晴耕雨マンガ

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ハナヨメ未満 第1巻の感想



ウラモトユウコ最新作『ハナヨメ未満』第1巻の感想です。講談社のハツキスに14年11月号から連載されていました。試し読みはコチラから。→ ハナヨメ未満試し読み

・第1話 アコ、島に行く
もともと合理的な性格だった木村アコは、後輩に誘われたお見合いパーティーで、最初にペアになった男性・笠井靖と意気投合し、婚約する。しかし、母親と来ていたブライダルフェア会場で靖の父親が死亡したという報せを聞き、仕事で東京を離れられない靖に代わり葬式に出席するために、彼の故郷である瀬戸内海に浮かぶ塩島に行くことになる。島の住民の感覚に戸惑いながらも、なんとか葬式を乗り切ったアコだが、靖の母親と3人の姉は何か企んでいる様子……。作者は、前作『椿荘101号室』のときもそうだったけど、基本設定を説明し、そこから話を展開させるための舞台を整えるスピード感が素晴らしいと思う。

・第2話 アコ、島から帰れない
アコは、帰りのフェリーが出るまで靖の姉のひとり、三女・翠の案内で島を観光することに。生前の笠井父が営んでいた理髪店『バーバーかさい』とか、今後登場する場所の紹介といった感じ。ただ、この段階から港の観光案内所や、島の畑、自分が経営するスナックなど様々なポイントに出没する畠山米(まいちゃん)が、いい味を出しまくっている。そして、二女・杏の子供たちの口から、自分が『靖を島に帰って来させ、バーバーさかいを継がせるための人質』だと聞かされる。義母の一粒の涙(目薬)に心打たれたアコは、その作戦に協力することに。

・第3話 アコ、対決の予感
急遽、島に1週間滞在することになったので着る服に困ったアコは、同い年でサイズも同じなまいちゃんから服を借りることに。しかし、そこでまいちゃんの『靖との幼なじみアピール攻撃』や『私はあなたの知らない彼を知っている攻撃』を受けることに。ここで勃発したライバル関係は、後日開催される運動会で決着をつけることになる。この話で初めて靖の顔が明らかになり、職業が女性誌で相談コーナーを持つほど人気の心理学者だと明らかになる。だから、多忙で島に帰って来られないのかと思いきや、そうでもない様子。彼のデスクの引き出しの中に隠されていたのは……。

・第4話 アコ、走る
塩島大運動会が開幕。いちおうライバルが激闘 → 数々の競技を乗り越え和解という流れなのだが、まいちゃんのアコをディスる実況の歯切れの良さ、二人三脚でもつれ合った姿が昭和テイスト濃すぎな校長&教頭、仮装パレードでウェディングドレス姿を披露するまいちゃん、なぜか出場する競技でハンディを課されるアコのリアクションと、コメディテイストの強い内容。しかし、靖が観に来てくれなかったことから(「行けたら行く」を信じてはいけない)、アコの不満が爆発。「靖が迎えにくるまで東京に帰らない」と宣言してしまう。

・第5話 アコ、始動する
アコが、島での仕事を本格的に始動させる。本職がWebデザイナーなので、塩島の魅力を外に向けて発信していくことを考える。その事務所に『バーバーかさい』を選ぶ決め手となる、窓から見える瀬戸内海の風景描写が良かった。いっぽう、死んでしまった笠井父の回想により、靖が『幽霊が見える人』だということが明らかになる(父親の幽霊は靖のところに居候)。これは子供のころからで、幽霊から逃げるために靖は島を離れ、東京に来たとのこと。これだと、いくらアコが頑張ったところで、靖が幽霊への恐怖心を克服しないとどうしようもない問題に思える。カギを握るのは、事情を知っているまいちゃんと、靖のイスの下に隠された鍵なのかな。


この巻で、まいちゃんがやった仕事は……
観光案内所の受付/農業/スナック/学校の用務員/看護師/不動産代行業








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テーマ:漫画の感想 - ジャンル:アニメ・コミック

  1. 2015/09/11(金) 10:27:19|
  2. ウラモトユウコ
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