晴耕雨マンガ

8月は、少年ラケット、ダンジョン飯、ゴールデンカムイ。

トクサツガガガ 第3巻の感想



『トクサツガガガ』第3巻の感想です。表紙で特に顕著なんですけど、初期のころにくらべて仲村さんの目がネコっぽくなっていると思う。



・第20話 気にしないと言われても…
前巻ラストの流れから、ひとりになろうとする仲村さんは、第3話に登場したカレー屋でランチをとることに。しかし、カウンターの隣の席には、社内でカツラを被っていることで有名な上司の姿が……ッ! カツラなのがバレバレで、暗にカミングアウトを促されている大塚課長に、特撮趣味を隠している仲村さんの境遇、そして敵に正体をバラされたエマ―ジェイソンのエピソードを重ねるという、厚みのある構成。15~20Pあたりの仲村さんの一連のセリフが良かった。あと、カレー店の客に、前作の主人公がいるな。

・第21話 仲村城への侵入者
ゲンカ将軍の部下2人のうち兄のカブトウン(カブトムシ)だけ買っていて、弟のアガタ(クワガタ)の食玩を買い逃していたことを激しく後悔する仲村さん。そんなときに、部屋に本物のクワガタが飛び込んでくる。虫嫌いの仲村さんにとっては、緊急事態だ…ッ! ただ捕まえてひと安心というわけではなく『時期外れのクワガタは、誰かが大事に飼っていたはず』と推測を立て、しっかりと飼い主に返却するという流れが素晴らしかった。ただ、基本的に肉食獣モチーフの獣将王なのに、なぜカブトムシとクワガタが敵幹部なのかは気になる。

・第22話 匠の技
同僚の白石さん(髪の短いタレ目のほう)の誘いを断りきれず、休日に街に出ることになった仲村さん。興味のない服や慣れないヒールで、どんどん体力を削られていくが、連れて行かれたカフェである発見をする……ッ! せっかく誘ってくれたのに、最初から楽しむ気のなかったことを仲村さんが反省するのが良かった。これは、自分も見習いたいところ。あと、チェルダがテレビでゴー☆ジャスを見ていたり、並べ替えたフィギアの中にマジシャンぽい奴がいたりといった小ネタも気になった。

・第23話 涙を拭いたら、勇気満タン!
任侠さん主役の話。オタク趣味が親バレしていること、小学生のころは引きこもり気味だったことが、母親から明るく語られる。気持ち悪く思いながらも、アニメを観ることをやめさせなかった、母親なりの優しさが良かった。でも、ラブキュートのデザインは描きなれていないからか、女キャラを描くのが苦手だからか、苦戦しているのが感じられた。あと、任侠宅の昔のテレビが、ブラウン管なのに16:9の画面というのが珍しいと思う。それから、任侠さんの本名は 松本まさあき なのね。

・第24話 映画の楽しみ方
特撮ヒーロー大集合の映画を(ひとりで)観に行った仲村さん。ただ、その後の吉田さんが最寄駅まで来て、立ち食いそば屋で映画の感想を語りあう怒涛の4ページが素晴らしかった。話の流れに関係なく思いついた場面をどんどん言っていく様子が、妙にリアルだと思った。特に「ネットで何万字読んでも、今ここで生の感想を言いたいし聞きたいんです!」というセリフは、この巻イチバンの衝撃を受けたセリフだった。あと、今回初登場の映画好きのおばあちゃんは、かなり良キャラの予感がするので、再登場を期待したい。

・第25話 特殊撮影技術の継承者
この話は、コミスンで試し読みできます。白石さんに写真を撮ってほしいと頼まれるものの、上手く撮ることが出来ない仲村さん。藤井さん(同僚の髪の長い方)による、盛り写真テク講座が行なわれる。仲村さんは、ここで得た技術をタテガミ丸のミニチュア写真に生かす……ッ! 後半の、仲村さんが無理な体勢を取りながらも、いい写真を撮ろうと試行錯誤する様子が良かった。だからこそ、ビル腰のタテガミ丸の見開きは、かなりの迫力。

・第26話 懐古怪人、襲来!
第13話で登場したおもちゃ屋で、昔の作品を懐かしみ現在の作品をディスる懐古怪人と出会った仲村さん。しかし、時代劇が好きだという小野田君のお爺さんの話を聞き、自分の好きなものは必ず過去のモノになると気づいた、仲村さんのとった行動とは……ッ!? 今回登場した『4フォース』は、女性メンバーのコスチュームがハイレグなあたりに、時代を感じさせる。あと元素モチーフなら、4人目は雷じゃなくて土ではないんだろうか? あと、小野田君のトキメキの音は『トゥンク…』じゃなくて『トゥクン…』だと思う。
 
・第27話 秘密基地からの出動!
金欠の仲村さんは、少し離れた安売りスーパーに買い出しに。その近くの駅構内で、電車を利用していないはずのダミアンと出会う。その理由とは……ッ? 嫌なことのなかにも、楽しみを見つけるダミアンの姿勢が素晴らしかったし、そのことを素直に「かっこいい」と褒めることができる仲村さんも良かった。個人的には、ここまでダミアン回にハズレなし。あと、ここで『飲み会の予定が入っている』というのが、ちゃんと伏線になっているとはね。

・第28話 面白いもの、みられますよ!
獣将王のイベントに来た仲村さんと吉田さん。そこに、銀色の追加戦士(正式加入前)のセロトルが登場したため、子供たちはビミョーな空気に。そして、仲村さんがセロトルと握手しているところを、北代さんに目撃されてしまう……ッ!! その見開きを見て思ったが、この作者は「ここだッ!」という見せ場の描き方がうまいと思う。この話でも、仲村さんと北代さんの目が合った一瞬の緊張感みたいなものが、上手く描かれていると思う。しかし、ラストの緊迫感とサブタイトルの陽気さがあっていない。

・第29話 目障りなのよ!
なんとか北代さんに弁解しようとする仲村さんだが、取りつく島なし。散々に言われてしまう。しかし、北代さんが忘れていったパスケースが突破口になりそう。ただ、ラスト1ページの回想シーンで、北代さんが『昔からこうではなかった』と分からせる演出が、見事だと思う。


果たして仲村さんは、次巻で北代さんと決着をつけることができるのか!? お楽しみに!



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テーマ:漫画の感想 - ジャンル:アニメ・コミック

  1. 2015/07/02(木) 18:50:32|
  2. トクサツガガガ
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