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晴耕雨マンガ

天国大魔境の小ネタ募集中/6月は、天国大魔境、ヴィンランド・サガ。

ハルタ vol.99の感想




ハルタ99号の感想です。





・殺し屋の推し/大島琳太郎
新連載。最強の殺し屋と闇社会でおそれられるエンドウ ワタルは、アイドルの皆星香李を推していた。絵は上手いし、キャラのバランスも良い。アクションもキレていて、香李を拉致ったマフィアを倒すシーンは、サイリウムを振って相手を倒す動きがバックで流れるろ~ゼシアの曲とリンクするタイプのヤツ(例:アキバ冥途戦争 第1話)だと思う。今後に期待大です。隔号連載です。

・生き残った6人によると/山本和音
第24話。3人を喪ったことで重たくなった空気を払しょくするために、ビーストがシャッフルコーデ対決を企画する。なんか、ビーストはラスト手前で死にそうな気がしてきた。そして、モールに新メンバーがやって来る。ゾンビの腕を身につけることで、襲われなくなるのか。

・山を渡る‐三多摩大岳部録‐/空木哲生
第30話。深夜の新宿で腹を満たしてから、バスを乗り継いで登山口へ。次回からいよいよ登山開始というところで、なにやら因縁がありそうなメンツが登場する。女がいてうらやましいくらいの軽い理由であってほしい。

・魔女のエデン/ゆめじ
第2話。前回登場した、植物と動物が融合したような存在、ケモノのオークがザクムたちを退ける。そして、ピリーは旅に出ることに。世界を周って植物の状況を見ながら、ザクムの追手と戦い……みたいな感じかな。

・煙と蜜/長蔵ヒロコ
第34話。文治を訪ねてきたのは、弟の兵治だった。姫子のときとも部下たちが相手のときとも違う、家族相手の顔が見れたのが良かった。軍人の兄が『文』で、民間人の弟が『兵』なのか。

・眩町怪診録/東もな
読み切り。吸血鬼による輸血パック盗難が問題となっているなか、病院に泥棒が入る。医者とボディーガード(兼家政夫)の関係性もいいし、脇でワイワイしている看護師2人のキャラもいい。このまま連載まで持っていけるのでは?

・対岸のメル -幽冥探偵調査ファイル-/福島聡
第5話。学校のプールにいた幽霊のウエノさんの無念を晴らすため、殺人犯を捜そうとする。小学校に犯人がいると考え、保健の葛西先生が怪しいと考える。先が読めない展開だったので、後編での解決に期待したい。メルちゃんは、不登校児だったか。

・花園に幹が立つ/野澤佑季恵
第2話。学園には、懇意になりたい相手とリボンを交換する風習がある。そこで、遠野・三枝・源のあいだで三角トレードする。源のネクタイ姿も良かったし、職員室に呼ばれたときのイマジナリー三枝も可愛かった。

・猫のまにまに/宇島葉
第14話。引き続きカワイイ勝負でクロちゃんに負けてしまう金子さん。身体を毛づくろいしまくる姿が可愛かった。

・夫の文通相手/古田青葉
読み切り。結婚式直前の妻が気になるのは、夫が15年も文通を続けている相手のこと。どんな人か確かめたくて直接会ってみることに。ネイルサロンや美容室で愚痴や不満を語るパートのテンポ感が良かった。結末も幸せな方向なのがグッド。

・キラキラとギラギラ/嵐田佐和子
第9話。わざわざ迎えに来てまで、ルルをモデルにして絵を描こうとする平等院。けれども、上手く描くことはできないまま。そんなときに、禅くんの描いたルルのスケッチを見つけてしまう。ここからケンカ方面に行くのか、教えを請う方向に行くのか。

・先生、今月どうですか/高江洲弥
第23話。以前、紫ちゃん相手に玉砕した熊野のことを好きだという田口さん。紫ちゃんと芹ちゃんが、恋の悩みを聞く。意外と効果あるんだな、寝言作戦。

・ダンジョン飯/九井諒子
第89話。首がつながったライオスの身体は、すっかり翼獅子に乗っ取られた状態に。ミスルンに襲われるものの、ここで召喚したモンスターが……。ライオスの妄想力が最悪の形で実現してしまった。でも、動物学的にキチンと動かないのでは?

・ハクメイとミコチ/樫木祐人
第98話。トレモさんの古着屋に訪れる、様々な人たち。こうやって見ると、ファッションがテーマの別作品を描いてもいいくらいのレベルだと思う。旋毛丸のサングラスがヒット。

・希釈王/須川佳
第9話。富水暗殺作戦を考えるものの、まったく妙案が浮かばない辛也。しかし、富水がほかのエルフと違うことを知り、突破口を見出す。そして、次回の辛也の若頭就任式で、解体ショーが行われるとのこと。逆にブチ壊しになりそう。

・クプルムの花嫁/namo
第26話。寝食を忘れて仕事に打ち込む修。心配したしいなは、手作り弁当を届ける。細かいツッコミだけど、しいなは包丁だけを左手で使っている。

・ホテル・メッツァペウラへようこそ/福田星良
第22話。ファビーのことをクリスマスに誘おうとする同僚のイルッカ。こうやってホテル外の人の話も広がっていってほしい。いつかイルッカとジュンが顔を合わせるときが楽しみ。

・熱を帯びるベール/東金桜
読み切り。親友が結婚式で身につけるベールを編むことになった主人公。描かれるベールの描写すべてに力が入ってい美しいのに、そこに込められた思いのドス黒さとのギャップに息が詰まる。

・ウスズミの果て/岩宗治生
第8話。すべての人の埋葬が終わったあと、トミネさんが小夜に博物館を案内する。たしかに積み上げた歴史が、すべて無に帰してしまうっていうのは、なかなかにヘビーな現実か。それから、小夜の正体も明らかに。メカではなく、バイオのほうだったか。

・いやはや熱海くん/田沼朝
第7話。足立が前に好きだったという、諏訪さんと出会った熱海くん。そこから、いろいろと考えが飛躍してしまう。辻くんとのしりとりシリーズ、夏休みの間は恒例にしてほしい。

・夜の名前を呼んで/三星たま
第23話。ミラから料理を教わるバラン。しかし、家に行く前にカップ君の秘密を目撃してしまう。ここのライバル?関係は、このまま続けていってほしい。トビラのバランさん、お玉から直接いったら火傷すると思う。

・ねんどの子/多良見かな
読み切り。会社をサボって動物園に来た主人公は、謎の女の子と出会う。その子の天真爛漫さ、豪快な変身など、見ていて楽しくなる描写が盛りだくさん。本来の用途(建築補助)で活躍する様子が、逆に思い浮かばない。

・スパイゲーム A.D.1600/加藤清志
第6話。壱波たちをこの世界に呼んだ『極体』の解説。服部家秘蔵の品ということで、これ以上の詳細は明かされないか。そして、家康はすでに戦車や戦闘機も召喚していた。でもストーリー的には、半蔵正就と決着をつけるのが当面の課題か。

・珍獣のお医者さん/二宮香乃
第5話。今回はウサギ。爬虫類などにくらべれば扱いやすいかと思われたが、実は厄介な相手なのだという。何事も度が過ぎれば……ということか。回復したあとのモッチーの表情がカワイイ。

・かわいすぎる人よ!/綿野マイコ
第12・13話。2話掲載。1本目は、おじさんに手作りの服をプレゼントしようとするメイ。2本目は、メイのまわりの人間関係をうらやむ堀田さん。そこで変に意固地にならないあたり、堀田さんもいい人なんだよ。

・山粧う/朔本美津妃
読み切り。学校行事で山に登っても、メイクに夢中の女子。そこから山が色づく展開の前の、無言のキツネのコマが、なんかいい。

・FOOLPROOF/久方標
第12話。夜鷹さんが未来からやって来た経緯が明らかに。夜鷹さんにとっては過去でも、瞬たちにとっては未来の出来事という扱いが上手い。これで万事解決かと思われたが、まだやることがある様子。タイムパラドックス的なことは大丈夫なの?

・からすの宝飾店/壱橋ロク
読み切り。詐欺師まがいの男が迷い込んだのは『誰かが忘れた物』を装飾品にしたものを売っている店だった。そこで男は、祖母から託されたブローチが売られているのを見つける。自業自得系ブラックコメディとして、なかなかのレベルだと思う。再登場に期待。

・ふしぎの国のバード/佐々大河
第50話。函館編Ⅲ。買い出しに来た伊藤とバードさん。そこで、ヘンリー・シーボルトと出会う。アイヌの文化に興味のある者同士意気投合した2人だったが、シーボルトのほうが日程的に先を行くことを知り……。それでも…と、すぐに気持ちを切り替えるバードさん、さすがのタフさ。

・涙子さまの言う通り/山本ルンルン
第7話。犬養家と連絡が取れなくなったが、それでも調べ続ける沢渡。涙子は本名じゃなかったのか。そして、姿を消していた先輩の武田が死体で発見される。その死に方は、話に聞いた犬神の作り方に似ていて……。いったい、何が起きているのか?

・セロリダンゴ/池袋万里
読み切り。村祭りを前に、騒がしくなる村。タイトルのセロリダンゴも重要なアイテムではあるんだけど、同じくらい星の飾りがストーリーに関わってくるし、前半では少年、後半では入院中のドミニクとメインになる人物も変わってくるし、なんか焦点をしぼり切れなかった印象。

・あかねさす柘榴の都/福浪優子
第18話。グラナダのランドマークである、アルハンブラ宮殿を観光する。ナツがスペインにとどまるのか、いつか日本に帰るのか。っていうのが、課題のひとつってところか。

・虎は龍をまだ喰べない。/一七八ハチ
第17話。2頭は、長生きの亀と出会う。そこで、虎の寿命を延ばす方法を聞こうとする。亀、動物状態では巨体なのに、人間状態では小柄になってしまうのか。

・ことり文書/天野実樹
第22話。動物園に来た、小鳥と白石。そこで出会った山本レイナちゃんと一緒に、小鳥が迷子になってしまう。レイナちゃんは、頑なに否定するが……。小鳥がお姉ちゃんしているのが(本人がどれくらい意識していたかは分からないが)、新鮮で良かった。

・さよなら、プリンセス/松崎まどか
読み切り。王子と結婚したある女性が、国のことを思って離婚を切り出し、実家に帰って来る。この女性が誰なのか?というのが後半になってわかる構成が見事。靴を忘れたのも「わざと」と言い切ったのが良かった。

・朝焼けの色/岩宗治生
読み切り。変な時間に目を覚ました主人公は、早朝の街を散歩する。龍の見開きの迫力は圧巻。この作者は、人のいない世界が好きなんだな。

・ヴラド・ドラクラ/大窪晶与
第34話。なんとかヴラドに手を貸したいシュテファンだが、小国モルダヴィアではできることが限られている。それでも、ヴラドからの密書を受け取り、打って出ることに。ヴラドは囚われたままだが、久々にスカッとした勝利を見た感じ。

・予告
次号は、記念すべき100号で連載陣が大集合。様々な特典企画もあるようです。
















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テーマ:漫画の感想 - ジャンル:アニメ・コミック

  1. 2022/11/15(火) 18:35:48|
  2. ハルタ 91~100号
  3. | コメント:2

コメント

今号の感想。

・生き残った6人によると
〉ゾンビの腕を身につけることで、襲われなくなるのか。

ゾンビの肉片を身に着ける事で、天敵として認識させるんかな?


・煙と蜜
〉文治を訪ねてきたのは、弟の兵治だった。

目つきだけで、「ああ、兄弟だな?」と思った。
それにしても、次男・三男となる毎に目の下のほくろが増えているのな……わかりやすい。


・ダンジョン飯
〉でも、動物学的にキチンと動かないのでは?

……キメラ型の怪物に、そういう身も蓋もない事を言ってはいけない。


・ハクメイとミコチ
〉トレモさんの古着屋に訪れる、様々な人たち。

トレモ店長、ナイトスネイルの学友だったんだな。
最初、実はナイトスネイル本人なんじゃないか?と思っていました。


……以上。
  1. 2023/02/06(月) 22:14:19 |
  2. URL |
  3. いつもの名無し #-
  4. [ 編集 ]

Re: 今号の感想。

> ・生き残った6人によると
> 〉ゾンビの腕を身につけることで、襲われなくなるのか。
>
> ゾンビの肉片を身に着ける事で、天敵として認識させるんかな?

もしくは、仲間と誤認させているのか?

> ・煙と蜜
> 〉文治を訪ねてきたのは、弟の兵治だった。
>
> 目つきだけで、「ああ、兄弟だな?」と思った。
> それにしても、次男・三男となる毎に目の下のほくろが増えているのな……わかりやすい。

従兄弟とかで、ホクロだらけの人が登場してほしいです。

> ・ダンジョン飯
> 〉でも、動物学的にキチンと動かないのでは?
>
> ……キメラ型の怪物に、そういう身も蓋もない事を言ってはいけない。

ファリンドラゴンのときに「体のわりに口が小さい」という問題点を指摘したので、九井先生に期待したいところです。

> ・ハクメイとミコチ
> 〉トレモさんの古着屋に訪れる、様々な人たち。
>
> トレモ店長、ナイトスネイルの学友だったんだな。
> 最初、実はナイトスネイル本人なんじゃないか?と思っていました。

ときどき登場してほしいくらいのいいキャラでしたね。

> ……以上。
コメントありがとうございました。

















  1. 2023/02/07(火) 17:09:28 |
  2. URL |
  3. 管理人 #-
  4. [ 編集 ]

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