FC2ブログ

晴耕雨マンガ

天国大魔境の小ネタ募集中/9月はダンジョン飯、ゴールデンカムイ。

ゴールデンカムイ 第18巻の感想




祝!1000万部突破! ゴールデンカムイ第18巻の感想です。表紙は初のコンビ体制。門倉&キラウです。





・第171話 樺太アイヌの刑罰
写しを含めて、現在12人分の刺青人皮を所有している第七師団(いつのまに)。いよいよ暗号解読に取り掛かる。同時に杉元も岩息の写しを見ながら考えを巡らせる。アシパさんが解読できる暗号ということは、漢字には意味がないのか。そもそも皮を剥ぐ必要も……? そして、殺人を犯したアイヌを捕まえるのに手を貸すのだが、そこで樺太アイヌ特有の処刑方法を知る。いっぽう阿寒湖では土方と牛山が姿を消すという事態に。永倉の頼みを聞く形で、門倉とキラウが動く。

・第172話 阿寒湖のほとりで
土方と牛山が捜していたのは、元獣医の関谷輪一郎だった。言葉巧みに、土方に毒薬を飲ませる様子が描かれる。刹那主義のギャンブル狂で毒使いというのは、実に厄介。コイツを門倉とキラウの迷探偵コンビが追うことになる。門倉には改めて『凶運』持ちという属性が付加されたが、不運に見えて実は幸運を呼び込んでいるパターンか。そして、関谷の毒から中途半端な状態で牛山が目を覚ます。まるでゾンビのように……。

・第173話 僕の怪人
前話で登場したフィギュア少年のチヨタロウは、いじめられっ子だった。木に縛りつけられていたところを、ゾンビ状態の牛山に助けられる。そこから桃の乾物をエサに、牛山を子分にする。しかし、いじめっ子への復讐が度を超えていたことから、自分自身の手で決着をつけねばと考える。次の話でつながるとはいえ、なんだかいきなり別の展開が飛び出してきた印象。それから、明らかに毒が効いている時間が長くない? トビラの元ネタは、アイアン・ジャイアントか。

・第174話 湖の中心で突っ走る
トビラ → 1ページ目の、門倉オッサンコンボでやられる。68ページの全裸姿など、この巻は門倉推しが強い。関谷との交渉をわざと失敗し、策にハメたかに思われたが……。まさかここで、阿寒湖の冷水で正気を取り戻した牛山の存在が邪魔になってしまうとは。でも、最強戦力を取り戻したので、拠点さえ分かってしまえばいくらでもやりようはあるか。あとチヨタロウの脳裏に一瞬浮かんだ牛山との思い出は、本当は起こっていないと思う。

・第175話 繭
牛山の背広に蚕の繭が入っていたころから、養蚕業の農家を手分けして当たることに。関谷の潜入場所を引き当てたのは、門倉。土方が埋められた場所の情報を賭けて『毒入り繭の殺人ルーレット』で対決することに。たとえ毒入りを引いてしまっても、結果的に事が上手く運んでしまうのが、門倉の門倉たる所以か。谷垣に続き、作者は新しいオモチャを手に入れた感じ。しかし、土方一派だけが真面目に刺青人皮を集めているのは、ちょっとカワイソウな気もする。

・第176話 それぞれの神
復活した土方と瀕死の関谷の運命に関するやり取り。なんとなく、終わってみたときに最も影の薄い刺青囚人になっていそう。いっぽう樺太では、キロランケがソフィア脱獄の準備を進める。キロランケには明確な目的があるし、アシパさんも情報が必要。白石はそれにくっついていくとして、やっぱり尾形の動向が気になるところ。極東の少数民族の自治独立なんて関係ないことだし。杉元たちは間に合うのか?

・第177話 長谷川写真館
キロランケの過去語り。ウラジオストクで写真館を営んでいた長谷川という男のところに、ウイルクとソフィアと一緒に身を寄せ、日本語を習っていたことが明らかに。マンガ的なアレコレでスルーしていたけど、極東ロシア生まれなんだから、もともとはロシア語(と民族の言葉)しか話せなかったのは当然か。あと、白石の髪型が前話で監獄内に侵入した時と同じなのがちょっと驚き。いつもは剃っていたけど、半分だけ伸ばしたのか。

・第178話 革命家
長谷川写真館に、ロシアの秘密警察が。ウイルクたちが反撃に出るが、彼らが捜していたのは『日本人スパイ』だった。これは完全に予想外の展開だった。写真家ならば、撮影のふりをして情報を入手するのも簡単というわけか。そして、逃亡のために銃撃戦に発展。写真機の中にマシンガンを隠しているというのは、実際には無理だろうけど、ギミックがカッコいい。しかし、ソフィアの放った銃弾が、長谷川の妻・フィーナに命中してしまう……。

・第179話 間宮海峡
迫った追手を振り切るため、キロランケとウイルクは北上し流氷を通りタタール海峡(間宮海峡)を渡って、樺太に上陸していた。ソフィアだけは大陸側に残り、現在の状況になったことが語られる。そして、日本のスパイであった長谷川の本名が鶴見篤四郎だと判明。このエピソードは、ウイルクの過去編であると同時に、鶴見中尉の原点的なものでもあったわけか。写真家・長谷川からの2段階の正体バラシが鮮やかすぎる。

・第180話 亜港脱獄
いよいよ、亜港監獄を脱獄する計画がスタートする。一度に壁を4箇所を爆破しようとするが、火薬が悪かったのか1箇所しか成功せず。それでも中の囚人たちが飛び出してくる。しかし、壁の外に待ち構えていたのは……。尾形なら仕留めるのも可能なんだろうけど、近距離だと厳しいか? それからソフィアの躍動っぷりが面白い。走っている途中で、一回ドロップキックを挟むのが面白すぎる。






次巻、いよいよ杉元たちがアシリパさんに追いつくか。








スポンサーサイト



テーマ:漫画の感想 - ジャンル:アニメ・コミック

  1. 2019/06/21(金) 17:45:53|
  2. ゴールデンカムイ
  3. | コメント:0

ゴールデンカムイ 第17巻の感想




ゴールデンカムイ第17巻の感想です。表紙は“孤高の狙撃手”尾形百之助です。



・第161話 カムイ レンカイネ
前巻ラストで突如狙撃してきたロシア国境警備隊はトナカイを撃ち、アシパさんたちが森に逃げようとするのを阻止しようとする。そのとき、キロランケが……。サブタイトルの『カムイ レンカイネ』だけが理由じゃないよな。しかし、慣れない銃でも一撃で相手に命中させる尾形の腕前はさすが。17ページで、予備の弾丸を指に挟んでいるのも見逃せない。

・第162話 狙撃手の条件
ロシアの狙撃手・ヴァシリは負傷した仲間のイリヤに目もくれず、追跡を開始する。尾形の思考を読み、格好の狙撃ポイントを探る様子がたまらない。スナイパー同士の対決というのも、なかなか珍しいか。そして、簡易型の爆弾で追手の2人を吹っ飛ばしたキロランケらは、警備隊が最初に潜んでいた場所に。キロランケのロシア名はユルバルスだったのか。

・第163話 指名手配書
尾形を発見したヴァシリだが、その姿を不審に思い周辺を警戒する。それがウイルタの死体を使った偽装だと見破り、木の上に安置された棺のほうに狙いを定めるが……。谷垣とやり合った時といい、尾形は1発の狙撃のためにガマンするスキルがハンパない。いっぽうイリヤが持っていた手配書には、アシパさんの父・ウイルクも載っていた。まさか、ロシア皇帝爆殺に関わっていたとは。

・第164話 悪兆
狙撃戦を制した尾形だが、体調を崩してしまう。そこで、腹違いの弟である勇作の幻を見る。第103話では、生まれた環境による人間性の違いについて語っていたけど、このときは、まだそんなことを考えていなかったんだな。尾形が治療で動けない隙をついて白石は逃げることを提案するが、アシパさんは拒否する。キロランケの話で、ロシア皇帝暗殺の動機みたいなものが分かったけど、それが本当に金塊の謎につながっているのかどうか? 

・第165話 旗手
戦闘の先頭で旗を掲げ、味方を鼓舞する勇作。しかし、実際には人を手にかけていていなかった。そこで尾形は、捕虜のロシア人を殺させようとするが……。これまで様々な変態が登場してきたが、人を殺しても罪悪感を感じず、他人も自分と同じ考えだと確信している尾形のサイコパス度は、間違いなく作中でトップだと思う。回想パートでは勇作の顔は描かれなかったけど、これは尾形にとって、その程度の認識ということなのかな。

・第166話 頼み
ロシア領地を進むにあたって、キロランケは白石に同行する必要はないことを告げる。本人もそれに従おうとするが……。以前は殺されるかもと怯えていた杉元の言葉に従い、アシパさんを守るために旅に戻るのが良かった。なんとなく、ナランチャっぽい(アニメ放送のタイミングも近かったし)。しかし、占いに使ったトナカイの肩甲骨には、不吉な印が……。いっぽう犬ぞりで移動中の杉元たちは、猛吹雪に遭遇してしまう。海岸に出てしまい風を避けられるものはナシ。シンプルにヤバイ。

・第167話 白くらみ
杉元たちは猛烈な地吹雪で方向を見失い、身動きが取れなくなってしまう。谷垣のマタギ仕込みの知恵で、ソリを燃やしたり犬たちを周りに集めて暖を取ろうとするものの、さすがに限界がある。朦朧とする意識の中でカネ餅を食べるときのやり取りがイイ。いっぽう月島軍曹と鯉登少尉が避難した建物は、まさかの燈台だった。燈台守のロシア人の手助けをし、明かりを灯す。煤を拭き取るときに、内と外で常に同じところを拭く3コマが最高。

・第168話 灯台守の老夫婦
なんとか燈台にたどり着き、吹雪から逃れることができた杉元たち。そして、なぜこんなところに燈台があったのかという話に。脱走兵に連れ去られた娘さんを捜す代わりに自分の写真を置いていくのだが、杉元はソレしか持っていなかったのか? そしてロシア語の「おいしい」が「フクースナ」というのが明らかになったが、ヒンナってアイヌ語で『おいしい』って意味じゃないってホントなの!?

・第169話 メコオヤシ
杉元たちは国境まで140キロの地点。メコオヤシというオオヤマネコの話を聞く。同様に、アシパさんもメコオヤシの足跡を発見していた。キロランケが「毛皮が高く売れた」と言っているのに、すぐにアシパさんが「味は!?」と確認するのが相変わらずでなにより。そして、目的がアレクサンドルサハリンスキーにある亜港監獄に収監されている、ソフィア・ゴールドハンドという女性だということも明らかになる。

・第170話 亜港監獄の女囚人
1ページ1コマ目でイルカを撃ち殺すマンガは、ゴールデンカムイだけ! 海外で発売するとき問題にならないの? アシパさんが持っていた杉元のオソマを使って鍋を作る。尾形は「ヒンナ」と言ったり、キロランケの相棒というよりはアシパさんのボディーガードとしての色が強くなってきたように思える。そして、キロランケがソフィアの脱獄計画を語る。ここには杉元らが捜しているスヴェトラーナも収監されているようで、2つのグループが再会するのも、この場所ということか。







次巻では、門倉とキラウシが刺青探し。こっちも忘れないで。






テーマ:漫画の感想 - ジャンル:アニメ・コミック

  1. 2019/03/21(木) 12:25:38|
  2. ゴールデンカムイ
  3. | コメント:0

ゴールデンカムイ 第16巻の感想




ゴールデンカムイ第16巻の感想です。表紙は“第七師団の貴公子”鯉登音之進少尉です。



・第151話 ジャコジカたち
漢方薬の原料としても知られる、ジャコジカ(麝香鹿)を狩る。キロランケが語るウイルクとの思い出話で、アシパさんが忘れていた記憶を思い出す。キロランケの動向を注視している?尾形の視線が印象的。いっぽう釧路に来た土方・永倉・牛山の3人。そこで、刺青囚人のひとり“人斬り用一郎”こと、土井新蔵が根室にいるという情報をつかむ。この3人は戦闘能力は申し分ないんだろうけど、華というものがまったくないな。

・第152話 人斬り
土井新蔵は根室近郊の漁村で働いているものの、ヨボヨボでまるで役に立っていなかった。しかもボケ?も始まっており、クビを言い渡されてしまう。そこに犬童が放った刺客が現れるが、その途端に『人斬り』時代の記憶がよみがえり、あっという間に返り討ちにしてしまう。相手の顔が現役時代(幕末)に戻る、デジタルノイズ描写が面白い。そして、この場所に土方が姿を現す。それから、前話からキラウシが協力しているけど、コタンの蝗害もひどかったようだし、このまま土方派に合流ということなのかな。

・第153話 京都
新手の刺客を加えての乱戦状態から、土井が抜け出す。刀を手にしたとたん足腰も口調もシャキッとするのが、おそろしくも切なくもある。しかし、土井の記憶は幕末の京都に捕らわれたまま。土方も、そのことはわかっている様子。北海道を侵攻するロシアの緩衝国にするなど、思惑の一端も明らかになる。あくまでも日本のためというところが、第七師団との違いかな。対土井戦は刺青を集めるとともに、ある意味、これまでの戦いの歴史へのケジメみたいなものか。

・第154話 残り時間
勝負は、土方の勝利であっさりと決着する。介錯を断る土井の理由が良かった。でも、土井は腹を切られたけど、刺青に問題はないのか? いっぽう樺太では、杉元が背嚢を盗まれていた。『イナズマ強盗』のときも追いついていたし、鯉戸少尉は足が速いんだな。そして、盗まれた先が『ヤマダ一座』という曲馬団(サーカス)だと知った杉元は、アシパさんを探し回るのではなく、自らが出演することで無事を知らせようとする。まるで、昭和の女子プロレスラーみたいな考え方。

・第155話 ヤマダ曲馬団
強引に団長を丸め込み、出演の約束を取り付けた杉元たち。ここで鯉戸少尉が、意外な身体能力の高さと曲芸の才能を発揮する。いっぽう谷垣は、なにをやっても上手くいかず。女の子たちと踊ることにすら挫折してしまう。っていうか、この2人が完全に目的を見失っている様子が面白すぎる(月島軍曹の真顔も)。あと、杉元も自転車に乗れていなかったけど、これは単に時代的なものなのかな? 鯉戸少尉が曲乗りまでするものだから、基準が分かりにくい。
谷垣 お荷物

・第156話 不死身の杉元ハラキリショー
まずは、杉元が演じるハラキリショーの流れの説明とネタばらし。しかし、杉元は上手く演じることができない。銃も得意なわけではないし、意外と不器用な印象。もしかしたら、殴り合い&不死身性能だけが突出しているのかもしれない。そして、谷垣は相変わらず上手く踊ることができず、テント裏で頬を濡らすことに。子供ダンサーから「ゲンジロちゃん」呼ばわりなのはともかく、なぜ谷垣のほうも「紅子先輩」と、敬語を使っているのか。上下関係しっかりしすぎだろ。

・第157話 樺太島大サーカス
いよいよ、サーカス本番。順調に演目を消化していくなかで、やはり鯉戸少尉に注目が集まる。しかし、ロープの途中に鶴見中尉の写真があったことから、暴走状態に。約5ページにわたって「キエエエェッ(猿叫)」と叫び続けながら、各演目に乱入し続ける展開が面白すぎる。そして鯉戸少尉は、犯人と疑った杉元が使う模造刀を本物と入れ替えてしまう。このままでは、マジで腹切りすることに。それにしても、谷垣パートの三文芝居ぶりはなんなんだ?

・第158話 大トリ
すぐに刀が本物だと気づいた杉元。しかし続行せざるを得ず、なんとか内臓を傷つけずに腹を切ろうとするが、そこに謎のロシア人が乱入してくる。まさか山田団長(というか団そのもの)がスパイだったとは。しかし、樺太最大の『アレクサンドロフスカヤ刑務所』が、キロランケの目的地だという情報を得る。網走監獄の次は、ここを目指すわけか。あと、谷垣の先輩踊り子の紅子は、誰かモデルがいるんだろうか? それとも土肥教官の先祖?

・第159話 ウイルタ民族
杉元の予想は外れ、アシパさんたちは国境近くまで移動していた。そこで尾形がトナカイを撃ってしまったことで、ウイルタという樺太アイヌとは別の少数民族に借りを作ってしまうことに。お詫びとして、野生のトナカイ狩りをする。そのことで、アシパさんに父親との思い出が少しよみがえる。なんとなく、キロランケと尾形の思惑も、必ずは一致していないような空気がある。白石にトナカイの首輪をつけるシーンが笑える。

・第160話 国境
樺太でも、尾形の狙撃の腕前は完璧。あっという間にトナカイの群れを仕留めてしまう。180ページで、ひさしぶりにアシリパさんの変顔が見られたのが良かった。尾形も順調に餌づけされているし。ウイルタのふりをして国境を越えようというのがキロランケの狙いだったが、鶴見中尉によってその情報はロシア側に漏れていた。さらに、ロシア皇帝を暗殺した実行犯がキロランケであることも語られる。段々と、キロランケが悪役としての体裁を整えていく。






樺太編というか、杉元と離れてからアシリパさんがシリアスよりの表情が多いのが、少し残念。次巻は雪中の狙撃戦。






ゴールデンカムイ 第16巻の感想

テーマ:漫画の感想 - ジャンル:アニメ・コミック

  1. 2018/12/22(土) 11:44:40|
  2. ゴールデンカムイ
  3. | コメント:0

ゴールデンカムイ 第15巻の感想




10月からはアニメ2期も始まる、ゴールデンカムイ15巻の感想です。表紙は“死神の右腕”月島軍曹です。




・第141話 樺太アイヌ
北海道と樺太では、住んでいる動物も違う。“ウルヴァリン”とも呼ばれる獰猛な性格の動物『クズリ』の襲撃を受ける。しかし、これだけ現・元兵士がそろっていて、戦力として機能しているのが月島軍曹ぐらいなのは、ちょっと情けない。樺太アイヌの少女・エノノカの祖父の犬ぞりに乗って逃げ出し、改めてアシリパさんの情報を得る。そのときの、杉元の安堵した表情が印象的。

・第142話 在留ロシア人の村
まず、トビラで『スノーエンジェル』をしているチカパシが微笑ましい。第23話で二瓶がやっているのを見ていた谷垣から聞いたんだろうな。杉元らは、エノノカの爺さんの犬ゾリを使って、近くの村へ。そこに住む在留ロシア人とトラブルになってしまう。奪われた犬を返してもらうには、男たちが並んだ状態のまま殴り合う『スチェンカ ナ スチェンク』という、ロシア版ファイトクラブに参加せざるを得なくなってしまう。銃の撃ちあいならいざ知らず、このメンツでのステゴロとなると、かなり分が悪そう。

・第143話 スチェンカ
当初は杉元ひとりがスチェンカに参加するかと思われたが、現場を取り仕切っているらしきロシア人の言葉で日露戦争帰りの部分を刺激され、4人全員で参戦することに。一番小柄な月島軍曹ですらムッキムキな肉体を誇り、あっというまにロシア人チームを倒してしまう。しかし、戦う前に意気込みを語るパートが面白すぎる。誰だよインタビュアーは。それから谷垣の「時は来た それだけだ!!」の元ネタがわかる人も少ないだろうに。

・第144話 激突!壁デスマッチ
スチェンカの胴元から八百長を持ちかけられるものの、月島や鯉登は強気の交渉に出る。しかし、キロランケの情報を散らつかされたことで、杉元が了承することに。そして、刺青囚人の岩息舞治と対峙する。肉体言語でしか会話できないのはかなりのサイコパス度だが、姉畑や辺見あたりに比べると変態度はそんなに高くないか。あと岩息の仲間が、ヴォルク・ハン、エメーリャエンコ・ヒョードル、イゴール・ボブチャンチン(?)という布陣なのは、強烈すぎると思う。

・第145話 ミスター制御不能
その他のロシア人たちを排除した後、4人がかりで岩息をタコ殴りにするものの、ハガーばりのダブルラリアットで蹴散らされてしまう。そこで杉元が不意打ちのハイキックをお見舞いする。これが言っていた「妙案」かと思われたが、味方や観衆の区別なくスタープラチナなみの「オレオレラッシュ」を繰り出す始末。頭からは鶴見中尉のようにドロンと垂れ落ちるものが……。狙いに気づいて逃げ出す岩息はクズリに襲われ、追ってきた谷垣たちとロシア風サウナ『バーニャ』に逃げ込むことに。全裸でカメラ目線で「バーニャ!!」じゃねえよ。この回は、ネタが濃すぎる。
バーニャ
バーニャ☆

・第146話 ロシア式蒸し風呂バーニャ
サウナに立て籠った男たちは、白樺の葉を束ねた『ヴェニク』で互いの体を叩き合う。常識人の月島軍曹の戸惑い具合が面白い。そして、2人だけで犬を取り戻したチカパシ&エノノカだが、クズリと遭遇。さらに“暴走”杉元も現れ、動物大戦争に発展する。とどめは谷垣のサポートによるチカパシの初勃起だったが、将来的に銃の腕を磨いていくことになるのかどうか? そして、岩息vs杉元のタイマンスチェンカに。

・第147話 トドを殺すな
暴走杉元と岩息の怒涛の殴り合い。足元の氷が砕けて冷水に落下したことで、杉元が我を取り戻す。改めて5人でバーニャし、情報交換する。しかし、最近の杉元はいかなる環境下でも帽子を脱がなくなっている。まるで承太郎みたい。いっぽうアシリパさんらはトド猟の真っ最中。「おらあッ!!」と二又の銛を構える姿が、たくましいったらありゃしない。白石との会話の中で見せる、杉元への信頼感が良い。

・第148話 ルーツ
前回捕まえたトドの皮を、養狐業を営むオジサンに売る。その場所は、もともとはアシリパさんの父親・ウイルクが生まれ育った村があったところだった。どうやらキロランケは樺太の各地を巡りながら、暗号のカギとなる何かをアシリパさんに思い出させようとしている様子。いっぽう網走の病院に入院中の二階堂に、有坂中将が特製の義手を持ってくる。段々と、二階堂が改造人間のようになっていく。

・第149話 いご草
刺青を写しただけで岩息を解放したことに鯉戸少尉が疑問を示すが、鶴見中尉から全権を任されている月島軍曹の態度は毅然としたものだった。ということで、月島軍曹の過去編へ。佐渡島生まれの月島基(はじめ)少年は『悪童』と呼ばれ、島の住民から疎まれていた。ただ一人、くせっ毛を『いご草』とからかわれる女性を除いては……。これまでの描かれ方的に真面目一辺倒の人間かと思っていたが、ここまでの激情タイプだったとは。その怒りの炎は、いご草ちゃんの死に関してウソの証言をした鶴見中尉へとむけられる。

・第150話 遺骨
複雑な感情を抱えた月島。怒りをブツけている最中だったが、ロシア軍からの砲撃からとっさに鶴見中尉をかばう。あのプロテクターをつける原因がコレか。そして、病院へ運ぶ時に杉元とすれ違っていたというのも(ほかに谷垣や尾形なんかもモブ的に登場)、良い演出。真相を聞かされた月島は忠誠を誓う決意をするが、鶴見中尉が語った内容や、それを知る経緯のどれくらいが本当でどれくらい仕込まれたことだったのか……? ラストがダークヒーローのようでカッコよすぎる。







次巻も樺太が舞台。杉元たちがサーカスに挑戦。






テーマ:漫画の感想 - ジャンル:アニメ・コミック

  1. 2018/09/21(金) 16:47:15|
  2. ゴールデンカムイ
  3. | コメント:0

ゴールデンカムイ 第14巻の感想




ゴールデンカムイ第14巻の感想です。表紙は、最後の侍・土方歳三です。





・第131話 破壊欲
トビラのガンズ・アンド・ローゼスネタが、意外とハマっている。犬童は正門を固めるが、鶴見中尉は反対の川側から襲撃をかける。まずは、網走監獄vs第七師団という図式に。杉元&白石は、この混乱に紛れて脱出することができるか? そして、インカマッが鶴見中尉と内通していたことも確定。これを受けて谷垣はどういう反応を見せるのか? あとは、月島軍曹が「監獄側に生き残りがいたら?」と行ったときの鶴見中尉の冷たい目線がなんとも言えない。

・第132話 蹂躙
第七師団の砲撃を受けて、崩れた番屋。ガレキの下敷きになったインカマッを助けようとする谷垣ごと、牛山が救助する。牛山は、土方から計画をどれくらい知らされているんだろうか? そして第七師団は、網走監獄内に侵攻する。杉元はやむを得ず、のっぺら坊(ニセ)を鶴見中尉と引き合わせる。これは、白石の脱出路確保作業のための時間稼ぎだろうけど、間に合うのか? そして、見破られないのか?

・第133話 700人の凶悪犯
暴走した二階堂の銃弾によって、ニセのっぺら坊が死んでしまう。まぁ、もう活躍の場がないのは明らかなのだが、退場のさせかたが潔すぎる。そして、宇佐美に発見された門倉は緊急システムを作動。全房を一斉に開錠し、700人の囚人たちを解き放つ。第七師団との乱戦の中に誰か紛れ込んでいる気もするが、そんなこともないか。その間隙をぬって脱出した杉元&白石だが、出口の通風口が狭すぎて杉元は出ることができず。白石は、ひとりでアシパさんを追うことに。門倉は、この話が最後の登場だけど、死んだと考えていいのか。

・第134話 教誨堂
のっぺら坊が教誨堂にいることを知ったアシパさんは、土方のところから逃げ出す。途中で出会ったキロランケに杉元救出を任せ、自分のマキリ(木彫りのナイフ)を託す。キロランケは杉元救出後、正門の白石&アシパさんの援護に回るが、後々の展開を考えると、ここはちょっと時間がかかっても4人で行動しておくべきだったんだな。教誨堂への移動中の杉元を、二階堂が襲う。ナイフがほっぺたを突き抜ける描写が、かなりエグイ。そして教誨堂内では、都丹を倒した犬童と土方が対峙。

・第135話 鎖デスマッチ
タイマン×2。やはり、殺人モードになった時の杉元は強い。攻撃に一切の躊躇がない。二階堂は殺意は強いのだが、いかんせん戦闘力は高くない。頼みの仕込み銃も、足を折られて封じられてしまう。そして、土方vs犬童。忠義に関する問答が良かった。それから、血での目つぶしというのは常套的な戦い方だが、手のひらを皿代わりにして量を溜めて、目を狙って投げかけるときの型が素晴らしかった。そして、勝負を決める一撃が。

・第136話 最後の侍
アシパさんたちは、ひとまず正門前に集合(コタン待機の永倉と家永、チカパシを除く)。現状の確認をする。そして杉元は、ついに本物ののっぺら坊と遭遇。マキリに反応したことから父親だと断定し、アシパさんを金塊をめぐる騒動に巻き込んだことを責めたてる。113~114ページの杉元の熱い思いをぶつける流れが良かった。そして、インカマッがその様子を屋根の上から発見。アシパさんも双眼鏡を使って、のっぺら坊の姿を確認する……。

・第137話 呼応
アシパさんは、双眼鏡で見たのっぺら坊が父親のウイルクであるということを認める。のっぺら坊側も同様に確認し、金塊のことを杉元に伝えようとしたときに……ッ! そして、銃弾は杉元の頭にも……ッ! いくら不死身を名乗っていても、これはさすがに……。改めて尾形のハイライトのない瞳の不気味さが、際立たされた印象。そして、唯一金塊の秘密を握る存在となったアシパさんの争奪戦が始まる。

・第138話 喪失
谷垣が、杉元とのっぺら坊を決死の救出。しかし、尾形の銃弾を受け監獄の門前で第七師団に捕まってしまう。そのときに目撃したのは、キロランケのマキリが腹に刺さったインカマッの姿だった。アシパさんは、その尾形、キロランケ、そして白石とともに脱出するが……。しかし、いくら家永の治療があったとはいえ、杉元は不死身すぎるだろ。あと気になるのは、白石はたまたまついてきただけだとして、キロランケの思惑にいつ尾形が乗ったのか?というところかな。

・第139話 樺太へ
網走監獄での戦いが終わっての状況説明。教誨堂の地下室に逃げ込んだ土方ら(牛山・夏太郎・都丹)は、犬童が集めていた情報をゲット。新しい刺青囚人を捜すことに。第七師団の手から逃れた永倉が、これまでの刺青人皮を持っているというのがポイントになるかな。そして杉元と谷垣は、月島&鯉登とともにアシパさんを追って樺太へ向かうことに。鶴見中尉らは後始末のために残るということなので、北海道組と樺太組に分かれることに。

・第140話 アイヌの女の子
南樺太の大泊に到着した杉元たち。コッソリついてきたチカパシ&リュウと一緒に、アシパさんの捜索を開始する。情報を得た『初めて見るアイヌの女の子』は現地アイヌの少女だったが、その子が『北海道から来たアイヌの女の子』と会ったという。というところで、ヒグマを襲っていた?謎の生物が現れ、鯉戸少尉に襲い掛かかる。樺太ヤバイッ!! しかし、杉元はなんで釧路で撮った谷垣の写真を何枚も持っていたんですかねぇ?





15巻は樺太探訪編。谷垣・月島・鯉登・チカパシと行動をともにするが、アシリパさんはもちろん、白石、キロランケ、尾形、牛山とも同行しているから、杉元のパーティーメンバーは一定期間ごとに変更になるシステムなんだな。


アシリパ、双眼鏡
この巻も、アシパさんの変顔は、ほぼ無し。この巻では、こういう印象的な止め絵が多かったように思う。







テーマ:漫画の感想 - ジャンル:アニメ・コミック

  1. 2018/06/21(木) 18:54:54|
  2. ゴールデンカムイ
  3. | コメント:0
次のページ