晴耕雨マンガ

8月は、少年ラケット、ダンジョン飯、ゴールデンカムイ。

ゴールデンカムイ 第3巻の感想


北の大地のサバイバル『ゴールデンカムイ』第3巻の感想です。
表紙は、生きていた新撰組・土方歳三です。

・第18話 救出作戦
アシパさん&レタwith白石という布陣で、杉元救出作戦が展開される。鉄格子のすき間から、白石が全身の関節を外しヒグマの油を塗ってヌッタァと入ってくる様子が、杉元の「妖怪?」という返しもふくめて何とも笑える。しかし、あくまで杉元のことを許せない双子兵士の片割れ・洋平がケリをつけにくる。杉元も反撃に出るものの、腹からは内臓が飛び出すほどのダメージを受けてしまう……。

・第19話 駆ける
が、さすがは不死身の杉元。ケガは、洋平の腸を使った偽装だった。病院に運ばれるのを利用して、馬車を奪い逃走を図る。そのことにいち早く勘付いた鶴見中尉が自ら追跡に出る。馬をアシパさんに射抜かれ振り落とされながらも、すぐに雪上を全力疾走するスピード感がたまらない。そのときにアシパさんが放った矢が、真っ直ぐ『ヒュンッ』と飛ぶのではなく、しなりながら『ビョーン』という感じで飛んでいく描写が細かいと思う。そして、再会した杉元にアシパさんは、いきなりストゥ(制裁用の棒)をフルスイングする。乱用は、決して許されていない!

・第20話 喰い違い
脱出で活躍してくれた馬を、あっさりと食べることにする3人。2ページ目で撃ち殺し、7ページ目で鍋になっているという展開の速さが素晴らしい。そして、鍋にオソマ(味噌)が入っていることを知ってから実際に食べてみるまでの、アシパさんの一連の顔芸に笑いが止まらない。ただ、ここはアシパさんが『オソマを食べる』ということで、杉元に歩み寄ろうとするという、場面でもあるんだけど。あとは、腫れ防止に杉元の顔に貼られた馬肉を、立った2コマでレタが持って行ってしまうのも面白い。そして、土方は永倉新八と接触する。旧新撰組には、金塊以上の目的があるのか?
アシリパ 下半分
顔のパーツが下半分に集まっていて、ずっと笑っていられる。

・第21話 亡霊
死刑囚集団がメインの話。土方は渋川善次郎という元囚人(刺青ナシ)が率いる盗賊団を傘下に引き込もうとするものの、交渉にすらならず皆殺しにしてしまう。銃をクルクル回しながら弾を装填し撃つ土方が、カッコイイ。ただ気になるのは、のっぺら坊がアシパさんの名前を呼んでいたこと。実はアイヌなのか? しかし、当の本人は白石を『脱糞王』と呼ぶ始末。アイツ、作中でウンコしてないだろ。そして、それで通じてしまう杉元もたいがい。

・第22話 伝説の熊撃ち
ウンチクメインの話。トドマツの葉先やサルナシの蔓から水分を得る杉元。クヨイ(鹿の膀胱で作った水袋)を、口からはなそうとしないアシパさんの顔芸は相変わらず(前作『スピナマラダ!』のセルフパロにもなっている)だが、鹿に関するアイヌの逸話や、雪を直接食べると逆に体力を使ってしまうというのは勉強になった。そして、第11話でアシパさんがとどめを刺さなかった元マタギの兵士・谷垣(足は負傷中)は、熊撃ちの名手・二瓶鉄造に助けられていた。二瓶は、金塊ではなく白い狼=レタを狙っている。もちろん谷垣もレタへの復讐を考えていて、予想外の方向から敵が出現した感じ。
すごいちからだ
すごいちからだ!!

・第23話 猟師の魂
ヒグマの心臓と血の腸詰めを食べて、狼狩りの決意を確かめ合う2人。軍帽を捨て決意を示した谷垣もイイし、二瓶も「猟師の魂が勃起する!!」と名言を残す。いっぽう杉元&アシパさんは鹿を仕留めそこない、切り倒したトドマツの下で夜を明かすことに。この対比が、2組の猟師としての力量差ということなのか。ちなみに、トビラで二瓶が手足をバタバタさせているのは、天使のような雪跡を作る『スノーエンジェル』という遊びだそうです。

・第24話 生き抜いた価値
やっと鹿を仕留めた、アシパさんと杉元。ここまで傷を負わせたことを悔い、早くとどめを刺すことばかりを考えていた杉元だが、いざというときに引き鉄を引くことができなかった。鹿を解体しながら、命の繋がりを話すアシパさんの言葉に、杉元の表情が緩むのが良かった。次に同じような場面が来た時に、引き鉄が引けるか? そして、二瓶に「優秀な猟犬だ」と言われた5コマ後にオロオロしだして、最後には引きずられてしまうリュウがカワイイ。

・第25話 ユ
鹿を解体している最中にレタが何者かの接近を感じ取ったので、2人は持てるだけの肉を持って場所を離れる。そして、クチャ(仮小屋)で待っていた白石と一緒に鹿を食べることに。脳みそを食べさせられ、生の肺にかじりつく杉元を見て『あっ、こいつ人間として大事なものを失っちゃったな』という、白石の表情が最高。あと、白石の持ってきた酒を飲んだアシパさんの説教 → 泣き → 無表情で壁に突き刺さるという、テンションの変化についていけない。さらに、白石の得た情報で『悪夢の熊撃ち 二瓶鉄造』も刺青を持った囚人だということが明かされる。狼と刺青を賭けた戦いは、避けられない。

・第26話 山の掟
まず、トビラでキメ顔をしているアシパさんだが、仮小屋に刺さったままだということを忘れてはならない。そして二瓶が刺青持ちだと知り信頼が揺らぐ谷垣だが、猟師としての覚悟を聞き行動を共にする決意を固める。しかし、たった2話前では「優秀な猟犬」と言われていたリュウが、この話では「駄犬」「湯たんぽ代わり」と呼ばれてしまっているのがカワイソウ。いっぽう白石の持ってきた情報から、二瓶らのターゲットがレタであるということを知ったアシパさんらは、自分たちから二瓶を倒しに行くことに。アシパさんがレタの身を案じているのとは対照的に、杉元が刺青人皮を手に入れられる可能性に反応しているのが良かった。杉元には、アシパさんには見せない裏の顔みたいなのがあるんだよな。

・第27話 殺しの匂い
まず、トビラで装備品が『飴』しかないことが暴露された白石が、悲しすぎる。歯のあいだにいろいろ仕込んでいたんじゃなかったのか。そして、ついに2組が激突。谷垣が置いた罠の飯盒に興味を持ったレタを狙う二瓶(木と同化しようとするが、勃起が止まらない)だが、アシパさんの介入によって銃弾を外してしまう。そして、背後を取った杉元と二瓶の戦いがはじまる。二瓶は前作にも同型のキャラが登場したので、なんとなく和解→仲間入りという路線を想定していただけに、指が飛び頭から血が流れるガチ戦闘になったのは意外だった。あと、回想シーンに出てきた二瓶の娘の異常なブサイクさと、その話に対する谷垣のリアクションの遅さが面白い。

・おまけ
アシパさんが悪夢にうなされる。夢の内容も大概だが、作者は白石のことを何だと思っているのか?


現状判明している刺青人皮は……

○杉元&アシパ&白石 … 3枚(最初のオッサンと3話で捕まえたヤツと白石)
○第七師団 … 1枚(鶴見中尉が自ら着用)
○土方歳三 … 2枚。自分と、不敗の牛山。
○二瓶鉄造 … 1枚。自分自身。

といったところか。残り17人分。






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テーマ:漫画の感想 - ジャンル:アニメ・コミック

  1. 2015/05/22(金) 05:38:08|
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