晴耕雨マンガ

9月は、映像研には手を出すな!、 ジョジョリオン。

トクサツガガガ 第8巻の感想




トクサツガガガ第8巻の感想です。仲村さんとダミアンの背後にいるのは、この巻の“裏主役”ダゴンです。


・第70話 バカ村とクソ山
史上最低のサブタイトル。大阪帰省から東京に戻ろうとする仲村さんは、駅で同級生の曽根山君と再会する。エマ―ジェイソンとネケッシタスどっちがカッコイイか!?で語り合ったり、小学生でも特撮を観ている同志とも呼べる存在だったが、昔話に花を咲かせる中で現在との作品の理解度の違いや、子供ならではの作品の楽しみ方みたいなものを思い出す。要所要所でインサートされる、小学生仲村さんのアグレッシブさ(クロスカウンター等)が良かった。

・第71話 ドキ! オタクだらけの撮影大会 [前編]
休日に仲村さん、吉田さん、北代さん、ミヤビさんの4人で海へ。このメンバーで普通に海水浴するはずもなく、ミヤビさんの『ジョーク暑中見舞い』に使うグラビア風ショットを撮影するのが目的。しかし、現地はあいにくの天候。やもなく中止になるかと思われたが、北代さんがある作戦を思いつく。でも、この話のポイントは就職活動を控えているミヤビさんが感じる、モラトリアムの残り時間の少なさ(だからこそ、今回の撮影を楽しもうとしていた)かな。あと、食堂のオジサンが語る魚の解説をサカナクション(怪人)がしているのが面白かった。

・第72話 ドキ! オタクだらけの撮影大会 [後編]
「天気が悪いなら、それっぽい写真を撮ればいいじゃない」が、北代さんの意見。曇り空にふさわしいエネルギッシュなシチュエーションを吉田さんが考え、仲村さんは体を動かす。いざ撮影が始まってからの「ちょっと浮けない?」と言っちゃう吉田さんのテンションの高さも良かったが、このあたりから後々の伏線を仕込んでいる感じか。あと、ずっと事情を飲みこめないまま協力してくれた、食堂のオジサンがちょっとかわいそう。

・第73話 撮った写真どうしてます?
別れ際に、今日の撮影データをミヤビさんに渡す吉田さん。その流れで仲村さんの写真データ管理のずさんさ(SDカード1枚を使い回し)が発覚し、吉田さんによる『どういうデータ保存方法がベストか?』という講座が始まる。デジタルデータの脆弱さをスーファミのカセットで例えたのがとても分かりやすかった。でも、吉田さんは電気店でこの話をしながらCD-Rなどを仲村さんに買わせるんだけど、なにげに1万円近く使わせていないか?

・第74話 怪獣ダゴン、現る!!
街で偶然出会ったダミアンから、怪獣ダゴンの良さを延々と説明される仲村さん。過去に16作も作られた映画が、なぜ現在は製作されないのか?という疑問と、塾の友達に「遊園地に行く」と言ったが、行ってみたら遊園地になっていてお土産が買えず気まずくなってしまったダミアンの悩みをクロスオーバーさせる展開も良かったが、仲村さんが街に出ていた理由がオチとなっているのが見事だった。あと、ダゴンは当然ゴジラが元ネタなんだろうけど『シン・ゴジラ』のヒットで、上手くタイアップ感が出せた感じ。

・第75話 小野田君のおみやげ
帰宅の電車で一緒になった小野田君の顔色を心配する仲村さん。そこから、小野田君の『自分には積極性が足りないのではないか?』という悩みを聞くことに。そこにキッカケの人物である川島君も現れカオス状態になってしまう。今回は、解決手段の例えとして獣将王のショーが描かれたが、ほぼ特撮が関係ない内容。

・第76話 アガタよさらば
イチオシの敵キャラ・アガタがやられてしまい、お通夜状態の仲村さん。脈絡もなく敵のラスボスが登場したり、シシレオーたちにパワーアップフラグが立ったりと、テコ入れ展開に納得がいかない。その気持ちを、松本母&カナちゃんが仕掛けたドッキリをキッカケに、うまく解消させる。こういうのって、どうしても最初に観たものをベストにしてしまう傾向にあるからな。なんか、心理学的な名前とかないのかな? 『すりこみ』が近いのか?

・第77話 明日もまた立つために
『好きで甲子園に行っているんだから、暑さに文句を言うべきではない』という男性社員の意見を聞き、モヤモヤした気分になる仲村さん。やりたいことへの情熱と過酷な状況への耐性はイコールでは結べないということを、特大ステーキを通して説明される。その吉田さん自身も、カメラマンの道を志していることを告げる。最高の笑顔の2コマ後に、仲村さんを攻撃(ストロー吹き矢)しているところも素敵。

・第78話 懐古怪人の逆襲!?
本屋で第26話に登場した懐古怪人と再会した仲村さん。ダゴンの話題で打ち解けられるかと思いきや、やはり上手くいかず。その不満をダミアンにぶつけることに。生きてきた時代による作品の感じ方の違いを、土曜日の半ドン授業などを通して噛み砕いていく。あと、冒頭で仲村さんとダミアンはフードコートのようなところで待ち合わせているけど、どうやって連絡を取ったんだろう? 第74話のときに日時を詰めていたのか、ダミアンが携帯を持っているのか?

・第79話 私の原点
ダゴンのリバイバル上映を観に来た仲村さん。そこで『特撮の元祖』を呼べる初代ダゴンを観て育ったオジサマたち、ダゴン空白時代に幼少期を過ごした仲村さん、はじめてダゴンを観に来た親子という3世代を通して、自分の子供時代に寄り添ってくれた作品こそが『原点』になるなのだと気づく。182~183Pの見開き同様、ダゴンは獣将王、エマ―ジェイソンとならぶ、作中作の3本柱になった印象。そして、映画館から帰ろうとする仲村さんは、吉田さんらしき人影を見る。その側には、男性の姿が……ッ!


次巻で仲村さんは、フィギアの色塗り師からスピリチュアルなメッセージを受信する。





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テーマ:漫画の感想 - ジャンル:アニメ・コミック

  1. 2016/10/03(月) 16:35:30|
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