晴耕雨マンガ

7月は、六道、岸辺露伴、ジョジョ、天国大魔境、フルット、木根さん。

ゴールデンカムイ 第14巻の感想




ゴールデンカムイ第14巻の感想です。表紙は、最後の侍・土方歳三です。





・第131話 破壊欲
トビラのガンズ・アンド・ローゼスネタが、意外とハマっている。犬童は正門を固めるが、鶴見中尉は反対の川側から襲撃をかける。まずは、網走監獄vs第七師団という図式に。杉元&白石は、この混乱に紛れて脱出することができるか? そして、インカマッが鶴見中尉と内通していたことも確定。これを受けて谷垣はどういう反応を見せるのか? あとは、月島軍曹が「監獄側に生き残りがいたら?」と行ったときの鶴見中尉の冷たい目線がなんとも言えない。

・第132話 蹂躙
第七師団の砲撃を受けて、崩れた番屋。ガレキの下敷きになったインカマッを助けようとする谷垣ごと、牛山が救助する。牛山は、土方から計画をどれくらい知らされているんだろうか? そして第七師団は、網走監獄内に侵攻する。杉元はやむを得ず、のっぺら坊(ニセ)を鶴見中尉と引き合わせる。これは、白石の脱出路確保作業のための時間稼ぎだろうけど、間に合うのか? そして、見破られないのか?

・第133話 700人の凶悪犯
暴走した二階堂の銃弾によって、ニセのっぺら坊が死んでしまう。まぁ、もう活躍の場がないのは明らかなのだが、退場のさせかたが潔すぎる。そして、宇佐美に発見された門倉は緊急システムを作動。全房を一斉に開錠し、700人の囚人たちを解き放つ。第七師団との乱戦の中に誰か紛れ込んでいる気もするが、そんなこともないか。その間隙をぬって脱出した杉元&白石だが、出口の通風口が狭すぎて杉元は出ることができず。白石は、ひとりでアシパさんを追うことに。門倉は、この話が最後の登場だけど、死んだと考えていいのか。

・第134話 教誨堂
のっぺら坊が教誨堂にいることを知ったアシパさんは、土方のところから逃げ出す。途中で出会ったキロランケに杉元救出を任せ、自分のマキリ(木彫りのナイフ)を託す。キロランケは杉元救出後、正門の白石&アシパさんの援護に回るが、後々の展開を考えると、ここはちょっと時間がかかっても4人で行動しておくべきだったんだな。教誨堂への移動中の杉元を、二階堂が襲う。ナイフがほっぺたを突き抜ける描写が、かなりエグイ。そして教誨堂内では、都丹を倒した犬童と土方が対峙。

・第135話 鎖デスマッチ
タイマン×2。やはり、殺人モードになった時の杉元は強い。攻撃に一切の躊躇がない。二階堂は殺意は強いのだが、いかんせん戦闘力は高くない。頼みの仕込み銃も、足を折られて封じられてしまう。そして、土方vs犬童。忠義に関する問答が良かった。それから、血での目つぶしというのは常套的な戦い方だが、手のひらを皿代わりにして量を溜めて、目を狙って投げかけるときの型が素晴らしかった。そして、勝負を決める一撃が。

・第136話 最後の侍
アシパさんたちは、ひとまず正門前に集合(コタン待機の永倉と家永、チカパシを除く)。現状の確認をする。そして杉元は、ついに本物ののっぺら坊と遭遇。マキリに反応したことから父親だと断定し、アシパさんを金塊をめぐる騒動に巻き込んだことを責めたてる。113~114ページの杉元の熱い思いをぶつける流れが良かった。そして、インカマッがその様子を屋根の上から発見。アシパさんも双眼鏡を使って、のっぺら坊の姿を確認する……。

・第137話 呼応
アシパさんは、双眼鏡で見たのっぺら坊が父親のウイルクであるということを認める。のっぺら坊側も同様に確認し、金塊のことを杉元に伝えようとしたときに……ッ! そして、銃弾は杉元の頭にも……ッ! いくら不死身を名乗っていても、これはさすがに……。改めて尾形のハイライトのない瞳の不気味さが、際立たされた印象。そして、唯一金塊の秘密を握る存在となったアシパさんの争奪戦が始まる。

・第138話 喪失
谷垣が、杉元とのっぺら坊を決死の救出。しかし、尾形の銃弾を受け監獄の門前で第七師団に捕まってしまう。そのときに目撃したのは、キロランケのマキリが腹に刺さったインカマッの姿だった。アシパさんは、その尾形、キロランケ、そして白石とともに脱出するが……。しかし、いくら家永の治療があったとはいえ、杉元は不死身すぎるだろ。あと気になるのは、白石はたまたまついてきただけだとして、キロランケの思惑にいつ尾形が乗ったのか?というところかな。

・第139話 樺太へ
網走監獄での戦いが終わっての状況説明。教誨堂の地下室に逃げ込んだ土方ら(牛山・夏太郎・都丹)は、犬童が集めていた情報をゲット。新しい刺青囚人を捜すことに。第七師団の手から逃れた永倉が、これまでの刺青人皮を持っているというのがポイントになるかな。そして杉元と谷垣は、月島&鯉登とともにアシパさんを追って樺太へ向かうことに。鶴見中尉らは後始末のために残るということなので、北海道組と樺太組に分かれることに。

・第140話 アイヌの女の子
南樺太の大泊に到着した杉元たち。コッソリついてきたチカパシ&リュウと一緒に、アシパさんの捜索を開始する。情報を得た『初めて見るアイヌの女の子』は現地アイヌの少女だったが、その子が『北海道から来たアイヌの女の子』と会ったという。というところで、ヒグマを襲っていた?謎の生物が現れ、鯉戸少尉に襲い掛かかる。樺太ヤバイッ!! しかし、杉元はなんで釧路で撮った谷垣の写真を何枚も持っていたんですかねぇ?





15巻は樺太探訪編。谷垣・月島・鯉登・チカパシと行動をともにするが、アシリパさんはもちろん、白石、キロランケ、尾形、牛山とも同行しているから、杉元のパーティーメンバーは一定期間ごとに変更になるシステムなんだな。


アシリパ、双眼鏡
この巻も、アシパさんの変顔は、ほぼ無し。この巻では、こういう印象的な止め絵が多かったように思う。







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  1. 2018/06/21(木) 18:54:54|
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ゴールデンカムイ 第13巻の感想




4月からアニメが始まる、ゴールデンカムイ第13巻の感想です。表紙は、三八式機関銃をブッ放す鶴見中尉です。



・第121話 暗中
入浴中に都丹庵士率いる盗賊団に襲撃を受けたものの、近くに潜んでいたリュウの助けによって杉元たちは温泉を脱出。森に隠れ潜む。そのなかで、ハイキックをかました杉元のチ◯コがシルエット描写されたり、谷垣がチカパシと間違えてキロランケのチカパシを握ってしまったりといった、下ネタがパワフルすぎる。かなり緊迫した状況なのに。唯一の望みは、ひとりだけ近くに銃を隠していた尾形のみ。暗闇の中、残り4発の銃弾で都丹を狙撃することはできるのか?

・第122話 インカマッ 見る女
谷垣&キロランケは、駆けつけたインカマッとともに丸木舟に乗り、湖を迂回して旅館に戻ろうとする。しかし盗賊団に発見されてしまい、銃撃を受けて船が転覆する。溺れるインカマッが見た夢とは……。アシパさんの父親と幼いころに会っていたというのも本当だったし、今回の演出的にインカマッはシロで確定かな。となると怪しいのはキロランケだけとなるが、谷垣ともども2人を救出したことを考えると……?

・第123話 形勢逆転
朝が来たことによって、反撃ターンに。杉元がフリチンソバットで盗賊の1人を倒す。尾形と合流し、都丹庵士たちのアジトである廃旅館へと突入するが、そこは全ての窓が塞がれた暗闇の世界だった。再び盲目盗賊団が形勢逆転するかと思われたが……。第118話で出てきたペカンペがキッカケとなったが、こういう小物がポイントとなる展開は意外と珍しいか。杉元が都丹庵士を仕留めようかというタイミングで現れたのは、土方ッ! よく暗闇の建物内をスムーズに移動できたな。

・第124話 思い出の写真
土方らの介入で勝負は手打ちに。都丹庵士の処遇を一任することになる。これ、尾形と組ませると最強の観測手と狙撃手の組み合わせになるんじゃないか? そして合流した杉元らは移動して北見へ。そこで記念写真を撮ることになる。どうやらこれは土方の作戦の一環らしいが、何を狙っているんだ? 最後のコマは、クリミナルマインドに出てくるサイコ殺人鬼が、ターゲットを選んでいるときみたい。いっぽう第七師団は根室に。網走監獄の看守に成りすましていた宇佐美上等兵も鶴見中尉に心酔している様子。いったい何に惹きつけれれているのか?

・第125話 実りの季節
フチの収穫の様子や、鮭に関する神話、クッチ(サルナシの実)を食べ続ける杉元など、アイヌウンチク盛りだくさんの内容。すでに網走監獄近郊まで来ており、キロランケ、谷垣、土方(アイヌに変装)が川から様子をうかがっていたりするので、しばらくは、こういった日常回はおあずけになるか。アシパさんがギャグ顔にならなかったのは、かなり珍しいと思う。
アシリパ 真面目

・第126話 門倉看守部長
白石発案の網走監獄進入計画。珍しく杉元やアシパさんに褒められて、調子に乗る様子がウザいことこの上ないったらありゃしない。そして、キロランケの指示のもと警備が手薄な川側からトンネルを掘っていく。ちゃんとチカパシが仕事に参加しているのが、なんか微笑ましい。そして、トンネルが開通した場所は、門倉看守部長の宿舎の中……ッ!

・第127話 本当のチタタプ
時間は少し巻き戻る。もはや説明が雑になってきたフチの親戚の家で、“本来のチタタプ”である鮭のチタタプを食べて、結束を高めようとする。興奮する杉元や、和泉守兼定でチカパシにチタタプさせる土方などコメディテイストも強かったが、やっぱり尾形がポツリとひと言つぶやくのが最高。ああ見えて、仲間意識が芽生えつつあるんだな。そして、谷垣との語らいの中でインカマッの未来への決意も語られる。門倉は土方の仲間と判明。

・第128話 新月の夜に
監獄内には、白石、アシパ、杉元の3人が潜入することになり、都丹庵士が先導役を務めることになるが、アジトから出た矢先、すぐに発見されてしまう。新月の夜だけに、お先真っ暗ということか。宿舎待機の土方・牛山・キロランケ、川で待機の谷垣・夏太郎あたりはともかく、コタン待機のメンバーは、ほぼ戦力外という扱いなんだろうな。あと、犬童が手枷を付けたまま剣術の稽古をしているのが、ちょっと気になる。

・第129話 五翼放射状平屋舎房
発見されても、サーチ・アンド・デストロイ! 見つかったら即殺すとばかりに、杉元が先制パンチをお見舞いし事なきを得る。さっそく待機していた牛山とキロランケに活躍の場が訪れるが、同じく宿舎待機だったはずの土方は……。そして、天窓から監獄内への潜入に成功したアシパさんたちはついに、のっぺらぼうと対面を果たすが……。さらに門倉も……ッ!

・第130話 誘導灯
のっぺらぼう≠アシパの父親というワケではなく、監房内にいたのは替え玉だったと判明。わざわざ足の腱を切ったり顔を潰したりしたのか。侵入者警報が鳴り響くなか、都丹はアシパさんだけを屋根上に引き上げ「本物に会わせる」と言う。ここまでは土方の描いた絵という感じだったが、このタイミングで第七師団が駆逐艦を用いた奇襲を仕掛け、従来の3派に網走監獄を加えた四つ巴の抗争に発展する。さらにインカマッの不穏な動向もあり、一気に予断を許さない状況に。






次巻で網走監獄編が決着し、新展開へ。アニメも2クールでそこまでやってほしいところ。





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  1. 2018/03/21(水) 18:30:50|
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ゴールデンカムイ 第12巻の感想




最も過激なネイチャーパニックコミック『ゴールデンカムイ』第12巻の感想です。表紙は“神出鬼没の見る女”インカマッです。



・第111話 忘れ形見
杉元とアシパさんに許された姉畑捜索の期限は3日。もし失敗に終わった場合は尾形が谷垣を助けることになるが、その手段は……。しかし、捜索は難航。あっという間に最終日を迎えてしまう。このタイミングで2人の前に姿を現したのは、まさかのリュウッ! 谷垣が受け継ぎ、現在は姉畑の手にある『二瓶鉄造の村田銃』の臭いを頼りに追跡することに。しかし、当の姉畑本人はヒグマのお尻をロックオンしていた。ウコチャヌすれば命はない……。

・第112話 ウコチャヌ
リュウの活躍により、痕跡をたどっていく。ついにヒグマと接触中の姉畑を発見するが、湿原の中にある『ヤチマナコ』と呼ばれる深い池にハマってしまい、杉元の銃もアシパさんの矢も使い物にならなくなる。このピンチを切り抜けるために、大嫌いなヘビをクマに投げようとするときの、アシパさんの葛藤の様子が面白すぎる。アニメ版でここまで描かれることはないだろうが、ここの「ぎいやッ」連呼を聞いてみたい気もする。そして、この隙をついて姉畑がウコチャヌに成功する。コタンを脱走し、この様子を目撃した谷垣&尾形のドン引き具合と、なぜか興奮する杉元の対比が面白い。
カムイ 獣姦2

・第113話 さよなら姉畑先生
ヒグマとのウコチャヌを成し遂げた姉畑は、勃ったまま死んでしまう。最期に本懐を遂げることができてなにより。そして、杉元がヒグマを始末し姉畑の刺青人皮を回収した後は、コタンに戻りヒグマを神の国に送り返す宴が行なわれる。谷垣は、ここで『二度と孫と会えなくなる夢』を心配しているフチのことを告げるが、それでもアシパさんは旅の続行を決意する。それにしても、杉元はなぜ、姉畑のことを「先生」と呼ぶようになったのか? しかし、ネットを騒然とさせた姉畑編だけど、たった6話しかなかったんだな。

・第114話 エチンケ
姉畑のアレコレをいったん忘れるクールダウン回。トビラにも再登場した二瓶の銃に対する思い入れの回想と、それを受け継いだ谷垣のマタギ魂が良かった。そして、釧路の海で発見したウミガメを捕まえて食べることに。甲羅をはがす場面など、どういうわけかクマやシカの時より残酷に感じてしまった。なぜだろう? ウミガメをオハウにして食べるのだが、これはやっぱり『ウミガメのスープ』を意識しているのかな? 

・第115話 蝗害
おびただしい数のバッタの群れが襲来。前話までいたコタンだけでなく、浜辺で食料を調達中だったアシパさんたちも襲われる。番屋に逃げ込んだ男たちは、谷垣がもらったラッコを食べることにするのだが……。しかし、ラッコを煮る臭いに媚薬的な効果があり、それぞれが魅力的に見える描写が面白すぎる。腐女子のみなさんが大喜びじゃないか。そして、その番屋にひさしぶりのキロランケが姿を現わす。いっぽう船に乗って海に逃げた女性2人。インカマッは、のっぺらぼうがアシパの父親ではなく、本当の父親を殺したのはキロランケだと告げる。その真意は……?

・第116話 青い目
ラッコ鍋にやられた男たちは、相撲を取ることでモヤモヤを発散させる(谷垣は、その後にインカマッとも一戦)。そして、インカマッから父親・ウイルクの話を聞かされるアシパさんだが、自分の記憶との食い違いもあり信じることができない。そして、夜明けの浜辺で全員が合流。そこで、様々な情報の暴露合戦が始める。キロランケを疑うインカマッが、鶴見中尉とつながっていると尾形が怪しむ。唯一のっぺら坊と面識のある白石の記憶も確かではなく、疑心だけが広がっていく。本当にここまでの情報の混乱を、土方がコントロールしていたのか? そして、第七師団も網走に向けて動き出す。

・第117話 網走へ
ヤンジャン掲載時は『第117曲』だったけど、さすがに修正された様子。ともに疑惑の残るキロランケとインカマッだが、現段階では何も証明する術はナシ。ともかく『のっぺら坊に会いアシパさんの父親かどうか確かめる』という、当初の目的に変わりはないことを確かめる。いっぽう第七師団は夏太郎を尾行して土方たちを襲撃したり、網走監獄に内通者を送り込んでいたり、いろいろと動きを見せ始める。しかし、夏太郎を襲ったり、家永の癖は治っていないんだな。

・第118話 尻拭い
網走監獄のベテラン看守・門倉にハメられた第七師団のスパイ看守だが、刺客の囚人を返り討ちに。しかし鯉登少尉と同様、鶴見中尉に叱られるのを期待している?ように見えるのは何故なのか? 鶴見中尉は、どういう接し方をしているんだ。そして土方と永倉は、釧路で石川啄木と接触する。名前もそのままなので、変態設定にすることはないと思うが、ストーリーにどういう関わり方をしてくるのか? いっぽう杉元らはアシパさんの親戚の現地アイヌから、盲目の盗賊団の話を聞く。その頭目は、新たな刺青囚人……!

・第119話 コタンコカムイ
盗賊団の頭目・都丹庵士は、刑務所外の労働として亜硫酸ガスが噴き出す山で硫黄の採掘をしていたため、視力を失ったことが語られる。聴力を高めるために耳に装着しているアイテムが不気味さを増している。いっぽうアシパさんと杉元は、コタンコカムイと呼ばれるシマフクロウを捕まえる。いちど逃げられたときに杉元は誤ってフクロウの眼を撃ってしまう。言い伝えでは視力を失ってしまうということだが……。あと、谷垣のチタタプ処女から餌付け3人衆のコンボが面白い。

・第120話 奇襲の音
盲目盗賊団は新月に村を襲うという情報から、杉元は昼間の奇襲を考える。近くの温泉宿で情報収集することになるのだが、そこで逆に襲撃を受けてしまう。音を見るための『カンッ』という舌の反響音が、なんだか不気味。これは、一種の『エコー・ロケーション』のようなものか。襲撃は男全員での入浴中の出来事。谷垣が振り向くたびに、白石の頭にナニが当たっているのが面白い。白石やチカパシはもちろん、杉本たちも丸腰では戦えない。アシパさんの弓が助けになるか!? 
カムイ お風呂





次巻は、アニメ放送が始まる4月ごろの発売か。

谷垣 グラビア








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  1. 2017/12/23(土) 12:30:08|
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ゴールデンカムイ 第11巻の感想




アニメ化も決まった『ゴールデンカムイ』第11巻の感想です。表紙は、アシパさん。




・第101話 鯉登少尉叱られる
白石を取り逃がしてしまった鯉登少尉は小樽へ行き、鶴見少尉からお叱りを受ける。しかし、手土産として鈴川の刺青人皮と白石の複製を持っていたこともあり、小樽での刺青囚人狩りに参加することに。そして、各陣営の持っている刺青人皮情報もまとめられる。いっぽう杉元たちは、鈴川の情報から釧路にいるという脱獄囚を捜しに行くことに。現状、杉元派と土方派でキロランケと尾形がトレードされた形になっているが、これはどんな意味があるのか?

・第102話 稲妻強盗と蝮のお銀
明治当時の北海道に実在したという、女盗賊の『蝮のお銀』。そして“稲妻強盗”こと坂本慶一郎が出会い結婚。2人が悪事を重ねていく様子が描かれる。そして、坂本の方は刺青囚人ということも判明。“和製ボニー&クライド”とも言うべき作中最凶カップルであろう2人と相対するのは、どの勢力か?

・第103話 あんこう鍋
まず、ひさしぶりのトビラでのアシパさんとの共闘 → 1ページ目で捕獲して食べるというコンボに笑いをこらえられない。そして、本筋は尾形の回想。元第七師団長であり、父親の花沢幸次郎中将との因縁が語られる。母親があんこう鍋を作るエピソードからの流れは、これまでのテイストと違って不気味すぎる。そして、坂本&お銀は小樽近辺に出現。鶴見中尉らが捕獲に動く。あと、101話からの鶴見中尉の新衣装は、今年の年賀状のものだよ。

・第104話 恐怖の猛毒大死闘! 北海道奥地に巨大蛇は存在した!
茨戸の抗争後、土方の下についた元日泥一家の用心棒・亀蔵と夏太郎は、小樽で留守番をしていた。そこで、賭場に借金のカタとして刺青人皮を置いていった男(正体は月島軍曹)がいたという情報をつかむ。手柄をあげようと下見に来た2人は、坂本&お銀と遭遇。なりゆきで協力して賭場荒らしをすることになってしまう。いっぽう森を進むアシパさんたちだが、白石がマムシに頭をかじられてしまう。見る見るうちに頭が腫れて別のキャラのようになっていく様子が面白すぎる。

・第105話 夏の虫
お銀&坂本は、賭場荒らしを仕掛ける。が、それは第七師団の罠。中にいた客は、全員第七師団の人間だった。亀蔵は坂本に盾にされて死亡してしまう。いっぽうお銀と夏太郎は刺青人皮(ニセ)をめぐって対峙しながらも、共闘して第七師団を退ける。稲妻と蛇の関係を、アイヌの民話で説明する流れが良かった。この2人の設定は、かなり考えられているんだな。

・第106話 弾より速く
狭い建物内に加え油のトラップもあり、坂本はひとりで第七師団を手玉に取る。何度も階段から滑り落ち、無表情のまま転がる月島たちが面白い。坂本は自らがおとり役になり、お銀と夏太郎を逃がす。そして自分も離脱。追ってきた鯉登少尉を振り切ったかと思われたが……。二階堂の脚の仕込み銃といい、ここまで浮いた形になっていた第94話がこういう形で生かされるとは。

・第107話 眠り
追いつめられた坂本は、鶴見中尉の三八式機関銃の餌食に。いちおう脚を集中的に撃って刺青部分は無傷の様子だけど、初の実戦使用でよく正確な射撃ができたな。そしてお銀は鯉登少尉が仕留めるが、すでに坂本との子供が産まれていた。鶴見中尉は『信頼できる人間』として、フチにこの子を託すけど直接の面識もないはずだし、どういう理由での人選なんだろう? そして夏太郎が受け取ったニセの入墨人皮の行方は……。あと、130Pの赤ん坊を抱える鶴見中尉らは、W・A・ブグローの『歌を歌う天使たち』が元ネタだよ。

・第108話 大湿原
タンチョウヅルを食べるアシパさんたちのところに、インカマッ&チカパシが現れる。最近出没する家畜などを斬殺する犯人に谷垣が間違われ、地元アイヌに追われているのだという。杉元たちは助けに行くことにするが、尾形との関係は気になるところ。そして、その真犯人の本性を描いた見開きの破壊力が高すぎる。140~141ページでキレイな湿原の風景を描いているだけになおさら。あと、杉元が金塊を探している理由を知った時のアシパさんのリアクションも、なかなか興味深い。
カムイ 獣姦

・第109話 カムイノミ
谷垣がどうして地元アイヌらに追われることになったか、そして“変態けものフレンズ”姉畑支遁と出会ったときの回想。クマゲラが木に開けた穴にコカンを突っ込むとか、これまで登場した囚人たちにくらべ、変態度が突出しすぎている。そして、アシパさんたちは谷垣救出を決意。このときくり返される『ウコチャヌ』というアイヌ語は、ヒンナ・オソマと同じく絶対忘れないと思う。あと、トビラの谷垣がいつのまにかムチムチになっている。

・第110話 支遁動物記
姉畑の動物への愛はシカ・キツネ・ニワトリ・サケにとどまらず、ヒグマにまで向けられることに。ウコチャヌして刺青が熊の胃袋に収まる前に、姉畑を捕獲を捕らえるべく杉元らが動き出す。しかし、地元アイヌに捕まる『囚われの姫』役がなぜムッチムチの谷垣なのか? なぜ杉元は縛られている谷垣のシャツの胸元をはだけさせ、胸毛を引きちぎったのか? 決めゴマでアシパさんの口元に胸毛がついたままだし。



次巻、ウコチャヌ……。



第101話をもとに、この巻を終えての入墨人皮の状況は……
ゴールデンカムイ 11巻




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  1. 2017/08/21(月) 19:19:30|
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ゴールデンカムイ 第10巻の感想




手塚治虫文化賞に2年連続ノミネートッ! 『ゴールデンカムイ』第10巻の感想です。



・第91話 トゥレ
囚人たちを撃退した杉元たちは、コタンの女たちからトゥレ(オオウバユリ)の料理を振る舞われる。料理方法からオソマをめぐるやりとり、オオウバユリとギョウジャニンニクの神様の昔話と、アイヌウンチクたっぷりの内容。そして、ニセアイヌのリーダーだった詐欺師の鈴川聖弘を連れて月形に向かうことに。いっぽう第七師団に取り囲まれた白石は、華麗に街中を走り回り逃げ切れ…るわけもなく拘束されてしまう。ほっといても逃げ出すのでは?という意見も出るが、殺され刺青をはがす可能性も否定できず、なによりのっぺらぼうに接触できる可能性のある唯一の男だけに、土方とキロランケが救出に向かうことに。いろいろとキナ臭い人選だな。

・第92話 変装
岩見沢まで来た谷垣たちは、第77話に登場した薬売りの情報から『杉元たちは十勝方面に向かった』という間違った推測をしてしまう。このまま、網走直前まで合流せずに行くのか? そして捕らわれの白石を追う土方&キロランケは、様々な手段を講じて逃走させようとするものの、当の白石がポンコツすぎて上手くいかない。業を煮やした土方はアイヌの昔話になぞらえ、カムイコタンで『イペタ(人喰い刀)』になる決意をする。吊橋で第七師団の人数を限定させた状態で対決するのか。

・第93話 カムイコタン
と思われたが、さすがに真正面から戦うことはせず。吊橋自体を切って、第七師団もろとも白石を川に落としたところを、キロランケが白樺の樹皮で作った小型船で回収する。という作戦だったが、ギリギリのところで杉元への恐怖がよみがえった白石はキロランケの手をつかむことができなかった……。深川で再合流した一行は、さすがに白石救出をあきらめようとするが、杉元は鈴川を使って救出続行を訴える。この2人の気持ちがすれ違っている状況が、なかなか興味深い。あと、59Pの全員の思い浮かべる白石のイメージがほぼ一緒 → まあ……いいか…… の流れが最高すぎる。
白石のイメージ

・第94話 機能美
小樽の鶴見中尉のもとを、天才的な銃器開発者である有坂成蔵中将が訪ねてくる。いろんな意味でブッ壊れた2人の大声での会話、そして三八式歩兵銃などの兵器の歴史紹介などが面白かった。そして、鶴見中尉からの依頼で有坂中将は、浩平のために仕込み銃付きの義足を製作する。個人的に、武器部分はヒザに仕込んでおいてほしかった。しかし、この話はトビラから最後のページまでブッ飛び過ぎていて、テンションがついていけない。それから鶴見中尉の叱り方は、マイケル・ジャクソンが飼いサルのバブルス君に対するものだそうです。

・第95話 似ているもの
逃げ出そうとしても、サルカニ合戦のカニのように捕まってしまう鈴川。腹をくくり、網走監獄の典獄・犬飼四郎助に変装して潜入することに。あっという間に外見を似せていく様子は、さすが詐欺師という感じ。家永も多少は変装の心得があると思うけど、そのレベルは段違いということか。いっぽう夕張にいたインカマッは、超能力者・三船千鶴子に逃げられた男と遭遇。替え玉に仕立て上げられてしまう。このあたりで、インカマッの占いの力が本当なのかどうか明らかになるか?

・第96話 千里眼
三船千鶴子のフリをすることになるインカマッ。依頼主である炭鉱会社の一行を連れて行った先にいたのは、千鶴子本人だった。なぜ、焼け落ちた江渡貝邸にいたのかということも気になるが、ズバリと居場所を当てて見せたということは、インカラマッの能力は本物ということか? そして、儲けを潰された詐欺師・青原たちからインカマッを救うべく、谷垣&チカパシが勃起する。アイヌ服の仕組みがよく分からないんだけど、チカパシは下着を着けていないのかな? 子供だから?

・第97話 旭川第七師団潜入大作戦!!
まず、トビラが94話・96話とほぼ同じながら、アシパさんら全員の口元にアンコがついているのが面白すぎる。おはぎ食べてたの? 杉元らは、第七師団の本拠地・旭川に到着。白石を連行した部隊が、鶴見中尉配下の隊であることを再確認し、指揮を執る淀川中佐(こっちのほうが階級は上なのに、立場は下)に鈴川と杉元(スケキヨマスク着用)が面会する。ここで鈴川が詐欺師の本領を発揮し、白石とすでに死んでいる熊岸の交換を取り付ける。連絡を受けた鶴見中尉の指示は間に合うのか? そしてインカマッは、三船千鶴子から「東に向かえば殺される」と告げられる……。

・第98話 薩摩隼人
白石引渡しの前に、鶴見中尉からの指示を受けた“薩摩隼人”の鯉登少尉が到着。薩摩弁を使った尋問で、揺さぶりをかけてくる。そして、たったひとつの間違った答えから、引き金を引く。鯉登少尉の躊躇のなさもさすがのものだが、今後も役に立つ雰囲気のあった鈴川をこうもあっさりと退場させる作者の判断もスゴイと思う。そして、手傷を負った杉元と白石は尾形と合流し、逃走を計る。その手段は、試作段階の気球船。大丈夫なのか?

・第99話 飛行船
飛行船に乗っての逃走を試みる杉元・白石・尾形。そこに、鯉登少尉が飛び乗ってくる。作中初の空中戦は『自顕流』を使う鯉登少尉が手負いの杉元を圧倒するものの、その窮地をまさかの白石が救う。そこから、木に引っかかった白石をアシパさんが助ける時に、キン肉ドライバーのような恰好になるところが最高。そして、杉元は白石が土方に情報を流していたことを追及するが、同時に渡していた刺青人皮がニセモノだったということも明らかになる。いい雰囲気のラストだけど、この話を尾形も聞いていることは問題ないのか……。
カムイドライバー

・第100話 大雪山
燃料切れを起こした飛行船のエンジンは、叩いても直らず。『パウチチャシ』と呼ばれる渓谷に不時着してしまう。追っ手の第七師団から逃れるために、4人は大雪山越えを敢行することになるが、暖を取るための木が生えておらず、雪洞を掘るほど雪が残っておらず、冷風にさらされ低体温症の危機にさらされることに。そこでアシパさんの機転により、シカの腹の中で暖を取ることになる。2人で1匹の腹の中に入ったアシパさんと杉元の会話が良かった。ここで単行本の人物紹介に書かれてきた『干し柿』が効いてくるとはね。



次巻では、強烈な強盗夫婦が登場。


刺青人皮の所在は

○杉元&土方グループ … 11枚(土方・牛山・家永・白石(複製あり)・二瓶鉄造・辺見和雄(複製あり)・後藤・3話で捕まえたヤツ・若山輝一郎・茨戸のヤツ・鈴川聖弘(複製))とニセモノ1枚
○第七師団 … 4枚(白石(複製)・鈴川・33人殺しの津山・江渡貝宅にあったヤツ)とニセモノ5枚
◯谷垣&インカマッ … 0枚


といったところか。残り11人分。







テーマ:漫画の感想 - ジャンル:アニメ・コミック

  1. 2017/03/19(日) 12:33:43|
  2. ゴールデンカムイ
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