晴耕雨マンガ

10月は、トクサツガガガ、スピドメ、六道の悪女たち、少年ラケット。

トクサツガガガ 第4巻の感想




『トクサツガガガ』第4巻の感想です。1巻赤、2巻青、3巻黄、ときて4巻緑なので、5巻はピンクかな?


・第30話 イクトゥス
まず、北代さんが仲村さんを殊更敵視しているのは、チャラ彦が第2話のカラオケのことを話したことが理由だった。みんなの前で特撮ソングを歌ったことや、これまでの言動が重なってオープンなオタクと勘違いされてしまっていた。そして回想パートでは、北代さんが以前勤めていた会社の人との飲み会に参加したときに(この時は、まだフレンドリーな性格)、同席した友人の みやび さん(名古屋在住の大学生)に、ドルオタであることを悪気はなかったもののバラされてしまう……。

・第31話 「仲間ってなんだろう」の巻
ドルオタがバレて、周囲の対応が変わってしまったことに苦悩する北代さん。これが、現在の切れたナイフのような性格を形成する原因に。『なんでアイドル=恋愛対象なの!?』とトイレで悶々とするところは、いわゆる『ましゃロス』どうこう言っている人に読んでみてもらいたい。そして仲村さんといえば、例のパスケースを返すだけで精一杯。なにがあったのか聞きたいが、現状出来ることはなにもないのだった……。 トビラ絵を昭和児童誌風にしてみたり、サブタイトルに『~の巻』とつけてみても、重い空気は変わらない。

・第32話 光りもの
前話以来、接触の無かった北代さんと駅でまさかの邂逅を果たす仲村さん。そこで、パスケース返却に北代さん ← 仲村さん ← 吉田さん ← その友人と、多くの人の縁がつながっていることを改めて知る。そして、北代さんもみやびさんとの楽しかったときのことを思い出す。これで、対北代さん編は終了。ただ和解の印が、ケミカルライト(コンサートの時に振るアレ)っていうセンスは、どうなんだろう? あと、獣将王パートでセロトルが放った弓矢の攻撃の見開きは素晴らしかったと思う。

・第33話 大人気ない
土日がライブばかりの兄・望の妻タカさんの息抜きのために、娘の ちさと ちゃん(ちーちゃん。4さい)と獣将王のショーを観に行くことになった仲村さん。しかし、ちーちゃんは直前でネコの着ぐるみに強い興味を持ってしまう。強引にショーへ連れて行こうとするタカさんの姿を見て、仲村さんの脳裏にある思い出がフラッシュバックする……。『自分の「したい」が、「相手のため」とこんがらがっているのは、恐ろしいことだと身を持って知っていたはずなのに、』から始まるモノローグ部分は切ないし、子供にお願いするという解決法も、作中では大人気ないと言われていたけど、実際の子育てでも使えそうだと思った。この巻のベストエピソード。

・第34話 深夜特撮『白狐丸』
引き続き子守りをしている仲村さん。ちーちゃんは『白狐丸』というDVDに目をつけるが、それはエログロ満載の深夜特撮。仲村さんは見せることを躊躇するが……。基本的には、テレビの規制の話。子供には何を見せ、何を見せないべきか?みたいな真面目なトーンの話なのだが、望のライブの空白のフキダシ(好きな下ネタが書き込める)とか、望「でないと…こうなるやろ…」仲村「ぐうの音も出ませんわ…」からの「それな」2連発とか、ギャグ要素も強かった。

・第35話 地上波っていいよね
大阪への帰路の途中、仲村さんがどうして今のようにドップリな生活になったか、そして自分がバンドを続けてこれたのかというキッカケを望が語る。だけど、タカさんの感想通り『地上波のエロス』の例えにすべて持って行かれた感じ。あと、ローカル局が受信できるどうこうの場面を見るに、作者はコッチ方面の出身なんだろうか? 滋賀県では、子供が遠足場所に到着したかどうかを報せるとか、地元民じゃないと分からないだろ。

・第36話 集めてどーするの?
吉田さんの誘いで、ホビー系ショップの蚤の市に来た仲村さん。レアなソフビを発見したものの、思い切って買うことができない……。オタクがよく受ける質問の「結局何に使うの?」→「置く」、「集め終わったらどうするの?」→「見る」という返しが素晴らしかった。オモチャ店員の「世の中けっこうなモノが役に立たない上に、全てのものは最終的にみんなゴミだ!!」というセリフも、真理をついていると思う。あと、特撮のスーツがウレタンで出来ているというのは勉強になった。

・第37話 「汚し」のコツ
前話で購入した2体目のエマージェイソンのソフビに、経年劣化の『汚し』を入れることになった仲村さんは、レンタルスペースで作業することになるが上手くいかない。そこで、常連らしき男性にアドバイスを仰ぐのだが、返ってきた答えは予想外にスピリチュアルなものだった……? この話と前話はガッツリ取材してきて、それを話作りに生かした感じ。ただ、この男性が汚しをしていたプラモ(箱に『犬式』と書かれている)の設定が気になる。海とか森にいても違和感なくて様々な性格があるって、もともとはどんな作品に登場していたんだ?

・第38話 集結――ッ!!
前話の帰りに(つまり、第36話からここまで1日の出来事)カラオケに来た、仲村さんと吉田さん。獣将王の新OPを歌ってみるものの、重複パートや合いの手が複雑だった。いっぽう北代さんも、久しぶりにみやびさんと再会することになったものの気まずさがあり、仲介者を探していた。第32話以来、和解したんだかどうなんだか微妙な距離感のままだった仲村さんは、自分と吉田さんが再会の場に同席する代わりにカラオケに参加してもらうという、利害一致作戦を提案する。北代さんが、ひと晩でコール&レスポンスをキッチリ仕上げるといったあたりの頼もしさは異常。さらに、低音パートとして任侠さんの招集も決定。

・第39話 叫べ獣の魂!
全員集合のカラオケ回。北代&みやびさんが、コンサートの設定で部屋の外から歌いはじめたり、北代さんが獣将王OPのナレーションを読み上げたり、北代さんと吉田さんが同年代と発覚したり、終始テンションが高くネタが濃かった。ひとり、同志がいないと思われた任侠さんにも、最後の最後でカラオケ店員というまさかの仲間が生まれる展開も最高。もしアニメ化したら、最終回はこの話で決まりだと思う。


次巻では仲村さんに“ピンク”が襲い掛かる! お楽しみに!





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テーマ:漫画の感想 - ジャンル:アニメ・コミック

  1. 2015/10/04(日) 07:35:30|
  2. トクサツガガガ
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