晴耕雨マンガ

7月は、六道の悪女たち、ジョジョリオン、スペシャル。

成程 の感想

成程成程
(2012/07/31)
平方 イコルスン

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平方イコルスン(ひらかた いこるすん)の初単行本『成程』が、先月末に発売になっています。
白泉社から発売されている『楽園』に2011年から掲載された10本、および『楽園web増刊』で発表された10本、プラス描き下ろし3本(内1本は小説)が収録されています。

・装丁とか
サイズは雑誌と同じB5版でマンガの単行本としては、かなり大きいです。『ナウシカ』とか『AKIRA』とかと同じ大きさです。ちなみに、タイトル部分とキャラクターにはツルツル加工がされていて、ベースの白い部分には、ちょっと色味のちがう白で細かい模様が施されています。たぶん、PC上では確認できないかと。

・カラー寄稿
二宮ひかる、kashmir、黒咲練導、沙村広明、雁須磨子、久米田康治、木尾士目、浅田弘幸、宇仁田ゆみ、位置原光Z、シギサワカヤ、鶴田謙二というそうそうたる顔ぶれからカラーイラスト&コメントが寄せられています。でも、大きさが8cm角の正方形なので、コレを期待して買う人は、ちょっと肩すかしかも。

・フリーハンド感
作者のブログにペンタブレットの話が出てくるのでPC上で作業していると思うのですが、全ページにわたってフリーハンド感がみなぎっています。吹き出しの中のセリフが手書きだし、コマ割りも高さが微妙にそろっていなかったり幅が一定でなかったりします。トーン処理も一切なく、制服なんかも斜線やカケアミ、ベタなどで表現しています。通常サイズの単行本だと、こういった部分が作り出す独特の雰囲気が消えてしまっていたかもしれないです。

・内容
1話4ページ程度のオムニバス・ショートストーリーで、女子高生(か女子大生)の数人グループが主人公です。まず、シュールなことが起こり(誰のか分からないヘルメットの忘れ物)、でも大げさには扱わずシレッと展開して(誰のものでもない)、そのままフワッと終わってしまう(匂いフェチにはたまらない一品)というのが、基本形でしょうか。エピソードが1~10で構成されているとすれば、そのなかの4~7だけ(話によって、その割合は違うけど)を見せられたような

・お気に入り
個人的にイチバン好きなのは『とっておきの脇差』です。『男をめぐって女同士が殺し合いの決闘をする』のが当たり前で、友達が殺されたというのに事後処理を淡々と進める付添いの女性2人とか、日常と非日常の混在具合がが絶妙で、わずか6ページだというのに何度も読み返したくなります。
成程
この鎖鎌が使えていれば…。


面白いのは間違いないのに、それを説明するのがとても難しい作品です。



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テーマ:漫画の感想 - ジャンル:アニメ・コミック

  1. 2012/08/13(月) 18:10:29|
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