晴耕雨マンガ

10月は、トクサツガガガ、スピドメ、六道の悪女たち、少年ラケット。

ウルトラジャンプ 4月号

ウルトラジャンプ 2010年 4月号 [雑誌]ウルトラジャンプ 2010年 4月号 [雑誌]
(2010/03/19)
不明

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『ジョジョの奇妙な冒険』シリーズ通算100巻を記念した、ウルトラジャンプ2010年4月号が発売されました。

・『露伴ルーブルに行く』と『STEEL BALL RUN』の同時掲載に加え、JOJO’S100.5巻とポストカードが付録に付き、図書カードが150名に当たり、アンケートの景品も蔵出しジョジョグッズを大放出とまさに至れり尽くせり。ジョジョ祭りというほかない豪華な内容。自分は、初めて買ったマンガの単行本がジョジョの第13巻なんですが、当時はドラゴンボールとか聖闘士聖矢とかが人気でバカにされたもんです。それが100巻も続いたり文化庁の芸術100選に選ばれたり質の良いフィギアが毎月のように発売されたり、凄い時代になったもんだなと感心してしまいます。

・付録のJOJO’S100.5巻は、いわゆる公式同人誌的なもので、ジョジョファンを公言していたりUJで連載中の漫画家たちのお祝いイラスト&コメントとSBRの初期デザインなど資料的なものを合わせた内容。単行本と同じサイズなので棚に並べやすいのが利点でしょう。表紙と裏表紙には、ジョースター家&ツェペリ家製揃いなはずなんですが、シーザーだけいないのがなんとも複雑な気持ちになります。ジョナサンとツェペリ男爵は仕方ないにしても、徐倫の顔が結構変わってしまっている。意外とジョルノはそのまま。

・お祝いイラストは、各作家がどの部に思い入れがあるのか分かって面白い。
第1部→1名。
第2部→2名。
第3部→1名。
第4部→4名。
第5部→1名。
第6部→0名。
第7部→3名。
複数の部にまたがったもの→2名。
バオー来訪者→1名。
魔少年ビーティー→1名。
自分の作品→4名。
第3部が少なくて第4部が多かったのが意外だった。第6部が誰もいないというのは悲しい。あとは、皆川亮二のミスタがカッコイイのと石黒正数のスタンドのチョイス(恐竜、世界、C-MOON、エニグマ、ハイウェイ・スター、グーグー・ドールズ、ザ・キッス、キラー・クイーン、取り立て人マリリン・マンソン)が印象に残った。

・3号連続掲載となる『露伴ルーブルに行く』は、今回はまだ導入部といったところ。露伴が過去に聞いた『最も黒い絵』の話を思い出してルーブル美術館に行くまでが描かれている。しかし、17歳のころの露伴が出会った藤倉奈々瀬さんの色っぽさったらない。特に、奪い取った原稿を読みながら露伴に『ここに座れ』と布団をポンポンとしているところが最高。荒木飛呂彦の描く着物女性がここまで美しいとは。美しすぎるマンガキャラ。意外と古い日本の雰囲気と絵柄がマッチしているので、第8部は明治とか大正あたりの日本を舞台にしたら面白いのではないかと思った。

・もともとがカラー原稿なので、モノクロページだと、ちょっと見づらいところがあるのが残念。露伴が17歳のころからスタンドを使えたり、億泰と康一にはセリフがあるのに仗助は一言も話さず、フキダシで顔が隠されていたりするので、ジョジョシリーズとは直接関係のない世界ということなのかもしれない。

・次回は、露伴がルーブル美術館に潜入して『最も黒い絵』と出会うことができるのか? そもそも『最も黒い絵』とはどんなものなのか? 気になるところです。


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テーマ:漫画の感想 - ジャンル:アニメ・コミック

  1. 2010/03/23(火) 18:50:56|
  2. 岸辺露伴など
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響子と父さん の感想

響子と父さん (リュウコミックス)響子と父さん (リュウコミックス)
(2010/03/13)
石黒 正数

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石黒正数の最新単行本『響子と父さん』が発売されました。コミックリュウに08年から10年にかけて不定期連載された表題作全6話に加え、ネムルバカ番外篇2が収録されています。

・庭で模造刀を振り回したりするのが趣味の変わり者の父さんと、となりのマンションでイラストレーターをしている娘の響子の、親子ならではの息が合ってるんだか合ってないんだかよく分からない雰囲気の会話劇、というのが基本構成。見た目的に歩鳥-入巣ラインの響子がツッコミ役になっているのが、作者の他作品とのちがいでしょうか。

・菜箸の長さから絶妙な距離感の話につなげようとして結局遠回りになって上手く伝わらなかったり、やっぱり随所に小ネタが仕込まれていたり、一話一話で見ればクオリティが高くて石黒節全開という感じなんだけど一冊全体を通してみるとボリュームがちょっと足りないかなという感じがします。連載していた時期は『それでも町は廻っている』の月刊連載はもちろん、もう一本不定期連載を抱え、09年からは週刊連載の『木曜日のフルット』がスタート。はっきり言って、この時期はオーバーワークだったのでしょう。はじめから決まっていたであろう『ネムルバカ』とのクロスオーバーという着地点に向けて、少し急ぎ足の展開になってしまったのかもしれません。あと、ひとつかふたつ別の切り口のエピソードがあったら印象が違っていたんじゃないかと思います。

・ただ、番外篇によって『ネムルバカ』と『響子と父さん』の世界がより深まったのは、事実。たとえば『ネムルバカ』第4話で実家に帰省した鯨井先輩が実家でどういう会話をしたのかとか(それが響子流血事件?)、『響子と父さん』第6話で響子が「マスコミが家に来たりした」と言っているように、ネムルバカのラストから岩崎家がどんな状況になったのかとか、いろいろと想像が膨らみます。買ってもらったパーカーを大切にしていたり、アーティストAがCMしていたNINJAコーヒーを飲んでいたり、言葉に出さないつながりがチラリと見えるのも、細かい演出だと思いす。

・『それ町』は、手塗りそのままのカバーですが、徳間書店から発売される単行本は、パソコン着色されている。個人的には、こっちのほうが、スッキリして好きです。

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  1. 2010/03/17(水) 13:58:50|
  2. 感想
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響子と父さん の小ネタ

『響子と父さん』から小ネタなどを集めてみました。


・ネタバレは嫌だ。
・自分で小ネタや伏線を探す楽しみを奪われたくない。


という人は注意してください。





響子と父さん (リュウコミックス)響子と父さん (リュウコミックス)
(2010/03/13)
石黒 正数

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響子と父さん の小ネタ
  1. 2010/03/17(水) 13:43:31|
  2. 時系列/小ネタ
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GAMBLE FISH 第16巻の感想

GAMBLE FISH 16 (少年チャンピオンコミックス)GAMBLE FISH 16 (少年チャンピオンコミックス)
(2010/03/08)
青山 広美

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ギャンブルフィッシュの最新刊が発売されました。表紙は、決死のギャンブルを繰り広げたオマハを後方に追いやってのアンクル・サム風衣装+星条旗ビキニのエミリーという、なんともこのマンガらしい構成。これまでの発売間隔からすると、もうひと月先の発売だと思っていたら、まさかの今月発売。さらに、第17巻も5月発売予定ということで、クライマックスに向けて加速しているようです。また、3ヶ月連続発売のような企画を実施してほしい。

・アヴィvsオマハのテンポイント・ポーカー対決が決着。それぞれが、ロシアン・ルーレットを生き延びた理由とかツッコミどころはありますが、それでもテンションの高い名勝負だったといえるでしょう。登場したときにはブームに乗った一発キャラにしか思えなかったオマハも、いつのまにか明確な意思と目的を持った良キャラになっていました。アヴィがオマハの頭を打ち抜いたFight137が掲載されたチャンピオンが発売されたときに、リアルのほうの大統領が来日していたことも、いまとなっては、いい思い出です。

・そんなオマハのキャラが、おまけの月夜野インタビューで完全に崩壊。
「日本のものはアメリカのもの!」
ラシュモア山にアヴィ像を彫る約束は? → 「3DのCGでも見せとくよ」
「カイザー水原によろしく。将来仕事に困ったらいつでも相談に乗るよ」
と、言いたい放題。もはや、尊敬のカケラも残っていません。

・オマハにそこまで言わせるだけあって、カイザーは、自分の信じた道を突き進んでいます。すぐとなりで命をかけた勝負が行なわれているというのに、『黄金の三角地帯』の封印を解くべきか迷ったり脱衣が完成できなかったことにうなだれたり。いつのまにか、杜夢はもちろんアヴィよりもキャラがたっています。番外編でも作ってもらえるんじゃないか? あと、カイザーの脱意欲につけこんでゲームを続行させようとする副大統領の抜け目なさも見逃せません。

・40Pの天使のような顔のアヴィと、次のページでエミリーのビキニをむしり取るギャップがよかった。あとは、141Pでバックでやっているようにしか見えない腕立て伏せのシーンとか、本当に少年誌で連載しているマンガなのかと。

・1回戦のダメージが残るロメロをリザーブ戦で倒した周王銘が準決勝に割り込んでくることに。『未来を3度変えた男』という異名どおり、オカルトタイプなキャラなのも、強運のアヴィ、技術のジャスミンとくらべてもバランスがいい。ただ、決勝のアヴィvs杜夢は決まりなので、どんな負けっぷりを見せてくれるのかというほうに期待したい。

・おまけで山根氏が腕相撲していた相手は、Yというイニシャルから米原秀幸? あと左腕で勝負しているのは、以前に右腕をケガしているから?

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  1. 2010/03/12(金) 14:09:16|
  2. GAMBLE FISH
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シリーズ通算100巻! STEEL BALL RUN 第20巻の感想

STEEL BALL RUN vol.20―ジョジョの奇妙な冒険Part7 (20) (ジャンプコミックス)STEEL BALL RUN vol.20―ジョジョの奇妙な冒険Part7 (20) (ジャンプコミックス)
(2010/03/04)
荒木 飛呂彦

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・STEEL BALL RUNの最新刊が発売されました。『ジョジョの奇妙な冒険(第1部~第5部)』が63巻。『ストーンオーシャン(第6部)』が17巻。そして、『STEEL BALL RUN(第7部)』が20巻ということで、ジョジョシリーズ通算100巻達成ということになります。おめでとうございます。心から大きな拍手を贈りたいと思います。最近の少年マンガの傾向を考えれば、長く続けることが良いこととは必ずしも言えないですが、それでもスタンドの概念が他作品に与えた影響だとか、ルーブル美術館とコラボレーションしたという偉業を考えると、漫画史に残る名作と断言できると思います。

・そんな記念すべき一冊なのに、表紙は第18巻のジャイロ、第19巻のジョニィと同じデザインでルーシーだし(ルーシーが悪いわけじゃないけど)、作者コメントは『ツケマツ毛』が家の中に落ちていて怖いという、まったく関係のないもの。もっと、記念碑的ななにかがあっても良かった気がする。ウルトラジャンプでそういうことをやるんだろうけど。

・遺体の力によってD4Cに新たな能力が発現。ルーシーを中心に『吉良』なものを近づけ『害悪』なものを遠ざける空間のスキ間を作り出し、その中を大統領は自由に移動することができるというもの。スキ間にいればダメージを受けることがなく(遠くの誰かにヘタをつかませる)、仮に致命傷を負ったとしても別の世界の大統領と入れ代わることができるので、大統領を倒すことは不可能に思える。ホット・パンツは窓枠が心臓に刺さり、ジャイロもわずかなかすり傷で首と心臓にダメージを受けることに。ホット・パンツは死んだように描かれているが、これまでも戦線離脱したかと思ったら復帰してきたので、今回もそうなると思っている。ヒョコッとレースのゴール地点にいそうな気がする。

・ ★大統領は、いっぱいいるけどD4Cは一体しかいない。 ★『爪』の穴は、はさんでも消すことができない。 ★スティール氏が列車の中に残されている。 ★あぶみを使った黄金長方形の回転。 このあたりが大統領を倒すヒントになると思うんだけど、どういう形で決着がつくのか想像がつかない。希望としては、ジャイロとジョニィが『鉄球』と『爪』を『オラオラ』っぽく乱射して、スカッと決めてほしい。

・大統領によって強制的に運転させられている週給20ドルの機関士が、とても切ない。どうやっても助けることができず、ジャイロの「どっちに転んでもダメなことってあるもんだな…」というセリフも人生のいや~な面をイメージしてしまって辛い。ジョニィに連結器を破壊され、機関車だけ走り去ってしまったが、このあと彼がどうなるのかを想像すると、もっと切なくなってしまう。

・大統領の口ぐせが、いつのまにか「どジャァぁぁ~ン」になっている。










テーマ:漫画の感想 - ジャンル:アニメ・コミック

  1. 2010/03/10(水) 12:30:45|
  2. SBR
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