晴耕雨マンガ

10月は、トクサツガガガ、スピドメ、六道の悪女たち、少年ラケット。

世界八番目の不思議 第2巻の感想



すべてのものには裏がある。『世界八番目の不思議』第2巻の感想です。カバー下が第14話に登場するアイドルユニットAMD48のグッズ紹介だったり、帯の裏がAMD48と第12話に登場する『狸谷わくわく動物園』のチケットになっていたり、小ネタが効いています。



・第8話 Part A ワラシベロンダリング
『プリカツ』というアイドルのゲームにハマっている みかちゃんだが、いかんせん子供なので注ぎ込める資金には限界があった。そこで『わらしべ長者作戦』を実行するが、なぜか姉・ひみこのパンツを売り一万円を手にすることに。そこから、あこがれのキャラクター・みるきの言葉に従い汚い金には手をつけまいとする、みかちゃんのプライドの高さが良かった。

・第8話 Part B ワンダーオブアンダー
姉・ひみこの彼氏もまた、プリカツ信者だった。しかも、いかなる媒体においても描かれることのない、みるきちゃんのパンツを見たいと願うパンツ求道者だった。ゲーセンでの、みかちゃんに対する不審者行動から再会してのパンツ問答も良かったが、ひみこは全てのことをパンツで解決しようとし過ぎだと思う。あと、この話の勝者は、結局パンツを買ったタケシ君なのではないだろうか?

・第9話 Part A 帆立女房
衝撃作。波打ち際で、ヒトデに襲われているホタテブラの女性を助けたら、本当のホタテで、お礼として貝柱を味わったらお前が生まれた。ということを父親から聞かされる和帆さん。23ページの3つの貝柱を味わうシーンとか、26ページの味噌汁調理シーンとか、それなりのエロ描写があるものの、それほど気にならないのは絵柄のせいか。愛の形は様々だと思うし、マンガはまだまだ奥深いなと思う。

・第9話 Part B 帆立祖母
時が流れ、和帆に娘が生まれる(ホタテの孫)。しかし、その真子ちゃんは、自分の祖母がホタテだということを信じられない。なので、お盆で帰省した真子の枕元にホタテさん(という呼び名でいいのかどうか?)が立つ。その後、和帆 → 旦那 → 父親と連続して、ホタテさんと再会するところのテンポが良い。

・第10話 Part A 棒井春男、職に就く
満月の日に自殺者が増える。といった風評被害を是正することを目的とした『満月地位向上委員会』(略して満向会)のかぐやさんは、金も仕事もない中年男性・棒井春男さんはが自殺しようとするのを言葉巧みに?阻止する。オチの「生きてれば そのうちツキも回ってきますよ」というセリフが、月とかかっているのも、地味に上手い。

・第10話 Part B 棒井春男、月を見る
かぐやさんがお店(バニーガールのバー)を辞めて、地元に戻ることに。連絡先を交換しようとした棒井さんは、そこで再び満向会の実態を垣間見ることに。オチのつけ耳うんぬんの設定、満向会のことをカルト宗教と勘違いしたときの注釈、クリーンを必ず『クリィーン』と言うなど、小ネタが印象に残ったエピソード。

・第11話 Part A ユニットバスの花子さん
ユニットバスのトイレに地縛霊 = 現代版花子さんが出現。部屋の持ち主の女子大生に、世界のトイレ事情などを聞かせる。半径1キロ以内のトイレにワープできるという設定や、次の話で旅行していることから、いろいろと話が広がりそうなので、シリーズ化してほしいところ。

・第11話 Part B 花子放浪記 屋久島編
女子大生が背負うリュックの中の携帯トイレに入った花子さんは、屋久島へ。雄大な自然と縄文杉を堪能する。一回成仏しかかったり、温泉に入って「生き返るっ」と言ったり、幽霊ジョークもキレている。外国のトイレ霊も登場したし、このメンバーで世界各地の遺跡や名所を旅しても面白いかも。

・第12話 Part A 狸谷わくわく動物園
すべての動物を、狸が変身してまかなっている動物園の話。業績回復のために、ゾウ導入を提案するマネージャーの吉津さん(この人だけキツネ)だったが、5.7メートルの体をタヌキ1匹で再現するのには無理があった。営業成績が悪化しているということを「はい右肩下がり」のひと言で済ませるコマが素晴らしい。

・第12話 Part B ニャンダルシア町田店
動物園は園長(人間)がトンズラしたので閉園。そこで働いていた1匹は、ネコカフェのネコに転職する。天職かと思われたその場所に、吉津さんがお客としてやって来る。 Part Aのときのクールなビジネスウーマン姿とは180度ちがう、デレデレ具合が最高だった。でも、ネコのふぐりをイジッでいたら、お店から止められるんじゃないの?

・第13話 Part A うちのかみさん 前編
哲二は、家の神棚に手を合わせてみる。すると、産土神(うぶすながみの すなちゃん)が顕現。縁結びに縁があり惚れっぽいすなちゃんに告白する = 徳を積むことで、哲二は見事宝くじに当選。3億円をゲットする。すなちゃんのおかげで、哲二に小さなラッキーが連続するところが面白い。

・第13話 Part B うちのかみさん 後編
高額当選した哲二は、連日遊びまわってドンチャン騒ぎ。放置状態のすなちゃんは、実家に帰ってしまう。仲直りから即結婚の流れもイイのだが、哲二が第1話の主人公と分かったり、神事部(人事部)や神族(親族)といった神ギャグみたいな細かい部分も良かった。

・第14話 Part A 仏アイドル
あみたそ(阿弥陀如来)、のん(観音菩薩)、せっちゃん(勢至菩薩)の3人による仏アイドルユニット・AMD48のライブの様子が、ほぼ全編に渡って描かれる。第1巻では脱衣婆が音楽シーンでトップに上り詰めたし、阿弥陀如来も第7話に登場している。作者の得意な要素を上手くあわせた感じ。あと、ほとんどすべての作詞・作曲を勢至菩薩が担当しているけど、別に音楽に関係した仏というワケではないんだな。

・第14話 Part B 地獄アイドル
閻魔大王(♀)も、アイドルを夢見ていた(身長が10メートルあるので挫折)。経営するスナックに来た脱衣婆ちゃんが『歌ってみた動画』をあげていることを知ったので、自分も挑戦してみるが思いっきりディスられてしまう。しかし、通常業務中にファンの男性がやって来て……。アイドルは無理があるとしても、それこそデスメタルバンドのボーカルとかやればいいんじゃないだろうか?


『教えて!ハル太郎 ハルタってどんなん?』という、二宮香乃先生が描くハルタ紹介マンガペーパーが、挟み込まれていました。これ、ハルタ系のマンガには全部入っているのかな? そしてvol.2につづくということで、来月以降の単行本にも付いてくるということか。


世界八番目の不思議 第1巻の感想






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テーマ:漫画の感想 - ジャンル:アニメ・コミック

  1. 2016/07/18(月) 07:57:31|
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