晴耕雨マンガ

11月は、少年ラケット、ヴィンランドサガ、はじめアルゴリズム。

ハルタ vol.45の感想



ハルタ第45号の感想です。冨明仁先生の素描集が付録に。



・表紙
山本和音先生が担当。桶を持つ女性の手が木になっています。いつもとは違う手触りの良い紙が使われています。

・ストラヴァガンツァ~異彩の姫~/冨明仁
最終話。冒頭5ページがカラーという特別構成。前回より数年が経過。ミテラは未だ復興の途中ながらも、アールヴが学校の先生をしていたり、宝石店でポックルが働いていたり、クロードがビビアンの侍女をしていたりと、他種族が協力し合っている様子が描かれる。そして、ルバの結婚式が盛大に行われる。今後は、番外編の連載が始まるようです。

・雨は止んだか/山本和音
表紙との連動ストーリー。大雨の降るなか巨大樹木の上にある家で暮らすウィチタ(表紙の娘)に、何度も『雨は止んだか』と問いかける声が。その主は……。なかなか想像が広がるシチュエーション。

・彼女はお義父さん/川田大智
新連載。つき合いたての小野君と佐倉さんは、縁結びの神社へ。過保護な佐倉さんの父親は、わずかな情報から先回りし娘を連れ帰ろうとする。そのとき佐倉さんが体勢を崩し、3人とも崖下へ落下してしまう。タイトル的に佐倉さんとお父さんの身体が入れ替わるのかと思いきや……。いろいろとややこしいな。毎号連載。

・ダンジョン飯/九井諒子
第35話。チルチャックが、迷宮の変化の法則を発見。無事に上の階につながる階段にたどり着く。そこで力をつけるために、コカトリスの親子丼のような物を食べる。しかし、迷宮の壊れた部分を修復するという『ダンジョン・クリーナー』という生物は、斬新な設定だと思った。他のファンタジー作品にも登場しているのかな? そして、食事中にシュローの和風パーティとカブルーらと顔を合わせる。一触即発かな?

・燕のはさみ/松本水星
第7話。燕と因縁のある子供たちが、大挙して店に乱入。ドッタンバッタン大騒ぎする。でも話の本質は、いつのまにか大きくなっている子供たちの成長。燕のほうも負けていられないな。

・東京城址女子高生/山田果苗
新連載。主人公の広瀬あゆりは、ふとしたことから知り合った持田美音に連れられて、世田谷城址を訪ねることになる。城主の吉良頼康の逸話と、あゆりの現状を重ね合わせる構成が見事だった。これは今後も期待大だけど、東京にそんなに城址があるのか? 隔号連載です。

・北北西に曇と往け/入江亜季
第14話。引き続き、清のアイスランド観光編。今回はレイキャビック近郊のスポットを回り、巨大な滝と間欠泉を見る。普通滝に落ちたら溺れて死ぬと思いそうなところを「質量で潰されそう」と清が感じるのが、らしいと思った。

・不死の猟犬/八十八良
第40話。リンによるこの世界の『システム』についての説明。重さんの時のような直感がなかったと思うし、もしかしたら若林と池上さんもRDS化している懸念があるワケか。そして、UNDOがシステム側。ママたちが反逆側ということも明示される。剣崎たちは、ここからどういう行動を起こすのか?

・∴の窓/佐藤春美
読み切り。元保健所職員の周は、仕事を辞める時に捨て天使の∴(ユエニ)を保護し一緒に暮らすことに。ある日、思い切って外に連れ出してみる。2人の絆の物語としては悪くないと思うが、捨て天使や∴の特徴的な名前などが生かされなかった設定が多かった印象。

・ひつじがいっぴき/高江洲弥
第3話。無事、クモンスターを夢の世界から排除できたお礼を、アラコータに言おうとする怜夢。しかし康汰のほうは、怜夢へのリベンジ?を誓っていた。今回、康汰の兄が初登場したが、ダジャレまみれのセリフのリズムがとても良い。

・星明りグラフィクス/山本和音
第6話。“ライバル”黒沢と出会ったことで火がついた吉持は、勢いで同じクラスの男子3人と組んで学祭に出展することに。最初は(物理的に)距離を取っていた吉持だが、次第に打ち解けていく。これが、明里ちゃんは面白くなかった。そこで打った手は……。こういう美術系のドロドロを、この作品には求めています。

・昴とスーさん/高橋那津子
第6話。身体が小さくなる前のスーさんは、コックとして働いていた。そして、澪とのデート中に濃霧が発生し、子どもになってしまった経緯が描かれる。現在の2人も同じ場所に行き、その時の行動を再現するのだが……。これで手がかりはなくなってしまったわけだし、今後どうしていくのか。

・公安部特異人種課56/菊池まりこ
第10話。仕事帰りに居酒屋に寄った常田&要。しかし、要の年齢が『書類上23歳』ってことは、幼少時にも深い闇がありそう。そして、店内に流されているBGMに異変を感じる。曲に精神干渉の能力を込めたとなると、かなり強力な使い手っぽい。

・欅姉妹の四季/大槻一翔
第4話。雨が降っているので外に出ることができず、ストレスのたまるいずみ。朱美の本を奪って、追いかけっこを始める。性格が正反対でこの2人が描きやすいのは分かるのだが、睦実と瞳にも出番が欲しいところ。

・乙嫁語り/森薫
第37話(通算63話目)。今回は、鷹狩りに注目した特別編。幼鳥のころに捕まえ狩りの仕方を教え込み、そして山へ返すまでが描かれる。個人的には、389Pの虫を目で追っているコマが素晴らしいと思う。

・丁寧に恋して/サワミソノ
第4話。修学旅行まで、あと2週間。台湾に行けることになった丁寧のために、飛行機の席替えが行なわれることに。同じ空間にいようとする永松のいじらしさが何だか良かった。あと、豊田先生は目のクマが深くなって、なんだか怖くなった。

・そろりちゃんには霊感がない/原鮎美
読み切り。幽霊が視えることに悩んでいる山田さん。霊感の全くない そろりちゃんと一緒にお化け屋敷に入ることに。黒髪ショート×黒タイツ×元気娘のそろりちゃんのキャラがいいし、幽霊を含めた3人の身体が入れ替わってしまう中盤のドタバタ具合も面白かった。また何か連載していただきたいところ。

・ハクメイとミコチ/樫木祐人
第45話。カヌレ作りの名人ケイトが、ある日、姉のスズミの店に商品を卸すのをやめてしまう。ハクメイとミコチは、再びカヌレ作りを再開してもらうよう説得することになる。姉弟でありながら商売相手でもあるという、微妙な距離感が良かった。でもケイトは男なのに、なんでこの名前なんだろう?

・青武高校あおぞら弓道部/嵐田佐和子
第5話。先生の策略もあり、弓道の新人戦を観ることになった和馬と日比野さん。最初は「的当てゲーム」と興味のなかった和馬だったが……。正しく弓を引けば矢は自然と的に当たるという考え方が、なかなか衝撃的だった。和馬はスポーツというよりも武道としての弓を極めたいわけか。しかし、試合後に悔しがる選手たちを見て考えが変わった様子。でも、レギュレーション的にあと2人必要なわけか。

・忍ぶな!チヨちゃん/設楽清人
第5話。忍びの掟として、一般男性との恋愛はご法度。ワタル殿のためにミサンガを作るチヨちゃんを、父親の源三が妨害する。親子忍術合戦という趣で面白かったが、チヨちゃんが朝の4時に「もうすぐ学校がはじまってしまう」と言っているのが、何気にクレージーだと思う。

・ヒナまつり/大武政夫
第67話。アンズが趣味として絵を始める。出来は子供レベルなのだが、彼女のまわりには悲しいかなイエスマンしかいないのだった。お通夜ムードの打ち上げ会場も面白かったが、新田が殴られているのにそれを黙って見ているサブも、なかなかクレージーだと思う。

・ふぉーちゅんスタンプ/上瀬達也
読み切り。田舎の貧乏教会の修道女が、ゴミ拾いの途中でビンに入った大量の切手を見つける。それは希少価値のあるモノばかりで、窃盗されたあと行方が分からなくなったものだということが分かる。仲間の修道女とともに、どうするかでドッタンバッタン大騒ぎする。絵柄が80年代っぽいのは個人的には問題なかったが、やや線が荒くなる箇所があるのと、4人目(修道女たちは若草物語と同じ名前)はストーリー的にいなくても大丈夫だったんじゃ?というのが気になった。

・今日のちょーか!/戎島実里
第5話。今回は、釣具屋訪問。渚ちゃんの過去とか夢とかが、ちょっと明かされる。渚ちゃんが和歌山県の場所を示すポーズがカワイイのだが、これ実際の場所そのままだな。釣具屋エビスもそのままあるし。作者の地元かな?

・A子さんの恋人/近藤聡乃
第33話。I子3部作3話目。A子宅に乗り込み、いろいろとブチまける。恋のライバル同士のギスギスした感じも、「ひと言」にまつわるセリフ回しも良かった。それから、今回は山田の株が爆上げだな。今号のMVP。

・ルドルフ・ターキー/長蔵ヒロコ
第47話。ギル・ゴートの本当の目的は、ルドルフが自分を撃つように仕向けること = 殺人を犯させ市長になれなくすることだった。いろいろと歪んだ考え方だな。これで話の大枠は片付いたかな。後はエピローグというところか。

・Sleeping Beauty/福田星良
読み切り。学校の帰り道。バラに囲まれた東屋で眠る美男子を発見したメガネ女子は……。8ページなので、ちょっと物足りない感じ。

・B/W /渡邉紗代
第5話。二日酔いで調子の出ないバービーに変わり、ジョイが闘蟋で結果を出す。これに貂貂とセンセイを加えた4人で、チーム結成となる様子。アオリで先生も悪童扱いされているけど、それでいいのか?

・ゲス、騎乗前/西公平
第23話。GⅠ朝日杯が発走。大逃げの馬にレースが乱されるものの、しっかりと実力の違いを見せつけて、チンコンが勝利する。そしてインタビューで……。次回が最終回とのこと。観戦に来ている?家族にどう出るか。

・ネコと鴎の王冠/中村哲也
第10話。今回は、ドイツのビール造りにおける徒弟制度とマイスターへの道を解説。改めて玖郎が目指す場所が説明される。親方の言葉が、とにかく頼もしかった。

・碧いホルスの瞳 -男装の女王の物語-/犬童千絵
第16話。夜な夜な聞こえてくる美しい歌声に、王宮の男たちはメロメロ。その声の主と目されるタビアに求婚が相次ぐが……。今回はあまりドロドロとしたものがなく、現代にも置き換えやすい話だったので読みやすかった。

・予告
次号は、まだ見ぬ春の、ドラクラ、バードさん、マシュマロ、百鬼夜行、ニコラが掲載。佐野菜美の新連載、なかま亜咲の短期連載が始まるほか、紙島育、浅井海奈、大上明久利、二宮香乃の読み切りも載ります。









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テーマ:漫画の感想 - ジャンル:アニメ・コミック

  1. 2017/06/16(金) 14:48:36|
  2. ハルタ 31号~
  3. | コメント:0

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