晴耕雨マンガ

12月は、六道の悪女たち、ジョジョリオン、ゴールデンカムイ。

ゴールデンカムイ 第7巻の感想




ゴールデンカムイ第7巻の感想です。表紙は“謎の多き北の工兵”キロランケです。




・第60話 イカッカ・チロンヌ 誑かす狐
白石がキロランケの爆薬を台無しにしてしまったのに加え、アシパさんから金を借りて競馬でスッてしまったということが発覚。猟で金を作りながら、勇払(前作『スピナラマダ!』の舞台でもある)にいるフチの弟の家にお世話になることに。そこの村には、インカマッという占い師の女性が滞在していた。狐の頭骨を使った占いによって、杉元たちの旅が上手くいかないと告げられてしまう……。しかし、インカマッの占いの力に目をつけた白石は、苫小牧の草競馬で一発逆転を狙う。あと杉元が、オソマやオハウなど知っている言葉からアシリパさんが話した内容を推測しているところが面白い。スピードラーニングみたい。

・第61話 蝦夷地ダービー
まずトビラの、ゴシップ誌に載っている広告のように、札束風呂に入っている白石の顔が憎たらしいったらありゃしない。インカマッの占いに従い馬券を買う白石は、連戦連勝。杉元達が追いついた時には、すっかり金とインカマッの虜になってしまっていた。いっぽう騎手に間違えられたキロランケは、レースで八百長が行なわれていることを知り、鞍上を決意する。ヒゲを剃り髪を束ねた姿は、かなりイケメン。戦争時から馬の世話が得意だったというだけあって、ドーピング紛いの行為は許せなかった様子。あと、イケマの根をかじった白石の息を嗅いだアシパさんが、久々の変顔を披露する。

・第62話 替え玉騎手キロランケ
キロランケはレースに圧勝する。ただ、話の本筋は43ページのアシパさんの「私たちのこの旅に迷いなんか無い」と、46~47ページの杉元の「必要な額の金が手に入ったからなんて『いち抜けた』なんてそんなこと……俺があの子にいうとでも思ってんのかッ」というセリフか。もう、強い絆でしっかりと結ばれているんだな。そんな中、インカマッは姿を消してしまう。アシパさんの瞳の色に言及したということは、のっぺらぼうと何か関係があるのか? あとは、インカマッの占いの結果をのぞき込む、白石の顔×3のコマの破壊力が高い。

・第63話 モンスター
まず、アザラシとアシパさんが共に戦っているトビラを見て「ヤバッ」となる。案の定アシパさんは、1コマ目でトッカリ(アザラシ)をボッコで撲殺してしまう。白石と杉元はともかく、なぜキロランケも狩りに参加しなかったのか? 久しぶりにアイヌウンチク料理が中心でギャグ成分が高い、初期に近い内容だった。日高に到着した一行は、フチの姉の義理の息子が売り払ってしまったアザラシの皮を使った服を買い戻そうとするが、交渉相手のアメリカ人実業家エディー・ダンも一筋縄ではいかない男だった。彼の牧場を困らせている“モンスター”退治を依頼されてしまう。

・第64話 悪魔の森のオソマ
モンスターの正体は、指や目を撃ち抜いても、なぜか傷が治っている“不死身”の赤毛のヒグマだった。追跡を始めるアシパさんが森の中で何かを見つける → 「オソマかな?」と杉元が思う → やっぱりオソマだった。という、予定調和の流れが最高に面白い。しかし、問題の赤毛は、狩りでは役に立たないからと別行動することになった白石&キロランケのところに姿を現す。この2人でヒグマを倒せるのか? あとヒグマとの初遭遇時に、アシパさんが白石に圧し掛かられてしまい、そのときに弓が限界までしなってしまう……。これが、後々……。

・第65話 不死身の赤毛
アシパさんは、土饅頭にされた馬の鮮度と止め糞の関係性、そして同時に襲ってきた2頭の赤毛から『不死身のヒグマ』が、実は3頭(片目、指ナシ、傷ナシ)いるということに気づく。そして、3頭目の無傷の赤毛に襲われた白石&キロランケは、近くの農家に飛び込むが、そこには最初にいた男と、裏の勝手口から帰ってきた男の2人がいた。どっちが本当の持ち主なんだ? さらに階段には、日高で八百長を持ちかけてきたヤクザの子分2人の首があった。外には荒ぶるヒグマ。内には人殺しのヤクザ。かなり危険な状況に追い込まれてしまう。

・第66話 恐怖の棲む家
トビラ絵の、家の窓からチラリと見える白石アイコンが笑える。アシパさんたちは、2頭の赤毛から逃げながら白石たちのいる農家に逃げ込むが、そのときに杉元は弾薬盒を落としてしまう。銃は弾切れ、矢は折れ、アシパさんたちは武器の無いまま立て籠もることに。さらに、家内にいる2人の男、仲澤達弥(not仲代達矢)と若山輝一郎(not若山富三郎)の正体も分からないまま。『どちらがヤクザの刺客か?』と探りを入れるキロランケに対し、杉元の「服を脱いで、もんもんが入っていたらアウト」という、超理論判別法が素晴らしい。ジョジョの『ニセモノが混じっているなら全員ブン殴る』くらいの爽快な解決法。そして、長ドスを抜いた若山には刺青が。

・第67話 丁半
杉元たちと若山は、一時休戦。どちらが外の弾薬盒を取りに行くかを、丁半博打で決めることに。ツボを振る仲澤にも刺青がない確認するが、そのときに杉元たち4人が乳首の汚さを責めるコマが笑える。なにもそこまで。仲澤もヤクザだったが痴情のもつれから裏切り(どうでもいい)、若山が外に行くことに。しかし、その過程で上半身ではなく下半身に刺青がある囚人だということが明らかになる。見殺しにして刺青が回収不能になるのは避けたいが、家の中にも赤毛が侵入してくるッ!

・第68話 侵入
まず、杉元が赤毛のうちの一頭(傷ナシ)の口に銃を突っ込み仕留める。その際に顔に負った傷の手当と、残る2頭との戦いに備えてヒグマを食べて精をつけようとするが、そのときにアシパさんの顔芸がさく裂していて面白い。しかし、杉元がニリンソウ(肉の旨みを倍増させる)だと思って摘んでいたのは、猛毒のトリカブトだった。それを確かめるために舌の先に少量だけ乗せてみるのだが、この回の杉元は体を張りすぎている。そして、トリカブト槍で残る2頭を倒すことに。

・第69話 脱出
一度はヒグマに襲われ、土饅頭状態になりながらも復活した若山は(全裸でアザラシ服を試着中の)エディー・ダンの所に行き、車&機関銃を手に速攻引き返す。しかし、仲澤を「姫」と呼んでからは話のテンションがおかしくなり、機関銃で赤毛グマ(片目)を仕留め、長ドスを拾うために車から落下した仲澤を守るべく若山が指ナシと死闘を演じ、夕陽に照らされながら2人がハート形の雲の下で息を引き取るという、妙なラブストーリー?が繰り広げられることに。この流れを、ラストページのひと言で断ち切る杉元は、さすが。そして、ヤンジャン掲載時のアオリ『いつかこの恋を思い出してきっと泣いてしまう』もズルい。



現状判明している刺青人皮は……

○杉元一味 … 6枚(後藤・3話で捕まえたヤツ・白石・二瓶鉄造・辺見和雄・若山輝一郎)
○第七師団 … 1枚(33人殺しの津山)
○土方一味 … 5枚(土方・牛山・家永・辺見の複製・茨戸のヤツ)


といったところか。残り13人分。

アシリパ変顔





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テーマ:漫画の感想 - ジャンル:アニメ・コミック

  1. 2016/04/21(木) 21:04:10|
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