

祝!アニメ化決定! ダンジョン飯 第12巻の感想です。表紙は、迷宮の主となってしまったマルシル。湖のケーキを切り分ける手は……。
・第77話 迷宮 -1-第66話で大穴に落とされた、シュロー、リン、フラメラの3人は、オークの群れに捕まっていた。そこに妖精通信で、ライオスが狂乱の魔術師を倒したという報せが入り……。こういう無関係だと思われた人物たちに、共通の知人がいて「え……!?」となるシーンは好き。同じような情報は、迷宮の冒険者たちの知るところとなる。ナマリは気楽に構えていたのだが……。
・第78話 迷宮 -2-すっかり姿かたちが変わってしまった迷宮。カナリア隊の副長フラメラが主導し、迷宮を封鎖したうえでライオスたちを倒そうとする。しかし、それにオークたちやシュロー、ナマリらが異を唱える。前話と似た感じで、主人公らのこれまでの行動が、周囲に好影響(ほとんど料理関係)を与え、それが大きな動きとなるシーンはシビれる。当のライオスたちは溺れかけているが、猫だったり、ケルピーのトラウマがあったりということか。お前ら水辺には近づくな。
・第79話 寄生虫なんとか水上歩行で溺れるのを回避したライオスたち。歩きキノコから装備を奪い返したものの、直後にカナリア隊の使い魔が合体した大ガラスに飲み込まれてしまう。ここで、クラーケンのときの経験を活かしパラサイト・アタックをくり出すのだが……。カナリア隊の術師たち、長い人生でもなかなか受けないタイプのダメージを経験していて可哀想。でも、やっぱりマルシルがいないとパーティーのバランスが悪いと思う。イヅツミがツッコミを頑張っていたけど。
・第80話 食物連鎖大蛇(コアトル)に飲み込まれたライオスたちは、マルシルの隠れ家へ(ちょっと汚い感じで)連れてこられる。そこで、マルシルは種族間の寿命の差をなくしたいという自らの夢を語り協力を呼びかけるが、ライオスの考えは違っていた……。ここで献立を例えに使ったのが、ダンジョン飯らしくて良かった。しかし、マルシルの夢を覆すまでには至らず。話し合いは決裂してしまう……。
大それた夢を語るマルシル、かわいい。・第81話 郷土料理マルシルの父親(の姿をしたドッペルゲンガー)によって、厨房に閉じ込められてしまったライオスたち。郷土料理を作り、逆にマルシルをおびき寄せようとする。ニセ親父から聞き出した情報をもとに作った料理が、なぜ二郎系ラーメンになってしまったのか? ローストポークあたりまではいい方向性のはずだったんだけど……。サキュバスを蚊にしたのも驚いたけど、ドッペルゲンガーをタコにするとはね。
父親の腹のなかに妹が入っていると勘違いするマルシル、かわいい。・第82話 マルシル -1-迷宮の影響は、ついに地上にも及び始める。それを受けての、エルフやドワーフらの様々な反応。ライオスたちが飲み込まれたのよりも大きな大蛇が出現する見開きの迫力がすごかった。まさか、このまま世界をまるごとダンジョン飯するような事態にはならないと思うけど……。あと、カーカブルードという地名が何回か登場するけど、これカブルーと何か関係あるのかな?
・第83話 マルシル -2-マルシル率いるモンスター軍団が、カナリア隊と激突。マルシルが黒ドレスに衣装チェンジする件、翼獅子のマインドコントロールの仕方が見事。完全に闇落ちしてしまった雰囲気。ミスルンが倒れたのをキッカケに、一気にカナリア隊が瓦解してしまう。頭に爆裂魔法を受けたけど、まだ死んでいないと思いたい。
黒ドレスに衣装チェンジしたマルシル。・第84話 マルシル -3-やっと迷宮の危険性に気づいたライオス。マルシルは殺したくないし、悪魔を殺すことはほぼ不可能。いったい、どうしたら……。ケン助を介した翼獅子の話を総合すると、何らかの形で、常に欲望を与え続けていけばいいということになるけど、そんなことは可能なのか? とりあえずライオスは話し合いにいくようだけど……。 あと、フレキとオークたちの仲裁する姿を見て、カブルーは将来 島主になる気がした。
・第85話 マルシル -4-塔のなかに入り、マルシルに語りかけるライオスたち。マルシルの大小さまざまな望みを乗り越え、全力で注意をひこうと呼びかける様子が良かった。特にチルチャック。家族までダシに使ってくるとは。これで説得完了と考えていいんだろうか? でも、この状態から翼獅子の封印にまで持っていくのは難しそう。カナリア隊もすぐそこにいるわけだし。カギは、ヤアド人形なんだろうか?
チルチャックの家族に会いたいマルシル、かわいい。・モンスターよもやま話 ‐12‐ライオスのドッペルゲンガーへのあたりの強さが気になる。九井先生は、タコとかイカが嫌いなんだろうか?
物語も、いよいよ佳境に。でも
・翼獅子の封印
・ファリンの蘇生
・カナリア隊から罪に問われない
っていう条件をクリアしなければならないのは、大変そう。
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テーマ:漫画の感想 - ジャンル:アニメ・コミック
- 2022/08/11(木) 17:25:14|
- 九井諒子
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ダンジョン飯 第11巻の感想です。表紙は翼獅子。くわえているのはハニーディッパー。ハチミツ=欲望ってことか。
・第70話 シスル ‐3‐最強の生物であるドラゴンたちは、互いに連携を取ることをせず好き勝手に暴れまわるだけ。大きなダメージを受けながらも、ライオスが決死の反撃に打って出る。ワームの毒をくぐり抜け、炎竜のブレスを回避し、リヴァイアサンが召喚した海水にも飲み込まれずに、シスルの背後をとるという離れ業をやってのける。実に主人公らしい大活躍。
・第71話 シスル ‐4‐シスルを捕縛したライオスが、どうやってドラゴンの攻撃をかいくぐったのかを解説する。確かに前話を読み直すと、32ページの氷竜の胸元にライオスの足が描かれているのを見つけることができる。そして、即席のドラゴン料理を振る舞い、説得と和解を試みる。シスルが、ライオスの考えに理解を示してくれたのかと思いきや……。
・第72話 シスル ‐5‐ライオスを捕まえたこと、迷宮管理の新しいアイデアを得たことでシスルは上機嫌に。しかし、その隙をついて翼獅子が牙をむく。悪魔の本性を露わにし、シスルの体内から取り出した欲望の塊を貪り食う。この凶行をライオス達の誰も目撃していないというのも、ひとつのポイントか。それから、シスルがマルシルに迷宮の主の権利?を渡したのかも気になるところ。イヅツミが見つけたヤアド人形もあるし、全体的には大きな戦いが終わっての一段落という雰囲気だけど、いろいろと伏線が仕込まれていそう。
蘇生したマルシル、眠そう・第73話 ババロアマルシルが二日酔いになってしまったので、翼獅子の封印解除に関しては保留に。このタイミングで、カナリア隊(とカブルー)が姿を現す。パッタドルの取り調べをすっとぼけてみせたライオス(ごまかせていない)だが、シスヒスの催眠にかかり正直に目的を話してしまう。そして、ミスルンは隠れていたマルシルのところに……。なんとなく、ファリンの死体が手つかずのままだということが、今後の大きなポイントになりそうな気がする。
二日酔いのマルシル、頭が痛い。・第74話 リリクムムアレ催眠にかかったチルチャックからの情報で、マルシルが宮廷魔術師の娘と勘違いしたパッタドル。その設定を生かして取り調べをやり過ごそうとするが、行ったことのないパーティーの話に無理に合わせようとして墓穴を掘ってしまう(シスヒスには最初からバレていたけど)。そして追い詰められたマルシルは、ついに翼獅子の封印を解いてしまう。本から解放され、マルシルを包む翼獅子の姿が、おそろしくも美しい。
カナリア隊に啖呵を切るマルシル・第75話 迷宮の主 ‐1‐ミスルンが猛攻。転異術を駆使し、額縁やマントで翼獅子の身体を切り刻んでいく。その刃が自らにもむけられたことで、ついにマルシルが迷宮の主になることを承諾する。これ、ハッピーエンドのためには翼獅子を再封印し、マルシルがカナリア隊に捕まらず、ファリンを復活させるって、かなり難易度が高いミッションをこなさなければいけなくなったんだな。あと、マルシルが見た走馬灯のなかで、ファリンがちょっと闇を見せたのも気になる。
マルシル、最後まであきらめない・第76話 迷宮の主 ‐2‐ライオスたちを救出し、なんとか屋敷の外へ出たカブルー。しかし、迷宮全体がマルシルによって作り変えられてしまっていた。すべての階層が入り交じり、これまでとはまったく違う雰囲気に。今後は、ライオス、チルチャック、センシ、イヅツミの4人でマルシルの行方を追う新章開始といった展開になるか。カナリア隊と取り残された形になってしまったカブルーの今後も気になるところ。
・モンスターよもやま話 ‐11‐ライオスが大グモの体液の味を知りたがったり(岸部露伴かよ!)、リシオンと狼男感の食い違いを見せたり、これまでで最もヤバい奴度が高かったと思う。
迷宮の主が交代し、次巻以降は新章の開始といったところか。マルシルはどうなってしまうのか?
テーマ:漫画の感想 - ジャンル:アニメ・コミック
- 2021/09/17(金) 17:17:52|
- 九井諒子
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全冒険者必読の一冊!『ダンジョン飯ワールドガイド 冒険者バイブル』の感想です。
◆第一章 人物モブを除いたほぼ全ての登場人物の名前・性別・年齢・出身地などが明らかに。ほかに『初めての死因』が書かれているのが、いかにもダンジョン飯といった感じ。
・ライオスたち主人公パーティーなので、そこまで目新しい情報はない感じ(マルシルとかのフルネームが明らかになるけど)。でも、ライオスの親への感情が、そんな感じだったのかと驚いた。たしかに地元に執着している感じはなかったけれども。あと、イヅツミの初死因が面白すぎた。あのとき死んでいたのか。そして描きおろしマンガは、マルシルのヤツがよかった。やっぱり、婚活魔術師がどういう存在だったのかが気になる。
・シュローたちなんといってもマイヅル関係がいちばんの驚き。そういう立場の人だったのか。マイヅルが通り名で本名が別にあるのはともかく(ほかのくノ一たちも同様)、イヅツミにかけていた呪いの名前はそれでいいのか? もっと和風じゃなくて大丈夫なの?
・ナマリたちナマリの描きおろしマンガで父親関連のトラブルが語られる。今回明らかになった情報で、意外と家族関係の問題を抱えている人が多いなという印象。
・カブルーたち描きおろしマンガでカブルーとのやり取りが描かれ、クロのイメージがガラッと変わった。雇用主、ミックじゃないほうがいいのでは? 本名もクロと関係ないものだし。
・カナリア隊シスヒスやパッタドルなど、ミスルン以外の関係性を整理できたのがありがたかった。罪人たちは罪状なども判明する。フレキとリシオンの関係性は、けっこう刺さる人がいそう。
・ドワーフ鉱夫団全員の死因が同じなのが泣ける。
・黄金郷の人たち描きおろしマンガに登場した『全てを終焉らせる者』が強すぎる。だから、1階には歩きキノコがいるのか。
・その他のキャラクターバジリスクから逃げていた新人冒険者2人にも設定がつくとは思わなかった。貴重なハーフエルフ。
・冒険者の部屋事情ライオスたちの部屋の様子。どんな物が置かれているのか? ちゃんと片づけられているのか? など、いろいろなことが気になってしまう。ずっと見ていられる。
◆第二章 魔物これまでに登場した魔物が、種類ごとに分類されて紹介されています。『植物』がバロメッツとドライアドだったり、『昆虫類』が宝虫とサキュバスだったり、一般的なイメージとかけ離れているのが、いかにもダンジョン飯という感じ。『貝類』も動く鎧だし。
・迷宮探索プレイバックライオスたち、カブルーたちやカナリア隊、そしてシスルがどういう行動をしていたかを、時系列で表にまとめたもの。ここまでの物語は、約1ヵ月の出来事だったのか。
◆第三章 世界世界地図や人種の解説、用語集など。ドワーフの項目で「女にもヒゲが生えるのか?」の4コマと、用語集のなかに『ギガヘプタヘッドマルシル』があるのが笑えた。必要ないだろ。それから、コボルトの項目でライオスとファリンが言っていた「山の民」って、どういう存在なんだろ? 山賊とは違うの?
・ダルチアンの一族マルシルがハマっている小説をファリンに薦める。サキュバスに襲われたときに出現したのは、この作品からのイメージなんだろうけど、だいぶ自分好みにカスタマイズされた姿だったんだな。描きおろしマンガのなかでは、いちばん面白かった。
・シェイプシフターの真実第39~40話で対峙したシェイプシフターが生み出したニセモノの答え合わせ。チルチャックのライオスとセンシ、マルシルのチルチャックくらいかな当たっていたのは。
◆アートギャラリーハルタの特典や書店のキャンペーンなどに使用されたイラストが多数収録されています。豆本『生活の記録』が全編掲載されているのもうれしいボーナスだと思うが、カバー裏の手ぬぐいの絵柄がいちばんのサプライズなのでは。
イラストや描きおろしマンガはもちろん、文章もすべて九井先生が担当されているはず。連載と単行本作業をこなしながら、もう1冊単行本を描き下ろしたようなものじゃないか。
- 2021/02/17(水) 18:47:21|
- 九井諒子
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ダンジョン飯第10巻の感想です。表紙は狂乱の魔術師シスル。料理道具は持たず、魔導書がレシピ本に。
・第63話 コンフィケン助に導かれ、狂乱の魔術師の住処で翼獅子のヒントを探す。玄関を入って早々の割れた鏡から、人形(のように見える人間)が座っている食卓への流れは、ホラー度が満点だった。そして、ひさしぶりの本格的なモンスター食の材料が、まさかのフェニックスとは。復活しようとする炎と、黄金郷の住人には危害を加えないというダンジョンルールを生かして、絶妙な距離感で火加減を調節するセンシが笑えた。
本棚を整理しようとするマルシル・第64話 ウサギ ‐1‐狂乱の魔術師の家から見つけた魔術書の封印をマルシルが破り、翼獅子が(半分だけ)復活する。しかし、このことによってシスルに動きを察知されてしまう。対抗するためにモンスター食の準備をしなければならないが、食材となる近くにいたウサギは予想以上の強敵だった。『迷宮の兎』という怪談、ライオスに一撃を与えるシーンの描写、最後のどこを見ているのかわからない瞳と、この回もホラー成分が強い。
かぽんとするマルシルかわいい・第65話 ウサギ ‐2‐つぎつぎに倒れる仲間たち。最後に残されたマルシルが取った行動は……。ダンジョンの最深部で大きな戦いが迫っているという緊迫した状況だけに、まさかの打開策には笑いが止まらなかった。ダンスで攻撃をかわす → 操る個体が増えたのでまとまった動きをするのに一苦労という流れが最高すぎる。しかし、家に戻ってきたマルシルから根源的な恐怖を聞いた翼獅子の表情が……。本性を出してきたか。
やることが多かったマルシル、大変だったね・第66話 カレー ‐1‐地下1階では、駆けつけたエルフ部隊とタンスさんらが押し問答。カナリア隊&カブルーは迷宮内を強引に進み、ライオス達はカレーを作る。様々な状況が一度に襲い掛かり、シスルが「何から対処すれば」と戸惑うシーンが、ちょっと笑える。それにしても、ライオス達はグループで料理するのにも慣れた感じ。最後にスプーンをそっとそえるライオスと、センシが兜の上から三角巾しているのが面白すぎる。展開的に本格的な料理は、これが最後なのかも。
・第67話 カレー ‐2‐ライオス達が用意したカレーとビールを満喫したファリン。皿に何も残っていない137ページの食べっぷりが見事。そして、そのまま眠りについたところをライオスが……。動き自体は少ないのに、緊迫感・シリアス度は異常に高かった。巨体ということもあるのだろうが、ファリンが倒されるシーンは見開きになりがち。よくサイコパスだとバカにされがちなライオスだけど、最後のセリフは主人公らしく、バッチリ決まっていた。
カレーを食べるファリン、超かわいい・第68話 シスル ‐1‐およそ1千年前、シスルが迷宮を造りモンスターを生み出していった様子が描かれる。ダンジョン内で蘇生ができるのは、デルガルの息子のエオディオを病気で死なせないための処置だったのか。そして、第1話冒頭で塵となったのが、デルガルの魂が入ったエオディオの身体だということも明らかになる。食卓に1体だけ木人形がいたのは、こういう理由か。しかし、復活させた翼獅子の魔導書はシスルの手に戻ってしまう。
・第69話 シスル ‐2‐ ついにシスルと激突。召喚された多種多様なドラゴンの大群を相手に、巨大化したキッチン内を逃げ回るが、次々に倒されてしまい残るはライオスひとりに……。ここから、持ち前のモンスター知識を総動員して、大逆転に持っていくことはできるのか!? それからシスルとの会話の流れで、マルシルがハーフエルフであることが判明する。確かにシスルやカナリア隊とくらべると、耳の先が丸くなっている。でも、物語の序盤はマルシルしか(あとはバジリスクから逃げたフィオニルくらい)エルフがいなかったし、完全に普通のエルフと思い込んでいた。
ハーフエルフであることを暴露されたマルシル、耳が真っ赤・モンスターよもやま話 ‐10‐キメラに関するアレコレ。ファリンの身体の構造に関する考察が暴走してしまうライオスが面白すぎた。
シスルを倒したとしても、カナリア隊、翼獅子と、まだまだ相手にしなければならないことは多い。でも、もう物語の最終局面に入っているか。
テーマ:漫画の感想 - ジャンル:アニメ・コミック
- 2021/02/16(火) 19:23:13|
- 九井諒子
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『ダンジョン飯』第9巻の感想です。表紙のミスルンが持っているのは、ピザ用の木皿か。
・第57話 兜煮いきなり大ダメージを負ってしまい、昏倒状態のライオス。走馬灯で、マルシルとの出会いを思い返す。っていうか、旧パーティーで一番の新参メンバーだったのか。そのマルシルがスライムで死ぬシーンで、第1話を伏線に使っているのも良い。そして、ライオスを攻撃したデュラハンが帰るときに、2回ほど頭(鎧の首の部分)をぶつける件が最高。
ホントは馬肉が食べたかったマルシルかわいい・第58話 サキュバス 前編サキュバスの襲撃を受け、シオシオのパーになってしまったライオスたち。これまで1人で生きてきたイヅツミには、1人でサキュバスの群れを相手にできる考えがあるようだが……。イヅツミの生い立ちが語られたけど、それなら現在のような性格になってしまうのも、致し方なしか。あと、マルシルの理想のタイプが面白すぎるし、倒されたサキュバス(理想の姿)を見つめるチルチャックの瞳が美しすぎる。
マルシル、シワシワ・第59話 サキュバス 後編イヅツミが、ひとりでサキュバスを返り討ちに。それだけでなく、まさか料理(サキュバスの体液を使ったホットミルク)を作り、そのままライオス達を介抱までするとは。戦いが終わった後に、体の中の魔物の魂に語りかけるシーンが良かった。今回襲ってきたサキュバスが蚊に似た生態のモンスターというのも驚きだけど、マルシルがチラッと悪魔の存在を語っているのも見逃せないポイント。
かゆくなるマルシルかわいい・第60話 有翼の獅子サキュバスに襲われていたときにライオスが見ていた夢。翼獅子に導かれ、ライオスが国王になった場合の迷宮世界を探索する。これで彼の中でもストーリー的にも、覚悟が決まったということかな。翼獅子は迷宮を作ったと言っているけど、そういう能力を持った超レアモンスターなのか、それとも何らかの不思議パワーの象徴ということなのか。あと、ライオスの理想の相手はマルシルということでいいのか?
雑誌ではクアッドヘッドだったマルシル・第61話 焼き歩き茸地下6層に落下。孤立した状態ゆえ、ミスルンの食事の世話をすることになるカブルー。脚に刺さっていた歩き茸を焼いてみる。センシの1pointアドバイスもタイミングが遅いというか、大きなお世話感があるのが面白い。まさか、こういう形で改めてダンジョン飯をしていくことになるとは。そして魔力切れを起こしてしまったミスルンは、自らの過去を語り始める。
・第62話 6日間かつて別の迷宮で悪魔に魅入られていたミスルンの回想話(をカブルーが要約したもの)と、その結果、あらゆる欲望を失ってしまったミスルンを介護するカブルーの苦労話。日にちが経つごとに表示される『その頃のライオス』が面白すぎる。これまでたびたび目撃されていた痕跡は、この2人のものだったのか。そして、近くにいることを悟ったカブルーは再びライオスと話そうとする。60話でライオスがした決心を、こういう形で真っ向から否定して見せるとは。
・モンスターよもやま話 ‐9‐デュラハンがライオスを襲った理由が面白すぎる。そんな八つ当たりのようなことだったのか。
主要キャラが迷宮深層に集まりつつあり、クライマックスも近いかなという感じ。
テーマ:漫画の感想 - ジャンル:アニメ・コミック
- 2020/05/18(月) 19:03:56|
- 九井諒子
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