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晴耕雨マンガ

天国大魔境の小ネタ募集中/10月は、六道の悪女たち、ジョジョリオン、ヴィンランド・サガ。

ゴールデンカムイ 第23巻の感想




ゴールデンカムイ第23巻の感想です。表紙は“狂信者”宇佐美上等兵です。





・第222話 刺青人皮
鶴見中尉によって、インカマッが妊娠していることが明かされる。これを取引材料にして、谷垣にアシパさんの追跡を迫る。この巻の後の展開を見ると、鶴見中尉にとって谷垣を自分に心酔させていなかったのが、後々大きな問題になるのかもしれない。いっぽう尾形は、土方のところに復帰していた。虚実入り混じった樺太での出来事を報告する。そして、現在の刺青人皮の状況整理。平太師匠を持っているのが杉元たちだけなのと、白石の写しを3チームとも持っているのが、ポイントの気がする。

・第223話 二階堂 元気になる
鶴見中尉に隠れ家がバレているのでは?と懸念した土方らが潜伏先を移動する。しかし、いつのまにか土方派は多様なルーツを持つ男たちのグループに成長した感じ。9人というのも(第七師団にはもちろんかなわないが)かなりの大所帯という印象。尾形がハクチョウを仕留めるが「食べると白髪になるってホント?」と枕を並べながら有古や夏太郎らが話す様子が、男子高校生のようで微笑ましい。しかし尾形は、右目を負傷したので左手で引き金を引く構えに変えたんだな。完全に左撃ちを習得するまでは、大人しくしているかな。

・第224話 支笏湖のほとりで
支笏湖に沈んだというアイヌの砂金の一部。それを回収し、平太師匠の持っていた北海道中の川の砂金と照合すれば、金塊の隠し場所を特定できるのでは?と、白石が提案する。難易度の高さを心配するアシパさんと杉元だったが、実は恐るべき潜水能力を持つ刺青囚人の海賊房太郎によって、ある程度の絞り込みは済んでいた。杉元らは、この房太郎を次のターゲットに定める。一時は土方たちしか刺青を集めていなかったけど、いまは杉元たちがその役割を担っている感じ。

・第225話 貧民窟
札幌の貧民窟と呼ばれる地域で、娼婦を狙った連続殺人事件が発生。犯人の手口やシルエットから、ジャック・ザ・リッパーを想像してしまう。この調査に、鶴見中尉は菊田と宇佐美を派遣する。同じく土方らも札幌に来ていた。この巻では続きが描かれていないが、菊田&宇佐美の2人vs土方派9人というのは、かなり数に差のあるマッチアップ。尾形はまだ戦力外だろうし、夏太郎や門倉もいるので、そこまで絶望的な差ではないんだろうけど。そして、宇佐美上等兵の回想へ。

・第226話 聖地
宇佐美時重少年は、柔道を教えてくれる軍人の鶴見篤四郎に心酔していた。同じ道場に通う高木智春は東京の軍学校に進学する前に、宇佐美に勝って旅立とうとするのだが……。それまでは基本的に笑顔なのに、いきなりの喉元へのフットスタンプはかなりの衝撃だった。一気にスイッチが入るのは、ある意味杉元に近いか。月島軍曹や鯉戸少尉のときには、かなり策を弄している印象があったけど、今回は狙った通りの素晴らしい素材と巡り会えたって感じだったのかな。

・第227話 共犯
宇佐美少年が動機を語る。考えていることは分からないでもないが、だからといってそこまで……。この件で鶴見中尉は第七師団に移動になったわけだけど、宇佐美がここまでやると分かっての行動だったのか、それとも第二師団での今後も想定していたのか? この話の後半、そして第223話の前半と、二階堂と鯉戸少尉、月島軍曹、インカラマッのコメディシーンがシュールすぎる。終盤の緊迫展開のためのガス抜きという狙いなんだろうか?

・第228話 シマエナガ
山道で濃霧が発生。杉元はアシリパさんたちとはぐれてしまう。道中出会ったシマエナガという野鳥と一夜を明かすことになる。終始優しい口調でシマエナガに語り掛けながら、アシリパさんから教わった知識で行動していただけに、助けが来ないまま一週間が経過し、ついに移動を決意してからの行動が衝撃的すぎる。「不死身の杉元だ!」と決め台詞まで言ったのに……。いつものトビラ → 1コマ目のコンボはギャグになっているけど、1話かけてやると悲劇になるんだな。

・第229話 完璧な母
インカマッが小樽にいる情報をつかんだ谷垣。アシパ捜しを放棄し、2人で逃げようとするが……。いつもは常識人ポジションの月島軍曹だけど、こういうときに牙をむくとイイ人オーラがあるだけに、余計に怖さがある。ここで家永が救援に入るが、胸に銃弾を浴びることに。もともとストーリー上の役割を終えたキャラクターは容赦なく退場させるし、扱いにも困っている雰囲気があったけど、いざこういう展開になると……。

・第230話 家永カノ
病院を脱出した谷垣&インカマッだが、血痕をたどられ月島軍曹の追跡を許すことに。2度にわたり肉弾戦がくり広げられる。体格や総合的なパワーでは谷垣のほうが上だけど、技術や攻撃を加える躊躇のなさは月島軍曹のほうが優れている感じか。そして、このタイミングでインカマッが破水してしまう。谷垣が担ぎ込んだのは……。このために潜伏先が小樽だったのか。

・第231話 出産
フチは、百戦錬磨の産婆だった。インカマッを託し、戦いに戻ろうとする谷垣だが……。冷徹に任務を遂行しようとする月島軍曹を止める鯉戸少尉が、いつもの薩摩弁ではなく標準語で命令を出しているのが、新鮮で驚きだった。家柄やコネだけでこの地位まで来たわけではないということか。そして3人はインカマッの出産の手伝いをすることに。巻末には多くの資料が記されているけど、それでもここまで多くの出産に関する情報が残っているのはすごいと思う。









インカマッはもちろん、谷垣もこのまま金塊争奪レースからリタイアとなるのかどうか……。








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テーマ:漫画の感想 - ジャンル:アニメ・コミック

  1. 2020/09/20(日) 20:40:49|
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