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晴耕雨マンガ

天国大魔境の小ネタ募集中/6月は、天国大魔境、ヴィンランド・サガ。

GAMBLE FISH 第19巻の感想

GAMBLE FISH 19 (少年チャンピオン・コミックス)GAMBLE FISH 19 (少年チャンピオン・コミックス)
(2010/09/08)
青山 広美

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GAMBLE FISHの最終、第19巻が発売されました。エクストリームギャンブルの完結です。

・表紙
いままで白鷺ガールズがつとめてきた表紙ですが、最終巻はやっぱり杜夢。まわりにはトランプや麻雀牌(オマハチェンジ牌も)、ビリヤードの球なんかがあって、これまでの戦いを思い出させます。裏表紙の杜夢が担当していたところにはアヴィが。顔が緑で完全にピッコロ大魔王のよう。

・ジャスミンvsアビイの決着
準決勝第2試合、水中花蛇対決。ジャスミンは自分の意思を貫き通したものの、アヴィがその上を行き勝利。予想通り決勝戦は杜夢vsアヴィの対決に。金魚鉢水槽に閉じ込められたジャスミンですが、杜夢のバイクアタック&マウストゥマウスで命は救われます。気絶したジャスミンをM字開脚でパカパカさせて杜夢を少年誌ギリギリの挑発をするアヴィですが、そのあとのモーリーを失った悲しみの黒い涙が、けっこう印象的でした。

・決勝前
周王銘の手紙によって夢一郎の衝撃の事実が明らかになったり、蛭子と宵鮫をはじめ今まで戦った相手が大集合したり(青戸と貝塚までも!)と、打ちきりではないけどこの巻に内容を全部収めるために、巻きが入っているなとを感じさせる。

・決勝戦 杜夢vsアヴィ
決勝戦は変則ブラックジャックの『天使と悪魔』。2デッキ+オールマイティーの天使と強制ステイの悪魔が入った108枚のトランプで勝負。一回でも負けたら、即電気椅子で処刑されるという過酷なルール。ブラックジャックはアヴィの最初の刺客である月夜野と対戦したゲームだし、電気椅子はアヴィ誕生の象徴だし、このマンガの最後を飾るにふさわしい内容のゲームと言えるでしょう。両者15連続ブラックジャックとか、電気椅子からの生還方法とかツッコミどころはあれど、それはヤボというものでしょう。杜夢が勝負を決めたハート7は、いままでオトしてきた女性(月夜野、なっちゃん、朝比奈、真世、エミリー、美華さん、ジャスミン?)を現しているのかも。そして、最後のアヴィの666+悪魔カードもいかにも象徴的(カードをヒットするときのサイレント演出もイイ)。

・エピローグ
限られた中で双鷺の伏線を回収し、アビイ生存の可能性を匂わせ、ヒロインたちの下着姿を見開きページで。と、この作品らしい最終回だったのではないでしょうか。久々に、長い期間楽しめた少年マンガでした。

・オマケ
山根先生のほうは、アヴィの顔をが彫られたラシュモア山。青山先生は10年後の五木島の葬式。


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  1. 2010/09/11(土) 08:06:09|
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GAMBLE FISH 第18巻の感想

GAMBLE FISH 18 (少年チャンピオン・コミックス)GAMBLE FISH 18 (少年チャンピオン・コミックス)
(2010/07/08)
青山 広美

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ギャンブルフィッシュの最新刊が発売されました。今巻は準決勝第1試合のギロチン&串刺し麻雀の決着から準決勝第2試合の金魚鉢青蛇対決へと、怒涛の展開。巻末では次巻第19巻が最終巻になるとの告知があり、クライマックスにむけて加速していきます。

・今巻の表紙は、ボンテージ風の衣装のモーリー。最終巻では、やっと杜夢が表紙を飾ることができるのか?

・麻雀の攻防は、やや運頼みなところが不満だったけど、オーラスで全員がテンパイしていく過程はなかなか見応えがあった。ただ、ラストは北を暗カンした周に対しアヴィが国士無双のアガリを宣言するんだけど、これって一般的なルールなんだろうか? 個人的には初めて知った。まあ。分かったところで使う機会もないだろうけど。あと、朝比奈さんが力尽きて落下してしまうけど、ビリヤードのプロクラスの腕前なんだから、毒草からの病み上がりの真世さんや運動神経が良さそうに見えない月夜野さんもよりも体力があると思うんだけど。

・朝比奈さんをギリギリのところでM字開脚で受け止めた周が、もう死んでしまったように運ばれていったが、多分最終回にはケロッと帰ってくると思う。

・準決勝第2試合は金魚鉢と呼ばれる球体水槽の中に入り水が満たされる前に勝ち抜ける対決なのだが、種目が変形といえどまた麻雀とは。本当にギャンブルのネタがないんだろうか? ただ、手札が字牌に限定されているので、サクサクと進み手役も大きくなりやすいので、そのあたりは好印象。アヴィ&モーリーがダブロンしたところから、杜夢の必殺口説きテクがモーリーに炸裂。ゲームそっちのけで相手の過去の傷をえぐりにかかった時点で、もはや杜夢の術中にはまっていた。モーリーの人格を破壊することに成功し、久々に『ドキドキする魔法』が決まった感じ。

次巻は復活ジャスミンvsアヴィの決着、そして決勝戦。杜夢は夢一郎を助け出し、双鷺と獅子堂の水晶の謎を解くことができるのか? エクストリームギャンブル漫画がどんな結末を迎えることになるのか、楽しみにしたいとおもいます。


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  1. 2010/07/12(月) 08:58:48|
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GAMBLE FISH 第17巻の感想

GAMBLE FISH 17 (少年チャンピオン・コミックス)GAMBLE FISH 17 (少年チャンピオン・コミックス)
(2010/05/07)
青山 広美

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ギャンブルフィッシュの最新刊が発売されました。コスプレした白鷺ガールズ(月夜野→ブルマ、朝比奈→女教師、エミリー→ミニスカ制服、真世→ロングスカートスケバン)が表紙なんですが、このレベルが普通に思えてなんだか感覚のマヒを感じます。

・前巻で周がロメロを倒し、出揃ったベスト4。準決勝は1vs1を2試合やるのではなく、4人で麻雀対決に。詳しい説明は省力しますが、得点がマイナスになると白鷺ガールズは針山に串刺しになり連動してプレイヤーはギロチンで首をハネられるという、とんでもないルールが追加されます。学園長いわくアヴィvsオマハ戦を妨害した罰ということで白鷺ガールズは大変な目にあっている訳なんですが、まぁエミリーは確かに直接介入したから仕方ないにしても、他の3人はとばっちりも良いとこ。朝比奈さんなんて、マカオにビリヤードをしに来ただけなのに。

・そして、肝心の麻雀自体の内容ですが、ドカドカと高い役が出る大雑把な感じが否めなかったです。少年誌でやっているからなのか相手の待ちを読んで、細かく手を作っていく展開にはならない。アヴィや周はともかく、ジャスミンまで『麻雀はツキ』って言い切っちゃっているのが、ちょっと納得いかなかった。そしてなにより、主人公である杜夢が弱すぎる。自分のハーレム構成員たちのの命がかかっているからって、序盤はまったく力を出せていない。「すまん月夜野、死んでくれ!」ぐらい言って、ガンガン攻めて欲しかった(月夜野と繋がっているのは杜夢なんだけど)。指を切り落としたときぐらいの狂気を見せて欲しかった。

・そして、ジャスミンの過去や正体が明らかに。フェイスマン(なつかしい)の発言と残りの顔ぶれからいってジャスミン = モーリーっていうのは予想できたけど『茉莉』っていう漢字の読みがヒントになっているのには気がつかなかった。これで実質的には2vs1vs1の展開に。決勝は、杜夢vsアヴィでまちがいないんだから、そこまでテンポ良く盛り上げてくれるのかに期待したいところです。

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  1. 2010/05/11(火) 12:05:50|
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GAMBLE FISH 第16巻の感想

GAMBLE FISH 16 (少年チャンピオンコミックス)GAMBLE FISH 16 (少年チャンピオンコミックス)
(2010/03/08)
青山 広美

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ギャンブルフィッシュの最新刊が発売されました。表紙は、決死のギャンブルを繰り広げたオマハを後方に追いやってのアンクル・サム風衣装+星条旗ビキニのエミリーという、なんともこのマンガらしい構成。これまでの発売間隔からすると、もうひと月先の発売だと思っていたら、まさかの今月発売。さらに、第17巻も5月発売予定ということで、クライマックスに向けて加速しているようです。また、3ヶ月連続発売のような企画を実施してほしい。

・アヴィvsオマハのテンポイント・ポーカー対決が決着。それぞれが、ロシアン・ルーレットを生き延びた理由とかツッコミどころはありますが、それでもテンションの高い名勝負だったといえるでしょう。登場したときにはブームに乗った一発キャラにしか思えなかったオマハも、いつのまにか明確な意思と目的を持った良キャラになっていました。アヴィがオマハの頭を打ち抜いたFight137が掲載されたチャンピオンが発売されたときに、リアルのほうの大統領が来日していたことも、いまとなっては、いい思い出です。

・そんなオマハのキャラが、おまけの月夜野インタビューで完全に崩壊。
「日本のものはアメリカのもの!」
ラシュモア山にアヴィ像を彫る約束は? → 「3DのCGでも見せとくよ」
「カイザー水原によろしく。将来仕事に困ったらいつでも相談に乗るよ」
と、言いたい放題。もはや、尊敬のカケラも残っていません。

・オマハにそこまで言わせるだけあって、カイザーは、自分の信じた道を突き進んでいます。すぐとなりで命をかけた勝負が行なわれているというのに、『黄金の三角地帯』の封印を解くべきか迷ったり脱衣が完成できなかったことにうなだれたり。いつのまにか、杜夢はもちろんアヴィよりもキャラがたっています。番外編でも作ってもらえるんじゃないか? あと、カイザーの脱意欲につけこんでゲームを続行させようとする副大統領の抜け目なさも見逃せません。

・40Pの天使のような顔のアヴィと、次のページでエミリーのビキニをむしり取るギャップがよかった。あとは、141Pでバックでやっているようにしか見えない腕立て伏せのシーンとか、本当に少年誌で連載しているマンガなのかと。

・1回戦のダメージが残るロメロをリザーブ戦で倒した周王銘が準決勝に割り込んでくることに。『未来を3度変えた男』という異名どおり、オカルトタイプなキャラなのも、強運のアヴィ、技術のジャスミンとくらべてもバランスがいい。ただ、決勝のアヴィvs杜夢は決まりなので、どんな負けっぷりを見せてくれるのかというほうに期待したい。

・おまけで山根氏が腕相撲していた相手は、Yというイニシャルから米原秀幸? あと左腕で勝負しているのは、以前に右腕をケガしているから?

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  1. 2010/03/12(金) 14:09:16|
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GAMBLE FISH 第15巻の感想

GAMBLE FISH 15 (少年チャンピオン・コミックス)GAMBLE FISH 15 (少年チャンピオン・コミックス)
(2010/01/08)
青山 広美

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ギャンブルフィッシュの新刊が発売されました。

・まず本編の感想を書く前に、上の画像をご覧ください。トランプと自分の手で大事なところを隠しているだけの全裸美華さん+「やったね!」と小躍りするキモキノコという表紙は、同じ発売日の『ドカベン スーパースターズ編』や『元祖! 浦安鉄筋家族』よりも、成年マンガといっしょに並べたほうがしっくりくる出来ばえ。表紙がメイド姿の蛭子、裏表紙が下着姿の蛭子と菜っちゃん、帯が脱糞中の月夜野さんと真世さんの花乳首という、どこをどう向けても恥ずかしかった第5巻に勝るとも劣らない破壊力。秋田書店として、この本を店頭で買わせる気があるのかどうか疑いたくなります。ドレス姿の美華さんの体部分が描かれた通常の三倍くらいの大型の帯を付けて、外すと全裸になる+浮かれたカイザーが登場っていうふうにしたら良かった気がしないでもありませんが、なんの解決にもなってない気もします。

・気を取り直して本編の感想を書きましょう。まず、ドン・ロメロ対博徒の竜の一戦。やはり杜夢もアビィも関係せずお色気もない試合は、五木島をゲストに使っても地味でしたね。基本やっていることが剣を刺すだけだし、ツキの太さを売りにしている両者は、どちらが勝ち上がっても準決勝でやられるのが目に見えているし。あと、ゲームの行方を決めるトリックもFight124の1、2回目のときにも分かるようにヒントを描いていて欲しかった。

・そして、アビィ対オマハ大統領の対戦は、変則ポーカーで上がった役の分だけ相手の拳銃に弾丸をこめてロシアン・ルーレットさせることができるという恐ろしいルール。いままでの3試合もなんだかんだ危険でしたが、今回は負け=即死亡ですからね。なのにカードテーブルが、ヨガリウオの効果で体が動かない美華さんでディーラーが水原っていうのが、なんともこのマンガらしい。特に前半部分は、カイザーの『脱衣欲』が全開になります。獅子堂園長やアヴィとも気圧されることなく互角に渡り合い、勢いに任せて美華さんに告白までしてしまいます。そんなカイザーに白鷺ガールズはドン引き。それを良く表しているのが真世さんの「確かにディーラーとしては最適だが…人としては最低だな」というお言葉です。一時はアヴィに圧倒されていた大統領も、リンカーンのお言葉をいただき精神的に立ち直り、決着は次巻に持ち越しとなります。

・オマハが「『女体盛り』日本の伝統文化とはきいているが…」と発言しますが、こんなことを教えたのは誰だ?

・Fight126の表紙のギターを持った真世さんがとても良かったです。

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  1. 2010/01/12(火) 10:03:21|
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