晴耕雨マンガ

10月は、トクサツガガガ、スピドメ、六道の悪女たち、少年ラケット。

それでも町は廻っている 5巻の感想

それでも町は廻っている 5 (ヤングキングコミックス)それでも町は廻っている 5 (ヤングキングコミックス)
(2008/12/26)
石黒 正数

商品詳細を見る


SF日常推理ギャグメイドマンガ『それでも町は廻っている』の最新刊が発売されました。
今回の表紙は黄色。7巻揃えると虹になるらしいです。藍色のときは、初の歩鳥ではなく紺先輩の表紙を希望したいところです。

・カバー裏のカルタ(?)の 『ひっしのうったえ あにに とどかず』 のユキコの動きが、なんか面白い。本編中も、メッシーの存在を主張するところとか、花火のときの動きとか。なんか、ひとつ殻を破った気がする。

・なぜが今巻は、いままで以上にミステリアスというか、非日常の話が多かったような気がする。第35話の雪女や、第42話の藻の怪物はもちろん、歩鳥がノスタルジーを感じる第36話には幽霊が2か所もいるし、静さんが小説家!?と思わせる(亀井堂静と門石梅和のアナグラム)第39話も時間が飛ぶので歩鳥の白昼夢と考えられなくもないし。

・イチバン面白かったのは、第38話。紺先輩の部屋にいる謎の男、手に持った包丁には赤い液体が…→黒塗りページで紺先輩の過去へ。という流れは「マジかよっ!」と思いましたが、そこからまだ仲良くなりきっていない2人の関係を描くというのは上手い構成だと思いました。距離感を掴んでいない言葉のやり取りは初々しさ満点でよかったです。ここから、2巻のおまけマンガにつながるんですね。初登場した両親に甘えたいのに、歩鳥の手前甘えられない先輩もよかったですね。ところで、サマープディングって、どんな食べ物ですか?

・この巻の最後では、タケルがメッシーの噂の正体を突き止めようとしますが、連載時2話に渡る長編を歩鳥ではなくタケル中心でやったということは、探偵役の交代ということなんですかね? でも、歩鳥から探偵を取ってしまったら何も残らないから、なにか別の展開が用意されているのかも。紺先輩も『イギリスに行くか、日本に残るか』ということを親に言われていたし。

・最近、エピソードが必ずしも時系列順に並んでいる訳ではなくて、シャッフルされているということを知りました。この巻の中でも、ユキコと歩鳥が小学校に行った数話前のエピソードが一年前のこととして話されていたり、ユキコが2種類のゲーム機で遊んでいたり、4巻のときにくらべて髪の伸びているタケルの友だちがいたり。

・いちばんカワイイのは、ジョセフィーヌを「ポンちゃん丸いね」って言ってる、紺先輩。
スポンサーサイト

テーマ:漫画の感想 - ジャンル:アニメ・コミック

  1. 2008/12/30(火) 12:43:19|
  2. 感想
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:2

Fellows! vol.2の感想

Fellows! 2008 DECEMBER volume 2 (BEAM COMIX)Fellows! 2008 DECEMBER volume 2 (BEAM COMIX)
(2008/12/15)
森 薫入江 亜季

商品詳細を見る



・表紙
12月らしく巨大トナカイと金髪褐色美女が表紙。前号と変わらず、他のマンガ誌とは一線を画す美麗なもので満足です。

・乱と灰色の世界/入江亜季
初見の人。ビーム本誌のほうでは人気があったとのこと。クツを履くことで大人に変身する(ピッタリのサイズの体になる?)魔法少女もの。変身シーンが、荒木飛呂彦の『ゴージャスアイリーン』のように思えた。前髪だけ色の違うところとか、変身したとたんメイクバッチリになっているとこととか。大の男ふたりが、どう振り回されるかが楽しみ。最後のページのカレンダーに『JA灰町』とあるところが、細かいと思った。

・乙嫁語り/森薫
まず、そのハンパじゃない描きこみ量に感服。見開きの柱の木彫りの模様とか、それだけで何日費やしたのかが気になってしまう。今回は、夫カルルクの末の甥っ子ロステムが中心の話。鷹にしか興味のない姉に比べて、彼は将来いい職人になりそう。それにしても、前回のラストのきな臭さなど、微塵も感じさせない展開だったのは意外だった。

・グラステッド/室井大資
新連載。初めて読む人。淡々とした語り口や冷めた感じの暴力描写が、この雑誌の中でいい意味で浮いていて面白かった。垂れてきた血が、タンクのパネルの溝を伝うシーンとかがイイ。

・健全ロボ ダイミダラー/なかま亜咲
新連載。どっかで読んだ気がするけど思い出せない。第1回ということで大人しめだったのかもしれないが、もっとハッチャければ良い箸休めになれる気がする。ペンギン戦闘員が笑えた。

・彼女と彼/冨明仁
雪が降った鎌倉(鎌倉が舞台だったんだと、トビラで気づいた)。前回出会った男女が、微妙にすれ違いで気付きそうで気付かないのがイイ。どうやら作中の時間もリアルタイムと同じように流れているようなので、時間が経って再会したときのふたりの反応が楽しみ。

・うさぎのヨシオ/近藤聡乃
ウサギが主人公のホンワカ4コマなのに、それまでのムードをぶち壊す、つげ義春パロディ。

・こどもタクシー/松本紗耶
何本か載っていた新人の読み切りのなかでは、個人的にいちばんのヒット。ちょっと無理のありそうな設定なのに、なんだかそのまま読めてしまった。

・スナップガール/空木哲生
五十嵐大介の影響が色濃く見えるタッチ。中古カメラを買ってから、シャッターを切るのが止まらなくなるところがイイ。主人公と読んでいるコッチの心臓の鼓動がリンクする感じ。

・次号予告
新連載でイチバン期待なのは、長崎ライチ。その次は福島聡。
読み切りのなかでは画と設定がよさそうな木静謙二が、超期待。最近、大食い女に弱い気が。

・今回も岩原裕二の予告がないことに軽いショック。

テーマ:漫画の感想 - ジャンル:アニメ・コミック

  1. 2008/12/19(金) 11:23:26|
  2. Fellows!
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:0

FC2Ad