晴耕雨マンガ

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それでも町は廻っている 第9巻の感想

それでも町は廻っている 9 (ヤングキングコミックス)それでも町は廻っている 9 (ヤングキングコミックス)
(2011/08/31)
石黒 正数

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『それでも町は廻っている』の最新刊が発売されました。表紙の色は紫。なぜか、背景には深海魚の群れが。それにしても、この歩鳥は各単行本の表紙の中で、いちばんカワイイんじゃないだろうか?

・嵐山忍法帳
ニンジャの由来が明らかに。予想していた時期とは違ったが、コレは小学生にとってはかなりのインパクトがある事件だろう。たぶん、卒業までネタにされる。この話はカラー特別編なのだが、目次でコレも1話としてカウントされてしまっているので、各話のトビラに書かれている話数とズレてしまった。

・第66話 燃えよ歩鳥
夜回り当番の間に放火犯を捕まえようとする歩鳥&オッサンズだが、この回の主役は松田。それ町には珍しいアクションシーンで、見事に放火犯を取り押さえる流れはカッコよかった。しかし、この放火犯、第1巻のときからの伏線だから、そのスパンの長さに感心してしまう。この話を描こうと思っても描けない可能性だってあったわけだから。

・第67話 答砲悋気
安心安定のエビちゃん回。デート、モマン、お見舞いときて4回目。普通に家に来るようになっているし、他の異性と仲良くするだけでヤキモチをやくし、それ町でいちばんラブでコメっているのが、この2人ってどうなんだ? 真田とタッツン、頑張れよ。

・第68話 嵐山ジョセフィーヌ様
タイトル通り、ジョセフィーヌが主役の回。鎖を付け忘れられた(←なんか変な日本語)ジョセの大冒険。なんとなく、第10話のタケルとユキコのヤツとの対比のような気がした。あと、アニメの影響でジョセのセリフの「おれ」は お にアクセントを置いて読んでしまう。

・第69話 流血のプロセス
全員が思い込みと勘違いをして、スレ違いながらもストーリーが進んでいく見事な構成。『みんながみんなを悩ませる誰かが心を痛めてる』キテレツ大百科のエンディングみたいだな。

・第70話 大人買い計画
静さんがメイン。アワーズ掲載の数日後にアニメ版が放送され『べちこ焼』が検索急上昇ワードになるという、各方面に話題を振りまいた回。しかし、作中では静さんが謎のお菓子に振り回され、歩鳥のスットンキョーな推理が実は正解という、静さん的には何も得をしていないという。このあとしばらく、べちこ焼の味を思い出してモンモンとした夜を過ごしたことだろう。

・第71話 歩く鳥
この巻だけでなく、それ町全体を通しても屈指の名エピソード。宮澤賢治の『銀河鉄道の夜』をモチーフに、紺先輩の過去、まだ仲良くなりきっていない紺先輩と歩鳥の微妙な距離感、そして全体に流れるちょっと切ない雰囲気。この話だけ、アニメ化して10巻特別版として発売してくれないものか。

・第72話 嘘つきリッちゃんの亡霊
なんて言うか、トビラと内容のギャップが物凄い。ナイフとか、OLの霊に刺さってただけじゃないか。しかし、謎の存在に意味付けていって、ひとつのストーリーに作りあげていくのは見事だと思った。

・第73話 森秋 夜空に散る
森秋がメインの回。のはずなんだけど、結局歩鳥に振り回されっぱなし。しかも、西先生が謎の積極性を発揮したりして、どういうことなんだ? 歩鳥の髪型が、やけに紺先輩っぽい。


・『歩く鳥』をはじめ、9巻は全体的にさみしさ切なさみたいな空気が感じられた。でも、これは最終回が近いとかではなく、アニメが終わって作者の気が抜けたからだと思いたい。



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テーマ:漫画の感想 - ジャンル:アニメ・コミック

  1. 2011/09/02(金) 15:13:35|
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