晴耕雨マンガ

7月は、六道の悪女たち、ジョジョリオン、スペシャル。

俺のプロレスネタ、誰も食いつかないんだが。 第2巻の感想




『俺のプロレスネタ、誰も食いつかないんだが。』、略して俺プロの第2巻が発売されました。新キャラがたくさん登場しますが、この巻で完結となります。


・第11話 デンジャラス・クイーン
女子プロ・オールスター戦の話をしていた仁のところに、窓ガラスをブチ破りながら「ラス・カチョーラス・オリエンタレス(猛武闘賊)」と叫んで登場したのは、アツい女子プロ愛を持つ恵比寿丸操(えびすまる みさお)だった。仁とともに、伝説の一戦『北斗晶vs神取忍』を語る。しかし、操は『男の娘』という特大の萌え属性を持ちながらも、ストーリー展開や他キャラとの兼ね合いで、ツッコミ&リアクション役に回らざるを得なかったのが惜しまれるな。


・第12話 まだ見ぬ強豪
「チャパリータ!」言いながら抱きついてくる操の熱烈なスキンシップ攻撃に、最初は強い抵抗を示していたたま子だが「でも夢だったんだプロレスを…女の子の友達と一緒に見るのが」という言葉で、態度を軟化させる。虎と操は、地方のファンが首都圏にプロレスを見に来ること『密航』について語り合うが、その説明イメージで、何故スタイナー・ブラザーズが使われたのかが分からない。そして、虎に謎の人物からの手紙が届く……。


・第13話 FMW
下校中の虎は、手紙を送ってきた男・犬童國景(本編では下の名前は登場せず、帯で判明)とたま子のバトル現場に遭遇。犬童が、プロレス誌を通じて知り合ったかつての文通仲間だと判明する。しかし、当時は全日ファンだったが現在では、デスマッチ大好きのFMWをはじめとするインディーファンという“暗黒面”へと堕ちてしまっていた。犬童は、仁のクラスの副担任となり『ミステリアスなイケメン』として扱われるが、初登場時の有刺鉄線に引っかかっていたイメージが強すぎて、そうは見えない。


・第14話 コスチューム
犬童の発案により『プロレス部(観戦メイン)』を立ち上げることになった仁たち。しかし、平成維新軍の道着&キューティー鈴木のコスチューム&レザーフェイスのコスプレで勧誘しても、いいリアクションは得られるはずがない。なんとか観戦費用を部費で落とそうとする3人だが、そのときたま子は……。この話は8ページと短い。時期的に1巻の準備中だったのかな?


・第15話 プロレス愛
犬童の仕掛けた部員獲得のための罠(五寸釘ボード)に引っかかってしまったのは、たま子だった。引っ込み思案の彼女が、プロレス部発足のために必死に動こうとした想いを語る。それぞれ自分の贔屓の団体の勢力拡大を目論んでいた3人が、プロレスファンとしての原点を思い出す流れが良かった。しかし、プロレス部員募集の張り紙を見る、不穏な影がひとつ……。


・第16話 リングス
プロレス部に待望の新入部員・鳥姫ねねさんが加入。はじめは『犬童目当てのミーハーでは?』と疑っていた仁だったが、好きな団体『リングス』の情報を1ページ半に渡ってツラツラと語る、圧倒的な『データタイプ』のプロレスファンぶりに舌を巻いてしまう。しかし、ねねの真の目的は、自分よりも無知な『にわかファン』を駆逐することだった。さっそく、たま子がターゲットにされてしまう……。でも、WOWOWでリングスを見ていた自分でも、ヴォルク・ハンの本名が『マゴメトハン・ガムザトハノフ』だなんて、知らなかったぞ。


・第17話 点と線
たま子の『泣かないと決めた日』がスタート。プロレス部内のマニアックな話題にもついていけず、ねねからも『いかにデータタイプのプロレスファンが優れているか』ということを、嫌味タップリに言われてしまう。悪役が関西弁を使うのは古くからある手法だけど、ここまでドハマリしたキャラは近年では珍しいんじゃないだろうか?「ド腐れニワカ女」って。 ちなみに、ねねがたま子に出した問題の答えは 1:大木金太郎 2:蝶野正洋 3:は……


・第18話 両国7連戦
新日が“真夏の祭典”G1クライマックスを、両国国技館で1週間連続で開催することが決定。この観戦が、プロレス部の夏休み中の活動となる。しかし、たま子は前話のねねの口撃以降、部活に顔を出せないでいた。ねねは、このまま退部の流れに持っていこうとするが……。この巻の前半は新キャラたちに見せ場をゆずった感のある仁だが、114Pからのセリフは、実に主役らしい救いの言葉だったと思う。


・第19話 G-1 1日目
諸事情により、両国へ向かう電車に乗り遅れそうなプロレス部の面々。飛び込んだ車両は、『ライオンマークのTシャツ』の一団に占拠されていた。後の話的に『武藤vsカブキ』戦に触れられるのはココだけだし、ねねのイジメ路線の息抜き回でもあるんだろうけど、まさか試合会場に到着する前に1話使ってしまうとは……。


・第20話 初観戦
国技館に到着しても、ねねのキツイ言動は変わらない。頭からジュースをかけられてしまったたま子は、そのまま会場を立ち去ろうとする。仁の「『楽しかった』『また観たい』その2つが出りゃ立派なプロレスファンだ」は、この作品全体を通して言いたかったことだと思うし、あらゆるジャンルの娯楽を楽しむにあたっての根底にあるべき考え方じゃないだろうか。


・第21話 それぞれの主張
前話でたま子のフロント・スープレックスを受けた仁が気絶してしまったので、終電を逃がしたプロレス部は、銭湯に入ることに。女湯で2人きりになったたま子から抵抗を受けたねねの、なぜデータタイプのファンになったのか?ニワカを毛嫌いするのか?ということが明らかになる独白が切ない。特に150Pの絵は迫力があって、この巻のハイライトとも言えるところ。あと『銭湯でセントーン』をする仁は後ろ向きに飛んでいるけど、前向きだと局部丸出しになるからなのかな?


・第22話 絶対
前話でたま子へのイジメがバレてしまった、ねねの申し開き(髪を切って被害者を装うとする)。仁は『プロレスに『絶対』など存在しない』という考え方を持ちだし、プロレスファンも人それぞれで問題ないと説得する。終盤の和解の流れも良かった。ただ「最強はデータタイプ」とねねは言うけど、本当に強いのはたま子のような『実戦派』だよね。


・第23話 節目
最終章前半。いきなり、季節が冬に飛ぶ。初めて自分でプロレスのチケットを購入したたま子だが、仁は「今プロレスいいや……」とそっけない対応を見せる。仁の異変に、騒然とするプロレス部。仁が情報キャパを越えた『スポット』に落ちたのでは?と推測する。そして、中心人物が欠けたことでプロレス部存続の危うさも浮き彫りになる……。

・最終試合 1994
最終回。自分をプロレスの世界に引き戻した仁に対する、たま子の想いが爆発する。少し予言めいていて、それでいて未来への希望がこめられた181Pが素晴らしい。そして、仁の元気がなくなっていた理由とは……? エンディング前の流れが、第1話冒頭をなぞるような展開になっているのが良かった。


・おまけ漫画 天龍引退興行を観てきました
昨年11月に行われた天龍源一郎の、引退試合のレポートマンガ。仁が大ファンであり、第1巻の帯コメントも担当されいたので取り上げるのは分かるが、さかなこうじ先生自身の作品に対する想いとか、まとめみたいなものも欲しかった。



俺のプロレスネタ、誰も食いつかないんだが。 第1巻の感想








 
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テーマ:漫画の感想 - ジャンル:アニメ・コミック

  1. 2016/01/11(月) 13:41:29|
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