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晴耕雨マンガ

天国大魔境の小ネタ募集中/4月は六道の悪女たち、ジョジョリオン。

アフタヌーン 2月号の感想




アフタヌーンの感想です。表紙は『トップウGP』から、石橋梨華さんです。





・波よ聞いてくれ/沙村広明
カラーで原作者とアニメ監督の対談記事アリ。引き続き地震の対応に追われる。波よ聞いてくれ特別放送は、作中の北海道民には救いになっただろうな。そして多野家では暖房トラブルが。このままでは避難所に行くことになるが、潤一は耐えられるのかどうか……。

・ブルーピリオド/山口つばさ
いまだに藝大生活に打ちのめされたままの八虎。恋ちゃんや桑名さんに愚痴を聞いてもらえて、底を抜けることができたかな。次の課題で覚醒とはいかなくても、なにかキッカケはつかみたいところ。

・ああっ就活の女神さまっ/青木U平・よしづきくみち・藤島康介
インターンの最終課題は、SNSでのマーケティング。ベルダンディーは神対応でバズるものの、最近話題のアンチの標的にされ炎上してしまう。腹を立てたウルドが正体を探りに行くが……。今回は、就活よりもAI云々の話のほうが中心だったか。でも、席が用意されていたってことは、本当は合格はできていたんだな。

・来世は他人がいい/小西明日翔
海遊館での霧島と吉乃のデート? いまさらながら、誕生日を聞いたりする。11月に誕生日イベントとかあるかな。しかし霧島は、途中でどこかへ姿を消してしまう。吉乃も、なにかあったのを察した様子。最後のセリフは『戦闘モード』に入るってことか。

・おおきく振りかぶって/ひぐちアサ
モモカンらが、出身中学やリトルリーグのチームにあいさつ回りをする。概ね好印象といったところか。オフシーズン編の軸になるようなエピソードが欲しいけど、花井の気持ちがそうなっていくのか?

・トップウGP/藤島康介
雨はやんだが、路面はまだ濡れたまま。高台は続々と抜かれてしまうが、我慢の走りを続ける。次回は、最終ライダーの突風が登場か。

・はしっこアンサンブル/木尾士目
課題を残したまま夏休みには入れないと、栞音が補習を受けることに。今回は、ノミの使い方など取材したことをバッチリ生かしたという感じ。補習は無事に終わったが、その後に栞音が手を負傷してしまう。コンクールの伴奏はどうするのか? 既存のキャラで、誰か弾ける人がいるのか?

・無限の住人~幕末ノ章~/滝川廉治・陶延リュウ・沙村広明
新選組主要メンバーが集まり会談。いよいよ次回は、池田屋へ御用改めとなるか。万次の相手は、今回ちょっと目立った永倉新八かな? 万次に階段落ちしてほしい。

・ワンダンス/珈琲
部室に行くと、恩ちゃんvs伊折のダンスバトルが行われていた(理由は不明)。部員全員が2人のダンスに圧倒されてしまう。次は、恩ちゃんvsカボの様子。コンクールは終わったし、新キャラも出たしバトル路線に進むのかな。

・プ~ねこ/北道正幸
滅ぼされた悪の秘密結社の生き残りが、ネコ化した幹部を地中から掘り起こす。『ぽちょむきん』、いまからでもどうにかならないのかな。

・スキップとローファー/高松美咲
祝!このマンガがすごい!第7位!センターカラー。2学期がスタート。それぞれがちょっとずつ変化するなか、志摩は……。ちょっと気持ちが落ち込みそうになったタイミングで、お土産を3つ渡すあたりはさすが美津未と思ったが、文化祭の出し物が演劇に決まってしまう。志摩にとって難しい展開が続くな。

・フラジャイル 病理医岸京一郎の所見/草水敏・恵三朗
アミノに吹き荒れるリストラの嵐。春田&火箱ちゃんで経営陣に不信を持つ人物に揺さぶりをかけていく。そして、信頼できる人物を役員に送り込もうとするが……。居酒屋での春田さんとのやり取りのシーンが良かった。あとは間瀬が何か動いていてくれれば。

・猫が西向きゃ/漆原友紀
山間の村に、蛍のフローが出現。それが拡大し、時間が巻き戻っているフローだと判明する。縁日や蛍が飛び交う様子は良かったが、今回ヒロタは振り回されただけだったな。

・天国大魔境/石黒正数
宇佐美は拳銃自殺する。しかし、その手に握られていたものは……。さらに、このタイミングでキルコの体調が急変する。これはトキオの体調不良となにか繋がりがあるのか?

・天気の子/新海誠・窪田航
帆高が家出少年ということを知り、須賀も陽菜も帰ることを促すが、帆高の決心は違った。そして東京で雨の勢いが強まる。クライマックスが近い感じかな。

・政略結婚したくない!/来島佐鳥
読み切り。大正時代。父親の決めた許嫁と政略結婚したくない そのか だったが、相手の顔を見た途端……。出会いから死別に至るまでの長い期間のツンデレ具合が素晴らしかった。しかも、四季賞一次選考落選 → 講評を聞くために持ち込み → 編集長の目にとまり掲載という流れがドラマチックすぎる。

・ヴィンランド・サガ/幸村誠
トルフィンは、集会の場でヴィンランド移住者を募集する。そこには、戦いの象徴である剣の持ち込み禁止という条件もあった。今回登場した羊飼いの兄弟や心優しき巨人・ハルヴァルなどが、移住候補者ということか。

・マージナル・オペレーション/芝村裕吏・キムラダイスケ
アラタたちはタイに到着。ソフィを見舞うが、思ったより症状は深刻な様子。でも、今回はシュワの部下の梶田がすべて持っていった印象。マフィア梶田さんはツイッターで特に触れていないので、ただの似ている人か。

・乾と巽~ザバイカル戦記~/安彦良和
林の中での激しい戦闘。勝利するものの、乾は捕虜の扱いをめぐって上官と言い争いに。その後の、地元少女と餅を食べるシーンは微笑ましいが、そこにはラゾの軍勢が迫っていた。さらなる激戦は避けられないか。

・宝石の国/市川春子
地球に春が訪れる。宝石たちは金剛の誕生日を決め、お祝いをする。お揃いのドレス姿がカワイイ。しかし、こういう楽しい日々も束の間。月からフォスたちが攻めてくる。全面対抗戦かな。

・青野くんに触りたいから死にたい/椎名うみ
なんとか大翔以外の4人+青野が合流する。出会い頭に希美にビンタして「どうだ…?」と言う結菜が面白すぎる。それから、ハシラコメントで「秋が長かった」と言っているのが怖い。ギャグなんだろうけど、ちょっと不気味。

・イサック/真刈信二&DOUBLE-S
クラウスが、実は生きていたエリザベートと再会。捕らえれれているプリンツ救出の策を練るため、ヴァレンシュタインが占拠した街に侵入する。しかし、エリザベートが立てた救出作戦は、脳みそが筋肉で出来ているような内容だったな。クラウスが止めていなかったら危なかった。










次号からゆうち みくみルの新連載がスタート。空挺ドラゴンズと皆殺しのアーサーの出張掲載もあります。










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テーマ:漫画の感想 - ジャンル:アニメ・コミック

  1. 2019/12/27(金) 18:46:07|
  2. アフタヌーン 2019
  3. | コメント:2

週刊少年チャンピオン 4+5号の感想




チャンピオンの感想です。表紙は小野田坂道さんです。






・弱虫ペダル/渡辺航
巻頭カラー。加速して一気に追い上げる弓射。5秒差まで縮める。吉丸妹の話を見るに、今回のことを受けて、小野田が新たなモチベーションを……みたいな流れになるのかな。

・SHY/実樹ぶきみ
ツィベタが孤児院を襲撃。氷(?)で周囲を取り囲んでしまう。新キャラのクフフを見るに、アマラリルクはひとつの感情を飛びぬけさせた形なのか。

・もういっぽん!/村岡ユウ
夏休みに海に来た柔道部。楽しむ未知や南雲も良いが、本筋は、姫さんと早苗の会話かな。その後の思いっきりはしゃぐ様子を含めて、とても良かった。

・魔入りました!入間くん/西修
センターカラー。収穫祭の日程が終了。ポイントの集計が行われる。伝説のリーフのポイントを2人で分け合った入間&リードの優勝かと思われたが……。これ、オロバス自身は反省しているけど、問題児クラスでケジメつけとかなくていいのかな?

・ゆうえんち ‐バキ外伝‐/板垣恵介・夢枕獏
足での空掌を狙った神野だが、柳もしっかりと対策をしていた。そして今度は空掌の打ち合いに。聖闘士星矢で言うところの千日戦争の体勢になってしまう。格闘技で引っ張り合いの攻防というのもスゴイな。

・BEASTARS/板垣巴留
センターカラー。裏市でレゴシと再会。そのまま『実家』の生餌の売買が行われていた場所へと行く。ここで、タイトルが出てくるか。でも、ホントになるなら、レゴシは一回学校に戻らないといけないのでは?

・あつまれ! ふしぎ研究部/安部真弘
ふし研で餅つきをする。鈴、千晶、ことね先輩と初期メンバーそれぞれに見せ場があって良かった。

・六道の悪女たち/中村勇志
センターカラー。入学早々、鈴蘭と沙知代が激突。占いの力を使って?沙知代が勝利する。もちろん素の実力なわけがないので、後ろに描かれているヒューマが何かしているのかな? あとは、1巻からモブ登場している髪の毛が白黒ツートンカラーのヤンキー娘も、なにか絡んでこないかな。

・あっぱれ!浦安鉄筋家族/浜岡賢次
正月なのに、なぜか参拝客がこない神社。あかねちゃんが晴れ着を着ているので、余計に小鉄の海パン姿が寒く見える。

・バキ道/板垣恵介
いよいよ対抗戦が開始。グラップラー側の先鋒は渋川。相手は巨鯨。この体格差がどうでるか。

・ロロッロ!/桜井のりお
年の瀬。イチカの思い出映像が会長の全裸画像ばっかりだったり、遠隔中継の森繁母のM字開脚とか、ネタのブッコみ具合に余念がなさすぎる。

・逃亡者エリオ/細川雅巳
例え兄であろうと後ろから襲い掛かるのに躊躇がないこと、人に仕える気がないことなど、パブロの闇が垣間見える。次回からは闘技会がスタートか。

・さちおくん/キャットタング鈴原
おとなようちえん に、さちおくんが講師として招かれる。おとなようちえん、何をする組織なの?

・どらコン!/触媒ヒロオミ
トオルのいい香りは、ウカノら神様の残り香だった。服をおとりにしつつ逃げるが、大神隠しの影響は街中に広まっていた。展開に困っている感じがする。

・水曜どうでしょう~大泉洋のホラ話~/大泉洋・星野倖一郎
実は生きていたチャタレイが戦場から帰ってくる。失意に暮れるチャタレイ夫人は、オオイズミとの駆け落ちを画策するが……。列車上のバトルシーンなど、なんとなくジョジョっぽい雰囲気があった。

・築地最強寿司伝説 仁義理の海太郎/川端浩典
今回のお題は『漬け』。しっかり向き合うためにと醤油風呂に入るシーンは、狂気そのものだった。そして、亀ちゃんをカツアゲしていたヤツらからの依頼で半グレ集団が海太郎を拉致する。いちど炙ってから漬けたほうがいいのかな?

・吸血鬼すぐ死ぬ/盆ノ木至
引き続き神在月先生とクワバラさんの過去編。しかし『出版社の養分』ってなんだろ?

・WORST外伝 グリコ/髙橋ヒロシ・鈴木リュータ
九里虎が助けたリンリンが、福岡抗争のときに博多邪魔に所属していた、林花凛さんだと明らかになる。でも、ケンカ云々での活躍は見込めないだろうし、バロンにさらわれちゃうかな。

・ハリガネサービスACE/荒達哉
ワンポイントブロッカーに入った成宮だが、活躍できず。第2セットは修学館が取る。第3セットは、成宮がフィーチャーされるのか。

・チャンピオンズ~週刊少年チャンピオンを創った男たちの物語~/魚乃目三太
最終回。10代目編集長・武川新吾氏のエピソードというより、佐藤タカヒロ先生死去の報せを受けての慌ただしさや『追悼号創作秘話』といった内容だった。単行本は4月発売予定とのこと。

・娑婆王/暦
刑天とはどういう存在なのか? どうやってアランが勝ったのか? ということを、夢蘭が語る。でも『ァ』『』を多用する喋り方にクセがありすぎた。なんだよ「血圧』(ちんあつ)って。

・足芸少女こむらさん/灰刃ねむみ
借りもの競争に出場した月長。『ママ』というお題に、こむらさんのママを選ぶ。そして、ついに騎馬戦の時が。掲載順的に、これがファイナルバトルかな。

・木曜日のフルット/石黒正数
いろいろなお年玉の話。東京オリンピック開催が決まったときも、作中でネタにしていたもんな。








合併号なので、次号は2週間後の発売。津田沼篤・西修・コネシマの新連載がスタート。









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  1. 2019/12/26(木) 18:03:25|
  2. チャンピオン 2019
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ゴールデンカムイ 第20巻の感想




ゴールデンカムイ第20巻の感想です。表紙は、3度目の登場、杉元佐一です。




・第191話 故郷の水
なぜか近くにいた岩息の力を借り、杉元らは現場を離脱。けっきょくソフィアとはここで別れる形になってしまったけど、アシリパさんの言葉通り北海道で再会することになるのか? もしかしたら『ロシア本土編』があるのかもしれない。いっぽう第七師団の宇佐美&二階堂は、登別温泉で戦いの傷を癒していた。打たせ湯を股間に直撃させ「金玉が左右入れ替わる!!」と言っている宇佐美が面白すぎる。いったい何がしたいんだ!? 次の話のトビラにも使われているし。

・第192話 契約更新
新キャラの菊田特務曹長と有古一等卒が目撃したという謎の男の情報を、宇佐美&二階堂に聞かせる。2人は、それが刺青囚人のことだと気づき取り合わないが、そこには都丹庵士の姿もあった。第134話で犬童に殺されたと思ったけど、生き延びていたのか。そしてアシパさんと杉元は、それぞれの考えを改めて確認し合い、相棒の契約更新をする。アシパさんは父の死の真相を、杉元はアシパさんの金塊争奪戦からの解放を願う。

・第193話 登別温泉
ニヴフの昔話を聞いたアシパさんは、杉元のお尻に炭で目玉を描いてドッキリを狙うが、ターゲットの白石も同じことを考えていた。という前半の展開がシュールすぎる。そりゃ谷垣たちも無言になるよ。これ、妖怪の尻の目と似たようなルーツってことなのかな? そして登別温泉では、菊田が謎の男の行方を追っていた。その当人である都丹も、迎撃する気は満々。暗闇に乗じて銃撃を狙うが……。もともとは、第七師団の保養所から情報を盗むため、土方から派遣されていたのか。

・第194話 硫黄のにおい
都丹は盗賊団の生き残りと連携して戦うが、宇佐美&二階堂が駆けつけて形勢逆転される。しかし、逃げ込んだ洞窟内では『氷筍』が壊れる音を使って精密射撃をし、再逆転する。杉元は近接戦闘が多く、尾形の狙撃戦などもあったが、今回のような中間距離での射撃戦というのは意外と珍しいか。第七師団側は、数的優位を生かして撃ちまくったり、ある程度の被弾を覚悟して突撃する作戦もあったように思う。

・第195話 有古の庭
動けば狙われるので何もできずにいたが、相手が音を立てずに移動していることに気づいた菊田は、松明を持って一気に距離を縮める。そして、洞窟外の追跡は有古が行うことに。地元ということを生かし、ある場所へと都丹を誘導する。アイヌで山育ちだったり、アシパさんとの共通点があるし、キロランケが死んだというタイミングを考えても、意外と重要人物なのかもしれない。ウイルクの死に何か関わっているのか?

・第196話 モス
重傷の尾形をロシアの医者に診せることに。ラストのセリフ然り、アシパさんのために動くときの杉元は躊躇がなくカッコいい。いっぽう都丹を仕留めた後の有古は、そのまま地元アイヌの村に潜伏していた。捜索にきた菊田に刺青人皮の情報を聞かせる。これまでは一枚岩の印象が強かった第七師団だけど、菊田&有古の登場でヒビが入ることにならなければいいが。

・第197話 ボンボン
手術を受けた尾形がそのまま逃走ッ! と思わせて、病室内に潜伏していた。やってきた鯉戸少尉に銃口を向ける……というタイミングで、鯉登少尉の過去編へ。海軍将校の息子ということもあり、地元の鹿児島では腫れ物のように扱われていた鯉登少年が、鶴見中尉と出会う。鯉登の乗っているエンジン付き三輪車に撥ねられてから、すぐさま駆け出すシーンは第19話のセルフパロディか。

・第198話 音之進の三輪車
函館に引っ越した鯉登少年が誘拐されてしまう。どうやらロシアの息のかかった者が関わっているらしく、その要求をのめば戦争になる可能性も……。ここで交渉役に抜擢された鶴見中尉が現れる。手際よく事態に対処していくが、勘のイイ人だとこのあたりから違和感を感じていても不思議ではないのかも。あと、鯉登家の人たちの薩摩弁は、読めば分かるんだけど注釈が欲しいところもあった。

・第199話 坂の上のロシア領事館
鯉登が捕らえられているのは、五稜郭の中にある陸軍訓練所跡と判明。父の鯉登大佐と鶴見中尉が、エンジン付き三輪車で向かう。カーブを曲がるときに、思いっきりハングオンしながらウインクする鶴見中尉と、路面電車と衝突したあとに半裸で空中を走る鯉登大佐の様子が面白すぎる。けっこう緊迫したシーンのはずなのに。

・第200話 月寒あんぱんのひと
激しい銃撃戦のすえ誘拐犯を倒し、鯉戸を救出したのは鶴見中尉だった。これを機に鯉登は海軍ではなく陸軍の士官学校に入ることに。まぁ、この誘拐事件自体が鶴見中尉が仕組んだものだったわけで、鯉戸が欲しかったというより、海軍とのパイプ作りが狙いだったということか。ここで時間は現在に戻り、尾形は病院からの逃走に成功する。杉元は、あえて見逃した部分もあるのかな?





杉元一行、北海道に帰るまで意外と時間がかかりそう。













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  1. 2019/12/22(日) 12:15:29|
  2. ゴールデンカムイ
  3. | コメント:0

ジョジョリオン 第22巻の感想



ジョジョリオン第22巻の感想です。ウルジャンとの連作具合は、こんな感じ。豆銑とS&Wが単行本では、つるぎとスピードキングに。





・#087 ザ・ワンダー・オブ・ユー(君の奇跡の愛) その④
笹目桜二郎は、常敏が『ダモカン クリーニング店』を通じて行っているマネーロンダリングを問いただそうと、つるぎに接触を試みる。当然これは『ファン・ファン・ファン』の仕込み。家に逃げ帰ったつるぎの手を操り、ロカカカの在処をつかむ。常敏にしろ定助にしろ家族を助けるために必死に戦っているし、岩人間ですら自分たちが生き残るために命がけなのに、笹目は恋人と金のため(あとは、間違った友情)という軽い動機で動いているのがなんかムカつく。そして、つるぎの体調にも異変が。例の東方家の長男を襲う病のタイムリミットも迫っている様子。

・#088 ザ・ワンダー・オブ・ユー(君の奇跡の愛) その⑤
笹目は常敏の両腕も支配下に置き、脅しをかけてくる。このあたりのやり取り(60~63ページくらい)は、斜めのコマが多用されていて斬新な印象。笹目は、2人を始末しロカカカもゲットしたかに思われたが……。ペーパー・ムーン・キングでやり過ごすのはともかく、スピード・キングが遠隔攻撃できるようになっているとは。定助とクワガタ相撲していたときには、短い射程距離で直接さわらなくてはいけないはずだったけど、スタンドが成長したということか。あと、つるぎにハッキリと始末したことを言わなかったのは、せめてもの親心といったところか。

・#089 ザ・ワンダー・オブ・ユー(君の奇跡の愛) その⑥
木の上に車を隠し、その中で作戦を練る定助と豆銑。明負悟が出席予定の講演会に行くことで『追跡』せずに、院長の正体を探ろうとする。しかし、そう決心した時点でスタンドの攻撃スイッチは入ってしまう様子。今度は『雨粒』が2人にぶつかってくる。このスタンド攻撃は『岸辺露伴は動かない 月曜日 天気‐雨』と似たような状況なんだなとチラッと思った。あっちはちゃんとした原因があったけど、こっちは考えただけで攻撃対象になってしまうのでは、対策のたてようがない。いったいどうやって、反撃に移るのか?

・#090 ザ・ワンダー・オブ・ユー(君の奇跡の愛) その⑦
雨粒を避けるために、パトカーの車内に逃げ込んだ2人。そこでの定助の自己紹介が、なんだか切ない。東方家にしても居候の身分だし、すべてのカタがついたとき定助はどこに行くんだろうか? そして『明負悟を追うのは自分ひとり』と決意し、車外に飛び出る。大きなダメージを受けてしまうが、これは『意思がスイッチ』ということを逆手に取ったイチかバチかの作戦か。いっぽう康穂は、透龍から明負悟の写真を見せてもらう。89さいらしい風格はあるけど、直接戦闘できない老人がラスボスということはあるのだろうか? そして、この写真をもとに正体を探ろうとすると、攻撃の対象になってしまうのか?








つるぎの病気、明負悟の正体、透龍と康穂と3つのエピソードが同時進行している印象。これらがひとつにまとまって、クライマックスに雪崩れ込んでいくのか?









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  1. 2019/12/21(土) 19:43:51|
  2. ジョジョリオン
  3. | コメント:0

一端の子 の感想




一端の子 の感想です。作者の深山はな先生は、これが初連載初単行本。帯には『持ち込み即、連載決定!!』『現役大学生の新鋭が放つ』という景気のいい言葉が並びますが、それに負けない高レベルのオムニバス作品集になっています。




・第1話 えがお
クールビューティーの月子は、フワフワ系の友人えなの恋愛を応援することに。月子の本当の狙いが分かる26~27ページの見開きは、背筋がゾクッとする。他の話の登場人物たちが自分の置かれた境遇に悩んでいたり、自分の気持ちに正直に向き合っているのに対し、月子は欲望を満たすために動いていて、作中で最も“悪”の側の人間なのかもしれないと思った。

・第2話 CUT(E)
母親が美容師の美琴は、幼なじみの ゆず の髪を切ってあげていた。そこに、友達以上の並々ならぬ執着心を込めて……。ゆずに対しアプローチをかけてくる馬淵を上手くけん制できていたと思われたが、2人がつき合うことになってしまい、美琴の気持ちが暴走する。教室での別れのシーンと、時間が経過して美容室での再会のシーンのギャップが良かった。

・第3話 無題
大学のサークルの飲み会から抜け出した、おばぎ先輩についていこうとした代田。しかし、行き先がレズビアンバーと知り躊躇してしまう。仕切り直しでの代田からの相談と、それに対するおはぎ先輩の答え(85ページあたりから)は、この作品全体のテーマに対する答えのひとつかもしれない。それから、過去に告白してきた友人と、その恋人と飲むシーンで、卵焼きが2個残っているのが気になる。代田は、自分の分を食べなかった?

・第4話 と或る女たち
まずトビラが、ミステリ漫画のよう。『この中に犯人がっ!』みたいな。そこで紹介されたJK4人が「セフレがほしい」という話題で盛り上がる。ここまでの3話は1対1だったのに対し、4人でとりとめもなく話している様子が楽しいし、なにかオチがつく前にコロコロと話題が移り変わっていくのも見ていて面白い。が、その空気感がラスト4ページでひっくり返される構成も見事。

・第5話 午後八時の生熟れ
初芽あきは、ふとしたことからクラスでイジメられている南と、夜の公園で語り合う時間を作るようになる。初芽自身は、友人の真柴に対する気持ちをまだ割り切れてはおらず、南のことも正面から受け止められたわけではないので、ラストでセリフがほぼ無くなり表情も沈んでしまうのが、なんとも切ない。そういうことに至った経緯が不明なだけに、モヤモヤが残る。

・第6話 あろえなあなた
第3話に登場した、おはぎ先輩こと萩元さんが高校生の時の話。美術部でゆる~く活動していたが、半強制定期に大会に参加することに。そのことを要求してきた阿炉江先輩のことをよく思っていなかったが、大会当日に意外な一面を垣間見ることになる。今回のことを踏まえて第3話で語っていることを読み直すと、いろいろと違う一面が見えてくる。

・第7話 防弾ガラス張り
彼女と上手くいかなくなっていた陽輔は、新しくバイトの同僚になった蓮水さん(第4話で名前だけ出ている)に猛アプローチをかける。ついに食事に誘うことに成功したが、その場所に彼女の姿も……。218ページの蓮水さんの「こんな間に合わせの戯言は鵜呑みにするのに わざわざ言葉にした事実は なんで伝わらないんだろうね」という言葉が、作品全体でいちばん印象に残っている。

・最終話 某日
第5話の初芽&真柴が再登場。高校受験を前にした不安を語る。2人で『楽しいこと』を言い合う流れが青春ドラマのようで素晴らしかっただけに、その後に初芽がした『発言』が、どんなものだったのか非常に気になるところ。それから、ファストフード店の隣の席に梨元&楓(第4話に登場)がいたり、各話の登場人物たちがカメオ出演していて、ラストにふさわしい賑やかさ。



・おまけマンガ
第6話で、阿炉江先輩の相手として登場した みちる が顔出しをする。こういう演出だと『次回作の主人公ですよ』みたいな感じだけど、どうなんだろう?











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  1. 2019/12/20(金) 17:35:16|
  2. そのほかの漫画
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水は海に向かって流れる の小ネタ

『水は海に向かって流れる』の小ネタをまとめてみました。


・ネタバレは嫌だ。
・元ネタを探す楽しみを奪われたくはない。

という人は注意してください。














水は海に向かって流れる の小ネタ
  1. 2019/12/17(火) 20:51:49|
  2. 田島列島
  3. | コメント:0

水は海に向かって流れる 第2巻の感想




『水は海に向かって流れる』第2巻の感想です。




・#10 真実と現実と炭水化物
直達、榊さん、ニゲミチ先生で外食。不倫関係の諸々について情報共有する。榊さんのほうは「波風立てずにこれまで通りに」と一貫した態度をとっているんだけど、直達のほうが、これまで榊さんが抱えていたモノを「半分持ちたい」と言うのは、やっぱり若さゆえのワガママなのかな。具体的に何をどうするかまでは考えていないんだろうし。あと、ニゲミチ先生がシェアハウスに入ることになった経緯が気になる。

・#11 お昼休みはドキドキマッチング
友人関係のこじれから昼食難民になっていた楓ちゃんに直達は、同じ美術部の藤浪さんを紹介する。その藤浪さんからの質問で、直達への恋心を楓ちゃんが自覚するシーンが尊い。いちど窓の外に視線を向けるところとか。そして直達父は、ラストのモノローグで「ちょっとでいいから自分のこと ちゃんとした人間だと思いたい…」と言っているのが、コノ~(怒)という感じ。言いたいことは分かるが、それを言える立場にいないんだぞ。

・#12 女は忘れない
前話で「彼氏とかいるんですか?」という質問に対する榊さんの「いらない」という答えが気になる直達。いろいろと情報収集をする。実家のほうのゴタゴタも手伝い(ACアダプタが頭に当たったという入院の理由がトリッキーすぎる)、直達は自分も恋愛を封印する宣言をする。迎えに来た榊さんのセリフが第1話をなぞっていて、同じように雨が降っているので、ここからが第2章のような位置づけなのかな。

・#13 餃子の夜~ギスギス・ナイト・フィーバー3~
榊さんの過去エピソード。母親が出ていったときの家の雰囲気や、恋愛をしないと決心した出来事が描かれる。不倫事件が関わっているとはいえ、確かにこれは榊さん個人の問題で、そこに直達が入ってくるのは違う気もする。でも、教授の言う、16歳の時から止まっている「千紗ちゃんの時計を動かすきっかけになるんじゃないか」という考えも一理あると思う。

・#14 修羅と酒乱
直達の恋愛封印宣言を聞いた楓ちゃんは、榊さんに抗議する。ただ、ここは大人の余裕というか経験値の差というか、簡単にいなされてしまう。そのあと、心に修羅がいることについて泣く楓ちゃんが不憫。なんとなく負けヒロインの流れになってしまっているので、是非とも挽回していただきたいところ。榊さんは直達に焼き鳥をおごることでフォローしようとするが、ここは空回っちゃったなという感じ。

・#15 運命・証明・ぼく宿命
楓ちゃんが直達に告白(?)する。ただ直達のほうは、以前に榊さんから受けていた忠告を思い出し反省するが、あんまり楓ちゃんのことを気にはしていないんだよな。心のベクトルが、全体的に榊さんに向きすぎているんだよ。もっと他のことにも力を傾けろ。学生だろ。そして、ラストでは探偵の門司さんが登場。こういう作品をまたいだゲスト出演は、うれしいプレゼント。あと、住人同士でそんな殺人に発展するような動機を持ちあっているのか?

・#16 どは恫喝のど
門司さんが持ってきた情報は、榊さんの母親の現在の住所。直達父が依頼したものだと知り知恵熱が出たりするが、結局は直達と2人で向かうことに。その前の話し合いのときの直達が気持ちを打ち明けるシーンが良い。言われてみれば、ここに来てから知ったり起こったりした出来事に対してあまり大きく感情を動かしていなかったもんな。あと、その場面にムーちゃんもいるというのが、なんか良い。

・#17 合法!Go Home!
榊さんのお母さんは、再婚していた。つまり、榊家 → 直達父と駆け落ち → 現在の夫 という流れか。そして夫の連れ子を見て逃げたときの榊さんの「だから私たちには関係ない」という言葉が印象的。ちょっと間違ったら、2人にとっての妹(弟)がいる可能性もあったわけか。そして、シェアハウスのほうには榊父がやって来る。とりあえずニゲミチ先生と楓ちゃんが応対しているけど、こっちでは何が起こるのか?









母親と再会することで、榊さんの中で何か変化が起こるのか?







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  1. 2019/12/17(火) 13:50:20|
  2. 田島列島
  3. | コメント:0

田島列島短編集ごあいさつ の感想




田島列島短編集 ごあいさつ の感想です。2008年から2017年まで、約10年のあいだに発表された読み切り作品をまとめたものになっています。




・ごあいさつ
MANGA OPEN 第24回さだやす圭賞受賞作にして、デビュー作。口に含んだ水を虫かごの鈴虫に吹きかけるという新人離れした演出で、いきなり引き込まれてしまう。「どうも獰猛」みたいな言葉遊びも面白いが、姉に帰ってきてもらうための電話をかける前の、1ページ以上ゴロゴロとしているシーンも良い。『姉の不倫相手の妻との微妙な関係』というテーマは『水は海に向かって流れる』と似たところがあり、この時期から扱っているモチーフのひとつなんだなと気づく。

・官僚アバンチュール
バイト先の同僚が不倫の末に失恋。相談を受けていたので、あらかじめ悲劇を防ぐことができたのではないか? と悩む。主人公と、同居している姉は『ごあいさつ』と同じ名前だけど、そのまま数年後の話ととらえていいのか、それとも別世界の話なのか。あと、作者は不倫云々のほかに、行政関係にも何か不満を持っていたんだなと感じる。

・おっぱいありがとう
主人公の坂下さんは『大人の女性だけがおっぱいを吸うことがない』という人生の真理に気づいてしまう。そこで、同僚の宮本さんにお願いしてみるのだが……。まず、この設定を考えついた時点で面白くなるのは間違いないし、実際に吸うシーンをちょっと切なく描いているのもズルい。あと、恋愛においては破滅に向かうことの多い列島作品において、結婚後に子供まで設けている坂下さんは、かなりの勝ち組だと思う。

・お金のある風景
彼氏から手切れ金30万円をもらった女性。知り合った男2人と、どう使うべきかを話し合う。たぶん本当に描きたかったのは『8千円のドロップキック』のほうだったんじゃないかと邪推してしまう。全体的にコメディ的な要素が強い話だが、積もった雪に映写機で映像を写す冒頭のシーンだけは、妙に抒情的になっていると思う。

・ジョニ男の青春
妊娠中の女性。恋人が、そのまま赤ちゃんの父親になることに、一抹の不安を覚えてしまう。そこでレンタルロボットを使って愛を確かめることに。いちおう2064年と未来の設定だけど、これほどのロボット製作とAIの技術を持っている会社が、橋の下で店を開いていて良いのだろうか? あと、なんとなく話の進め方が舞台のようだと感じた。

・花いちもんめ~おらが村にUFOが落ちた~
農村にUFOが墜落。それに乗っていた宇宙人と、村長の娘のマツコ(・デラックスに似た人)と、FBI捜査官の三角関係が何故かくり広げられることに。『子供はわかってあげない』単行本発売時にお蔵出しの形で発表された作品だったはずなので、全体のクオリティとしては、他の作品にくらべて一枚落ちるかなという感じ。

・Not found
幼なじみの女の子から、告白をお断りする場所に同席してほしいとお願いされた男子。なんとかその場は切り抜けたものの、では自分は彼女のことをどう思っているかというと……。たしかにこの気持ちには、まだ名前がついていないかな。作者は、こういうハッキリしないあいまいな関係を描くことに非常に長けている。






ベストを選ぶなら、やっぱり『おっぱいありがとう』です。










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  1. 2019/12/15(日) 13:28:10|
  2. 田島列島
  3. | コメント:0

ハルタ vol.70の感想




ハルタ70号の感想です。



・表紙とカバーストーリー
富沢未知果先生が担当。こういう折り返し式の巨大表紙って久しぶりな気がする。

・ダンジョン飯/九井諒子
第60話。サキュバスに襲われていたときにライオスが見ていた夢。これで彼の中でもストーリー的にも、覚悟が決まったということかな。翼獅子は迷宮を作ったと言っているけど、そういう能力を持った超レアモンスターなのか、それとも何らかの不思議パワーの象徴ということなのか。

・瑠璃の宝石/渋谷圭一郎
第3話。ルリは金を見つける気満々だったが、実際に採れたのは黄鉄鉱だった。中盤からのナギさんの説明がとても勉強になる。黄鉄鉱の結晶は、アマゾンなんかでも販売されているんだな。

・山を渡る‐三多摩大岳部録‐/空木哲生
第13話。いよいよ雲取山登山がスタート。それぞれの学部を紹介したりしているので、この話が単行本の頭にくる構成なのかな? 男2人は2年生だと思っていたけど、3年だったか。入間の持っているノギスがピンチを脱するアイテムになれば面白い。

・ふろラン/石田裕揮
第2話。今回は北千住を走って、タカラ湯へ(たぶん)。入浴後の涼んでいるシーンなどは良いのだが、2人がどういう関係なのかハッキリ描いたほうがいい気がする。大学の同じサークルなんだっけ?

・北北西に曇と往け/入江亜季
第37話。今回はアイスランドの火山についての話。リリヤの機嫌もなおったけど、これで旅行が終わりというわけでもないんだろうな。三知嵩関連の話と観光編を、単行本1冊おきに交互にやっていくのか?

・手つかずの国/金箱さくら
新連載。学校やバイト先に馴染めないとき、いつも座っていた『エスケープ・チェア』。しかし、ショッピングモールの閉鎖に伴い処分されることに。今回の主人公の雛菊&楓は固定の登場人物なのか、それともオムニバス形式なのか? 隔号連載です。

・ヒナまつり/大武政夫
第94話。瞳と新田の黒い交際が明るみになり、世間からバッシングを受ける。謝罪会見を開かざるを得なくなるが……。今回も新田人形の貢献は欠かせなかったし、ヒナはもうサイキックというより、サイコ・パペット・マスターという感じ。

・極東事変/大上亜久利
第7話。実は超長い名前だった砕花。どういう字を書くのか、参謀や局長らから綴り方を教わる。初期は砕花の凶暴性が強調されていたけど、最近は普通の人間なんだってところが描かれている感じ。

・乙嫁語り/森薫
第60話(通算86話目)。木彫りの装飾に興味のあるロステム。職人の爺さんに怒られながらも、はじめて彫刻刀を握る。次号の読み切りに向けての少ページといったところ。

・昴とスーさん/高橋那津子
第21話。澪が車の免許を取得。通勤に使うわけではなく、スーさんの母親の黒江さんの行方を捜して、地道な調査を続ける。もちろん本職じゃないし花屋との並行作業だし、かなり疲労が溜まった状況だったが、ラストで一筋の光明が。真実に近づけるか?

・欅姉妹の四季/大槻一翔
第29話。克斗の家で冬休みの宿題をする瞳。っていうか、いつのまに、この2人が両想い状態になっていたんだ? 冬編は瞳の恋愛エピソードなのかな? いずみのほうも読んでみたい。

・煙と蜜/長蔵ヒロコ
第12話。陸軍宿舎の浴場で、堅物の天道少尉が文治に「なぜ髪を伸ばしているのか?」と聞く。ちゃんと理由を教えてもらったのに、それでも納得いかない天道少尉は、しばらく結婚できなさそう。

・九国のジュウシ/西公平
第5話。敵軍の迎撃に出たが、それは陽動。城に夜襲を受ける。ここで母オオカミが大きなダメージを受け、千熊丸が介錯することに。これを受けて、十四郎はどうするのか? ブチ切れるか、気が抜けてしまうか。

・峠鬼/鶴淵けんじ
第9話。出雲で「絶対にやめておけ」と忠告を受けた、穂生俱主の社に立ち寄る。しかし、その中には常闇が広がっていた。以前はタイムリープしたこともあったし、古代日本とSFという組み合わせが面白い。穂生俱主の元ネタはホーキング博士かな。

・福引き怨霊生活/浅井海奈
新連載。ペットのフェネックを亡くして傷心中の福富福子の前に、キツネの姿をした安倍晴明が現れる。そして、福子の汚部屋に潜む悪霊を払う。話の枠組みもシンプルだし、出だしとしては悪くない感じ。タイトルの福引き部分が今後生かされるのか気になるところ。毎号連載です。

・ミギとダリ/佐野菜見
第25話。やっと園山家に帰ってくる。ミギは、疲れ切ったダリに家族のぬくもりを味わってもらおうとする。秋山もパーティーに参加していたけど、ちゃんと招待されたんだよね? ヒット台詞は「帰ってきてくれて ほんとハレルヤよ」。

・少年とダイヤモンド/水森崇史
読み切り。球拾いをしていた少年の前に、美人で野球の上手いお姉さんが現れる。バックホームやフルスイングのシーンなど、野球描写の上手さは、この作者ならではといったところ。

・はなやっこ/原鮎美
第17話。今回は、ハルカの手下の3バカがメイン。お店のほうは、すっかり風宇とハルカで回している感じだけど、ずっとこのままいく感じなんだろうか?

・青武高校あおぞら弓道部/嵐田佐和子
第19話。和馬は、2回目もすべて外してしまう。ただ、周りの人の意見や本人の手ごたえを見るに、新たなレベルに行くための生みの苦しみみたいな感じだったのかな。1回目は飛んだところがバラバラだったのが、2回目は右側に固まっていたというのが、良くなる兆しといったところか。

・金曜日はアトリエで/浜田咲良
第4話。素肌に魚を乗せているので、臭いが残らないか気にする石原。そこから好きなにおいの話になり、なぜか自販機でコーンポタージュを飲むことに。環のほうが主導権を取っているのが、ちょっと新鮮。

・A子さんの恋人/近藤聡乃
第56話。スカイツリーで待ち合わせをした2人。先に来たA太郎は、お土産屋で何を見つけたのか? サブタイトルが、すごい最終回っぽい。

・東京城址女子高生/山田果苗
第16話。文化祭の打ち上げを兼ねて、小田原城へ。そこで美音より「本物のお城ってなんだろうね」と疑問を提示される。天守閣に関する情報も良かったが、大堀切を見たときの「マジ?」「ヤバ」の556~558ページのインパクトが強すぎる。この3ページだけでもかなりの作画コストがかかっていそう。

・ふしぎの国のバード/佐々大河
第33話。秋田編②。秋田の神童が、作詞する様子を見ることに。でも本筋は、伊藤を手放さない決意をしたバードさん。この問題を解決しない事には、蝦夷探検もできないからな。最後に登場した小林医師は、どんな活躍をするのか。

・巨人暮らしのススメ/中西芙海
最終話。ウォルターが転んでしまい、家具が壊れてしまう。ドロシーはイチから手作りしようとするが……。突然の最終回といった感じ。設定を生かしきれなかったか。

・紙一重りんちゃん/長崎ライチ
第5話。今回は4コマでなく、ショートストーリー形式。鏡餅と、ビンゴの景品になった優秀な息子たちの話。りんちゃんはもちろんだけど、父親もその会社も大概だな。

・ハクメイとミコチ/樫木祐人
第69話。ハクメイが風邪をひいてダウン。それなのに仕事に行こうとする。性格もあるんだろうけど、キャラバン時代のことがプチトラウマになって……みたいなところか。緑尾狼は、ハクメイの扱いが上手い。

・LADY ARTI/都森れん
第3話。プレゼントの開封動画を撮っていたら、その中に爆弾が。アーティの覚悟のようなものが語られていて良かった。最近は赤か青を切るより、放り投げるほうがセオリーなんだよな。

・ニコラのおゆるり魔界紀行/宮永麻也
第17話。人間の隠れ里があるという谷に来たニコラたち。しかし、そこには強力な魔物も潜んでいた。剣士のブルーノを加えた3人で協力して戦う様子も良かったが、ニコラの鎧姿が可愛かった。ゆるキャラみたい。

・レキヨミ/柴田康平
第19話。レキが突然、直線・直角を重んじる几帳面な性格になってしまう。背骨が砕ける流れが最高。

・鉄機のダン/なかま亜咲
第6話。広樹がノル鉄機で、暴走機を倒す。乗っていたのは、断にやられた3組の男子。え? クラス対抗的な話なの?

・紅椿/高橋拡那
特別編。これまでに登場した妖怪や神様たちを振り返る。「単行本のオマケページでやればいいのでは?」と思ってしまった。

・夕凪に舞え、僕のリボン/黒川裕美
第9話。凜太郎を含めた7人で大会に(エキシビジョンで)参加することになる。しかし、漁と並行して練習しているので、ミスを連発してしまう。ついには、和にケガまでさせてしまい……。和が自分の気持ちをぶつけるところが良かったし、次回までゴタゴタを引っ張らないのも良かった。

・碧いホルスの瞳 -男装の女王の物語-/犬童千絵
第32話。妻のサトイアフが亡くなってしまう。傷心のジェフティは、ひとりで砂漠を歩く。まだまだ幼いイメージが強かったけど、今回のことで、精神的に成長できた感じ。

・ヴラド・ドラクラ/大窪晶与
第17話。ダネスティを罠にハメ、イロナを通じハンガリーの協力を取り付け、着々と準備を進めるヴラド。使節も殺したし、戦争まで待ったなしか。大きく話が動いた印象。

・おだやかな暮らし/渡邉紗代
読み切り。ファッション雑誌業界では、伝説のエディターとして知られているノワさん。しかし、家は山奥にあり動物たちに囲まれながら食事をとるのだった。自然モードのときはいいけど、仕事モードのときは会議のさわりしか描かれていなかったのが惜しいかなと。

・美少年倶楽部の秘密/かまぼこRED
第7話。前回、美少年倶楽部が星になったので、新たな美少年倶楽部が台頭する。そこからのオリジナル美少年倶楽部復活の方法もアクロバティックすぎるし、そもそも座薬のおじさんは何者なのか? あの部屋に常駐しているの?

・不死の猟犬/八十八良
番外編03。白雪姫に嬌導隊の説明や、ベクターがもらう『復活』の真相を話す。次回から最終章がスタートとのことだが、単行本の巻数とかどうなるんだろう?

・忍ぶな!チヨちゃん/設楽清人
第30話。これまでのワタル殿との思い出を再現することによって、記憶を取り戻そうとする。思い出と現在の自分が交差する見開きが見事。次回が最終回です。

・予告
合併号なので、次は2ヶ月後の発売。弓道部、ふろラン、ホルスの瞳、極東事変、瑠璃の宝石、スーさん、城址高生が掲載。浜田慶亮の短期連載が始まり、かわもとまいと森薫の読み切りが載ります。










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  1. 2019/12/14(土) 12:23:01|
  2. ハルタ 61~70号
  3. | コメント:8

週刊少年チャンピオン 2+3号の感想




チャンピオンの感想です。表紙とグラビアは十味さんです。






・BEASTARS/板垣巴留
巻頭カラー。ルイと義父との、いまいち噛み合わない会話。その流れでルイは、シシ組と連絡が取れなくなっていることが気になってしまう。そして裏市に向かうが、そのときの格好が……。メロンと対峙するのか?

・弱虫ペダル/渡辺航
土煙を上げながら猛追する弓射。レースは残り1周。次回で決着するかな。

・六道の悪女たち/中村勇志
いよいよ六道たちが2年生に進級。ミナミや鈴蘭も加わり、周辺がかなり賑やかになった印象。そして“六人目の悪女”桜沙知代も入学してくる。母親も含め桜派は全部で8人という大所帯。六道側は莇美を入れても戦闘系は6人といったところか。仁&名残が駆けつけてくれるのかどうか。

・魔入りました!入間くん/西修
なんとか終了時間ギリギリで伝説のリーフを咲かせる……けど、これでいいのか? あと、咲いた時に姿が見えたのは魔王だよね? 封印されていたのか?

・ロロッロ!/桜井のりお
クリスマスパーティー。制服が血まみれになったポリスが下着姿なのはいいとして(よくない)、会長の服がニットの水着みたいなのは、誰もツッコまなくても良かったのか?

・バキ道/板垣恵介
センターカラー。いよいよ対抗戦当日。各陣営を紹介するアオリは、さすがといったところ。でも、最後のページを見るに、刃牙は炎とやるのか。横綱の相手は宿禰か。

・ゆうえんち ‐バキ外伝‐/板垣恵介・夢枕獏
神野の空掌対策が説明される。でも、ここで柳が負けないことは確定しているわけで、ちょっと切ない。『空掌には湿気が必要』というところが良かった。

・さちおくん/キャットタング鈴原
大好きな特撮ヒーローの握手と、落としてしまった美味しいアイス。この世界だと着ぐるみじゃなくて、本物のヒーローなんだろうな。

・WORST外伝 グリコ/髙橋ヒロシ・鈴木リュータ
センターカラー。九里虎から引き離した篤に、真樹は自分の夢を聞かせる。でも、これは叶わないわけか。次回からは大掛かりなケンカがスタートか。

・水曜どうでしょう~大泉洋のホラ話~/大泉洋・星野倖一郎
今回は、未亡人のチャタレイとの出会いの様子。いちおう厩舎での卵のぶつけ合いが見どころなのだけど、大泉さん(筋肉ムキムキ、胸毛ボウボウ)の登場シーンのインパクトが強すぎたと思う。

・あっぱれ!浦安鉄筋家族/浜岡賢次
サンタを信じる裕太の心を守るため、サンタ宅配サービスを頼む。帽子を被っているのはあかねか。ちょっと分かりにくかった。

・娑婆王/暦
刑天vsアラン。刑天は無茶苦茶耐久力が高くて強いということは分かるのだが、具体的にどういう存在なんだ? 「作られた」と言われているので、戦争中に生み出された改造兵士といった感じなのか?

・ハリガネサービスACE/荒達哉
アミル復帰から、修学館のプレーが甦る。これが本来の力ということか。豊瀬側は、松平・大船間のコンビネーションがどうなるか、といったところか。

・吸血鬼すぐ死ぬ/盆ノ木至
オータム書店の忘年会で再会した、神在月先生。デビュー前の思い出を語る。こういう話の場合、どのくらい作者自身の体験が語られているのか気になる。

・築地最強寿司伝説 仁義理の海太郎/川端浩典
亀ちゃんはケンカで意地を見せ、海太郎もあら汁のヒントを見つける。しかしオヤジ、いくら酒が入っていたとはいえ「そうめんのチュルチュル」って表現はどうなんだ?

・あつまれ! ふしぎ研究部/安部真弘
サンタ姿で働く田中さん。大祐と高浜さんを相席にして遊ぶ。高浜さん、こんな感じで風紀委員としてちゃんと活動できているのかな?

・逃亡者エリオ/細川雅巳
過去編がスタート。エリオと弟のパブロは『王衣』と呼ばれる王家の護衛職に就くための闘技会に参加することになる。ここで対戦し、不慮の事故で……って感じなのかな?

・もういっぽん!/村岡ユウ
金鷲旗は立学が優勝。帰りの空港で一緒になり、写真を撮ることに。未知が全編に渡って笑顔なのがとても良い。

・SHY/実樹ぶきみ
自身のアルバムにはヒントがなかったが、職員のナタリアさんのアルバムに写っていた、ペペシャの母親のレーニャの姿は……。このままバトルに突入かな。

・どらコン!/触媒ヒロオミ
大神隠しの影響を受けた人間には、トオルから良い香りを感じる様子。なんか最近はセクシーノルマを果たすのに精一杯で、話が進んでいないような。

・チャンピオンズ~週刊少年チャンピオンを創った男たちの物語~/魚乃目三太
今回は、9代目編集長の沢孝史氏のエピソード。編集長時代というより『グラップラー刃牙創作秘話』の色が濃かった。そりゃ、ラーメンが表紙だと売れないよな。

・足芸少女こむらさん/灰刃ねむみ
障害物二人三脚というかなりトリッキーな競技が行われる。ひさしぶりに、こむらさんと月長のイチャイチャを堪能した感じ。

・木曜日のフルット/石黒正数
サンタにプレゼントのお願いをした鯨井先輩たち。でも届けられたのは……。白川先生、お兄さんが欲しかったのか……。







合併号なので、次号は2週間後の発売。









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  1. 2019/12/12(木) 18:21:16|
  2. チャンピオン 2019
  3. | コメント:2

今年の読み切り漫画まとめ 2019

◯はじめに
今年も残り1ヶ月を切り、さまざまなマンガ関係の賞が発表される季節になってきました。でも個人的に気になるのは、その選考対象がどれも『単行本』だということ。雑誌に掲載されたりWebで発表されたマンガが、すべて単行本化されるわけではありません。そこで、昨年12月から今年11月までで自分が読んで面白かったと思う読み切り、および単行本化されていない短期連載作品をまとめてみたいと思います。

○週刊少年チャンピオン 短期連載
今年、掲載された短期連載は8本。単行本化したTVアニメ創作秘話~手塚治虫とアニメを作った若者たち~/宮﨑克・野上武志(8~15号掲載)などを除いたなかだと、個人的には
熊を殴りに行く/ノーザンアッパー(44~46号掲載)を推したいと思います。
熊を殴りに行く/ノーザンアッパー
自分に勝ったチャンピオンを襲った熊を倒せば、自分のほうが強いことになるんじゃね?という単純な発想から、本当に体を鍛えて北海道に熊を殴りに行く。話が単純明快だし、熊の後もトドやオオカミと対決する熱さと勢いがあった。再登場していただきたいところ。

○週刊少年チャンピオン 読み切り
今年掲載された読み切りは、作者27人で42本。単行本からの再録であるREVENGE TOKYO/板垣恵介(13、16、20、26、30号掲載)や、創刊50周年記念リバイバル読み切り作品 (6~43号掲載)を除いた中で良かったのは
また姫がさらわれた/吉田達弥(9号掲載)
何度も魔王にさらわれてしまうので、すっかりモンスターたちと意気投合してしまったお姫様が、敵地での暮らしを満喫してしまう。
ローンウルフ/奥嶋ひろまさ(26号掲載)
車イスのおじいちゃんと、その孫が大金を持っていることを知ったヤクザが仕掛けてくる。しかし、この2人が……。孫のほうは予想できたが、祖父のほうもとは……。介護版の子連れ狼。
ナミダドライブ/掛丸翔(33号掲載)
卓球の試合で高校生相手に苦戦を強いられる小学生選手。あることでスイッチが入る。泣き虫+小学生+卓球は、日本人が刷り込まれている黄金の方程式。
イシュメリウム/荒井俊太郎(48号掲載)
連続不審死の原因は、見ると感動のあまり『自殺してしまう花』。全体的に淡々と進むだけに、花が描かれたページのインパクトが強い。
異世界セールスマン世渡さん/吉谷光平(49号掲載)
魔王に様々な商品をプレゼンすることで、進軍を食い止める世渡さんの見事なセールストーク。話の構成レベルがとても高い。
といったところ。ベストは、
鮫神鉄拳ジャッポ/綿貫琢己(29号掲載)です。
鮫神鉄拳ジャッポ/綿貫琢己
治安が最悪で銃の使用が当たり前の国。主人公のジャッポは尊敬する父親の言葉を守り、銃に頼らない強い男になろうとしていた。絵や話の構成などは、かなりの高レベル。テーマを『対銃』に絞ったのも、功を奏していると思う。
あと、今年のチャンピオンのハイライトは、ジュニオール/灰谷音屋のトリックFK。MVPは、もういっぽん!/村岡ユウの南雲安奈。流行語大賞は「幸せ行きの最終列車」(山口貴由 13号のインタビューにて)。ベスト表紙賞は43号(電子版)です。
ジュニオール FK(11号)南雲安奈MVPシャイ表紙

◯アフタヌーン
アフタヌーン本誌、およびモアイとコミックDAYSにアフタヌーンレーベルとして公開された読み切り(ほとんどが四季賞入賞作品)を合計48本読みました。出張版のキョムノヒガン/オズノらいおん(4月号掲載)や機械仕掛けのジュブナイル/久慈進之介(5月号掲載)などを除いた中で良かったのは
マイシー・マイサマー/水戸市子(good!アフタヌーン18年12月号掲載、モアイ2/22公開)
実在の詩人・イェイツをモチーフに、アイルランドに伝わる妖精伝説を繊細に描く。はじめは、いわゆる『ひと夏の経験』的なものかと思ったが、ラスト数ページでガラッと状況が一変するのが見事。構成が上手い。
こっちむいて!ポニーテール/真木しう(good!アフタヌーン2月号掲載、モアイ3/29公開)
子供のころのある事件で髪型を変えてしまった女の子に、ポニーテールに戻してもらおうと主人公が奮闘?する。『ポニーテール部』とか全体的にはバカバカしい空気感なのに、しっかりと青春要素もある。
すいか/森とんかつ(good!アフタヌーン7月号掲載、モアイ6/7公開)
新任の教師が、学校の百七不思議のひとつであるスイカという少女に翻弄される。ギャグとホラーが融合しているのだが、そのときの『HEY!』みたいなアオリ?が面白い。コメディ枠として最高。
鉄紺の春/竜丸(コミックDAYS 8/16更新)
死んでしまった友人の持ち物から新品のコンドームを発見した友人2人が、彼が好きだった女子をレイプすることで弔いにしようと考える。全体的に青春期のやり場のないリビドーがあふれている。
Letter/近藤汐音(コミックDAYS 11/1更新)
妖精などを見ることはできても、サンタは見たことのない少女。そこで手紙を使って正体を探ろうとする。世界観というか作品の空気感が素晴らしい。作者はこれで19歳とは。驚き。
各期の四季大賞受賞作が良いのはもちろんなんですが、個人的には
ナミダノアイランド/芥川ミサヲ(モアイ3/15更新)をベストに推したいと思います。
ナミダノアイランド/芥川ミサヲ
環境悪化によって月軌道上で人類が暮らしている世界。それでも地球の海に強いあこがれを抱く主人公。しかし、仕事やプライベートで上手くいかず……。体内世界に舞台が移ってからは、鯨が飛び出す見開きなど、見ごたえのあるシーンばっかり。絵も良いし、新しい一歩を踏み出すシメも素晴らしい。

○ハルタ
今年ハルタ、ハルタオルタに掲載された読み切りは作者61人の75本という驚異的な数字に。そこから、事実上の不定期連載であるつきたて!餅小町/佐藤春美(60~61、63~65、67~68号掲載)や単行本に収録された太陽をおみやげに/鶴淵けんじ(66号掲載)などを除いた中で良かったものは
山田運送株式会社/渋谷圭一郎(60号掲載)
友達と長年続けてきたクリスマスパーティーに、ある種のむなしさを感じていた泉は、帰り道に不審人物を目撃したことから、ある仕事を手伝うことになる。泉の考え方が段々と変わっていき、トビラとラストのページで表情がガラッと変わっているのが良い。
リトル・ホテリエ/荒木美咲(61号掲載)
小学生ながらホテルの支配人も務める天堂のぞみ。バリバリと仕事をこなす一方、友達との関係に悩んだりもする。設定も面白いし、のぞみやベルマンの樋口をはじめとする従業員のキャラも面白い。
タートルネック先生と/高江洲弥(62号掲載)
先生に10年越しに好意を伝え続けるハルコ。彼が抱える事情を知っても、その気持ちは変わらないのだった。タートルネックを着続けていた理由よりも、娘のアキラを交えての3人の関係性の描かれ方が上手い。
まつ毛のない人魚/須川佳(63号掲載)
娘にせがまれ、水族館に人魚を観に行った母親。美人ばかりを集めたマーメイドショーの歪さに強烈な違和感を覚える。そして、若いころに見た荒々しい野生の人魚との対比のシーンがとても印象的。いろいろと現代社会への皮肉も込められている。
秘密の花園/百名哲・冨明仁(64号掲載)
漫画家仲間に誘われて、はじめておっぱいパブに来た富野。そこで接客についた女の子がDVを受けているということから、助けようとするのだが……。両先生の持ち味が化学反応を起こしていて、抜群に面白かった。特に冨先生の描く百野が、そのまますぎて凄かった。
琥珀の鳥の夢/丸山薫(ハルタオルタ掲載)
表向きは優秀な教育者の義父から虐待を受けていたジャイルズは、琥珀の中に閉じ込められていたハーピー(?)にエーレと名前をつけて、心の拠り所としていた。見開きの美麗さや寓話的なオチのつけ方など、さすがの実力という感じ。
夢見の沙汰も君次第/夏田祐美(69号掲載)
夢の中で出会ったミラは、夢の中の物しか食べることができない。朱太郎は、その手伝いをすることに。飛び降りるシーンが、前半と後半で2人の表情が違っていたり、ミラが水面に映った太陽を食べるところなど、印象的なシーンが多かった。
といったところ。ハルタのベスト、および読み切り・オブ・ザ・イヤーは
愛の焦土/吉田真百合(ハルタオルタ掲載)です。
愛の焦土/吉田真百合
地球侵略真っ最中の父親から、ゴッホの『ひまわり』をお土産として受け取った兄は、すっかり魅入られてしまう。心配した弟は、実際に地球のヒマワリ畑に行くことを提案する。本物のヒマワリに囲まれた絵画の『ひまわり』という見開きから、まさか一気にダークな方向に転調してしまうとは。インパクト大の内容。

○ジャンプ系
今年はジャンプ系の作品も多く読んだので、かんたんにまとめたいと思います。
魔法少女れおの性活/高山としのり(ジャンプ+1/4公開)
悪と戦う魔法少女のサポート妖精が、な夜なセックスするし、複雑な四角関係を抱えている。そもそも、興奮すると体から出るジュエルは何のメタファーなのか? キメ所の絵も良いし、ヒロインが終始ツッコミ役に回っているのも面白い。
友達の友達は友達じゃない/さざなみ游(ウルトラジャンプ4月号掲載)
転校先で生徒会長と仲良くなった主人公。しかし、その親友からは露骨に嫌悪感をぶつけられてしまう。女3人のビミョーな距離感。それから、タイトルの本当の意味が分かるラストが素晴らしい。
山田キキ一発/龍幸伸(ジャンプ+4/27公開)
国から怪獣退治を任されている女子高生。戦闘スーツを忘れたために制服姿で戦うことになり、下着が見えそうになることと好きな男子への気持ちで上手く戦うことができない。絵が良いし、バトルの躍動感もある。。
color/峰浪りょう(ヤングジャンプ38号掲載)
恋愛に興味を持てない無性愛者の主人公。仕事もうまくいかず孤独を感じていたときに、小学校の頃の親友から連絡がくる。性の不安定さや社会との距離感に悩みながらも、最後は安住の地を得られたようでなにより。現代的なジェンダー感。
イン・ザ・グラウンド/竜丸(ヤングジャンプ50号掲載)
思春期ゆえの不安定さから下着ドロを働いてしまった少年。被害女性の弟(無職)との交流から、なんとか心のバランスを取ろうとする。難しいテーマながらも、キチンとエンタメしている。
といったところが印象に残っています。ベストは
リインカーネーション/鳴名ガオ(ジャンプSQ RISE 2019 SUMMER掲載)です。
主人公は転校早々、幽霊少女に気に入られることに。無理してクラスになじもうとする様子と、自然に幽霊と話す様子の対比が良かった。そして全てが明らかになったあとの、2人きりの映画館でのやり取りが最高。続編として、シレっと映画紹介コメディが始まっても驚かない。
リインカーネーション/鳴名ガオ

○その他
そのほかに、定期購読している以外の媒体で気になった読み切りは
おナスにのって/岩田ユキ(漫画アクション 2018年24号掲載)
生まれる前に死に地獄で18年過ごした主人公が、お盆に母親のところに帰れることに。現在の母親の生活ぶりや、なぜ堕ろさなければならなかったのか?といったことが明らかになり、全体的に切ない空気に包まれている。「もしも……」のページと、お供のナスの健気ぶりも良い。
いとしくておいしい/鯨庭(トーチweb 1/18公開)
龍神に生贄に捧げられる少女。しかし食べられるわけではなく、1年限定で龍神の世話をすることに。少女はその期間で龍神に惹かれ心を通わせていく。終盤での双方の気持ちの揺れ動き方が凄まじかった。躍動感のある龍の描写も見事。
俺とわたし、そしてあなた/高田ローズ(ハツキス7号掲載、コミックDAYS2/16公開)
元から女性に嫌悪感を持っていた主人公が、病気にかかり完全に女性の身体に。新スタートを切ろうとしたときに、男の親友や告白してきた女子と再会し、いろいろと心が揺れ動く。気持ちの変化が繊細に描かれている。
さがしてよ/トウテムポール(モーニング15号掲載)
ひさしぶりに同窓会に出た主人公。小学校のころ憧れに近い感情を持っていた友人の消息がつかめなくなっていたことを知る。彼の行方を追う過程で、それまで知らなかった様々な側面が知れるのもいいし、全体的な淡々とした語り口も良い。
五月に隕石、六月には京都/安彦晴(ビッグコミックスペリオール9号掲載)
クラスの人気女子3人を眺め、漫画にして楽しんでいた底辺男子3人組。しかし、そのうちの1人はガチで恋をしていた。絵に若干のクセはあるものの、話の構成、修学旅行の班決めで勇気を振り絞る様子が良かった。唯一彼らの趣味を知っているメガネ女子が、実はいちばんイイ女だと思う。
Player/田沼早和(モアイ5/28公開)
第1回e-cup準大賞。幽霊と陰口される少女が、ある少女と出会う。ある程度正体は読めてしまうが、もうちょっと「2人でいるんだけど……」的なシーンが欲しかった。でも、青春の瑞々しさはあった。
moon light for/幌山あき(ヤングマガジン28号掲載、コミックdays6/10公開 )
第80回ちばてつや賞 ヤング部門大賞。結婚相手の連れ子との距離感に悩む主人公。その子が真面目に習っていたピアノを突然辞めたいという。気持ちを打ち明けるシーンがとても切ない。「もうパパはいないのに どうして私は下手くそなピアノ弾いているんだろう」なんて、泣きたくなる。
義父の息子/金賢智(モーニング32号掲載)
第75回ちばてつや賞 一般部門大賞。大学受験直前で轢き逃げに遭った主人公は、その轢き逃げ犯の息子として生まれ変わる。恨みを晴らすため子供ながらに復讐を考えるのだが……。絵が抜群にうまいし冒頭のキモ男が実は……という構成も見事。転生×タイプリープという手あかのついてそうな題材でも、ここまで描くことができるとは。
つばめティップオフ/ワタヌキヒロヤ(コミックメテオ8/14公開)
長身女子の後輩と、低身長先輩のバスケもの。話の空気感や2人の距離感が良い。バスケ描写も、ターンひとつに絞っていて読みやすくなっている。先月から連載がスタート。
察せませんズ/路田行(くらげバンチ9/6公開)
彼氏から別れ話を切り出された彼女。いろいろとネガティブな思考が駆け巡るが、踏ん切りをつけるために、思い切って理由を聞くことに。絵の雰囲気も語りのテンポというかノリが軽快で素晴らしい。
美術室の化物/やまのべ(サンデーうぇぶり 10/21公開)
幼いころから絵を描いてきたが、親からのプレッシャーにより、賞を獲るための技術ばかりを磨いてきた主人公。高校で自由に絵を描いている天才と出会い、いろいろと衝撃を受ける。天才のほうがケガした利き腕を使わずに描いた絵のところだけカラーになる演出が良い。
エンペラマンさつがいけいかく/梶川岳・福山暁(ゼノン編集部 11/8公開)
親から虐待を受け世界の破滅を願う2人の少女が、怪獣を倒すヒーローを負けさせる計画を練る。絵が抜群にうまいし、話の運び方も、2人の考え方が180度変わるラストも見事。




といったところ。来年も、こういうことができたらいいと思います。よろしくお願いします








  1. 2019/12/07(土) 15:00:00|
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週刊少年チャンピオン 1号の感想



チャンピオンの感想です。表紙は『水曜どうでしょう』です。






・水曜どうでしょう~大泉洋のホラ話~/大泉洋・星野倖一郎
新連載巻頭カラー。番組情報や出演陣の対談記事もアリ。というわけで、番組中で大泉さんが語ったホラ話を漫画化する。初回は松方弘樹と同期の大泉さんの東映時代を代表する一作『喧嘩太鼓』。番組ではカラーページのところまでしか語っていないので、残りは星野先生&編集部で考えたのか、放送されないところで話していたのか? まぁ、年末から始まる『最新作』が終わるころまでの短期連載かな。

・弱虫ペダル/渡辺航
弓射が初のレースに挑む回想編。明らかに素人まる出しの格好ながら、続々と選手を抜いていき、吉丸もかわしてトップに立つ。ここから今の図式になっていくわけか。

・逃亡者エリオ/細川雅巳
センターカラー。エンリケとフアナの結婚式。ドレスを着たくなくて逃げるデボラが捕まったときの、点と線の顔が面白すぎる。次回からは、エリオの過去編の様子。

・あっぱれ!浦安鉄筋家族/浜岡賢次
アジャコング似の婦警にアレコレする。そしてドラマは大鉄を佐藤二郎さんが演じることが発表される。ファミレスで30分ずっと駄弁っているだけの話とか、家中に煙草を隠してある話とかをやってほしい。

・SHY/実樹ぶきみ
センターカラー。アマラリルクの情報を探るため、ペペシャが育った孤児院を訪ねる。ラストで母親の写真が出てきたし、12歳と施設に入るにしては遅い年齢だし、そのあたりがヒントなのかな。

・魔入りました!入間くん/西修
失格になったのはジャズだけ。アロケルはリタイアテントで情報を得て、オロバスにやり返すチャンスをうかがっていた。そして、最終日。『伝説のリーフ』を咲かせられれば、入間たちが逆転優勝となるが……。ただ、ナフラと3人でポイントを分けると、サブノックを下回っちゃうけど……。

・あつまれ! ふしぎ研究部/安部真弘
前回の騒動で、ふし研が活動停止の危機に。和香が正式部員になれば、処分見直しの可能性もあるというが……。これで出番が増えるんだろうか?

・ゆうえんち ‐バキ外伝‐/板垣恵介・夢枕獏
柳の分銅攻撃をかわしながら、距離を詰める神野。1ページ使って、分銅の作り方を説明するんじゃないよ。良い子がマネしたらどうするんだ?

・BEASTARS/板垣巴留
センターカラー。舞台化が発表。キャッツみたいな感じになるのかな? 月末の金曜日はプレミアムフライデーではなく『メニクの日』。裏市のヤクザたちが縄張り争いをする。が、ここでメロンが大胆な行動に出る。ゴウヒンvsメロンという流れになりそう。

・築地最強寿司伝説 仁義理の海太郎/川端浩典
今回のお題は『あら汁』。カツアゲされていたところを助けた亀田が料理する様子からヒントはもらったが、今度は強くなりたいという彼の願いも叶えなくてはならない。初の回またぎか。

・ロロッロ!/桜井のりお
クラス対抗の合唱祭。イチカのお節介で、ちとせがソロパートを任されてしまうことに。今回は下ネタなしでも行けたと思うけど、手を抜かないな。

・WORST外伝 グリコ/髙橋ヒロシ・鈴木リュータ
街に出た篤が、たまたま真樹と再会。君付けで呼んだりしているのに、中坊の九里虎には強気に出てしまう。ここからバロンに居場所がバレて……という感じか。

・六道の悪女たち/中村勇志
桜さんに娘がいることが判明。絶対、亞森に入学して六道に惚れること間違いなし。そこで同級生のミナミ&鈴蘭がどうするのか? 新キャラの若槻ヒューイがどう絡んでくるのか?というところか。

・さちおくん/キャットタング鈴原
まよちゃんが、耳をぶつけてしまうというアクシデント。耳が大きい理由とかは、別にないんだろうな。

・吸血鬼すぐ死ぬ/盆ノ木至
ヨモツザカが街に放った吸血蝶が原因で、新横住民の様々なものが反転してしまう。冒頭の『デンワワワワ』から、アクセル全開。

・どらコン!/触媒ヒロオミ
大神隠しは、閻魔女王の風邪が原因とのこと。しかし、治療薬を作る前に、人間にもその影響が現れ始める。でも、効果は女性限定なんだな。

・チャンピオンズ~週刊少年チャンピオンを創った男たちの物語~/魚乃目三太
今回は、8代目編集長であり、現秋田書店社長の樋口茂氏のエピソード。「大ヒットを出す前に作家の元を離れるのか…」のシーンが良かった。特に告知はないけど、残り2回ってことか。

・ハリガネサービスACE/荒達哉
ここでアミルが帰還。さっそく1本とって、下平のサーブを終わらせる。冒頭の間白のモノローグからすると、このセットは落とすのか。

・もういっぽん!/村岡ユウ
霞ヶ丘の応援をして、それから博多ラーメンを満喫する。これで金鷲旗編は終わりかな。姫さんの退部と南雲の昇段試験、どっちが先に描かれるかな。

・足芸少女こむらさん/灰刃ねむみ
選手宣誓で、こむらさんに宣戦布告するルルヱ。クラスメイトに逃げられたからって、あんなマッチョな騎馬を用意しなくてもいいのに。

・木曜日のフルット/石黒正数
八平ペロさんが、自分の部屋に違和感を感じる。1コマ目でオチが読めてしまった。







次号は、新連載とか読み切りとか特になし!






テーマ:漫画の感想 - ジャンル:アニメ・コミック

  1. 2019/12/05(木) 18:07:59|
  2. チャンピオン 2019
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