晴耕雨マンガ

4月は、六道の悪女たち、スピーシーズドメイン、ヴィンランド・サガ

THE TOWN~復讐者~ 第1巻の感想




異形の者が跋扈する街で、妹の仇を捜せ。『THE TOWN~復讐者~』の感想です。作者の加藤清志さんは、これが初の単行本となります。


・プロローグ 下水道
ジャンケンで勝ったのに、ランドセル持ちをさせられるイジメられっ子のキタロウ。何気なく踏んだ側溝の格子状のフタによってバラバラに切断され、そのまま川に流されてしまう。イジメっ子サイドの田中ら3人が、なんだかんだ言いながらも必死に助け出そうとするのが良かった。この話は以降の物と違って、少年たちの顔などが、よりマンガっぽく描かれている。

・第1話 変形
爪の間から血管針を伸ばす殺人鬼がお楽しみの最中に、もう一人の異能力者が現れバトルになる。この話から、初期ジョジョのような絵柄とアツいセリフ回しが展開され、変身ヒーローを真正面から描こうという気概がビンビンと伝わってくる。特に殺人鬼が42Pで言った「嵐の中を来たのは誰だ!!」は、2015年で最高にカッコイイ台詞だったと思う。そして、ナノマシンによって自らの血を使った装甲を身に纏い戦う雨木の目的が、妹を殺した『物体を格子状に切断できる』男を見つけ出す事だと判明する。
嵐の中を来たのは誰だ!!

・第2話 極光 オーロラ
雨木の本職は探偵。向田昭子という女性の失踪事件を調べることに。彼女の家には『やわらかい鋼』の感触がする布『オーロラ』があり、その向こう側には向田の理想の世界が広がっていた。直前まで衛兵と戦っていたのに、殺された妹の青葉(オーロラが作った幻)と再会したことから、一緒に夕食 → テレビを見る → 風呂に入る → 寝ると、団欒を満喫する流れがシュールで面白い(その様子を見ながら待っている向田も)。そして、オーロラ青葉から犯人の有力な情報を得る。それは左手に残る『格子状の傷』だった。

・第3話 左手
女子高生であり、現役グラビアモデルの冴島志鶴を拉致誘拐しようと企む男。心の中で「勇気リンリンだ!!」と言ったり、何度もクロロホルムを持っていることを確認したり、やる気があるのかないのか分からない妙な魅力があった。そして、この男が『格子状に物体を切断できる』男=雨木の妹の仇だった。いっぽう雨木は友人の医者から、かつて身体が格子状にバラバラになった少年・北裏一郎(プロローグのキタロウか)の情報を得る。2人の距離がグッと縮まったか。

・番外編 雑木林
彼氏の柊君があまりにボーッとしているので、勢いでフッてしまった杉本さん。しかし、翌日学校に現れた柊君は別人のようになっていた……。襲い掛かるときの「ビカァ!」とか、178Pの杉本さんの女子高生らしからぬパンチとか、後半の攻防は異能力者あふれる今作の中でも屈指のもの。ハルタ掲載時は第2話だったものの、その後、雨木の復讐ストーリーがはじまったので、話がつながらなくなってしまったということか。



雨木と北裏の決着のほかにも、なぜ舞台となる『ザ・タウン』に異能力者が生まれるのかという理由も気になる。



THE TOWN~復讐者~ 第2巻の感想





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テーマ:漫画の感想 - ジャンル:アニメ・コミック

  1. 2015/12/17(木) 09:01:33|
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