回は大野さんの地元の八坂神社を訪れるものの、やっぱり空振り。頼みの綱の小動物も登場せずピンチに陥るものの、そこで石黒Pがとった、まさかの決断とは…!? しかし、このドクロ杖は、マジに欲しいな。自分でお金は出したくないけど。

・番外編
この話は番外編ということで、石黒Pが去年ニューヨークで開催されたコミックコンベンションに招待されたときに『セントマーク教会イン・ザ・バワリー』というNY最凶心霊スポットを訪れた様子をレポートしています(作画も石黒P)。でも、国は違ってもソレミテはソレミテ、という感じ。時間は示されていないけど、朝食を食べた流れで行っているから確実に日中だよな。あと、石黒P的にはSBRのゴールだったトリニティ教会にも行ってみたかったんじゃないかと、勝手に予想してみる。



さて、幽霊を見るのが先か単行本2巻が発売されるのが先か。デラさんと石黒Pにとって、幸せなのはどちらなのか…。


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テーマ:漫画の感想 - ジャンル:アニメ・コミック

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