晴耕雨マンガ

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Fellows! vol.24の感想

Fellows! 2012-AUGUST volume 24 (ビームコミックス)Fellows! 2012-AUGUST volume 24 (ビームコミックス)
(2012/08/10)
原鮎美、夏本満 他

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フェローズの感想です。

・表紙/碧風羽
森の中にたたずむ塔と、装飾のほどこされた空中回廊。いかにもフェローズというキレイな表紙です。

・保健室の黒便り/夏本満
新連載。疲れた人やストレスの溜まった人に取りつく生き物『ツカレ』を見ることのできる学校の保健の先生・黒田が、相棒で『ツカレ』を食べる化猫と生徒の悩みを解決しようとする、という内容。今回はクラスから浮いてしまっているギャルの水島さんを助ける。これまでの読み切り同様、絵柄も話の構成も安定していると思う。いわゆる『憑き物探偵』みたいな感じで話を作りやすそうだし、今後が楽しみ。

・犬神姫にくちづけ/宮田紘次
7話目。今回は、豪華客船に潜入しての仕事。化狸は、マスコット的なレギュラーになるかと思ったが、そうでもなかった。あと、外人さんが「リロイ・アップルトン」だと言われていたので忘れないようにしたい。

・魔街の坂/中村哲也
3話のシリーズ連載の前編。状況説明的なシーンセリフが一切と言っていいほどないので、かなり分かりにくかった。とりあえず教会をモンスターが襲って、それを武器と融合(?)した男が倒したという内容。中編以降で世界観の説明と、モチーフである『坂』をどう生かしてくるのか?

・ストラヴァガンツァ~異彩の姫~/冨明仁
2話目。前回で危機は去ったかに思えたが、今度は大きなオオサンショウウオが襲来。ヒロインのクラリアが首都ミテラに逃げてから、世界観の説明に移る。しかし、驚きなのは、クラリアが仮面の女王ビビアンだったこと。ここから、どんなふうに話を転がしていくのか興味がある。クラリアが抜け道を使って城内に戻るシーンにタップリページを使っていたりして、今回は真面目にストーリーを作っていこうという気持ちがうかがえる。

・石精綺譚/原鮎美
新連載。銀色の瞳を持ち、見た人を石にして捕食してしまう岩竜など『石精』と呼ばれる生き物がいる世界。人間は死んで黒い石になった石精の心臓を加工して生活を豊かにしていた。という、この物語の基本設定をすんなり説明してしまえるのは、作者の力量のなせる業か。石精と同じ銀の目を持つ主人公のフィーカが、これからの苦労にどう立ち向かっていくかというのがテーマになっていくか。

・坂本ですが?/佐野菜見
3話目。今回の坂本君の相手は、モテることを研究している女子の黒沼あいなさん。様々な作戦を試みるものの、クールな坂本君には効果ナシ。今回は、どちらかというと坂本君のカッコよさというよりは、あいなと、田中・八木の女子2名が打ち解ける方がメインだった。しかし、坂本君の下の名前はなんていうんだ?

・野の鍵/渡邉紗代
読み切り。古城の塔で100年眠っているプリンセスに目覚めのキスをしようとするアルバンと、彼に壊された石像の中に封印されていた男(彼もプリンセスを目覚めさせる使命がある。王子?)。その2人のあいだに芽生えた奇妙な友情? みたいな話。王女ミイラ化 → キスしたらそのままの姿で生き返る → 首が取れてバランスを失って橋の下に落下 というコンボは面白かったが、全体的に説明不足感が否めない。なんのトラップもなかったのに、なぜ誰も姫を起こそうとしなかったのか? そもそも、冒頭でアルバンが石像を壊すのが唐突すぎる。

・乱と灰色の世界/入江亜季
25話目。乱が凰太郎の体に骸虫が取りついていて、今回の元凶だということを知る。乱は戦う覚悟を決めたようだが、それは漆間家や黒羽衆といっしょに凰太郎と正面から向き合う形ではなさそうな気がする。

・ジゼル・アラン/笠井スイ
18話目。今回のジゼルの仕事は、サーカスでの子守り。その相手のカミラは、玉乗りを練習していて自分も役に立ちたいと考えている。ジゼルは、その手助けすることを決めた。次回は、サーカスの本番に乱入する形になるか?

・こびと日和/樫木祐人
3話目。港の市場にやってきた2人。壁のようなゴチャゴチャ街並み、そこに住んでいる人(動物)たちの活気あふれる様子が良かった。ミコチが財布を落としてしまったが、それをハクメイが責めるでもなく、あまり気にせずに店を見て回るのが、2人の信頼感みたいなのがうかがえて面白かった。

・ふうらい姉妹/長崎ライチ
32回目。2本立ての1本目。とうとつくんの4本が面白かった。たぶん、彼は宇宙人だと思う。

・鴨の水かき/空木哲生
新連載。社長の渡辺、クールな前原さん、新人なのにどこか達観している沖君、電話番の主婦バイトいく子さんが働くデザイン会社が舞台の話。抽象的な要求しかしてこないクライアント、資料名目でファッション誌を大人買い、いく子さんが編んでいたストールからアイデアが一気にあふれる様子。いろいろ問題はあっても楽しそうに仕事をしている様子が良かった。今後に期待大です。

・乙嫁語り/森薫
25話目。結婚式の中編。今回は、サーミ&サーム兄弟のターン。前回から引き続き宴の楽しそうな様子と双子の母親の苦労っぷりが面白かった。変わり身の術を見つけたときのリアクションとか。次回は、結婚式だけでなくアラル海編のクライマックスです。

・兎の角/睦月のぞみ
20話目。なんか、話が大きく動いた印象。真白家の呪具をサヤが持ち出し、それをアヤが天沢さんの協力を得て大鈴で破壊することに成功する。これで、それぞれを縛りつけていたものがなくなったように思うんだけど、次回からどうなるか?

・のぞき穴/高江洲弥
読み切り。主人公の優也は、片思いの茉莉子さんを木戸のわずかな亀裂からのぞく。そこで彼女の秘密を見てしまう。理解しがたい状況、不可解な展開ながら、しっかりと話を読ませる力がある。胸を張って面白いとは言いづらいが、なにか気になる一作。

・補助隊モズクス/高田築
5話目。病気の風子ちゃんを守りながら病院内で戦う東海林、遊佐、舞。前作『野ばら』のときにも書いたが、病院を襲ってきたテロリストを医師たち(か医師のふりをしたFBIとか)が返り討ちにする映画を作ってください。もしくは、そんな映画を教えてください。舞の式神は撃たれて消えた(死んだ?)のに対し、東海林の3匹は銃弾を弾き返していたという違いが気になる。あと風子のぬいぐるみは、しゅむたんにするべきだったのでは?

・ヒナまつり/大武政夫
19話目。瞳がバーに入っていくことを目撃してしまったことから同じクラスの貴志(警部役)、ケンゴ(巡査部長役)、相沢さよ(警視役)が、その謎を解き明かそうとする。ヒナの終始置いて行かれっぷり、不純異性交遊や援交を心配するものの知識が足りなく上手く想像できない男子たち、ケンゴが「うきゃきゃきゃきゃきゃ~~ん」と走り出すとこ、アイドル風に中学生なのにバーテンダーをしていることを謝るところからの拍手など、今回もキレッキレだった。死角がないな。

・健全ロボ ダイミダラー/なかま亜咲
23話目。町が壊れても平気、パイロットが死んでもしかたなしという姿勢の人間側に対し、取り残された2ペンギンを助けるために何とかしようとし、降伏することも考えるペンギン側。なんか、善悪の立場が入れ替わっているような。

・罔両の住処/長谷川舞里絵
読み切り。物の怪が当たり前に暮らす世界で自警団に入っているヒロインの天火が持ち前の発火能力を使って爆弾魔を捕まえる話。ただ、いろんなところが説明不足過ぎて話が頭に入ってこない。爆弾魔が自警団の屯所を襲い、学校も爆破しようとした理由も不明なら、演壇の下から投げたダイナマイトが不発だったのもよく分からない。結局、天火が人間なのかどうかも分からない。

・しらまり/高橋拡那
5話目。今回は、しらまりが主演キャラをつとめる恋愛アドベンチャーゲームの話。ベタな展開が続くが、ところどころで選択肢が出てくるのが面白かった。だんだん、このマンガにも慣れてきた。

・秋津/室井大資
8回目。単行本が10月に発売されるし、もう正式に連載扱いということなんだと思う。今回は、メンタルの弱い編集の村瀬さんの話。これから受けるであろうストレスを天秤にかける姿はカッコ良かったが、悲しいかな、その目は死んでいた…。

・瑪瑙之竜/長澤真
18話目。地下でのやり取りで、コレットとアレックスの素性、事件のあらましが判明する。増ページの次回で一気に解決か。それにしても、置いてきぼりの3人がカワイそう。

・星屑ニーナ/福島聡
19話目。大人ピッピとポポの親子喧嘩。そこで、家族のありかたを知ったピッピは『最初の宇宙雷魚』を倒すために星屑を連れて過去へ飛ぶ。クライマックスが近いのかな。あと、八福神みたいなロボットが出てきたのが面白かった。

・でこぼこガーリッシュ/原鮎美
19回目。演歌を歌ってもアイドルっぽいナッツンと、アイドルソングを歌ってもコブシが回っている織子が良かった。

・みそぎそ/大窪晶与
読み切り。神社のグータラな息子の俊裕が、なぜか神社に入ることのできない村上四郎君の悩みを解決する。舞台が神社だからといってオカルトやスピリチュアルな方向にいかず、シンプルながらヒネリの効いた真相で、かなり面白かった。今回の読み切り陣のなかでは、一番。

・飛んでけ魔法使い!/衛藤誠
えんため大賞奨励賞受賞作。未熟ゆえに変身状態から戻れなくなってしまった魔法少女が、元に戻るためにトラブルを解決しようとする。一見不要に思えた『棒高跳び』をやっているという設定が生きて、そのままオチにつながるのは上手いと思った。でも、現実世界にいきなり魔法使いがいることに、もうちょっと説明が欲しい。

・人魚の海女さん/柘植真由美
えんため大賞奨励賞受賞作。タイトルの通り、海女さんをやっている人魚のピュアな悪意という感じ。こっちは人魚が現実世界にいる説明がなくても、そんなにおかしな感じはしない。この違いはなんだろう?

・事件記者トトコ/丸山薫
5話目。新宿御苑近辺で起こった不審な事件の数々。それを取材するトトコと入谷だが、ジャングルと化した御苑内には翼竜はいるは、獣人はいるはで魔境と化していた。解決篇は次回。

・ふうらい姉妹/長崎ライチ
33回目。2本立ての2本目。雑貨屋で買ったお面が、斜井田さんとのデートに役立つとは。それにしても熊大臣の再登場はうれしい。オリに入れられながらも。

・鋼鉄奇士シュバリオン/嵐田佐和子
6話目。変身し続けているために力が暴走し始めているレッド。ついにはシュバリオン本部を破壊してしまう。変身を解くためには5人のシュバリオンの力が必要。次回で5人目が登場。勢揃いとなるか。

・最愛の隣の悪夢/安住だいち
10話目。コンペに参加したヒロナリ。書類審査は通過するものの、結局落選。一見よさげなプランだが、指摘された問題点はなるほどと思った。そして、マキちゃんからは別れを告げる言葉が。次回は恋愛編か。今回雪乃は、パンチラ係です。

・鹿娘清美婚姻譚/緒方波子
3話目。清美と善彦の結婚式の打ち合わせ。人間同士でもいろいろあるのに人間と鹿ならなおさら。清美には父親が3頭いるとか、鹿はフランス料理を食べたことがないとか(当たり前だけど)風習のちがいでモメるところが面白かった。次回は披露宴らしいですが、東条さんが日にちに悪い意味で反応していたのが気になる。

・天使のつくりかた/徳永龍人
えんため大賞奨励賞受賞作。神様が天使を作る話。やけに細かく工程を説明してくれる割に、いちいち失敗していくのが笑える。それに、主役の神様が浜松市の担当で天使を増やす理由が浜松市が合併して大きくなったからとか、こまかな現在の問題点とか、絶対に作者は浜松に住んでるだろ。

・帰路は戦場/若生舞
えんため大賞奨励賞受賞作。給食着を学校に忘れてしまい、ひとりで学校に戻るというタケル。それを放っておけない友達のカイトとあいり。バカバカしいことを真面目にやっている面白さがある。短いながらも、よくまとまっていると思う。

・ウワガキ/八十八良
最終回。撃たれたのは千秋だった。そこから始まる緊急の融合。『好きの足し算』とか、このマンガらしい終わり方だったと思う。次号には、番外編が載るそうです。

・ましまろ文學ガール/天乃タカ
8話目&9話目。2本立て。1本目は古本市で漢を見せる百音。葡萄の会の田間にキャラが立ったり、新しく文学を愛する美少年が現れたりして面白かった。百音に対して過保護すぎと言われた夢に何か変化があるか? 2本目は、唐路島先生から清兄さんが昔文學をやっていたことが語られる。さらに星野望という人物の名前。10年前に清兄さん、唐路島先生、そして星野望たちのあいだで何が起こったのか? けっこう話が動いた印象。

・予告とか
次号から白浜鴎と長蔵ヒロコの新連載がスタート。さらに、ゾンビのロメ夫が三度登場です。それから、7月発売予定がなくなってしまったフェローズQが『本誌とあんまり差がない』という理由で9月に発売される3号で終了が決定。その代わりにフェローズが来年の2月から年10回の『ほぼ月刊』状態に。厚さは? 値段は? 作品ごとの連載ペースは? など、様々な心配が頭をよぎります。過渡期なのかな?




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テーマ:漫画の感想 - ジャンル:アニメ・コミック

  1. 2012/08/12(日) 21:27:05|
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