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晴耕雨マンガ

天国大魔境の小ネタ募集中/6月は、天国大魔境、ヴィンランド・サガ。

ハルタ vol.100の感想




ハルタ100号の感想です。おめでとうございます。





・煙と蜜/長蔵ヒロコ
第35話。年末にソバを打つ。年越しじゃなくて、29日に食べちゃうんだな。文治との仲が近づいていること、そして辛い食べ物に挑戦する姫子を見て、龍子は何を思うのか。

・ハクメイとミコチ/樫木祐人
第99話。本に書かれたキュウリのサンドイッチの再現に苦労するハクメイ。考えすぎて湯船に潜っている姿がカワイイ。文面から察するに日常的なものなんだろうし、アレが正解ってことでいいんじゃないかな。

・ことり文書/天野実樹
第23話。小学生時代の小鳥。同じヴァイオリン教室に通う子にあることを言われ、行きたくなくなってしまう。ここは一鷹のフォローが素晴らしかったし、こういうことがあったから現在の小鳥があるって感じなのか。

・ホテル・メッツァペウラへようこそ/福田星良
第23話。クッカとマリッカの相手をする流れで、いままで一度もクリスマスプレゼントをもらっていないことを打ち明けるジュン。日本時代のことはあまり描かれていなかったけど、こういう半グレ状態だったのか。パーカーの男、まさかフィンランドまでは来ないと思うけど。

・キラキラとギラギラ/嵐田佐和子
第10話。ルルの絵を描いたのが、禅くんだと突き止めた平等院。でも、ここからどうするのか? 絵を教えてもらうほうにはいかなさそうだし、美術対決に雪崩れ込むのか?

・山を渡る‐三多摩大岳部録‐/空木哲生
第31話。前回登場した共立理大山岳部とは、それほどモメず。大学の山岳部ってこういうノリなのかな? そして、燕山荘テント場に到着。高い標高で食べるスイカは、むちゃくちゃ美味しそう。

・猫のまにまに/宇島葉
第15話。真田尾さんがSNSをはじめ、金子さんの写真で万バズを狙う。金子さん、クロちゃんにも負けるしカワイイ写真でバズらなかったし、そこまで美猫ってわけではないのかな。

・殺し屋の推し/大島琳太郎
第2話。ろ~ゼシアのグッズのTシャツを着るかどうかで悩むエンドウ。他のメンバーを推しているメガネの人の話を聞き、決意を固める。凄腕暗殺者の身体能力、スゴイすぎる。

・虎は龍をまだ喰べない。/一七八ハチ
第18話。かつて同じように、寿命を延ばす方法を求めた龍と狼の話を、亀が語って聞かせる。むかしの龍たちも、こうして愛する者と……みたいな例も多くあったのかもしれない。2頭の旅は、かなり長いものになりそう。

・魔女のエデン/ゆめじ
第3話。慣れない旅で足を痛めてしまったピリーは、ボーという少年に助けられ山間の村で治療を受ける。村の悲惨な現状を目撃したピリーは……。行く先々で植物指導をしていくことになる感じだけど、そのまえに村の大人たちがキナ臭い動きを見せそう。

・開花アパートメント/飴石
第3話。東条は、魅惑的な声をした電話交換手であり、アパートの住人でもある静子に過去の出来事の詳細を語る。今回は事件を解決というよりも、新キャラ紹介の側面が強かったわけか。

・クプルムの花嫁/namo
第27話。銅器に着色をする。しいなも、あさひといっしょに体験してみることに。しいなの青い銅器を見て総一郎が思ったことは……。見直したご褒美とはいえ、養命酒っていうチョイスはどうなんだ?

・珍獣のお医者さん/二宮香乃
第6話。肺水腫に苦しむジリスの治療を、神無先生が担当する。働き始めて1カ月。キチンと仕事をこなしていたが、状態はよくならず。いよいよという状態になり、飼い主に連絡を取ろうとするのだが……。元々は彼女が飼っていたものだし、見捨てたのかな?

・花園に幹が立つ/野澤佑季恵
第3話。部活動の見学をする。乗馬や着付けをする部があるのは、この学校ならではという感じ。遠野は将棋部に入ることを考えるが、各務さんに部活動の裏事情を聞かされる。やっぱり、この恋愛方面をどうクリアしていくかが、問題というかテーマになっていきそう。

・八百万黒猫速報/浅井海奈
第6話。捕まえた不知火を連行中に逃げられてしまい、黒井が追跡する。今回は間部のパワーがさく裂したのが良かったが、黒井は心理的な揺さぶりを受けたか。っていうか、不知火の逮捕に尺を割かないのか。

・いやはや熱海くん/田沼朝
第8話。熱海くんがいる足立家の様子を描いたショート3本立て。熱海くんがすっかり馴染んでいる様子が面白すぎる。あと、ゲームをやろうと誘った母親が、ゲームマスター?みたいなポジションをやっているのがなんか笑える。

・生き残った6人によると/山本和音
第25話。新メンバーのトモコ・アンダーソンさんは、千葉工大の教授。ゾンビの知覚を混乱させることにより、1階から食料を持ってくる。素晴らしい知識とテクノロジーを持っているが、デリカシーには欠ける様子。いきなり男女関係を混乱させる。明らかにビーストとは合わなそう。

・対岸のメル -幽冥探偵調査ファイル-/福島聡
第6話。葛西先生が語る、過去の出来事。公園での心中云々あたりからの等々力の言動が怖かった。そして、本当の真実が明らかになる。話としてのオチはついているものの、時効成立&探偵役が小学生ということで、スッキリ解決しないというのも事実。

・アビスアジュールの罪人/冨明仁
第21話。捕まったジョーは、マリアナ海溝に沈められる極刑を受けることに。雪やリュウは助けに向かうことを誓う。リンリンやアキラだけでなく仲間も増えたし、次回の救出作戦に期待したい。

・司書正/丸山薫
第11話。蔵書楼に忍び込んだ李肆は、適切に処理される。そして、前半部分では、キビが精霊を見ることができ、生き物に乗り移ることができる能力を持っていると明らかに。これは、司書正の中に入る展開があるのでは?

・ダンジョン飯/九井諒子
第90話。ライオスの身体を乗っ取った翼獅子は、迷宮を拡大しついに地上にまで到達する。そして“カッコいいモンスター”になってしまったライオスは……。手帳を回し読み → 「あの野郎!!!」の流れが最高だし。マルシルとカブルーが「自分のせいだ」と倒れるコンボも面白すぎる。

・恋の絶望行進曲/富沢未知果
第7話。アミの家庭環境の一端が明らかに。だから、特定の誰かではなく「みんなで楽しく」というコミュニケーションの取り方をしていたのか。

・あかねさす柘榴の都/福浪優子
第19話。ひとりで宮殿を歩き、むかしのことを思い出すアルバ。この「スペインに来てよかったか、日本に帰るべきでは」展開は、なかなか答えが出なさそう。

・ふしぎの国のバード/佐々大河
第51話。蓴菜沼編。ついにバードさんがアイヌと出会う。言葉も何も通じなかったが、ファーストコンタクトは好印象という感じ。でも、伊藤もアイヌ語はできないだろうし、もうひとり通訳が必要なのでは?

・先生、今月どうですか/高江洲弥
第24話。紫ちゃんの妹の千種も、未来視ができるように。そのことを知り、父親は……。本人がケロッとしているのが可愛くて良かった。佐久間家(というか母親の家系)、先祖代々この能力が使えたのか。

・帝都影物語/比嘉史果
第15話。皇嗣になることに相応しいことを証明するため、天皇にこれまでの慈善事業の成果を報告することに。その場に、秋宮のお付きだった白菊が人質のような形で連れてこられる。そのままアピールを続ければ……。さて、影はどうするかな。

・すききらい/宮本伶美
読み切り。食べるのは好きだが、トマトだけはどうしても苦手なJK。友達がそれを食べてくれる。でも、その友達も実は……というのが良い。

・インク色の欲を吐く/梅ノ木びの
第10話。スミザーズの店で朗読をはじめたメーベル。はじめはカーテン越しに声だけを聴かせたが、アイリーンとのふれ合いを経て考えを改める。舞台は成功したが、それはオーブリーが面白くない様子。ここにけて姉弟ゲンカが勃発か。

・かわいすぎる人よ!/綿野マイコ
第14話。おじさんとはぐれてしまったメイちゃんは、あるお姉さんと出会う。彼女は、メイちゃんがあこがれるアイドルのプライベートな姿だった。外見もだけど、それだけじゃなくて……というメイちゃんの言葉に、アイドルのマルちゃんが救われる展開が良い。

・夜の名前を呼んで/三星たま
第24話。アポロンという少年の治療を請け負っているカルトス。命を救うためには代わりに声を失わなければならず、そのことをカルトスは軽~く考えていたが……。後編で、なにかウルトラCを期待したい。

・峠鬼/鶴淵けんじ
第26話。三種の神器を投入して、不来巳を追い詰める東宮たち。そこに月から善も駆けつける。ひさしぶりの再会の喜びに浸る間もなく、妙は、不来巳と小角の関係性に確信を持つ。けっきょく善の願いを叶える問題も残っているし、やること山積みだな。

・希釈王/須川佳
最終話。自力で拘束を解いた富水が、辛也のパーティーに乱入。大暴れする。親父の顔の皮がめくれたヤツ、具体的には何をしたんだろう? このタイミングでの早期終了は、ちょっと残念。

・スパイゲーム A.D.1600/加藤清志
第7話。半蔵との対決を思い返し、眠れない壱波。三界の言葉で落ち着きを取り戻す。単行本発売のためか、8ページと短い。

・極東事変/大上亜久利
第25話。玄森のいる軽井沢の隠れ家に急襲をかける。この話らしい、壮絶な銃撃戦。砕花も派手に被弾してしまうが、逃げた玄森を追ったグラハムが……。近衛が背中で事切れたのを感じ取るシーンが良い。

・FOOLPROOF/久方標
最終話。未来に来た瞬と夜鷹さん。そこで分かったのは、夜鷹さんの能力を封じるためには記憶の完全消去が必要だということ。未来の瞬も若い容姿のままなので、別れのシーンを2回やっているみたいなのが、ちょっと面白かった。単行本は2月発売。こっちは大団円という感じ。

・瑠璃の宝石/渋谷圭一郎
第20話。旅館に宿泊。ナギさんが持ってきたドーナツ型の石の正体を探る。「温泉は石」という考えが頭の中に広がる見開きが素晴らしい。そして、話は進路のことにも。ナギさんや瀬戸さんも鉱石関係の仕事に就くことを真剣に考えているが、いっぽうルリは……。趣味として続ける道もなくはないと思うけど……。

・ナッちゃんはテンションで水深が変わる/中原ふみ
第10話。冬の日常を描いたショート3本立て。個人的には3本目が良かった。魚の能力を、はじめて前向きに使えた気がする。ハルちゃんが解説担当になっている。

・ウスズミの果て/岩宗治生
第9話。前回のことを受けて、鬱気味になっていた小夜。そこに、図書館の貸し出し本回収ロボットがやって来る。今回のことを受けて気持ちがリフレッシュしたというか、モチベーションを取り戻した感じかな。

・ヴラド・ドラクラ/大窪晶与
第35話。シュテファンはトランシルヴァニアの混乱を目論むが、ラドゥの横やりが入り状況は複雑化する。ハンガリー、トランシルヴァニア、ワラキア、モルダヴィア、オスマンと国同士の考えが入り組んでいる。そして、ヴラドとイリーナの従姉妹のジャスティナのロマンスも。みんな幸せになってほしい。

・みゃーは赤い屋根の上/にし楠
八咫烏杯受賞作。読み切り。転んだ拍子に、別世界に迷い込んでしまった主人公の女の子。暗い影から助けてくれたのは……。946ページの屋根の上のカットと、その後の見開きの楽しそうな感じが良かった。沖縄の風を感じる。

・蓮守/太田シズトキ
八咫烏杯受賞作。読み切り。食べると不死になり未来を見通す力を得ることのできる蓮を守る蓮守の一族。そこにひとりの占い師が侵入してくる。ファンタジーやアクションにいきそうな設定ながら、ほぼ会話劇のような形になってしまっているのが、少し残念。

・同居人-18℃/菅原詩穂
八咫烏杯受賞作。読み切り。引っ越した部屋には、雪女が備え付けられていた。まずは、桃を使ったシャーベットを一緒に作る。雪女が言葉を離さないタイプなのも良いし、このまま再登場してほしい。

・私は音楽になりたい/山野智也
八咫烏杯受賞作。読み切り。進路希望調査票に「音楽」と書いた生徒の話をある教師が聞く。「音楽家になりたい」「音楽を続けていきたい」ではなく、あくまでも「音楽になりたい」と言っているのが良かった。同じ気持ちが、次の世代に伝播するラストも良い。

・予告
次号は2ヶ月後の発売。黒猫、開花、インク色、極東事変、宝石、峠鬼、人魚、絶望行進曲、水深、影、司書正が掲載。戸川四餡の新連載が始まるほか、田口朋葉とトボの読み切りと、八咫烏杯受賞作が載ります。












ハルタ vol.100の感想
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テーマ:漫画の感想 - ジャンル:アニメ・コミック

  1. 2022/12/16(金) 17:42:38|
  2. ハルタ 91~100号
  3. | コメント:2

ハルタ vol.99の感想




ハルタ99号の感想です。





・殺し屋の推し/大島琳太郎
新連載。最強の殺し屋と闇社会でおそれられるエンドウ ワタルは、アイドルの皆星香李を推していた。絵は上手いし、キャラのバランスも良い。アクションもキレていて、香李を拉致ったマフィアを倒すシーンは、サイリウムを振って相手を倒す動きがバックで流れるろ~ゼシアの曲とリンクするタイプのヤツ(例:アキバ冥途戦争 第1話)だと思う。今後に期待大です。隔号連載です。

・生き残った6人によると/山本和音
第24話。3人を喪ったことで重たくなった空気を払しょくするために、ビーストがシャッフルコーデ対決を企画する。なんか、ビーストはラスト手前で死にそうな気がしてきた。そして、モールに新メンバーがやって来る。ゾンビの腕を身につけることで、襲われなくなるのか。

・山を渡る‐三多摩大岳部録‐/空木哲生
第30話。深夜の新宿で腹を満たしてから、バスを乗り継いで登山口へ。次回からいよいよ登山開始というところで、なにやら因縁がありそうなメンツが登場する。女がいてうらやましいくらいの軽い理由であってほしい。

・魔女のエデン/ゆめじ
第2話。前回登場した、植物と動物が融合したような存在、ケモノのオークがザクムたちを退ける。そして、ピリーは旅に出ることに。世界を周って植物の状況を見ながら、ザクムの追手と戦い……みたいな感じかな。

・煙と蜜/長蔵ヒロコ
第34話。文治を訪ねてきたのは、弟の兵治だった。姫子のときとも部下たちが相手のときとも違う、家族相手の顔が見れたのが良かった。軍人の兄が『文』で、民間人の弟が『兵』なのか。

・眩町怪診録/東もな
読み切り。吸血鬼による輸血パック盗難が問題となっているなか、病院に泥棒が入る。医者とボディーガード(兼家政夫)の関係性もいいし、脇でワイワイしている看護師2人のキャラもいい。このまま連載まで持っていけるのでは?

・対岸のメル -幽冥探偵調査ファイル-/福島聡
第5話。学校のプールにいた幽霊のウエノさんの無念を晴らすため、殺人犯を捜そうとする。小学校に犯人がいると考え、保健の葛西先生が怪しいと考える。先が読めない展開だったので、後編での解決に期待したい。メルちゃんは、不登校児だったか。

・花園に幹が立つ/野澤佑季恵
第2話。学園には、懇意になりたい相手とリボンを交換する風習がある。そこで、遠野・三枝・源のあいだで三角トレードする。源のネクタイ姿も良かったし、職員室に呼ばれたときのイマジナリー三枝も可愛かった。

・猫のまにまに/宇島葉
第14話。引き続きカワイイ勝負でクロちゃんに負けてしまう金子さん。身体を毛づくろいしまくる姿が可愛かった。

・夫の文通相手/古田青葉
読み切り。結婚式直前の妻が気になるのは、夫が15年も文通を続けている相手のこと。どんな人か確かめたくて直接会ってみることに。ネイルサロンや美容室で愚痴や不満を語るパートのテンポ感が良かった。結末も幸せな方向なのがグッド。

・キラキラとギラギラ/嵐田佐和子
第9話。わざわざ迎えに来てまで、ルルをモデルにして絵を描こうとする平等院。けれども、上手く描くことはできないまま。そんなときに、禅くんの描いたルルのスケッチを見つけてしまう。ここからケンカ方面に行くのか、教えを請う方向に行くのか。

・先生、今月どうですか/高江洲弥
第23話。以前、紫ちゃん相手に玉砕した熊野のことを好きだという田口さん。紫ちゃんと芹ちゃんが、恋の悩みを聞く。意外と効果あるんだな、寝言作戦。

・ダンジョン飯/九井諒子
第89話。首がつながったライオスの身体は、すっかり翼獅子に乗っ取られた状態に。ミスルンに襲われるものの、ここで召喚したモンスターが……。ライオスの妄想力が最悪の形で実現してしまった。でも、動物学的にキチンと動かないのでは?

・ハクメイとミコチ/樫木祐人
第98話。トレモさんの古着屋に訪れる、様々な人たち。こうやって見ると、ファッションがテーマの別作品を描いてもいいくらいのレベルだと思う。旋毛丸のサングラスがヒット。

・希釈王/須川佳
第9話。富水暗殺作戦を考えるものの、まったく妙案が浮かばない辛也。しかし、富水がほかのエルフと違うことを知り、突破口を見出す。そして、次回の辛也の若頭就任式で、解体ショーが行われるとのこと。逆にブチ壊しになりそう。

・クプルムの花嫁/namo
第26話。寝食を忘れて仕事に打ち込む修。心配したしいなは、手作り弁当を届ける。細かいツッコミだけど、しいなは包丁だけを左手で使っている。

・ホテル・メッツァペウラへようこそ/福田星良
第22話。ファビーのことをクリスマスに誘おうとする同僚のイルッカ。こうやってホテル外の人の話も広がっていってほしい。いつかイルッカとジュンが顔を合わせるときが楽しみ。

・熱を帯びるベール/東金桜
読み切り。親友が結婚式で身につけるベールを編むことになった主人公。描かれるベールの描写すべてに力が入ってい美しいのに、そこに込められた思いのドス黒さとのギャップに息が詰まる。

・ウスズミの果て/岩宗治生
第8話。すべての人の埋葬が終わったあと、トミネさんが小夜に博物館を案内する。たしかに積み上げた歴史が、すべて無に帰してしまうっていうのは、なかなかにヘビーな現実か。それから、小夜の正体も明らかに。メカではなく、バイオのほうだったか。

・いやはや熱海くん/田沼朝
第7話。足立が前に好きだったという、諏訪さんと出会った熱海くん。そこから、いろいろと考えが飛躍してしまう。辻くんとのしりとりシリーズ、夏休みの間は恒例にしてほしい。

・夜の名前を呼んで/三星たま
第23話。ミラから料理を教わるバラン。しかし、家に行く前にカップ君の秘密を目撃してしまう。ここのライバル?関係は、このまま続けていってほしい。トビラのバランさん、お玉から直接いったら火傷すると思う。

・ねんどの子/多良見かな
読み切り。会社をサボって動物園に来た主人公は、謎の女の子と出会う。その子の天真爛漫さ、豪快な変身など、見ていて楽しくなる描写が盛りだくさん。本来の用途(建築補助)で活躍する様子が、逆に思い浮かばない。

・スパイゲーム A.D.1600/加藤清志
第6話。壱波たちをこの世界に呼んだ『極体』の解説。服部家秘蔵の品ということで、これ以上の詳細は明かされないか。そして、家康はすでに戦車や戦闘機も召喚していた。でもストーリー的には、半蔵正就と決着をつけるのが当面の課題か。

・珍獣のお医者さん/二宮香乃
第5話。今回はウサギ。爬虫類などにくらべれば扱いやすいかと思われたが、実は厄介な相手なのだという。何事も度が過ぎれば……ということか。回復したあとのモッチーの表情がカワイイ。

・かわいすぎる人よ!/綿野マイコ
第12・13話。2話掲載。1本目は、おじさんに手作りの服をプレゼントしようとするメイ。2本目は、メイのまわりの人間関係をうらやむ堀田さん。そこで変に意固地にならないあたり、堀田さんもいい人なんだよ。

・山粧う/朔本美津妃
読み切り。学校行事で山に登っても、メイクに夢中の女子。そこから山が色づく展開の前の、無言のキツネのコマが、なんかいい。

・FOOLPROOF/久方標
第12話。夜鷹さんが未来からやって来た経緯が明らかに。夜鷹さんにとっては過去でも、瞬たちにとっては未来の出来事という扱いが上手い。これで万事解決かと思われたが、まだやることがある様子。タイムパラドックス的なことは大丈夫なの?

・からすの宝飾店/壱橋ロク
読み切り。詐欺師まがいの男が迷い込んだのは『誰かが忘れた物』を装飾品にしたものを売っている店だった。そこで男は、祖母から託されたブローチが売られているのを見つける。自業自得系ブラックコメディとして、なかなかのレベルだと思う。再登場に期待。

・ふしぎの国のバード/佐々大河
第50話。函館編Ⅲ。買い出しに来た伊藤とバードさん。そこで、ヘンリー・シーボルトと出会う。アイヌの文化に興味のある者同士意気投合した2人だったが、シーボルトのほうが日程的に先を行くことを知り……。それでも…と、すぐに気持ちを切り替えるバードさん、さすがのタフさ。

・涙子さまの言う通り/山本ルンルン
第7話。犬養家と連絡が取れなくなったが、それでも調べ続ける沢渡。涙子は本名じゃなかったのか。そして、姿を消していた先輩の武田が死体で発見される。その死に方は、話に聞いた犬神の作り方に似ていて……。いったい、何が起きているのか?

・セロリダンゴ/池袋万里
読み切り。村祭りを前に、騒がしくなる村。タイトルのセロリダンゴも重要なアイテムではあるんだけど、同じくらい星の飾りがストーリーに関わってくるし、前半では少年、後半では入院中のドミニクとメインになる人物も変わってくるし、なんか焦点をしぼり切れなかった印象。

・あかねさす柘榴の都/福浪優子
第18話。グラナダのランドマークである、アルハンブラ宮殿を観光する。ナツがスペインにとどまるのか、いつか日本に帰るのか。っていうのが、課題のひとつってところか。

・虎は龍をまだ喰べない。/一七八ハチ
第17話。2頭は、長生きの亀と出会う。そこで、虎の寿命を延ばす方法を聞こうとする。亀、動物状態では巨体なのに、人間状態では小柄になってしまうのか。

・ことり文書/天野実樹
第22話。動物園に来た、小鳥と白石。そこで出会った山本レイナちゃんと一緒に、小鳥が迷子になってしまう。レイナちゃんは、頑なに否定するが……。小鳥がお姉ちゃんしているのが(本人がどれくらい意識していたかは分からないが)、新鮮で良かった。

・さよなら、プリンセス/松崎まどか
読み切り。王子と結婚したある女性が、国のことを思って離婚を切り出し、実家に帰って来る。この女性が誰なのか?というのが後半になってわかる構成が見事。靴を忘れたのも「わざと」と言い切ったのが良かった。

・朝焼けの色/岩宗治生
読み切り。変な時間に目を覚ました主人公は、早朝の街を散歩する。龍の見開きの迫力は圧巻。この作者は、人のいない世界が好きなんだな。

・ヴラド・ドラクラ/大窪晶与
第34話。なんとかヴラドに手を貸したいシュテファンだが、小国モルダヴィアではできることが限られている。それでも、ヴラドからの密書を受け取り、打って出ることに。ヴラドは囚われたままだが、久々にスカッとした勝利を見た感じ。

・予告
次号は、記念すべき100号で連載陣が大集合。様々な特典企画もあるようです。
















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  1. 2022/11/15(火) 18:35:48|
  2. ハルタ 91~100号
  3. | コメント:2

ハルタ vol.98の感想







ハルタ98号の感想です。





・魔女のエデン/ゆめじ
新連載巻頭カラー。他の生物から略奪する人間を嫌い、植物が姿を隠してしまった。例外は、植物の声を聞くことができる魔女だけ。という世界観。まだ半人前の魔女ピリーは祖母(?)トゥラの身を案じ、街に薬を買いに行くのだが、そこで知り合ったザクムという男に魔女だということを打ち明けてしまったことから、最悪の事態を招くことに。植物と一緒に他の動物も姿を消しているので、この世界の人は何を食べているんだろう?

・煙と蜜/長蔵ヒロコ
第33話。連載再開。トビラの『文治の靴の上に乗って歩く姫子』だけでも最高なのに、そこから『靴に乗った分顔が近づいたのでチュー』→『逃げる姫子を追い越し抱きかかえる文治』と、キュンキュンするシーンの畳み込み方が素晴らしい。でも、文治が口ずさんだ歌の歌詞と最後のページの椿の花が、不穏な未来への伏線という感じか。

・先生、今月どうですか/高江洲弥
第22話。住人たちの悩み事を聞いていたら、四十万先生にお弁当を渡すという自分の目的が……。むしろ四十万先生に関するグチを聞いてほしいのは、紫ちゃんのほうだろ。

・帝都影物語/比嘉史果
第14話。次期皇嗣を決める会議にて、春宮ではなく冬宮を推す声が強まる。冬宮と春宮の仲はもともと悪かったけど、皇嗣争いの裏で糸を引いているのは、祖母だったのか。

・開花アパートメント/飴石
第2話。藤は、魅惑的な声をした電話交換手のことが気になり、真といっしょに捜すことに。同様の依頼を受けていた東条には、その正体が分かっていた。ミステリではあるんだけど、まだ話の方向性がつかめない。

・ホテル・メッツァペウラへようこそ/福田星良
第21話。バーナネン兄弟をメインに、なぜジュンに大量のプレゼントが届いたのか?という話。見た目とかはバラバラなんだけど、不思議と息が合っているな。この兄弟。

・八百万黒猫速報/浅井海奈
第5話。ゴゼが妖魔なのではなく、吐き出す糸(を生み出すカイコ)のほうが妖魔だった。ふすまの向こう側で、影絵のようになる演出が良かった。でも、直接攻撃力のない小さな相手に黒井が苦戦したのが、ちょっと意外だった。

・花園に幹が立つ/野澤佑季恵
新連載。名門女子高が共学化される。が、男子生徒は主人公の遠野幹ひとりだけだった。女の園での、立ち振る舞いの難しさが描かれる。初回ということもあってか、あいさつにテーマをしぼったのはいい判断。253~254ページで描かれた子が、ラスボス的な立ち位置かな?

・夜の名前を呼んで/三星たま
第21話。ステラさんに誘われ、夜の散歩(空飛ぶバイク)へ。途中まで、~という夢でした。っていう展開かと思ったので、月光ボタルの見開きで余計に驚いてしまった。カプリ(カップさん)への手紙もいい感じ。

・アビスアジュールの罪人/冨明仁
第20話。リンリンの手を借り、脱出をはかる。リンリンのパワーがあれば簡単かと思われたが、そこにマヤが立ちはだかる。こういう誰かが残って誰かを逃がしてっていう状況になると、また助けに来なきゃいけないからな……。リュウと雪だと厳しい部分もあるだろうし。

・司書正/丸山薫
第10話。蔵書楼の外側で働く、李肆という男が登場。彼は仕事が面白くなく不満を持っていた。そんなときにキビに興味を持ってしまい……。どんな罰が下ることやら。

・瑠璃の宝石/渋谷圭一郎
第19話。トパーズ採集に行く途中で、鍾乳洞に立ち寄る。なんとなく長い年月をかけて出来上がったことは知っていたが、さらに内部から搬出した土にも見るべきものがあるというのは勉強になった。

・あの子は藪の中/今東ともよ
読み切り。暴力的で周囲から浮いていた合田君と、ふとしたことから打ち解けた生野さん。しかし、夜にバッタリ会ったときに声をかけたら、やっぱり怖い人で……。その理由の明かし方が、なかなかに衝撃的だった。ツチノコをここまで正面から描いたというのも、なかなか珍しいのでは?

・ダンジョン飯/九井諒子
第88話。ライオスが迷宮の主の役割を肩代わりする。そこで『悪魔のいない平和な世界』を願えば万事解決という目論見だったのだが……。ライオス、こういうマインドゲームにむいてなさすぎる。イヅツミが“本職”の凄みを垣間見せたのも良かった。

・ことり文書/天野実樹
第21話。白石が風邪で寝込んでしまう。小鳥は水を用意したり布団をかけたり精一杯看病しようとするのだが……。小鳥が自分の未熟さを理解し成長する話は、もれなく面白い。あと、メイドたちはみんな休みだったの?

・がんばれ狼使い魔くん!/森野鈴鹿
読み切り。「自分は猫派だった」という理由で使い魔をクビになってしまった狼。ほかの魔女に拾われるが、また捨てられるのでは?と疑心暗鬼になってしまう。この作者特有の獣人描写は相変わらず高レベルだし、新しい雇い主の鱗の魔女が“スッピン”を見せるシーンも最高だった。2人の関係性も良いし、このまま連載していただきたい。

・ウスズミの果て/岩宗治生
第7話。博物館に来た小夜。恐竜の化石の標本が描かれた見開きが印象的。彼女はそこで、トミネという生き残りの人間と出会う。そして、彼がやっていることを手伝うことになる。普通にいい話で終わると思うが、生きがいをなくした男がどうなるのか?というのも気になる。

・虎は龍をまだ喰べない。/一七八ハチ
第16話。虎がじゃれて龍の鱗をはがしてしまう。という内容のショート。龍の最後のセリフの意味が、ちょっと分からない。

・極東事変/大上亜久利
第24話。参謀の子供を無事に連れ帰った砕花。近衛の帰還シーンも、あんまりウェットになりすぎなくて良かった。そして、玄森が潜伏しているらしい軽井沢に向かうことに。マイとグラハムのやり取りといい、クライマックスが近い気がする。

・インク色の欲を吐く/梅ノ木びの
第9話。娼婦まがいの恰好で朗読をして、人気を博すシェヘラザード。貴族と結婚することとなり、新しい生活に胸を躍らせていたのだが……。その店に新しく語り部としてやって来たのは、メーベル。これは、オーブリーがなにか絡んでいるのか?

・スパイゲーム A.D.1600/加藤清志
第5話。壱波vs服部半蔵。激しい戦いの中で地図を暗記するという件が、この作者らしいケレン味にあふれている。そして伊賀忍者が総動員されるということで、戦力差が半端ないことに。

・メロとトマ/夏町燕
読み切り。トマに天使の羽根をむしり取られていることに怒るメロ。でも、その利用方法を聞いて納得していたのだが……。さすがに天使の輪がないことには気づきなよ。

・キラキラとギラギラ/嵐田佐和子
第8話。うっかり1時間早く登校してしまったルル。そこで『美術室の魔術師』と呼ばれる平等院秀樹と知り合い、彼のモデルをすることになる。絵柄が違うので、上手く絵にすることができない。という方法論が面白すぎる。

・猫のまにまに/宇島葉
第12話。田中クロフォードにバイトの座を奪われてしまった、金子さん。ハシラを見ると、次回で自分の有能さを証明するみたいだけど、普通に別の話をやっている気もする。

・われどもわれども/三月病
読み切り。ついに、魔王と勇者が直接対決する! しかし、動きやセリフまでことごとくカブッてしまうのだった。鎖鎌のところは笑ったけど、振り回すのは分銅のほうじゃない?

・峠鬼/鶴淵けんじ
第24話。不来巳が未来人であることが確定。過去を変えるために、東宮に皇子を降り仙人になるように勧める。その思惑は……。これは、かなり時系列が入り乱れた複雑な話になっていきそう。妙のところに現れたのは、誰だ?

・人魚岬の怪/重里育吹
読み切り。人魚伝説のある観光地へ行こうという娘の話を無下に却下した男は、“もうひとつの家庭”へ。そこの息子も、同じ場所に行きたがるのだった。因果応報的なオチと、子供の笑顔と親の絶望顔のギャップが良い。

・かわいすぎる人よ!/綿野マイコ
第10・11話。2話掲載。おじさんの友人の戸塚智也が登場。ブレイク間近の俳優の彼は、学生時代からおじさんと仲が良かった。メイちゃんとも打ち解け、いっしょにカレーを作ったりする。おじさんの苦労が分かる存在というのも貴重なんだろうな。

・ナッちゃんはテンションで水深が変わる/中原ふみ
第9話。前髪を切りすぎたり雨に降られたり、不運なことに立て続けに見舞われるナッちゃん。今回は、魚たちがコマの外までハミ出していたのが、いい演出だと思った。

・ハクメイとミコチ/樫木祐人
第97話。ミコチが拾ってきたぐい呑み。勝手に動いたり、夜中に鳴き声を上げたりといった怪現象にハクメイが悩まされる。謎解きから、ちょっとシンミリとしたオチへと、あまりないタイプの話が新鮮で良かった。

・本を葬送る/児島青
読み切り。古本屋を営む男が、亡くなった男性の蔵書を買い取ることに。本の山を見ることで、会ったことのない人となりを推しはかるシーンが素晴らしい。特に777ページの「ああ……見えなくなる……」からの一連の流れが最高。この人は前作も素晴らしかったし、今後も応援していきたい。

・FOOLPROOF/久方標
第11話。ついに夜鷹さんが、記憶を取り戻す。まぁ未来から来て、超能力が使えるように実験をくり返され……っていうのは、予想の範囲内かな。ただ、夜鷹さんの心理ダメージは想像以上に深い様子。これに対し瞬がどうするかか。

・恋の絶望行進曲/富沢未知果
第6話。アミから距離を取るレイ。メンタルが限界になったところで、まみ先生に話を聞いてもらうのだが……。アミが狂気を出してきたことで、攻守が逆転したような雰囲気があるがどうなるか。

・イツキちゃんの思いつき!2/御名原雅
読み切り。93号に掲載された作品の続編。前回、祠に封じられた尾茂だが無事に脱出。電車待ち中に花形と都市伝説について話す。思いつき!で済まされるような事態ではない。

・生き残った6人によると/山本和音
第23話。海さんは、死に場所を探して海へ。怨念のようなものがヒシヒシと感じられる最期だった。なんとか平坂も助けにくるのだが……。これで3人脱落。残りは4人なので、最低2人の追加メンバーが登場するってことか。

・雛森家のはいから四姉妹/綾城まめ
読み切り。四姉妹の末っ子を着飾って遊ぶ姉たち。三女は「自分は……」と遠慮するが……。妹の行動が、とてたま。

・ジラソウル -ゴッホの遥かなる道-/沼野あおい
最終話。キュビズムを確立させていくピカソ。美術の悪魔との対決も、ひまわりのシーンなど迫力たっぷりだった。単行本は12月に発売。続編も決定しているとのことです。

・クプルムの花嫁/namo
第25話。抽象的な注文を受けた修は、さまざまな「ちょうどいい」を探す。自然とのろ気るようになっているじゃないか。

・あかねさす柘榴の都/福浪優子
第17話。アルバがめずらしく、夜にリタのバルへ。様々な人から、ナツとの関係を誤解されているのが面白い。一杯注文すると一皿出てくるのは、いいシステム。

・いやはや熱海くん/田沼朝
第6話。カミングアウトして以降、辻との関係性がギクシャクしてしまっている熱海くん。モヤモヤしていたが、上手く仲直りできてよかった。それから惚れっぽいといっても、誰でもOKというわけではないんだな。

・シャッター街のさくら姫/宮本伶美
最終話。ポスターのラフを作った一条君。それをデザイン事務所に見込まれ、東京に行くことに。最後は、一条君と桜田さんの関係にしぼったのは良かったと思う。

・予告
次号は、山を渡る、ドラクラ、バードさん、希釈王、珍獣のお医者さん、対岸のメルが掲載。大島琳太郎の新連載が始まるほか、東もな、池袋万里、壱橋ロク、多良見かな、東金さくら、古田青葉の読み切りが載ります。















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  1. 2022/10/15(土) 19:35:22|
  2. ハルタ 91~100号
  3. | コメント:2

ハルタ vol.97の感想





ハルタ97号の感想です。





・生き残った6人によると/山本和音
第22話。海さんが、雫さん“だけ”を乗せて車を発進させる。愛の逃避行じゃなく……という動機が意外だった。ショックを受ける梨々に対する入江の『否恋愛論』もカッコよかったし、ラストの平坂の行動も良かった。

・ことり文書/天野実樹
第20話。執事を入れ替えての行動。小鳥が、本人ですら気づいていなかった中島の気持ちを推測する。小鳥の天真爛漫さがいい方向に作用した感じ。反対に、白石はずっと蚊帳の外だったような。52ページの「え?」が最高。

・山を渡る‐三多摩大岳部録‐/空木哲生
第29話。食料選びのシミュレーションやパッキングの練習など、夏合宿の準備をする。大がかりな登山となると、ここまで準備に時間を割かなければならないのか。いよいよ次回から、合宿がスタート。ペットボトルの水を頭からかぶる加賀がカワイイ。

・ハクメイとミコチ/樫木祐人
第96話。アサトが居酒屋で、ハクメイとバッタリと出会う。そこでイワシの悪口を言おうとするのだが、なぜか好感度を上げるような内容になってしまう。オチのつけ方も良かった。

・猫のまにまに/宇島葉
第12話。身体がガチガチの真田尾さん。そこで金子さんが、猫式ヨガを伝授しようとする。勢いはあるが4ページしかない。

・先生、今月どうですか/高江洲弥
第21話。不破さんの趣味のキャンプに、紫ちゃん、妹の千種、四十万先生が同行することに。未来視では満天の星空だったのだが空模様が……。ひさしぶりに紫ちゃんの未来視がフィーチャーされた印象。ラストの笑顔も良かった。

・腹話術の哲人/西公平
読み切り。ゴミ捨て場で拾ったのは、生きた腹話術人形の すず だった。哲人は実家の演芸バーを盛り上げるためにステージに立つ。何よりもすずのキャラクターがいいし、哲人との掛け合いも最高。このまま連載まで持っていけそう。

・珍獣のお医者さん/二宮香乃
第4話。爬虫類保護団体の山田さんのところへ往診に行く。そこで神無は、ワニの口を保定することに。爬虫類の飼育頭数の実数とか勉強になることも多かったが、亀の安楽死は冷凍庫に入れるっていうのが、いちばんの衝撃だった。

・ジラソウル -ゴッホの遥かなる道-/沼野あおい
第2話。オリビエという女性と出会ったピカソ。彼女をモデルに絵を描くが、思うようにいかない。まだ個人的にストーリーがしっくりこない。猫?のキャラデザもどうとらえたらいいのか。

・キッサコ/児島青
読み切り。仕事をズル休みしてしまった女性。不思議な子供に誘われて、路地裏の民家で煎茶をいただくことになる。これがデビュー作とは思えないほど絵も演出も達者だし(257ページあたりからの演出が最高)、茶器やお茶の歴史の解説も丁寧。ラストのファンタジーのトッピングも見事。これはスゴイ才能なのでは?

・キラキラとギラギラ/嵐田佐和子
第7話。神社で雨宿りすることになってしまったルル。そこには、禅くんもいた。禅くんが読んでいる本から察するに、この世界には異世界があるってことでいいのか?

・FOOLPROOF/久方標
第10話。廃ビルに逃げ込んだ夜鷹さんを追って、瞬が到着。優しい言葉をかけ、告白する。能力も制御できるようになって一件落着的な感じだったけど、もっと本質に切れ込んでいくのか。

・ⅮⅩお姉さん/家路ゆこさ
読み切り。ⅮⅩはデジタル・トランスフォーメンションの略。シニア層ばかりの中小企業のデジタル化を推進させるため、敏腕の松久さんが派遣される。パイナップル農園からのマンネリくんも悪くはないのだが、まじめにⅮⅩを進める話を読んでみたかった気もする。

・スパイゲーム A.D.1600/加藤清志
第4話。三界が、改造手術により光学ステルス機能を備えていることが発覚。単に対忍者というだけでなく、スパイ組織の思惑みたいなことも考えていかなければならないのか。

・ダンジョン飯/九井諒子
第87話。何物でもなかった何かが、少しづつ経験を積み重ね悪魔へとなっていく過程が描かれる。アオリに『最後の戦い!』と銘打たれてしまったし、完結は近いということか。

・クプルムの花嫁/namo
第24話。友人の一言で、賞狙いの銅器を作ろうと考える修。今回は、しいなとの会話で最近の銅器のお勉強回といったところ。大根を色付けに使ったりするのか。

・いやはや熱海くん/田沼朝
第5話。花屋でバイトしている男性のことが気になる熱海くん。少し話すくらいで満足していたのだが……。惚れっぽいと、こういう終わり方もあるか。あと、足立家との交流がずっと続いているのが良い。

・ハルタビギンズ
ここからの8本は、8人の作家による8ページショート読み切り企画。こういうコンペ的なもの、たまにあっても面白いかも。八咫烏杯といい、ハルタは8が好きなのか?

・おしがみさま/山田果苗
読み切り。さらわれてしまった推している神を、仕えている男が救出に向かう。神様の髪の感じが良い。

・奉天のガクリョウ/越谷美咲
読み切り。陸軍学校入学早々に暗殺されそうになる張学良。8ページにしては、扱うテーマが大きすぎたような。

・いとしき色模様/綾城まめ
読み切り。大正?時代。着物の図案デザイナーの男は、蝶の依頼ばかりで困っていた。8ページのなかに見開きを入れる構成の大胆さ。

・異種婚のススメ/佐伯よしはる
読み切り。エルフは教会で結婚式をしたいが、新郎がゾンビなので……。ウェディングプランナー(魚人)が妙案を思いつく。「神など死ねばいいのです」は、最高のセリフ。

・桜獄のアリス/御名原雅
読み切り。闇夜をうごめく魔と対決する旦那、嬢ちゃん、猫の3人組。アクションの迫力があり、描きたいものを描くのに振り切った感じ。

・東京ポルノグラフ/浪川修作
読み切り。仕事帰りに映画館に入ったら、上映していたのはロマンポルノでした。女優と課長をオーバーラップさせるのも良かったし、同じ設定でもう1本読んでみたい。

・ユキノシタの花/犬島ななこ
読み切り。雪道を歩く、兄妹。この2人の絆が描かれるのかと思ったら……。4ページ目からの転調が見事。

・アウトサイド・ザ・スクリーン/佐藤宮
読み切り。顔はいいが、性格は最低な俳優に振り回されるマネージャーの女性の苦労。487ページの表情が最高。

・対岸のメル -幽冥探偵調査ファイル-/福島聡
第4話。河原にいる少年の幽霊・ヤドカリ君の願いを聞き、殺人犯に接触する。507ページあたりから、犯人が真相を告白してからの空気の変化の仕方にゾクリとさせられる。話の中に登場した友人が、今後の敵という感じか。

・ふしぎの国のバード/佐々大河
第49話。八甲田山編。マリーズを主役に据えた過去エピソード。八甲田山に新種の樅の木を探しに行く。ヘビに噛まれたりクマと戦ったり、バードさんではできないハードな内容が印象的だった。

・シャッター街のさくら姫/宮本伶美
第14話。猫谷さんに背中を押され、一条君が桜田さんに告白する。次回が最終回とのこと。今回は、ちょっと絵が荒れていたような。

・ストレンジハウスの子供たち/徳留圭秋
読み切り。壺を被った女の子、目隠ししたウサギ?、ダンディな犬の3人が暮らす屋敷。そこでは様々な不思議なことが……。628ページなどの一枚絵は印象的なのだが、ストーリーが上手く飲み込めなかった。シュール系なので、そこまで気にしなくてもいいんだろうけど。

・あかねさす柘榴の都/福浪優子
第16話。秋から冬にかけての日常の様子を、オムニバス形式で。3本目の焼き栗の話が良かった。食べたくなる。

・ヴラド・ドラクラ/大窪晶与
第33話。ハンガリー王マーチャーシュの、心変わりの経緯。そして裁判によって、ヴラドの終身刑が言い渡される。髪やヒゲが伸び放題になってしまったヴラドの姿が衝撃的だった。このまま終わってしまうかと思われたが、ヴラドの心は折れていなかった。なにか挽回の策はあるのか?

・貴方とのアイル/安音十なつ
読み切り。家中のパンツを盗まれたので、ノーパン登校した浅神。スカートめくり常習犯の神崎が犯人だと目星を付ける。全体的に見ればそこまで悪くないのだが、もう少し上手く状況の整理ができたような。屋上が2カ所あるの?とか、細かいことが気になってしまった。

・夜の名前を呼んで/三星たま
第21話。先生の一日。わらしべ長者的な展開も面白かったが、ラストのミラの言葉にやられた。過去の自分と現在のミラの対比も上手い。

・かわいすぎる人よ!/綿野マイコ
第9話。夏祭りの縁日へ。こういうのは、慣れないゲタで……みたいなのが定番かと思っていたら、まさかおじさんのほうにトラブルがあるとは。母娘のオーバーラップも良い。

・ウスズミの果て/岩宗治生
第6話。シェルターに到着した小夜。そこは多くの人が生活するのに十分な環境を整えていたのだが……。今回は、かなりアクションに力を入れた印象。丑三は主人公の苗字かと思っていたけど、製造会社の名前だったのか。

・希釈王/須川佳
第8話。ヤクザの万願寺辛也が登場。コイツがケルベロスの件に関わっていることが明らかになり、さらにその余波を受けて動物保護をするはめになった女性エルフが登場する。なにか、大きなストーリーが動き出した印象。富水は、あつ善という名前だったのか。

・ようこそにんげん/しりもと
最終話。日向が引っ越してしまうことに。夏休みに、コハルらが会いに行こうとするのだが……。人間の街に入ってからの展開が、ちょっとブラックな感じで意表を突かれてしまった。単行本では、追加の書き下ろしもあるかな?

・涙子さまの言う通り/山本ルンルン
第6話。再び犬飼邸を訪れる猿渡。なんとか涙子に揺さぶりをかけようとする。明言はしないものの、2人の対決宣言でも行われるのかと思っていただけに、867ページのセリフが衝撃的だった。逮捕じゃなくて、そういう幕切れになるのか?

・俺のメシがマズい!/高橋夏臣
読み切り。堅物研究者の男の悩みは、自分の作る料理がマズいこと。知り合いの調理師の女性を呼び、問題点を探してもらう。ハッキリとした答えを出さないのが、逆に良かった。同じ設定で続編に期待したい。

・ホテル・メッツァペウラへようこそ/福田星良
第20話。ジュンのおかしな様子を見て、アードルフが若いころのことを思い出す。クスタとの関係性は、ここから始まったのか。2人は、付録の『ロマンスグレー・フェローズ』に載っていてもおかしくないカッコよさ。

・虎は龍をまだ喰べない。/一七八ハチ
第15話。鷲の姉弟は、むかし龍の肉を食べたことがあった。しかし、その影響で……。龍の肉は、劇薬みたいなものってことか。結果的に、白麗が碧童を食べないのも正解なんだな。

・予告
次号は、黒猫速報、開花アパートメント、インク色、極東事変、瑠璃の宝石、峠鬼、アビスアジュール、絶望行進曲、水深が変わる、影物語、司書正が掲載。『煙と蜜』が連載再開。野澤佑季恵とゆめじの新連載が始まるほか、児島青、今東ともよ、三月病、森野鈴鹿の読み切りが載ります。












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  1. 2022/09/16(金) 04:55:49|
  2. ハルタ 91~100号
  3. | コメント:2

ハルタ vol.96の感想






ハルタ96号の感想です。





・ハクメイとミコチ/樫木祐人
第95話。カーネリアンの舞台のチケットを、お客さんに譲ってしまったジャダ。その話を聞いたハクメイ&ミコチにうながされ、本番当日にチケットを探し求めることに。ジャダが受けに回っているというか、常に自分のペースを保てていないというのが新鮮で良かった。けっきょく、顔パスで行けた気もする。

・開花アパートメント/飴石
新連載。大正時代。あるアパートに引っ越してきた藤という名の翻訳家。彼の師匠はベストセラー作家であったが、完結目前に亡くなってしまう。そこに隠された秘密とは……? 探偵の東条が、この件を解き明かしていくのか? それとも、彼がストーリーテラー的に住民たちと触れ合っていく形になるのか? 隔号掲載です。

・虎は龍をまだ喰べない。/一七八ハチ
第14話。竜が虎を乗せて空を飛ぶ。78~79ページなんて、完全に事後の会話じゃないか。お互いの名前を呼び合ったし、関係性が一層深まった感じか。

・キラキラとギラギラ/嵐田佐和子
第6話。禅が籠る山に来たルル。しかし、あやまって川に流されてしまう……。禅も転校当初は、世界観?の違いに苦労していたんだな。展開も話数的にも、この話までが第1巻収録って感じか。

・ダンジョン飯/九井諒子
第86話。祝!アニメ化決定! 迷宮の主を辞めようとするマルシルだが、怒りのフラメラに無理だと否定されてしまう。そこでライオスが提案した代案は……。概念的な存在と思われた悪魔をプロファイリングするシーンはシビれた。モンスターたちが合体した巨大翼獅子の見開きは、圧巻。

・猫のまにまに/宇島葉
第11話。2人で動物園へ。金子さんの動物に対する判断基準が面白い。真田尾さんの見る夢は、やっぱり仕事のストレスなのかな。

・ホテル・メッツァペウラへようこそ/福田星良
第18話。これまでの育ち的に、クリスマスに何をプレゼントしていいか分からないジュン。ご近所さんのアドバイスから、その方向性が決まる。フィンランドなので時期的なことは分かりにくいが、今から編み始めてクリスマスに間に合うのか?

・アビスアジュールの罪人/冨明仁
第19話。医者から失敬したカギを使って、変身薬のラボに潜入したリュウ。そこで出会ったのは……。一気に状況が動いた感じ。これで、リンリン派vsハルジオン派の権力争いみたいな感じになっていくのかな。次回から、隔号連載です。

・スパイゲーム A.D.1600/加藤清志
第3話。寺に身を寄せた壱波たち。さっそく襲撃を受ける。スパイvs忍者というのはシンプルに燃える構図だし、徳川の世なのでこの勢力が動いているのも当たり前ってことか。

・デリバリー地獄/志波由紀
読み切り。デリヘルかと思って電話したら、赤鬼が来て罰を与えられました。デリバリー地獄なので~。というコメディかと思っていたら……。273ページからの転調は、かなり予想外だった。だから、半引きこもりだったのか。こういう終わり方も、なかなか珍しいのでは?

・極東事変/大上亜久利
第23話。参謀の子どもたちを救出に来た、砕花と近衛。しかし、ソコロフによって火を放たれてしまう。本編中でも言われているけど、近衛のほうが変異体よりよっぽど不死身の兵士だと思う。あと、326ページのソコロフを刺したときの効果音、『ずッ』ってことでいいのかな?

・峠鬼/鶴淵けんじ
第24話。ある村では、とても慕われている不来巳。しかし、実際のところは……。という展開からの、346ページに度肝を抜かれた。妙の表情も、このマンガでは珍しい表現。そして、小角と不来巳の関係にある疑問を持つ。実は、師匠じゃなくて……ってことなのか。

・インク色の欲を吐く/梅ノ木びの
第8話。新雑誌を創刊し、仕事が順調なオーブリー。しかし、こんどは打って変わってメーベルのほうが上手くいかなくなってしまう。オーブリーは、こういうところまで気が回らなさそう。

・生き残った6人によると/山本和音
第21話。祝! ドラマ化! 脱出の準備が進む。そんななか、雫さんは不倫のことなどを梨々に語る。それを聞いての梨々のリアクションが主人公していて最高だった。これで雫さん(と平坂)は残留派ということになったが、海さんが黙っているわけがないか。

・ようこそにんげん/しりもと
第9話。花火大会。ひとりだけ塾に行って、おくれて合流するカメ君が印象に残った。トビラのボールすくいのヤツは、なんだか気持ち悪かった。次回が最終回です。

・八百万黒猫速報/浅井海奈
第4話。口から繭を吐くというゴゼの調査に行く黒井。簡単に祓えるかと思われたが……。なんか、黒井のキャラがちょっと変わったような。

・瑠璃の宝石/渋谷圭一郎
第18話。ふたたびサファイアの採取地に来たルリたち。そこで母岩の調査をすることに。相変わらず、ルリが目当ての鉱物を発見するシーンは息をのむ美しさだし、そこから「石の先が やっと視えた気がする」の見開きまでの流れが最高。ナギさんも帰国したし、次回から新章に。

・司書正/丸山薫
第9話。宮廷内の権力争い。彭太監は息子を失った悲しみに暮れる蓉香妃に見切りをつけ、冷遇されている蘭正妃にすり寄る。ただ、物語的な本命は息子の卾韡のほうか。彼が、司書正の秘密を暴く存在となるのか。

・ジラソウル -ゴッホの遥かなる道-/沼野あおい
新連載。悪魔のような謎の存在に絵を描くことをうながされ、記憶を失ってしまった少年。ゴッホに拾われ、一緒に暮らすことに。ゴッホのエキセントリックなキャラよりも、自画像に寄せすぎなキャラデザのほうが気になってしまった。それでも、心の坑道のなかでのやり取りは、他の作品では見られないような迫力に満ちていた。途中で出てきた猫とか、なんで動物だけああいうタッチなんだろ? 毎号連載です。

・先生、今月どうですか/高江洲弥
第20話。紫ちゃんが編集の桜庭さんと出会う。そこで再び筆をとるためには、なにか新しい刺激が必要だと聞き、勢いで植物園デートに四十万先生を連れ出すことに。しばらくは、こういう小さなことを積み重ねていく感じになりそう。

・いやはや熱海くん/田沼朝
第4話。熱海くんと、前の席の辻の何気ない会話。今回は好きになるのではなく、普通に友達として交流しているのが良かった。足立と国母のやり取りといい、漫才的な要素が強かったと思う。

・ことり文書/天野実樹
第18話。ショッピングモール(?)で偶然すみれちゃんと出会った小鳥&白石。彼女には、中島という執事がいた。お嬢様2人がイベントに行っているあいだ、2人の執事が話し合うのだが、その感覚はちょっとズレていた。たしかに振り回されたい系執事なら、小鳥に仕えるほうがピッタリだけど、そうはならないだろうな。

・鬼ヶ島ニュージェネレーション/家路ゆこさ
読み切り。スティーブとジョブスによって技術革新が起こり、すっかり人間と変わらない生活を送るようになった鬼ヶ島。むかしのような鬼の暮らしにあこがれるロクは、浜に流れ着いた人間を保護する。全体的な流れは悪くないが、もうちょっとハッキリとしたオチが欲しかったような。ハシラで「ハッピーエンド」って言ってるけど、そこまででもないような。

・恋の絶望行進曲/富沢未知果
第5話。アミがどこに行ったのか、探しまわるレイ。通話の後ろでチャイムが聞こえたので学校に向かうが……。予想以上にドロドロしてきた。レイはボディコンを着なかったほうが、ちゃんとシリアスになって良かったと思う。どっかで着替えておけば。

・帝都影物語/比嘉史果
第13話。旗戦は、無事に春宮陣営が勝利する。これは、春宮(本物)の側近選びの側面もあったわけか。しかし、冬宮とのあいだの溝は、さらに深まることに。

・匣娘/重里育吹
読み切り。亡くなった友人の妹が伯母によって軟禁状態にあることを知った、御前様と呼ばれる僧侶。その身柄を引き取ろうとするのだが……。後半の人がバタバタと倒れるシーンは、ホラー度がかなり高いのだが、まさか何も解決しないまま終わってしまうとは。けっきょくは、妹を溺愛した兄が遺した呪いってことなのか。

・ウスズミの果て/岩宗治生
第5話。新しいエリアに移った丑三。そこで避難シェルターが近くにあることを知り、向かってみることに。あらためて、悲惨な世界観だということを思い知らされる。結晶病と、今回登場した断罪者にはどんな関係があるのか?

・ナッちゃんはテンションで水深が変わる/中原ふみ
第8話。文化祭で、何気ない会話ができたことを喜ぶ、ナッちゃんと冬至くん。いまは、まだ……ってところか。友人2人の魚知識も、かなりのものだと思う。

・かわいすぎる人よ!/綿野マイコ
第8話。クラスメイトの瀬川さんのデート現場を目撃してしまった、メイちゃん。美人なりの苦労を聞かされ、そのことについて考えてしまう。こういう無自覚の優しさみたいなものが、魅力なんだろうね。

・五木田くんスローバック/のがみもゆこ
読み切り。人生の節目節目をゴキブリに邪魔されてきた五木田くん。大事なプレゼンのときにもGが飛来し……。後半で、これまでの出来事がひっくり返る構成が良かった。あのプレゼンも、そのままやっていたら……ってことなんだろうね。

・FOOLPROOF/久方標
第9話。瞬が告白されている現場を目撃してしまった、夜鷹さん。能力が暴走状態になってしまう。瞬が助けて、兄妹から恋人へジョブチェンジって流れかな。

・クプルムの花嫁/namo
第23話。春のお祭りで、しいなが『おたまさん』という踊りを踊っていたか、いなかったか? という過去エピソード。子供時代のしいなも、元気でカワイイ。修は、このころから妖怪銅叩きだったのか。あと、踊っていた派の友人だけガチの記憶違いをしているのが、ちょっと怖い。

・シャッター街のさくら姫/宮本伶美
第13話。新しい道の駅、レンタルサイクル、フルーツ狩りなど、新しい事業も順調に展開される。ということは、一条君のやることももうないわけで……。クライマックスも近いかな。

・魔法少年マモル始まらない!/大武政夫
短期連載最終話。気絶したままの宝蔵院さんを抱えながら、邪神の眷属と戦う。まぁ短期ということもあるかもしれないけど、突き抜き切れなかった印象。次回作に期待したいです。

・あかねさす柘榴の都/福浪優子
第15話。学校に通い始めたナツ。アルバが、なにか話したそうだが……。まぁ、確かにそういうのは気になるけど、面と向かっては聞けないしな。しかしナツは、スペイン語が堪能で、海外の学校の授業にもついていけるって、なかなかの秀才なのでは?

・夜の名前を呼んで/三星たま
第20話。師匠のところに診察に来たアルデ・バラン。薬の調合のあいだ、ミラが相手をすることに。仲良くなれるかと思われたが……。アルデが最初に突き放す気持ちも分かるし、そこから夜が出たミラを気遣う姿も良かった。この2人は、いい友人になりそう。そして、それを見たカプリが嫉妬しそう。

・CAM/光田さの
読み切り。八咫烏杯受賞作。いわくつきのタンスを撮った写真の中のリボンが動き出す。オチは予想外でよかったものの、いかんせん8ページでは短かった。もっと長編んで読んでみたい。

・リミット/山嵜一澄
読み切り。八咫烏杯受賞作。loveとlikeのちがいについて話したら、笑われたということを女友達に言ったら、同意して怒ってくれた。その相手への感情はloveとlikeのどっちなんですかね?

・予告
次号は、山を渡る、ドラクラ、バードさん、希釈王、珍獣、メル、涙子さまが掲載。安音十なつ、家路ゆこさ、児島青、徳留圭秋、西公平の読み切りも載ります。
















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  1. 2022/08/13(土) 18:27:16|
  2. ハルタ 91~100号
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