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晴耕雨マンガ

9月は、六道の悪女たち、ゴールデンカムイ、終末のワルキューレ。

映像研には手を出すな! 第2巻の感想




手を出すなと言われても、出さざるを得ない。『映像研には手を出すな!』第2巻の感想です。


・第8話 鉄巨人あらわる!
生徒会から、なにやら怪しい?話を持ちかけられる金森氏。いっぽうその頃、浅草氏は校内で発見したロボットの一部を水崎氏とともに再確認しに行く。アウェイの場所ではとたんに大人しくなり、かつ水崎氏を見捨てて逃げてしまう浅草氏。結果的に、ひとりだけ事情を知らないままビビっているのが面白い。映像研は、ロボ研からの依頼で文化祭で上映するロボアニメの制作をすることになる。さっそくサイズや武器に関する侃々諤々の話し合いを聞いて、映像研の厄介さにロボ研の方々が気づくラスト1ページの情報密度が最高。

・第9話 地底の遭遇
ロボットアニメ制作のため学校内にある地下ピットに探検、もといロケハンに来た3人。暗く不気味な場所に終始ビビり気味な浅草氏が、小動物っぽくてカワイイ。でも、床が抜けて落下したところからたった1ページで脱出するアクティブさも見逃せない。この知識は、いざというとき役に立ちそう。あと、浅草氏の言っている「イマジネーションは現場にある」っていうのは、意外と他の仕事でも生かせそう。しかし、この芝浜高校。いったいどういう経緯で広大な地下ピットの上に学校を建てることになったんだろうか? 他の話では湖を埋め立てたとも言われているけど。

・第10話 現実的な戦う巨大ロボ建造!!
これからのためにロボ研と会議をすることに。しかし、ロボ研側は映像研のことをよく思っておらず……。ロボットの持つ虚構性と、現実とのギャップに関する悩みをブチまけ、唐突に和解へと向かっていく流れが最高だった。そして、ロボットにそれぞれが思い思いの装備を付加させていったことで、前例を見ない『ガテン系』のロボが誕生してしまう。イメージパートで、水崎氏が何のためにあるのか分からない、スイッチを順番に『チッチッチッチッ』と入れていくコマに、萌えるし燃える。作画的には、集中線やベタフラッシュを初めて使った回だと思う。

・第11話 労働の対価
金森氏回。今回は、第1巻の予算審議委員会のときより時間に余裕はあるものの、それでも厳しいスケジュールには違いない。ということで、敏腕プロデューサーの金森氏が動く。手際よくパソコンや液タブを調達していく様は流石。そして、これから忙しくなる2人に先にラーメンをおごっておくというマネジメント術も見逃せない。この巻では、第1巻のときよりも存在感が薄くなった印象だけど、やっぱり映像研は金森氏がいないと上手く回らないということを実感させてくれるエピソード。あと、ラーメンを食べる時にメガネをカンザシ代わりにしているけど、キューティクルハンパないな。

・第12話 二人のスイッチ
ムラはありながらも、描くときには一気に絵コンテを仕上げる浅草氏。(水崎氏と2人で作画していると思っていたけど、そういうわけでもないんだな)。しかし、ふとしたことからロボットアニメそのものに疑問を持ってしまう。「ロボアニメ業界てのは半分が敵で、もう半分は将来の敵なのだ!」「あなたがダメだと思うから、この作品はダメなんですよ。」など、名言の多い話だった。この話で、ガテン系ロボ『SHIBA 8』の内部図解図が紹介されるけど、見開き解説ページがこの話までしかないというのは、ストーリー上仕方ないとはいえ、ちょっとさびしかった。

・第13話 音曲温泉の休息
大雨が降って、学校が午前で休校に。雨に濡れた3人は、第1話から名前の出ている『音曲温泉』で温まっていくことに。アニメ制作がお休みなのと同様、いわゆる箸休めのお風呂回といったところ。気になったのは、水崎氏が襟足を刈り上げている髪形だと判明したこと。そういうオシャレなのか? そして、湯船での浅草vs水崎のウルトラマンパロの攻防戦などが面白かった。あとは、単行本の表紙にもなっている『湯内専用ボート足漕ぎ式』が進むときの効果音が『じゃおじゃお』など、独特なのも良かった。

・第14話 こだわり
文化祭も間近に迫ってきたころ。作画に悩んだ水崎氏が、アニメではなく『アニメーション』に対する持論を展開する。これまでイメージパートは浅草氏主導で入ることがほとんどだったけど、今回は水崎氏メインだったのが新鮮だった。特に、ラストで魔法のじゅうたんに立って啖呵を切っているシーンの立ち姿は、さすが読モっていうほどのキマリっぷり。あとは、例えのひとつとして出た打ち上げられたロケットに角度がつく件は、激しく同意せざるを得ない。

・第15話 大芝浜祭
あまりにもアクロバティックな理由(監督と脚本家がプロデューサー殺害未遂で逮捕)でスケジュールが空いた水崎両親が、文化祭に来ることに。腹をくくった水崎氏は広告塔となり、アニメ上映会に客を集める。しかし、この時に着ているエイのポンチョ(?)は、ホントにオシャレなんだろうか? エラのところが気持ち悪くないんだろうか? そして、上映は見事に成功。用意したDVDが完売するほどの盛況を見せる。水崎両親も、娘のやりたいことに理解を示したした様子。最後の浅草氏のセリフ含め、3人の団結がより一層たしかなものになったということかな。


第3巻は、来春発売予定とのこと。次は、どんなアニメを作るのか?




この作品には、隠れキャラとしてウサギが描かれています。それをまとめてみました。

・カバー
ロゴの後ろにある看板

・第8話
10ページ目 右上のロボットの背中

・第9話
6ページ目 浅草の胸元、およびポケット
7ページ目 浅草のポケット
10ページ目 浅草の腕の中
17ページ目 浅草のポケット
18ページ目 浅草の胸元

・第10話
6ページ目 棚の荷物の上
22ページ目 ロボットのカカト部分

・第11話
11ページ目 基地の中(リアル)
18ページ目 浅草の手の中

・第12話
5ページ目 壁のラフ画
10ページ目 スケッチブックの表紙
17ページ目 SHIBA 8の左股関節部

・第13話
4ページ目 浅草のスマホ
6ページ目 音曲温泉内のポスター

・第14話
1ページ目 カバン?の模様
13ページ目 ロケット

・第15話
23ページ目 浅草の首元



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テーマ:漫画の感想 - ジャンル:アニメ・コミック

  1. 2017/09/14(木) 19:37:33|
  2. 映像研には手を出すな!
  3. | コメント:1

コメント

 面影どころか骨格すら無いけど原書版未来のイヴに刺激され明治来連綿と、なる説得力皆無の張りぼて設定に微笑んで仕舞いました。 ハックス!的労苦無しにダイコン3的頭数抜きで天才のみで作品がアップするのも微笑ましい。 いや、ファンタジーでも、好きな作品ですけど。 ま、人間ドラマを抔と陳腐な明後日方向の圧力干渉強要が有れば殺意が沸々と、は蓋し必然かと。
  1. 2017/09/18(月) 19:00:09 |
  2. URL |
  3. 甕星亭主人 #-
  4. [ 編集 ]

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