晴耕雨マンガ

8月は、少年ラケット、ダンジョン飯、ゴールデンカムイ。

ハルタ vol.32の感想



ハルタ第32号の感想です。



・表紙
高橋拡那先生が担当。今回の表紙は、これまでのツルツルした紙質と違って、ザラザラした手触りのものに。これは今回限りの特別仕様なのかな?

・北北西に曇と往け/入江亜季
新連載巻頭カラー。17歳の探偵は、アイスランドで何者かを追跡中に横転事故を起こしてしまう。今回は横倒しになった車で車中泊する様子が描かれる。探偵が寝ているときに現れた女性は何者なのか? ターゲットはどういう人物なのか? というところが、ポイントになってくるか。

・はじめての星栽/高橋拡那
読み切り。表紙の魔女の話。あまりに過保護に世話してきた結果、地球が大変な事態に。最初の春の缶詰で止めておけばよかったものを。

・ヒナまつり/大武政夫
第54話。バー『リトルソング』は、開店休業状態。日中からパチスロに興じる詩子さんを見かねた新田は、かつての常連客を集め店を再開してもらえるよう働きかけることに。ラストで『ターミネーター』ばりにカウンターの向こう側に沈んでいく詩子さんも面白かったが、瞳ちゃんが語った『クツ舐めエピソード』の破壊力が高すぎる。

・アリコ/設楽清人
読み切り。常軌を逸したレベルのやんちゃガール・アリコ。しかし、彼女は父親代わりの有藤にしか姿が見えない透明人間だった。アリコは授業参観に来てほしいとお願いするが、小学校で給食調理の仕事をしている有藤には無理な相談だった。しかし……。親子愛の描き方も良かったし『51+62=5』という数式の美しさよ。

・A子さんの恋人/近藤聡乃
第20話。K子が、元カレのヨッシーとヨリを戻そうかどうしようか? ということを、A太郎に相談する。A子以外にA太郎が振り回されるというのは、ちょっとめずらしい展開かな。あとK子との電話と同時進行で、女の子から告白を受けていたという構成にも驚き。

・ローカルワンダーランド/福島聡
最終話。深夜の商店街で「どどどどどッ」と叫びながら、自転車を爆走させる少年は、衝突しそうになった女性にひと目惚れしてしまう。そこに彼女の兄と名乗る男が現れ、強引に連れ戻そうとする。少年の必死の抵抗から、2人の愛の逃避行が始まるのかと思いきや……。トビラとアオリで、ネタバレするような形になっているのが残念。

・不死の猟犬/八十八良
第27話。娘がRDSで死んでしまい、重さんが激昂。婚約者の家族を襲撃する。そこから剣崎たちの捜査が始まり、人間関係が徹底的に洗われることに。しかし、感染者もベクターも見つけることができなかった。感染経路はどこなのか? 次回は、いよいよこの世界の根幹に関わることが明らかになりそう。

・俺とじーさんの鮎/大槻一翔
読み切り。繁華街の片隅で鮎の塩焼きを売っている老人と、子供のころから通っているサラリーマン。それぞれの視点から物語を描いた2本立ての構成。変わらずにいたいのに、それでも少しずつ変化が訪れるというような内容。特に、おじいさんパートでそれが強く描かれていて、とても切ない。

・ダンジョン飯/九井諒子
第22話。ライオスたちが登場しない、幕間の話。まず、黄金城が島(とだけ呼ばれる島)にあること。その島は、かつてエルフとドワーフで戦争が行なわれていたことなどが、明らかにされる。そして、地上に戻ったナマリは、蘇生所にファリンの死体が来ていないか調べる。ちゃんと仲間への想いはあるんだな。しかし、タンスさんのライオスたちのイメージが悪すぎる。

・ゲス、騎乗前/西公平
第10話。桜子さんは、馬主の山岡と結婚する。しかし、新婚生活が上手くいかず、牧を頼るようになる。新人ジョッキーとして大事な時期だったが、人妻の魅力にはあらがえず……。ゲス行為を働いてしまった牧は厩舎を追放され、実家にも戻れず、現在の営業スタイルを確立したことが明らかになる。そして、次回はGⅢレースに出場する様子。しかし、甘党君は当たり屋までこなしてしまうとは……。

・本日の四ノ宮家/山田果苗
最終話。父・正太朗から、まりへの誕生日プレゼントが届くが、誤って克四朗が開封してしまう。そのことを正直に言うことができず……。家族での温泉旅行から、スマホの着信画面でシメる演出が良かった。ただ、全7回は短いな。

・のっぺら君/進美知子
読み切り。カフェで『どんな顔がイケメンか?』という話題になるが、主人公の女の子の好きな相手は『のっぺらぼう』だった。目鼻がないのに、各種体液を出しまくる展開が良かった。

・ふしぎの国のバード/佐々大河
第11話。会津道編Ⅲ。今回から、隔号連載に。バードさんは、戊辰戦争によって大きな被害を被った村を通過。馬引きの甚兵衛さんの話を聞き、いろいろと思いをめぐらせる。今回で会津道の最後の宿場町に到着。新潟までは、もう少し。

・十六夜/田村俊平
デビュー読み切り。『数字がすべて』と、日常生活にまつわる様々な数字に注目して暮らしている女子高生。でも、自分の恋愛事情だけは別で……という話。いろいろアタフタした結果、100%がオチになるのが良かった。

・こころおぼえ/志岐佳衣子
デビュー読み切り。気になったこと、些細なこと、なんでもメモしまくる女性・祥香。結婚のための引っ越しの作業中でも、そのクセは止まらない。手伝いをしている透が相手と思わせておいての、裏切り展開が見事だった。ちゃんとプリンが3つ描かれているのも、上手い演出。

・夏が過ぎたら/黒川裕美
デビュー読み切り。吉野先生のおかげで素行が改善したマサルだが、先生が産休に入ることを知り、また行動が荒れてしまう。それでも、安産祈願のお守りを渡そうとするが……。マサルのことを気にかける美代ちゃんが泣く、400Pの1コマ目が素晴らしい。

・ハクメイとミコチ/樫木祐人
第32話。マキナタの図書館で働く司書の見事な仕事ぶり。しかし、それを上回る選書センスを持つ意外な人物が……ッ。ハクメイって本を読まなそうだけど、読書家だったんだな。

・乙嫁語り/森薫
第27話(通算53話目)。両家の父親が縁談の話をしているあいだに、ウマルとの距離を縮めようとするパリヤさん。そんなとき母親からお使いを頼まれてしまうが、これが功を奏することに。約半日、2人だけの時間が作れたワケだが、自分から話しかけることはできるのかな?

・ルドルフ・ターキー/長蔵ヒロコ
第34話。ターキー邸襲撃の手引きをした人物、そしてミスター・ゴンドランドの正体が明らかに。そして、まさかの裏切り行為も。唯一特訓シーンが描かれなかったあたりも、関係しているのかな? 最後のページは、すごいBL臭がする。

・表裏一体/高江洲弥
読み切り。毎朝バス停で一緒になる人物に、告白する決意を固めた あきら(♀)だったが、同じ男性を狙っていた幽霊にとり憑かれ阻止されてしまう。はじめは意地を張りあっていた両者がだんだんと打ち解け(共通の話題があるので)、幽霊が死ぬことになった理由が分かる流れが良かった。

・事件記者トトコ/丸山薫
第26話。資料室ではしゃぐトトコのせいで、入野先輩に祖父・誠二郎の魂が入り込んでしまう。現在は社史編纂室にいる元同僚の長老(ながおい)さんとの、時間を超越したやり取りが良かった。トトコにしては、めずらしい密室劇。

・織子とナッツン/原鮎美
ストーリー編第16話(通算53話目)。今回は、4コマ構成。主に、織子とナッツンの食事関係の話。夜中にバケツプリンを食べるナッツンの後姿がカワイイ。

・雪国叙景/伊藤憲一
読み切り。木星の衛星カリストは、雪と氷の星。地球の仕事を辞め、実家(ラーメン屋)に戻ってきた真奈美が除雪する様子が描かれる。木星の引力によって大きく伸びる氷柱を切り倒す描写に、妙なリアリティがあった。

・健全ロボ ダイミダラーOGS/なかま亜咲
第24話。大将戦は、フンボルトが勝ち、ペンギン帝国が勝利する。国民の反応も、おおむね好意的なモノだった。次回は、大将戦の様子を詳しく振り返り、次々回で勝利の宴(美容室プリンス女子へのすけべー行為)が描かれる様子です。

・想幻の都/梶谷志乃
第12話。風邪が大流行しているようで、デュランやニノンも体調を崩す。そして、ジルも。ビオロイドでも体調を崩すことがあるんだな。

・まかろにスイッチ/川田大智
第8回。今回は、何と言っても『てしゅ河原君』が素晴らしい。もう、ネーミングした段階で勝ちが決まったようなモノじゃないか『てしゅ河原君』は。

・予告
次号は、ホルス、TOWN、狼の口、虚偽、ストラヴァガンツァが掲載。戎島実里の短期連載がスタートし、宮永麻也とサワミソノの読み切りも載ります。






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テーマ:漫画の感想 - ジャンル:アニメ・コミック

  1. 2016/03/15(火) 23:05:39|
  2. ハルタ 31号~
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