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晴耕雨マンガ

天国大魔境の小ネタ募集中/9月は、木根さんの1人でキネマ。

ハルタ vol.107の感想






ハルタ107号の感想です。





・本なら売るほど ‐古本屋十月堂とその客‐/児島青
短期連載第1話。98号に掲載された読み切りが連載化。古本屋・十月堂の常連でゴリゴリの文学少女の牟礼マリさんは、店主に淡い気持ちを寄せていたが……。薦められた森茉莉の本を読んだときの作中表現の見開きは、舞い散る枯れ葉の描写が素晴らしいし、元カノのマリさんの「夢から醒めた女の横顔は美しいわ」というセリフの切れ味も鋭すぎる。期待大。

・ミミさんと死なずに暮らしたい/はりかも
読み切り。エルフのミミと結婚した、モンスター(?)のグリル。しかし、ミミはズボラな性格で全く片づけをしないので、グリルが掃除をしたり身の回りの世話を焼くことに。価値観のぶつかり合いから歩み寄りと手堅い内容ながら、絵もかわいくしっかりと面白い。きらら系からハルタって珍しいのでは。

・クプルムの花嫁/namo
第34話。銀座の百貨店で行われる企画展のメイン製品を、前回登場した五十嵐さんと組んで作ることに。彼女の歯に衣着せぬ物言いに、一度は帰りかけた修だったが……。ここでどんなものを作っていくかが、今後のテーマというわけか。包丁メインの五十嵐さんと銅器の修で、何を生み出すのか?

・殺し屋の推し/大島琳太郎
第7話。ウーバー配達員に転身したエンドウ。スペシャルな仕事ぶりで、高評価を受けまくる。しかし、あるパン屋で……。これからは推し活資金の捻出も課題になっていきそう。

・キラキラとギラギラ/嵐田佐和子
第17話。愛子とのデート権を賭けて、他校の不良たちが禅くんに勝負を挑んでくる。ラストでルルが「お祭り四天王」を2回くり返すところ、最高。

・山を渡る‐三多摩大岳部録‐/空木哲生
第35話。体力の消耗が激しい1年生トリオ。エスケープルートの名前が『殺生』なのって、何かのミスなのでは? そして、槍ヶ岳山頂に登るためには、またハシゴを登らなければならないが……。いちど諦め、翌日に再挑戦という流れが良かった。そういう判断を自分たちでできるようになっていたんだな。見開きの名乗りなんて最終回でやるヤツだけど、まだまだ登山は続く。

・煙と蜜/長蔵ヒロコ
第41話。チンピラをまいた鉄は、姫子に手を出そうとするものの……。いっぽう文治は姫子の身に何かが起こったことに気づく。次回はブチ切れ文治が見れそうで楽しみ。でも、姫子が止めるだろうな。

・ホテル・メッツァペウラへようこそ/福田星良
第30話。ヤーナとアードルフが会話しているところに割って入れないジュン。でも……。次回は、ファビーとヤーナで一緒にサウナに入るのかな? なんか、今回はジュンがいつもより大きく見えたような。

・かわいすぎる人よ!/綿野マイコ
第21~4話。担当編集の青木、流星、智也と、おじさんの周囲の大人たちがなぜか集まって、メイちゃんとギョーザパーティーすることに。それぞれが持つおじさん像がビミョーにかみ合わない様子が面白かった。4話目におじさん視点を持ってきたのも上手い構成。

・生き残った6人によると/山本和音
第32話。前回登場した2人組の穏やかなほう、槙りゅうきの案内で彼らが根城にしているホテルに招かれる梨々たち。そこは、全部で6人で利用しているという。合わせて11人と過去最大になったか。タキシード組がどういう考えで動いているかも含め、まだまだ予断を許さない状況。

・悪魔二世/志波由紀
第4話。悪魔撲滅の会の建物に乗り込み、悪魔探しをする。おかめを被った人(悪魔)が現れてからの不気味な空気感がすごい。次回は、源間さんが悪魔の本体を退治するかな。

・虎は龍をまだ喰べない。/一七八ハチ
第25話。別の虎に襲われた白麗。しかし、誤解だと分かり逆に求婚されるが……。ここで改めて碧童を捜す決意を固めた感じか。「気が済まない」の怒り虎フェイスが良い。

・珍獣のお医者さん/二宮香乃
第10話。ペットのリスザルの動画がSNSでバズっている飼い主さん。気になるコメントがあり、診てくれる動物病院を探そうとするものの……。サルが対象外のケースが多い理由には納得。月光動物病院の診察は次回に。

・Servent Beasts/森野鈴鹿
第4話。前回のお礼にと、ハルを王都に連れていきプレゼントを買おうとする骨の魔女だったが、上手く品物が見つからず……。基本的には、この世界の説明回でもあったわけか。骨の魔女を覗き込んだときに、鼻をペロッとしているハルがカワイイ。

・いやはや熱海くん/田沼朝
第15話。足立父と初めて顔を合わせた熱海くん。そこでのやり取りを経て、いろいろと思うところがあった様子。熱海家は、父親との2人暮らしだけど、仕事で帰りが遅くって感じか。そしでラストでは国島に……。なんとなく、上手くはいかなさそう。

・先生、今月どうですか/高江洲弥
第31話。紫ちゃんがアパートの住人たちにインタビューする特別編。一鷹が入居して、現在は満室ってことでいいのかな?

・愛とずぶぬれ/古田青葉
読み切り。取引先の佐藤さんの声に惹かれていた高島。しかし、その会社は電話対応にAIを利用しているという噂があり……。AI相手に恋をするのは可能なのか?みたいなテーマは現代的ながらも、後半の描写はある意味昭和的でもあり、そのへんのバランス感覚が見事だったと思う。女子社員2人のほうにも発展がありそうだし、続編、連載化に期待したいところ。

・花園に幹が立つ/野澤佑季恵
第10話。ヤルときはヤル女だった諏訪さん。遠野を部屋に誘い込み、実力行使に打って出る。実際、こうなったら遠野の下半身に変化があるだろうけど、そこは考えないほうがいいか。そして、三枝だちが部屋にやって来てパジャマパーティーを開催するという。「で、出られない~!」パターンか。

・犬火の兄弟/吉田真百合
第4話。タキから油をもらったノジ。イノは、2人がいない隙に油を始末しようとするが……。今回で、イノは精神的にタフになったかな。結果的に油も手に入らなかったし、上手くは進んでいるのかな?

・魔女のエデン/ゆめじ
第10話。ヒナの暴走はおさまったが、兵士が隠れ里に押し寄せてくる。ピリーは自分が囮となり、他の魔女たちを逃すことを提案する。作戦は上手くいったと思われたのだが……。冒頭の怪鳥が兵士を襲うシーン、実際はカラーで描かれているのかな?

・ふしぎの国のバード/佐々大河
第55話。佐留太編。偶然シーボルトと出会ったバードさん。そこで近くにいる平取集落の酋長を紹介してもらうことになるのだが……。これは、バードさんがアイヌに受け入れられるかっていうより、伊藤がアイヌを受け入れられるかっていうほうを心配したほうがいいのか。和人のアイヌに対する感情は、ここまで悪かったのか。あの毒矢がアマッポという名前だと分かったのは、ゴールデンカムイのおかげ。

・ダンジョン飯/九井諒子
最終話。ついにファリンを食べきり、蘇生にも成功する。ライオスが翼獅子の呪いで「蘇生が失敗するかも」と言ったあとのチルチャックたちの秘密の話し合いの内容が最高。みんな、ライオスのことを分かりすぎている。復活したファリンがいろんな人たちとあいさつするところ、ラストの絵画風の説明パートもみんな最高だった。単行本は、12月に2巻同時発売です。

・ハクメイとミコチ/樫木祐人
第106話。小骨のマスター・マヤが急に思い立って店を休みにして、アラビの街を食べ歩きする。人と会話の波が通り過ぎていく様が、なんだか心地よい。ラストでタバコを吸うのに、約2ページ使う贅沢さ。

・対岸のメル -幽冥探偵調査ファイル-/福島聡
第10話。メルちゃんが行方不明に。和気谷はヒトの巣に入ったと考え、自分も後を追おうと考える。アマネの過去話で、彼のパーソナリティーも明らかに。ラスボスではなかったか。次回が最終回です。

・ウスズミの果て/岩宗治生
第16話。新しい都市に到着。唯一被害を免れている時計塔を探索する。こういうケースで『救い』をうたい文句にしているのは、ヤバいケースと相場が決まっている。

・スパイゲーム A.D.1600/加藤清志
第14話。徳川忍者相手に、激しい戦いをくり広げる壱波。拳銃を単なる固い物体扱いしているアクションが面白い。次回は、半蔵と激突か。三界、どこに隠れているの?

・水に沈んだ町/宇図みつる
読み切り。湖に橋を架けるため、底に沈む町を爆破することに。潜水夫は、そこで過去の記憶と対峙する。水底で廃墟となった街を揺蕩う過去の記憶を見て……という設定はファンタジーとセンチメンタルさを兼ね合わせていて良かったが、オチのところでもう少し……という感じ。

・ヴラド・ドラクラ/大窪晶与
第39話。モルダヴィアへの外交姿勢が周辺諸国で変わることとなり、マーチャーシュはヴラドを外交担当にしようと考える。ここまでは悪役だったマーチャーシュだけど、今回で立場が変わった感じかな。ヴラド、ワラキアに戻るんじゃなくてハンガリーで立場を得るとは。

・ジラソウル -ゴッホの遥かなる道-/沼野あおい
第2章第5話。フィンvsルニカの余波を受けて、モネ(少女)が復活。やっぱり、擬人化された画家のスタンドバトルと考えたほうがしっくりくるかも。今回は、モネと光の話も分かりやすかった。

・見えざる手/東もな
読み切り。目が見えない叔父さんの家にいるとき、停電になってしまう。そのとき、主人公の少年に花を差し出したのは……? ダークな空気感が素晴らしい。

・涙子さまの言う通り/山本ルンルン
第10話。犬養家のことを検事に持ち込んでも掛け合ってもらえず。警部や澤乃井とも別の捜査にされて、八方ふさがりのような状態に。というところで、日菜子の友人が犠牲になってしまう。完全に涙子優勢の流れ。

・夜の名前を呼んで/三星たま
第31話。ひとりで町に行き本を買ってくるというミッションを、自らに課したミラ。道に迷ったりするものの、目的を達成できたかに思われたが……。ミラが“お姉さん”しているのが新鮮で良かった。

・島田のとなりの吸血鬼/吉田しう
八咫烏杯受賞作。読み切り。人間だけど妖怪の学校に通う島田。となりの席の吸血鬼・ロイと一緒に怪奇新聞部に体験入部し、噂の怪現象の正体を暴こうとする。会話コメディとしてとてもレベルが高い。ラストの空気感も悪くはないが、なにかハッキリとしたオチがほしかったところ。

・透色/真田佳帆
八咫烏杯受賞作。読み切り。身体が透明になってきた主人公の前に、謎の人物・シロが姿を現す。透明になった身体が完全に無になるのではなく、透き通ったガラスのように描かれるのがすごかった。特に雨に手をかざすコマが特筆ものの美しさ。シロが消える流れ抒情的で、新人とは思えないレベルの高さ。

・佐野菜見さんのこと
8月5日に逝去された佐野菜見先生の逝去の報せと、編集部の言葉。御冥福をお祈りします。

・予告
次号は、黒猫、アパート、インク色、極東事変、瑠璃、峠鬼、司書正が掲載。越谷美咲の読み切りも載ります。













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テーマ:漫画の感想 - ジャンル:アニメ・コミック

  1. 2023/09/15(金) 18:06:23|
  2. ハルタ 101号~
  3. | コメント:0

ハルタ vol.106の感想





ハルタ106号の感想です。





・クプルムの花嫁/namo
第33話。なぜか凧(三条ではイカと呼ぶ)揚げ大会に参加することに。今回は、シンプルに凧揚げの激しさと祭りの熱狂を楽しむことができた。そして、バチバチやり合った三条の職人の五十嵐さんと、いっしょに仕事をすることになるという。五十嵐さん、なかなかいいキャラなので、今後に期待。

・先生、今月どうですか/高江洲弥
第30話。紫ちゃんへの気持ちに整理がつかない状態で、いっしょに迷い犬を捜すことになってしまった四十万先生。一鷹をふくめた気持ちの交通整理を誰かにしてほしい。気づいたら、もう30話か。

・瑠璃の宝石/渋谷圭一郎
第24話。以前に行った水晶の産地に、クラスメイトの笠丸葵さんといっしょに行くことに。しかし、どこか話がかみ合わなくて……。ルリが得意げに知識を披露しているのでやらかす流れかと思ったら、ちゃんと引き返す判断をしたり、別の候補地を見つけたり、しっかり成長しているのが感じ取れてよかった。次回からは、新生地学部(仮)で『水晶の木』を探しに行くのか。

・ハクメイとミコチ/樫木祐人
第105話。こんど参加する食事会には『可愛い服』を着ていかなければならない。そこでミコチとコハルが、ハクメイの服を見繕うことに。よくあるファッションショー回でも、ハクメイがモデルをすることでここまでの破壊力を叩き出すことができるとは。最終的に買う服が決まったときのミコチの「よくやった!」という掛け声?が最高。

・Servent Beasts/森野鈴鹿
第3話。骨の魔女がポロッともらした一言から、ハルが未知の料理を作ろうとする。今回は、シンプルに努力が実を結ぶ形でよかった。料理名的にルベルが妹の名前なのかな?

・宇宙人と聴くラジオ案内/光田さの
読み切り。オカルト好きの少年・昴は、音が本体の宇宙人メロペが唯一の友人だった。そして2人の共通の楽しみは、天眼通千明のオカルトラジオを聞くこと。中盤まではモタモタした感じがあったが、メロペが人間の姿を保てなくなり、クラドニ図形になるあたりは緊迫感が高くて良かった。

・殺し屋の推し/大島琳太郎
第6話。エンドウのことを推していた掃除屋によって死の偽装が暴かれる。そして、エンドウvsキドに。暗闇のなかでサイリウムを振り回して戦うバトルは、なかなかに映像映えしそう。まぁ、とりあえずのケリはついたけど、巳輪にはこれからも狙われ続けるわけか。

・キラキラとギラギラ/嵐田佐和子
第16話。響子たちと夏祭りを楽しむルル。しかし、どうしても禅くんのことが気になってしまい……。愛子はともかく、禅くんはタイマンだと勘違いしてそう。あと、チー坊の卒業後の進路はカレー屋で決まりだろ。

・生き残った6人によると/山本和音
第31話。ショッピングモール外での生活を余儀なくされた梨々たち。なんとか、安全な場所を見つけようとする。そこで生きている2人組の人間を発見するのだが……。セリフと胸の星的に、ゾンビ狩りゲームをしている感じか?

・いやはや熱海くん/田沼朝
第14話。熱海、足立、国島の3人で、恋愛についてアレコレと話し合う。こういう総括というか、失恋した心の整理みたいなものを、いままではあんまりしてこなかった感じなんだろうな。

・かわいすぎる人よ!/綿野マイコ
第20話。おじさんが、メイを引き取ったばかりのエピソード。このころから、メイの心は真っ直ぐだったんだな。現在33歳ということは、2人の生活も7年経っているのか。

・煙と蜜/長蔵ヒロコ
第40話。熱田神宮で姫子が出会ったのは、文治に敵意を持つ鉄軍曹だった。姫子を拉致して……と頭をめぐらせる鉄だが、そこにさっきまでボコっていたヤツらが戻って来て……。結果的に姫子を助ける形になるのか。

・鴛鴦之篝 -少年探偵 凕司郎の嬉戯‐/東田裕介
読み切り。シリーズ第4話。依頼書がすり替えられていることに気づいた冥司郎は、もともとの依頼主に会うため山村へ。そこではある奇祭が行われようとしていた。冥司郎の短パンからのハミケツなどショタ描写は相変わらずだが、今回は割と真面目に因習ホラーをしようとしていた印象。

・虎は龍をまだ喰べない。/一七八ハチ
第24話。龍の肉を食べた鷲の姉弟・黒蘭と壬墨。その心臓に毒が宿り、満月の夜に体を蝕む。それを沈められるのは龍の血だけ……。はじめは逆らえない状態だったところからの、深翠と黒蘭の関係性の描写が良かった。そして、留守番していたはずの壬墨の身に何が起こったのか?

・ホテル・メッツァペウラへようこそ/福田星良
第29話。サミュエルという客がチェックイン。その妻のヤーナとアードルフは、かつての……。多くは語らず、それでも伝わるものがあるという、大人の恋愛の描き方が抜群だった。

・司書正/丸山薫
第15話。キビが司書正を使えることに、太史令は不信感を持つ。いっぽう鄂韡は、見えないところでいろいろと動いている様子。ここがつながっちゃうと、マズい状況になりそうだけど、どうなるか?

・ウスズミの果て/岩宗治生
第15話。小夜たちは、機能が生きている都市間交通システムを発見。乗ってみることに。『戒めの海道』の見開きは圧巻。意外と過去の遺物も残っているものなんだな。あと、小夜は辛い物好きだったのか。

・宮前達希の呪い/松賀諒真
読み切り。呪いの力を使える淀瀬みなもから、呪いについてのアレコレを教えてもらう約束をした宮前達希。はじめはダークでホラーな方向に進んでいくのかと思ったら、まさかここまでキレイでシスターフッドな着地をするとは。呪いのときのエフェクトも、段々と輝いて見えるように。

・花園に幹が立つ/野澤佑季恵
第9話。臨海学校。出された課題の答えを、班単位で探す。謎解き的な面白さもあったが、恋愛方面で大きな動きが。まぁ、でも負けヒロイン感の強さは否めないか。

・涙子さまの言う通り/山本ルンルン
第9話。犬養家の悪事を暴こうと情報を集める沢渡たち。そして妹の日菜子が、学校で出会ったのは……。前半の食事シーンが、最後の平穏な時間ということになりそう。

・八百万黒猫速報/浅井海奈
第10話。能の舞台で激しい戦い。無事に勝利できたが、かなりの深手を負ってしまう。そこを助けたのは……。652ページの、わき腹に一撃もらうときの黒井(ネコ)の表情がいい。

・アルルカンの肖像/御名原雅
読み切り。ピエロのアルルはヒビが入った顔の修復のために、メアリアという職人の店を訪ねる。過去のトラウマを払しょくし、新しい顔を手に入れ……というストーリー面もいいし、すべての人間が?球体関節ドールという設定に興味がひかれた。この世界観でもう一本描いてほしい。

・開花アパートメント/飴石
第7話。編集者の織笠と藤が出会う。藤が代筆していることに気づいているようだが……。後半では、静子さんとのやり取り。このあたりの人間関係、どういう形になっていくのか?

・魔女のエデン/ゆめじ
第9話。父親が死んでいることを知ってしまったヒナの魔力が暴走する。これをピリーは止められるのか? オークがアムル自体と?交信していたり、ラストで謎の人物が登場したり、いろいろと物語が動き出している印象。

・ダンジョン飯/九井諒子
第96話。“悪食王”の名をいただいたライオスが乾杯の音頭を取り、宴がはじまる。シスルが目を覚ましたり、マルシルの処遇も収まるところに収まったし、あと残すはファリンの復活のみといったところ。次回が最終回の様子です。

・峠鬼/鶴淵けんじ
第29話。誓約という名のVRゲームで勝負をすることになった妙とスサノオ。妙がアドバイスに従い崇敬ポイントをためるごとに、どんどん人間離れした外見になっていき最終的にはライオスの考えたキメラのようになってしまっているのが面白すぎる。次回で決着か。

・インク色の欲を吐く/梅ノ木びの
第14話。メーベルがアメリカに渡り、アンドレというパトロンと暮らしているオーブリー。しかし、彼の自由奔放さに振り回される毎日を送っていた。現在24歳なので、長くてもあと1年の命ということなのか。

・夜の名前を呼んで/三星たま
第30話。カプリ兄弟といっしょに、冬の祭りを楽しむミラ。ロシアンルーレット的な食べ物に挑戦したり、いつもとは違う一面を見せる。ラストで見せたカプリへの気持ち、すぐどうこうということはなさそう。

・猫のまにまに/宇島葉
第21話。2匹を同時に飼うということで、ワクチン接種のために病院へ。しかし、金子さんとクロちゃんは断固拒否の姿勢を貫く。というタイミングで作者体調不良のために、しばらく休載期間に入るとのこと。

・スパイゲーム A.D.1600/加藤清志
第13話。二式家に謀反の疑いありとして、服部家が襲撃する。壱波は、催眠術にかけられていた仲間を倒す。次回からは、いよいよスパイvs忍者のバトルが本格開戦か。

・ジラソウル -ゴッホの遥かなる道-/沼野あおい
第2章第4話。ルニカの正体はヒットラーだった。モネから産まれた少女を灰にしてしまう。次回は、フィンvsルニカか。芸術スタンドバトルの様相を呈してきた。

・極東事変/大上亜久利
第29話。国外逃亡を図る玄森を、近衛と砕花が追い詰める。砕花がガレキから立ち上がる989ページなど、迫力満点のラストバトルだった。次回が最終回の様子。

・ナッちゃんはテンションで水深が変わる/中原ふみ
単行本発売記念の特別編。鯉ばかりが泳いでいる理由は? 「ニチャア…」は、そういうときの擬音じゃないと思う。

・技術的には可能だが実行しないこともある話/迂園
読み切り。八咫烏杯受賞作。ある男と女が、犬と植物や猫と虎など『他種族間での意思疎通は可能か?』というテーマで話し合う。話している内容は興味深いものの、内容がディープすぎたような。会話そのものよりも、2人の関係性のほうをもっと描いてほしかった。

・予告
次号は、山岳部、ドラクラ、バードさん、悪魔二世、珍獣、メル、涙子さま、犬火が掲載。児島青の短期連載が始まり、宇図みつる、はりかもの読み切りも載ります。















テーマ:漫画の感想 - ジャンル:アニメ・コミック

  1. 2023/08/13(日) 13:42:47|
  2. ハルタ 101号~
  3. | コメント:0

ハルタ vol.105の感想






ハルタ105号の感想です。





・殺し屋の推し/大島琳太郎
第5話。もともと所属していたヤクザの藤山会の幹部たちが、エンドウを再び殺し屋として働かせようと動く。それを受けて会長は……。まぁ、ひと芝居うったってところなんだろうけど、危険人物の巳輪をどうにかしておかないとな……。

・Servent Beasts/森野鈴鹿
第2話。不注意から装飾品のドラゴンの卵を割ってしまったハル。なんとか代わりを用意するものの、それは本物の……。はじめに素直に言っておけばよかったけど、そう簡単にはいかないか。

・虎は龍をまだ喰べない。/一七八ハチ
第23話。碧童の母・深翠は、息子との距離を縮めようとする。白麗に無事でいてもらうため、言うことを聞かざるを得ない碧童。ここは白麗が助けに行かないと行かないけど、1匹では難しそう。

・キラキラとギラギラ/嵐田佐和子
第15話。どちらが禅くんを夏祭りに誘うか、ルルvs愛子の勝負。照れ隠しのアメリカンクラッカーの音が大きすぎる → ギャラリーの「たーおーせー」コール → リベンジでのアメリカンクラッカーの両手持ちと、今回はギャグがキレッキレだった。

・ウスズミの果て/岩宗治生
第14話。イサミの過去エピソード。父親との辛い別れが描かれる。生き残りは男のみと何気に語られたが、意外と重要情報なのでは?

・峠鬼/鶴淵けんじ
第28話。戦争に対する認識の違いから始まり、スサノオが妙を見初めたことから善がブチギレ。バトルへと発展する。ラストで妙が言った「うけい」ってなんだ?

・開花アパートメント/飴石
第6話。受取人のいない空き家宛に書き続けられる手紙。ある日、それがきれいさっぱり回収されたことを受けて真相を探ることに。手紙の出し手と受け手の心のすれ違い、手紙を透かして読む見開きなど、今回はかなりエモーショナルな内容だった。

・先生、今月どうですか/高江洲弥
第29話。紫ちゃんと芹ちゃんが仲良くなったキッカケの、過去エピソード。紫ちゃんは本好きアピールをしているけど、四十万先生の本以外はあまり読んでいなさそう。

・悪魔二世/志波由紀
第3話。『悪魔撲滅セミナー』という明らかに怪しげな集会に参加することに。意外とスンナリと帰ることができたが、喫茶店に戻ってから店長の様子が……。河城もおかしくなってからの空気感がすごかった。次回はリベンジか。

・犬火の兄弟/吉田真百合
第3話。カツ兄は、人間の妻のタキと一緒に人間的な生活を送っていた。ノジは、タキから火の起こし方を習う。もう、復讐一直線という感じ。イノがカツ兄に言われた「どちらかを選ばなくてはならない」という言葉がかなり意味深。なんとなく、ノジを殺してしまいそうな。

・ヴラド・ドラクラ/大窪晶与
第38話。モルダヴィア軍の夜襲が決まり、見事にハンガリー軍を撃退する。これが、ヴラドの状況にどんな好影響を及ぼすのか?

・ともだちの泉/三卜二三
読み切り。泉の女神の能力を使い、友達を作ろうとしたヒトリ君。しかし、上手くいくはずもなく……。泉の女神の正体のグロテスクさも良かったし、ナグル君との友情も悪くなかった。前向きな感じのラストだけどピトリとビトリの処遇は、そのままで問題ないのかな?

・ダンジョン飯/九井諒子
第95話。冒険が終わり、なにもすることがなくなってしまったイヅツミ。旅の仲間たちに今後の目標を聞いて回る。みんな一回、料理について語るテンドン展開が面白かった。最終的にはセンシについてくってことでいいのかな? 呪いを解く方法は探さなくても大丈夫なの?

・珍獣のお医者さん/二宮香乃
第9話。ブタの話。ペットと家畜のちがい、家畜に関する獣医学の歴史、さらには食料に関する問題など、今回はかなり勉強になる話だった。やっぱり、ブタを屠殺するシーンはちょっとショッキング。

・花園に幹が立つ/野澤佑季恵
第8話。すっかり夏の気温だが、まだ冷房は稼働していない。そこで遠野たちは噴水の近くで涼をとることに。今回は3人そろってズブ濡れになったり、ちょっとフェチ色の強い内容だった。特に三枝が濡れたタイツを脱ぐところ。

・いやはや熱海くん/田沼朝
第13話。動画には出演したくないものの、だからといって協力しないのはモヤモヤする。そこで熱海くんと砂間さんで見つけ出した妥協点は……。ラスト、熱海くんの惚れっぽさがひさしぶりにさく裂したな。

・猫のまにまに/宇島葉
第20話。クロちゃんとの同居が始まり、金子さんの甘えん坊度が加速する。猫 → 人間の変化がスムーズに描かれているのが良かった。482ページとか。

・司書正/丸山薫
第14話。焼失してしまった書物の復元に取り掛かる。太史令ひとりで書き写すのはかなりの重労働だが、なんとかやり遂げたかに思われたが……。まぁ、いまはキビが司書正を使えるかどうかより、今は……って感じになるんだろうけど。

・ふしぎの国のバード/佐々大河
第54話。幌別・白老編。アイヌの車夫を雇い、白老を目指す。しかし、彼らはまったくの素人だった。和人が地面に投げたお金を、いっしょに拾ってあげるバードさんの姿が印象的。ゴールデンカムイだとニシパだったけど、こっちはニンパなのか。

・クプルムの花嫁/namo
第32話。彫金師の四条さんが登場。その見事な腕前を修とあさひに披露する。いっぽう、じいさん夫婦にはいろいろと考えていることがある様子。次回から、外部との仕事に入る感じか?

・生き残った6人によると/山本和音
第30話。精肉屋との一騎討ちに持ち込んだ梨々。しかし、相手のパワーは圧倒的で……。ヒット・アンド・アウェイ戦法に切り替えてからの動きの素晴らしさ、そしてとどめのフルスイングの見開きも凄かった。しかし、これでゾンビすべての動きを封じたわけではない。やはりモールから脱出しなければならないか。

・煙と蜜/長蔵ヒロコ
第39話。初詣に熱田神宮に来た姫子。しかし、かなりの人出だったので、あっという間にこまことはぐれてしまう。そのとき出会ったのは……。10ページと短いが、作画コストは高そう。

・魔女のエデン/ゆめじ
第8話。滝つぼの中に横穴を見つけたピリー。そこを進むと……。隠し集落での話には収穫はなかったが、どこかにまだこんな町が……という期待をちょっと持ってしまう。そして、外の世界に希望を求める子供のヒナの力が暴走してしまう。ピリーで抑え込めるのか?

・教室のアルカイックスマイル/よしかわ さとこ
短期連載最終話。八尾 → 和田の本当の気持ちもおぼろげながら明かされ、3人の関係性はさらに複雑に。それがピークに達し、和田(洲藤さん)が教室で暴れまわる。なんとなく、登場人物たちの心の昂ぶりに、うまくついていくことができなかった。

・ホテル・メッツァペウラへようこそ/福田星良
第28話。クスタの過去も振り返りつつ、あらためてジュンの母親捜しにホテル全体でサポートしていく体制が整う。残り約2カ月か。

・かわいすぎる人よ!/綿野マイコ
第19話。日直の仕事で一緒になったことをキッカケに、葉山君がメイちゃんのことを気にする。「おじさん大好き!」からの「……そっか」の間が素晴らしい。

・インク色の欲を吐く/梅ノ木びの
第13話。老婦人といるところをホイッスラーに見つかったオーブリー。すぐさま部屋を飛び出してしまう。2人の和解の流れも良かったが、今回は、冒頭やホイッスラーが考えを改める見開きなど、絵の方面の頑張りがすごかったと思う。

・八百万黒猫速報/浅井海奈
第9話。四六時中、面を外さなくなった能楽師の調査をすることになった黒井。さっそく互いの正体がバレたし、次回はバトルかな。

・対岸のメル -幽冥探偵調査ファイル-/福島聡
第9話。誰もいない路地裏で、不可解な行動をとるメルちゃん。その理由は……? ヒトの巣が描かれたときの不気味さといったら。

・極東事変/大上亜久利
第28話。利一の策略で、民衆の武装蜂起は未遂に終わる。しかし、玄森派とGHQの激突は避けられず。そして参謀が柳中尉を追い詰める。ヘッドショットの描写もグロくてよいが、今回は817ページの「パンッ」や829ページの「ガチャッ」など、描き文字のフォントも面白かった。

・ハクメイとミコチ/樫木祐人
第104話。センが、いつも自分だけが食べている料理を作る。食材の切り方や調味料の分量など、ぜんぶがフワッとしたままなのが良い。そして、パーティーで歌い終わったあとのコンジュの髪が、ブワッとなっているところもまた良い。

・陽の楽園/天野実樹
読み切り。電話での仕事先とのやり取りは上手くいかないものの、家では多くの動物に囲まれて……というショート。動物をたくさん描きたかったんだな。

・夜の名前を呼んで/三星たま
第29話。だんだんと外に出ても平気になってきたミラ。お花見中に出会ったキオン君の話を聞き、病床に伏せるおばあちゃんを励ますために、ある作戦を考える。今回で街に行っても平気になったし、症状の全回復も近いのでは?

・恋の絶望行進曲/富沢未知果
最終話。アミを拒絶するレイ。しかしアミが学校を辞めることを知り……。10年後のラストシーンでラブラブになっていたのが、せめてもの救いか。

・山を渡る‐三多摩大岳部録‐/空木哲生
第34話。東鎌尾根のガレ場をビビりながらも進む1年生たち。名物の三段ハシゴを前に足がすくんでしまう。黒木の「グッと下がってガッと上がる」のポーズが好き。

・瑠璃の宝石/渋谷圭一郎
第23話。いままで採取した鉱物の管理が杜撰だということが明らかになったルリ。そこで整理方法を聞くことに。しかし、白鉄鉱から硫酸が発生するとは。そういうこともあるのか。それから、母親が登場したのは第1話以来じゃない?

・犬の名のもと/今東ともよ
読み切り。犬を飼っていると思っていた主人公だが、いま飼っているのが違うということを知り……。いざ飼うとなると愛着もわいてくるんだろうけど、唾液に酸があるのは勘弁。

・スパイゲーム A.D.1600/加藤清志
第12話。先代半蔵の術により、二式家全員が催眠状態に。これは情報が漏れるのも必至か。あと、三界の姿が最近見えないのも気になる。どこに潜んでいるのか?

・ジラソウル -ゴッホの遥かなる道-/沼野あおい
第2章第3話。ピカソの『ゲルニカ』の魂を引き継いだ?ルニカが登場。ピカソの怒りの部分を強く受け継いでいるようで、なにかトラブルを巻き起こしそう。最初にルニカと話していた鳥人は何者?

・帝都影物語/比嘉史果
最終話。影が儀式に参加し、正式に春宮が皇嗣になる。そして役目が終わった影は……。エピローグの部分をたっぷりとってくれたのが良かった。単行本は来月発売予定です。

・予告
次号は2ヶ月後の発売。黒猫、開花、インク色、殺し屋、極東事変、瑠璃、峠鬼、司書正が掲載。光田さの、御名原雅の読み切りも載ります。














テーマ:漫画の感想 - ジャンル:アニメ・コミック

  1. 2023/06/16(金) 17:50:54|
  2. ハルタ 101号~
  3. | コメント:2

ハルタ vol.104の感想






ハルタ104号の感想です。





・猫のまにまに/宇島葉
第19話。クロちゃんが真田尾さんの家で暮らすことに。前半で説得するときの金子さんの言葉が良かっただけに、正式に同居が決まってからのブチ切れ具合が面白かった。特に最後の「真田尾ィ」。13ページのアゴを撫でる手の描き方が細かい。

・夜の名前を呼んで/三星たま
第28話。カプリの秘密を知ってしまったミラは、夜があふれてしまう。そのままパーティーはお開きとなり、半月が経過してしまう。このままの状態でも仕方がないと思っていたカプリだったが……。アルデとのやり取りも、ミラとの仲直りもどちらも良かった。55ページ、表情の力が強い。

・虎は龍をまだ喰べない。/一七八ハチ
第22話。2匹のところに、もう一匹の龍が現れる。碧童の母親だったの? そして龍の生態を語り、碧童がなぜ白麗と行動を共にしているのかという理由を語る。ふつうにこのまま別れることはないと思うが……。

・Servent Beasts/森野鈴鹿
新連載。キメラ獣人のハルはオークションで売りに出され、骨の魔女に落札される。使い魔となり、さっそくお使いに行くのだが……。作者得意のケモ描写は相変わらずの高水準。ストーリー面のヒキもしっかりしていて、最高の出だしといった印象。ハルは狼ベースだけど、混ざっているのはどんな動物なんだろう? 毎号連載です。

・魔女のエデン/ゆめじ
第7話。順調に旅を進める、ピリーとオーク。岩山を進む見開きの迫力がスゴイ。そして、植物の声に従い歩を進めてきたのだが、その先は滝で……。今回はアクション面も頑張っていたと思う。

・先生、今月どうですか/高江洲弥
第28話。千草ちゃんは、アイドルゆありん(102の住人・仙木さん)の大ファン。しかしチェキ会のときに、悪い未来を見てしまい……。今後はユニットとして活動します!というのはともかく、その相手が不気味すぎない? ファンはOKなの?

・花園に幹が立つ/野澤佑季恵
第7話。広大な敷地を有する学園内の移動に苦労する遠野。源に近道を教えてもらう。でも、本筋としては遠野のことを敵視する御門さんの登場がトピックかな。今後は、どんな関わり方をしてくるのか。遠野、体育は1人でやっているのか。なんかさびしい。

・キラキラとギラギラ/嵐田佐和子
第14話。肝試しでペアになったルルと禅くん。気に食わないチー坊たちが妨害に動く。アメリカンクラッカーで強風を巻き起こすのも面白かったが、丑の刻参りの人が最高。どうして、そんなところで呪いを?

・悪魔二世/志波由紀
第2話。喫茶店に来て、明らかに詐欺な取引を持ち掛ける悪魔。休憩時間を利用して、源間さんが助けようとする。詐欺悪魔のデザインや、源間さんの悪魔バージョンの姿など、なんとなくジョジョテイストが強かったような。

・いやはや熱海くん/田沼朝
第12話。文化祭の出し物として、クラスでショート動画の撮影をすることに(いまどき)。実行委員の砂間さんは、なんとか熱海くんに出演してもらおうとするが、当の本人にその意思はなく……。いままでは男子限定だったので、女子との交流が新鮮で良かった。熱海くん、動画に出るかな?

・殺し屋の推し/大島琳太郎
第4話。ろ~ゼシアが生写真を発売。カオリンのレアをゲットしようと、エンドウが奮闘する。2枚同時に引いて脳汁が弾け飛ぶところと、スリを追い詰めるギャップが最高。カオリンは担当カラーが黄色なのか。ヒロインなのに。

・犬火の兄弟/吉田真百合
第2話。ノジは追放された光嶽山に復讐を誓う。イノではピュアすぎて説得は難しそう。他の山に住むカツ兄は、どんなスタンスで向き合ってくれるのか。もう、バッドエンド以外の道が見えない。

・山を渡る‐三多摩大岳部録‐/空木哲生
第33話。ヒュッテ西岳にテントを張る。目の前に広がる険しい山々に言葉を失うシーンが印象的。キャンプ飯では小鉢のくだりが面白かった。そして次回は、槍ヶ岳に挑戦する様子。

・珍獣のお医者さん/二宮香乃
第8話。タランチュラを飼っている美作さんが登場。今回は、脱皮に始まり片栗粉での治療まで、タランチュラ知識が盛りだくさんで楽しめた。メタリカを画像検索してみたけど、本当に青くてキレイだった。

・ハクメイとミコチ/樫木祐人
第103話。行きつけの店の再開祝いに、料理を持ち寄ることになったコンジュ。そのパートナーをなぜかセンが務めることに。レシピの曖昧な表現に不満を示すシーンが良かった。この2人でどんな料理を完成させるのか? 骨せんべいが無難じゃない?

・ダンジョン飯/九井諒子
第94話。ドラゴンの解体にミスルンの力を借りようとするライオス。しかし、当の本人は抜け殻のようになっており……。カブルーの説得も良かったが、カナリア隊たちが新しい趣味を進める流れが面白かった。今回がミスルンの最終回ってところかな。

・煙と蜜/長蔵ヒロコ
第38話。大晦日のアレコレ。龍ねーねたちの年齢は前回予想した通りだったけど、大旦那の年齢の感覚ってそんなものなのか。次回は熱田神宮初詣回だろうけど、ひさしぶりに鬼頭さんとかにも登場していただきたい。

・ホテル・メッツァペウラへようこそ/福田星良
第27話。ジュンが来てからのことを思い返すアードルフ。ビザの残り期間も明かされたし、これからはジュンの母親探しに本格的にシフトしていく感じなんだろうか?

・クプルムの花嫁/namo
第31話。たまの休日。ベランダでいろんなものを燻製してみる。様々な道具を使ったので、いつもと違って修のテンションが高かったような。あと、スイカに刺してジュースにする装置、ぜひとも欲しい。

・教室のアルカイックスマイル/よしかわ さとこ
短期連載第2話。洲藤さんはの身体になった和田は、まったく上手くいかず混乱するばかり。いっぽう和田の身体になった洲藤さんは、望んだとうりに上手くいっているのかと思われたが……。洲藤さん(和田)が教科書を忘れたときに無言で見せてくれたとなりの席の女子、謎の強者感があって良い。

・対岸のメル -幽冥探偵調査ファイル-/福島聡
第8話。自殺した黒川さんの死の真相を探る2人。そこにアマネもやって来る。証拠を見つけたり成仏したりといった見せ場をあえて描かないのは、なかなかチャレンジングな演出。和気谷は今回の一件で、アマネに補足されてしまったかな。

・ふしぎの国のバード/佐々大河
第53話。室蘭編。足止めをくらってしまったバードさんは、そこで異人仲買をしている女性のお由さんと出会う。彼女を見た伊藤の様子が……。伊藤の恋物語という切り口がなかなかに新鮮だった。2人だけで会話しているときは日本語でも良かったのでは?と思ったが、そうすると演出的にグチャグチャな文字になってしまうのか。

・かわいすぎる人よ!/綿野マイコ
第18話。顔のことをコンプレックスに思っているコンビニ店員さん。客にからまれたところをおじさんに助けてもらう。そこで抑え込んでいた感情があふれてしまい……。ラストで髪を切っているのが良い。同僚の子もナイスフォローだったと思う。

・生き残った6人によると/山本和音
第29話。ゾンビの襲来によって、梨々・渚・教授と入江・ビースト組に分かれてしまう。この大ピンチで梨々がひらめいた起死回生の作戦は……? 精肉屋を倒せたとしても、モールを脱出する必要はありそう。

・ジラソウル -ゴッホの遥かなる道-/沼野あおい
第2章第2話。ゴッホの生まれ変わりの少女フィンはベルと名乗る男と出会うが、こいつの行動がかなり過激なものだった。戦争前後の時期に活動していて、足をケガした画家って誰だろう?

・スパイゲーム A.D.1600/加藤清志
第11話。正就の過去編。身体が弱いと迫害されてきた正就が、父・正成に実力を見せつける。反近代兵器の考えなので、いざというときにどういう決断をしてくるか。

・奇縁仲介人ノルニル/鼓屋稀
読み切り。人気モデルながら、生まれ持った特殊性癖のおかげで恋愛が長続きしない籠女刹那。不思議な空気の相席酒場に迷い込み、そこで相性がピッタリの理想の相手を紹介される。相手の女性が正体を現してからの流れが最高。変態には特殊個体をぶつける作戦か。でも、これでカップルになったとして、噛み跡が残ったら仕事に支障をきたしそう。

・ウスズミの果て/岩宗治生
第13話。ついに最後の貸し出し本を回収し、小夜は次の目的地に旅立つことに。ロボットのイーサンからの別れの言葉と餞別が最高。

・ヴラド・ドラクラ/大窪晶与
第37話。順調に進軍するハンガリー。劣勢のモルダヴィアは、王都近くで奇襲をかけて局面の打開をはかる。が、この起死回生の一手もマーチャーシュに読まれてしまっていた。まだまだピンチが続く。ハンガリー軍の鎧は、千鳥格子?でちょっとオシャレ。

・あかねさす柘榴の都/福浪優子
第23話。18歳になったナツは、バルで働いていた。が、ふと思い立って日本に帰ることに。決断自体は悪くないんだけど、近くにはアルバがいてほしかったような。単行本は7月発売予定。

・15の子たち/藤屋玲
八咫烏杯受賞作。読み切り。ふと思い立ち、受験会場から逃げ出した主人公の子。同じように試験会場から飛び出してきた3人といっしょにラーメンを食べに行き、それぞれの理由を語る。紅ショウガ好きの八吹くんの空気の読めなさ具合が面白かった。ラストは、みんなでバンドを組む流れにしたほうが良かったような。

・生き証人/角倉渉
八咫烏杯受賞作。読み切り。田舎に引っ越した主人公は、その土地に伝わる伝承を聞き不可思議現象に見舞われることに。謎の人物の助けを借りて呪いを解くところまでは良いが、このことをインターネットの掲示板に書き込んで……というオチが邪悪。災厄をこっちに振りまくんじゃないよ。

・緊急表明アズマさん/鳩音あゆむ
八咫烏杯受賞作。読み切り。帰国子女の転校生・東さんの日記?を拾った佐藤さん。そこに書き記されていたのは……。2回もあるお気持ち表明シーンは、見開きページを縦横無尽に動き回る東さんやポエムのようなセリフの洪水など、近年まれにみるテンションの高さ。メイン2人の関係性も良いし、ぜひとも再登場していただきたい。

・妖精さんと旦那さん/岩谷たわい
八咫烏杯受賞作。読み切り。クモの巣にかかった妖精を助けた男は、そのまま流れで結婚することに。ふつうだったらコメディっぽくいきそうな感じなのに、男が底辺労働者なのもあって、かなりシリアス寄りの展開に。前向きなラストではあるものの、ちょっと巻き返せなかった印象。

・捕食者/半田夢海
八咫烏杯受賞作。読み切り。写真家志望の女子高生と、彼女のモデルをつとめていた友人。その友人のほうが女優として映画撮影に参加することになり、東京へ行ってしまう。セリフが多くなく映画的な演出が目立つが、登場人物たちの心情のアレコレが伝わりにくかったような。

・予告
次号は合併号なので連載陣全員集合。八咫烏杯受賞作と三卜二三の読み切りも載ります。
















テーマ:漫画の感想 - ジャンル:アニメ・コミック

  1. 2023/05/15(月) 17:44:31|
  2. ハルタ 101号~
  3. | コメント:2

ハルタ vol.103の感想





ハルタ103号の感想です。





・虎は龍をまだ喰べない。/一七八ハチ
第21話。脚をケガしている白麗のために、碧童が狩りをするのだが……。見事に前回のリベンジを果たしたってところか。序盤の夢の中の子ども白麗がカワイイ。

・開花アパートメント/飴石
第5話。真夜中、階段の踊り場で身体を寄せ合う姉妹を目撃した静子さん。その正体は……。鏡うんぬんはすぐに読めてしまうが、それでも見開きの場面は、吸い込まれるようで印象的だった。

・ホテル・メッツァペウラへようこそ/福田星良
第26話。クリスマスイブのプレゼント交換。ジュンがあげた物も、もらった物もどちらも素晴らしいプレゼントだった。アードルフたちからホテル従業員のバッチをもらったし、見習い期間が終了して次回から第2章のスタートという感じ。

・いやはや熱海くん/田沼朝
第11話。足立の友人の国島メインの話。なぜか昼休みに、足立の持ってきた団子を熱海くんたちと食べることに。人付き合いは広くないが、友人認定は簡単というバランスが良かった。辻くんも友達扱いなのかな?

・夜の名前を呼んで/三星たま
第27話。ミラの誕生日に、プレゼントを用意するカップ君とアルデ。話の流れで、カプリとの仲直りに持っていけそうだったのだが、このタイミングでカップ君の変身が解けてしまう……。まるでダマしていたような感じになってしまったので、かなり気まずくなりそう。悪気がないことは分かってくれるだろうけど。

・あかねさす柘榴の都/福浪優子
第22話。将来のことについて悩むナツ。何気なくつぶやいた一言で、カフェの人たちが次々に自分の願いや夢を語る流れが良かった。というタイミングで、アルバは何やら荷造りをしていて……。次回が最終回です。

・キラキラとギラギラ/嵐田佐和子
第13話。林間学校。薪を背負って山を登ったり、カレーを作ったりする。なんか今回は、劇画側のノリにルルがつき合っていたような気がする。チー坊カレー、ハルタコラボショップでメニューに出そう。

・生き残った6人によると/山本和音
第28話。知性がある?ゾンビの『精肉屋』のまさかの行動によって、一気にピンチに。安全地帯が脅かされる。さらに撤退する場所は残されているのか? 話に出た“菜食主義者”が助けに来てくれるのか?

・教室のアルカイックスマイル/よしかわ さとこ
短期連載第1話。何のとりえもない中学生の和田は、学園のマドンナの洲藤さんのことが好き。しかし、洲藤さんは和田の親友の八尾のことが好き。和田は洲藤さんが八尾に告白している場面を目撃してしまい……というところから、まさかのダークな『転校生』的な展開が待っていようとは。いちおう和田はチヤホヤされるようになるだろうし、洲藤さんは八尾の近くにいれてウィンウィンの気配もあるけど。

・魔女のエデン/ゆめじ
第6話。岩山の登り方から食事の作り方まで、様々なことをラミナラから学ぶピリー。今回は修行編的な位置づけだったわけか。そして、これまでの解説ページも。こういうのは、他の作品でも定期的にやってほしい。

・黒巫鏡談/戸川四餡
第3話(後編)。月子の過去やなぜ黒衣の巫女になったのかといったことの解説。そして巖谷は、重大な決意をする。けっこう重たい話だけど、韓国料理をブッかけあうシーンで、少し救われる。作者には、早い時期に再登場していただきたい。

・峠鬼/鶴淵けんじ
第27話。勾玉から顕現したスサノオ。いきなり小角に襲い掛かったかと思ったらすぐにショタ化したり、かなりせわしない。読者的には小角≒不来巳という考えがあるが、キャラ達にその考えがないというのが、なんか切ない。今回は、デフォルメというか崩したキャラの顔が多かったように思う。スケジュールがキツかったのかな?

・ジラソウル -ゴッホの遥かなる道-/沼野あおい
第2章第1話。前シリーズにも登場した画家の魂が集まる不思議空間で、糸杉とひまわりが合体して?ひとりの少女が誕生する。ゴッホの娘ってことでいいんだろうか? 現代アートのような耳が印象的。

・司書正/丸山薫
第13話。亀の精霊の中に入り対話するキビ。そして、司書正の中にも入るのだが……。コレは、もはや人間とは呼べない状態か。そして、他国との儀式のときに必要な文書を写本ごと焼失してしまうという事件が発生。このピンチを切り抜けるには、司書正を使うしかないが……。

・飼い慣らしちゃいなっ!/森月美智
読み切り。無職になった直後、自転車で人を轢いてしまった主人公。代わりに犬(人間の女性)のハナコの散歩をすることになる。基本的にはいい話なのだがハナコが人間としての部分を一切見せないので、素直に受け止めることができなかった。

・ウスズミの果て/岩宗治生
第12話。小夜の埋葬している様子を見たことで、兄妹は警戒心を解く。そして、カノコと同じように結晶病の母親から生まれた宇佐という男の行方を捜すことになる。いつもと違い、小夜が喪服を着ているのが新鮮で良かった。

・ダンジョン飯/九井諒子
第93話。地上に戻ったライオス。シュローやナマリ、カブルーだけでなく、タンスさんやカナリア隊にも感謝の言葉を述べられる。そして、交換条件的に、ファリンを料理する協力をお願いするのだが……。これ、ファリンの下半身を元に戻すのは難しそうだけど、どう処理するんだろう? 100話くらいで終わりかな。

・ハクメイとミコチ/樫木祐人
第102話。刃物職人のハルシナのところにお邪魔し、包丁の研ぎを見学させてもらおうとする。性格的なもののほかにも、ミコチというお得意客を……という気持ちもあったのね。なんか今回、ハクメイの胸のボタンが大きかったような。

・インク色の欲を吐く/梅ノ木びの
第12話。絵に行き詰ったオーブリー。ある老婦人と出会い、ホイッスラーという画家についてアレコレと話す。が、この老婦人の夫こそが、そのホイッスラー。いろいろとトラブルに発展しそう。

・先生、今月どうですか/高江洲弥
第27話。紫ちゃんと一鷹くんを見て、これまでにない感情がわき上がることに戸惑う四十万先生。桜庭さんとのやり取りでその正体に気づく。ストーリー的には自然な感じだけど、『フリーターの成人男性が女子高生に』っていうと、いきなり犯罪臭が増す。

・猫のまにまに/宇島葉
第18話。野性を大事にする野良猫の集まり『野性党』(略して野党)が登場。その党首(こいつも猫又)が、子猫に狩りの仕方を教えようとする。これまでと違ってワイルドな風貌。

・スパイゲーム A.D.1600/加藤清志
第10話。正就の部下が正成のほうに情報を伝達しに来る。今回登場した暗殺方の4人よりも、閻士郎のほうが壱波のライバルとなりそう。

・26ページでわかる! やさしい喫茶勉強法/不死デスク
読み切り。予備校生の宇井さんは隠れ家のような喫茶店を見つけ、そこで勉強しようと考える。『なんだか上手くいかない』系のコメディとしても面白いし、オチも爽やかで良かった。でも、トム・クルーズの件は意味が分からなかった。

・煙と蜜/長蔵ヒロコ
第37話。大晦日。このころは、新年になったら歳をひとつ重ねるって言う考え方なのか。年が明けたら、姫子が13歳。龍ねーねは同じ干支なので25歳。丑年のこま子は16歳。星ねーねと月ねーねは18歳ってところか。次回はお正月だろうけど、文治から姫子にお年玉をあげるんだろうか?

・花園に幹が立つ/野澤佑季恵
第6話。学校紹介のパンフレットのモデルをつとめる遠野と源さん。はじめはぎこちなかったが、次第に撮影に慣れていく。そのなかで、遠野は自分の気持ちに気づくことに。今後は、恋愛物として動いていく形になるのかな。そうすると、三枝のポジショニングが難しそう。

・かわいすぎる人よ!/綿野マイコ
第17話。風邪をひいたおじさんの看病をするメイ。薬を買いに夜遅く出かけ、流星に送ってもらう。これで、流星編はひとまず終了かな。653ページの「頑張れ」というセリフが、すごくイイ。

・クプルムの花嫁/namo
第30話。咲に銅叩きの様子をじっと見られて、ビビってしまうあさひ。後日、新しい金槌をもらって印象が変わる。こういう、脇役同士の絡みは好き。巻末には、新潟で催されている原画展の紹介漫画も。

・極東事変/大上亜久利
第27話。玄森による民衆蜂起が間近に迫るなか、近衛や砕花は必死に街中を駆け回る。しかし、暴動は止められないかと思われたが……。ここで利一が、こういう動きをしてくるとは。でも、集まった民衆の熱気みたいなものはこれで収まらないだろうし、まだ危機は終わっていないか。

・八百万黒猫速報/浅井海奈
第8話。人を殺した絡新婦を追う黒井。しかし、その裏では糸を引く人間がおり……。738~739ページの見開きが、かなりの迫力。ここまで人間・妖怪間で心が揺れ動いたのも、初めてのことかな。

・ミニおじさんとJK/壱橋ロク
読み切り。兄が作ったミニチュアに、小さいおじさんが住みついてしまう。妹のJKが、神として観察する。6ページしかないので、話が広がり切らなかった印象。

・恋の絶望行進曲/富沢未知果
第9話。アミからの誘いで遊園地デートをすることに。ここで2人の気持ちのズレが決定的なものになってしまい……。というところで、次回が最終回です。ラブラブカップルにはなれないか。

・帝都影物語/比嘉史果
第17話。春宮が自分の前に現れたことで、冬宮のスイッチが入ってしまう。刃物を振り回して春宮を襲うが、前話につながりこれまでの悪行がバレてしまう。そして、冬宮の抱えている妄執を晴らそうと、春宮が衝撃の行動に出る。というところで、次回が最終回です。どういう幕切れになるのかな?

・ナッちゃんはテンションで水深が変わる/中原ふみ
最終話。ある理由で気持ちが落ち込んでしまっていたナッちゃん。でも、上手く切り替えることができて……。けっきょく、あの魚を見ることのできる人の基準って、なんだったんだろう?

・瑠璃の宝石/渋谷圭一郎
第22話。トパーズの採取場所に行くが、テレビで紹介されたために人であふれており、めぼしい収穫はなし。そこでルリたちは場所を変えることに。そこは普通の道路のようだが……。地形から過去の様子を推理するあたりは、なんだかブラタモリのようで面白かった。ルリは、なんとなく進路を決めた感じなんだろうか?

・予告
次号は、山岳部、ドラクラ、殺し屋、バードさん、悪魔二世、珍獣、メル、犬火が掲載。森野鈴鹿の新連載が始まり、鼓屋稀の読み切りが載ります。











テーマ:漫画の感想 - ジャンル:アニメ・コミック

  1. 2023/04/15(土) 20:23:16|
  2. ハルタ 101号~
  3. | コメント:4
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