晴耕雨マンガ

5月は、六道の悪女たち、少年ラケット。

テラフォーマーズ 第17巻の感想




テラフォーマーズ第17巻の感想です。表紙は、最多の3度目の登場となる“武神”小町小吉です。


・第163話 THE GRUDGE AND TESTMENT 仮説②
かつて木星と火星の間にあった惑星に文明を築き、地球もその影響下に置いていた文明『ラハブ』が残した装置によって、ゴキブリが超進化を遂げた。というのが『仮説①』。それはロシア班のピラミッド探索によって否定された。そして『仮説②』は、ラハブが地球の文明が自分たちのところまで来ないように火星に仕掛けた罠が『AEウイルス』ではないのか?ということ。もともとのテラフォーミング計画は、火星の地下に都市を作るというものであり、そこにあった『大量のAEウイルスの塊』をロシア班は見つけ、イワンが体に取り込んでいた。アレク先輩が第四班との戦いのときにアネックスの研究施設を独占したがったのは、あのときすでにイワンがAEウイルスを保持していたためで、いざというときイワンが逃げ延びる配置になっていたのも、そのためか。これでワクチンの製造は可能になったが、問題はその所有権。草間が銃口を向ける……。そして、まさかの生存を果たしていたジェットとバーキが、西&紅と合流。劉の援護に向かうが……。
イワンの告白
イワンの告白

・第164話 2583 WORLD'S END 2583年 世界の中心
劉の回想編がスタート。バグズ2号の副艦長だった張明明は、上海の(おそらく中~上流の)家庭で育ったが、弟が生まれたことにより最底辺の農村に売られてしまう。何もなく這い上がる術すら知らない住民ばかりの村に、心が折れそうになるミンミンだったが、そこで知り合ったのは様々な知識を吸収しようとする5歳年下の劉少年だった。『明明』という名前も燈に繋がっているということが分かったのが良かった。ハナカマキリの能力が明らかになった時点で、気づかないとな。あと、ミンミンの「卵じゃない…!! プ…っプラ…」って、殻がプラスチックのニセモノの卵をつかまされたってことでいいのかな?

・第165話 RAIN 緑色の雨
現実世界では二酸化炭素の削減が叫ばれているが、テラフォ世界では『ストーン熱』という伝染病が地球規模で蔓延し、その結果『リカバリー・ゾーン』という各国土の一部を緑地化し経済活動を禁止するという方策がとられている。しかし、中国は実際に草木を植えるようなことはせず、有毒性の緑と茶色の液体を空中から散布するだけだった。しかも、それまで火葬場だと思っていた施設が、ヤミの臓器移植のための『人体処理施設』だということを知った劉少年は、権力をつかみ悲惨な現状を覆すことを決意する。そして時間は流れ、ミンミンが火星で命を落としたことを劉は知る。この回想編は中国班裏切りのバックボーンを説明するだけでなく、燈誕生の秘密の一端まで迫っていく。

ストーン熱うんぬんは、小説版『月の記憶』でも描かれています。

・第166話 AMARANTH 華
ミンミンの卵子から誕生した燈を、生け捕りにすることを命令された劉。それを実行してしまえば大切なミンミンの息子が、どんな目に遭わされるか分からない。ならば、殺してしまおう……。これが、火星での劉の行動を支えていたモノだった。自分では実行できないから、人としての倫理観が薄い爆が、その役目だったということか。そして劉は、血液型のあう自分の心臓(非公認の専用武器。もともとは、自分か燈に使うためのモノだった)を小吉に捧げる決意をする。しかし、何の医療設備もなく凱将軍の胞子も舞っているであろうところで心臓を体外に出したら、変な汚染されて感染を引き起こさないか気になってしまう。
劉 鬼の形相
劉、鬼の形相

・第167話 YOU KNOW WHAT THEY DO TO GUYS LIKE US IN PRISON 友
劉は自らの心臓を小吉に移植し、力尽きる。そしてまた、その様子を見届けたアシモフも……。その現場に凱将軍らよりも一足遅く、西やジェットらが駆けつける。涙ながらに「裏切ったのは劉個人の判断であり、自分たちは無理矢理命令された」と説明するシーンは、胸が熱くなる。第四班にも、強い信頼関係があったんだな。そして、第3の艦が姿を現す。船体に『WE ARE COSMOS』と書かれているということは、これはゴキに情報を流していた勢力の艦か。しかし、黒い球体の外観を見るに、明らかに他2艦より科学力が上をイっているだろう。

・第168話 THE COSMOPOLITANS 第三勢力
まず、爆将軍が切り落とされたアシモフの腕の中から復活。凱将軍の言葉通り、不死身すぎる。そして、上空に浮かぶ黒い球体『ノア1号』から、傘をさした女性 ファティマ・フォン・ヴィンランドと刀を持った男 エロネ・新界の2人が下りてくる。彼らは『ニュートンの親戚』だと言い、ジョセフの身柄の引き渡しを中国班に要請する。ノア1号がハゲゴキと意思疎通を図っているようなシーンがあるので、やはりニュートン一族がゴキ側に情報を流していた裏切り者ということなんだな。
コスモポリタンの2人
コスモポリタンの2人

・第169話 THE NEXT 次の人類
西やジェットの虫の居所が悪いので、交渉はやや緊迫したものの、ファティマとエロネの2人はジョセフを引き取り、九頭龍は残り3人を回収する。ファティマが渡した情報の詳細と、エロネの動きを制した仕込み銃の容赦のなさも気になるところ。そして、ノア1号内で(首だけ)回復したジョセフ。そして艦内には、隠れていたメガネっ娘(キャサリンという名前と判明)を含む、6班(?)女性陣の姿が……! 
あのメガネっ娘たちは…
あのメガネっ娘たち。彼女たちは……

・第170話 THE TREE OF LIFE 生命の樹の実
アネックスが火星に到着してから第89話で姿を現すまで、ジョセフがしてきた“悪行”が明らかになる。あの焼死体は、第6班のメンバーだったこと。アドルフの自爆から復活したエヴァを殺し、プラナリア(とデンキウナギ)のMOを奪い取っていたこと、そして、合流後もミッシェルに好かれるためにウソをつき続けていたことが明らかになる。これで『COSMOPOLITAN』が敵だとハッキリしたわけだが、どれくらいの規模なのか気になる。基本的にはニュートン一族なんだろうけど、何人ぐらいいるんだろうか?
ラーテルとアンボイナガイの人?
マルシアさん以外の2人が、ラーテルとアンボイナガイのベースの人?

・第171話 PLANET THE SAVAGENESS 野望の大地
中国とロシアが単独行動するためのプランδを、ローマが『黙認』していたことが判明。さらに、ゴキブリに情報を横流ししていたことも、すべての罪を中国に押しつけようとしていたことも明らかになる。そして、裏で動いていた3か国の首脳のフルネームが明らかに。特典DVDで判明していたローマのスノーレソン大統領はともかく、中国主席が劉の兄(腹違い?)であること、ロシアのスミレス大統領の本来の読みが『スマイルズ』であるということが新事実か。とくに、スミレス大統領が『ジョージ・スマイルズ』の血縁にあたるとすると、ニュートン家の傍流 = コスモポリタンの一員のという可能性も出てきたわけか。

・第172話 THE JAR OF SORCERY 蠱毒の現場
AEウイルスは、人間の臓器の一部分を変質させる。多くの人は、そのまま機能不全か臓器への拒否反応で死んでしまう。しかしワクチンを造り出すことができれば、AEウイルスの活動を抑え込むと同時に『火星由来の変質細胞』に対する馴れが人体に生まれることが期待される。つまり、ワクチンを造れば病気を治すだけでなく、MO手術が確実に成功しやすくなる。これが、ドイツが言っていた『もうひとつの研究』だった。ローマ及びコスモポリタンは、これに乗っかろうとしている様子。そして、例の蛭間似の男は、日米が北海道に現れたTFを撃退していることを『独裁政治』として糾弾する様子。そして、フロンティア・スピリット号のアーサー大佐の銃にも『WE ARE THE COSMOS』の文字が……。

・第173話 WINNER BUGS 名も無き勝者たち
第2部最終回。アネックス2号の生還者、および各国の戦利状況が説明される。まぁ、サンプルはTFだけじゃなくイワンのヤツがあるので、ワクチンを造るのは問題ないか。そして、中国が小吉を『捕虜』としていることが気になる。生きているのか? そして、地球でも様々な動きが。一郎は戦う決意を固めたようだし、院長・草間紫暮と初代ハゲゴキは、スウェーデンの地下でタイマン状態に。さらに、AEウイルスの症状から回復した謎の男の存在など、まだまだ多くの謎が残されている様子。戦いの舞台は、火星から地球へ……。
謎の男
AEウイルスから生還した謎の男



火星編が終了。生還者は、20名。8月発売の第18巻から『地球編』が始まります。


・現在の状況
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  1. 2016/04/22(金) 19:36:07|
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