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天国大魔境の小ネタ募集中/9月は、木根さんの1人でキネマ。

木根さんの1人でキネマ 第9巻の感想




『木根さんの1人でキネマ』第9巻の感想です。







・42本目 裁判映画
前回、佐藤さんにだまってモジャラ母娘&セッちゃんと遊びに行ったことで、訴えられてしまった木根さん。ごっこ遊びをしたいのと、キョーコ&ネネさんが中立という話を信じて裁判に挑むことになるのだが……。証人(キョーコたち)をハメて無罪に誘導しようとしたり、後半で木根さんと佐藤さんが主張をぶつけ合い、有罪にするよりも『本当に聞き出したかった言葉』を引き出す展開など、まさしく裁判映画のようなアツい展開が最高だった。キョーコたちにとって佐藤さんは、もう木根さんの嫁という認識でゆるがないものになっているんだな。

・43本目 ガタカと興行収入
木根さんと工藤ちゃんが名古屋へ出張。そのカバーに入った佐藤さんが、後輩社員たちから「『鬼滅の刃 無限列車編』を観ていないんですか?」と責められることに。そこから興行収入や観客動員数を引き合いに『千と千尋の神隠し』とどちらが上かと、後輩社員同士で言い争いになってしまう。佐藤さんは『ガタカ』を例えに出し事態を収束させようとするのだが……。『ジブリ映画』『バーフバリ』と、大人気作を観ていないネタを木根さんで2回やっているので、今回は佐藤さんにお鉢が回ってきたわけか。あと、後輩社員4人の名前が今回初めて明らかにされたけど、初登場が7話だから、ずいぶん時間がかかったな。


・44本目 見たい映画がありすぎてみたい映画がない日
佐藤さんが休日出勤。そこで1日中映画を観まくろうと思いたつ木根さんだったが、積んでるDVD&BD、HDDに録画したまま未視聴の番組、動画配信サービスのリストに入れたままの作品……。観ようと思っている映画が多すぎて、何から観ていいのか分らない状態に陥ってしまう。これは、選択肢が多すぎて選ぶことができない、現代のサブスクあるあるだよな。「けど ごめ~ん 今「ペンタゴン・ペーパーズ」の気分じゃねーんだ~」のコマは、ものすごく共感できる。これの対処・解決方法はいまだに見つかっていないかな。


・45本目 シン・エヴァンゲリオン劇場版:||
エヴァの完結を見届けた木根さんたち。佐藤さんらの当たり障りのない感想に、キョーコは納得がいかなかった。木根さんが本音を引き出す(気持ち悪い) → 家族が帰って来る(母ちゃんキショイ) → 例の電車のシーンと続くあたりの構成が見事だった。そこからの「おめでとう」のときの木根さんの顔が邪悪すぎると思う。映画紹介コメディの主人公がしていいレベルではないヒドさ。あと、ほかの4人はカップでコーヒー(?)を飲んでいるっぽいので、トッキーが1人で2リットルのコーラを飲むってことなのか。糖尿が心配になる。


・46本目 「ハリー・ポッター」シリーズ
作中の登場人物たちと年齢の近いセッちゃん&未希ちゃんが、劇場公開と同じタイミングで『ハリー・ポッター』シリーズを観ていけば最高の映画体験になるのでは? と考えた木根さん&モジャラ。いろいろと想像をめぐらせる。身近な人が死んだり悪役になったりといったご都合的な展開も面白いのだが、個人的には中学生までは同じくらいだったのに、高校生になったとたんに未希ちゃんだけ身長がグンと伸びているのが、とてもエモいと思うのです。あと、42本目で佐藤さんを置いて遊びに行った木根さんが、自分を置いて家族が遊びに行っていたということを知るという、巻全体の構成が上手い。











ハリポタにハマったセッちゃんが、その後のダニエル・ラドクリフ出演作(『スイス・アーミーマン』とか)を観たときのリアクションを知りたい。











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テーマ:漫画の感想 - ジャンル:アニメ・コミック

  1. 2021/12/24(金) 17:42:11|
  2. 木根さんの1人でキネマ
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