晴耕雨マンガ

7月は、六道の悪女たち、ジョジョリオン、スペシャル。

ハナヨメ未満 第3巻の感想




『ハナヨメ未満』第3巻の感想です。



・第11話 アコ、再び島に行く
黒バラ食品が手掛ける『おかあさんの佃煮』を紹介するテレビ取材が、塩島にやって来る。浮かれ気味の島民たちだが、黒原主導によりあくまでも素朴さを強要され、佃煮にも“泣けるストーリー”が付加される。これを東京で見たアコは、お義母さんからのSOS電話もあり塩島に戻ることを決意する。ここではじめて靖が『おばけが見える』ことをカミングアウトするのだが、婚約者相手でも信じてもらえなかった……。おばけが見えること自体ではなく、そのことを信じてもらえないことが怖いという、靖の本心が分かったのが良かった。

・第12話 アコ、裏を取る
やっと対峙したと思ったものの、黒原は佃煮の契約書片手にヘリで高飛びしてしまう。翌日、アコは靖の言葉を確かめるために、塩島の心霊スポットをめぐる。鬱蒼とした森の描写は、これまでのウラモト作品にはない不気味さがあった。写真加工か墨絵の類か? でもこの話のハイライトは、まいちゃんの正々堂々とした告白からの、縁側でのアコとお義母さんとの会話かな、アコの「好きって…なんなんでしょうね」という疑問に対する「会いたいってことちゃうかな?」というシンプルな答えが、とても良い。

・第13話 アコ、反撃ののろしを上げよ
黒原は『島フェス』というイベントを開催し、そこで『おかあさんの佃煮』をダシにした自社商品を売りさばこうと画策する。そのことを知ったアコは抵抗を考え、そこにまさかの まいちゃんが手を貸すことに。靖との大事な思い出が記憶の中で美化されていたことを知り、踏ん切りをつけるシーンがちょっと切ない。98Pの「「まい」じゃないです「よね」です!」からのアコとの握手は『ついに強敵同士が手を組んだ!』という感じで、ちょっと燃える。あと、73Pを見るに、お義母さんこそが、この作品のヒロインだったのかなと思う。アコが主人公で、まいちゃんがライバル。靖が相手役なんだけど、ずっと東京にいるし。

・第14話 アコ、とっちめる
アコ&よねの最強コンビは、昔あったお祭りを復活させる形で、島フェスを乗っ取る計画を練る。祭り本番で多くの人を前に、本当の佃煮とニセモノの違いを明確にする、実に見事な作戦だった。黒原も、そこから意気消沈するでも逆切れするでもなく、最後まで金儲けのことをことを考えているのが、キャラがブレずに良かったと思う。そして、いよいよ島の祭り本番ッ!

・最終話 アコ、ハナヨメになる
まず、トビラ絵のアコがとても美しい。かなり気合を入れて描いたんだろうな。祭りは順調に盛り上がるが、住民たちにとってはあるイベントが足りないのだという。そこで、昔の記憶を頼りに山を登っていく。『塩島に幽霊があふれている』という靖のトラウマの原因に明確な答えを与え、なおかつ住民と先祖たちとの別れにつなげるという見事な構成。あと、やっぱりハイライトは靖のプロポーズ。見開きのアコの表情が幸せそうで、なんとも言えない。それから、送り火の描写も過去のウラモト作品にはない感じで、印象的だった。



158Pでお義母さんが「家も店も家族もどんどん変わって面白い」というようなことを言うけど、アコと靖の結婚も、その一部ってことなんだろうな。



この巻で、まいちゃんがやった仕事は……
テレビレポーター/スナック/企業スパイ/祭りの司会進行/ファッションデザイナー








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テーマ:漫画の感想 - ジャンル:アニメ・コミック

  1. 2017/03/10(金) 12:38:47|
  2. ウラモトユウコ
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