

ハルタ第30号の感想です。
・応募者全員プレゼント企画今号と、今月か来月発売の単行本(世界八番目の不思議、ロメ夫、THE TOWN、坂本、ハクミコ)購入で応募可能。今回は、連載陣が『こども』をテーマに描き下ろした漫画小冊子が当たります。
・サーカスの娘オルガ/山本ルンルン新連載。身寄りをなくし、サーカスに拾われることになった少女・オルガ。そこでの生活に戸惑い落ち込むものの、遠縁の親戚で軽業師ターニャの演技を見て、自分もサーカスで生きていくことを決意する。不定期連載ですが、次号にも掲載されます。
・ダンジョン飯/九井諒子第20話。このマンガがスゴイ!2016 オトコ編1位おめでとうございます。魔力切れを起こしてしまったマルシルを、タンスさん一行と一緒に地上に戻そうとするライオスだが、激しく抵抗される。なんとしてもファリンを助けたいマルシルは、ウンディーネを食べて魔力回復を計ろうとする。必要に迫られていたからとはいえ、マルシルが積極的に魔物(精霊)を食べようとし、調理を手伝っていたのが印象的。そして、何よりウンディーネの捕獲方法が、力業すぎる。
・坂本ですが?/佐野菜見最終回。あつしの暴挙も、送辞の演出としてスタイリッシュに処理する坂本君。留年を決め込む深瀬も、上手く卒業へと持ち込んだ。そして、坂本君自身も海を渡ることに。クラス総出の別れのパイ投げ合戦と、ラストをタイトルと同じセリフでシメるという演出が良かった。
・ルドルフ・ターキー/長蔵ヒロコ第32話。さらにプレッシャーをかけてくるジェニー。精一杯の誠意を伝えるルドルフだったが、ラパン姉さんは別れの言葉を口にする。というタイミングで現れた、ルドルフの父親。この人がゴンドランドの市長ってことでいいのかな?
・世界八番目の不思議/宇島葉第11&12話。タヌキが他の動物に化けている動物園で、新しくゾウの導入を試みる1本目。2本目は解散になった動物園で働いていた吉津(♀キツネ)がネコカフェに癒しを求めに来るが、そこには同じく動物園で働いていたタヌキの1人がネコに化けていた……。ふぐりをイジリまくる、吉津さんのテンションの高さが最高。
・ヒナまつり/大武政夫第52話。サクサクとゲームをしたいヒナ。新しいPCを買うために、純喫茶でバイトする。はじめはヒナのクールさが雰囲気とうまくマッチしていたが、元組長が遊びに来てから店の格式が崩壊していく。しかし新田も、こんな形で「お父さん」と呼ばれるとは、不本意極まりないだろ。それから、ときどき発揮されるヒナの演技力の高さは何なんだ?
・ふしぎの国のバード【会津道編Ⅱ】/佐々大河シリーズ連載第10弾。ある村に滞在することになったバードさん。そこで知り合った宿屋の息子の多助は咳が止まらず、村人たちも皮膚に多くの疾患を抱えていた。生活習慣上とれる対策がないため、バードさんが薬を作ることに。こういう、村での問題を1話内で解決して次の村へ……という展開は、旅モノとしてとてもいいと思う。
・僕のように従順な弟/和田隆志読み切り。亡くなった母親が住んでいた、実家の整理に来た姉弟。はじめは荷物を片付けながら昔の思い出に浸る構成なのかと思いきや、段々と姉のエキセントリックで不気味な言動が浮かび上がってくる。そうは言っても思い込みかと思いきや、実は……というホラー風味の内容。この人は、絵柄の割に怖い話を描くんだよな。
・A子さんの恋人/近藤聡乃第18話。作者にとって大槻ケンヂがそうであるように、なぜか街中でバッタリ出会ってしまうA子とI子。そこにK子も加わり、全員が不本意ながらも女子会が催されることに。なんとか場の空気を取り繕おうとして、ドツボにハマっていく流れが最高だった。
・乙嫁語り/森薫第25話(通算51話目)。カモーラさんからのアドバイスを受けて、ウマルにパンを届けに行くパリヤさん。誤解しているのでは?という誤解が解けて、2人の距離感も一歩前進という感じ。しかし、パンであれだけの模様を作ることができるんだから、刺繍も頑張ればいいのに。
・本日の四ノ宮家/山田果苗第6話。まりから心配されることを、鬱陶しく感じる克四朗。いろいろと抵抗を試みてみる。唯五朗を心配することで、自分もどう思われていたか理解する流れが良かった。しかし、まりさんはケータイを持っていなかったのか。
・ハクメイとミコチ/樫木祐人第30話。一緒に朝食を食べようとしたり、コンジュとの距離を縮めたいと考える、お隣さんのライカ。しかし、なかなか上手くいかない。いつもの2人は登場しなかったけど、そういえば釣りするんじゃなかったの?
・ストラヴァガンツァ~異彩の姫~/冨明仁第二章 第9話(通算28話目)。なんとかノーラスタの町を脱出したクラリアは、エヌエヌらの助言もあり、ミテラに戻ることに。城内で人心地ついたクラリアの前に現れたのは、鉄仮面の女王。ふつうに侍女が影武者をやっているんならいいんだけど……。
・碧いホルスの瞳/犬童千絵第6話。トトメス2世の子供を身ごもった妾たちを殺して、ハレム宮(ハーレム)を支配していたソティス。その事実を知ったシェプストだが、非情な判決を下すことができず、かえって被害を拡大してしまうことに。次回で、リベンジすることができるのか? それとも、トトメス2世の帰還まで待つのか?
・不死の猟犬/八十八良第25話。逃がし屋を取り仕切っていたママが、リンの母親であることが明らかに(顔もソックリ)。幼いころのリンを鍛え上げていた様子が描かれる。日記から、このことを知った剣崎は、どんな行動を起こすのか?
・THE TOWN~復讐者~/加藤清志第7話。単行本発売に際して改題。雨木は、一匹だけ残ったトンボの怨念のサポートを得て、北裏の隠れ家を見つける。そこに、冴島志鶴が捕らえれているのを見つけ、屋外での直接対決を決意する。今回は目の描き方とかが、これまでと違ってよりマンガ的になっていた。次回で決着か?
・想幻の都/梶谷志乃第11話。トイレから全裸で出てくるジルと遭遇してしまったビオロイド研究員は、なんとかジルに服を着てもらおうとするが、逆に説得されて全裸族の仲間入りすることに。いつもとちがって、コメディテイストの強い内容。今回の全裸ちゃんには、再登場してほしい。
・首花は咲きゆく/高江洲弥第8話。髪が硬質化し、話しかけても反応が鈍くなってきたベルタさん。いよいよ種になり、花を咲かす準備のために鉢に入る。このまま花になって、父親とドーソンさんが結婚してハッピーエンド。というふうにはいかないと思うけど、どうなるか?
・狼の口/久慈光久最終幕 第16話(通算31話目)。フォイクトからの報せを受けた反乱軍は、撤退を開始。その時間稼ぎのために、9人の槍兵が残る。湖が近い山道ということは、ここが最終決戦場所か。
・ゲス、騎乗前/西公平第8話。まあまあの馬主である江川さんが結婚式を挙げることになるが、疎遠である母親とは連絡が取れず。この問題に、牧が御を売るために乗り出す。しかし、実際に連れてきたのは犬(ボルゾイ)だった……。『家族ってしゃぼん玉』と思った牧の脳裏に浮かぶのは……。でも、少なくとも母親とは、お金を振り込んでもらえるくらい仲いいんでしょ?
・ローカルワンダーランド/福島聡第11話。切り株に躓いたことから、女性が元気づけてくれるために、あたり前にオッパイを見せてくれる世界に迷い込んでしまった少年。ひさしぶりに、ワンダーランドな内容だった。ましぷ。
・織子とナッツン/原鮎美ストーリー編第14話(通算51話目)。織子と九条君、そしてナンパ野郎の御門がエレベーターに閉じ込められる事案が発生する。密室内での3人のやり取りと、距離感の変化が良かった。ナッツンは登場せず。
・華麗なる虚偽/窪中彩乃第7話。ケガが癒えたミランダは、リズとして舞台に戻る。喝采の拍手を浴びるが、それ以上の歓声を集めたのは、療養中に加わった新入りのジョルジーヌだった。リズの居場所であるトップ女優の座を奪われたミランダは、激しく動揺する。ここから、何かまた行動を起こすのか?
・事件記者トトコ/丸山薫第25話。大東都新報社の地下から、温泉が湧き出す。社内に作られた大浴場の一番風呂に、桃園デスクと藍城先生、マネージャーの加賀見さんと、風呂嫌いのトトコが入ることに。そして番外編では、黒豹仮面の正体が、葛城記者の弟であることが判明する。
・健全ロボ ダイミダラーOGS/なかま亜咲第22話。美容室プリンスvsペンギン帝国の最終決戦がスタート。まずは三将戦として、リッツと孝一&恭子が対戦する。ニューマシン・大南極リカンツの圧倒的な火力の前に、超型はなす術なし。ペンギン帝国が先制する。副将戦は将馬&霧子vsキガシラ。
・梅小路さん七転八倒/緒方波子読み切り。梅小路さんと、愛犬ジョンの絆の物語。世捨て人の黒男の存在感も気になるが、梅小路さんお気に入りの木の上を男子が乗っ取ろうとするが、さすがに樹上で『カタンの開拓者たち』はプレーできないだろ。
・まかろにスイッチ/川田大智第6回。タイムマシンで作画も巻き戻し。入れ歯飛ばし競争。メガ澤の美人顔は誰にも見られたくない。メガ澤の妹が登場の4本立て。トビラも務めたメガ澤が、やっぱりMVP。
・予告合併号なので、次号は2月の発売。ホルス、TOWN、狼の口、華麗なる虚偽、首花、ストラヴァガンツァが掲載。井上きぬ、中西芙海、松本結樹の読み切りが載ります。
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テーマ:漫画の感想 - ジャンル:アニメ・コミック
- 2015/12/16(水) 15:11:01|
- ハルタ 21~30号
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ハルタ第29号の感想です。
・表紙など先日亡くなられた宮田紘次先生が担当されています。クラブでカッコよく踊るオヤジ3人の正体とは……? あらためて、ご冥福をお祈りします。
・世界八番目の不思議/宇島葉第9&10話。ユニットバスのトイレに出現した地縛霊(現代風花子さん)が語る、世界のトイレにまつわるウンチク。そして、住人の携帯トイレに乗り移り、屋久島に観光に行く。花子さんのアクティブで充実した死後のトイレライフを見るに、シリーズ化できそう。
・健やかゾンビ・ロメ夫/二宮香乃不定期シリーズ最終回。今回は、猿渡に風邪をうつされたロメ夫の体の中で、ゾンビウイルスと風邪ウイルスが死闘をくり広げる。身体が爆散する流れは、過去最高のグロさか。単行本は、来月に発売されます。
・ルドルフ・ターキー/長蔵ヒロコ第31話。ルドルフの元婚約者、ジェニー・ピジョンが突然ゴンドランドに帰ってくる。さっそくルドルフの“妻”として振る舞い、ラパン姉さんに揺さぶりをかけてくる。ただ、いくらルドルフがラパン姉さんのことを想っても、ゴートが言ったように市長夫人の仕事が務まるとは思えないし、どうなるか?
・坂本ですが?/佐野菜見第23話。もうすぐ進級という季節。これまでのクラスの思い出を、写真を見ながら振り返る。そして、卒業式でクールに送辞を読む坂本君に、深瀬にそそのかされたあっちゃんが、金属バットを持って襲い掛かろうとする。マラソン大会での折り返しのターンを華麗に決める坂本君のネタが良かったけど、全体的にはシリアス風味。
・A子さんの恋人/近藤聡乃第17話。そろそろ季節的に、A君に預けてある夏物の荷物を送ってもらいたいA子だが、そこにはA太郎のコートも一緒に入っているのだった。回想パートで、漫画を手伝っているA太郎が、自分の絵をソックリ真似て描いたことにA子が恐怖する流れが、いつものテイストとは違って良かった。
・乙嫁語り/森薫番外編。作者が中央アジアに取材にいったので、乙嫁×動物というテーマ(アゼルたちの話もあるけど)の4コマが掲載されています。タラスが、久しぶりに登場したのが良かった。
・ともえと康之/サワミソノ読み切り。作者の代表作である『ちちゃこい日記』と同じく、地方に住む男女の恋愛模様。ともえが、はじめて康之の家にお泊りする様子が、初々しく描かれる。ただ両方とも父子家庭で、父親の写真を見たがらないというあたりに、なんとも言えない闇を抱えているような気がして、ちょっとモヤモヤする。
・織子とナッツン/原鮎美ストーリー編第13話(通算50話目)。二ノ宮先輩の姪っ子・めのんちゃんを、小春ちゃんと一緒にあずかることになったナッツン。ちびっ子3人でワイワイやっている様子が良かった。しかし織子は、開けっ放しの窓を見ただけで、ナッツンのことを心配するとは、なかなかやりおるな。
・ヒナまつり/大武政夫第51話。マオは日本に到着後、超人拳法をもとにしたエクササイズジムを(瞳のサポートをもらって)ひらき、大人気に。ヒナとの再会もヌルッと果たす。そして、テレビの力を使って、行方不明だった斑鳩さんを見つけ出すが……。224Pからラストにかけての、マオのモノローグのリズムが最高に良い。
・不死の猟犬/八十八良第24話。そろって有給を消化するベクター班の様子が描かれる。そして、無断欠勤を心配した同僚の女性が、リンのアパートに入る。そこで見つけたのは、剣崎攻略の過程を記した日誌。これが、今後のカギとなってくるか。あと、重松さんの奥さんの若いころが、大変好みです。
・ダンジョン飯/九井諒子第19話。ライオスたちが、かつての仲間・ナマリ(ドワーフの女戦士)と再会。彼女の現在の雇い主・タンス夫妻(ノームの学者)の調査を手伝う代わりに、マルシルを治療してもらうことに。今回は、ダンジョン内では魂が肉体から解放されず、蘇生できるということが明らかに。RPG的なお約束に設定を与えた格好だが、これは狂乱の魔術師が作った結界(不老不死を願った)の影響なのか? そして次回は、ウンディーネとの再戦の様子。ということは、水の精霊を食べるの?
・事件記者トトコ/丸山薫第24話。2大怪盗の大暗黒仮面と黒豹仮面が、ついに直接対決。その場に居合わせたトトコが、アレニェをからめた禁断の三角関係が生まれる瞬間を目撃する。今回、トトコは終始カヤの外だったな。
・ハクメイとミコチ/樫木祐人第29話。2人が、夜汽車に乗って旅に出る。車内や売店で買った食べ物がおいしそうなのはもちろん、帽子を網棚に乗せているのとかハクメイが本を読んでいるシーンとか、細かい描写が全部良かった。次回は、目的地で釣りをします。
・本日の四ノ宮家/山田果苗第5話。今回は、次男の進二朗の話。まりから「敬語を使うのをやめてほしい」と言われ、なぜか一緒にナンを作ることに。これで絡みがないのは、三男と五男だけど唯五朗は問題ないだろうから、秋三朗の番かな?
・健全ロボ ダイミダラーOGS/なかま亜咲第21話。美容室プリンスは、ペンギン退治を継続。遺憾の意を示したペンギン帝国と、ロボットバトルで決着をつけることに。たしかに今回の描写を見るに、ペンギンたちは特別な悪事を働いているわけではないんだよな。この対決が、ラストバトルか。
・ゲス、騎乗前/西公平第7話。2週続けてレースに出場することになった牧。お人よしの騎手の弱みにつけこみ、上位に入賞する。が、その代償はあまりにも大きかった。レース中の駆け引きも面白いが、1位じゃなくても牧的には問題ないというのが斬新。
・ローカルワンダーランド/福島聡第10話。インテリ風の山口は、カバンに入れていたアニメ雑誌に興味を示した宇部をアニメ好きにしようとするが、宇部はストーリーではなく作画に惹かれていく。変則的なバクマンという感じ。宇部が『うる星やつら2』を見て描いたパラパラ漫画のシーンがイイ。
・想幻の都/梶谷志乃第10話。コックのテオは、病魔に侵された体をビオロイド化することに。そのことで苦手だったウサギ料理の味も上がる。かねてよりビオロイド化を薦めていたニノンだったが、いざそうなってみて、人間のテオが積み重ねてきたものが消えてしまったことを悟る。それから、写真立てを見ると、ニノンとジルはもともと友人だった様子。でも、そうすると現在の2人の体格差がおかしいような……?
・春が来ない/若生舞読み切り。面食いの秋生(あきみ♀)は、イケメン守護霊の銀太に心を奪われてしまい、現実の恋人を作れずにいた。合コンで知り合った優しいけど平均的な顔面レベルの彼と会うけどやっぱり……。だけでは、ちょっと盛り上がりに欠けたような。
・ひとふとみ/高田築最終回。のどじまん本番。瀬野は、二反田襲撃に備えてあらゆる策を講じていく。しかし、おでん屋さんから二反田と三咲の本当の関係が明かされる。たった4話で終わりというのは、なにか問題でもあったのかな? 作者の目次コメントを見るに、もう戻ってこない感じすらある。
・まかろにスイッチ/川田大智第5回。今後レギュラーになりそうな2人組(さえちゃんと美代子)が登場。パスモの残高不足を新体操で乗り切ろうとするのが良かった。あとは『ノド』に吸い込まれる世界から脱出する少年のヤツ。こういう、マンガ表現のセオリー破りみたいなのも、もっとやってほしい。
・予告次号は、合併号なので全員集合。山本ルンルンのシリーズ連載が始まり、和田隆志の読み切りも載ります。
テーマ:漫画の感想 - ジャンル:アニメ・コミック
- 2015/11/17(火) 17:26:04|
- ハルタ 21~30号
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ハルタ第28号の感想です。
・表紙森薫先生が担当。和服美人、紅葉、三毛猫という3トップで日本の秋が表現されています。
・乙嫁語り/森薫第24話(通算50話目)。前回、自分の素の姿をウマルに見られて嫌われたと思い込んだパリヤさんは、ご近所でも評判のカモーラさんをお手本に性格を変えてみようとする。ラストではアミルさんの仲介もあり友達になったけど、ここから性格改善(刺繍もしつつ)っていうのは、逆に結婚に遠回りになっている気がする。
・ダンジョン飯/九井諒子第18話。体を拭いた後のお湯を捨てたことに怒ったウンディーネが、マルシルを攻撃する。圧倒的な水レーザーの攻撃にマルシルが深手を負ってしまう。まさか、このマンガでここまで、命の危機を心配することになろうとは。そして、マルシルの体力回復のためにケルピーの焼き肉をすることに。鉄分補給のために、レバーしか食べさせてもらえないのが良かった。
・碧いホルスの瞳/犬童千絵第6話。トトメス2世の不在の王宮で権力を振るうスネルセト。彼らアメンの神官たちが、夜な夜な酒池肉林の宴を開いていることを知ったシェプストは、一計を案じる。今回、故郷に戻ることになった奴隷少年が、この先シェプストの力になる展開があったらうれしい。
・ヒナまつり/大武政夫第50話。海外赴任中だった瞳の父親が、会社の倒産により帰国することに。再就職先を探すが上手くいかない。そして、娘が社長を務めているとも知らずに、ある会社の面接を受ける。が、入社後のやり取りの方が面白すぎた。あと、三嶋母の三つ編み&ワンピースという、若作り姿が素晴らしかった。
・世界八番目の不思議/宇島葉第7&8話。満月のときに自殺者や犯罪件数が増えるという風評被害を打ち消すために、満月地位向上員会のかぐやさんが自殺しようとしている男性を助ける。ある程度の展開は予想できたけど、耳は意表を突かれた。『ケモ耳娘に人間の耳はあるのか?』というのは、けっこう根深いテーマだと思う。
・ハクメイとミコチ/樫木祐人第28話。ミコチの姉・アユネが突然訪ねてくる。そして、道中で仕入れた大根(1本全部)としょう油(大量)で、風呂吹き大根を作ってくれと言う。劇作家をしていて、つかみどころのない性格の姉の出現に、いつもとは違ったミコチの一面が見られたのが良かった。あとハクメイは、意外とこういうときに気遣いができる娘さんなんだよな。
・ふしぎの国のバード【会津道編Ⅰ】/佐々大河シリーズ連載第9弾。会津道に入ったバードさん。伊藤の勉強熱心さが明らかになるとともに、想像以上のヒドイ環境の集落に泊まることになり、これからの旅路に不安を募らせる。雨漏りしまくり虫が跳ねまくる夜に、2人が障子越しに背中合わせになる構図が良かった。
・頭磨き屋鏡堂/二宮香乃読み切り。出張先で『頭磨き〼』という看板を見つけた薄毛の男。興味を引かれるものの、頭皮に残った毛髪を尊重し店には入らなかった。しかし時は経ち、すっかり毛髪が抜け落ちてしまった男は、心のどこかに残っていたあの看板の店を訪ねる。やけに堂に入ったというか、理論的な磨き方の描写が素晴らしかった。
・ストラヴァガンツァ~異彩の姫~/冨明仁第二章 第8話(通算27話目)。ペッペ・モロが情報を伝えたことにより、黒尾人内にオルグ迎撃の気運が高まる。そのなかで自分の行動を反省したエヌエヌ衛士長は、独自につれてきた部下2人とクラリアを救出する。しかし予想外に追撃のスピードは速く、逃げ込んだノーラスタの町も、すでにエシンの影響下にあった。絶対絶命の状況に思えるが、逆転の手段は残されているのか?
・不死の猟犬/八十八良第23話。UNDOの保護センターからの、脱出作戦がスタートする。壁を壊しながら移動することで、上手く包囲を抜けたかと思われたが、予想外の強敵が現れる。まさか、金井課長の褐色秘書ちゃんが、雁金すら瞬殺できる最強キャラだったとは。そして捕らえられた3人は、白雪姫と同じように液体窒素漬けにされてしまう。しかし、彼女たちが使っている、短冊みたいな触手みたいなものって何なんだろう?
・ドロップス/徳永龍人読み切り。絢子は、友人の恵子にそれ以上の感情を持っていた。泊りがけで遊びに来ている彼女に帰ってほしくない絢子だが、その感情を素直に表すことができない。全体的にオフビートで淡々と展開が続く分、別れた後の切なさが際立っていた。あと、321Pの買い物風景の表現方法が面白かった。
・ローカルワンダーランド/福島聡第9話。宇宙生物を扱うペットショップで働くエリーナは、売れ残りの動物・バローンに感情移入していたが、殺処分が決まってしまう。エリーナは、なんとかバローンを助けようとするが……。感情を表現するものだと思われた花のような尻尾が、実は宇宙空間を進むためのモノだというのが良かった。
・狼の口/久慈光久最終幕 第15話(通算30話目)。森林三邦の伝令役の3人は、カタリーナ城の惨状を目撃する。カールとベンヤミンの2人が状況を調べようとするが、見つかり拷問を受けることに。残る1人のフォイクトは、どれだけ速くこの情報を仲間に伝えることができるのか? サブタイトルが『モルガルテンの戦い(その1)』なので、本格的に最終章ということか。
・ゲス、騎乗前/西公平第6話。ついに口座の残高が1万円を切った牧は、捨て身の営業で久しぶりに騎乗することに。6話目にしてはじめてレースシーンが描かれ、そこでの駆け引きの妙も面白かった。あと、ツッコまざるを得ないオチもイイ。
・A子さんの恋人/近藤聡乃第16話。A太郎は予定通りに、K子の家に上がりこみケーキを振る舞ったり髪を切ってもらったりする。だけど、唯一A子のことだけは狙い通りに運ばない。A太郎&U子の独自の価値観に翻弄されっぱなしのK子だったけど、最終的には幸せになってほしいところ。
・織子とナッツン/原鮎美ストーリー編第12話(通算49話目)。洋菓子モチーフのゲームが人気になったことにより、客足が遠のいてしまった和菓子屋。そこの常連のナッツンが、ゆるキャラでお店を盛り上げようとする。気を失ったハムハムの夢の中に、キャラが集まっていくのが良かった。あと、もうすっかり“イケメン”織子が主役になった感じ。
・大福ふにふに/渡邉紗代読み切り。鏡君と先生(2人とも男)が、不思議空間で大福についてお勉強するというショートストーリー。ギャグとしてみればいいのか、BLなのか分かりにくかった。
・ルドルフ・ターキー/長蔵ヒロコ第30話。ゴンドランドでお祭りがおこなわれる。夏の終わりのそれぞれの過ごし方。ルドルフがラパン姉さんを回転木馬に乗せるのと、モモコの涙が印象的だが、エグマはスワンちゃんと、ペイルはレパードさんといつのまにそんな関係になっていたのか? 次回から新章とのこと。
・首花は咲きゆく/高江洲弥第7話。これまでの自分の考え方が間違っていたと悟ったリラは、ドーソンさんに会いに行く。はじめてちゃんと向き合ったことで、ドーソンさんのいい所を見つけていく。ただ、ラストの雰囲気を見るに、このあたりが幸せというかポジティブ面でのピークで、ここからはダーク方面に話が展開していきそう。
・かささぎ卿と骨/大窪晶与最終回。アーネストのもとに蒐集家仲間のマニングから、コレクションのひとつである『災厄の鏡』を譲るという手紙が届く。喜び勇んで訪ねたアーネストだが、なかなか本人に会わせてもらえない。最後なのに、ヒューゴ君が活躍しなかったのが、ちょっと残念。いまのところ単行本化の予定はないみたいです。
・THE TOWN/加藤清志第6話。雨木は、北裏の家に侵入。徹底的に証拠を探す。そこで出会ったのは、トンボの集合体の化物。どうやら北裏に恨みがあるらしいのだが、雨木とバトルになってしまう。異能力者同士の戦いなのに、ガスコンロの火をキッカケに決着するというご家庭感が素晴らしい(ちゃんと消火器で火の始末もする)。
・健全ロボ ダイミダラーOGS/なかま亜咲第20話。南風原とほづみのデート風景。しかし、将馬も真玉橋も、相談相手としては不適格だな。あと、改めてほづみの後ろ髪って、どういう仕組みなんだ? そして、次回はペンギン帝国との最終決戦とのこと。いまのままな感じじゃダメなのかな?
・1時間目がプールだったので/徳永智子読み切り。1時間目がプールだったので、パンツを忘れてきてしまった吉井(ギャル風)。そのとき、更衣室の忘れ物として派手なパンツが教室に届けられる。渡りに船と手を上げたが、同時に地味な高槻さんも名乗り出た。ノーパンを死守するコメディなのだが、ラストで濃厚な百合描写をブチ込まれて、そっちに全部持って行かれた印象。あと、ジャンバースカートとトイレ用のようなサンダルという組み合わせも印象深い。
・華麗なる虚偽/窪中彩乃第6話。自分と同じ髪の色、髪形になったミランダに対し、リズはハッキリと嫌悪感を示す。拒絶されたミランダの心は限界を越えて、2人は舞台上のブランコから落下してしまう。助かったのはミランダだけだが、周囲は彼女のことをリズだと信じてしまう。いったい、ミランダはどうなってしまうのか?
・まかろにスイッチ/川田大智第4回。今回から、巻末担当になった様子。獅子舞vsマタドールのヤツが良かった。「オーレィ!」。
・予告次号は、想幻の都、坂本、ひとふとみ、トトコ、四ノ宮家が掲載。サワミソノと若生舞の読み切りのほか、ロメ夫も載ります。
テーマ:漫画の感想 - ジャンル:アニメ・コミック
- 2015/10/18(日) 18:57:31|
- ハルタ 21~30号
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ハルタ第27号の感想です。合併号だよ、全員集合。
・表紙&カバー・ストーリー高江洲弥先生が担当。金髪少女の、縁日で捕まえたタコの成長記録。という内容。全体的に微笑ましい感じなのに、ちょっとしたことですべてが台無しになってしまいそうな危うさもある。
・ダンジョン飯/九井諒子第17話。あらためて、ダンジョン内のモンスターのバランスが計算されつくされていることに気づいたマルシルは、魔法学校時代にファリンと出会った時のことを回想する。今回はモンスターを料理せず、食べるのは木苺だけ。そこから、マルシルが生態系のバランスに考えをめぐらせるのが良かった。しかし、むかしからモンスターを見ると、すぐに焼き尽くそうとしていたんだな。あと、今も使っている魔法の杖は、学生時代からちょっとずつ編み込んでいる物だったのか。
・ふしぎの国のバード【日光編Ⅲ】/佐々大河シリーズ連載第8弾。日光の宿で地図とにらめっこするバードさん。これからのルートについて検討する。まず、新潟に行くために『会津道』を通ることを考えるが、そこは地元の人でも近寄らないような悪路だった。伊藤は安全な三国街道を進むことを提案し、2人の意見が分かれてしまう。今回は、ほとんど宿から出ないで話が展開したが、それでも当時の風習含め面白かった。
・世界八番目の不思議/宇島葉第5&6話。波打ち際で、ヒトデに襲われているホタテブラの女性を助けたら、ホントのホタテで、お礼として貝柱を味わったらお前が生まれた。ということを娘が聞かされる1本目と、その娘(ホタテの孫)が形見の貝殻を受け取る2本目。愛の形はいろいろだなと思うし、マンガはまだまだ奥深いなと思う。もうすっかり、ショートギャグ枠のレギュラーをつかんだ感じ。
・異世界体質/比嘉史果読み切り。合せ鏡に映ると、妖精に中の世界に引っ張られてしまうという特異体質の弟と、その世話を焼く姉の話。何ごとにも動じず飄々としている弟と、心配性すぎる姉の性格の対比も良かったが、できれば様々なファンタジー世界に、意外なところから引っ張られるような展開にしてほしかった。
・乙嫁語り/森薫第23話(通算49話目)。女性&子供たちが水路の掃除をすることに。久しぶりに体を動かすパリヤさんは、生き生きと仕事をこなしていく。が、その“素”の表情をウマルに見られてしまう。パリヤさんは、嫌われてしまうのではと思うが……。たぶん、心配するほどのことにはならないと思う。
・ひとふとみ/高田築第3話。瀬野は、カラオケボックスで偶然三咲を発見。その歌の上手さに驚く。『のどじまん』に出場するという三咲をバカにしてしまうが、隠された事情を知り出場に協力する(バックコーラスにドゥワップ部を手配)。しかし、瀬野自身ものどじまんに出場するようにお願いされてしまう。っていうか、その日にある追試の問題はどうするんですかね?
・ヒナまつり/大武政夫第49話。ヒナは「冷めた弁当は食べたくない」ということを理由に、不登校になってしまう。新田が創意工夫を凝らしてあったかい弁当を作るが、それらはクラスメイト(主にヤクザ新田の信奉者)の胃袋に収まることに(ヒナは学食)。新田の弁当ブログに、よくコメントを残していた『めがねおばさん』が、ちょっと気になる。次回は、瞳がメインの様子。ヒナとは違う高校に進んだのか。
・ルドルフ・ターキー/長蔵ヒロコ第29話。ルドルフとのやり取りの流れで、暗殺計画を指示していた黒幕=ミスター・ゴンドランドが、B・Bだと明らかになる。狙撃手がルドルフをスコープに捕らえていたが、エグマによって阻止される。見開きページで、2人の背後に集まる人数の対比が良かった。ただ、完全決着とはいかず。正式に討論会とかで雌雄を決するのかな?
・不死の猟犬/八十八良第22話。白雪姫奪還作戦がスタート。無事に八王子保護センターにたどり着いたリンたちだが、そこで広報ビデオとして液体窒素漬けにされた白雪姫を見ることに。罠にハマり完全に包囲されパニックになるリンだが、ここで切子は作戦の続行を進言する。次回は、ものすごいバトルになりそう。
・ローカルワンダーランド/福島聡第8話。救援に失敗したクローザーの黛は、メールでの誘いに従いパンクな鍼灸師の門司のもとを訪ねる。そこからは妙な精神論のような話になり、黛は心の変化を希望する。前回のハシラで『シリーズ最高峰』と書かれていたが、正直期待外れだった。話のポイントがどこなのか、分かりにくかった。
・狼の口/久慈光久最終幕 第14話(通算29話目)。ついにハプスブルグ軍が、カタリーナ城を制圧する。レオポルトが城内に入ったところで、息を潜めていたハインツが立ち上がるが……。ひさしぶりに、名前のある主要キャラのグロい死に様がショッキングだった。そして、ヴァルターはどこかへ移動中。
・A子さんの恋人/近藤聡乃第15話。A君視点で、プロポーズから3ヶ月経っても考え中だったり、帰国前に自然な感じで居候していたりといったA子の動向に、一喜一憂する様子が描かれる。初登場時は、なんとなく完璧超人のようなイメージのあったA君だけど、A子に振り回されている様は妙に人間味があった。
・ハクメイとミコチ/樫木祐人第27話。新しくできた温泉に入りに行ったものの、ワケあって入浴を断念した2人。リベンジのために、竹を使った露天風呂を自作することに。切り倒すところからすべての工程が楽しそうなのだが、なかでも墨壺で線をつけるのは、実際にやってみたい。
・坂本ですが?/佐野菜見第22話。フィギア化計画が進行中。はじめて雪が積もっているのを見た坂本君に対し、実は道産子だったあつしが得意の雪遊びで勝負を挑む。深瀬の動向といい、冒頭の久保田君のモノローグといい、どうも終わりに向けて話が動き始めた様子。
・碧いホルスの瞳/犬童千絵第5話。トトメス2世が軍の遠征中なので、代わりにカルナク神殿の工事を視察に来たシェプスト。そこで、平民の働く様子や日常の風景を垣間見る。そして、事故で死んでいく人も……。ラストでは、センムトから「王になる意思はあるか?」と問いかけられる。ここから、戦いの渦中に身を投じていくことになるのか?
・本日の四ノ宮家/山田果苗第4話。スーツ姿を「父親に似ている」と言われたことから、不機嫌になる光一朗。気にしたまりに促されて克四朗も謝ろうとするが……。今回が長男回で、次回が次男回の様子。こうやって全員にスポットを当ててほしい。しかし、父親はベルギーに家を持っているって、どういう仕事をしているんだ?
・事件記者トトコ/丸山薫第23話。自分が新聞記者を志すキッカケになった小説の舞台に、その作者を連れ回すトトコ。最初は息も切れ切れでついていくのにやっとだった妙蓮寺先生が、だんだんと生き生きしていく様子が良かった。結果的に朝刊での連載も決まったし、ハッピーエンドかな。
・ゲス、騎乗前/西公平第5話。調教師の娘・理沙から有力な仔馬情報をゲットした牧は、北海道に遠征。しかし、理沙のグルメ紀行につき合わされることに。牧場に置き去りにするか、ここまでの食事代を出させるかというかけ引きの部分は、これまでで一番ゲス要素が強かったと思う。あと、飛行機の離陸時に2人とも歯を食いしばっているのは何故なの?
・首花は咲きゆく/高江洲弥第6話。父親から再婚話がなくなったと聞かされたリラは、これからもベルタと一食に暮らせると思って大はしゃぎ。料理に挑戦したり、勇気を出して学校に行ったりする。しかし、いちど始まったベルタの変化は止めることができない。髪が全て変色してしまい、一部は硬質化している様子。2人は、どんな別れ方をするのか?
・ストラヴァガンツァ~異彩の姫~/冨明仁第二章 第6話(通算25話目)と、第7話(通算26話目)の2話掲載。まずクラリアとペッペ・モロがひと芝居うち(少なくともペッペ・モロのほうは、半分本気だったと思う)、エヌエヌ衛士長を人質にとってレイディンを脱出する。そして北の森で2人は、まさかのゴルモアと出会う。はじめは、傷の手当てをしてもらったり物腰の柔らかな対応だったが、案内されたのは鬼戎族のたむろする場所。そこで真相を知らされ、クラリアは心が折れてしまう。このまま捕らわれてしまうのか? 助けられるのが、ペッペ・モロしかいないな。
・織子とナッツン/原鮎美ストーリー編第11話(通算48話目)。岬先輩の紹介で、海の家で働くことになった2人。バイトに精を出したり、ナンパされそうになったり(織子が)、ヤンキーに絡まれたり(織子が)する。立派な水着回なのだが、なんか、毎回これくらいの露出はしている気がする。
・転職坊主/浜田咲良最終話。小説家の男は、ネタ用のメモに残された『坊主』という単語から、子供のころに出会った不気味な美容師のことを思い出す。それを元に『転職坊主』という物語を考える。というラスト。ここ最近は、坊主の正体に迫るような展開が続いていたので、最後にもう一回ぐらいひねって欲しかったところ。
・恋とか愛とか普通とか/松本結樹読み切り。恋愛に悩む平島君は、飲み会で潰れてしまった会社のマドンナ・本城さんを送ることになるが、部屋で待っていたのは彼氏ではなく、女性の要さんだった。複雑な恋愛事情に、ますます悩むことになる平島君だが、いっしょに料理を作るなかで、ちょっと考え方がほぐれる。みたいな内容。話の流れやキャラの立ち方もイイが、基本的に何が起こるわけでもないので、ややスッキリしない。続編を期待したいです。
・想幻の都/梶谷志乃第9話。合鍵を返しに来たアランは、そこで雪に埋もれたままの恋人・クロエを発見する。自分に目隠しをしながら、なんとか冷え切った彼女の身体を温めようとする。こういうビオロイド特有の恋愛話みたいなのはいいんだけど、そこにジルとかが絡んでこないのが、ちょっと不満。
・健全ロボ ダイミダラーOGS/なかま亜咲第19話。スペース日陰作戦の影響から、ショウマが人間の心を取り戻しかける。帝王の解説により、突然変異的にペンギン線を吸収してしまっていたことが明らかに。そして、人間の天久将馬が復活する。トビラのアオリに『ファイナル』ってあるし、各パイロットのエピソードを描いて終わるのかな?
・THE TOWN/加藤清志第5話。女子高生であり、現役グラビアモデルの冴島志鶴を誘拐しようと企む男。心の中で「勇気リンリンだ!!」と言ったり、何度もクロロホルムを持っていることを確認したり、やる気があるのかないのか分からない妙な魅力があった。そして、この男が『格子状に物体を切断できる』男だった。いっぽう雨木は友人の医者から、かつて身体が格子状にバラバラになった少年・北裏一郎の情報を得る。いよいよ対面か。
・華麗なる虚偽/窪中彩乃第5話。リズがダミアンと再会している現場を目撃してしまったミランダは、心に傷を負う。その影響で香水にリズの幻を見たり、髪形や色をリズと同じにしてしまう。本格的に壊れてきたな。
・レイチェル創々/高橋拡那最終話。今度は、達馬を巻き込んで透明実験をするレイチェル。しかし、地下鉄の帰宅ラッシュに巻き込まれてしまう……。ハシラでは、今回で終わりということを強調しているけど、本編にはそんな雰囲気は感じられない。どの程度、打ち合わせできていたのか?
・まかろにスイッチ/川田大智第3回。『大人の薬』を鼻にツッコむと、絵柄が変わるネタが良かった。あと、爪切りを使うとスカートがめくれるヤツは、やりすぎた爪の描写がグロかった。
・ハルタ読者感謝祭2015今年もやります。応募者全員プレゼント。今号と対象単行本を購入することで、応募できます。ただ、一度の応募で全4種のクリアキーホルダー&ステッカーが揃うのか、応募券を貼った作品のモノだけ届くのかが、よく分からない。
・予告次号の発売は、2ヶ月後。ホルス、THE TOWN、狼の口、華麗なる虚偽、首花、ストラヴァガンツァが掲載。二宮香乃、徳永龍人、徳永智子の読み切りのほか、かささぎ卿も載ります。
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- 2015/08/14(金) 09:06:41|
- ハルタ 21~30号
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ハルタ第26号の感想です。
・表紙とか菊池まりこ先生が担当。カプチーノの克美が茶髪だったので、黒髪少女が新鮮でした。
・ヒナまつり/大武政夫第48話。ヒナが高校生になった新章がスタート。以前のマンションを、近隣住民からの苦情により退去した新田は、新居では身分を会社経営者と偽り、町内コミュニティに溶け込もうとする。その行動を嗅ぎつけたサブの報告により、新田が組み抜けしようとしていると勘違いした組員らが起こした行動とは……。ヒナは、背も髪も伸びているけど、精神的な成長はナシ。
・世界八番目の不思議/宇島葉第3&4話。アイドルゲーム『プリカツ』の活動資金を得ようと、わらしべ長者を始めた みかちゃん。しかし、姉のひみこを巻き込んだことから、ブルセラまがいの展開に。2本目はひみこの彼氏のプリカツ男子がメインに。キャラの隠されたパンツに苦悩する。総合的に見て、ひみこの人間性は素晴らしいという印象。
・ヨメがコレなもんで。/宮田紘次最終回。ある人物が、宇宙人であることをカミングアウト。必然的にヨメもどうするべきかの選択を迫られる。ノブオの勇気ある決断が良かった。時間が経過した3本目では、ノブオの頭頂部はさらにさみしくなっているのだが、そこを切るようなコマ割りが多くて、余計にハゲ感を加速させていた。
・ダンジョン飯/九井諒子第16話。水上で多くのモンスターに襲われるライオスたち。今回は、アクションシーンの激しさが印象的だった。深層まで潜った経験のある冒険者なんだと再認識。食べるのは、クラーケンの体内にいた巨大寄生虫。さらにその体内にいた寄生虫にあたったことで、すこしはライオスが懲りるといいけど。
・A子さんの恋人/近藤聡乃第14話。A太郎がU子を通じて、A君の情報を集めようとする。しかし、A君はえらい体位の時にプロポーズしたんだな。あと、人生ゲームの実演販売って全然売れなくて当たり前だろ。
・ひとふとみ/高田築第2話。いろいろと奢ろうとした瀬野だが、三咲の常識はずれな貧乏ぶりに、面食らってしまう。でも、夜中のおでん屋で二反田から情報を引き出すことに成功し、一矢報いる。これは、小林家の実情を一回のぞいてみないことには、話の全貌が見えてこなさそう。
・本日の四ノ宮家/山田果苗第3話。兄弟全員が出払ってしまったため、2人で留守番をすることになった克四朗とまり。そこで、まりのことを何と呼ぶか?という問題が。なんか、こう2人の疑似恋人展開が続くけど、この路線を推し進めても明確なハッピーエンドにはならないわけだし、他の兄弟とのからみも見てみたい。
・まかろにスイッチ/川田大智第2回。やっぱりメガ澤さんの2本が素晴らしい。特に水中メガネの1本は『くるぞくるぞ』と分かっているのに、やっぱり面白かった。『たんたん』のヤツはよく分からない。
・坂本ですが?/佐野菜見第21話。久保田君が風邪をひいて学校を休む。その代わりに、母・茂美が息子として登校してくる。少しでも坂本君にふれ合いたいと思う様子が、怖ろしくも可笑しすぎた。ただ、割れた箸置きで坂本君は気づいたみたいなんだけど、分かりにくい描写だったな。
・乙嫁語り/森薫第22話(通算48話目)。カルルクと一緒に、久しぶりの遠出をしたアミルがカワイすぎる。鞍の上に立ったり、狩りをしたり、楽しそうなアミルの表情が素晴らしかった。こういう話ばっかりでも、何の不満もない。
・不死の猟犬/八十八良第21話。リンは、八王子保護センターで行われる警察の取り調べに乗じて、白雪姫を奪還する作戦を提唱する。しかも、雁金を捨て駒にして。切子は精神的にかなり不安定になっているだけに、そこが不安要素か。リンが剣崎に弁当を作る特別編も掲載。
・ゲス、騎乗前/西公平第4話。今回は、女馬主のRIHOに対し『カワイイ』を売りにアプローチをかける。失敗するとしても、代わりに馬に乗るのは、絡みづらい先輩騎手でよかったんじゃないかな。
・試写会入門/梶谷志乃読み切り。抽選で映画の試写会に行けることになった、主人公の少女。行く前はいろいろと妄想を膨らませるが、実際の会場は思い描いていたモノと違っていた。しかし……。358~359Pの見開きからの展開が素晴らしい。でも、後ろの席の枯れ専の子と一緒に行けばよかったんじゃないかな?
・ハクメイとミコチ/樫木祐人第26話。祭り本番。ミコチが工夫を凝らして作ったパンとジャムだが、思ったように売り上げが伸びない……と思いきや、太鼓の演目が終わった後は、大勢の客が押しかけててんやわんやに。2人がビックリする377Pの2コマ目が面白い。
・事件記者トトコ/丸山薫第22話。トトコが、自殺しそうになっている(大きな勘違い)小説家を助ける。名乗った名前は、あまり人気のないものだったが、同席した葛城の調べによると、新進気鋭の覆面作家と同一人物であるらしい。これまでは、トトコのおかげで漁夫の利を得て来たけど、どうなるか。
・ローカルワンダーランド/福島聡第7話。島根の住む祖母の見舞いに行く孫娘。悲しませたくないので、すでに関係が冷え切っている旦那も同行することになる。その寝台特急内でのやり取りが描かれる。今回は、ちょっとページが短かったな。それから、ハシラで次回が『シリーズ最高峰』とか、ハードル上げちゃって大丈夫なのかね?
・ルドルフ・ターキー/長蔵ヒロコ第28話。連行されたルドルフだが、逆に船をジャックしてB・Bに直接対決を挑む。それぞれの『リーダー論』の違いが良かった。ペイル、エグマ、モモコは、実力で船内から真犯人を捜そうとしている様子。
・健全ロボ ダイミダラーOGS/なかま亜咲第18話。孝一と恭子が間に合い、スペース日陰作戦が成功。ペンギンたちの巨大化が収まる。一件落着の雰囲気になっているけど、でも、作られた日陰って地球上のごく一部しかカバーできていないと思うんだけど、いいのかな?
・GOGOランさん/松本結樹読み切り。作者がネット上で知り合った、インドネシア人のランさんの日本滞在の様子をオムニバス形式で描く。結婚衣装の豪華さと、日本語を勉強するキッカケのエピソードが良かった。作者は松本結樹で『ゆうき』と読むと思っていたけど『ゆき』で女性なのね。
・織子とナッツン/原鮎美ストーリー編第10話(通算47話目)。茅島先生のバースデーパーティーをすることに。順調にいっていたが、岬&二ノ宮先輩がつき合っていることを知ってしまったショックで、引きこもってしまう(岬先輩のことが好きなので)。そこから、自分の口でナッツンに話すシーンが良かった。
・転職坊主/浜田咲良第5話。今回は、大きなプロジェクトを任される直前に会社を辞めてしまった坊主を、元同僚の女が探す。美容師をしていた坊主のカットモデルを買って出た女は、その流れから『坊主は仕事以外の会話が不得手なのでは?』と仮説を立てる。はじめて、坊主の正体の近いところまで踏み込んでいった印象。
・レイチェル創々/高橋拡那第7話。レイチェルが、透明になる薬を開発。そのテストとして、全裸で公園を散歩する(達馬がサポート)。しかし、初回から胸を触らせていたとはいえ、痴女っぽくなりすぎているような気が。
・カプチーノ/菊池まりこスペシャル番外編。サブキャラたちの様子を、だいたい2ページずつ描いていく。志穂と相沢さんのやつが良かった。
・予告次号は合併号なので、連載陣は全員集合。比嘉史果と松本結樹の読み切りも載ります。
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- 2015/07/17(金) 20:03:49|
- ハルタ 21~30号
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