晴耕雨マンガ

12月は、六道の悪女たち、ジョジョリオン、ゴールデンカムイ。

おばけ道 の感想




あの『安全宣言』から、はや2年。あの男たちが帰ってきたッ!『おばけ道』の感想です。

・第1道 滝行ESP
「価値観をひっくり返すようなものを視たい」という願望を持つ、石黒Pとデラさん(withホッシー)が再集結。ソレミテ時代に霊を視ることができなかったのは『霊感がなかったから』ではないか?という推測から、滝行修業をし第6感をレベルアップしようと試みる。しかし、季節は夏。そこまで過酷ではなかった……。でも、修業後に石黒PがESPカード透視テストで驚異の的中率を見せる。この時点ですでに成績優秀な石黒Pとなんの成果もだせないデラさんという構図が確立してしまうことに。

・第2道 アワーズESP
引き続きESPカードを使ったテストをする。なにが効果をもたらすのか検証した結果、『塩』ではないかとの結論に至る。以降ESPカードは扱われなくなるが、この路線のままいっていたら、塩の産地を吟味することになっていたかもしれない。そして、画報社のパーティーで各漫画家先生たちにも透視テストをしてもらうことに。宮尾&水上先生のオチよりも、七竈アンノ先生が2人組ということのインパクトが強かった。

・第3道 会えるかな?
2人のテレパシー能力を鍛える。東京駅のバラバラの位置からスタートし、テレパシーのみを頼りに出会えるか?という実験をする。でも、面積15万平方メートル以上、1日40万人以上が利用する場所というのは、難易度が高すぎたと思う。まずは画報社周辺で小手調べするとかでも良かったのでは? あと、ギャグ漫画とかでときどきある、ページ上下分割演出(地上の石黒Pが上半分、地下のデラさんが下半分)を見てみたかった。3話目にして、いきなりの足踏み。

・第4道 かかるかな?
江東区にある『あおくま堂はり灸整骨院』では、催眠術を使った治療を行っているという。「脳の使われていない部分を催眠術で刺激すれば霊を視ることができるのでは?」と考え、体験してみることに。ここでも、優等生・石黒P、劣等生・デラさんの構図が展開されてしまう。ソレミテ時代からデラさんは、物の仕組みとかトリックとかのほうに考えが行き過ぎているんだよな。でも、ランドルト環とメガネがデザインされたシャツは素敵でしたよ。

・第5道 幽霊の出る家
編集・大野さんの友人Aさんの家に『出る』という情報をキャッチ。さっそくお邪魔して、事情聴取や霊探索をする。ただ、Aさんは終始明るく話しているし、何の痕跡も確認できなかったことから『安全宣言』を出すという、断腸の決断をすることに。ただ、Aさんが言った「もうひとつの相談」が、ガチで怖すぎる。結局いちばん怖いのは人間ってことだよな。あと、16歳年下の中国人と結婚しているという、道義的な部分を問うていきたい。

・第6道 UFOと少年
宇宙LOVEアーティスト・プリミ恥部さんが登場。ラブの波動に満ちた宇宙マッサージを2人に施す。実際に効果はあるようで、デラさんはオカルトに純粋だった幼少期のことを回想するのだが、この話は、なんといってもプリミ恥部さんのキャラが濃すぎる。全身ハート模様のパジャマ、舌を出しながらのマッサージとか、常人ではないオーラをビンビンに感じ取ることができる。あと、ここまで読んできて気づいたけど、デラさんのセリフは全てモノローグ形式なんだな。その場にいる人に話しかけていても吹き出しは使わない。

・第7道 ペンデュラム・ダウジング実験
上級者は幽霊探知もできるというペンデュラムの特訓を、みっちり2ヵ月間積んできた石黒Pとデラさん。その実力を確かめるために、対決する。ハイライトとなる『ロシアンまんじゅう対決』で、一回当たりを選び出しておきながら、それ以外を画報社社員に食べてもらうというのは、逆にスゴイと思う。デラさん、もってるじゃん。そして、石黒Pの書いたペンデュラムシートが、中2病全開すぎて逆にカッコイイ。

・第8道 L字ロッド・ダウジング実験
ペンデュラムがダメでも、L字ロッドがある。ということで、ホッシーが公園に埋めた缶コーヒーを、L字ロッドを使って探しだす実験をする。デラさんのカスタマイズ・ロッドもなかなかのモノだと思うが、石黒Pの『ダウジング能力増幅ヘッドギア』には敵わない。1万円もかけて、なんの理論的な裏付けのない物を作るとは、普通はできることではない。この2話で製作したアイテムは、いくつか読者プレゼントしてもよかったと思う。

・第9道 ありがた山墓石群
ここまで第6感を鍛えてきたので、ついに実地検証することに。約4000体の無縁仏が集まった『ありがた山』に行く。チャーリーゲームというメキシコ版こっくりさんをやってみたりするものの、結果はソレミテ時代から進歩せず。ハイライトが、急な坂道を転げ落ちるホッシーというのが……。でも、無数のオーブが写った写真が、この巻最大の収穫物かな。



・第10道 バンジー金毘羅橋
前回、坂道を転がるホッシーの姿がスローモーションで見えた石黒P。つまり、人は危機的な状況になれば感覚が“開く”のではないか?と仮説を立てる。それに従い、バンジージャンプをやってから心霊スポットに行くという強行軍を決行する。バンジージャンプって、飛び降りた後はワイヤーを巻き上げて回収するのね(場所によって違うんだろうけど)。そして、神流湖にかかる金毘羅橋では、同行したデザイザーの萩原さんが心霊体験をするものの、肝心の2人は空ぶり。かと思われたが、石黒Pに異変が……。

・第11道 占い三番勝負
自分たちで選んだ場所で霊が見れないなら、占ってもらえばいいじゃない。ということで、占い師をハシゴしてアドバイスを聞くことに。ただ、占いの結果よりは、待ち時間のデラさんの非モテ妄想が面白かった。そして、占い屋からの帰り道、再び石黒Pが怪現象に遭遇する。つまり「自分は幽霊を視れない原因ではない」と、一抜けを宣言する。となると、問題があるのは……。

・おまけ道
石黒Pによる、オマケ描き下ろし漫画。あるタクシーに乗ったときに遭遇した、背すじが凍る話を紹介する。結局いちばん怖いのは人間ってことだよな。あと、ファストフードにそこまで文句つけるなよ。



単行本の背表紙には巻数表記なし。画報社のツイッターでは『上巻』と紹介されているけど、下巻で完結するの?









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テーマ:漫画の感想 - ジャンル:アニメ・コミック

  1. 2017/02/18(土) 15:36:50|
  2. ソレミテ/おばけ道
  3. | コメント:0

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