晴耕雨マンガ

10月は、トクサツガガガ、スピドメ、六道の悪女たち、少年ラケット。

ジョジョリオン 第16巻の感想



『ジョジョリオン』第16巻の感想です。表紙は定助。今回のウルジャンとの連作具合は、こんな感じ。





・#063 ドロミテの青い珊瑚礁 その⑤
ドロミテのスタンド『ブルー・ハワイ』の対象は、少年から鳥→タクシー運転手→ハエへと移り変わっていく。定助はコンビニ(OWSON)のトイレへと飛び込み、あえて狭所での勝負を挑もうと考えるが……。血まみれの赤ん坊がドアをこじ開けようとする様子は、なんとも言えない精神的なグロさがある。どんな状態であっても攻撃をやめないという点では『ノトーリアスB・I・G』に近いタイプのすたんどなのかな。そして、ついに術中に堕ちてしまった定助は情報を引きだされ、六壁神社の池に沈められそうになる。というピンチを、康穂が救う。しかし、ドロミテが岩化しても鉄パイプで小突いたり、やけに冷静に対処したな。戦い慣れたのか?

・#064 母と子
ドロミテは、定敏のことを「使いっ走り」と呼び、ロカカカの危険性を語る。定敏はラスボスとはいかなくても、同等のポジションかと思っていたけど、さらなる強敵がいるということなのか。そして、この話の前半では定敏の幼少期が描かれる。東方家の長男が受ける呪いの影響もあり、激しいイジメにあっていた定敏。主犯の中学生に放火を強要されたときに『スピード・キング』が発現する。東方家では、母親が身代わりになって長男の呪いを引き受けるのが通常だが、花都はこの状況を利用する。息子と共に生きる。という目的があるとはいえ『自分(の息子)の幸福のために他人を犠牲にする』というのは、ジョジョ的にはかなり邪悪な考え方だな。

・#065 植物鑑定人‐豆銑礼(31) その①
移動中の定助&康穂の乗るバスの運転手として、突如として現れた植物鑑定人の豆銑礼。自らの情報が漏れたことをチクチクと言いながら、背後から迫ってきているという敵から逃げる。パーキングに停めたところで、その敵の一端を窺うことに。木を巻き込みながら?地中をなにかが移動してくる。ドロミテに続き、姿の見えない追跡タイプのスタンドか。地面に立つことを危険と考える豆銑の先導で、3人はスキーリフトに乗る。ここまで「メンドーなことに巻き込みやがってクソが!」という態度だった豆銑が、急に『ロマノフ』というデザートを作るときのテンションの移り変わりの激しさについていけない。リフトの支柱を生活の拠点にしているというのは、やはり第4部の鋼田一豊大を連想させられる。それから、スタンドの『ドギー・スタイル』の能力も、徐倫のストーン・フリートとほぼ同じだな。

・#066 植物鑑定人‐豆銑礼(31) その②
まず、ロマノフを食べた時のリアクション。康穂の「ンまあああああいッ!」は億泰のセルフパロディだし、静かに涙を流す仗助とか面白すぎる。それから、やっぱり豆銑の性格はつかみずらい。リフトハウスの説明や農業の話をしていたかと思いきや、急に敵の話題へと移り変わる。しかし、定助が『死を克服した存在』というのは、確かに言われてみればヤバいな。豆銑は、敵がロカカカの実の科学成分を分析しようとしていると推測する。定助もチラリと思い出していたけど、医者であるホリーさんがにわかに怪しくなってきたな。そして、移動する木の襲撃を受ける。定助がとっさに康穂をかばったことで、豆銑がダメージを被ってしまう。キズの広がりは防いだものの、改めて最優先で自分を守るべきと主張し、康穂をリフトから突き落としてしまう。いまだ敵スタンドの正体も分からない状況で、定助はどう戦う!?




定敏は田茂環たちではなく、いま攻撃しているチームの使いっ走りってことなのか。














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  1. 2017/09/22(金) 20:16:42|
  2. ジョジョリオン
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週刊少年チャンピオン 43号の感想




チャンピオンの感想です。表紙とグラビアは、都丸紗也華さんです。





・GREAT OLD/伊科田海
新連載巻頭カラー。世界の知能が結集した最高学府を、わずか15歳で首席卒業したシャール・ムーマン。彼は、人智を超えた理が集まる『神智学会』で学ぶべく進学を決意する。その目的は……? なんらかの理由でドラゴンも実在するんだろうし、召喚や錬金が可能となると、かなりファンタジー色が強い内容になりそう。62Pは、かなり完成度の高いデザインだと思う。そして、最後に出てきたのは短期連載の主人公、マックス・ウッド博士か?

・毎度!浦安鉄筋家族/浜岡賢次
アゴが外れてしまった勇子ちゃん。その理由は? 掲載のタイミング的に、あらかじめ用意してあったものかな? しかし、今季のロッテの成績……。

・刃牙道/板垣恵介
昴昇が解説する、徒手の先端における多様性。素手で刀並みの切れ味を実現しても、リーチ差はいかんともしがたいよな。

・弱虫ペダル/渡辺航
箱学に700Mの差をつけられてしまう。ロードレースにおいては絶望的な数字だが、総北2年3人のリアクションはちがった。そういえば、坂道はこの大会で目立った仕事をしていないような。

・ヒマワリ/平川哲弘
センターカラー。町中が、アイドルになった清春の話題で持ち切り。蓮はモヤモヤとした気持ちを抱えることに。そんなときに、清春をスカウトした櫻田が蓮の家にも立ち寄る。まずは研究生ということだが、蓮は話に乗ることに。櫻田と清春父あたりの過去エピソードが、後々大きな意味を持ちそう。

・六道の悪女たち/中村勇志
菫三兄弟の回想エピソード。雷乃&風乃が異性装していた理由も明らかに。TS的な事じゃなかったのね。雷乃と風乃が入れ替わった経緯も描かれれ、雷乃vs天乃の兄妹ゲンカに。カメラを壁に固定してバトル模様を描く演出が新鮮だった。

・ベルリンは鐘 ヤッホー!/ニャロメロン
パソコン校長の休息回。クオーツ先生だって、精密機械だろうに。

・BEASTARS/板垣巴留
ルイがシシ組トップになった経緯の回想パート。ルイに何か思惑があって……というよりは、シシ組の方に狙いがあってのことだったのか。あの市長ともやり合わないと、いけなくなるんだろうな。

・鮫島、最後の十五日/佐藤タカヒロ
意表を突く諸手突きから、石川をほうふつとさせる速い回転の突きをくり出していく。次回以降は、天雷の反撃ターンか。

・聖闘士星矢 NEXT DIMENSION 冥王神話/車田正美
瞬は、眠りに落ちた黄金聖闘士たちを尻目に、蛇夫宮に到達。そして、白羊宮のシオンの前に、オデッセウスが姿を現す。でも、まだ幻の可能性もあるかな。

・ハリガネサービス/荒達哉
糾弾される羽座川を助けようとして、お金を渡していたことを明かしてしまう下平。そこから、恐喝を受けていたと誤解されることに。飛び出した羽座川を追う下平は、道路に飛び出してしまい……。この事故で、性格が激変したのか。

・あつまれ! ふしぎ研究部/安部真弘
いよいよ、窓の修繕にとりかかることになり、倉庫を探してみる。なんか、ひさしぶりにプレーンなふし研を読んだ気がする。

・囚人リク/瀬口忍
リクを差し出せという剣崎の申し出を、レノマが拳で却下する。このタイミングで、光さんが援護に駆けつける。レノマ以外の8人が「誰!?」となっているのが、面白すぎる。このままレノマvs剣崎かな。

・魔入りました!入間くん/西修
いよいよ師団披露本番。今回は、それぞれの家族の様子や他の出店の紹介など。そして、キリヲは花火玉を無断で持ち出していた。なんか、ここ数話はもうちょっとコンパクトにできた気がする。

・吸血鬼すぐ死ぬ/盆ノ木至
以前ナギリにやられた警官の、ケイ・カンタロウが吸対課に配属され新横浜に戻ってくる。そうとは知らずにナギリと接触し、いっしょに新横の街を駆け回ることに。また、濃いキャラが出てきたな。

・Gメン/小沢としお
1月になり、3年生は進路を考える時期。伊達はセンター試験のために勉強。八神は海外放浪。英二は自衛隊に入ることに。これ、受験編で次回以降も続くのかな?

・JINBA/浦田カズヒロ
サラに人気も男を奪われたと思った白石さん。ジンバの騎手の座を横取りしようとするものの、あっさりと断られブチギレ。物理的にジンバを排除しようとする。厩舎なんだから、他の人の目もあるだろうに。

・おタエさんは今日もたべたい/天山まや
相容れない考え方の2人がぶつかってしまうのは、避けようがなかった。アイさんのミミックを、おタエさんが一撃で葬る。さて、ミミックを失った人間はどうなってしまうのか?

・出陣★昆虫武将チョウソカベ!/森田将文
第3の虫武将・ウエスギケンシン(トンボ)が登場。チョウソカベとレース勝負することになる。敵っていうか、ライバルがいたほうがいい気がする。

・猫神じゃらし!/福地カミオ
最終回。こまりが母親の まりと出会い、ネコ化したしっぽも姿を現し、無事に家族が再会してハッピーエンド。初連載で1年半の完走、お疲れ様でした。

・木曜日のフルット/石黒正数
大人になったと思うのはどんなとき?という話。そもそも鯨井先輩だけ、TシャツGパンだしね。









次号から、吉野宗助の短期?連載がスタート。セトウツミの出張版もあります。










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  1. 2017/09/22(金) 15:01:59|
  2. チャンピオン 2017
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champion タップ! 9/21更新分の感想

タップ!の感想です。今週は5本が更新されました。
ネタバレにご注意を。





・ナナ+イチ/阿崎桃子
七緒への、赤嶺さんらのイジメ現場を目撃した京一。ここまでキッパリと言ってのけるとは思わなかった。そして、赤嶺さんがなぜ七緒に執着するのかという疑問が。 ハシラにクライマックスとあるし、2人の蜂に関する思い出も明らかになったし、終わってしまうのか?
→ 次回は10/19更新予定。

・おひ釣りさま/とうじたつや
船釣りで『夜メバル』を狙う星羅さん。たまたま同船した渋谷(自称釣りマニアのヤツ)に腕の違いを見せつけるが……。またひとり、釣りバカの道に誘ったという感じか。
→ 次回は10/5更新予定。

・絶望男子と中国娘/理央
龍龍に対する、西村君の複雑な感情。っていうか、マラソン大会で103位の太郎より遅い13人って、なにしてたの?
→ 次回は10/5更新予定。

・史群アル仙のメンタルチップス~不安障害とADHDの歩き方~/史群アル仙
自分らしく生きると決めたアル仙さん。その結果、愛に飢えるようになってしまう。そして、いきつけのバーで、ある女性から声をかけられる。漫画家になったら連載終了かと思ていたけど、そういうワケでもないんだな。
→ 次回は9/28更新予定。

・ロロッロ!/桜井のりお
10月からの週チャンでの連載を控え、以前短期連載されたものを再掲載。家に帰り、メンテをしてもらうイチカ。そこにポリさん(女警官)がやって来る。この人も大概なので、本格連載になったら存分に活躍していただきたい。
→ 次回は9/28更新予定。







来週は『セツナフリック』と『凪のお暇』と『ベルリンは鐘』と『魔法少女サイト』と『ロロッロ!』と『メンタルチップス』が更新予定です。












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  1. 2017/09/21(木) 17:21:03|
  2. タップ 2017
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週刊少年チャンピオン 42号の感想




チャンピオンの感想です。表紙は、新連載の『ヒマワリ』。グラビアは久松郁美さんです。





・ヒマワリ/平川哲弘
新連載巻頭カラー。広島の片田舎に住む日向蓮。敬愛する幼なじみの胡清春とともに神楽を舞い、ケンカに明け暮れる青春の日々を送っていた。が、ある日、姿を消した清春が(東京で?)アイドルとして活動している様子をテレビで目撃する。広島が舞台だし予告で刀を持ているし、得意のヤンキー物だと思っていたけど、まさか男性アイドル路線なのか?

・刃牙道/板垣恵介
紅葉によって、花山は一命を取り留める。そして刃牙は、武蔵が鍛錬せずに日常を過ごしているならば、自分も特訓を行わず戦いに挑もうと考える。究極のイメージトレーニングみたいな感じか。

・弱虫ペダル/渡辺航
最後の泉田回。全力でチームを引き、総北を突き放す。「アブReady?」「光の彼方へ!! アッブゥ!!」など、名言のオンパレードだった。

・毎度!浦安鉄筋家族/浜岡賢次
小鉄が、家にあった謎の道具の正体を推理する。仁と2人でバランスを取っているところが、地味に面白い。あと、喉にチョップを入れたら、天龍みたいな声になっちゃうぞ、のり子。

・聖闘士星矢 NEXT DIMENSION 冥王神話/車田正美
アテナは、アスクレピオスの眷属の大蛇によって一命を取り留める。そして、蛇遣座の黄金聖衣が復活し、ついにオデッセウスが蘇る。でも蛇夫宮じゃなくて墓場で復活したので、いちばん近くにいるのは誰になるんだ?

・六道の悪女たち/中村勇志
大佐&課長が天乃に向かっていくものの、あっさりと返り討ちに。六道は菫兄弟に挟み撃ちにされてしまうが……。菫兄弟関連は、何度も裏をかかれて驚かされる。これで一気に鬼島との頭数の問題も解決したな。

・鮫島、最後の十五日/佐藤タカヒロ
センターカラー。鯉太郎の連続ブチカマシをこらえた天雷は、強引に頭をつかんで振り払う。さらに、指を1本引っかけただけで強引に投げに行く。天雷、こんなにも怪物的なパワータイプだったのか。

・あつまれ! ふしぎ研究部/安部真弘
夏休みの間、ハワイ旅行を満喫していた旭先生のリア従自慢。でも……。次回予告で、また窓のことに触れているけど、これ直さないでずっと行くパターンなんじゃないのか?

・BEASTARS/板垣巴留
なんと2ヵ月ぶりに、ルイが姿を現す。なにも変わらない様子だったが、演劇部に退部届を出し、シシ組の車で帰っていく。どうやってトップの座に収まったのか? 何が目的なのか?

・ハリガネサービス/荒達哉
練習中に、羽座川と言い合いになった子供の親が、羽座川家の現状を調査。月謝を払っていないことを、他の子供たちの前で明らかにしてしまう。ここからバレークラブ内での立場も悪くなって……という感じか。

・ベルリンは鐘 ヤッホー!/ニャロメロン
台風が接近。リンガベルが田んぼの様子を見に行こうとする。マンガの表現って、自由だな。

・囚人リク/瀬口忍
なぜ剣崎がゲート前にいたのか?ということの、理解できない理由説明。そして剣崎は、なにやらリクに目を付けた様子。なにか条件を出してくるのかな?

・魔入りました!入間くん/西修
入間が隠し部屋を見つけられたのは、指輪のおかげだった。キリヲも上手くごまかし、師団披露本番に。キリヲはあくまでも計画を優先するのか、入間に影響されるのか?

・Gメン/小沢としお
家族の和解、そして再びの別れ。梅田家としては大きな節目を乗り越えたけど、マンガ的にはなぁ……という感じ。

・おタエさんは今日もたべたい/天山まや
アイさんに捕らえられた音子さん。人を喰べることの是非について言い合う。というところで、ルビが救出に駆けつける。ミミックバトルが、どういう感じになるのか?

・吸血鬼すぐ死ぬ/盆ノ木至
夜の学校に出没する、オバケの調査に来たロナルド&ドラルク。その正体は……。2ページ目の出落ちで全てを持って行かれた。

・JINBA/浦田カズヒロ
カキバンチョー、ササミダイヤとのデッドヒートを制して、1着に。でも、ジンバはレース後、心臓に痛みを覚える。早くも、身体に問題を抱えたか。そして、先輩女性騎手の白石みさきさんが登場。どうやらサラに嫉妬している様子。なにか嫌がらせしてくるのかな?

・出陣★昆虫武将チョウソカベ!/森田将文
デクが来たことによって、居城を獏の家に移したチョウソカベ。あっさりと姉の羊に正体がバレてしまう。そして、どちらが獏を下僕とするかの勝負に。チャンピオン伝統の美人姉枠だな。

・猫神じゃらし!/福地カミオ
ある日こまりが目を覚ますと、しっぽが消えていた。沙耶らが総出で捜すことに。そこに現れたのは……? 次回が最終回です。最近の感動路線は、やっぱりそういうことか。

・木曜日のフルット/石黒正数
ダニーが家族ごと引っ越しを考えているという。その行き先は? 最後のコマのフルットの背中が怖い。









次号から、伊科田海の新連載がスタート。








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  1. 2017/09/15(金) 15:20:18|
  2. チャンピオン 2017
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映像研には手を出すな! 第2巻の感想




手を出すなと言われても、出さざるを得ない。『映像研には手を出すな!』第2巻の感想です。


・第8話 鉄巨人あらわる!
生徒会から、なにやら怪しい?話を持ちかけられる金森氏。いっぽうその頃、浅草氏は校内で発見したロボットの一部を水崎氏とともに再確認しに行く。アウェイの場所ではとたんに大人しくなり、かつ水崎氏を見捨てて逃げてしまう浅草氏。結果的に、ひとりだけ事情を知らないままビビっているのが面白い。映像研は、ロボ研からの依頼で文化祭で上映するロボアニメの制作をすることになる。さっそくサイズや武器に関する侃々諤々の話し合いを聞いて、映像研の厄介さにロボ研の方々が気づくラスト1ページの情報密度が最高。

・第9話 地底の遭遇
ロボットアニメ制作のため学校内にある地下ピットに探検、もといロケハンに来た3人。暗く不気味な場所に終始ビビり気味な浅草氏が、小動物っぽくてカワイイ。でも、床が抜けて落下したところからたった1ページで脱出するアクティブさも見逃せない。この知識は、いざというとき役に立ちそう。あと、浅草氏の言っている「イマジネーションは現場にある」っていうのは、意外と他の仕事でも生かせそう。しかし、この芝浜高校。いったいどういう経緯で広大な地下ピットの上に学校を建てることになったんだろうか? 他の話では湖を埋め立てたとも言われているけど。

・第10話 現実的な戦う巨大ロボ建造!!
これからのためにロボ研と会議をすることに。しかし、ロボ研側は映像研のことをよく思っておらず……。ロボットの持つ虚構性と、現実とのギャップに関する悩みをブチまけ、唐突に和解へと向かっていく流れが最高だった。そして、ロボットにそれぞれが思い思いの装備を付加させていったことで、前例を見ない『ガテン系』のロボが誕生してしまう。イメージパートで、水崎氏が何のためにあるのか分からない、スイッチを順番に『チッチッチッチッ』と入れていくコマに、萌えるし燃える。作画的には、集中線やベタフラッシュを初めて使った回だと思う。

・第11話 労働の対価
金森氏回。今回は、第1巻の予算審議委員会のときより時間に余裕はあるものの、それでも厳しいスケジュールには違いない。ということで、敏腕プロデューサーの金森氏が動く。手際よくパソコンや液タブを調達していく様は流石。そして、これから忙しくなる2人に先にラーメンをおごっておくというマネジメント術も見逃せない。この巻では、第1巻のときよりも存在感が薄くなった印象だけど、やっぱり映像研は金森氏がいないと上手く回らないということを実感させてくれるエピソード。あと、ラーメンを食べる時にメガネをカンザシ代わりにしているけど、キューティクルハンパないな。

・第12話 二人のスイッチ
ムラはありながらも、描くときには一気に絵コンテを仕上げる浅草氏。(水崎氏と2人で作画していると思っていたけど、そういうわけでもないんだな)。しかし、ふとしたことからロボットアニメそのものに疑問を持ってしまう。「ロボアニメ業界てのは半分が敵で、もう半分は将来の敵なのだ!」「あなたがダメだと思うから、この作品はダメなんですよ。」など、名言の多い話だった。この話で、ガテン系ロボ『SHIBA 8』の内部図解図が紹介されるけど、見開き解説ページがこの話までしかないというのは、ストーリー上仕方ないとはいえ、ちょっとさびしかった。

・第13話 音曲温泉の休息
大雨が降って、学校が午前で休校に。雨に濡れた3人は、第1話から名前の出ている『音曲温泉』で温まっていくことに。アニメ制作がお休みなのと同様、いわゆる箸休めのお風呂回といったところ。気になったのは、水崎氏が襟足を刈り上げている髪形だと判明したこと。そういうオシャレなのか? そして、湯船での浅草vs水崎のウルトラマンパロの攻防戦などが面白かった。あとは、単行本の表紙にもなっている『湯内専用ボート足漕ぎ式』が進むときの効果音が『じゃおじゃお』など、独特なのも良かった。

・第14話 こだわり
文化祭も間近に迫ってきたころ。作画に悩んだ水崎氏が、アニメではなく『アニメーション』に対する持論を展開する。これまでイメージパートは浅草氏主導で入ることがほとんどだったけど、今回は水崎氏メインだったのが新鮮だった。特に、ラストで魔法のじゅうたんに立って啖呵を切っているシーンの立ち姿は、さすが読モっていうほどのキマリっぷり。あとは、例えのひとつとして出た打ち上げられたロケットに角度がつく件は、激しく同意せざるを得ない。

・第15話 大芝浜祭
あまりにもアクロバティックな理由(監督と脚本家がプロデューサー殺害未遂で逮捕)でスケジュールが空いた水崎両親が、文化祭に来ることに。腹をくくった水崎氏は広告塔となり、アニメ上映会に客を集める。しかし、この時に着ているエイのポンチョ(?)は、ホントにオシャレなんだろうか? エラのところが気持ち悪くないんだろうか? そして、上映は見事に成功。用意したDVDが完売するほどの盛況を見せる。水崎両親も、娘のやりたいことに理解を示したした様子。最後の浅草氏のセリフ含め、3人の団結がより一層たしかなものになったということかな。


第3巻は、来春発売予定とのこと。次は、どんなアニメを作るのか?



映像研には手を出すな! 第2巻の感想

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  1. 2017/09/14(木) 19:37:33|
  2. 映像研には手を出すな!
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