晴耕雨マンガ

9月は、映像研には手を出すな!、 ジョジョリオン。

ヴィンランド・サガ 第16巻の感想




ヴィンランド・サガ最新刊の感想です。表紙にいる赤ちゃんは、新キャラのカルリです。前巻といい、少年時代や奴隷編のころとくらべると、だいぶ穏やかなデザインになった印象。


・第108話 繋がれたアジサシ⑧
前巻でシグルドを刺し逃走中のグズリーズは、得意のタル遁で隠れるものの、またもやトルフィンに見破られてしまう。考えてみれば、幼い日のトルフィンもタルに隠れてトールズの船に潜り込んだので、タル遁は得意なのかな? グズリーズの「みんなが……当たり前にできることが できなきゃいけないことが……っできない……」というセリフが、印象的。現代でもそうなんだから、この時代だとかなり生きづらかったんだろうな。トルフィンは、彼女を乗組員に加えることを決断する。

・第109話 放たれたアジサシ
シグやんは受けた屈辱を晴らすため、海に出たグズリーズを追うことに。連れ帰るまでは、アイスランドの地を踏まないと決意する。ただ、事後処理の話し合いの中で、ハーフダンの妻・アスレッドの収め方というか、立ち振る舞い方が良かった。第104話でもその兆候が見られたので、彼女も『男社会での女の生き方』みたいなものに悩んで、戦っていたのかもしれない。決して、嫌味な姑というわけじゃなかったんだな。

・第110話 北海横断
トルフィン一行は、北海を渡ってフェロー諸島で一泊する。ここは、トールズが散った場所(第2巻参照)。トルフィンは戦から離れたはずの父親が、なぜ剣を捨てきれずにいたかを考える。確かに、あのときはフローキの呼びかけに応じ、戦場に行くためだったので疑問には感じなかったけど、少年トルフィンが使ったナイフも含め、武器を手放すことはできなかたんだな。この答えは、これからの宿題といったところか。

・第111話 戦士から、戦士へ
フェロー諸島の次の経由地、シェトランド諸島で一行は虐殺の形跡を目の当たりにする。様子を見に上陸したトルフィンは、室の中に隠れていた瀕死の女性から、赤ん坊・カルリを託される。いっぽうシグやんたちは、やっとフェロー諸島に到着。手下の「オレ達シグやんが怖いからつきあってるってワケじゃないんだけどな……」というセリフが良い。あとタイトルの意味は、カルリを守っていた右耳が焦げた犬から、トルフィンへ。ということでいいのかな?

・第112話 復讐の義務
カルリの村が潰されたのは、2つの有力な一族がぶつかり合った結果だということが、里親を探す過程で明らかになる。なので、引き取り手はナシ。この話は、子育て未経験の5人が、カルリに振り回される様子が面白かった。特に『女性は誰でも母乳が出るわけではない』ということを知ったときの、トルフィンの表情が何とも言えない。ここでトルフィンらが子育てを経験したことが、後々に生きてくるんだと思う。そして「殺した者は必ず復讐される」というセリフも、この後に意味を持ってくるワケか。

・第113話 厄介な奴ら
カルリ関係でモタモタしていたので、シグやんたちに追いつかれてしまう。でも、すっとぼけてやり過ごそうとするトルフィン。ガケを登っているところをあっさり見つかるグズリーズ。シグやんの武器がトゲ付き鉄球になっている。と、かなりコメディテイストの強いエピソード。この回で決着がついたわけではないので、今後もこの2組の追いかけっこは続きそう。なんか、トムとジェリーなみの面白さが、すでにある感じ。

・第114話 狩る者 狩られる者①
トルフィンたちはノルウェー西岸に到着。食事をとろうとしていると、クマに襲われてしまう。さすがのトルフィンも、グズリーズから借りたナイフ1本だけでは分が悪い。このピンチは、謎の狩人が放った弩の矢によって脱することができた。この直前のエイナルが熊の知識を披露 → ことごとく裏目に出るという流れが良かった。あと冒頭の地図を見ると、一行はこのあとデンマークの近くを通るわけで、そのときにクヌートやトルケルと再接触はあるのだろうか?

・第115話 狩る者 狩られる者②
トルフィンを助けたのは、女狩人のヒルドだった。見事な手際でクマを解体し、鍋を作る。このあたりの流れは、ゴールデンカムイと読みくらべてみても面白い。しかし、みんなでヒンナヒンナして楽しくお別れすることはできなかった。ヒルデは、8年前に村が襲われたときのことを話し、アシェラッド率いる一団のトルフィンという男に、父親が殺されたという。仇を取るため、ヒルデは弩をトルフィンに向ける。




ここで素直に仇を取らせるわけにはいかないし、反対にヒルデを殺してしまうのも、トルフィンはできない。説得するのも簡単ではないだろうし、どうやって対処するのかな?










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テーマ:漫画の感想 - ジャンル:アニメ・コミック

  1. 2015/06/25(木) 17:01:45|
  2. 幸村誠/ヴィンランド・サガ
  3. | コメント:0

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