晴耕雨マンガ

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ヴィンランド・サガ 第10巻の感想

ヴィンランド・サガ(10) (アフタヌーンKC)ヴィンランド・サガ(10) (アフタヌーンKC)
(2011/04/22)
幸村 誠

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ほのぼの農耕漫画ヴィンランド・サガの最新刊が発売されました。表紙の男は、パッと見分からなかったけどトルフィン。ヒゲが濃くなり背も伸びて体つきもガッシリした感じ。年令をキッチリ計算していないけど、成長期なのかな?

・第65話 大旦那の家で
農作業に精を出すトルフィンとエイナル。実は、もっと前からなのかもしれないけど、作画がデジタル環境に移った気がする。蛇が語る防衛力の少なさは、来る農場襲撃への伏線だろうか。

・第66話 発芽
麦の成長を祈るエイナルが笑える。確かに、この時代に農薬があるわけないので、自動的に無農薬栽培になるのか。8割が芽を出したそうだが、そこから虫がついたり病気になったりして、実際の収穫量は蒔いた半分近くになるのかな。

・第67話 鉄拳ケティル
農場で盗みをしていた幼い兄弟の裁判。最初、子どもたちを擁護しているような感じでいながら、しっかりと棒打ち刑を提案するパテールが怖すぎる。無表情で何考えているか分からないし、いまだに(まだ起きていないけど)農場襲撃の黒幕なんじゃないかと疑ってしまう。そして、アルネイズに自分の弱さを吐露するケティル。鉄拳と呼ばれ戦場で怖れられていたのもウソだとは。息子で戦士のトールギルがこのことを知ったら失望を買ってしまいそうだ。ケティルの話を聞いているアルネイズの表情が、エイナルと話しているときと違って無表情なのも興味深い。

・第68話 カラッポな男
いまだに夢にうなされ続けるトルフィン。「憎しみがなくなっらオレ…カラッポだ」というセリフは、前巻の「今日まで生きてきて…いいことひとつもなかったよ」なみにさびしいセリフだな。トルフィンはトールズが死んだときに時計が止まり、アシェラッドが殺されたときにそれを巻き戻すこともできなくなったんだな。エイナルも大旦那も、それを埋めようとしてくれているのは、救いがあっていいな。

・第69話 いじめ
しかし、奉公人たちにせっかく穂をつけた麦畑が荒らされてしまった。そして、出くわす2組。見開きのトルフィンパンチは、この巻では数少ないアクションシーンというだけでなく、怒りに身を任せたエイナルよりも、冷静だったトルフィンが先に動いたので、スカッとした。

・第70話 夢の中身
夢の中の平和バージョンのトルフィンは顔がキレイで、口調も若者っぽいっていうか呑気な感じで、あのときトールズの船についてこなければ、こういう未来もあったんだなと思うと切なくなる。しかしエイナルは、4人相手に互角のケンカをするって、意外と強いんじゃないだろうか?

・第71話 誓い
クワで殴られたトルフィンは、朦朧とする意識の中、ヴァルハラ(?)に迷いこんでしまう。やっぱり血まみれバイキングが殺しあっているのはこのマンガらしいと思うが、トールズの「誰にも敵などいないんだ」、アシェラッドの「本当の戦いを戦え」という言葉で、トルフィンは暴力との決別を決意。それにしてもパテールさんは、泥だらけになってまで畑の中からボタンひとつを見つけ出すって、ちょっと狂気じみている気がする。やっぱり、なにか企んでそうで怖い。

・帯には『奴隷編<前章>クライマックス』の文字。まだ奴隷ストーリーは続きそうだが、やっぱり農場は襲撃されると思う。蛇が言っていた防衛力の少なさ、ケティルの精神的な弱さ、エイナルと奉公人たちにとの軋轢とか、多くのフラグが立っている。そのときトルフィンはどういう行動をとるのだろうか?

・実際、この巻でトルフィンは農作業して夢にうなされて、ちょっとケンカするだけ。それでも、しっかりと面白いのだから作者の技量の高さがうかがえる。次巻の発売は、来年になるだろうけど、気長に楽しみに待ちたいと思います。



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テーマ:漫画の感想 - ジャンル:アニメ・コミック

  1. 2011/04/26(火) 11:33:32|
  2. 幸村誠/ヴィンランド・サガ
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