六道の悪女たち第13巻の感想です。表紙は『カンフー天女』鈴蘭さんです。
・第107話 寄り添う武術
掛軸先生の山寺で目を覚ました六道たち。そこで鈴蘭のカンフーの妙技を味わい、4人の仲間(タテシマ・カケル・エリモ・ラム)と対面する。彼女らの首には、悪意を抑え込む数珠『愚連無輪』が……。もし、この5人が愚連無輪から解き放たれてしまったらと考えると……。それぞれが武術を身に着けているので、戦闘力は鬼島以上かもしれない。
・第108話 鈴 蘭
過去パートでは、悪女時代の鈴蘭が暴れる様子が。乱奈や幼田も無茶苦茶な強さを持っているけど、カンフーというバックボーンを持っているというのは初のパターンか(あれがカンフーかはさておき)。そして、六道の事情を知った鈴蘭は“善意”から自分の愚連無輪を貸そうとするのだが……。はずした瞬間に性格が一変するさまが面白すぎる。
・第109話 バカヤロウ コノヤロウ
数珠を取った鈴蘭の強さは圧倒的。カケルを簡単にぶっ潰す。しかし、悪女ならば六道の術の影響下に。はじめは効かないのか?と思われたが……。「バカヤロウ コノヤロ」と言いながらも六道に従う流れが最高。最強カンフー×ツンデレとは、とんでもない属性持ちだな。そして、六道は自分もカンフーを習う決意をする。
・第110話 カンフーの心得
悪女Verの鈴蘭から、学校を休んでカンフーを習うことになった六道。『目をつぶっての片足立ち』という練習の隙をついてキスしようとする、鈴蘭の顔がちょっとブサイク。飯沼らも一緒にカンフー修行することになり、つばき経由でこのことを知った乱奈は……。つばきが顔文字が好き → ショックを受けた乱奈の表情が顔文字にという見事なコンボ。
・第111話 武術の形
六道だけでなく、飯沼らもカンフーを習う。という体で、カケルらの得意拳法紹介といったところ(カケル→猴拳。ラム→八極拳。エリモ→太極拳)。課長は道着姿を見るに、サモ・ハン・キンポー枠になれる可能性があるので、八極拳を極めた真・課長パンチをいつかさく裂させてほしい。そして「山に出るクマを倒せたら一人前」→六道を捜しに来た乱奈の背後にクマ。というスピーディーな流れがたまらない。
・第112話 鈴蘭の教え
飯沼らは順調にカンフーの訓練を積み重ねるが、六道は鈴蘭からヤンキー座りや肩で風を切る歩き方を教わるだけ。でも、これはベスト・キッド方式で、実はカンフーの大事な基礎でしたっていうパターンかな。一回、六道が最強ヤンキーになる夢を見るのが面白い。
・第113話 積み重ねた意味
やはり鈴蘭のヤンキー特訓は、ベスト・キッド方式だった。効果を実感した六道は、さらに修行を重ねヤンキー座りのまま登山にも成功する。ここで六道は学校に戻ることにし、鈴蘭も同行する考えを示す。しかし、エリモ&ラムがようやく愚連無輪を発見する。ここで天女バージョンに戻るのかどうか?

・第114話 更生した少女
山を下り六道と学校に通うため、鈴蘭は再び愚連無輪を身に着けることを了承。しかし、天女Verに戻った鈴蘭は……。善い人になったら逆に心の距離が開いてしまうというのは、なんとも皮肉なことだな。しかし、掛軸先生の判断で数珠をはずして下山することになる。カケルらとの別れのシーンが何だか良い。
・第115話 素顔のタテシマ
回想パートで、タテシマがヤクザの構成員だったことが発覚。さらに、かつて山でクマと遭ったときに愚連無輪が外れていたことも明らかになる。ここまでニセの愚連無輪を身に着け善人の芝居を続けていたわけだが、鈴蘭が山を下りるタイミングで正体を現す。カケルらの愚連無輪を奪い山を下りるタテシマを、六道&鈴蘭が追う!
・おまけ漫画
莇美がメイン。ネタとしてはバイクとプリクラを撮っているヤツが良かったが、葵とそういう関係になっているとはね。
次巻は、カンフーバトルが勃発。
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