晴耕雨マンガ

4月は、六道の悪女たち、スピーシーズドメイン、ヴィンランド・サガ

スピーシーズドメイン 第5巻の感想



夏休み満喫の、スピドメ第5巻の感想です。表紙は、風森さん&音無森さん。背表紙も音無森さん。裏表紙からも姿を消した蛍樹って……。



・第30話 羽井さんと羽賀さん
前巻で音無森さんが残したインパクトもそこそこに、羽井さんは夏休みで帰ってきた美空さん(第13話に登場した、羽根を取った翼人友達)に、大機の発明で飛べるようになった姿を見せる。17Pからの美空さんの、涙ながらの感想及び回想が良かった(特に点目になっているときのテンション)。そして、目ざとく恋愛事情にも勘付く(ちょっと間違ったけど)。美空さん的には、大機から風森さんへの矢印は確定なんだな。

・第31話 進撃の土和さん
土和家でバーベキューが行なわれることになり、クリエイティ部メンバーが参加する。邸宅の大きさや土和父・アルティメットの豪快なキャラ(話すときはほとんどのコマに集中線が入る)、そして土和&田中の合体攻撃と、テンションがずっと高くて最高だった。あとは、土和さんのリストバンドなどがオシャレではなく実用的なモノだったことと、土和母の胸部もアンリミテッドだったのが、とても印象的。
土和 涙の決意
土和さん、父親を殴る決意をする。

・第32話 戦う魅重義くん
魅重義の子供のころからの好敵手(?)魁堂らとの集団ケンカ(ルールのあるスポーツライク的なモノ)に参戦することになってしまった、田中と大機。そこで大機は『確率の収束』を拡大解釈し、すべての攻撃を防御しきってしまう。これは、大機が『できると思っているからできる』という能力者の可能性が俄然強くなってきたな。しかし田中は、いくら回復アプリがあると言っても、ほぼ初対面の人と殴りあえるとかメンタルがハンパない。

・第33話 風邪をひいた魅重義くん
前話の影響で魅重義が風邪をひいてしまいダウン。大機が治療アプリ(いままでの回復アプリで病気は治せない)を開発するあいだ、看病役として羽井が派遣される。今回は、魅重義と同居している『きょうだい』たちのアレコレが良かった。猫人(ケットシー?)、サキュバス、ダークエルフ(?)がいるのか。しかし、魅重義―羽井間の距離がだいぶ近づいた印象。『サービスにはマナーを』のところのやり取りなんか、特にニマニマしてしまう。

・第34話 星を観る大機くん
縁日に来たクリエイティ部メンバー。前話からの流れで、魅重義を意識しまくる羽井さんがカワイすぎる。そして音無森さんも合流し、地球に接近する隕石を観ようということになるのだが、それがだんだんと地球に向かってきていることに気づく。大機の発明品で遠ざけようとするものの、使い方を上手くイメージできず失敗してしまう。ここまでの4話が普通に夏休みを満喫していただけに、いきなり風雲急を告げる展開に。
土和 祭りを満喫
祭りを満喫する土和さん。

・第35話 信じてる風森さん 
音無森さんが自分を犠牲にした解決方法を提案するものの、大機が拒否。代わりに、同じような騒動があった中学の時に作った、隕石を破壊するための弓『星穿つ弓張月 まほろば』を、風森さんに使ってもらうことに。降り注ぐ隕石の欠片の描写も含め、ある種のクライマックス感があった。それにしても、今回の一件が自分が引き起こしたマッチポンプだと明かした音無森さんの本当の気持ちが描かれるとこだけ、ババァ口調じゃなくなっているのが、とても良い。
土和 お姫様抱っこ
何気にお姫様抱っこされている土和さん。

・第33.5話 羽井さんと魅重義くんのお祭り前の話
第33話を受けて、土和さんに恋愛相談する羽井さんや、お見舞いのお返しのプレゼントを買おうとする魅重義を描いた、4コマ構成の特別版。トビラの2人が爽やかすぎて、本当の恋愛モノの主人公&ヒロインのよう。
恋愛相談を受ける土和さん
恋愛相談を受ける土和さん。

・神と犬と山下のスピ―シーズドメイン板
5巻にして初めて、山下が脱ぐのではなく服を着せられる展開に。でも、武神が召喚した美空さんが用意した生地が……。コレ、次はどうするんだろう?

・巻末オマケマンガ
音無森さん誕生秘話が明らかに。作中ルールというか、あるていど制限を課しながら作品を描いているんだな。担当Hさんの口グセであろう「それですよ野呂さん」は、実際に口にしてみたい(でも、そんな機会はない)。



次巻からは、2学期がスタート。学校内の勢力バランスが明らかに。







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  1. 2016/10/09(日) 15:01:08|
  2. スピーシーズドメイン
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スピーシーズドメイン 第4巻の感想




スピ―シーズドメイン第4巻の感想です。表紙は、風森さんと木下さん。背表紙も木下さん。クリエイティ部メンバーなのに、順番をトバされた蛍樹って……。



・第23話 暗躍する羽井さん
“カップリンガー”羽井さんの知的な策略により、2人きりでデートすることになってしまった大機&風森さん。お目当ての科学館で、はしゃぎまくる大機が楽しそうで何より。その様子を尾行しながら観察する羽井さんの私服センス(&羽根をフラミンゴカラーに染める)と、髪を下ろした蛍樹の破壊力が、別ベクトルで高かった。

・第24話 お招きする風森さん
風森宅にお泊りに来た羽井さん&蛍樹は、前回のデートの報告を当人にさせようとする。でも、それより風森母が娘の恋愛事情や友達関係を、2人から聞き出そうとするパートのテンションが良かった。あと、ここまで風森さんが時々大機に言っている「トーテムポール」が『唐変木』を言い換えたものだということが明らかに。1巻のころから使っているから、ずいぶん寝かせたネタだったんだな。

・第25話 リベンジャー木下さん
男子は相馬に、女子は木下さんに誘われて海に遊びに来るが、それは秘かに活動を継続していた馬術部が、おヒゲ愛好部へのリベンジの舞台を整えるための作戦だった。再び団体戦(この話では1勝1敗)が行なわれるが、それよりも水着姿を恥ずかしがる水野さんや、デブ専が発覚した長渡、棒倒しをする羽井さんなど、それぞれのキャラの描写が良かった。あと、あとがきでも語られているように、この海は『侵略!イカ娘』と同じ場所。トビラにはイカ娘がいます。
スピドメ イカ娘
別チャン掲載時のカラーで。

・第26話 泳げ! 魅重義くん
夏の対抗戦第2幕。自ら遠泳勝負を挑んだ佐武は無残に散ったものの、魅重義が『水中呼吸』の発明を希望した理由が明らかになったのが面白かった。そして、最終ビーチバレー対決でのインちゃんの活躍により、クリエイティ部が勝利する。一行は海の家(イカ娘に登場する『海の家れもん』)でランチを取るが、急に蛍樹が田中に告白するという、不穏な流れに……。
負けた土和さん
負けた土和さん

・第27話 告白した? 蛍樹さん
蛍樹の告白の真相は、田中と2人で取り決めていた偽装恋愛チキンレース的なモノだった。そこから、溺れた羽井さんを魅重義が助ける流れを受けて、風森さんが恋愛についてちょっと考える。馬壁は帰り道を気にしていたけど、こういうときに量子テレポートを使えばいいんじゃないかな?(誰の携帯に?)
土和さん 大人の余裕
土和さん、大人の余裕

・第27.5話 相馬くんの飛ばしていい話
オマケ描き下ろし。相馬が海に来た女子メンバー(風森、蛍樹、羽井、土和、イン、木下、恵良、馬壁、長渡、水野)がアリかナシか、というか、どれくらい自分の下ネタを許容してもらえるか? スケベ行為をどこまでさせてもらえるか? ということをアツくアツく語る。ここで、地味にイン―相馬のフラグを立てているのか。

・第28話 時をかける風森さん
風森さんが熱望していた風を操る……ではなく、未来シミュレーターを大機が完成させる。未来10年分の経験をした風森さんは、すっかり人当たりが丸くなってしまい、クリエイティ部メンバーは戸惑う。そして一番の衝撃は、10年後には田中が死んでいるということ。田中の死を回避するための作戦が始まる。なんだか、シュタインズ・ゲートのような展開に。あと、話の途中で蛍樹が急に制服のベストを脱いでいるのが気になる。※未来シミュレーターを装着した風森さんの枕代わりにしていた。(winglet さん情報)
辛辣な土和さん
ちょっと毒を吐く土和さん

・第29話 未来の風森さん
風森さん(大人)が語る田中の死の真相。それぞれのリアクション、及び10年後にどんな職業に就いているかという、未来情報が面白かった。そして風森さん(大人)は、シミュレーション上で自分の人生を全うさせてほしいと願い出る。大機はスンナリ了承するが、他のメンバーはデータ上のことと割り切れない。その解決方法とは……? なんか、えらく破壊力の高い新キャラ・音無森さんを登場させた後即、野に放ってしまったけど、どんなときに再登場するんだろう?
真剣な土和さん
真剣な土和さん

・第29.5話 風森さんの門限
いろいろあって夜遅くなって(夜9時前)ので、風森さんが家に電話を入れる。そのとき、田中が音無森さんの隠された事実に気がつく……! あと、未来シミュレーターに記された『AHO』マーク。HOは『Hatsuhiko Ohki』の略だと思うんだけど、Aは何なんだろう? 発明はinventionだし、開発はdevelopmentだし。

・神と犬と山下のスピ―シーズドメイン板
今回は海編ということで水着で登場した山下だったが、音無森さんの風圧によって全裸にされてしまう。巻を重ねるごとに露出度が上がりっぱなしだけど、次巻はどうするの?

・巻末オマケマンガ
クラスメイト達について語っているコマで、太ったおさげの女子が「背中と名前は」と言っているけど、誰だコイツ!?
クラスメイト達
誰だ、こいつら?








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  1. 2016/04/10(日) 17:47:29|
  2. スピーシーズドメイン
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スピーシーズドメイン 第3巻の感想



表紙のキラキラしたエフェクトも、よく見ればヒゲな土和さん押しの、スピーシーズドメイン第3巻の感想です。


・第15話 迸る田中くん
羽井さんを空に飛ばした昨日の今日で、大機がメイドロボット・美夜月(みょるづき)さんを造ってしまう。そして、クリエイティ部の部室に生徒会長の、鬼姫生紅葉(きびゅう くれは)さんが来襲。鬼仲間の魅重義をひとしきりイジッたところで、おつかいから帰ってきた みょるづき さんを第10話でもらったソファのお返しとして奪っていってしまう。大機が風森さんに電話でみょるづきさん完成を知らせていたり、壊れた南京錠を金に変えた物を持っていたりといった、単行本2巻のオマケで描かれた要素を上手く本編に盛り込んだ印象。あと、盛り上がった田中と蛍樹が会話しているときの『ぎゃほらい』という擬音が好き。
お使いを受け取る土和さん
みょるづきさんのお使いを受け取る土和さん

・第16話 イメチェンする土和さん
足立と長渡のギャルトークに興味を持ち、全身を染めようとした土和さんがブリーチ風呂で寝てしまい、目から下の体毛を失うことに。ヒゲの下から出てきた顔は……。ヒゲがなくなって自信を失う土和さんも、ラストでギリギリ漢を見せきれない田中も最高だった。まず間違いなくスピドメ史上最高の一作で、個人的にはエピソード・オブ・ザ・イヤー級の内容。Eテレ『みんなのうた』でもヒゲ少女の歌が扱われたり、これはビッグウェーブが来ているな。
土和さんヒゲ喪失
土和さん、ヒゲを失う

・第17話 怒れる土和さん
「姉が学校で辛い目にあったのでは!?」と思った土和さんの妹、土和インフィニティちゃんが乗り込んでくる。空手の実力者ということで、相馬を蹴り飛ばしたり姉をイジメた人物をフルボッコにしようと凶暴性を発揮するものの、姉の言葉には渋々ながらも従う。浅草から風森さんのケイタイを使った大機の量子テレポートもたいがいだが、土和さんは、そういう風にヒゲが生えてくるのか。あと、土和姉妹が口ゲンカしているときの『かもじゃー』という擬音が好き。
土和さん生えかけ1
土和さん、生えかけ1

・第18話 デレる風森さん
風森さんと羽井さんが、休日に2人で映画を観ることに。さらに、お泊り会に誘うなどいつもと違う表情を見せまくる、風森さんの破壊力が高かった。まぁ、打ち解けたのは分かるけど、それにしてもグイグイきすぎ。羽井さんが戸惑ってしまうのも分かる。そして、お泊りの準備をした状況での量子ワープの失敗を「2人がガラケーだから」と結論づけるけど……。それから、魅重義の角に向かって躊躇せず板をフルスイングするインちゃんの無邪気さよ。
土和さん生えかけ2
土和さん 生えかけ2

・第19話 在りし日の大機くん
前回の風森さんと羽井さんと同様、インちゃんも休日にワープできなかったことが発覚。そのことから大機の発明品は、大機の管理下でしか作動しないのでは?という疑惑が持ち上がる。大機が発明をするようになった幼少期の出来事が描かれるが、このときから自分が関知していないところでは発明品が機能していないことから、やはり『できると思ったものはできる』能力を大機が持っているということなのかな? あと、鬼姫生会長が「大機博士」って呼ぶのが、スゴイ好き。
土和さん生えかけ3
土和さん 生えかけ3

・第20話 謝りたいインフィニティさん
インちゃんが第17話での暴行を謝罪しようと考える。しかし、あらかじめクラスの状況を確かめようとしたことで、魅重義からたしなめられてしまう。インちゃんのフォローをしつつ、魅重義の辛い生い立ちをにおわせつつ、羽井が魅重義を意識するようになるところなどは、今後への見事な布石という感じ。汚い部分は、みんな相馬が引き受けてくれたし。

・第21話 知りたい羽井さん
他人の恋愛事情に首を突っ込みたくて仕方ない“カップリンガー”羽井さんが、大機と風森さんにそれぞれの印象を聞き、関係性を確かめようとする。大機の「科学が恋人」という発言を聞いた後の、132ページの羽井さんらの表情が何とも言えない。そして、土和さん(ヒゲが戻った)が、ここまでのキラーっぷりを見せつけるとは……。この巻で、いちばん女の顔をしているじゃないか。
土和さん女の顔
土和さん 女の顔

・第22話 射る風森さん
終業式で『弓でくす玉を割る係』に任命されてしまった風森さん。隠れて練習するものの、まったく上達しない。そこで大機の発明品の力を借りることになるが……。これは『風森さんのエルフとしての本能が土壇場で開花』したのか、大機が『発明品を仕込んでいるので成功すると思っていたので成功』したのか? けっこうビミョーな問題だな。今回登場した風紀委員長の鞍馬さんは天狗みたいだけど、鼻が高くないから取り替え子じゃなくてハーフのほうかな。しかし、夏休みの開始を告げる句が『夏の野獣 堕ちてケダモノ 臍を噛む』っていうセンスはどうなんだ?
土和さん 蛍樹への罰を手伝う
蛍樹への罰を手伝う土和さん

・第22.5話 思い悩む風森さん
第22話の風森さんの子供のころの回想部分を、親の視点から補完する話。お母さんが弓子で、お父さんが純矢なので、一家そろって弓矢関連の名前ということなのか。この両親にして、この子ありという感じ。

・神と犬と山下のスピ―シーズドメイン板
ゲストとして木下さんが召喚される。が、本編以上にフリーダムな行動に、翻弄されてしまう。山下は、すっかり脱ぎキャラになったな。

教室の席が大機 → 風森、相馬 → 田中となっているので、もしかして出席番号順なのか!?と思って検証してみたけど……。
スピドメ座席表 (2)
ほぼその通りだと思うんだけど、委員表に名前がある井出と和泉の席がダブるし、第17話の掃除している“田中の班”も、座席縦一列だとスンナリするけど、田野岡じゃなくて足立が入っているので、ビミョーに違うのかな……。次巻は夏休みに入っちゃうし、教室じゃなくて部室が話の中心になっていきそうだし、全部の枠を埋めるのは難しいかな。







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  1. 2015/09/10(木) 12:46:22|
  2. スピーシーズドメイン
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スピーシーズドメイン 第2巻の感想


スピーシーズドメイン(2) (少年チャンピオン・コミックス)スピーシーズドメイン(2) (少年チャンピオン・コミックス)
(2015/02/06)
野呂俊介

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エルフっ娘とトンデモ科学バカの凸凹ラブコメ『スピ―シーズドメイン』の第2巻が発売されました。
表紙は蛍樹、風森さん、羽井さんの3ショット。陸上部兼部の蛍樹だけ、日焼けしてちょっと色黒になっているのが細かい。



・第8話 あらぶる木下さん
せっかく既定の人数を集めた大機たちだったが、この学校の部活動数には上限が設けられているとのことで、残りひとつの新設枠を賭けて、木下さん率いる馬術部(SM倶楽部)と独創科学部(おヒゲ愛好部)で勝負をすることになる。でも、主人公チーム初の団体戦という燃えるシチュエーションなのに舞台が教室の片隅で、行われるのがにらめっことかジャンケンというのが何とも言えない。ただ勝敗に関しては、はからずも部内に本物の変態を引き入れてしまったことを木下さんが後悔している時点でついていたか。それから六川くんは、第4話の『抱えボム』のことを気にしていたんだな。
土和 にらめっこ
にらめっこする土和ちゃん

・第9話 学ぶ風森さん
入学式で新入生代表の言葉を読んだり、周囲からは『頭がいい』と思われている風森さんだが、実はそうでもなかった。第7話以来、指を折ったままの大機にノートを貸すことをダシに使って暗記のコツを聞こうとするものの、結局はいつも通りのトンチンカントークに。風森さんのひと言をキッカケに、大機があっというまに骨折を完治させる流れが素晴らしかった。「回復魔法じゃねぇか!!」というツッコミをするために、風森さんは一枚羽織っていたのね。

・第10話 認める風森さん
この話から夏服に。中間試験も終わったので、独創科学部改め『クリエイティ部』が正式に発足。さっそく生徒会で不要になったソファ×2をゲットし、大機が『質量保存の法則』を拡大解釈して運搬を助ける。いっぽう、先行して2人で運んでいた田中&魅重義班は、いらない意地を張り苦労することに。そして、あらためましての自己紹介で自分の名前の由来を説明していく流れが最高だった。ここで、土和ちゃんのフルネームが土和アンリではなく『土和アンリミテッド』と明らかになったのが、この巻最大のサプライズ。ラストでは、大機と風森さんのあいだにラブコメが始まりそうな雰囲気が。
土和 アンリミテッド
土和アンリミテッド

・第11話 攻める蛍樹さん
蛍樹回。仲間内で、お客様的ポジションになっている風森さんとの関係をブレイクスルーするためには、怒らせることが条件だと考え実行に移す蛍樹だが、それがことごとく裏目に出てしまう。かなり気まずい空気になり、もはや修復不可能か!?というところまで行ったので、最後のホッした蛍樹の表情が最高だった。それにしても蛍樹は、変な語尾とかをつけずに話し方に個性を出すことに成功していると思う。「大機っちはこういうのすぅぐバラしちゃうかんな!! あの男にこういう相談事はしちゃあかんで!! するなら絶対バラすなってめっちゃ釘を刺さないと――」とか、どこにアクセントを置くかとか、すごく頭の中で想像しやすい。
土和 たしなめる
たしなめる土和ちゃん

・第12話 受注する大機くん
クリエイティ部は、大機が何かを発明しないと機能しないということで、みんなで何を造ってほしいか話し合う。それぞれが希望・提案したのは、土和 → 物を元に戻す 田中 → メイドロボ 風森 → 学校ロボ&タイムマシン&未来予知 魅重義 → 水中呼吸 蛍樹 → 瞬間移動&遠見 羽井 → 空を飛ぶ といったところ。この話では、さっそく『形状記憶効果』を利用して、土和ちゃんの希望を叶える。今後は、ここであがったリクエストを叶える形になっていくのか。そして、短かった羽井さんと土和ちゃんの髪が、1巻のころにくらべて伸びているというのが、実に細かい演出。
土和 発言
土和ちゃんの髪も背中まで

・第13話 省みる羽井さん
羽井さんの天使のような優しさが描かれる話。羽井さんは、久しぶりに会った翼人の友だちが翼を切除していたということに、大きなショックを受ける。亜人種がいる世界観には慣れてしまっていたけど、そこから生まれる悩みや問題があるというのが衝撃だった。角を取る鬼や、永久脱毛するドワーフなんかもいるんだろうか? そして、自分が魔法を使えないことを悩んでいるのと同じように、羽井さんが空を飛ぶことを諦めきれないでいること知った風森さんは、ある作戦を思いつく。115ページからの2人のやり取りが素晴らしい。

・第14話 飛ぶ羽井さん
羽井さん、空を飛ぶ。第10話でソファを運ぶときに使った『質量保存の法則』で羽井さんの身体を軽くし、第6話の風を起こす腕輪(試作品)で一気に空高く吹き飛ばすという、ここまでの発明品を生かす流れが良かった。そして、飛べたことに感動して涙を流す羽井さん最高。127ページで結構イイこと言っているのに、風森さんにスルーされてオロオロする蛍樹は、かわいそう。いっぽう、その頃クリエイティ部の部室前には、和服姿の鬼の美女の姿が……。
土和 会議
会議に参加する土和ちゃん

・第14.5話 省みる風森さん
第14話で勢いに乗った行動を取りすぎてしまったのでは!?と思った風森さんが、羽井さんと大機に電話で謝る描き下ろしおまけエピソード。大機のセリフが、何気に第3巻の予告になっているのが見逃せない。

・champion タップ! 出張版
単行本1巻発売の時に、タップで発表された出張版が掲載。自分が主役の、ファンタジーバトル風世界の夢を見ていた風森さん。全てをかけて魔王を倒そうとするものの、美味しいところを持って行ったのは大機。それは現実世界でも同じで……という内容。大機の凄いのは発明の製作スピードと、それをスマホのアプリにしてしまうところ。

・巻末オマケマンガ
今作が、もともと『土和ちゃんが主役のラブコメ』だったことが明らかに。第3巻では、彼女の身に大きな変化が……ッ!!

・神と犬と山下のスピ―シーズドメイン板
単行本の売り上げの八割は彼らの手柄と噂の3人組が、この巻でもカバー裏に登場。山下が脱がされて気づいたけど、夏服はYシャツの上にセーラー襟付きベストというデザインなんだな。ヌイは本編登場を強く願っているけど、校内に貼られているポスターとか田中の読んでいるマンガなら、なんとかならないかな……。

・クラス委員割り振り表
1 HR委員         2 蛍樹六花・鵜川原
2 体育委員(体育祭実行委員) 2 馬壁・魅重義泰岩
3 風紀委員         3 風森弦子・恵良・?
4 美化委員         2 妻良・大機発彦
5 保健委員         2 土和アンリミテッド・?
6 放送委員         2 田中好郎・木下
7 図書委員         2 水野・宿里
8 選挙管理委員       2 相馬・幸田
9 文化祭実行委員      3 羽井美根・野宮・六川
10 進路           2 田野岡真央・紅川
11 クラス文化祭担当     4 足立・和泉・?・?
12 旅行           4 井出・長渡・?・?
13 学習           4 佐武・?・?・?
14 号令           2 浜浦・日佐戸

という感じかな。でも蛍樹がHR委員でいいのかな? つまり学級委員ってことでしょ?











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  1. 2015/02/07(土) 19:12:07|
  2. スピーシーズドメイン
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スピ―シーズドメイン 第1巻の感想


スピーシーズドメイン 1 (少年チャンピオン・コミックス)スピーシーズドメイン 1 (少年チャンピオン・コミックス)
(2014/07)
野呂 俊介

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魔法を使いたいエルフの女の子と、魔法のような科学を使う人間の男の子のラブコメ『スピ―シーズドメイン』第1巻の感想です。別冊少年チャンピオンに13年11月号より連載していて、作者はコレが初単行本になります。

・第1話 エルフの風森さん
まず作品の前提として、実世界の人間と異世界の亜人が入れ替わる『取り替え子』という現象が存在し、学校に翼人(イカロス)やドワーフなどが普通に通っている。という舞台設定だということ。他人を寄せ付けない雰囲気を持ったクールビューティーの風森弦子さんは、秘かに魔法をのように風を操ることに憧れているエルフの取り替え子。教師の勘違いから屋上に閉じ込められる形になってしまった彼女を、非科学的なことは全く信じない科学バカの大機発彦が『トンネル効果』を起こして助け出したことをキッカケに2人が知り合う。しかし、いちばん注目なのはクラスメイトにいるドワーフ少女の土和ちゃん。小柄な女の子なのにヒゲモジャというのが斬新すぎる。
土和 ことわざ

・第2話 使いたい風森さん
風森さんが素の部分をちょっとだけ出して、大機が『魔法のように風を操る機械』(not扇風機)を造ることに。それにしても、クラスメイトでお昼を食べる日常パートでは、やはり土和ちゃんが気になってしまう。あと、ツッコミ役が鬼の魅重義しかいないというのは、バランスが悪いな。
土和 昼食

・第3話 謝りたい風森さん
いままで大機に横柄な態度で接しすぎていたのでは? と反省した風森さん。謝ろうとするものの、大機がスマホで炎を操っているのを見て、やっぱり言い争いに。焼きトウモロコシを食べながら口ゲンカするシーンは、テンポが良くて面白かった。あと、62ページとかで羽井さん(翼人)の背中が描かれているけど、ちゃんと羽を出すために制服の背中のところが別パーツになっているんだな。
土和 遠慮不要

・第4話 土和さんと田中くん
大機と2人きりになることで、変な噂がたつことを警戒した風森さん。しかし、教室で羽井さんらと一緒にお弁当を食べることで、逆にクラスの注目を集めてしまう。が、心配をよそに話題は土和ちゃん(下の名前はアンリ)と大機の幼なじみの田中の関係に移っていく。特に86~87ページの田中の(別の意味の)告白が素晴らしかった。しかし、取り替え子は「世界でも滅多にいないレベル」と言っておきながら、風森さん、魅重義、羽井さん、土和ちゃん、蛍樹(父親がエルフ)とひとクラスに5人も関係者が集まっていたら、そうでもないと思う。あと、今回はクラスメイトが多数登場したけど、ツインテの不良っぽい娘が好みです。
土和 愛について

・第5話 はじまる風森さん
友達候補として、同じ取り替え子の羽井さんをロックオンする風森さんだが、当の本人からは『怒っている』と誤解される。107、111、114ページの、羽井→風森→羽井の赤面3連コンボが素晴らしかった。でも、土和ちゃんが登場しなかったのはさびしい。あと、今回ふつうに風森母が出てきたけど、この人は第1話で実の子ではない風森さんを育てる決意をしたんだなぁ。と、ちょっと考えてしまった。

・第6話 話したい風森さん
『魔法のように風を操る機械』の試作品が完成。しかし風森さんが出力調整を誤り、大機が引力を操って助ける。その現場を羽井&田中に目撃されたことから『独創科学部』設立の流れへ。これで、話の目的がハッキリした感じ。127ページでゴーグルを触る決めポーズをしようとしたものの、その前に風で飛ばされていて空振る大機がヒット。そして「いまだにおにくをやこうとしない…」とうつむく土和ちゃんの破壊力の高さよ。
土和 失望

・第7話 はしゃぐ大機くん
はじめは『独創科学部』に消極的だった大機だが、田中の口車に乗る形で一気に前向きに。風森さん、羽井さん、土和ちゃん、蛍樹の勧誘をサクッと決めて、残るは魅重義。入部を賭けた大機との勝負は、妙に『少年漫画』していた。特に田中&蛍樹の息の合った口上は最高だった。でも『パンチ力増強シューズ』は、コナンのヤツじゃん。
土和 入部


・神と犬と山下のスピ―シーズドメイン板
カバー下のオマケマンガでは、週チャンのゲーム紹介記事『ゲーム板』の初代MC3人が登場。本編とはちがった躍動感のある下ネタを見せています。

・巻末オマケマンガ
風森さんが大機との立場が逆転する夢を見る1本と、作者がデビューから単行本発売までを振り返る1本。『少チャン』マークを土和ちゃんにするのは、せめてカバー下ではやってほしかった。
土和チャンマーク

風森さんの後ろの席にクラス委員の割り振りを書いた紙が貼ってあるんですけど、それを読み取ると……
1 HR委員       2 ?・?
2 体育委員(何かを兼務) 2 ?・?
3 風紀委員       3 ?・?・?
4 美化委員       2 ?・?
5 保健委員       2 土和アンリ・?
6 放送委員       2 田中好郎・木下
7 図書委員       2 水野・宿里
8 選挙管理委員     2 相馬・幸田
9 文化祭実行委員    3 羽井美根・野宮・六川
10 進路         2 田野岡・紅川
11 クラス文化祭担当   4 足立・和泉・?・?
12 旅行         4 井出・?・?・?
13 学習         4 佐武・?・?・?
14 号令         2 浜浦・日佐戸

という感じかな。クラスは全員で36名。名前のあるキャラでは、大機、風森さん、蛍樹、魅重義の役職が不明。風森さんは、風紀委員か美化委員かな?





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  1. 2014/07/10(木) 16:49:17|
  2. スピーシーズドメイン
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