晴耕雨マンガ

6月は、トクサツガガガ

Fellows!(Q) QUEEN の感想

Fellows!(Q) 2012-SPRING Fellows!(Q) 2012-SPRING
(2012/03/15)
不明

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フェローズQの感想です。今回はサブタイトルの『QUEEN』のとおり、読み切り作品は『女王』をテーマにした内容になっています。

・昼下がりの女王様/中村哲也
読み切り。クラスで居眠りしている女子に女王様の格好をさせたら何故か堂に入っていて、その理由は…という話。とちゅうで上級生や演劇部の顧問が乱入して来たり、10ページの割には内容を詰め込みすぎた感じ。

・乙嫁語り/森薫
特別編。今回は、カルルクの祖母バルキルシュが主人公。高いところから降りられなくなった子どもを助けるためにヤギにまたがり岩山を登ります。単純にカッコいい。

・蜂矢乙女の魔球/福島聡
6話目。今回は『マウンドの女王』ということで、乙女が憧れる熊田さんが主人公。チームメイトのほとんどがカキにあたってしまたので、自分ひとりで試合をコントロールする。しかし、あと一球いうところで乙女と交代させられてしまう。当然面白くないわけだけど、これが今後に何か影響を及ぼすんだろうか? あと、リリーズの選手って、みんな動物の名前が入っているのね。

・アフィーマ/高田健一
読み切り。『女王』がテーマなら、この人がいないと始まらない。ということで、姫とろみ先生が登場。朝起きたら、姫の王冠ヘアの真ん中がなくなっていた!?という話。ちゃんと、1コマ目で答えが描かれているのがイイ。

・修学旅行の晩に/市川和馬
読み切り。修学旅行の夜。部屋に男女3人ずつが集まって王様ゲームをやる。そのわりには、あまりエロいことにはならなかった。冒頭の靴下を口で脱がせるシーンのみ。テーマが『女王』なんだから、最後だけでなく女性陣が続けて王様になって、男たちに無理難題を吹っかければよかったのに。

・姉は女王、僕は下僕。/夏本満
読み切り。タイトル通りの内容。家でも学校でも女王のように振る舞う姉イクと、言うことをきくしかない弟マサルの話。女王のように行動するようになった理由、同級生タケシへの恋心、マサルの現状への不満や戸惑いといった要素が、イマイチ練りきれていなかったように思う。

・雪はそんなにきれいじゃない/松本結樹
読み切り。いままで自分勝手に雪を降らせ空を荒れさせてきた雪の女王。しかし、そのことで多くの人が傷ついていることを知り自信を無くしてしまう。ありがちな設定ながらよくまとめているし『女王』というテーマもしっかりと消化していると思う。

・机上の王国/牧田真希
読み切り。引きこもりでネットゲームに夢中になっている姉。弟は心配するが、姉はゲームのために自治や関税の本を読んだり街の模型を手作りしたり、どんどんのめり込んでいく。そして、ついには現実の世界と行き来できるところまでゲームの世界を発展させてしまった。この人は、前作ではマクロからミクロまでを描いていたし、こういう別次元をつなぐ話が得意なのかも。

・メランコリック卑弥呼様/睦月のぞみ
読み切り。日本最初の女王。卑弥呼様が主人公。「彼氏が欲しい」という卑弥呼様に侍女たちが用意したのは、人間の男じゃなくて…という話。いつもどおりのテンションです。

・三星女子高秘密倶楽部/真田順子
読み切り。勉強が嫌いな女子3人組が『学校の女王』になって勉強しなくてもいい学校を作ろうとするが、結局グダグダになってしまう。1ページ目のハシラにある『8度目の読切作品!』という言葉は、なんとなく『未完の大器』と同じ意味のように感じる。

・墨色プロジェクション/新居美智代
読み切り。リア先生シリーズ第2段。金髪巨乳美人のリア先生に対抗する、黒髪大和撫子の古河ゆかりさんが登場。瞬をめぐって火花を散らします。リア先生の言葉で、クラスの全員が集中して習字を書く見開きが良かった。あと、タンクトップ一枚になって習字に挑戦して顔や胸に墨が飛び散るリア先生に対して、古河さんが「あざといわ…」と思うのを見て、今年のネット流行語はコレだなと思いました。

・アマゾネスの掟/菊池るち
読み切り。女のみが生きるアマゾネスの王国で、女として育てられた男の女王の話。ガチムチな体型と女王という肩書のギャップが面白いし、見開きの鉄拳制裁も爽快だった。このままシリーズ化しても面白そう。『女王』というテーマで、素直に『女の王様』を描かなかったことを評価したい。

・ミアのケーキは甘すぎる/長野香子
読み切り。雪と氷の町にやってきた絶世の歌唱力を持つ女性。バンドメンバーや追っかけファンだけでなく、はじめて会った町の少年ペーターも虜にしていく。この作者独特のセクシーさみたいなのが、作品全体に漂っていて面白かった。パンツ一枚の上にコートだけ羽織って酒瓶を持っているというのは、確かにロック。

・波紋の虚、魚遊の実/犬童千絵
読み切り。狛犬のような謎の動物を飼い馴らす皇女の夏宮と、盗賊の女頭目・凛の一騎討ち。他にアクション作品がなかったので面白く読めた。あと、盗賊の中にモヒカンがいるというのは、もう時代を超越した様式美なんだな。

・女王陛下と黒い波/天野タカ
魔女マリーシリーズ。いちおう、今回からフェローズからQへの移籍ということらしいが、いつからフェローズで正式に連載していたのか分からないので、いまいちピンとこない。今回マリーは、家臣や国民を信じることのできない女王の望みを聞く。女王と唯一信頼している騎士以外の人物の肌の部分を黒く表現しているのが、おとぎ話のようで良かった。

・女王陛下の天気予報士/澤江啓太
読み切り。一風変わった方法で天気をピタリと当てる王室付きの気象予報士のマイルスの話。新しく秘書になったマリーは、彼の能力を使って一儲けをたくらむが…という感じ。マイルスの女王への一途な忠誠心が良かった。かと言ってマリーも悪いわけでなく、この2人のやり取りは、もっと見てみたい。

・われらが女王は今日もこの奥で…/吉田覚
読み切り。若い衛兵2人と若くて目つきのおかしな女王の話。変化球と見せかけたストレートなオチ。このQが始まる前後からちょっと作風を変えてきたけど、それも板についてきたという感じ。

・ソシアル・タブーは華やかに/若槻久美子
読み切り。デビュー3作目とトビラにあるが、もっと長く描いている印象を受ける。お忍びで出かけた本物の女王がソックリさん専門のストリップ小屋の主人に目をつけられてしまう。『ダイミダラー』や『兎の角』なんかじゃ乳首が出ているけど、そういうのとは一線を画すエロさ満載の内容。オチの前で一気に立場が逆転するのも痛快。

・乱と灰色の世界/入江亜季
特別編。今回の表紙を飾っている『魔女の女王』静が、まだ17歳のとき各地を放浪していたころの話。ゴリラの食事を食べつくしてしまったり、まだ完璧でないというのがイイ。前回の凰太郎の話は本編に反映されたけど、これもリンクしていくんだろうか?

・鉄仮面ビビアン/冨明仁
読み切り。温泉でも決して鉄仮面を外さない17歳の女王・ビビアンが主人公のコメディ2本立て。いい意味でも悪い意味でも好き勝手やっている。なんか、エルフの裸が描ければ、あとはどうでも良かったんじゃないかと思えてくる。

・梅小路さんとひな祭り/緒方波子
2ページのショート。梅小路さんと猫雪が家のお姫様の座をかけて戦います。そういえば『女王』というくくりでお雛様を描いた人はいなかった。3月発売の号なんだから、誰かテーマにしてもよさそうなのに。盲点だったんだろうか?


次号から『1話60ページを超えること』『魅力的なキャラが多数登場すること』『能力の限界まで作画を頑張り続けること』の3つを条件に、真田順子、吉田覚、梶谷志乃の新連載がスタート。今回は『女王』というテーマで苦戦しているように感じられる作家もいただけに、次号はサブタイトルの『Q.E.D』をテーマに競争するグループと、自由に描かせるグループに分けたほうがいいのではと、思います。








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テーマ:漫画の感想 - ジャンル:アニメ・コミック

  1. 2012/03/18(日) 20:14:22|
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