

ハルタ70号の感想です。
・表紙とカバーストーリー富沢未知果先生が担当。こういう折り返し式の巨大表紙って久しぶりな気がする。
・ダンジョン飯/九井諒子第60話。サキュバスに襲われていたときにライオスが見ていた夢。これで彼の中でもストーリー的にも、覚悟が決まったということかな。翼獅子は迷宮を作ったと言っているけど、そういう能力を持った超レアモンスターなのか、それとも何らかの不思議パワーの象徴ということなのか。
・瑠璃の宝石/渋谷圭一郎第3話。ルリは金を見つける気満々だったが、実際に採れたのは黄鉄鉱だった。中盤からのナギさんの説明がとても勉強になる。黄鉄鉱の結晶は、アマゾンなんかでも販売されているんだな。
・山を渡る‐三多摩大岳部録‐/空木哲生第13話。いよいよ雲取山登山がスタート。それぞれの学部を紹介したりしているので、この話が単行本の頭にくる構成なのかな? 男2人は2年生だと思っていたけど、3年だったか。入間の持っているノギスがピンチを脱するアイテムになれば面白い。
・ふろラン/石田裕揮第2話。今回は北千住を走って、タカラ湯へ(たぶん)。入浴後の涼んでいるシーンなどは良いのだが、2人がどういう関係なのかハッキリ描いたほうがいい気がする。大学の同じサークルなんだっけ?
・北北西に曇と往け/入江亜季第37話。今回はアイスランドの火山についての話。リリヤの機嫌もなおったけど、これで旅行が終わりというわけでもないんだろうな。三知嵩関連の話と観光編を、単行本1冊おきに交互にやっていくのか?
・手つかずの国/金箱さくら新連載。学校やバイト先に馴染めないとき、いつも座っていた『エスケープ・チェア』。しかし、ショッピングモールの閉鎖に伴い処分されることに。今回の主人公の雛菊&楓は固定の登場人物なのか、それともオムニバス形式なのか? 隔号連載です。
・ヒナまつり/大武政夫第94話。瞳と新田の黒い交際が明るみになり、世間からバッシングを受ける。謝罪会見を開かざるを得なくなるが……。今回も新田人形の貢献は欠かせなかったし、ヒナはもうサイキックというより、サイコ・パペット・マスターという感じ。
・極東事変/大上亜久利第7話。実は超長い名前だった砕花。どういう字を書くのか、参謀や局長らから綴り方を教わる。初期は砕花の凶暴性が強調されていたけど、最近は普通の人間なんだってところが描かれている感じ。
・乙嫁語り/森薫第60話(通算86話目)。木彫りの装飾に興味のあるロステム。職人の爺さんに怒られながらも、はじめて彫刻刀を握る。次号の読み切りに向けての少ページといったところ。
・昴とスーさん/高橋那津子第21話。澪が車の免許を取得。通勤に使うわけではなく、スーさんの母親の黒江さんの行方を捜して、地道な調査を続ける。もちろん本職じゃないし花屋との並行作業だし、かなり疲労が溜まった状況だったが、ラストで一筋の光明が。真実に近づけるか?
・欅姉妹の四季/大槻一翔第29話。克斗の家で冬休みの宿題をする瞳。っていうか、いつのまに、この2人が両想い状態になっていたんだ? 冬編は瞳の恋愛エピソードなのかな? いずみのほうも読んでみたい。
・煙と蜜/長蔵ヒロコ第12話。陸軍宿舎の浴場で、堅物の天道少尉が文治に「なぜ髪を伸ばしているのか?」と聞く。ちゃんと理由を教えてもらったのに、それでも納得いかない天道少尉は、しばらく結婚できなさそう。
・九国のジュウシ/西公平第5話。敵軍の迎撃に出たが、それは陽動。城に夜襲を受ける。ここで母オオカミが大きなダメージを受け、千熊丸が介錯することに。これを受けて、十四郎はどうするのか? ブチ切れるか、気が抜けてしまうか。
・峠鬼/鶴淵けんじ第9話。出雲で「絶対にやめておけ」と忠告を受けた、穂生俱主の社に立ち寄る。しかし、その中には常闇が広がっていた。以前はタイムリープしたこともあったし、古代日本とSFという組み合わせが面白い。穂生俱主の元ネタはホーキング博士かな。
・福引き怨霊生活/浅井海奈新連載。ペットのフェネックを亡くして傷心中の福富福子の前に、キツネの姿をした安倍晴明が現れる。そして、福子の汚部屋に潜む悪霊を払う。話の枠組みもシンプルだし、出だしとしては悪くない感じ。タイトルの福引き部分が今後生かされるのか気になるところ。毎号連載です。
・ミギとダリ/佐野菜見第25話。やっと園山家に帰ってくる。ミギは、疲れ切ったダリに家族のぬくもりを味わってもらおうとする。秋山もパーティーに参加していたけど、ちゃんと招待されたんだよね? ヒット台詞は「帰ってきてくれて ほんとハレルヤよ」。
・少年とダイヤモンド/水森崇史読み切り。球拾いをしていた少年の前に、美人で野球の上手いお姉さんが現れる。バックホームやフルスイングのシーンなど、野球描写の上手さは、この作者ならではといったところ。
・はなやっこ/原鮎美第17話。今回は、ハルカの手下の3バカがメイン。お店のほうは、すっかり風宇とハルカで回している感じだけど、ずっとこのままいく感じなんだろうか?
・青武高校あおぞら弓道部/嵐田佐和子第19話。和馬は、2回目もすべて外してしまう。ただ、周りの人の意見や本人の手ごたえを見るに、新たなレベルに行くための生みの苦しみみたいな感じだったのかな。1回目は飛んだところがバラバラだったのが、2回目は右側に固まっていたというのが、良くなる兆しといったところか。
・金曜日はアトリエで/浜田咲良第4話。素肌に魚を乗せているので、臭いが残らないか気にする石原。そこから好きなにおいの話になり、なぜか自販機でコーンポタージュを飲むことに。環のほうが主導権を取っているのが、ちょっと新鮮。
・A子さんの恋人/近藤聡乃第56話。スカイツリーで待ち合わせをした2人。先に来たA太郎は、お土産屋で何を見つけたのか? サブタイトルが、すごい最終回っぽい。
・東京城址女子高生/山田果苗第16話。文化祭の打ち上げを兼ねて、小田原城へ。そこで美音より「本物のお城ってなんだろうね」と疑問を提示される。天守閣に関する情報も良かったが、大堀切を見たときの「マジ?」「ヤバ」の556~558ページのインパクトが強すぎる。この3ページだけでもかなりの作画コストがかかっていそう。
・ふしぎの国のバード/佐々大河第33話。秋田編②。秋田の神童が、作詞する様子を見ることに。でも本筋は、伊藤を手放さない決意をしたバードさん。この問題を解決しない事には、蝦夷探検もできないからな。最後に登場した小林医師は、どんな活躍をするのか。
・巨人暮らしのススメ/中西芙海最終話。ウォルターが転んでしまい、家具が壊れてしまう。ドロシーはイチから手作りしようとするが……。突然の最終回といった感じ。設定を生かしきれなかったか。
・紙一重りんちゃん/長崎ライチ第5話。今回は4コマでなく、ショートストーリー形式。鏡餅と、ビンゴの景品になった優秀な息子たちの話。りんちゃんはもちろんだけど、父親もその会社も大概だな。
・ハクメイとミコチ/樫木祐人第69話。ハクメイが風邪をひいてダウン。それなのに仕事に行こうとする。性格もあるんだろうけど、キャラバン時代のことがプチトラウマになって……みたいなところか。緑尾狼は、ハクメイの扱いが上手い。
・LADY ARTI/都森れん第3話。プレゼントの開封動画を撮っていたら、その中に爆弾が。アーティの覚悟のようなものが語られていて良かった。最近は赤か青を切るより、放り投げるほうがセオリーなんだよな。
・ニコラのおゆるり魔界紀行/宮永麻也第17話。人間の隠れ里があるという谷に来たニコラたち。しかし、そこには強力な魔物も潜んでいた。剣士のブルーノを加えた3人で協力して戦う様子も良かったが、ニコラの鎧姿が可愛かった。ゆるキャラみたい。
・レキヨミ/柴田康平第19話。レキが突然、直線・直角を重んじる几帳面な性格になってしまう。背骨が砕ける流れが最高。
・鉄機のダン/なかま亜咲第6話。広樹がノル鉄機で、暴走機を倒す。乗っていたのは、断にやられた3組の男子。え? クラス対抗的な話なの?
・紅椿/高橋拡那特別編。これまでに登場した妖怪や神様たちを振り返る。「単行本のオマケページでやればいいのでは?」と思ってしまった。
・夕凪に舞え、僕のリボン/黒川裕美第9話。凜太郎を含めた7人で大会に(エキシビジョンで)参加することになる。しかし、漁と並行して練習しているので、ミスを連発してしまう。ついには、和にケガまでさせてしまい……。和が自分の気持ちをぶつけるところが良かったし、次回までゴタゴタを引っ張らないのも良かった。
・碧いホルスの瞳 -男装の女王の物語-/犬童千絵第32話。妻のサトイアフが亡くなってしまう。傷心のジェフティは、ひとりで砂漠を歩く。まだまだ幼いイメージが強かったけど、今回のことで、精神的に成長できた感じ。
・ヴラド・ドラクラ/大窪晶与第17話。ダネスティを罠にハメ、イロナを通じハンガリーの協力を取り付け、着々と準備を進めるヴラド。使節も殺したし、戦争まで待ったなしか。大きく話が動いた印象。
・おだやかな暮らし/渡邉紗代読み切り。ファッション雑誌業界では、伝説のエディターとして知られているノワさん。しかし、家は山奥にあり動物たちに囲まれながら食事をとるのだった。自然モードのときはいいけど、仕事モードのときは会議のさわりしか描かれていなかったのが惜しいかなと。
・美少年倶楽部の秘密/かまぼこRED第7話。前回、美少年倶楽部が星になったので、新たな美少年倶楽部が台頭する。そこからのオリジナル美少年倶楽部復活の方法もアクロバティックすぎるし、そもそも座薬のおじさんは何者なのか? あの部屋に常駐しているの?
・不死の猟犬/八十八良番外編03。白雪姫に嬌導隊の説明や、ベクターがもらう『復活』の真相を話す。次回から最終章がスタートとのことだが、単行本の巻数とかどうなるんだろう?
・忍ぶな!チヨちゃん/設楽清人第30話。これまでのワタル殿との思い出を再現することによって、記憶を取り戻そうとする。思い出と現在の自分が交差する見開きが見事。次回が最終回です。
・予告合併号なので、次は2ヶ月後の発売。弓道部、ふろラン、ホルスの瞳、極東事変、瑠璃の宝石、スーさん、城址高生が掲載。浜田慶亮の短期連載が始まり、かわもとまいと森薫の読み切りが載ります。
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テーマ:漫画の感想 - ジャンル:アニメ・コミック
- 2019/12/14(土) 12:23:01|
- ハルタ 61~70号
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| コメント:8


ハルタ69号の感想です。
・表紙とカバーストーリー山本ルンルン先生が担当。画業21周年記念の小冊子が付録に。なぜ、20周年の去年にやらなかったのか?
・ミギとダリ/佐野菜見第24話。一条家潜入最後の夜。2人は母親の幽霊を装い、それぞれに揺さぶりをかける。こういうのって、だいたい容疑者候補以外が犯人だったりするのがセオリーだけど、どうなるか。
・ヒナまつり/大武政夫第93話。瞳が帰国し、音楽フェスの準備のために奔走する。が、それよりも新田との関係修復のほうが重要な案件なのだった。今回も新田人形が大活躍。エンドロールでヒナ、新田、瞳の次くらいにクレジットされても不思議ではない主要キャストぶり。詩子さん? 知らない人ですね。
・煙と蜜/長蔵ヒロコ第11話。一緒にお風呂に入りながら、姫子の成長を感じる龍ねーね。89ページからのモノローグが何とも言えない雰囲気。文治が登場しなかったのは、はじめてかな。
・A子さんの恋人/近藤聡乃第55話。A子が、恋人時代のA太郎との会話を思い返す。どちらも話を逸らそうとしているのに……のところの空気感が素晴らしい。あと、ひさしぶりの電話でA子の「もしもし」を反芻しているところも。10月最後のスカイツリーデートが、クライマックスの舞台ということか。
・紙一重りんちゃん/長崎ライチ第4話。鬼&鬼畜ごっこが良かった。でも『へんげ①』のキャベツは、どこから取り出したのか? あと、親に漫画家なこと黙っているの?
・ヒカルメカニカル/泉谷航介読み切り。様々な機能を持つロボット妹のヒカルが、お兄ちゃんのお世話をやく。設定自体はよくある部類だけど、キャラがいいし暴走時の絵の迫力も良かった。再登場に期待したいです。
・山を渡る‐三多摩大岳部録‐/空木哲生第12話。今回は次に登る山でのテント泊のための歩荷トレーニングと、様々な道具の説明。ラストの駅に集まって「いざっ!」というシーンは、なんかクライマックス感がある。話数的にそんなことはないんだろうけど。
・夕凪に舞え、僕のリボン/黒川裕美第8話。新体操の練習を父親に見つかってしまうという最悪の状況に。そのまま漁の手伝いをさせられることなるが、それでも凜太郎は新体操をやめない決意をぶつける。海辺での練習風景を見て、父親も凜太郎の変化に気づいたと思うが……。あと、体育を裸足でやっているけど、これ瀬戸内海(?)方面ではよくあることなの?
・夢見の沙汰も君次第/夏田祐美読み切り。ミラは、夢の中の物しか食べることができない。朱太郎は、その手伝いをすることに。2人が飛び降りるシーンの前半と後半の表情の違い、ミラが水面に映った太陽を食べるところなど、印象的なシーンが多かった。かなりの高レベル。
・ヴラド・ドラクラ/大窪晶与第16話。ハンガリーとの同盟のため、ヴラドは政略結婚することに。しかし、相手のイロナ・シラージはスパイだった。ヴラドもそのあたりのことは見越しているようなので、どうやって始末をつけるのか。ルーマニアとハンガリーでも、結構言葉は違うものなんだな。
・峠鬼/鶴淵けんじ第8話。雨が降ったので、洞窟で一休みをする小角たち。善と妙がやる双六の出目と、小角の旅のキッカケがオーバーラップする演出が見事。善が鬼になったキッカケとか、東宮との出会い(?)も描かれ、いろいろと明らかになった。
・北北西に曇と往け/入江亜季第36話。ラキという火山に登る。今回で慧とリリヤの距離がグッと縮まった印象。おんぶもしたし。
・遊情実験室/繁田祥吾読み切り。やさぐれ教師と不良(?)生徒が、理科準備室で一緒に葉巻をくゆらす。364~365ページの見開きとかはいい雰囲気なのだが、2人の関係などが説明不足のような。
・レキヨミ/柴田康平第18話。レキが拾ってきたウサギのウサフルの世話を、なぜかヨミがすることに。そして、ウサフルが成長した姿は……。え? このままレギュラー入りなの?
・ニコラのおゆるり魔界紀行/宮永麻也第16話。魔界一の情報屋クスター・ゴルゴンから、アルマの情報を得ようとサイモンが奮闘する。ここまで勇ましい姿を見せたのは、作中初か。それからニコラ、街中に山賊は出ないよ。
・九国のジュウシ/西公平第4話。体格はいいが相撲が弱く泣き虫の千熊丸。十四郎のアドバイスでコツをつかむ。でも、千熊丸の言った「親に縛られる人生」に対し「逆」と十四郎が応えた意味が気になるな。
・はなやっこ/原鮎美第16話。新キャラの芥生先生が登場。ハルカがいいお客さんに育て上げる。ところで、スミレさんはどこに行っちゃったの?
・LADY ARTI/都森れん第2話。今回もアーティの銃撃戦の距離感が近すぎると思うけど、これでしゅろはと正式にコンビ結成というわけか。っていうか、動画配信者はみんなドンパチしているの?
・金曜日はアトリエで/浜田咲良第3話。今回は、傷ついてしまった環さんのハイヒールの修理をする。もうグルメ路線は捨てて、恋愛メインでやっていくのかな?
・紅椿/高橋拡那第7話。ついに、つばきとルサールカが接触する。横溝君の『カメラレンズのキャップ投擲術』が凄かったが、次回は別の神様だよね?
・不死の猟犬/八十八良番外編02。ベクターの高宮が久しぶりの登場。剣崎と風鈴に、コンドームについて説明する。途中のリアクションも面白かったが、ノリの容器に輪ゴムを巻き付けるオチが最高。
・美少年倶楽部の秘密/かまぼこRED第6話。野生の美少年アポロと読書好きの美少年りくが登場。意味深美少年コンビとなり、美少年倶楽部の牙城を揺るがす存在に。モブ生徒のノリの良さに始まり、展開のダイナミックさ、終盤の勢いなど、過去一にテンションが高く最高の内容だった。でも、次回以降にどれくらい引き継がれるのか?
・欅姉妹の四季/大槻一翔第28話。朱美の引越し当日。いずみは最後の抵抗として、頭金の入った封筒を隠してしまう。それが、どんな事になるかも分からないまま。姉妹間での、ここまでのガチ怒りガチ泣きは初めてかな。朱美独立編は、ちょっとホロ苦い幕切れだな。
・ふしぎの国のバード/佐々大河第32話。東京でのパークス領事とマリーズのやり取り。マリーズがプラントハンターになったキッカケも語られる。バードさん&伊藤と再会するのは、北海道ということになるのかな。
・ダンジョン飯/九井諒子第59話。イヅツミが、ひとりでサキュバスを返り討ちに。ここまでは予想できたけど、まさかそのまま料理(?)をして、ライオス達の解放までするとは。サキュバスが変身したイヅツミ母の服装が和風ではなかったので、出身はシュローたちとは違う国なのかな。
・乙嫁語り/森薫第59話(通算85話目)。お風呂回。スミスらが旅立ったあと、アニス&シーリーンがご近所の奥様方と色々なことを話す。多くのバストが描かれているけど、まったくいやらしさを感じさせないあたりは、さすがだなと。
・鉄機のダン/なかま亜咲第5話。何者かが乗り込んだノル鉄機が校舎を破壊する暴挙に。広樹が自身の専用機で迎撃に向かう。断たちは、鉄機を扱う専用のクラスなのかな?
・ギャラクシートラベラーズ/渡邉紗代第8話。お菓子の惑星で、身体が砂糖菓子のようになってしまう奇病が大流行。住民たちが避難する事態になってしまう。王様は、ひとり残って原因を究明しようとする。今回、ヴィーウィ―らは完全に蚊帳の外だったけど、後編でちゃんと活躍するよね?
・忍ぶな!チヨちゃん/設楽清人第29話。いまだに記憶の戻らないチヨ代。ついにワタル殿からの返事を聞いても、それは変わらず……。タマミから巻物を受け取ったけど、父上あたりが秘伝の術でも使わない限り回復は無理なんじゃないの?
・バララッシュ/福島聡最終話。富山さんの葬式で、2人が久しぶりの再会。あっさりと作監の話を引き受けてからの、会話の空気感がとても良い。でも、ちょっと急な幕切れという印象。
・ハクメイとミコチ/樫木祐人第68話。カーネリアンと亀タクシーで相乗りすることになってしまったジャダ。正反対な性格の2人のやり取りや、雨で足止めされたときのカーネリアンの即興芝居など、さすがのクオリティ。
・予告次号は合併号なので全員集合。浅井海奈、金箱さくらの新連載が始まるほか、水森崇史と渡邉紗代の読み切りが載ります。
テーマ:漫画の感想 - ジャンル:アニメ・コミック
- 2019/11/17(日) 18:16:43|
- ハルタ 61~70号
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| コメント:2


ハルタ68号の感想です。
・表紙とカバーストーリーかわもと まい先生が担当。民族衣装を身にまとった2人の女の子が描かれています。乙嫁フォロワーって感じなのかな。
・ふろラン/石田裕揮新連載。タイトルそのままに、古川と ゆいちゃんがランニングした後に銭湯に入るだけの内容。他の雑誌だと2人が走ったルートとか舞台となった銭湯の紹介なんかが入りそうだけど、ハルタだとそういうのはないか。隔号連載です。
・LADY ARTI/都森れん新連載。カメラに情熱を燃やす夏目しゅろは、学園のアイドルで配信サイトの人気者・アーティちゃんの裏の顔を知ってしまう。銃撃戦にしては距離感が近すぎるのが気になってしまった。背景を見るに大阪が舞台っぽいので、通っているのは大阪芸大か? 毎号連載です。
・ミギとダリ/佐野菜見第23話。体にわずかに現れるウソを示すサインから、一条家の秘密を探る。『瑛二のおねしょ』がどんな意味を持ってくるのか? でも、これで園山家に戻されたら振出しに戻ってしまうような。
・北北西に曇と往け/入江亜季第35話。リリヤへの謝罪のため、内陸地へドライブすることに。今回はジープで川を渡るシーンを描きたかった感じ。清が来ていたころのような、観光編に戻りそう。
・瑠璃の宝石/渋谷圭一郎第2話。予定していたポイントが採掘禁止だったため、川に移動し、砂金採りのように川底をさらう。ラストの『ガーネットだまり』はマンガ的な演出だとしても、ナギさんの「石は動く」の説明はすごく勉強になった。意外とグローバルなテーマになっていきそう。
・九国のジュウシ/西公平第3話。なんとか十四郎を配下に引き入れようとする紹運。そんなときに村が敵に襲われているという報せが……ッ! 最初はズル賢いイメージのあった紹運だけど、意外と人格者なんだな。実は主人公は十四郎じゃなくて紹運なのかも。
・乙嫁語り/森薫第58話(通算84話目)。邸内の様子を撮りたいスミスに代わって、タラスがシャッターを切る(という表現でいいのか? このカメラの場合)。ノリノリでロケーションを決めていくアニスが良かった。あと見開きの飾り窓、全部手書きだよな。恐れ入る。
・極東事変/大上亜久利第6話。爆破事件に関わっていると目される武器商人のリーチ・ゴトーを追うことに。しかし彼は、近衛と旧知の仲だった。リーチ・ゴトー → 後藤利一 → 利一の読みは「としかず」という名前の移り変わりが上手いと思った。しかし、ただでは食えないキャラが増えてしまったな。
・不死の猟犬/八十八良番外編01。タイトルが猟犬に戻って、番外編がスタート。警察署対抗の草野球に、風鈴が助っ人して借り出される。しばらくは、こういうショートコメディー形式でつないでいく形か。
・ヒナまつり/大武政夫第92話。アツシにロックージョンさせるため、バンドを結成した超能力娘たち。しかし、アツシからはライブハウスを満員にしろという条件を出されてしまう。それにしても、新田人形の回がこういう形で生きてくるとは。あと、279ページの最後のコマ、どっちが本物でどっちが人形か分からない。
・はなやっこ/原鮎美第15話。風宇とハルカ、2人だけの店番。風宇がツッコミに回ると、ちょっと苦しくなる印象。ところで、スミレさんが店を空けている用事な何だろう?
・煙と蜜/長蔵ヒロコ第10話。女中たちから「3年なんてあっという間」と聞いた姫子は、それまでに何ができるようになるべきかをノートに書いていく。324ページとか327ページの背中の大きさの違いが、もうたまりませんわ。
・ハクメイとミコチ/樫木祐人第67話。羅宇という煙管の部品を壊してしまった姉シナトのために、妹ミマリが新品を用意するがなかなか渡せない。タイミングをうかがうモジモジ具合と、煙管ウンチクのバランスが良かった。ミマリが照れながらキノコを割いているシーンがカワイイ。
・美少年倶楽部の秘密/かまぼこRED第5話。ひかるの尻を叩く、朝はご飯派のひかる、美少年沼にハマる女子たちの3本立て。ハルタオルタの読み切りがあったからか、今回は薄味だったような。
・ギャラクシートラベラーズ/渡邉紗代第7話。植物が生い茂る惑星で、身動きが取れなくなってしまったアスルル。樹液で固められてしまう。アクションシーンが多く、ヴィーウィがアスルルのために一生懸命になるのは良いのだが、美女オチはなんかな~という感じ。
・鉄機のダン/なかま亜咲第4話。まいんとはセフレだと思っていた断。しかし間違いに気づいたので、改めてセ○クス仕様と試みる。まぁ、小学生だし完璧な知識は無くてもいいんだけど、話の流れを見ているとまいんはセ○クスが何か知っているし、なんだったらやっているよね?
・ダンジョン飯/九井諒子第58話。サキュバスの襲撃を受け、シワシワになってしまったライオスたち。残ったイヅツミには、1人でサキュバスの群れを相手にできる考えがあるようだが……。イヅツミの生い立ちが語られたけど、それなら現在のような性格になってしまうのも、致し方なしか。あと、マルシルの理想のタイプが面白すぎる。
・昴とスーさん/高橋那津子第20話。昔のスーさんの姿をおさめた大量のアルバムを2人で見る。おばあさんの気持ちを考えると、いろいろと胸にくるものがある。
・A子さんの恋人/近藤聡乃第54話。A太郎の様々な考え。部屋のリフォームと、A子のデビュー作を上手くオーバーラップさせていたと思う。エンディングへの階段を、一段ずつしっかりと上っている印象。
・紙一重りんちゃん/長崎ライチ第3話。鳳さんが語った、夢に関する2本が良かった。コレ、長崎ライチ先生(のどっちか)がホントに見た夢の話なんじゃないの?
・金曜日はアトリエで/浜田咲良第2話。石原のマネージャー(?)の平野が登場。ビミョーな関係の2人に揺さぶりをかける。イメージカットが出てきたけど、グルメ要素も絵を描くシーンもなかった。
・欅姉妹の四季/大槻一翔第27話。朱美の独立を祝う姉妹の飲み会。それぞれの酔い方の違いが面白いのだが、未成年のいずみと瞳にも飲ませちゃってるんだな。その辺は睦実が厳しく取り締まるのかと思ったけど。
・青武高校あおぞら弓道部/嵐田佐和子第18話。新人戦がスタート。しかし、和馬がいきなり全部外すという異常事態に。これは、来日したクリスによって立ち直る展開なんだろうけど、試合中に部外者と会話できるのか?
・紅椿/高橋拡那第6話。ルサールカを追ってロシアに来たつばきだが、今回はストリップを堪能する。そして、ラストでは舞台にルサールカが現れる。なんで、この神様にだけ3話も使うのか?
・つきたて!餅小町/佐藤春美読み切り。8度目の登場。ぜいたくご褒美偏。カビが出たので、ガンガンに部屋を冷やす望倖さん。佐藤先生は、今年は65号以外で掲載されているので、この作品じゃなくても、ちゃんと連載を始めたらいいのに。
・レキヨミ/柴田康平第17話。キノコを買いに来たカポネをマイアミが監禁。ディープキスしたりする。さらに流れで2人の仕事を交換することに。見開きに気合が入っていたし、このままいくの?
・巨人暮らしのススメ/中西芙海第7話。ヤンが忘れたペンを返しに行く。そこで所長のカールをはじめとする考古学者たちと触れ合う。そしてドロシーの中に新しい気持ちが……。ウォルターって外見は総石造りだと思っていたけど、関節部とかは別の材質(?)が使われているのか。
・東京城址女子高生/山田果苗第15話。文化祭の準備をする。ひさし(っていう言い方でいいのか?あそこ)の上で、あゆりと美音が互いの本音に踏み込むやり取りが良かった。なんか、ちょっと最終回みたいな雰囲気があった。
・碧いホルスの瞳 -男装の女王の物語-/犬童千絵第30~31話。オベリスクなど、遺産を作ることに注力しているシェプスト。王都に戻った時にネフェルウラーの不在に気づく。親子の対決は避けたいところだが……。2本目は、ジェフティがカバを狩って力を示そうとする。こっちはこっちで闇堕ちしそうな事態だな。
・忍ぶな!チヨちゃん/設楽清人第28話。忘露丸を飲んだチヨ代は、サヨ世以外の人の記憶を失ってしまう。そのせいで、ワタル殿のことをストーカーと勘違いしてしまう。第1話をなぞった、後半の展開が良かった。追う追われるの立場が逆転してしまったけど、どうなるか。
・バララッシュ/福島聡第19話。時間は2005年まで経過。映画製作の話がある山口だが、筆は進んでいなかった。ゴンザレス時代の同僚を訪ねた先で、不破監督と再会する。キャッチボールをしながらの会話で、描くべき方向性が見つかる展開が良かった。この映画が、第1話のヤツになるのかな?
・プラスチック・マーメイド/須川佳読み切り。63号に掲載された『まつ毛のない人魚』に続く、野生の人魚を描いたシリーズ第2弾。人の捨てたゴミの影響で泳げなくなった子供の人魚を殺処分することになるが、引き取りたいという海洋学者が現れる。しかし、その博士には裏の目的があった。ポップな絵柄でかなりシビアな内容を描いている。人魚を他のものに置き換えても成立する話だと思うし、このシリーズは単行本にまとまるところまで続けてほしい。
・予告次号は山を渡る、ドラクラ、僕のリボン、バードさん、峠鬼、ニコラが掲載。夏田祐美、泉谷航介、繁田祥吾の読み切りが載ります。
テーマ:漫画の感想 - ジャンル:アニメ・コミック
- 2019/10/17(木) 18:59:41|
- ハルタ 61~70号
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| コメント:2


ハルタ第67号の感想です。
・表紙石田裕揮先生が担当。付録のワイドポストカード集があるので、カバーストーリーはナシ。次号から始まる石田先生の新連載、個人的なヒットの予感がする。
・山を渡る‐三多摩大岳部録‐/空木哲生第11話。今回は先輩3人で、屏風岩をクライミングする。それぞれの性格や登りの特長がうかがい知れて良かった。あと、こういうときのトイレ事情とかどうなっているんだろう? 黒木さんとか気を使うだろ。
・峠鬼/鶴淵けんじ新連載。だけど第7話。青騎士掲載分が好評を博し、単行本2巻を発売しての本誌栄転。役小角と、その弟子の善と妙は、住人たちが忽然と姿を消した村にたどり着く。こうやって旅をつづけながら、各地の神様がらみのトラブルを解決していくわけか。でも、目的である一言主の勢力下が近づいているようで、それほど長期連載という狙いでもないのかな。隔号連載です。
・北北西に曇と往け/入江亜季第34話。慧、回復。しかし余計な一言を言ってしまったせいで、リリヤに悪評を流されることに。8ページしかないし、目次コメントを見るにアイスランド取材中なのかな。
・紙一重りんちゃん/長崎ライチ第2話。りんちゃんに負けず劣らずのお父さん。お母さんは、よく結婚したし生活に疲れないのか心配。ネタとしては『うまくいかない日』が良かった。
・紅椿/高橋拡那第5話。今回は、ロシアの水の女神・ルサールカが登場。男を水の中に引きずり込む様子が描かれる。つばきさんと直接絡まないのが新鮮で良かった。
・昴とスーさん/高橋那津子第19話。澪と、須田勇さんの対談。スーさんの父だという彼の口から、衝撃の事実が語られる。こんなの元に戻す以前の話じゃないか。実年齢46歳ってことか。それから環さんは、腹違いの妹ってところか。
・ヒナまつり/大武政夫第91話。母親の還暦祝いで旅行に来た新田家。しかし、美佳がボッタクリの店に入ったことから、地元ヤクザに目をつけられることに。ヒナの能力にも、射程距離の概念とかあったんだな。
・瑠璃の宝石/渋谷圭一郎新連載。水晶のアクセサリーを気に入ったもののお金がない谷川瑠璃は、母の話から近所の山に行って自力でゲットしようと試みる。そこで鉱物採集をしている大学生の荒砥凪と出会い、見事な水晶を手に入れる。今回はプロローグという感じ。次回のガーネットからが本番かな。『山を渡る』や『城址高生』あたりとコラボできそうな雰囲気がある。隔号連載です。
・レキヨミ/柴田康平第16話。シャグ姉さんに本を読んでもらったヨミは、そのままお泊りすることに。寝ないように努力する様子もカワイかったが、大声→死ぬ→魂だけ現場へという、姉妹の連絡手段が面白すぎる。
・九国のジュウシ/西公平第2話。4人の山賊も、あっさりと殺してしまう十四郎。その様子を隠れて見ていた高橋紹運は、戦にスカウトする。強さも常識も人間離れしているので、今後どうしていくのか? 母親以外の戦うモチベーションを与えるか、ライバルを登場させるか。
・ミギとダリ/佐野菜見第22話。園山夫妻が、秘鳥との出会いを思い出す。なんとなく、作者の中で着地点を見失っているような気がする。
・金曜日はアトリエで/浜田咲良新連載。読み切りが好評だったので、改題して連載化。誕生日プレゼントにロールケーキ1本をもらう環さん。タイトルから魚も消えたし、これからは様々な食べ物との組み合わせでエロスを……という感じになるのかな。
・ヴラド・ドラクラ/大窪晶与第15話。ヴラドとメフメトの別れ。ここで見せた意地を、今回も発揮してくると予想したメフメトだったが、ヴラドはなんとか工面して値上げされた貢納金を払う。これで稼いだ時間を使って、戦争の準備を進める様子。
・ニコラのおゆるり魔界紀行/宮永麻也第15話。サイモンとニコラの出会いを描く過去エピソード。ニコラが見つけた、魔界に行ける抜け穴のメモを書いたのが、母親なのかどうか?ってところか。
・ダンジョン飯/九井諒子第57話。大ダメージを負ってしまったライオス。走馬灯で、マルシルとの出会いを思い出す。っていうか、旧パーティーで一番の新参メンバーだったのかマルシル。スライムで死ぬシーンで、第1話を伏線に使っているのも良い。連載が始まったのは、5年半前か。
・煙と蜜/長蔵ヒロコ第9話。姫子のひとことから、栗を植えてみることに。手を洗うシーンが、微笑ましすぎる。ここまでのスキンシップは初めてかな。
・ふしぎの国のバード/佐々大河第31話。秋田編①。秋田に到着したバードさんは、近代化のために建てられた料理店に招待される。いつもとは逆に、バードさんがフランス語を伊藤に通訳しているのが新鮮だった。でも、コックは日本人のはずなのに一言も日本語を発さなかったのは何故だろう?
・青武高校あおぞら弓道部/嵐田佐和子第17話。練習試合後、スランプ気味の希雪。いぶきのアドバイス(?)で改善する様子が良かった。次回からは新人戦か。
・鉄機のダン/なかま亜咲第3話。女体化してしまった断は『ちん子』として、他の男子の股間に狙いを定める。あっさりと男に戻ってしまったし、何がしたかったのか? そろそろ鉄機の説明が欲しい。
・バララッシュ/福島聡第18話。時間は2001年まで経過。9.11の様子をファミレスのテレビで観た山口は、そこで宇部と再会する。この時期でも、映画製作は『まだまだ先』という状況なのか。山口が何かヒット作を出さないとな。
・A子さんの恋人/近藤聡乃第53話。A君は、苦労していた翻訳の仕事の軌道修正に成功した様子。残るは、A子とA太郎。A太郎がいちばん苦労しそう。
・夕凪に舞え、僕のリボン/黒川裕美第7話。さらに成長を続ける凜太郎。やりたいのは男子の新体操ではなく、あくまでも『女子新体操』。鮫島先生のツテで練習を続けられる教室を探すことになるが、そのためには父親の説得も必要。ここが勝負どころだな。
・巨人暮らしのススメ/中西芙海第6話。ドロシーが買い物に行っているあいだ、ウォルターはどうやってヒマをつぶしているのか? あの謎の生物、早く名前を考えてあげないと。
・はなやっこ/原鮎美第13~14話。1本目は、自分が花屋に向いているか悩む風宇。2本目はハルカと2人で店番をする。そして、ラストではスミレさんの衝撃の過去が明らかに。これは風宇のほうも秘密を打ち明けやすくなったか?
・美少年倶楽部の秘密/かまぼこRED第4話。海に来た美少年倶楽部。ひかるの口からウツボ → みんなで海に入ってサメに囲まれる あたりのスピード感が素晴らしい。あと、ゆうきは確実に貞操を奪われているよね?
・碧いホルスの瞳 -男装の女王の物語-/犬童千絵第29話。ハプスネブが国内の動向を探るという体で、現在の状況を整理する。シェプスト、ジェフティだけでなく、ネフェルウラー&センムトが第3極として立ち上がってくるか。
・東京城址女子高生/山田果苗第14話。文化祭用に、写真映えのする八王子城跡へ。日焼けした亜子ちゃんが動き回る様子がカワイかった。640~641ページの見開きが素晴らしい。
・つきたて!餅小町/佐藤春美読み切り。7度目の登場。筆遊び編。ひび割れてしまった望倖さんを筆で修正しようとする。いつまで、こういう不安定な掲載形式なんだろ? 連載させるほどアンケートが集まっていないとか?
・ギャラクシートラベラーズ/渡邉紗代第6話。異種族に捕まり生贄にされそうなヴィーウィとアスルルを助けたのは、ヴィーウィの兄のヴィグラスだった。そこから、ヴィーウィの意外な素性が明らかになる。これ、宇宙内でもかなりのエリートってことになるんでしょ? 次回以降にどう反映されていくのか?
・不死の稜線/八十八良第61話。事件から10年後。家族を作り社会的にも成功した雄貴。しかし、ふとした瞬間に罪悪感に苛まれる。これで『稜線』は終了。次回からは新章がスタート。
・極東事変/大上亜久利第5話。拠点に寝泊まりしていた近衛と砕花は、追い出されることに。新しい寝ぐらを探さなくてはならなくなる。戦闘では敵なしの砕花が年相応(?)の行動しか取れないのが良かった。でも、この新居もいつかはブッ壊されるんだろうな。
・乙嫁語り/森薫第57話(通算83話目)。ホーキング氏から「無事らしいですよ」という報せを受けて、頭を抱えるスミス家。今号は、8~12ページのショート特別編が多かった。
・欅姉妹の四季/大槻一翔第26話。朱美の独立を祝うパーティーのために、買い出しをする四姉妹。しかし、いずみだけは面白くない様子。割と節約している印象だったけど、こういうときにはパーッと使うんだな。
・バンちゃん珍放浪記/浅井海奈読み切り。熊祭りに来たOLがオコゼの霊を海に戻そうとするが、山の神に嫉妬され襲われることに。マタギは役立たずだったし、全体的に「何やってるの?」感が強い。
・忍ぶな!チヨちゃん/設楽清人第27話。“零”になったチヨ代は、無敵状態。終を圧倒する。ただ、代償としてワタル殿に関する記憶を失った様子。この後はどうするかな。逆にサヨ代が恋の応援をするとかかな。
・涙に隠す/三星たま読み切り。涙を浮かべながら、ウェディングドレスにつけるブーケを作る女性。4ページだけど、いい百合。
・ハクメイとミコチ/樫木祐人第66話。センが久しぶりに登場。なぜか迷子の男の子・シャトの面倒を見ることになってしまう。振り回されながらも、キチンとお姉さんしているのが良かった。
・予告次号は2ヶ月後の発売。弓道部、ホルスの瞳、極東事変、瑠璃の宝石、スーさん、巨人暮らし、城址高生が掲載。石田裕揮と都森れんの新連載が始まります。
テーマ:漫画の感想 - ジャンル:アニメ・コミック
- 2019/08/11(日) 16:00:27|
- ハルタ 61~70号
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ハルタ第66号の感想です。
・表紙とカバーストーリー表紙は佐藤春美先生、カバーストーリーは福島聡先生が担当。碧風羽先生が関わらなくなってからは、2人で分担するのは珍しいはず。『ロック少女とガラクタ』というモチーフは、どちらの案なんだろうか?
・ヒナまつり/大武政夫第90話。瞳と未来からの圧力により、アツシのロックージョンライブ実現のために動き出す。なんか誤魔化しているけど、ヒナは大人になってもゲームしていたいだけだろ。それと、新田人形がすっかり(?)馴染んでいるのが面白すぎる。
・紙一重りんちゃん/長崎ライチ新連載。前作と同じようなシュールな4コマ。今回は、山咲りんちゃんのギリギリな小学生ライフが描かれる。『物事を動画として記憶できる』って、ハルタ内でも屈指の特殊能力だと思うけど、ちゃんとした形で生かされる日は来るのか? 毎号連載です。
・鉄機のダン/なかま亜咲第2話。まいんにスケベをはたらこうとする断と生島が相変わらずのバトル。鉄機で勝負をつけようとするのだが、ラッキースケベで勃起した断が、キル・鉄機の装着に失敗。そのまま女体化してしまう。どこに行くの? このマンガ。
・北北西に曇と往け/入江亜季第33話。風邪をひいてしまった慧。高熱の身体を引きずり三知嵩を捜しに行こうとするが、それをリリヤが止める。文字通りの休息回か。新しい手掛かりを見つけなければ。
・九国のジュウシ/西公平新連載。激しい戦場を飄々と歩き回る少年・十四郎。圧倒的な動きを見せて、侍の腕を斬り落としてしまう。これまでと違って、シリアスなバトル物への挑戦か。タイトルの九国は九州のことかな。毎号連載です。
・夕凪に舞え、僕のリボン/黒川裕美第6話。物凄いスピードで成長する凜太郎。発表会ではオリンピックの演技をマネしてみせ、観客たちのド肝を抜く。鮫島先生の手に余るようになっているし、父親にもそろそろバレそう。中学進学がひとつの転機になるかな。
・ミギとダリ/佐野菜見第21話。監禁中のミギは、自分が乳飲み子になりきることによって、一条母から情報を引き出そうとする。いつ、ものまね王の称号を獲得したというのか?
・ふしぎの国のバード/佐々大河第30話。雄物川編。秋田を目指して川を下ろうとするバードさんたちは、17回も離婚をくり返してきた夏という女性と出会う。乙嫁語りもそうだけど、現在と違う結婚観の話は面白い。この作品でラブストーリーというのも珍しかったか。
・煙と蜜/長蔵ヒロコ第8話。母親からもらった香水の香りを褒めてもらった姫子。反対に土屋の匂いをかいでみる。タイトルの意味を回収したし、なんだか最終回みたいな雰囲気だけど、これが単行本1巻のラストに来る構成なんだろうな。
・はなやっこ/原鮎美第12話。年の瀬は花屋のかき入れ時。風宇はハルカの手下の3バカを使って、乗り切ろうとする。目次コメントを見るに、作者は実際に花屋で働きながら、マンガ描いているのかな。
・乙嫁語り/森薫第56話(通算82話目)。スミス一行は、ペルシアに到着。なんといっても、タラスとアニス&シーリーンの乙嫁同士の会話が良かった。コマの周囲に植物がふんだんに使われていて、なんだか少女漫画のような雰囲気。
・ヴラド・ドラクラ/大窪晶与第14話。東ローマ帝国との戦争中、コンスタンチノープルを攻略したメフメト2世は、ワラキアに貢納金の値上げを要求してくる。断れば侵略の口実を与えることになるが……というところで、人質時代のヴラドとメフメトの回想編へ。ココとの決着が、物語のクライマックスという感じになるのか?
・ダンジョン飯/九井諒子第56話。不貞を働いた?チルチャックを使って、バイコーンを捕まえようとする。チルチャックがメインになると、それぞれの人間性が深堀りされて良い。マルシルの恋愛脳とか。っていうかライオスのパーティーに一時期、婚活目的の女が参加していたの? そこのところ詳しく!
・太陽をおみやげに/鶴淵けんじ読み切り。姉が負傷してしまったので急遽、巫女を務めることになるクイナ。蛇神キップソンの大きさやスケベさに戸惑ったりする。日本神話モチーフとか特に目新しいことをやっているわけではないが、それでもしっかりと面白い。次号からは新連載がスタート。
・紅椿/高橋拡那第4話。今回は、イタリアの風の妖精・フォレッティが相手。風でスカートをまくり上げたり、切り刻んだりする。そろそろ変化球の話が見たいところ。
・美少年倶楽部の秘密/かまぼこRED第3話。風邪を引いたみこと&ゆうきをひかる(風邪をうつした)が看病しようとする。美少年たちの尊さにやられた生徒が砂になり、砂場や砂浜になるって常軌を逸っしすぎていると思う。
・ニコラのおゆるり魔界紀行/宮永麻也第14話。占いで立て続けに悪い結果が出たことを気にしてしまうサイモン。そこでニコラは……。お互いを思い合っている良いコンビじゃないか。そして、ニコラの母親が生きているらしいことも発覚する。大きく物語の舵を切ったな。
・ハクメイとミコチ/樫木祐人第65話。研いだことのない包丁を持って出かけるミコチ。ハクメイは気になって後をつけることに。ハクメイの尾行は割と杜撰だったと思うけど、ミコチは本当に気づいていなかったのかどうか?
・レキヨミ/柴田康平第15話。警察手帳を紛失したポリ子さんが、レキヨミハウスに。しかし、そこではマイアミによる恐怖の人体実験が行われていた……ッ! 知的レキがかわいいと思ったけど、目が開いているからか。ヨミがまったく登場しなかったのは、初めてかな。
・不死の稜線/八十八良第60話。事情聴取。雄貴は正直に経緯を話すものの、剣崎が用意した調書にはデタラメが書き連ねられていた。これで稜線は終わりかな(エピローグがもう1話くらいある?)。新章に入ると、またタイトルが変わるんだろうか?
・A子さんの恋人/近藤聡乃第52話。A子、A太郎、A君。三者三様で、それぞれが軌道修正を図ろうとする話。チクタクバンバンが懐かしい。
・欅姉妹の四季/大槻一翔第25話。8ページのショートストーリー。四姉妹の旅行中に、金魚を預かっていた克斗&鉄矢。卵の選別作業をする。多数の稚魚が生まれたけど、これ全部は育てられないし、誰かにあげるのかな?
・山を渡る‐三多摩大岳部録‐/空木哲生第10話。丹沢表尾根を縦走する。鎖場での草場の教えが良かった。これで新人たちの基礎研修も終わった思うけど、次はどうするのか? あと、黒木の美人度が上がっている。
・ギャラクシートラベラーズ/渡邉紗代第5話。お風呂のリフォームを思い立ったヴィーウィー。そのまま『ギャラクシー露天風呂』へと発展する。「地球人に」って言っているから、ああ見えて宇宙人だったのか。
・忍ぶな!チヨちゃん/設楽清人第26話。チヨ代vs終。クラスメイト達の草人形を作ったり、なんとか対抗しようとするが実力差は歴然。そこでチヨ代は……。このままシメに向かう流れか。
・バララッシュ/福島聡第17話。サンガロンを辞めた山口は、フリーの集まりであるスタジオ・ゴンザレスに移籍する。順調にキャリアを重ねつつあるが、第1話のアニメ映画を作るには、あと何回かは移籍をしないといけないか。
・徳井くんの花まる/金箱さくら読み切り。『手の指とアサリが似ている』という話に大ウケの徳井君。しかし、それは100点の笑顔ではなかった。4ページだけど、起承転結がキッチリしていると思う。
・サーカスの娘オルガ/山本ルンルン最終話。ユーリィとオルガは、トムスキーサーカスに戻っていた。モスクワからスカウトが来ても、キッパリと断ってみせる。見開きは良かったけど、レオが登場しなかったのはちょっと残念。単行本は来月発売。
・予告次号は合併号なので、全員集合。渋谷圭一郎と鶴淵けんじの新連載がスタート。浜田咲良も連載開始かな?
テーマ:漫画の感想 - ジャンル:アニメ・コミック
- 2019/07/14(日) 15:01:13|
- ハルタ 61~70号
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