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晴耕雨マンガ

天国大魔境の小ネタ募集中/10月は、六道の悪女たち、ジョジョリオン、ヴィンランド・サガ。

最近買ったマンガの感想 2020夏

最近、新しいマンガを買う機会が多かったので、第1巻限定でまとめて感想を書いてみたいと思います。





・雨の日も神様と相撲を/城平京・戸賀環/講談社
米作りと相撲とカエルを信仰する村で起きる奇妙な出来事。この巻は序章という感じで、村の風習や殺人事件の概要説明といったところ。これからカエルの相撲と猟奇的な事件が、どうリンクしてくるのか気になる。しかし、作画担当の相撲をとるカエルを描く苦労はなかなかのものだろう。


・うしろの正面カムイさん/えろき・コノシロしんこ/小学館
悪霊、妖怪の類を絶頂さ(イカ)せて成仏さ(イカ)せるエッッッッッロイムエッサイムなコメディ。単行本は紙で買ったが、第1話のメリーさんのバックを取るシーンは、スマホ・タブレットで画面をスワイプしてマンガを読むことに対する最適解のひとつだと思う。


・往生際の意味を知れ!/米代恭/小学館
人生で唯一つき合った元カノと結婚したいと思っている主人公。その元カノから、予想外のお願い事をされる。あらすじの段階では、女性のほうがヤバいのかと思っていたら、男のほうも負けず劣らずヤバかった。本編を読むと、表紙で手に持っているモノの意味が分かって面白い。なんで光っているんだ?


・狩猟のユメカ/古部亮/講談社
女猟師がパラレルワールド?に。人の言葉を話すオリックス(羚羊)とタッグを組み、サバイバルする。どうしてこんな状況になったのか?というより、この状況でどうやって生き残るのか?という方向に展開していく感じか。秋田犬のアゲパンのカワイさが、作中唯一の癒し。


・スインギン ドラゴン タイガー ブギ/灰田高鴻/講談社
戦後の日本を舞台にしたジャズストーリー。姉の容体とかオダジマの記憶のこととか物語の縦軸はあるものの、それよりもジャズの演奏シーンの空気感が素晴らしい。公式からプレイリストも発表されているので、それを聴きながら読むと、さらに盛り上がる。NHKの朝ドラのような雰囲気がある。


・葬送のフリーレン/山田鐘人・アベツカサ/小学館
魔王を倒した後の世界を描くファンタジー。魔法使いのエルフが、ひさしぶりに勇者を訪ねてみると……。エルフと人間やその他の種族とで、時の流れの感じ方が違うということの描写が抜群に素晴らしい。今の段階から、仲間のアイゼンはもちろん、弟子のフェルンをも見送ることになるのかと思うと切なくなる。


・対ありでした。/江島絵理/KADOKAWA
名門校に通うお嬢様たちが、秘かに格闘ゲームで火花を散らす。登場キャラたちの情緒不安定一歩手前のテンションの乱高下具合と、細やかで動きが想像しやすいゲーム描写のバランスが良い。でも、アケコンほどの大きさの物を隠して持ち運ぶのは、なかなかに骨が折れると思う。


・つばめティップオフ!/ワタヌキヒロヤ/フレックスコミックス
身長差40㎝の先輩後輩による女子バスケ物。タイトルのティップオフにしろ、帯の『最初の一歩を踏み抜け』というコピーにしろ、主人公のツバメが最初に覚えたドロップステップにしろ、とにかく最初の一歩を踏み出そうっていうのがテーマという感じ。でも、先輩のアイビスの背番号が2なのが気になる。バスケじゃ使わないのでは?


・Thisコミュニケーション/六内円栄/集英社
モンスターによって人類は滅亡寸前。崩壊した世界で、超合理主義の元軍人が不死身の少女兵を指揮することになる。指揮官のデルウハが主人公でありつつも、少女兵らにとってはある意味敵でもあるので、今後どういう方向にストーリーが展開していくのか予想がつかない。


・満州アヘンスクワッド/門馬司・鹿子/講談社
心優しい兵士が家族を守るために、満州でアヘン作りに手を染める。ストーリーのテンポもいいし、緩急の急のところの絵のインパクト(特にアヘン中毒の人)がスゴイし、現在最も続きが気になるマンガかもしれない。弟の三郎はともかく、妹のセツも商売に関わっていってほしい。


・ミドリノバショ/岡Q/小学館
天才ビリヤード少女が、真剣勝負を通してその才能を開花させていく。絵がスッキリしていて読みやすいし、ルール説明も分かりやすい。ビリヤードのことを知らなくても、ゲームの行方にハラハラしながら読むことができる。主人公の翠が「次の的球へのコースがあるかな~」と確認するところがカワイイ。


・りもで・りんぐ/ふくたいさお/ジーオーティー
天才女子高生が、家電を改造して日常のささいな悩みに対処しようとする。登場する発明品もヤバイが、主人公まわりの人間性も大概ヤバイ。特に弟の もり とクラスメイトのラッシー。R18作品が1話かけてやることを数コマで済ませるんじゃないよ。このまま順調に連載を続けて、令和のキテレツ大百科になってほしい。















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テーマ:漫画の感想 - ジャンル:アニメ・コミック

  1. 2020/08/23(日) 15:13:04|
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あるはずさ、胸の奥に、心のパンが。 の感想




パンを愛し、パンに愛された漫画家。コモンオム先生初の短編集『あるはずさ、胸の奥に、心のパンが。』の感想です。🍞









・有頭パン
人間の母親とパンの父親の間に産まれたカナタは、頭がパンで身体が人間のハーフだった。必死に勉強をしてきたものの、周囲には上手く馴染むことができず。しかし、頭も人間の弟・ユウトは何もしなくても顔立ちがいいので周りからチヤホヤされて……。終始、パンが生きていることパン人間がいることが当たり前という価値観に微塵の揺らぎもないのことに感心せざるを得ない。特に父親の働く様子(カフェでサンドイッチを提供するために身体をスライスされる)を見た子供の質問に答えるシーンが秀逸すぎる。あと、終盤に登場した女医は、ラストでなにしたり顔をしているんだ。

・なれそめパン
前話に登場した父親パンと、人間の母親の馴れ初めを描いた話。片方がパンだということを除けば、90年代のトレンディドラマのような至極まっとうなラブストーリーを展開していると思う。キメのページで背景に花が散りばめられているのも、少女漫画っぽくて良い演出。あと父親はプロポーズするためにパンマイスターという資格を取ろうとするのだが、これって『すごいパン』のためのものじゃなくて『パンに詳しい人』に与えられるものなんじゃないの? それからオマケページの母親、シベリアにシベリア(お菓子)は売っていないと思う。

・パンのいる家族の風景
捨てられていたパン(バゲット風)を拾い、ペットにした家族(全員人間)。父親のために新聞を持ってきたり、母親が怖がるゴキブリを刺し殺したり、あっというまに欠かせない家族の一員になる。そして、全員で山へハイキングに行き雨宿りに入った洞窟に閉じ込められたときにも、パンが自身を犠牲にして家族を救う。この話が、作者のパンに対する異様な執着が最も強く描かれていると思う。76ページの「パン ごはんだよっ」「ナーン」のコマの、カオス具合がワケが分からなくて最高。あと、洞窟のシーンの影の描き方が独特だと思う。

・クロワッサンインザスカイ
ユキコは、夢の中で空に浮かぶクロワッサンを食べてしまう。すると、世界から月が消えてしまった。クロワッサンが重要なモチーフになっているものの、パン濃度は低く普通のファンタジーとして楽しめる内容。月の復活を手伝うユウコは見た目もキャラもいいので、他の作品などで再登場していただきたいところ。あと、車のドアに『ンパうゆうょり』とプリントされているのが、細かい演出。

・パン派
身体からパンが出てくる特異体質のマリは、評判のだし巻き卵を作る与瀬に、自分のパンを使ってサンドイッチを作ってもらうことを頼む。あとがきエッセイによると、はじめて描き上げた作品なのでやや荒い部分が目立つものの、122~123ページの下段や、132ページの中段、141ページなど、独特な表現が目を引く。こういうのは、どこからの影響なんだろうか? そして、終盤では急にマリアの受胎告知がモチーフになるのだが、そもそもパンを生み出す設定があるので、なかなかに混乱する。

・エッセイ パン漫画はこうして焼き上がった
コモンオム先生が、パン漫画家にっなたいきさつを紹介。そのタイミングで「漫画を描こう!」となるのもなかなかレアなことだと思うし、その結果出来上がってきたのがこういうテイストだというのは、それこそ天文学的な奇跡の産物だと思う。







はたして、次回作はどんなパン漫画が焼き上がるのか? 楽しみに待ちたいと思います。





















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  1. 2020/07/25(土) 12:27:41|
  2. そのほかの漫画
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一端の子 の感想




一端の子 の感想です。作者の深山はな先生は、これが初連載初単行本。帯には『持ち込み即、連載決定!!』『現役大学生の新鋭が放つ』という景気のいい言葉が並びますが、それに負けない高レベルのオムニバス作品集になっています。




・第1話 えがお
クールビューティーの月子は、フワフワ系の友人えなの恋愛を応援することに。月子の本当の狙いが分かる26~27ページの見開きは、背筋がゾクッとする。他の話の登場人物たちが自分の置かれた境遇に悩んでいたり、自分の気持ちに正直に向き合っているのに対し、月子は欲望を満たすために動いていて、作中で最も“悪”の側の人間なのかもしれないと思った。

・第2話 CUT(E)
母親が美容師の美琴は、幼なじみの ゆず の髪を切ってあげていた。そこに、友達以上の並々ならぬ執着心を込めて……。ゆずに対しアプローチをかけてくる馬淵を上手くけん制できていたと思われたが、2人がつき合うことになってしまい、美琴の気持ちが暴走する。教室での別れのシーンと、時間が経過して美容室での再会のシーンのギャップが良かった。

・第3話 無題
大学のサークルの飲み会から抜け出した、おばぎ先輩についていこうとした代田。しかし、行き先がレズビアンバーと知り躊躇してしまう。仕切り直しでの代田からの相談と、それに対するおはぎ先輩の答え(85ページあたりから)は、この作品全体のテーマに対する答えのひとつかもしれない。それから、過去に告白してきた友人と、その恋人と飲むシーンで、卵焼きが2個残っているのが気になる。代田は、自分の分を食べなかった?

・第4話 と或る女たち
まずトビラが、ミステリ漫画のよう。『この中に犯人がっ!』みたいな。そこで紹介されたJK4人が「セフレがほしい」という話題で盛り上がる。ここまでの3話は1対1だったのに対し、4人でとりとめもなく話している様子が楽しいし、なにかオチがつく前にコロコロと話題が移り変わっていくのも見ていて面白い。が、その空気感がラスト4ページでひっくり返される構成も見事。

・第5話 午後八時の生熟れ
初芽あきは、ふとしたことからクラスでイジメられている南と、夜の公園で語り合う時間を作るようになる。初芽自身は、友人の真柴に対する気持ちをまだ割り切れてはおらず、南のことも正面から受け止められたわけではないので、ラストでセリフがほぼ無くなり表情も沈んでしまうのが、なんとも切ない。そういうことに至った経緯が不明なだけに、モヤモヤが残る。

・第6話 あろえなあなた
第3話に登場した、おはぎ先輩こと萩元さんが高校生の時の話。美術部でゆる~く活動していたが、半強制定期に大会に参加することに。そのことを要求してきた阿炉江先輩のことをよく思っていなかったが、大会当日に意外な一面を垣間見ることになる。今回のことを踏まえて第3話で語っていることを読み直すと、いろいろと違う一面が見えてくる。

・第7話 防弾ガラス張り
彼女と上手くいかなくなっていた陽輔は、新しくバイトの同僚になった蓮水さん(第4話で名前だけ出ている)に猛アプローチをかける。ついに食事に誘うことに成功したが、その場所に彼女の姿も……。218ページの蓮水さんの「こんな間に合わせの戯言は鵜呑みにするのに わざわざ言葉にした事実は なんで伝わらないんだろうね」という言葉が、作品全体でいちばん印象に残っている。

・最終話 某日
第5話の初芽&真柴が再登場。高校受験を前にした不安を語る。2人で『楽しいこと』を言い合う流れが青春ドラマのようで素晴らしかっただけに、その後に初芽がした『発言』が、どんなものだったのか非常に気になるところ。それから、ファストフード店の隣の席に梨元&楓(第4話に登場)がいたり、各話の登場人物たちがカメオ出演していて、ラストにふさわしい賑やかさ。



・おまけマンガ
第6話で、阿炉江先輩の相手として登場した みちる が顔出しをする。こういう演出だと『次回作の主人公ですよ』みたいな感じだけど、どうなんだろう?











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  1. 2019/12/20(金) 17:35:16|
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最近買ったマンガの感想 2019冬

『このマンガがすごい!』で上げられたなかでチェック漏れだったものを、年末年始&インフルエンザにかかってヒマだった時期に多く読んだので、まとめて感想を書いてみたいと思います。


・アンドロイドタイプワン/YASHIMA/双葉社
人型アンドロイドが普及して、家事をしたり子供の遊び相手になったりするのが珍しくないという世界観。様々なIOTとリンクしていたり、不法投棄が問題になったりといった地に足の着いた良質のSF。メイン2人の関係性をもう少し読んでみたかったが、話は謎のアンドロイド『ノイエ』をめぐる方向にシフトしていく様子。


・異世界おじさん/殆ど死んでいる/KADOKAWA
17歳で事故に遭ったおじさんが、17年ぶりに目を覚ます。その間おじさんは、異世界で大冒険をくり広げていた。作者は同人界隈で名のある人らしく、さすがに面白い。ツンデレエルフなど、異世界での波乱万丈の体験談も面白いのだが、おじさんの人生ともいえるS●GA関連ネタもキレッキレ。近代サブカルチャー解説書的な側面もある。


・乙女文藝ハッカソン/山田しいた/講談社
IT業界などで行われる『ハッカソン』を小説でやってみようという異色作。まだ本番は先のことなので、現状は各キャラの紹介と小説創作ウンチクといったところ。構成の練り方とかアイデアの出し方とか、いろいろとタメになる。文科系チームバトルというジャンルは唯一とも言っていいので、今後は、それをどうやって見せていくのか。


・恋する寄生虫/三秋縋・ホタテユウキ/KADOKAWA
コンピューターウイルスを作った潔癖症の男と、寄生虫に詳しい視線恐怖症の女の子の恋愛モノ。仲を深めた2人に、1巻のラストで衝撃の事実が告げられる。デートで行った寄生虫館での、ヒロインの話がとても興味深かった。そのあたりの空気感が良かっただけに、次巻以降は違うテイストになりそうなのが、ちょっと心配。


・セイキマツブルー/ヒロタシンタロウ/ワニブックス
恐怖の大王と、強大な昆虫。異形の存在を間に置いた、少女2人の友情モノ2編をおさめた短編集。心の距離感の描き方は上手いし、クリーチャー描写なんかは新人離れしている。初単行本でこの内容なら、十分に及第点だと思う。


・パンダ探偵社/澤江ポンプ/リイド社
遺伝子の病気により、人間が完全に動物に生まれ変わってしまうことがあるという世界観。主人公の半田は、ジャイアントパンダになりかけの状態で、同じ変身病を患った人たちの問題に関わっていく。とても優しく、そして寂しいトーンの話なのだが、吹き出しの外の書き文字がいい味を出していると思う。こういうのは『動物のお医者さん』からの伝統か。


・ライドンキング/馬場康誌/講談社
プーチン似の大統領がテロリストに襲われたことをキッカケに異世界へ。かねてより持っていた『騎乗欲』を満たすため、持ち前の格闘技術を駆使してモンスターと戦っていく。出オチになりやすいテーマだけに、どうやってストーリーを展開させていくか。プロレス関係の小ネタも豊富。


・ロジカとラッカセイ/紀ノ目/新潮社
ゆるいキャラクターたちが織りなす、ちょっとブラックなストーリー。1話完結スタイルで、それぞれの話のバリエーションや、オチのつけ方が上手い。ところどころで描かれるブラックな要素もいいアクセントになっている。個人的には、ミセス・グレイスに大仕掛けがあるような気がする。













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  1. 2019/01/18(金) 17:54:55|
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ヤスミーン 第3巻の感想



暴力動物アナーキズム『ヤスミーン』。完結となる第3巻の感想です。表紙は、チーターさんです。


・第12話 妄走の美食家
トゥリブの案内で、キトのいる洞窟を目指すマルシアス。それを食い止めようと追走するマッド率いるチンパンジー族は、スピードではかなわない。唯一追いつける速さを持っているのはブエナだが、近づけば鋭い爪で追い払われてしまう。意を決したブエナは、正面からぶつかる体勢を取る。ブエナの勇気と、マルシアスの“足を止める”狙いが良かった。そして、バトラーと対峙するバッジオだが、サバンナと違い足場の悪いジャングルの中では、自慢の蹴りを当てることができない。そこに現れた白い悪魔が、戦いのアドバイスをする。

・第13話 本能よ駆けろ
四足歩行で逃げる、白い悪魔とバッジオ。バトラーに追いつかれそうになった時に、バッジオの蹴りが初めてヒットする。軸足が3本になったことで、蹴りの精度が安定。バックキックのラッシュで、バトラーを始末する。いっぽうマルシアスは、トゥリブを取り戻そうとチンパンジーたちを薙ぎ払いながら猛追する。マッドは、トゥリブを殺して口封じすることをブエナに迫るが……。そして、巣穴に到着した白い悪魔が目撃したものは、無数のチンパンジー族の死体と、王族の手に堕ちた我が子の姿だった……。

・第14話 白い暴動
対峙する白い悪魔とマルシアス。73Pからマルシアスが語る、キトを食べることへの偏愛と言える異様な執着 → 白い悪魔がムッサに孕まされ続けるイメージカットの流れが、最高に気持ち悪い。その反動で、狩りをするときはセーブしているスピードを解禁しての、白い悪魔の突撃シーンの爽快感が素晴らしかった。それからマルシアスは、タテガミを巧みに使った格闘術を披露するけど、これって幹部ライオンたちは全員扱えるものだったのかな? 

・第15話 戦いの理由
坂道を転げ落ちるキトをめぐって、全力で駆け下りながらの白い悪魔とマルシアスの、二転三転する攻防が見ごたえ満点。バトラーも使った、木の枝を利用しての槍攻撃がなかなかに厄介。そして、白い悪魔は我が子を守るために、猛スピードのまま岩に激突してしまう。そのピンチに、追いついたバッジオ、マッド、ブエナが抵抗するものの、まったく歯が立たない。そこに、意を決して止めに入ったトゥリブも、あっさりとマルシアスのツメの餌食になってしまう……。

・第16話 呪われた運命
白い悪魔とマルシアスの、最終決戦。タテガミを使った投石攻撃や、ノド元への噛みつき攻撃など、このマンガならではの展開はあるものの、普通にバトルアクションとして見ても十分にレベルの高い攻防だと思う。それから、第13話で自分を殺さなかったトゥリブの疑問に対する、ブエナの返答が良かった。これが、このマンガのテーマのひとつだし、ブエナの大きなモチベーションだからな。

・最終話 命の意味は戦いの中に
スクトゥの森に来る前、白い悪魔は王都に戻っていた。そのとき、ただ追い返した責任を取ってゾンに惨たらしい刑罰が執行される。そのとき、ズタボロになったマルシアスが帰還したことで、ゾンはブエナの活躍を知る。そして、白い悪魔の本名が『ヤスミーン・ラスタム・チーター』と明らかに。ブエナが、バッジオ、マッドとともに旅に出るというところで、終幕。途中、ボノボ族のムペンズイが語るシーンの背景に出てくる動物たちが、仲間に加わってどういう戦い方を見せるのか見てみたかった。キリン、ゾウ、サイ、カバなんかは戦力として計算できるし、ミーアキャットは見張り役として活躍しそう。でも、イボイノシシあたりはどんな役割だったのかな?


第1巻の熱量が凄まじかっただけに、早期の打ち切り終了は残念。次回作に期待したいです。



ヤスミーン 第1巻の感想

ヤスミーン 第2巻の感想



テーマ:漫画の感想 - ジャンル:アニメ・コミック

  1. 2016/03/22(火) 09:54:37|
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