晴耕雨マンガ

11月は、少年ラケット、ヴィンランドサガ、はじめアルゴリズム。

トクサツガガガ 第7巻の感想




特オタコメディー『トクサツガガガ』第7巻の感想です。表紙は、縁日でフィギアすくいをしている様子なんだけど、仲村さんの右上の人がどっち向きなのか全然分からなくて、ものすごく怖い。



・第60話 最凶のネーミング
“ピンクの使者”カナちゃんが、ウサギを飼うことに。仲村さんは『どんぐり』という名前を提案するものの、あっさりと却下。任侠母の『マロン』という名前が採用されることに。ここから展開される『オノマトペ講座』がとても勉強になった。そのことを踏まえて、冒頭部分で仲村さんを襲ったGの恐ろしさを、多角的に分析しているのが良かった。っていうか仲村さんは、クワガタも触れないほどの虫嫌いだったもんな。

・第61話 七色の飴玉
仲村さんは特撮を禁じられた幼少時に、人形劇『七色の飴玉の木』に夢中になっていた。そのメイキング番組を録画したビデオが兄・望の家から発掘され、DVDに焼いたものが送られてくる。記憶の中にある、七色に輝く飴玉の木の本当の姿は……? 34~35Pのファンタジーあふれる見開きからの、スラッシィ池田オチの安定感が素晴らしい。こうなったら一回、仲村さんとスラッシィ池田は対面してほしいところ。それから、同僚の藤井さん&白石さんは年下だと思っていたけど、そんなに年が離れているわけじゃないのか。

・第62話 名作『惑星O』の熱意
吉田さんに勧められた往年の特撮ドラマ『惑星O(オー)』の、地上波での再放送にドハマリする仲村さん。しかし、多くの謎や伏線を放置したまま、番組は打ち切られてしまっているのだった……。全力をかけて作品を作ることは素晴らしい、でも完走できなくては意味がないということを、彼氏のために料理を始めた白石さんの苦労と重ねて説明する構成が良かった。

・第63話 視点の盲点!?
表紙につながる話。北代さんといっしょに縁日に来た仲村さんは、迷子のタイガくんと遭遇。親探しを手伝ってあげようとするものの、途方に暮れてしまう……。視界が開ければいいというワケではなく、子どもの視点に立って(本当に低くして)探すという、北代さんが実践した方法が良かった。この話にも登場する『ストレンジャーV』は、ちょこちょこメンバーが紹介されているけど、最後の1人となった蛇っぽいヤツが気になる。

・第64話 先人達の灯
昔はクーラーのない職場で働いていた、アクションシーンでも体を張って演技していた。だから、現在の若者は楽をしている! という周囲の考え方に賛同することができない仲村さん。そのモヤモヤを第1話で出会ったジイさんが解消する。『大丈夫じゃないヤツが死んだだけ』という理論は、かなり乱暴に思えたけど、酒タバコをやっても健康に暮らす人と、病気になっちゃう人がいるってことか。あと、この老夫婦と出会うと、仲村さんは階段落ちしないといけない運命なのか。

・第65話 好きの気持ちと面の下
同じ会社のユキちゃん&ミカちゃんと、デパートでバッタリと会った仲村さん。そこで行われていた獣将王のショーをキッカケに『好きなものへ注ぐ愛情の量』の話となっていく。回想パートで北代さん&みやびさんが語った、石油王が来てたくさんお金を使ったらイチバンのファンになるのか? という例え話にはうなずかざるを得ない。109Pのミカちゃんの笑顔が、この巻のベストショット。

・第66話 作品変化の巻
第42話で仲村さんが観た特撮映画『絡繰忍者 雷伝』のフィギアが、レンタルボックスにあるのを発見。しかし持ち主の男性とは上手く話がかみ合わなかった。その理由とは……? 吉田さんの思い出の怪獣『ダゴン』とのエピソードからリメイク作品に対する想いが語られる流れも良かったが、仲村さんが生み出した『ガッカリメイク』という言葉が的確すぎる。あと、125Pあたりの仲村さんは髪をアップにしているのに加え、前髪パーツがカクカクしているので、なんとなくヒーローっぽい。

・第67話 財布なくした!
↑の話の帰り道、財布を無くしてしまった仲村さんは、雷伝オリジナル版を観て現実逃避するのだった。今回は、カレー屋のインド人(本当はネパール人と発覚)が語る、思い込みの話が良かった。でも、カレー屋の壁に飾ってあるのはインド国旗だから、間違うのも仕方ないよな……。あと、冒頭の雷伝のお腹のところに、ピアノ線らしき線が描かれているのが、ナイスポイント。

・第68話 ハートのドキドキ
サブタイトルは『いのちのドキドキ』と読みます。誕生会を開いてもらったお返しに、任侠さん&窪田さんとラブキュートのショーに来た仲村さん。しかし、もともと実写の獣将王などの特撮と違い、アニメであるラブキュートの着ぐるみは、どこか不気味だった……。この話は、最初及び腰だった任侠さん&仲村さんが、段々と着ぐるみを女の子と認識していく流れが良かった。でも、それを誘導した窪田さんの話し方が巧みというか質問の仕方が上手すぎて、なんだか詐欺師みたいだと思った。

・第69話 お師匠の占い
ちーちゃんの誕生日を祝うために、帰省することになった仲村さん。母親との再会に体力を削られるが、ちーちゃんがプレゼントに『ドールハウス』を選んだ理由を聞き、自分も母親のことを理解するために歩み寄ろうとする。しかし、母親には別の思惑が……。毒濁刀の例えも出たし、やっぱり母親へのオタバレが、このマンガのクライマックスということになるのかな? あと、獣将王の基地がゴミ屋敷というのが疑問だったけど、作者の家と重ね合わせているんだな。


次巻では、仲村さんたちが『グラビア撮影』に挑戦するッ!






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テーマ:漫画の感想 - ジャンル:アニメ・コミック

  1. 2016/07/03(日) 12:30:17|
  2. トクサツガガガ
  3. | コメント:2

コメント

トクサツガガガ面白いですよね。作者さんの守備範囲は最初は多分そんなに広くなかったと思うんですけど、作品を描く上でマイナーな作品や怪獣映画まで観られていると思うとその努力に頭が下がります。
  1. 2016/08/11(木) 10:13:44 |
  2. URL |
  3. トクサツガガガ好き #-
  4. [ 編集 ]

Re: タイトルなし

> トクサツガガガ面白いですよね。作者さんの守備範囲は最初は多分そんなに広くなかったと思うんですけど、作品を描く上でマイナーな作品や怪獣映画まで観られていると思うとその努力に頭が下がります。
たしか、特撮にハマったのも大人になってからだったはずです。古い特撮ドラマの作り方とか、着ぐるみショーのことなんかは、取材したことを上手く作品に昇華させていると思います。特撮ネタと現実の問題の絡め方も上手いですしね。


コメントありがとうございました。





  1. 2016/08/11(木) 20:18:36 |
  2. URL |
  3. 管理人 #-
  4. [ 編集 ]

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