晴耕雨マンガ

2月は『トクサツガガガ』と『はじめアルゴリズム』。

2017年のマンガ賞にランクインしてきそうなマンガ予想 答え合わせ

先日、マンガ大賞2018のノミネートが発表されたことで、主なマンガ関連の賞の受賞・候補作が出そろったことになります。
このブログでは、昨年11月に『今年のマンガ賞にランクインしてきそうなマンガ予想』という記事で、ランクインしそうなマンガを予想していました。今回は、その答え合わせをしたいと思います。
エンタミクスが休刊になったので、対象は…
・第3回 次にくるマンガ大賞(次に)
・このマンガがすごい! 2018(すごい)
・THE BEST MANGA 2018 このマンガを読め!(読め)
・俺マン2017(俺マン)
・全国書店員が選んだおすすめコミック2018(書店員)
・マンガ大賞 2018(大賞)
の6つです。
※基本的に、各ランキング50位までを対象とし、それ以下の順位で発表されている場合でも、ランク外という扱いにしたいと思います。


・うらみちお兄さん/久世岳/comic POOL/一迅社
次に1位・すごい19位・書店員web部門選出
・映画大好きポンポさん/杉谷庄吾【人間プラモ】/Pixiv・ジーンピクシブ/KADOKAWA
すごい17位・俺マン36位・大賞ノミネート
・映像件には手を出すな!/大童澄瞳/月刊!スピリッツ/小学館
すごい15位・読め7位・俺マン1位・大賞ノミネート
・月曜日の友達/阿部共実/週刊スピリッツ/小学館
すごい4位・読め5位・俺マン3位
・人馬/墨佳遼/マトグロッソ/イーストプレス
なし。



・セブンティウイザン/タイム涼介/くらげバンチ/新潮社
なし。
・潜熱/野田彩子/ヒバナ→マンガワン/小学館
なし。
・とんがり帽子のアトリエ/白浜鴎/モーニングツー/講談社
すごい6位・読め・26位・俺マン13位・書店員1位・大賞ノミネート
・人魚姫のごめんねごはん/野田宏&若松卓宏/やわらかスピリッツ/小学館
なし。
・ねえ、ママ/池辺葵/エレガンスイブ/秋田書店
すごい24位



・バイオレンスアクション/沢井新&浅井蓮次/やわらかスピリッツ/小学館
すごい10位・読め9位・俺マン21位・書店員9位
・BEASTARS/板垣巴留/週刊少年チャンピオン/秋田書店
すごい2位・読め3位・俺マン2位・大賞ノミネート
・不滅のあなたへ/大今良時/週刊少年マガジン/講談社
すごい3位・読め26位・俺マン17位・大賞ノミネート
・魔術師A/意志強ナツ子/トーチweb/リイド社
なし。
・マロニエ王国の七人の騎士/岩本ナオ/月刊flower/小学館
すごい1位



・メイドインアビス/つくしあきひと/WEBコミックガンマ/竹書房
すごい13位・俺マン43位・大賞ノミネート
・やれたかも委員会/吉田貴司/note/双葉社
すごい39位
・ヤンキーショタとオタクおねえさん/星海ユミ/ガンガンONLINE/スクエニ
次に7位・すごい24位
・LIMBO THE KING/田中相/ITAN/講談社
すごい16位・読め17位
・レイリ/岩明均&室井大資/別冊少年チャンピオン/秋田書店
すごい35位・俺マン32位




映像研やバイオレンスアクションあたりは予想通りの成績をおさめたという感じなんですけど、ランクイン数0の作品が、5つもあったというの痛恨。今年は各賞ごとの傾向がハッキリと別れていたように思います。
3月くらいには『どのマンガが、いかに多くの賞に高い順位で入ったのか?』というランキングをしたいと思います。






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  1. 2018/02/02(金) 20:02:02|
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今年の読み切り漫画まとめ 2017

◯はじめに
今年も残り1ヶ月を切り、さまざまなマンガ関係の賞が発表される季節になってきました。でも個人的に気になるのは、その選考対象がどれも『単行本』だということ。雑誌に掲載されたりWebで発表されたマンガがすべて単行本化されるわけではありません。そこで、昨年12月から今年11月までで自分が読んで面白かったと思う読み切り、および単行本化されていない短期連載作品をまとめてみたいと思います。

○週刊少年チャンピオン 短期連載
今年度、チャンピオン誌上に掲載された短期連載作品は11本。英雄!シーザーさん/大江しんいちろう(21~31号掲載)など出張版を除いたなかで良かったのは、キメラ人間vs老人殺人者PSYCHO LORD/伊科田海(52~5+6号掲載)、野球の1シーンを鮮烈に切り取るファインプレー!/水森崇史(15~17号掲載)、登場人物が全員どこかオカシイ?弟子入りコメディMASTER & D/吉野宗助(44~1号掲載)など。個人的なイチオシは
絵江の変人解放運動/鈴木優太(21~24号掲載)です。
絵江の変人解放運動/鈴木優太
なぜか集まってくる変人たちを変な方法で助ける絵江さん。作者特有の世界観は、やっぱりこういう1話完結のほうが生きると思う。そろそろ短編集が出せるぐらいはたまっていると思うけど、どうなんだろうか?

○週刊少年チャンピオン 読み切り
出張版やコラボもの4本を除いて掲載された読み切りは、作者28人の40本。極度の照れ屋の少女が、ヒーローとして立ち上がるSHY/実樹ぶきみ(7号掲載)  思ったものが作れない!美人姉妹のやり取りが最高。ゴッドハンドガール/吉野宗助(14号掲載)  「腕で全体重を支えぐるぐるしている」って言いたかっただけじゃないの!?オドリオドル/齋藤剄吾(25号掲載)  美学を貫く殺し屋のノワールアクション黒き薔薇の花束を/藤田勇利亜(33号掲載) ワニとガゼルが仲良くケンカしながら料理をするBEAST COMPLEX/板垣巴留(39号掲載)といったあたりが印象に残っています。ベストは
天然記念女子高生 菅田ちゃん/松尾あき(12号掲載)です。
天然記念女子高生菅田ちゃん/松尾あき
天然の菅田ちゃんと、目つきが悪い汐崎さん。クラスから浮いてしまっている2人が出会って、仲良く……なる? キャラも会話のテンポもとても良かった。
あと、今年のチャンピオンのハイライトは囚人リク/瀬口忍の『永周ちゃんと御母堂』です。
永周ちゃん

○別冊少年チャンピオン
今年度、別チャンに掲載された読み切りは、作者25人の36本。この中で印象に残っているのは、 設定、展開すべてがバカバカしくて最高!赤鬼さんとのツノくらべ/炎堂たつや(3月号掲載) 合気道で培った体捌きをサッカーに生かさない!? フェータリズム‐運命論‐/鈴木大四郎(3月号掲載) お留守番の少年忍者が、屋敷のからくりを駆使して侵入者を撃退お庭番の御るすばん/佐藤周一郎(6月号掲載) 軽トラ×JKの組み合わせに無限の可能性を感じる軽トラと私/杉浦洸(7月号掲載)  お嬢様が金の力に物を言わせてゴーストハントバネッサ・エカキンウォーク/中斉翔(8月号掲載) といったところ。ベストは
裕道くんはニブすぎる!/黒田隆太郎(9月号掲載)です。
裕道くんはニブすぎる!/黒田隆太郎
予備校で知り合った裕道は瑛(あきら)のことを男と勘違い。瑛も『自分は女だ』というヒントを出しつつ、バレないラインを探って遊ぶ。裕道との距離感で瑛が悩む終盤や、バス越しに正体がバレた?というシーンも良かった。次に2人は、どういう形で顔を合わせるのかと想像が膨らむ。
あと、5本掲載された中村ゆきひろとか、同じテーマで描いている山口陽史あたりは連載させてもいいと思う。

○ハルタ
40~49号に掲載された読み切りは、作者25人で46本(Killer Queen/大江亜久利は来年分に持越し)。小さくてマッチョな者たち~冬~/西公平(40号掲載)など、番外編的なものを除いた中で良かったのは、銃の腕一本で西部の町を生き抜く少女LITTLE MAFIA/大上明久利(44号掲載)  空中を漂うクラゲの生態。いつもとちがってギャグ要素が抑えめだったくらげの星/二宮香乃(46号掲載)  仲良く話す男女。スムーズな会話の裏側にある、切ない気持ちのすれ違い河川敷のシャトル/木村みなみ(48号掲載) マリモに異様な執着を見せる姉。次の依存先は……春立つ姉/黒川裕美(49号掲載) トランプのことを知らなくても、とにかくメドゥーサさんがカワイイメドゥーサ嬢ニューサイト/紙島育(49号掲載)  といったところ。ベストは
そこのけ☆超特急/得津宏太(47号掲載)です。
テラフォーミングに使われた人造人間が、反乱を起こす。そいつらを立ち退かせろ! 見やすい絵柄、メイン2人のテンポのいいかけ合い、アクションシーンの爽快感と、すべてのレベルが高かった。

○その他
定期的に購入している雑誌以外で気になった読み切りは、
泉の女神がかつての自分と、人間となり母親になった自分とのギャップに悩む元女神のブログ/本間実(週刊モーニング2&3号掲載 → ベビモフで連載)
すぐに死んじゃうロボットのシホちゃん。彼女が考える心の在処とは?シホちゃん死なないで/つばな(飛ぶ教室48号掲載)
なんでもかんでも「キライ、嫌い!」。でも、ホントは……?杉浦先輩は好きと言えない/宇治一仁(ヤングキング9号掲載)
戦場で見つけたメドゥーサの少女を、カワイく育てる。別れのシーンも切ない石に薄紅、鉄に星/遠藤達哉(ジャンプSQ CROWN 2017 SPRING掲載)
落ちぶれたお嬢様が、地元少年と貝を獲る。食べた後のリアクションも良いいそあそび/佐藤宏海(good!アフタヌーン7月号掲載 → 12月号から連載)
奥多摩から新宿を目指す魔女。でも、どうしても人間にビビってしまうおくたまのまじょ/丸紅茜(comicポラリス掲載)
これが創作者の性! 思いついた方法は試さずにはいられない間違いからの模索 クラフツマン変奏/てらおか現象(wired.jp掲載)
といったところ、そして
◯エピソード・オブ・ザ・イヤー
放課後ていぼう日誌(読み切り版)/小坂泰之(ヤングチャンピオン烈1号掲載)です。
放課後ていぼう日誌
個人的に流行ると思っている『釣り×女子』物の、思い描いた形にピタリとはまった傑作。釣って、さばいて、食べるというところまでをしっかりと描いているのが好印象。海と空の広がりが感じられる演出もグッド。


来年も、こういうことができたらいいと思います。よろしくお願いします。







  1. 2017/12/02(土) 19:00:00|
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今年のマンガ賞にランクインしてきそうなマンガ予想 2017

さて今年も残り1ヵ月半となり、様々な漫画関係の賞が発表される季節となって参りました。各所でランキング予想されていると思いますが、このブログでもやってみようと思います。
※あくまでも『ランク入りしそう、評価されそう』という基準で選んだものですので、必ずしも全ても読んでいるわけではありません。ご了承ください。
タイトル/作者/発表媒体/出版社/単行本既刊数


・うらみちお兄さん/久世岳/comic POOL/一迅社/1巻
教育番組の体操のお兄さんが見せる“裏の顔”。『次に来るマンガ大賞 Webマンガ部門』『WEB漫画総選挙 インディーズ部門』の両方で1位を獲得。すでに太いファンがいることを証明している。
・映画大好きポンポさん/杉谷庄吾【人間プラモ】/Pixiv・ジーンピクシブ/KADOKAWA/全1巻
映画製作に関わる天才たちの物語。ピクシブに公開されるや否や、すぐさまマンガブロガーを中心にバズり書籍化という、サクセスストーリーを達成。今年を代表するタイトルともいえる。上位進出は固いと思う。
・映像件には手を出すな!/大童澄瞳/月刊!スピリッツ/小学館/2巻
電撃3人娘が最強の世界を描くため、アニメ制作に挑む。見開きでの解説ページやパースのついた吹き出しなど、若干24歳の作者が描く世界観に多くの人が魅了されている。個人的には、イチオシ。
・月曜日の友達/阿部共実/週刊スピリッツ/小学館/1巻
2人は、月曜日の夜に学校で会う約束をする。誰にも内緒で。色彩表現豊かで詩的なモノローグや思春期特有の心の機微を瑞々しく描いており、今年の大本命作品。『このマンガがすごい!』で、男女両部門1位獲得なるか。
・人馬/墨佳遼/マトグロッソ/イーストプレス/2巻
架空の戦国時代を生きる、半人半馬の生物『人馬』。その過酷な生き様。生半可な覚悟で読むと、作者の人馬愛に打ちのめされてしまう。ポスト九井諒子的な感じで評価を受けるかも。



・セブンティウイザン/タイム涼介/くらげバンチ/新潮社/3巻
70歳の妻が、初めての妊娠。異色の高齢子育て漫画。フィクションだからこそ、新しい命と向き合うことの素晴らしさが伝わりやすくなっている。『アベックパンチ』とは方向性が違うが、作者の実力は確か。
・潜熱/野田彩子/ヒバナ→マンガワン/小学館/1巻
好きになったのは、愛してはいけない人だった。テーマや内容的に女性票が多く見込めると思うのだが、連載誌の刊行終了 → アプリに移籍という空白期間がどう影響してくるか。
・とんがり帽子のアトリエ/白浜鴎/モーニングツー/講談社/2巻
魔法使いにあこがれる少女をメインにしたファンタジー。作者特有の繊細な筆致で、壮大な世界を描き出している。2巻にして特装版が発売されるなど、出版社側からのプッシュもうかがえる。
・人魚姫のごめんねごはん/野田宏&若松卓宏/やわらかスピリッツ/小学館/2巻
人魚姫は釣り上げられた魚の友達を弔うため、美味しくいただく。飽和状態にあるグルメ物の中でも、一歩突き抜けた存在。1月のスタートから、勢いが落ちることはなかった。
・ねえ、ママ/池辺葵/エレガンスイブ/秋田書店/全1巻
様々な形の『母』を描いた短編集。『縫い繕う人』『どぶがわ』『プリンセスメゾン』と、発表する作品が確実にランクインしているので、今作も同等の結果を残しそう。



・バイオレンスアクション/沢井新&浅井蓮次/やわらかスピリッツ/小学館/3巻
ゆるふわ殺し屋の過激な仕事ぶり。タイトル通りのバイオレンスさと、日常パートのギャップ具合が大きく面白い。っていうか、原作者が『和歌山の主婦』じゃなかったことにも驚き。
・BEASTARS/板垣巴留/週刊少年チャンピオン/秋田書店/5巻
肉食と草食。偏見と差別が渦巻く世界を生き抜く、動物たちの青春ストーリー。初連載での完成度の高さはもちろん、作者のお父さんはあの人…?というゴシップ的な関心も集めそう。
・不滅のあなたへ/大今良時/週刊少年マガジン/講談社/5巻
あらゆるモノや生物に変化する“球”。様々のことを吸収、経験することでなにを手にするのか? 前作『聲の形』は2014年に高ランクインを連発。今作も同等の評価を得られそう。
・魔術師A/意志強ナツ子/トーチweb/リイド社/全1巻
様々なタブーを越えた少女たちを描いた短編集。昨年『このマンガを読め!』で猛威を振るったトーチ勢。今年も選ばれるとすれば、この作品かと。作者はチェコ国立芸術アカデミー卒業という俊英。
・マロニエ王国の七人の騎士/岩本ナオ/月刊flower/小学館/1巻
目標は『お姫様をかっこよく助けること』。変わり者の七兄弟の騎士たちの活躍を描く。昨年『金の国 水の国』で高ランクインを連発。今作でも同等の評価を受けそう。



・メイドインアビス/つくしあきひと/WEBコミックガンマ/竹書房/6巻
人類未踏の大穴を舞台にしたダークファンタジー。今年の夏に放映されたアニメがヒット。その影響を受けて、漫画のほうでも高い評価を受ける流れが期待できるのではないかと。
・やれたかも委員会/吉田貴司/note/双葉社/1巻
あの日、あの時、あの子とヤレたのでは…? 男たちの抱えるモヤモヤを『やれたかも委員会』が判定する。単行本化の際に行われた、続編のためのクラウド・ファウンディングも成功している。
・ヤンキーショタとオタクおねえさん/星海ユミ/ガンガンONLINE/スクエニ/2巻
ヤンキースタイルの男の子と、オタクOLの歳の差モノ。『次に来るマンガ大賞』『WEB漫画総選挙』でランクインしている。っていうか、ドラマCDのキャスティング(田村睦心・日笠陽子)が完璧すぎると思うのです。
・LIMBO THE KING/田中相/ITAN/講談社/2巻
海軍兵と伝説的な元英雄の2人が、難病をめぐる謎に挑む。SFとしてもバディものとしてもブロマンスとしても楽しめると評判。単行本の発売時期(1月と7月)も、申し分なし。
・レイリ/岩明均&室井大資/別冊少年チャンピオン/秋田書店/4巻
戦国の世を死にたがりの少女が駆け抜ける。漫画界の大御所と鬼才がタッグを組んだ意欲作。単行本1、2巻が昨年の11月の発売だったので、本格的な評価は今年から。去年の俺マンでは5位に入っている。



今年は、本命と呼べる作品が多いと思う。その中でも、ポンポさん、映像研、月曜日の友達あたりが、一歩抜け出ているか。








  1. 2017/11/14(火) 20:00:00|
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どのマンガが多くの賞にランクインしたかのランキング 2017

先日、マンガ大賞2017の結果が発表され、2016年を対象にした漫画賞が出そろったことになります。そこで、今回は『どの作品が多くの賞にランクインしたかをランキング』してみました。
対象は…
・エンタミクス 2016コレ読んで!漫画ランキング(エンタ)
・このマンガがすごい! 2017(すごい)
・このマンガを読め! 2017(読め)
・俺マン2016(俺マン)
・全国書店員が選んだおすすめコミック 2017(書店員)
・マンガ大賞 2017(大賞)
の6つです。


1:10位以内にランクインした賞の数
2:↑が同じ場合は、10位以下にランキングされた賞の数が多い方が上位
3:それも同じ場合は、1でランクインした順位の平均が低い方が上位
という基準でやっていきます。

第9位
からかい上手の高木さん/高木崇一朗/ゲッサン/2+1


・書店員1位・大賞10位 ・エンタ15位

双亡亭壊すべし/藤田和日郎/週刊少年サンデー/2+1

・エンタ3位・読め8位 ・すごい15位
ランクイン数、平均順位が同じということで、2作品が9位に。『~高木さん』は、からかい系ラブコメ。『双亡亭~』は謎の屋敷を舞台にしたアクションホラー。ドリフターズ/平野耕太 と 昭和元禄落語心中/雲田はるこ は、ランクイン数は同じながら、平均順位の差でランク外となってしまいました。

第8位
春の呪い/小西明日翔/コミックZERO-SUM/2+2


・エンタ4位・すごい2位 ・読め41位・俺マン12位
死んだ妹の婚約者と、姉の奇妙なラブストーリー。昨年12月に、完結となる2巻が発売されている。下位ランクイン数の差で8位に。

第7位
ゴールデンゴールド/堀尾省太/モーニングtwo/2+3

・すごい5位・大賞7位 ・エンタ48位・読め36位・俺マン11位
謎の存在『フクノカミ』の出現により、島の生活が浸食されていく……。6位とランクイン数は同じながら、平均順位の差で7位に。

第6位
ダンジョン飯/九井諒子/ハルタ/2+3


・すごい6位・大賞3位 ・エンタ34位・読め36位・俺マン43位
モンスターを食材にしたファンタジーグルメ。昨年に続き今年もランクイン。勢いを維持し高ランクインしたものと、30位以下にガクッと順位を落としたものに二分された。

第5位
思い、思われ、ふり、ふられ/咲坂伊緒/別冊マーガレット/3


・エンタ10位・すごい9位・書店員10位
タイプの違うJK2人を中心にしたラブストーリー。今年は全体的に女性向け作品が強かったと思う。

第4位
深夜のダメ恋図鑑/尾崎衣良/プチコミック/3


・エンタ1位・すごい4位・書店員2位
3人の女性が、ダメ男たちをぶった切る。ランクインした3つはどれも5位以内だが、それ以外は50位以下と評価がハッキリと別れた印象。

第3位
ファイアパンチ/藤本タツキ/ジャンプ+/3+3


・すごい3位・俺マン4位・大賞8位 ・エンタ16位・読め23位・書店員15位
雪に覆われた世界で、炎に身をつつまれた男が復讐を目指す……はず。予想の斜め上を行く展開同様、評価も分かれた印象。ただ、6つ全てにランクインしたのは、1位とこの作品のみ。

第2位
金の国 水の国/岩本ナオ/フラワーズ/4+1


・すごい1位・読め3位・俺マン3位・大賞2位 ・エンタ25位
対立する2つの国を舞台にした、おとぎ話風ファンタジー。トップテン入りした数が同じで、平均順位で上回っているだけに、書店員でランク入りを逃したのが悔やまれる。

第1位
私の少年/高野ひと深/月刊アクション/4+2


・エンタ6位・すごい2位・俺マン1位・書店員6位 ・読め19位・大賞11位
アラサーOLと小学生男子の年の差恋愛。第1話が『マンガ史上最も美しい』と話題になり、俺マン首位を筆頭にすべての賞で20位以内にランクインを果たした。



あとは、
透明なゆりかご/沖田×華/ハツキス

・エンタ13位・すごい6位・読め17位・書店員11位

ガイコツ書店員 本田さん/本田/ジーンピクシブ

・エンタ19位・すごい12位・書店員12位

AIの遺電子/山田胡瓜/週刊少年チャンピオン

・すごい14位・読め19位・俺マン17位

の3作品が10位代のランクインが多く『隠れ人気作』といった感じです。


2016年は、すべての賞で1位が違うという(ブロスコミックアワードは猫のお寺の知恩さん/オジロマコト。ananマンガ大賞は中学聖日記/かわかみじゅんこ。HONZ大賞はゴールデンゴールド/堀尾省太)、よく言えば群雄割拠、悪く言えば本命不在の1年だったという印象でした。





  1. 2017/03/31(金) 21:25:45|
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2016年のマンガ賞にランクインしてきそうなマンガ予想 答えあわせ

先日、マンガ大賞2017のノミネートが発表されたことで、主なマンガ関連の賞の受賞・候補作が出そろったことになります。
このブログでは、昨年11月に『今年のマンガ賞にランクインしてきそうなマンガ予想』という記事で、ランクインしそうなマンガを予想していました。今回は、その答えあわせをしたいと思います。
コミックナタリー大賞が行なわれず、次に来るマンガ大賞の開催時期がズレたので、対象は…
・エンタミクス 2016コレ読んで!漫画ランキング(エンタ)
・このマンガがすごい! 2017(すごい)
・THE BEST MANGA 2017 このマンガを読め!(読め)
・俺マン2016(俺マン)
・全国書店員が選んだおすすめコミック2017(書店員)
・マンガ大賞 2017(大賞)
の6つです。
※基本的に、各ランキング50位までを対象とし、それ以下の順位で発表されている場合でも、ランク外という扱いにしたいと思います。


・AIの遺電子/山田胡瓜/週刊少年チャンピオン/秋田書店
すごい14位・読め19位・俺マン17位
・あげくの果てのカノン/米代恭/月刊!スピリッツ/小学館
エンタ43位・すごい22位・読め11位・俺マン8位
・かぐやさまは告らせたい~天才たちの恋愛頭脳戦~/赤坂アカ /ヤングジャンプ/集英社
エンタ14位・俺マン13位・書店員4位
・からかい上手の高木さん/山本崇一朗/ゲッサン/小学館
エンタ15位・書店員1位・大賞ノミネート


・吸血鬼すぐ死ぬ/盆ノ木至/週刊少年チャンピオン/秋田書店
エンタ22位
・恋と呼ぶには気持ち悪い/もぐす/コミックプール/一迅社
すごい23位
・コオリオニ/梶本レイカ/コミックBaby/ふゅーじょんぷろだくと
俺マン1位
・こちら葛飾区亀有公園前派出所/秋本治/週刊少年ジャンプ/集英社
すごい34位・読め33位


・コロコロ創刊伝説/のむらしんぼ/コロコロアニキ/小学館
すごい43位
・さびしすぎてレズ風俗に行きましたレポ/永田カビ/マトグロッソ/イーストプレス
すごい3位・読め19位・俺マン13位
・中間管理録トネガワ/原作-萩原天晴・漫画-橋本智広、三好智樹・協力-福本伸行/月刊ヤングマガジン
エンタ31位・すごい1位
・トモちゃんは女の子/柳田史太/ツイ4/講談社
なし


・翔んで埼玉/魔夜峰央/花とゆめ※復刊/宝島社
すごい34位(番外)
・ニュクスの角灯/高浜寛/コミック乱・トーチweb/リイド社
読め4位・俺マン43位
・ファイアパンチ/藤本タツキ/ジャンプ+/集英社
エンタ16位・すごい3位・読め23位・俺マン4位・書店員15位・大賞ノミネート
・腐女子のつづ井さん/つづ井/コミックエッセイ劇場/KADOKAWA
エンタ30位・すごい21位


・ペリリュー -楽園のゲルニカ-/平塚征緒&武田一義/ヤングアニマル/白泉社
なし
・僕と君の大切な話/ろびこ/デザート/講談社
エンタ12位・すごい8位・俺マン20位
・やがて君になる/仲谷鳰/コミック電撃大王/KADOKAWA
すごい43位・俺マン36位
・私の少年/高野ひと深/月刊アクション/双葉社/2巻
エンタ6位・すごい2位・読め19位・俺マン1位・書店員6位・大賞ノミネート



すごいの1~3位、俺マンの1位2作品、6つの賞すべてにランクインした2作品を選んだりと、なかなかの成績ではないでしょうか?
でも、個人的には『トモちゃんは女の子』がランクイン0というのは、ちょっと納得がいかない。もしかして、電子版がないのが影響しているのか?
3月くらいには『どのマンガが、いかに多くの賞に高い順位で入ったのか?』というランキングをしたいと思います。







  1. 2017/02/04(土) 12:24:27|
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