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晴耕雨マンガ

天国大魔境の小ネタ募集中/7月はジョジョリオン、終末のワルキューレ。

天国大魔境 第2巻の感想




祝!このマンガがすごい!2019オトコ編1位! 『天国大魔境』第2巻の感想です。



・第8話 竹早桐子
前巻ラストで「身体は女だが頭が男」と、衝撃のカミングアウトをしたキルコ。それを受けて、回想パートへ。5年前、浅草で電動カートレースに参加していた竹早桐子と、彼女の弟の春希、そして周辺を仕切っている稲崎露敏(ロビン)の様子が描かれる。そんなときに、クマムシのような姿の『人食い』が出現する。作中から文明崩壊が2024年(の8月?)、現在が2039年ということが分かる。

・第9話 竹早春希
引き続き回想パート。レースコースに現れた人食いを、春希は一人で退治に向かう。が、頼みの武器(お手製ボウガン)が通じず捕食されそうになる。そこを桐子が助け出すが……。これは医療ボランティアの話を含めて考えると、本当に医者が脳移植をしたのか桐子の記憶が混乱しているのか分からなくなってきた。春希の身体はダメになっているけど、桐子の脳は無事に思えるし。そして、頼りのロビンは何者かに殺されてしまったという。

・第10話 クク①
回想パート。ロビンだけでなく、身近な人たちが姿を消していることを知った春希。唯一の手掛かりである医者の行方を捜すため、何でも屋を始めることに。キルコという名前は、桐子と春希を合わせた偽名ということか。
魔境パート。事情を聞かされても、いまいち信じきれないマル。寝ていたところに、魚型の人食いの襲撃を受ける。腹から人の腕が生えた姿は、第3話で描いたコナの絵とソックリだが……。
天国パート。第6話でククが言っていた『顔のない赤ちゃん』を見に行こうとするトキオ。しかし、ククのように壁を登ることはできるわけもなく。前巻でも明らかにならなかったけど、トキオの能力は何なんだろう?

・第11話 クク②
天国パート。第6話のタカの方法を参考にして壁を登り、ついに赤ちゃんを見たトキオ。当然、それは人間の赤ちゃんではなく……。コレが成長したのがトキオたちなのか、別の目的があって育てているのか? 子供たちを監視している大人の姿も描かれたけど、ここはどういう目的の施設なんだろう?
魔境パート。しぶとい魚型人食いに、キル光線抜きで戦うことに。逃げながらも相手を誘い込むという戦い方や、キルコの「開けなくていいってば」というセリフは、なんとなくジョジョっぽい。

・第12話 ミーナ
天国パート。警報が鳴るものの、侵入者がいたとされたのはトキオが忍び込んだのとは別の部屋。学園を司っているらしい生体コンピューター・ミーナが、園長先生らに秘密でやったことか。トキオに外の世界への興味を持たせ、シロにミミヒメの画像を送ったのも、ミーナなんだろうな。しかし、その動機はなんだ?
魔境パート。キルコとマルは東京に上陸。人が集まっている町でひと儲けを目論む。廃ホームセンター『ミツバ』跡での2人の雰囲気がとても良い。それから、地理的に下丸子に近いところに来ているのでは?

・第13話 タラオ①
魔境パート。2人は、廃墟からの収穫物を売って金を稼ごうとする。そして、マルがケンカに巻き込まれてしまう。マルタッチがなくても、素で強いんだな。ラッシュに行く前の、169Pラストの表情が印象的。
天国パート。例のミミヒメの画像は、シロのタブレットからは消えていた。そのことから、気持ちが暴走してしまう。事実上の告白の言葉を聞いてしまったこと、タラオからキス?されそうになったことから気持ちが不安定になってしまうが、コナと互いに好意を持っていることが分かり一気にラブい空気に。そして、病状が悪化したタラオから警告の言葉が……。




タラオは何を伝えたかったのか? そしてマルたちは天国につながる情報を見つけることができるのか? まだまだ謎は深まるいっぽう。







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テーマ:漫画の感想 - ジャンル:アニメ・コミック

  1. 2019/03/25(月) 17:27:41|
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木曜日のフルット 第7巻の感想




週チャンを代表する動物マンガ! 木曜日のフルット第7巻の感想です。




・この巻でも前巻に引き続き、全て1エピソード2ページの、純フルット100%構成。でも、それ町終了~天国大魔境開始という時期なので、致し方なしかなという感じ。

・カラーの『HANABIの巻』はともかく、他に『鯨井先輩の巻79』『無になろう』『木の巻』の4本が掲載順を飛ばされた形に。どれもお蔵入りになるような内容ではないので、単なる構成の問題かな。普通に次巻に収録されるはず。

・個人的なお気に入りは、フルットに二つ名をつけよう『フルットの巻98』。ソシャゲのハマりすぎにご注意『ラスボスの巻』。クロとコメットの親子愛『コメットの巻④』。本物の天然漫画家が登場『うっかりの巻』&『うっかりの巻②』。語られるウッドロウの過去『ウッドロウの巻②』。突然のガチホラー『クロの巻』。傑作4コマ×3『ゴリ山の巻』。不祥事を隠ぺいするか否か『学校の巻』。西から大軍がやって来た!『関西ネコ軍団の巻』といったところ。ベストは『鯨井先輩の巻72』です。ついにフルットにも彼女ができたッ! でも、その正体は……。この巻のカラートビラ&背表紙にもなっているだけに、象徴的なエピソードと言えるでしょう。
フルットと彼女

・MVK(最優秀鯨井先輩)は『とんちの巻』から、頭がプリンになった鯨井先輩です。次点は八平ペロさん。
プリン鯨井



あとkindleでは『石黒先生セレクション』というのが、無料で読めるようです。









テーマ:漫画の感想 - ジャンル:アニメ・コミック

  1. 2018/07/25(水) 20:01:02|
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天国大魔境 第1巻の感想




新しい冒険の始まり。石黒正数最新作『天国大魔境』第1巻の感想です。




・第1話 トキオ
高い壁と天井に囲まれた施設。いわゆるギムナジウムのようなところで暮らす少年・トキオ。タブレットの画面に表示された文字や、クラスメイトのミミヒメの言葉から『外の世界』を強く意識するようになる。勘の鋭いミミヒメや、身体能力の高いタカ、絵の上手いコナなど、子供たちは特別な才能を持っている様子。この巻で明かされることはなかったけど、トキオはどんな能力を持っているのか? こちら側の話を便宜上『天国パート』と呼びます。

・第2話 マル
一転して、舞台は荒廃した街並みに。ビルは崩れかけ道路はヒビ割れ、サルの姿も見える始末。さらに夜になると異形の化物が……。そんな廃墟を進むマルと、彼が「おねーちゃん」と呼ぶキルコ。民家に上がり込み、食料をあさる。そして、襲ってきた強盗の類を『当たった部分をえぐり取る光線銃』で撃退する。作者はインタビューで否定していたけど、やっぱり『AKIRA』っぽい雰囲気がある。2人は、目的地である『天国』(と呼ばれる場所)の情報を聞き出そうとする。こちらは『魔境パート』と呼びます。

・第3話 キルコ
魔境パート。前話で撃退した強盗の根城に行き『トマト天国』と呼ばれる場所の情報をゲットする。さりげないセリフで、文明崩壊から15年経っていることが判明。それほどの時間が経過しながら、まるで復興の兆しがないことから日本の大部分が被害を被った何かがあったと思われる。天災か人災か……。
天国パート。トキオは、頭のいいタラオの話を聞き、外への興味を深める。しかし、周囲の人間関係の微妙な変化にも、頭を悩ませる。そして、機械いじりが好きでミミヒメのことが気になるシロのところに、ミミヒメの裸の画像が送られてくる。この犯人は? そして、トキオのいる施設ではトマトが育てられているが……?

・第4話 ヒルコ ①
魔境パート。かなりの距離を移動してきた2人は、奇跡的に営業している宿を見つける。第2話の段階では、道路の案内標識から東京西部あたりにいたと思うけど、遠くに富士山が見えるところまで来ている様子。湘南辺り? この場所に出現するという“人喰い”または“ヒルコ”と呼ばれる化物退治を宿屋の女将に申し出るが……。あと、ボロボロの民宿に泊まるのに12万円も払って「安すぎない?」と言っている金銭感覚も見逃せない。

・第5話 ヒルコ ②
引き続き、魔境パート。ヒルコが振り回す厄介な触手だが、キルコの光線銃『キル光線』で順調に削り取っていく。あと一撃というところで女将さんが……。殺されるシーンのグロさは石黒作品らしからぬインパクトがあるし、そこにいたるまでの流れも、この世界では常識がブッ壊れているんだなということを感じさせられて、ちょっと気持ちが沈む。それだけに、最後で電池を置いていくマルの行動に救われる。

・第6話 タカ
天国パート。施設管理用のロボット(立方体のルンバみたいなヤツ)を足場代わりにし、タカが柱を登っていく。もうすぐ天井に届くかというところで、急にロボットが停止し落下してしまう。これは単純にロボットの性能限界だったのか? それとも、別の理由があるのか? そして、コナの描いた赤ちゃんの絵を見たクク(第3話では木に張り付いている)は「本当の赤ちゃんには顔が無い」と言う。その真意は?
魔境パート。大きな断層に足止めを食らった2人。イカダを手作りして、ワニがいるかもしれない川を急いで渡る。出発のためにビルを降りるのに1ページ使ったり、なにか伏線が仕込まれている気もするが分からない。マルの能力がヒルコ限定というのが、判明したくらい。

・第7話 トマト天国
魔境パート。2人は『トマト天国』こと、草壁農園に到着。多くの人が集まり農業を営むコミュニティだが、当然ここがマルの目指していた『天国』ではなかった。ここから様々な情報が開示される。マルは天国にいる『同じ顔をしたやつ』に薬を打つことを指示されていたことが明らかに。でも、これは毒の可能性が高そう。そして、農園内の荷物にキル光線銃と同じマークがあったことから、2人は東京に戻ることに。その船上でマルは勢い余って告白するが、そこでキルコが衝撃のカミングアウトをする。でも、そんな大掛かりな手術が、文明崩壊後にできるものなんだろうか?



マルとキルコは、東京に戻ってからも『天国』探しを続けるのか? そしてトキオは施設の外側へと行けるのか?
あと、カバー下とかあとがきとか、オマケ要素がなかったのが少し残念。







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  1. 2018/07/25(水) 18:28:11|
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木曜日のフルット 第6巻の感想




『それ町』は終わったけど、それでもフルットがいてくれる。『木曜日のフルット』第6巻の感想です。



・この巻では珍しく他誌へ出張版や、増ページのエピソードがありませんでした。全て1エピソード2ページの、純フルット100%という趣きになっています。

・今回は『フルットの巻98』(雑誌掲載時のタイトル)がトバされました。でも、これは『世界の巻』を収録するための処置でしょう。世界情勢を風刺した内容だけに、1年以上経っちゃうとネタが通じなくなる可能性があるし。ちなみに『フルットの巻98』のあらすじは、鯨井先輩がティッシュを食べます。

・個人的なお気に入りは、見事な叙述トリック『ハッピーハロウィンの巻』。連載終了したイカ娘へのメッセージ『コメットの巻②』。“白川市郎美人説”の顛末『白川先生の巻⑬』&『白川先生の巻⑭』。ヤンキーとオタクのアツい友情『適材適所の巻』。カッパの必殺殺法『合羽ちゃんの巻』。デクノボーが隠されて事件を暴いてしまう『しらべてみようの巻③』。沢村さんの武勇伝『沢村さんの巻』。ネコとカラスの五角関係『恋愛の巻』。ノラ猫情勢=世界情勢『世界の巻』といったところ。ベストは『無職かるたの巻』です。無職の不安感が異常なほど的確に表現されています。特に、と・る・れの札の破壊力の高さよ。
鯨井やる気
ネタ画像になる気がする。

・MVK(最優秀鯨井先輩)は『フルットの巻95』から、ビフォーアフターの鯨井先輩です。特にビフォーの方。
鯨井ビフォー










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  1. 2017/03/11(土) 15:22:47|
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それでも町は廻っている 第16巻の感想




終わりのない日常の終わり。それでも町は廻っている第16巻の感想です。


・第122話 未来の夢
唯一の歩鳥信者、福沢さんからの最後の依頼(時系列的には最初?)。「前世の記憶が蘇った」という福沢さんの謎の記憶の真相を探るために、歩鳥も『前世療法』のCDを体験してみることに。夢の中の太古世界での、針原さんと涼ちんの『いかにもいそう』感がスゴイ。結局、本編の中で歩鳥の進路は明らかにならなかったけど、エピローグのことも踏まえると、このとき言っているように大学の文学部に進んだのかな?

・第123話 Detective girls final
タッツンの恋愛ストーリー最終章。ついに真田への告白を決意したタッツン。その前に、歩鳥の真意を確かめようとする。47ページのタッツンは過去最高値を叩きだしていると思うが、それをあっさりと上回ってしまう“素”の紺先輩の破壊力の高さよ。あと、タッツンのメガネのレンズ部分だけ顔の輪郭が膨らんで描かれているのは、地味だけど素晴らしい表現だと思うのです。

・第124話 大事件
“女子高生メイド探偵”嵐山歩鳥、最後にして最大の事件。歩鳥のゲタ箱にラブレターではなく、脅迫状が入れられているという事案が発生。古くは第9話から、第19、25、69、88話など、これまでの様々な話が伏線として効果的に機能する、とてもレベルの高い内容。アクションパートも、2階から飛び降りる真田を筆頭に迫力、そして異常性が満点だった。

・第125話 紺先輩 スペシャル
紺先輩の最終回。第117話で涼ちんとランチをした帰りに、シーサイドに寄った歩鳥。そこで待っていた紺先輩と、些細な行き違いをしてしまう。座成と紺先輩の決着編というか再会は、もっと大々的にやるものだと思っていたけど、意外とアッサリと済ませた印象。ただ、紺先輩がそう思うことができたのも、歩鳥と出会えたからなんだろうな。2人が寂れた町を歩くシーンが、とても印象的。

・第126話 悪
涼ちんのラストエピソード。そして、森秋邸にあった『赤い絵』の謎が明らかになる。そこに、歩鳥最初の事件である『目の絵』を絡めて来たり、最後の狂気に捕らわれた?涼ちんの表情など、本編の謎解き同様パズルのようなテクニカルな構成。涼ちんは、後半になって登場してきたキャラだけど、次回作では(似たタイプのキャラが)主役級の扱いを受けると思う。

・第127話 至福の店 フォーエバー
メイド喫茶シーサイド最後の日。受験勉強に集中するため、タッツンがシーサイドのバイトを辞めることに。同時にシーサイドも『メイド喫茶』としての営業を終了することになる。歩鳥とタッツンが看板を洗う130Pからの回想は、涙をガマンすることができない。過去の話のカットでも、全て新しく描いているというのは、素直にスゴイと思う。この話が、実質的な最終回かな。

・第128話 嵐と共に去りぬ
大災害が予想される台風が丸子町に接近。そのとき、謎の高次元の存在が歩鳥の前に現れ、究極の選択を迫る。ラストの『つづく』が次の話ではなく、第111話『夢幻小説』につながっているというのは、いかに時系列シャッフルといえども、アクロバットすぎる構成。本編も、現実世界とパラレルワールドが交互に描かれているのか、スイッチを押す前のほぼ変わらない世界が描かれているのか、ちょっと判断に迷う。

・最終話 少女A
最終回。真田たちが、クラスから消えた『誰か』について話し合いをする。これまでは、一部を除いてモブでしかなかったクラスメイトたち一人一人にスポットライトが当たるというのは、ボーナスステージみたいな感じなのかな? 個人的には、この脚本が完成した演劇が最終回になると思っていたけど、予想が外れてしまった。っていうか、作者がツイッターにあげていた『概念探偵 歩鳥』って何だよ?

・エピローグ …それから
数年後、歩鳥が小説で賞を取る。その受賞パーティーで出会った人物は……。2人が顔を合わせてから、手を取り合うまでの空気感がなんとも言えない。




個人的には、ここまでドップリはまった漫画は初めてでした。この作品と出会っていなければ、このブログも始めていないと思うし。
石黒先生、素晴らしい作品を生み出してくださり、ありがとうございました。






テーマ:漫画の感想 - ジャンル:アニメ・コミック

  1. 2017/02/15(水) 17:13:31|
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