

ハルタ第55号の感想です。
・表紙&カバーストーリー長蔵ヒロコ先生が担当。鯨幕をバックに、刀を構えるセーラー少女が描かれています。ルドルフ・ターキーのような陽キャラよりも、以前の年の差許嫁喫煙軍人や今回みたいなダウナー系のほうがシックリくる気がする。
・ハクメイとミコチ/樫木祐人第54話。プレミアムな配送手段『騎鳥便』の利用者に当選。お出迎えのための準備をすることに。夕焼けトンビとかオロシとか、時折登場する鳥が印象的だけど、今回のクグルキャもそんな感じになりそう。訓練を積めば意思の疎通もできるのか。
・ヒナまつり/大武政夫第78話。久々に、新田の壺愛がさく裂。近づいてきた結婚詐欺師に壺の何たるかを叩き込む。新田が家に女性を連れてきたことに対するリアクションを見て、ヒナの成長を感じる。
・ミギとダリ/佐野菜見第10話。ミギがおねしょをやらかしてしまう。親にバレないようにシーツを乾かそうとする。いつものように2人が気づかれずに協力して…というところからの、オチのつけ方が良かった。ダリにもプライドがあるからな。
・レキヨミ/柴田康平第2話。ヨミの本業は薬師。制作中の傷薬にレキのヨダレが混入してしまったことから廃棄するが、そこからレキ顔の植物が花を咲かせる。しかも、想定以上の効果を持っており、ヨミは量産化を目論む。レキが骨になる流れ、ヨミの指負傷&地獄突きなど、テンションが高くギャグが切れていた。最高。
・乙嫁語り/森薫第46話(通算72話目)。アミルたちの町に戻る道中で、記録写真を撮ることに。スミスとアリが撮影方法を勉強する。薬品を混ぜたりガラス板を使ったり、今から考えれば想像もつかないほど手間と時間がかかっている。でも、これが当たり前だったんだな。
・欅姉妹の四季/大槻一翔第14話。弁当屋の新店長になるために、現店長から面接を受ける睦実さん。という体裁で、4姉妹のプロフィール紹介をする。睦実は26歳で勤続11年だから、中学卒業から働いているのか。
・北北西に曇と往け/入江亜季第24話。ヨウンが家出した理由は、当事者であるアレックス以外は分かっていた。アイスランドって、同性愛とかに寛容なほうなんだな。慧は報酬で肉を堪能する。しかし、ラストではヨウンの友達のシグルーンが慧にコンタクトを取ろうとする。なにか依頼があるのか?
・バララッシュ/福島聡第6話。サンガロンというアニメスタジオに就職した2人。山口は、スタジオの女王である色指定・宮城さんから難題を持ち掛けられる。もうちょっと学生パートが続くかと思ったけど、意外と早く就職した印象。あと、宇部のほうにも胃痛以外の障害がほしい。
・サーカスの娘オルガ/山本ルンルン第12話。ユーリィとの関係の変化や、観客が汚いヤジを飛ばしたことから、オルガは演技をミス。そこからワイヤーに乗れなくなってしまう。しばらくは裏方の仕事をしていたが、自分にはサーカスしかないということに気づき……。ラストでは時間が経過。オルガとレオは大きなサーカス団に移籍し、スターとなっていた。次回からは青年編というところか。
・A子さんの恋人/近藤聡乃第41話。A太郎のアパートでボヤが発生。A太郎の部屋も消火の影響で水浸しになってしまう。折しも、部屋の更新時期はもうすぐだが……。A太郎のセリフから思ったけど、タイトルが『A子さんの恋人』なんだから、主人公はA子じゃなくてA太郎やA君のほうなんだな。
・昴とスーさん/高橋那津子第11話。スーさんは、澪の誕生日に旅行をプレゼント。しかし、楽しみにしていたイベントが雨で中止になってしまう。そこでスーさんが、見事な代案を用意する。連載開始から約1年。いちばん恋人らしい2人が描かれたエピソードかも。
・星明りグラフィクス/山本和音第16話。吉持は、デザイン業界のやり方を学ぶ(盗む)ため、インターンで働くことに。コミュニケーション面での不安が考えられたが、デザインの実力でねじ伏せる。図書館で本を読んだり、事務所の掃除をしたり、潔癖症なのに頑張ったな今回は。
・不死の稜線/八十八良第50話。ついに、雄貴が谷山をカオリさんに紹介しようとする。が、そのタイミングを狙っての逮捕を、剣崎らも考えている。どちらにしろ、思い通りに事が運ぶことはなさそう。風鈴vs切子とかもあり得るか。
・いきなり少女戦士!/西公平読み切り。柊まろみは魔法のステッキの力で美少女戦士に変身し、悪の怪物と戦う。しかし、能力を与えた女王は、まろみの言動がいちいち癪に触るのだった。っていうか、マスコットキャラのポココがモンスター猿なのは、ツッコまなくてもいいのか。
・バクダン/佐藤春美読み切り。男の成功の尺度として、どのくらいの大きさの爆弾(●~*みたいな形のヤツ)を買うか?みたいな世界観の話。漫才とかコント向きの内容。
・ダンジョン飯/九井諒子第45話。地上に戻ったシュロー&カブルー一行は、西方エルフが島主と会談の場を設けていることを知る。ここでカブルーが、迷宮への介入を避けるために説得を試みる。ここまではヒール的なイメージの強いカブルーだったけど、そういうバックボーンがあったのか。そしてライオスは、以前から霊が見えていたことが発覚。ただ、特定の個体のみなので、何か有益な情報をくれるパターンかな。
・忍ぶな!チヨちゃん/設楽清人第15話。うっかり、同衾状態で寝落ちしてしまったチヨ代。目を覚ましたワタル殿から逃げようとするが……。逃走のために保健室の壁を解放したので夕陽が差し込み、はからずもドラマティックな初会話?シーンに。なんだか最終回のような雰囲気。
・あねおもい/福田星良第7話。あおいと宇治先輩は仲良しだが、さきちゃんと殿くんの仲は最悪。『衝動』から『反省』の殿くんの髪型は、ツインテールと言っていいのか? なにか別の言い方があった気がする。
・東京城址女子高生/山田果苗第7話。正式に『城址田散策部』を発足させるために、部員募集に奔走する美音&あゆり。しかし、屋上からチラシをばら撒くといった派手な行動から、生徒会長に目をつけられてしまう。次回は接待城址巡り。このまま会長が3人目になる流れかな?
・彼女はお義父さん/川田大智第11話。あまりにも自意識を強く保ちすぎたため、佐倉さんに戻れなくなってしまったお義父さん。恐怖心で自意識を揺さぶろうと、バンジージャンプに挑戦することに。結果的に余計に厄介なことになってしまった印象。学校でずっと手をつないでいるわけにもいかないしな。今回は、お義母さんがいつも以上に目立っていた。
・雲の子くららちゃん/紙島育読み切り4本立て。前号に引き続き登場。3本目のプールのヤツが良かった。あと、うまい角度から見たら虹が現れたりしないかな。
・ストラヴァガンツァ~異彩の姫~外伝/冨明仁最終話。謎の男性と一緒に泳ぎ、キスをする夢を見るビビアン。理想の男性を求めて、いざ出航!という幕切れ。最終巻は、8月発売予定です。
・燕のはさみ/松本水星第13話。水島が、上海にいたころ燕の父親の店で働いていたということが発覚。だから燕を勉強会に入れたんだろうけど、本当に同一人物なのかな? 名前が同じだけの別人だったりして。
・ラブ孝/緒方波子第9話。同棲して半年。いよいよ、本格的に結婚を考えて動くことに。波ちゃんは、牛田氏といると便利なことから結婚に前向きだったが……。これで破局オチだったら、夢も希望も愛もあったもんじゃないな。
・青武高校あおぞら弓道部/嵐田佐和子第11話。いぶきの脅迫状に屈しないために、弓道同好会を立ち上げようとする和馬らだったが、逆に屋上の無断使用が学校側に露見してしまうことに。美空先生も責任を追及される。そこで起死回生を狙って、公開練習を行うことに。いぶきをあぶり出す作戦かな?
・今日のちょーか!/戎島実里第15話。第4話で釣ったあと校内で飼っているクサフグのクーちゃんが、病気にかかっていることを潮香が見つける。飼育担当の渚が責任を感じ、必死に水槽の環境改善に取り組む様子が良かった。
・ひつじがいっぴき/高江洲弥第13話。アラコータの協力を得て、母親が怜夢に語りかけたことで、水の中から救出することに成功。これでハッピーエンドかと思いきや、謎のヌイグルミ集団が現れる。誰の差し金だ?
・碧いホルスの瞳 -男装の女王の物語-/犬童千絵第22話。ヌビア族との交渉をダシに、ファラオの座を手に入れようとしたソベクだったが、シェプストのほうが一枚上手だった。さらには、スネルセトの排除にも成功。ついに『男装のファラオ』の姿を、民衆に披露する。そろそろ幕切れが近いのかな?
・予告次号は、まだ見ぬ春の、山岳部、ドラクラ、バードさん、キツネと熊の王冠、ニコラが掲載。原鮎美の新連載が始まるほか、三輪皐月の読み切りも載ります。
テーマ:漫画の感想 - ジャンル:アニメ・コミック
- 2018/06/16(土) 18:22:59|
- ハルタ 51~60号
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ハルタ第54号の感想です。
・表紙&カバーストーリー宮永麻也先生が担当。天才ネコと頑丈な女の子のコンビ、いいと思います。
・ダンジョン飯/九井諒子第44話。好き嫌いが激しくワガママなイヅツミ。戦闘への参加も気まぐれ。勝手に洞窟内に入っていったところを、マルシルが追いかける。打ち解けるための説得が、結果的に自分の首を絞めることになってしまうのが面白い。あとライオスは『獣のマネをしての威嚇』が得意技になりつつあるけど、主人公がそんなことでいいんだろうか?
・ミギとダリ/佐野菜見第9話。園山家にも家政婦がいた。ミギが母親のモノマネを習得し、ペイズリー柄の家の情報を引き出す。メガネをかけたまま風呂に入っている父親や「計画はカチコチに滞ってるぞ」「シャラップみっちゃん」といったセリフなど、いつにも増してキレがあった。
・レキヨミ/柴田康平新連載。森にすむ、傍若無人な姉・レキと真面目な妹・ヨミの話。今回は飴をめぐってのやり取りだけに終始してしまったので、どういった世界観なのかが分からなかった。2人はケモ耳&シッポ持ちなんだけど、これが当たり前なのか他の種族はいるのか?とか。毎号連載。
・彼女はお義父さん/川田大智第10話。サイン会に挑むお義父さん。「詩織」と聞くだけでも不安定な状態になってしまうが、なんとか自意識を保つ。しかし、佐倉さんの友人の篠原さんが現れて……。お義父さんの名前は吾朗だったのか。ペンネームかもしれないけど。
・ヒナまつり/大武政夫第77話。未来の平和を守るため、超人フィットネスと手を切ろうとする瞳。しかし、ファイナル・デスティネーションのごとく、運命から逃れることができない。そこで最終手段に打って出る。しかし、この流れだと最終的には、アメリカの大統領とか国連事務総長にまで登り詰めそう。
・山を渡る‐三多摩大岳部録‐/空木哲生第2話。電車で会った加賀さん(植村直己好き)を巻き込んで、高尾さんに登る。新入部員を逃しまいと、あれこれ気を遣う先輩部員たち。なかでも、金田が南部さんに歩き方を教える場面が良かった。3人とも正式入部してくれるかな。
・北北西に曇と往け/入江亜季第23話。ヨウンのスマホを通じて、家出するに至った事情を知った慧。これは、そのまま連れ帰っても問題は終わらないな。どういう解決方法を導き出すのか?
・欅姉妹の四季/大槻一翔第13話。前回飼うことになった金魚に対する、朱美と睦実のリアクションの違い。単行本だと、前話と合わせて1話の扱いになっていそう。
・星明りグラフィクス/山本和音第15話。全く正反対の2件のクライアントからの仕事を掛け持ちし、苦戦する吉持。サル、カワウソ、そしてアリに現状を例えるシーンが良かった。こういったことは、明里のほうが上手くコントロールをしないとな。
・バララッシュ/福島聡第5話。東京に来た2人は、アニメスタジオの見学に。宇部は絵の才能を見込まれ、さっそく仕事をすることに。いっぽう山口は、社長で演出家の千葉と銭湯に行く。才能の有無を、女性の美醜に例えるシーンが良かった。社会性のない天才と、そのパートナーというのは『星明りグラフィクス』と似た構図なんだな。
・不死の稜線/八十八良第49話。今回から改題。自分が警察に目をつけられていることを悟った雄貴は、カオリさんを遠くに逃がそうとする。どうも、このまま逃避行編ということになりそうだけど、途中でカオリさんが言っているように『修羅の道』だよな……。
・乙嫁語り/森薫第45話(通算71話目)。スミスとタラスについての今後についての話し合い。正式な婚姻というのは後になるけど、現在は婚約したという認識でいいか。次回から、復路が始まるわけか。
・ニコラのおゆるり魔界紀行/宮永麻也第8話。農村のお祭りに来たものの、出店を断られてしまったサイモン。しかし、ミリという美人な村娘に目をつけて仲良くなろうとする。彼女は祭りで笛を吹くことになっていたが、大勢の前で演奏する自信がなかった……。『度胸の魔法』のシーンも良いけど、比喩ではなく、本当に地面から出現したチチャ様に対するリアクションの違いが面白かった。
・ふしぎの国のバード/佐々大河第23話。過去編その3。ハワイ滞在中のバードさん。アメリカ人の女性旅行家メアリさんと、ガイドのデボラと一緒に『女神ペレ』を観るために、キラウェア火山を登ることに。噴火シーンは、その後のリアクションも含め作中で最も迫力のあった場面か。次回からは、日本に時間が戻る様子。
・忍ぶな!チヨちゃん/設楽清人第14話。看病しようとするものの、ことごとく失敗するチヨ代。そこで最後に取った手段は……。回想シーンで母親が登場したけど、現在は何をやっているんだろう? もう亡くなっている?
・あねおもい/福田星良第6話。新キャラが2人登場。殿くんは、さきちゃんのクライメイトでライバル。でも、あおいとは意気投合。空手部の宇治先輩は、あおいともさきとも仲良くなる。となると、殿くんと宇治先輩がどういう関係になるかも気になるところ。
・A子さんの恋人/近藤聡乃第40話。母親から、実家に残された荷物の整理をせかされるA子。長年放置してきたそれらの物を、捨てるべきか必要なのか判断することができない。かねてより懸案だったデビュー作の修正と、人間関係の決着をリンクさせていく構成か。
・ヴラド・ドラクラ/大窪晶与第7話。今回の件の黒幕はダン・ダネスティという、前王の血縁者だった。ハンガリーの後ろ盾を得て、ワラキア王に返り咲こうとしている様子。貴族たちへの根回しも始まっているようで、かなりのピンチか。ヨラシュとの食事シーンは、ひさしぶりにヴラドの狂気性を見た感じ。
・ストラヴァガンツァ~異彩の姫~外伝/冨明仁第7話。今回は、左官職人のデンさんの話。どれだけ頼まれても仕事を断っていたが、居酒屋の女将・アリッサの姿を見て、改修を引き受けることに。壁を塗りなおすシーンは『玲瓏館』のときに、やりたかったネタなのかもしれない。
・キツネと熊の王冠/中村哲也第6話。前のオーナーが使っていた看板を発見。損傷の激しい吊り枠部分を新しく作ることに。今回はビールはほぼ関係なく、鉄鋼ウンチクといった感じ。この2人の話も、そろそろ終わりかな。
・今日のちょーか!/戎島実里第14話。遠足。家の都合で休みだという渚のために、クラスメイトの夏美&幸恵ちゃんと協力して、シーグラスのアクセサリーを作る。いつもとは違って、控えめな潮香が良かった。
・ゲームしたっていいじゃん/高橋拡那読み切り。5度目の登場。ゲームショップで遊花さんの後光にやられる客と、教室で遊花さんから話しかけられるオタクたち。という2本。クラスメイトはともかく、ゲームショップに女性が行っても、そこまで引かないだろ。
・ラブ孝/緒方波子第8話。知り合いの漫画家や編集者の話を聞いて、参考にしようとする波ちゃん。その中から使えそうな『牛田君の出勤についていく』を実践する。でも、コートの下はパジャマのまま外に出てるよね? ちがうかな
・ひつじがいっぴき/高江洲弥第12話。なんとか母親の協力を取り付けようと、アラコータとめェさんが奮闘する。すっかり、アラコータの中で怜夢の存在が大きくなっているんだな。これで目覚めて終わりって感じかな。
・ペパーミントアパートメント/渡邉紗代読み切り。理由アリの住民が集めるアパート。ノラという住人がいなくなったことに、マルという少年がショックを受ける。ノラが姿を消した理由や話の構成は上手いんだけど、何か一味たりない感じ。
・雲の子くららちゃん/紙島育読み切り。髪の毛が雲になっている、くららちゃん。そのことをからかわれると……。前のメデューサしかり、実に良いキャラを描く。もっと長い話も読んでみたい。
・まだ見ぬ春の迎えかた/井上きぬ第9話。いよいよ文化祭がスタート。しかし、つづみはミスコンの中間発表で最下位になってしまう。そこで、舞ちゃんと一緒に行動することで知名度の向上をはかるが……。2人の“決別”シーンは、一歩踏み出したとはいえ、ちょっと切なかった。
・有明の月/百名哲三部作・後編。なんとかCDを菅野さんの遺族に渡す。その後、片桐さんの行方を探すが……。それから数年後に偶然再会してからの、考え方のすり合わせ。そして百野の「人間の業を肯定するのは 芸事の持つ大事な機能のひとつ」というセリフが印象的。
・予告次号は、弓道部、ホルスの瞳、丁寧、スーさん、燕のはさみ、城址高生が掲載。西公平の読み切りも載ります。
テーマ:漫画の感想 - ジャンル:アニメ・コミック
- 2018/05/16(水) 19:23:05|
- ハルタ 51~60号
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ハルタ第53号の感想です。今回は、センとコンジュのグラフィグが付録に。
・表紙&カバーストーリー大槻一翔先生が担当。ビキニでハンバーガーを売り歩く女性たちが描かれています。でも、パテをひっくり返すときは、油が跳ねて大変だと思うのです。
・ヒナまつり/大武政夫第76話。未来では、ヒナたち超能力者の組織が政府と対立し、内戦状態にあることがハルから語られる。その原因が『ロックージョン』を求めるアツシにあることも判明。でも、アツシを失脚させた黒幕は分からなかったし、現在のところ無関係っぽいけど話し合いに新田が呼ばれた理由も気になるところ。
・ダンジョン飯/九井諒子第43話。かつて、炎竜に敗れた場所に到着したライオス達。そこでアンラッキーが重なり、アイスゴーレムとバトルすることに。ここで、イヅツミが本領を発揮する。俊敏性に優れていて、一撃で急所を仕留めるイメージか。そして料理パートでは岩場をサウナ代わりにしながら食べるのだが、そのとき「動物だから裸になっても平気だろ」と脱ぐイヅツミをかばおうとする(主にライオスから)マルシルが良かった。
・ミギとダリ/佐野菜見第8話。ミギがワガママな性格の丸太という男の子と遊んでいるあいだに、ダリが家内を探索。しかし、部屋の様子を窺ってみると……。冷静なダリが激高し、感情が表に出やすいと言われていたミギが制止するという、逆転の構造が良かった。
・乙嫁語り/森薫第44話(通算70話目)。今回は、スミスと会った時や再婚するときのアレコレ、そして再びスミスと会うまでのタラスの心の動きを描く。路銀のために、自分の装飾品を次々と売っていくシーンが、とても切ない。
・わかばのこと/荒木美咲読み切り。母親が忙しい わかば は、叔父の長次郎のところで放課後を過ごしていた。本当は母親に甘えたいのに、そのことを素直に言えないわかばと、一度は挫折したバイオリンに再び挑戦する長次郎を重ねる構成が上手い。これがデビューとは、思えない。
・昴とスーさん/高橋那津子第11話。スーさんの祖母の墓参りに行く。その中で2人の出会いが回想され、堂嶋さんの家では、スーさんの告白の様子も振り返ることに。スーさんが子供になっていなかったら、普通に「結婚が……」という話になっていたんだろうな。
・東京城址女子高生/山田果苗第6話。今回は、あゆりの地元・杉並にある成宗城址をめぐる。家族に「城址めぐりの何が楽しいの?」と言われたことなどをキッカケに、あゆりの心に火がつき『城址散策部』設立に動く。美音の過去の一端も明らかになり、これで本格的に絆ができたってことかな。
・今日のちょーか!/戎島実里第13話。少し離れた港に、アジを釣りに行く。いつのまにか成長した潮香と渚の姿を、三日月先生の視点で見つめるという内容。ただ、こうなってくると物語的に、次の目標を決めたほうがいい気がする。
・彼女はお義父さん/川田大智第9話。小野君の好きな映画監督の試写会と、お義父さんのサイン会がバッティング。しかたなくあきらめようと思った小野君だが……。お義父さんが本心を語る流れが良かった。しかし、トレーニングしたとはいえ、不安定な変身でサイン会を乗り切ることができるのか?
・帰らぬ人/櫻井良太読み切り。戦争終結から10年。帰ってこない父親を捜して、娘がミッドと呼ばれる戦地だった場所に赴く。でも、作者的には親子愛とかではなくアクションシーンとかを重点的に描きたい様子。ヘリの墜落シーンも迫力があったし。しかし(友人の物?)とはいえ、女子高生がヘリの運転をできるとは。
・ハクメイとミコチ/樫木祐人第53話。司書さんが登場。多くの訪問者のリクエストに応えていく。古着屋のヤツとかハクヨさんとか、多くのキャラが登場して賑やかでよかった。次号は休載。アニメで忙しかったのかな。
・ぽんたとそのた/中河星良読み切り。6度目の登場。ぽんたの飼い主のペン子が『アホでもひく風邪』に倒れたので、委員長の寿限無君がプリントを届けにくる。でも、彼は犬が苦手だった。編集部的に、このシリーズをどうしたいんだろう?
・忍ぶな!チヨちゃん/設楽清人第13話。風邪を引いたワタル殿が、保健室に運び込まれる。タマミに背中を押され、チヨ代が看病に向かう。でも、看護婦に変装しちゃったし高熱を出しているし、元気になった後に覚えていないパターンなのでは?
・はんざきちゃんとスイトンさん/得津宏太読み切り。かつて人々から恐れられた化け物のハンザキと、彼女(?)を退治した術者のスイトンの話。再び化け物に戻らないように欲望を抑え込んで生きているハンザキちゃんを、スイトンが村で行われているお祭りに誘う。屋台を回る2人様子が楽しそうなのがいいし、子供3人と目が合った?というところからオチへの持っていきかたも良い。
・不死の猟犬/八十八良第48話。来島だけでなく、辺見や岩永からも暴行を受ける谷山は、すでに限界か。いっぽう警察サイドでも事件のアウトラインを捕らえた様子。捜査の手が迫った時、雄貴とカオリはどうするのか?
・欅姉妹の四季/大槻一翔第12話。縁日で朱美が捕まえた金魚を水槽に移す。瞳がいつになくせっかちになっているのが、なんだかカワイイ。もしかして初めてペットを飼うんだろうか? いずみがお姉ちゃんしているのも新鮮。
・バララッシュ/福島聡第4話。『オネアミスの翼』を封切当日に観るため、徹夜で並ぶ2人。そのときのアレコレ。次回は、東京にスタジオ見学に行く様子。宇部はともかく山口は実績がないだけに、変に挫折しないといいけど。
・北北西に曇と往け/入江亜季第22話。久しぶりに、慧のところにまともな依頼が。家出して1週間になるヨウンという少年の行方を捜すことに。情報収集→尾行→建物への潜入と、立派に探偵している。お色気シーンもあったし。
・青武高校あおぞら弓道部/嵐田佐和子第10話。天馬らが利用する弓具店の娘・いぶきは、学校では派手な外見に変装して遊びまわっていた。弓道部員たちが店に来てバレることを危惧したいぶきは、屋上での活動を中止に追い込もうとする。でも、4人目の部員になる流れだよな。
・あねおもい/福田星良第5話。遊びに来たたかしを、不思議の国のアリス風のパーティーで出迎える一連のネタが面白すぎる。姉弟の狂気が満ちている。
・丁寧に恋して/サワミソノ第11話。箱入り娘の都留ちゃんは、恋人の穂高君と2人きりになりたかった。というのが、修学旅行をサボろうとした理由。自分が行くために苦労した丁寧のブチ切れ具合がすごかった。491Pなんて、ちょっとホラーが入っている。しかし、2人の考えを聞き『修学旅行こそ、2人の思い出を作るのに相応しい』と考えを改め、説得する。次回から、いよいよ台湾編か。
・ひつじがいっぴき/高江洲弥第11話。アラコータでも水の中の怜夢を救うことはできず。カギは、隣り合った母親の夢の世界にあるはずだが、そこには入ることができず。ここで、めェさんが意地を見せる。タイトルの『ひつじがいっぴき』って、この状態のめェさんのことかな?
・星明りグラフィクス/山本和音第14話。3年生に進級した吉持。しかし、プレゼンの授業に大苦戦してしまう。パーティーに参加し、見つけ出した打開策は? パーティーで話しかけられる人を、ことごとく覚えていない流れが良かった。あと、今回はキャラの顔がおまんじゅうみたいになっていたけど、一時的な絵の変化かな?
・ストラヴァガンツァ~異彩の姫~外伝/冨明仁第5話。今回は、ポックルの姫・チッチルが主役。“大きな女性”に憧れる彼女の奮闘ぶりを、ショート×4本で描くオムニバス構成。バリキンとルックルはスピンオフ?の主役だった時もあったけど、本編ではコレといった活躍はなかったな。
・燕のはさみ/松本水星第12話。ツテを頼りに、英国大使館のパーティーに潜入したマダム・レオナ。しかし、そこには絶対に顔を合わせたくない男も同席していた。意識するあまり失敗を重ねてしまう。それでも、大使と接点が持てればと思ったが……。本人は失敗したと思っているけど、大使の明確なリアクションがないので、まだ分からないんじゃないかな。
・ゲームしたっていいじゃん/高橋拡那読み切り。4度目の登場。今回は『英語を勉強』と『合コンに参加』の2本。遊花さんのキャラとゲームとそれ以外の日常が、うまくミックスできてきたような。
・U子さんの恋人/近藤聡乃番外編その2。U子とあさこが双子だと判明。仲の悪い2人が、台所でしみじみと語るシーンが良かった。それからあさこの娘2人のキャラがとてもイイ。次回からは、本編に戻る様子。
・碧いホルスの瞳 -男装の女王の物語-/犬童千絵第21話。シェプストは、戦いを続けてきたヌビア族の国と和平を結び交易を活性化させようとするが、課題は山積み。そして、ジェフティにハプスネブが接近する。何を狙っているのか?
・ラブ孝/緒方波子第7話。ベランダ菜園などを駆使し、自立した生活を目指す波ちゃん。でも早々に挫折してしまう。そのことと、猫語を話すようになった牛田とのコミュニケーションを上手くリンクさせている。でも、リアルに語尾が「ニャン」の男がいたら、相当の恐怖だと思う。
・有明の月/百名哲三部作・中編。モキュメンタリー第6弾。片桐さんが失踪し、百野が行方を捜すことになる。前編で登場した藤浪さんが受け取っていたCDから、行先の見当をつける。本人は登場しないのに、片桐さんの気持ちや考え方がグワーッと伝わってくるのがスゴイ。
・予告次号は、まだ見ぬ春の、山岳部、ドラクラ、バードさん、キツネと熊、ニコラが掲載。柴田康平の新連載も始まります。
テーマ:漫画の感想 - ジャンル:アニメ・コミック
- 2018/04/15(日) 18:49:50|
- ハルタ 51~60号
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ハルタ第51号の感想です。ハクミコのグラフィグが付録に。
・表紙紙島育先生が担当。身体から植物が生える白髪女性が描かれています。目次コメントで言っていた四葉のクローバー、見つけましたよ。
・シャーリー・メディスン/森薫読み切り。実に、3年7ヵ月ぶりの登場。近所で強盗事件が発生したので、用心のためにシャーリーとベネットさんは一緒の部屋で眠ることに。そのときの女子トークの様子が良かった。動物園に行く話も、いつか描かれるかな。
・山を渡る‐三多摩大岳部録‐/空木哲生新連載。新歓オリエンテーション最終日だというのに、三多摩大岳山岳部はブースを出していなければ部室も無人だった……。山登りの様子や道具の描写が細かいので、今後の期待が大きくなる。新入生2人も、戸惑いながらも入部するだろうし。隔号連載です。
・北北西に曇と往け/入江亜季第21話。ジャックと慧が乗っていた車が、吹雪のために路肩に落ちてしまう。2人が来るのを待っていた三知嵩は、激高する。たしかにこういう風に感情をコントロールできないとなると、犯罪したとしてもおかしくないか。
・ヒナまつり/大武政夫第75話。マオの提案で、海に行くことに。しかしアンズが手ぶら&所持金1000円で来たので、はからずもサバイバル旅行となってしまう。台車や流木に乗って移動したけど、この3人は空を飛ぶことはできないんだな。
・今日のちょーか!/戎島実里第12話。夏祭り。恥ずかしがって渚以外のクラスメイトと行動できない潮香。結局釣りに逃げてしまうが、釣ったゴンズイの蒲焼きをキッカケに、打ち解けることに成功する。最近、友情モノとしてバリバリに面白い。
・ミギとダリ/佐野菜見第7話。ダリが秋山と遊んでいるあいだに、ミギが家内を探索する。汚れ仕事を嫌がっていたミギが最後においしい思いをする構成が見事。対照的に、不気味な鳥に抱きつかれることになったダリは……。あと、舞台となっているのは『村』レベルの大きさなのか。今回のヒット台詞は「全身疲労骨折り損だ」。
・バララッシュ/福島聡第3話。山口が宇部とつるみ始めたことが気に入らない岩っち。いろいろと、ちょっかいをかけてくる。不器用ながらも、これでケジメをつけたってことか。あと、荻くんが裏で糸を引くタイプでなくてよかった。次は、宇部のほうから歩み寄る何かが必要か。
・なれた手つきで ちゃんづけで/ゴトウユキコ読み切り。漫画家の志村は、臨時でアシスタントに入った片岡さんと、ズルズルと肉体関係を持ってしまう。しかし、それが不倫だと知った片岡さんはアシスタントを辞め、そのことをマンガに描いてしまう。出版社のパーティーで再会したときの本音のやり取りが良かった。再登場していただきたい。
・星明りグラフィクス/山本和音第13話。吉持の母校から、仕事の依頼を受けたほしあかり。高校時代のことをことごとく忘れまくっている吉持が面白い。しかし、失語症というウソを3年間通せるものなのか? そして、吉持の下の名前が星と書いて『てぃあら』と読むという、衝撃の事実も明らかになったが、それに関するエピソードを明里ちゃんが聞くのを断るのが良かった。強い信頼関係。それから、吉持から声をかけた後輩ちゃんはどういう存在なんだ?
・ハクメイとミコチ/樫木祐人第52話。美味しいと評判の炙り餅屋さんに並ぶコンジュとミコチ。楽しみにしていたが、店の雰囲気も良くなく、味も思っていたほどではなかった……。2人の台詞が、アニメの声で脳内再生される。
・欅姉妹の四季/大槻一翔第11話。欅家の夏の様子を描くオムニバス。個人的には、家計費を4人で出し合う様子が良かった。そして、最後のページには謎の女性が登場。4人の母親だとすると、ちょっと若いような。
・ニコラのおゆるり魔界紀行/宮永麻也第7話。サイモンが目をつけていたミイラを、先に買われてしまったことに気づいたニコラ。なんとかしようと、街中を駆け巡る。ニコラ的にはくたびれ損だったかもしれないけど、丸く収まって良かった。
・ダンジョン飯/九井諒子第42話。夢魔(ナイトメア)に襲われたマルシルを助けるため、ライオスが夢の世界に飛び込む。作中で描かれた夢とラストで2人が思い出した夢の内容が、全く違うのが面白い。そして、夢魔を竜の仲間と定義するのはともかく、その姿をハマグリにしてしまうとは。
・ようこそ プリュネル5号館へ!/都森れん読み切り。突如動き出したぬいぐるみのリチャードに導かれ、マロウは幽霊が出ると噂のある廃墟へ。そこで出会ったナコという不思議な少女とともに、真相を解明する。不思議の国のアリスとかオズの魔法使いとか、そういう雰囲気。ナコが空を飛べるのは、いったい何の能力だったのか?
・不死の猟犬/八十八良第47話。岡崎を殺してしまった谷山は、周囲から白い目で見られ浮いた存在に。雄貴は来島というヤバイ性格のヤツを差し向け、さらに追い込もうとする。谷山が死にたがる → カオリに紹介するていうのが、青写真か。でも、来島は想定外のことまでしそう。
・ヴラド・ドラクラ/大窪晶与第6話。近衛兵を解体し直属の親衛隊に作り変えることで、さらに貴族の勢力を削ぐことに成功したヴラド。しかし、復活祭のパーティーで暗殺未遂に遭ってしまう。これにはハンガリーが関わっている様子。今度は、国外の敵と争わないといけないのか。
・ふしぎの国のバード/佐々大河第22話。過去編その2。ニュージーランドで転地療養していたバードさんは、そこで肺病に苦しむマシューという少年と出会う。2人が乗った船がハリケーンに遭い、バードさんは懸命に危機を乗り切ろうとする。ニュージーランド発でイギリスに戻ろうとしていて、修理でハワイに立ち寄るって、どういう航路だったんだ?
・ゲームしたっていいじゃん/高橋拡那読み切り。3度目の登場。このまま不定期連載化かな? 今回は初めて遊花さんがゲームをプレーしている様子が描かれる。しかし、自キャラはジャケットの下は裸じゃないか。なんてキャラメイクをするんだ。
・忍ぶな!チヨちゃん/設楽清人第12話。ワタル殿と同じ魅力を持った強い忍がいれば、問題が解決するのでは?と思ったサヨ代。そこで、なにがワタル殿の魅力なのかを調べる。部下の銀の酷使されっぷりも面白いのだが、サヨ代の新髪型が大正解だと思う。
・彼女はお義父さん/川田大智第8話。小野君と佐倉さんの間にビミョーな距離感がある(触れないので)ことに気づいた友人が、2人の仲を深めようとする。インタビュー形式のデュエットとか、ハイタッチ代わりのバンザイとか、程よいイチャイチャ具合。
・U子さんの恋人/近藤聡乃番外編。ヒロ君を伴いU子が実家のある秋田に帰省。結婚の報告をする。ラストで登場した あさこ はU子の妹か。で、小さい子は妹の娘か。姉妹でなにか確執があるのか?
・忍びのエン/加藤清志読み切り。全身の関節を外すことのできる忍びのエンが、復讐の鬼と化す様子が描かれる。外したヒジの関節で白刃取りをするなど、相変わらずケレン味たっぷりのアクション。でも、水遁の術はそういう意味じゃないと思う。
・ストラヴァガンツァ~異彩の姫~外伝/冨明仁第4話。侍女長になったアレグラが、久しぶりの帰省。同じく豊満なボディを持つ妹2人と、歳の離れた弟のロメオをたっぷりと甘やかす。「今回は、裸! 裸を描くんだ!」という、作者の意気込みが伝わってくる。
・あねおもい/福田星良第4話。今回は、グリーングリーンから始まる、一連のミュージカルネタが良かった。あと、ちゃんと親も同居していたんだな。
・キツネと熊の王冠/中村哲也第5話。休日にタンクの清掃をするマヤ。トビラには『ビール回』とあったけど、実際にはマヤの水着姿にドギマギするニルスという内容。実際のビール要素は酵母カスくらい。
・ひつじがいっぴき/高江洲弥第10話。アラコータと会うことを禁止された怜夢。自分の意思を母親に伝えることができなかった後悔から熱を出し、夢の中では深い水中に閉じ込められてしまう。めェさんは、アラコータに助けを求めようとするが……。なんとなく、めェさんという存在の意味が、ポイントになってきそう。
・まだ見ぬ春の迎えかた/井上きぬ第8話。プール回。だけど、人魚姫のストーリーと淑乃店長の恋愛事情を絡めて、舞ちゃんが恋愛スタンスを見直すという上手い構成。水着のサイズの合わなさは、よく分からなかったけど。
・美女とやきゅう/佐藤春美読み切り。セクシーなユニフォームを着た美女と、フリーキャッチボールするショートストーリー。これは、もっと長いページで読んでみたい。
・いしをみる。/柴田康平読み切り。様々なものを売り払ってでも、本物の宝石が欲しい女性。友人とともにダイヤモンドの山を、ひとつずつチェックする。ハシラにあるように次は連載だと思うけど、今回はちゃんと宝石を欲しがる動機を描いたほうが良かったような。
・ラブ孝/緒方波子第6話。牛田氏と必要以上にコミュニケーションをとらなくなった波ちゃんは、猫恋しさのあまり奇行するようになってしまう。実家に帰って癒しを得るものの、その効果も次第に薄くなっていく。やっぱり、ここは牛田氏とちゃんと向き合わないとな。
・有明の月/百名哲三部作・前編。モキュメンタリー第6弾。ブラックな環境で働く百野は、そこで片桐という信頼できる先輩と出会う。孤独死した人の部屋を掃除した後に語る、餓死寸前の体験談が、すごいリアル。そして片桐に会いに来た?女性は何者なのか?
・世話のかかるヤツ/浅井海奈読み切り。ブタの着ぐるみが、猫専門店が入荷ミスした犬を100円でゲットする。世界観に入り込むのが、なかなか難しい。
・予告次号は弓道部、ホルスの瞳、丁寧、スーさん、燕のはさみ、城址高生が載るほか、荒木美咲、櫻井良太、得津宏太、百名哲の読み切りが掲載されます。
テーマ:漫画の感想 - ジャンル:アニメ・コミック
- 2018/03/16(金) 18:39:10|
- ハルタ 51~60号
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ハルタ第51号の感想です。
・表紙宇島葉先生が担当。猫耳娘たちが氷のはった池で魚釣りをしています。耳だけでなく、シッポまで防寒バッチリなのがカワイイ。
・忍ぶな!チヨちゃん/設楽清人第11話。今回は珍しく、チヨ代の本業である忍びとして活躍する様子が描かれる。多少の動揺があったとはいえ、終始クールな表情で戦っている姿が新鮮だった。でも、この世界を取るかワタル殿を取るかという選択が待っているわけか。
・バララッシュ/福島聡第2話。アニメ好きを隠しながら、うまく立ち回っていた山口。しかし、クラスメイトの宇部がHなアニメ絵を描かされていることを知り、心が揺らぐ。ここから2人が意気投合してアニメ制作を始めるんだろうけど、いろいろと障害も大きそう。
・今日のちょーか!/戎島実里第11話。潮香が風邪をひいてしまい、渚が1人で釣りをすることに。潮香のために大物を狙ったり、潮香のやり方をマネて釣ってみたり、その場にいないことによって存在感が増す見事な構成。良い友情ストーリーですわ。
・ハクメイとミコチ/樫木祐人第51話。ミコチと取引のある八百屋のミキが、ひと癖ある農家からキノコを仕入れようと交渉に挑む。アニメ放送中なのに、モブに近いキャラ(蜂蜜館の話には絡んでいるけど)がメインでよかったのかどうか。
・乙嫁語り/森薫第43話(通算69話目)。今回は冬を迎えた暮らしの変化を、1ページ1イラスト形式で綴っていく日記風の構成。中央アジアにもコタツがあるんだな。
・彼女はお義父さん/川田大智第7話。肌が触れていなくても、髪の毛1本でも問題ないことが発覚。小野君は家に戻ることになるが……。抜けた毛=死んだ細胞(?)だと効果は不安定ってことかな? ミックス状態のお義父さんが気持ち悪すぎる。
・ミギとダリ/佐野菜見第6話。母親を殺した犯人を見つけるためには、幼いころの自分たちが暮らしていた家を探さなければならない。そのために自由に出入りできる家を増やす=友人を作ることに。2人はボーイスカウトに入るものの、上手くコミュニケーションをとることができない。なんとか1人と仲良くなれたけど、先行きは長そう。今回のヒット台詞は「賽の河原に行く際は」。
・欅姉妹の四季/大槻一翔第10話。大家族から特大ビニールプールを借りてきたいずみ。楽しむ様子を動画に撮って、出かけた睦実と瞳を呼び戻そうとする。しかし、いずみの水着はサイズが合わずほぼTKBを出しっぱなし。克斗もほぼ無心で動画を撮り続けていて「どっちも大丈夫?」という感じ。年頃だろうに。
・君の前ではいつも赤鬼/仁科彰太朗読み切り。鬼が当たり前にいる世界観。鬼ヶ島さんは、徹夜のテスト勉強がたたってうたた寝。角が机に刺さってしまうというピンチに陥ってしまう。デビュー作とのことだけど、絵のうまさ、特に女性キャラの表情とか体つきを見るに、かなりの同人キャリアを積んでいそう。再登場に期待です。
・碧いホルスの瞳 -男装の女王の物語-/犬童千絵第20話。教育係として王宮に戻ってきたセンムト。しかし、ネフェルウラーは勉強を嫌がりうまくいかない。天文学という突破口を見つけてからの展開、特にシェプストと一緒に王家の墓所に行って夜空を見上げる場面は、この作品の中で最も平和な時間が流れたシーンだったか。しかし、ジェフティ側で不穏な動きがあるし、また荒れそうな雰囲気。
・ダンジョン飯/九井諒子第41話。アセビの要求は、自身の体に施された呪いを解くこと。マルシルが黒魔術師と知って襲ってきたわけだが、食事のマナーをセンシに注意されたときに動いてしまい、解除は失敗する。しかし、予告編に登場していたキャラをここまで温存していたのは、素直に感心する。偏食やマナーの悪さも、魔物食に新しい波を起こしそう。
・北北西に曇と往け/入江亜季第20話。清のアイスランド滞在最終日。慧といっしょにオーロラを見る。っていうか『アイスランド観光編』とあるし、清は本当に遊びに来ただけだったのか。三知嵩の件で助けに来たと思っていたのに。
・昴とスーさん/高橋那津子第10話。チームメイトとも打ち解け、歓迎会も開かれる。しかし、スーさんは逆に居づらさを感じてしまうように。澪の説得もあり、野球を続けることになったけど、いつまでも嘘をつき続けられるものでないことも、確かだしな……。
・私の鳥かご/伊藤真希読み切り。鳥かご職人の青年のところに、人形のような少女が訪ねてきて「自分が休むための鳥かごを作ってほしい」と依頼する。結局、少女の素性や依頼した経緯もハッキリしないし、ホラーなのかファンタジーなのかも分かりにくかった。
・ヒナまつり/大武政夫第74話。バリバリと仕事をこなす瞳。詩子さんや実の父親の姿には失望し、新田の言葉にだけ耳を傾け心酔していく。どこかで倒産するなり買収されるなりしないと、瞳が大きくなりすぎてしまう。
・星明りグラフィクス/山本和音第12話。学園祭2日目。吉持のその場その場で作品を仕上げていく展示が始まる。明里ちゃんの裏工作もあり票を伸ばすが、黒沢のゲリラプロジェクションマッピングの前では……。まぁ、試合に勝って勝負に負けたって感じなのかな。あとは、エグゾディア パト美のインパクトの強さ。
・ストラヴァガンツァ~異彩の姫~外伝/冨明仁第4話。ヒューリvsマオの族長の座をかけた決闘。マオが得意の蹴りで優位に立つが、次第にヒューリが盛り返していく。試合前は「勝てない」と言っていたのに、終わった後に普通に「族長」と呼んでいるのがよかった。そういう常識なんだな。
・不死の猟犬/八十八良第46話。カオリは復活をもらったあとは普通の人間になれるのかを確認する。しかし、切子はここで嘘をつく。復活が手に入ってもベクターのままだとは。カオリと雄貴の仲も深まったし、悲劇的な結末になりそう。
・ゲームしたっていいじゃん/高橋拡那読み切り。49号に続き、2度目の登場。電車内でゲームの会話をするJKに聞き耳を立てる遊花さんだが、それらはすべて『ゲーム実況動画』のはなしだった。前回に続き、今回も当人がゲームする描写はナシ。
・A子さんの恋人/近藤聡乃第39話。大きく思い入れのある仕事を前に、苦戦中のA君。気分転換にNYの街を散歩する。A子の返事の期限が、あと2ヵ月。これが作品的にもひとつの目安になるか。
・ひつじがいっぴき/高江洲弥第9話。夢の中でも外でも、いっしょに遊ぶ怜夢とアラコータ。しかし、アラコータの兄には心配され、怜夢の母親には実力行使に出られてしまう。まぁ、こればっかりは周囲の行動を止めようがないしな。
・青武高校あおぞら弓道部/嵐田佐和子第9話。新しい弓道部員、御手洗透が登場。中りを連発するが『早気』という弱点も持っていた。実力もあるし、秘めた情熱も持っている。いい戦力じゃないか。
・あねおもい/福田星良第3話。今回は『貴族ごっこ』のネタを、間に6本はさむという構成が良かった。あとは、たかしのキャラも。
・燕のはさみ/松本水星第11話。勉強会に出席した燕。しかし、どこか場違いなのは間違いなく、財津とぶつかってしまいシェービング対決することに。結果は引き分けだったが、それが水島には不満の様子。燕に何を期待していたんだ?
・東京城址女子高生/山田果苗第5話。今回は美音の好きな人、太田道灌くんゆかりの地を回る。『知る必要のないことが人生を彩る』という、今回のテーマが良かった。でも、あゆりはあんまり生かせなさそう。
・ラブ孝/緒方波子第5話。つき合って1年が経過した波ちゃんと牛田氏が、同棲することに。割と気楽に構えていたが、実際に暮らし始めると些細なことにストレスが溜まっていく。もし別れたら、連載も終了か?
・ぽんたとそのた/中河星良読み切り。5度目の登場。野生時代を思い出し、最高の寝床を仕上げていくぽんた。毎回2ページしかないのがもったいない。
・キツネと熊の王冠/中村哲也第4話。マヤとニルスのサイクリングデート。でも作者が描きたかったのは、電車と競争するニルスとその後の筋肉かな。ほぼビールが関係なくなっているような。
・丁寧に恋して/サワミソノ第10話。さぁ出発というところで、丁寧と同じ班の都留さんが修学旅行をサボろうとしていることが発覚する。丁寧はそれを知ってどうするのか? そして都留ちゃんがサボろうとしている理由は何なのか? でも、豊田にかけた電話番号から事情がバレそうだけども。
・すずちゃんとしろくん/志岐佳衣子読み切り。メガネ男子と下半身がセクシーな大根とのイチャイチャ。シュールすぎて、捕らえ方が分からない。
・魔女フェリパとの約束/真冬麻里読み切り。世界中の魔女が集まるヴァルプルギスの夜に、高熱を出した姉の代わりに参加することになったダニエル。はじめは戸惑っていたが、フェリパという魔女と知り合い、宴を楽しむ。しかし、フェリパにも秘密が……。これは、全く関係のない場所で2人に再会してほしい。
・公安部特異人種課56/菊池まりこ最終回。常田が盲腸で倒れてしまう。代理の担当官は、要に冷たく当たるのだった。早期終了は残念だけど、途中から悪戦苦闘している感じがうかがえたし、致し方ないか。次回作に期待したいです。
・グルタ島日記 大麦畑のジョディー/だいらくまさひこ読み切り。146Pの大長編。電光画家を目指すジョディーは、ホームステイ先のジルスタイン邸にある、秘密の地下室に忍び込もうとする。水路を進むときのワクワク冒険感。中盤以降の本気のジョディーの頑張りなど、みどころがたくさん。長いページ数だが世界観に引き込まれ、一気に読み進められる。個人的には、ジョディーの髪がすぐに逆立っちゃうのがカワイイ。
・予告次号から、空木哲生の新連載が始まるほか、ゴトウユキコ、加藤清志、都森れん、百名哲、森薫の読み切りが載るほか、まだ見ぬ春の、ドラクラ、バードさん、ニコラが掲載されます。
テーマ:漫画の感想 - ジャンル:アニメ・コミック
- 2018/02/16(金) 19:37:49|
- ハルタ 51~60号
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